JPH01108885A - 映像信号再生回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電子スチルカメラ装置の如き映像機器に装備さ
れる信号再生回路に関するものである。

（従来の技術） 電子スチルカメラは、信号記録媒体である磁気ディスク
を高速で回転駆動すると共に、ヘッド移送手段の動作に
より磁気ヘッドをディスク半径方向に移動せしめ、同心
円状の映像トラックに多数の静止画を記録するものであ
って、磁気ディスクの仕様及び信号記録フォーマットが
既に規格化されている（日経マグロウヒル社発行「日経
エレクトロニクスＪ　１９８４年７月２日号、８０〜８
５頁参照）。

電子スチルカメラに於いては、輝度信号及び色差信号は
夫々周波数変調して、同一の信号トラックに多重記録さ
れる。第１０図に記録信号の周波数スペクトラムを示す
。輝度信号のビデオ帯域は５０％レベルで４．５Ｍ　Ｈ
ｚであり、記録波長は、同期信号の尖頭値が６．０ＭＨ
ｚ、周波数偏移は１．５ＭＨｚである。一方、色差信号
（Ｒ−Ｙ）及び（Ｂ−Ｙ）は、１水平走査線毎に交互に
記録（線順次記録）することにより、広帯域化が図られ
ている。ＦＭ変調する色差信号の中心周波数は、（Ｒ−
Ｙ）が１．２Ｍ　Ｈｚ、（Ｂ−Ｙ）が１．３ＭＨｚ、周
波数偏移は６．５ＭＨｚに設定されている。

（解決しようとする問題点） 近年、テレビジョン受像機、ＶＴＲ等の映像機器に於い
ては、再生画面の解像度が大幅に改善されつつあるが、
電子スチルカメラに於いて高解像度を実現するには、記
録信号及び再生信号の広帯域化を図ることが有効である
。

ところが、同一の信号トラックにデータ信号、輝度信号
及び色差信号を周波数多重する従来方式に於いては、輝
度信号及び色差信号の周波数帯域を更に広げることは不
可能であり、これによって高解像度化が困難となってい
た。

（問題点を解決する為の手段） そこで出願人は、記録すべき映像信号を複数チャンネル
に分割し、分割された信号を夫々時間軸伸長して各トラ
ックに記録し、信号再生時には、各トラックからの再生
信号を時間軸圧縮した後、元の映像信号に合成する方式
が、上記問題点の解決に有効であることを究明した。

本発明の目的は、上記方式を電子スチルカメラ等の映像
信号再生回路に実現すると共に、該方式に従った映像信
号が記録されているトラック　（以下、時間軸伸長トラ
ックという）と、従来通りの映像信号が記録されている
トラック（以下、通常トラックという）とが混在する信
号記録媒体を再生する際、時間軸圧縮処理の必要性が自
動的に判断され、各信号トラックから元の映像信号が忠
実に再生される回路を提供することである。

本発明に係る映像信号再生回路は、トラックピッチに応
じた間隔でＮ個の信号再生ヘッドを装備しており、各ヘ
ッドから得られるＮチャンネルの再生信号は、時間軸圧
縮回路（２０）を介して切替手段（３９）の一方の入力
端に接続すると共に、少なくとも１チャンネルの再生信
号はバイパスライン（３））（３８）を介して前記切替
手段（３９）の他方の入力端に接続する。

前記時間軸圧縮回路（２０）は、各チャンネルの再生信
号が水平走査線毎に記憶されるＮ個のメモリ回路（４０
）　（４１）と、該メモリ回路に対する書込み及び読出
しを制御して書込み速度のＮ倍の速度で各メモリ回路か
ら順次、信号を読出すメモリ制御手段と、各メモリ回路
から順次、読み出される信号を合成して元の映像信号に
復元する合成手段とから構成されている。

又、前記切替手段（３９）の切替制御部は、少なくとも
１チャンネルの再生信号から分離した水平同期信号の周
期に基づいて該再生信号が時間軸伸長されている否かを
検知し、時間軸伸長されているときは切替手段（３９）
を時間軸圧縮回路（２０）側へ切り替え、それ以外は切
替手段（３９）をバイパスライン（３））（３８）側へ
切り替えるものである。

（作　用） 再生すべき信号記録媒体のＮチャンネルの時間軸伸長ト
ラックには、映像信号が水平走査線毎に分割され且つチ
ャンネル数Ｎに一致する倍率で時間軸伸長されて記録さ
れており、又、他の任意の通常トラックには、時間軸処
理の施されていない映像信号が記録されている。

時間軸伸長トラックの信号再生に際して、時間軸圧縮回
路（２０）へ供給されたＮチャンネルの再生信号は、メ
モリ制御回路による制御の下、水平走査線毎にＮ個のメ
モリ回路（４０）（４１）へ順次、書き込まれ、その後
、書込み速度のＮ倍の速度で順次、読み出され、時間軸
圧縮が施される。各メモリ回路から読み出された信号は
合成手段によって線順次的に合成され、信号記録前の映
像信号に復元されて切替手段（３９）の一方の入力端へ
導かれる。

又、少なくとも１の再生ヘッドが通常トラックを走査す
ることによって得られる再生信号は、バイパスライン（
３７）　（３８）を経て、時間軸処理を施されることな
く切替手段（３９）の他方の入力端へ導かれる。

切替手段（３９）の切替制御部は、再生信号から分離し
た水平同期信号の周期が規定の水平同期周期に一致する
ときは、再生信号が通常トラックからのものであると判
断し、切替手段（３９）をバイパスライン（３７）　（
３８）側へ切り替える。又、前記周期が規定の水平同期
周期よりも長いときは、再生信号が時間軸伸長トラック
からのものであると判断し、切替手段（３９）を時間軸
圧縮回路（２０）側へ切り替える。

これによって、切替手段（３９）の出力端からは、必要
に応じて時間軸圧縮が施された元の映像信号が出力され
る。

（発明の効果） 本発明に係る映像信号再生回路によれば、同一の信号記
録媒体に時間軸伸長トラックと通常トラックとが混在す
る場合に於いても、トラック毎に時間軸処理の状態が自
動的に判断され、信号再生が行なわれる。この際、時間
軸伸長トラックについては、再生信号の周波数帯域が従
来のＮ倍に拡大され、画面の高解像度化が図られる。

（実施例） 以下、本発明を電子スチルカメラに実施した一例につい
て述べる。

電子スチルカメラの記録方式には、トラック１周に１画
面分の映像信号を書き込むフィールド記録と、トラック
２周に１画面分の映像信号を書き込むフレーム記録とが
ある。これに対応して、電子スチルカメラには、トラッ
クピッチに一致する間隔で並設されたＡヘッド（１ａ）
及びＢヘッド（１ｂ）からなる２チャンネル磁気ヘツド
（１）が装備され、フィールド記録された磁気ディスク
の再生時には一方のヘッドのみが用いられるのに対し、
フレーム記録された磁気ディスクの再生時には両方のヘ
ッドを用いて２本の映像トラックから同時に映像信号が
読み出される。

尚、記録単位がフレームであるかフィールドであるかの
判別は、フィールド記録の場合は００”、フレーム記録
の場合は０１”に設定される２ビツトの識別データを用
いて行なわれる。即ち、該識別データを、その他の情報
を表わすデータと共にＤＰＳＫ（ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉ
ａｌ　　ｐｈａｓｅ　　５ｈｉｆｔ　　　ｋｅｙｉｎｇ
）変調し、第１０図に示す様に周波数０．２０４Ｍ）Ｉ
ｚのデータ信号として周波数多重記録しておき、再生時
に識別データを読み出すのである。

磁気ヘッド（１）の−例を第５図に示す。該磁気ヘッド
（１）は、所謂薄膜ヘッド構造を有し、頭部が細幅に形
成された一対の磁性コア（４７）　（４８）を非磁性層
を介して重ね合わせ、更に両磁性コアの両側に一対の非
磁性基板（４４）　（４５）を固定し、磁性コア頭部に
スペーサ（５０）を装備することによって、チャンネル
数Ｎ＝２の磁気ギャップ部（４８）　（４９）を形成し
たものである。尚、スペーサ（５０）を複数箇所に装備
すれば、Ｎが３以上の磁気ヘッドを構成出来る。

第３図は信号記録回路を示している。輝度信号Ｙｏは、
第１切替スイツチ（２３）を介して、第１メモリ（２４
）と第２メモリ（２５）へ切り替え接続される。

又、線順次色差信号Ｃｏは、第２切替スイツチ（２８）
を介して、第３メモリ（２９）と第４メモリ（３０）へ
切り替え接続される。

前記第１及び第２切替スイツチ（２３）　（２８）には
、記録映像信号に含まれる水平同期信号と位相及び周波
数が一致した切替制御信号Ｆｏが接続され、これによっ
て輝度信号Ｙｏ及び色差信号Ｃｏは夫々水平同期周期で
時分割され、偶数ラインの信号は第１メモリ（２４）或
は第３メモリ（２９）へ、奇数ラインの信号は第２メモ
リ（２５）或は第４メモリ（３ｏ）へ供給される。

各メモリ（２４）　（２５）　＜２９＞　（３０）には
、前記水平同期信号と位相及び周波数が同一の書込みパ
ルスＦｌと、該書込みパルスの周波数の２分の１の周波
数を有する読出しパルスＦ２とが夫々供給されてぃる、
これによって、偶数及び奇数ラインの輝度信号は、夫々
第１メモリ（２４）及び第２メモリ（２５）に−旦書き
込まれた後、書込み時の２分の１の速度で読み出される
。これによって時間軸伸長が施された偶数及び奇数ライ
ンの輝度信号Ｙｉ、Ｙｊは、夫々ＦＭ変調器（２６）（
２７）を経て多重回路（３３）（３４）へ送られる。又
、偶数及び奇数ラインの色差信号は、夫々第３メモリ（
２９）及び第４メモリ（３０）に−旦書き込まれた後、
書込み時の２分の１の速度で読み出される。これによっ
て時間軸伸長が施された偶数及び奇数ラインの色差信号
Ｃｉ、Ｃｊは、夫々ＦＭ変調器（３１）（３２）を経て
前記多重回路（３３）（３４）へ送られ、輝度信号の変
調出力に多重される。

第８図は、輝度信号Ｙｏ（Ｈ，・Ｈ２・Ｈ５・・・）が
水平走査線毎に分割され、時間軸が２倍に伸長されて、
奇数ラインの輝度信号Ｙｉ（Ｈ＋’・Ｈｓ’・・・）と
偶数ラインの輝度信号Ｙｉ（Ｈｚ’・Ｈ４’・・・）が
作成される様子を表している。

多重回路（３３）から得られる偶数ラインの記録信号Ｓ
ｉは、Ａヘッド（１ａ）を介して第４図に示す磁気ディ
スク（３６）のＡトラック（３５ｍ）に順次、記録され
る。又、多重回路（３４）から得られる奇数ラインの記
録信号ＳｊはＢヘッド（１ｂ）を介して第４図に示す磁
気ディスク（３６）のＢトラック（３５ｂ）に順次、記
録される。この結果、Ａトラック（３５ａ）には、第１
〜第２６１の奇数ラインの信号が略全周に亘って記録さ
れ、Ｂトラック（３５ｂ）には、第２〜第２６２の偶数
ラインの信号が略全周に亘って記録されることになる。

尚、磁気ディスク（３６）には、前記Ａトラック（３５
ｍ）及びＢトラック（３５ｂ）からなる時間軸伸長トラ
ック（３５）以外に、従来の信号記録回路を用いること
によって通常トラック（３５ｃ）が形成されている。

第１図は本発明に係る信号再生回路の一例を示している
。へヘッド（１ａ）の再生出力は、ＨＰ　Ｆ　（２）及
びＦＭ復調器（４）を経て偶数ラインの輝度信号Ｙｉに
変換すると共に、Ｌ　Ｐ　Ｆ　（３）及びＦＭ復調器（
５）を経て偶数ラインの色差信号Ｃｉに変換する。

又、Ｂヘッド（１ｂ）の再生出力は、ＨＰＦ（９）及び
ＦＭ復調器（１１）を経て奇数ラインの輝度信号Ｙｊに
変換すると共に、Ｌ　Ｐ　Ｆ　（１０）及びＦＭ復調器
（１２）を経て奇数ラインの色差信号ｃ３に変換する。

偶数ラインの輝度信号Ｙｉ及び色差信号Ｃｉは第１のメ
モリ回路を構成する第１メモリ（６）及び第２メモリ（
７）へ夫々接続し、奇数ラインの輝度信号Ｙｊ及び色差
信号Ｃｊは第２のメモリ回路を構成する第３メモリ（１
３）及び第４メモリ（１４）へ夫々接続する。前記各メ
モリ（６）（７）（１３）　（１４）には、再生輝度信
号に含まれる水平同期信号と位相及び周波数が同一の書
込みパルスＧ、と、該書込みパルスの周波数の２倍の周
波数を有する読出しパルスＧ２とが夫々供給されている
。

これによって、偶数ラインの輝度信号Ｙｉ及び色差信号
Ｃｉは、夫々第１及び第２メモリ（６）（７）に−旦書
き込まれた後、書込み時の２倍の速度で読み出される。

これによって時間軸圧縮が施された偶数ラインの輝度信
号及び色差信号は、合成手段となる第１切替スイツチ（
８）及び第２切替スイツチ（１５）に一方の入力端へ夫
々接続される。又、奇数ラインの輝度信号Ｙｊ及び色差
信号Ｃｊは、夫々第３及び第４メモリ（１３）　（１４
）に−旦書き込まれた後、書込み時の２倍の速度で読み
出される。これによって時間軸伸長が施された奇数ライ
ンの輝度信号及び色差信号は、夫々第１切替スイツチ（
８）及び第２切替スイツチ（１５）の他方の入力端へ接
続される。

第１及び第２切替スイツチ（８）（１５）には、各スイ
ッチの再入力端に供給される輝度信号或は色差信号を、
夫々水平同期周期で交互に切り替えてライン番号の順序
で連結する為の切替パルスＧ１、Ｇ、が夫々接続されて
いる。これによって線順次的に連結された輝度信号Ｙｏ
及び色差信号Ｃｏは、切替手段（３９）を構成する第３
及び第４切替スイツチ（１６）　（１７）の一方の入力
端に夫々接続される。

又、前記第３及び第４切替スイツチ（１６）　（１７）
の他方の入力端には、ＦＭｆｉ調器（１１）（１２）の
両出力端がバイパスライン（３））（３８）を介して接
続されている。

第９図は、奇数ラインの輝度信号Ｙｊ（Ｉ＋・工３・・
・）と偶数ラインの輝度信号Ｙｉ（Ｉ２・Ｉ、・・・）
が夫４２分の１に時間軸圧縮された後、線順次的に連結
され、輝度信号Ｙｏ（１，’・Ｉ２’・Ｉ３’・・・）
が作成される様子を表している。

切替手段（３９）の切替制御部は、ＦＭｆｉ調器（１１
）から得られる輝度信号から水平同期信号を分離する水
平同期分離回路（１８）と、分離された水平同期パルス
ＰＨの周期の長短によってヘッド再生出力が時間軸伸長
されている否かを識別し該識別結果に応じて“Ｈ”と“
Ｌ”に切替わるｉＩｉ１１ｇｇ信号ｇを作成信号同期識
別回路（１９）とから構成されている。

同期識別回路（１９）は、例えば第２図に示す様に、第
１及び第２のモノマルチバイブレータ（２１）（２２）
を直列接続して構成される。第１モノマルチバイブレー
タ（２１）の時定数τ１は、時間軸伸長の施されていな
い正規の水平同期周期Ｔよりも大きく且つ２Ｔよりも小
さい値に設定されている。又、第２モノマルチバイブレ
ータ（２２）の時定数τ２は２Ｔよりも大きい値に設定
されている。

再生信号が時間軸伸長トラックからのものである場合、
第６図に示す様に、前記水平同期パルスＩＰは周期２Ｔ
を有しているから、第１モノマルチバイブレータ（２１
）のＱ１端子からは幅τ１のパルスが出力される。更に
、このパルスが第２モノマルチバイブレータ（２２）に
送出されることにより、該バイブレータのＱ２端子から
は“Ｈ”レベルを維持する制御信号ｇが出力される。一
方、再生信号が通常トラックからのものである場合、第
７図に示す様に、水平同期パルスＰＨは周期Ｔを有して
いるから、第１モノマルチバイブレータ（２１）のＱ、
端子からは”Ｈ”レベルを維持する信号が出力される。

更にこの信号が第２モノマルチバイブレーク（２２）に
送出されることにより、該バイブレータのＱ２端子から
は“Ｌ”レベルを維持する制御信号ｇが出力される。

切替手段（３９）の両スイッチ（１６＞　（１７）は、
制御パルスｇが“Ｈ”レベルのときは時間軸圧縮回路（
２０）側へ切り替えられ、制御パルスｇが“Ｌ”レベル
のときはバイパスライン（３７）　（３８）側へ切り替
えられる。

従って、第３及び第４切替スイツチ（１６）（１７）の
各出力端からは、必要に応じて時間軸圧縮が施された輝
度信号Ｙと色差信号Ｃが得られることになる。

尚、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。例えば信号再生ヘッドは磁気ヘッド
に限らず、光学ヘッドであっても可い。又、信号トラッ
クのチャンネル数Ｎは、３以上に設定することも可能で
ある。

更に、同期識別回路（１９）は、水平同期パルスを一定
周期でカウントするカウンター等によって構成すること
も可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る映像信号再生回路のブロック図、
第２図は同期識別回路のブロック図、第３図は信号記録
回路のブロック図、第４図は磁気ディスクの信号記録状
態の説明図、第５図は磁気ヘッドの斜面図、第６図及び
第７図は夫々同期識別回路の動作を表わすタイミングチ
ャート、第８図は第３図の信号記録主回路の動作を表わ
すタイミングチャート、第９図は第１図の信号再生回路
の動作を表わすタイミングチャート、第１０図は電子ス
チルカメラに於ける記録信号の周波数スペクトラムを示
す図である。 〈１）・・・磁気ヘッド　　（２０）・・・時間軸圧縮
回路（３７）　（３８＞・・・バイパスライン　（３９
）・・・切替手段（３６）・・・磁気ディスク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数チャンネルの信号トラックに、映像信号が水
   平走査線毎に分割され且つ前記チャンネル数Ｎに一致す
   る倍率で時間軸伸長されて記録されている信号記録媒体
   から、映像信号を時間軸圧縮して再生する映像信号再生
   回路に於いて、チャンネル数Ｎと同数の信号再生ヘッド
   をトラックピッチに応じた間隔で配備し、各ヘッドから
   得られるＮチャンネルの再生信号は、時間軸圧縮回路（
   ２０）を介して切替手段（３９）の一方の入力端に接続
   すると共に、少なくとも１チャンネルの再生信号はバイ
   パスライン（３７）（３８）を介して前記切替手段（３
   ９）の他方の入力端に接続し、前記時間軸圧縮回路（２
   ０）は、各チャンネルの再生信号が水平走査線毎に格納
   されるＮ個のメモリ回路（４０）（４１）と、該メモリ
   回路に対する書込み及び読出しを制御して書込み速度の
   Ｎ倍の速度で各メモリ回路から順次、信号を読出すメモ
   リ制御手段と、各メモリ回路から順次読み出された信号
   を合成して元の映像信号に復元する合成手段とから構成
   され、前記切替手段（３９）の切替制御部は、少なくと
   も１チャンネルの再生信号から分離した水平同期信号の
   周期に基づいて該再生信号が時間軸伸長されている否か
   を検知し、時間軸伸長されているときは切替手段（３９
   ）を時間軸圧縮回路側へ切り替え、それ以外は切替手段
   （３９）をバイパスライン側へ切り替えることを特徴と
   する映像信号再生回路。