JPH0110878Y2 - - Google Patents

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JPH0110878Y2
JPH0110878Y2 JP1985034900U JP3490085U JPH0110878Y2 JP H0110878 Y2 JPH0110878 Y2 JP H0110878Y2 JP 1985034900 U JP1985034900 U JP 1985034900U JP 3490085 U JP3490085 U JP 3490085U JP H0110878 Y2 JPH0110878 Y2 JP H0110878Y2
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ventilation
wire mesh
unnecessary radiation
parts
microwave oven
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野 本考案は電子レンジに関する。 (ロ) 従来の技術 電子レンジにおいて、近時、その金属製外装キ
ヤビネツトに設けた通風窓からの不要輻射が問題
となつている。即ち、電子レンジに使用される電
波の高調波が前記通風窓から輻射され、それは、
最近の衛生放送受信に防害を与えるのである。 通風窓の通風効果をある程度維持したまゝ、通
風窓からの不要輻射を防止するには、例えば実公
昭50−31975号公報に見られる如く、通風窓に金
網を密閉することが知られている。金網は電波反
射効果を持ち、従つてこの様な構造は、ほとんど
完全な不要輻射抑止効果を呈する。 しかし、電子レンジの外装キヤビネツトは通常
複数の通風部を有しており、これらの全ての通風
部に金網を密着することは不要輻射抑止の点では
最も好ましいが、半面通風効果が低減し、電子レ
ンジ内の温度上昇が問題となる。 (イ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、外装キヤビネツトに設けた通風窓に
おける不要輻射防止を、通風効果に支障を来すこ
となく実現しようとするものである。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、外装キヤビネツトの複数個所に通風
部を有する電子レンジにおいて、前記複数の通風
部のうち、不要輻射のより大なる通風部を不要輻
射強度防止用の電波反射性金網で覆うと共に、こ
の金網の周辺を電波反射効果の少ない枠体で前記
キヤビネツトに間隙を有して取着したことを特徴
とする。 (ホ) 作用 本考案によれば、全てでなく一部の通風部のみ
が金網で覆われるので、外装キヤビネツトの内外
間の通風効果は維持できる。 一方、通風部が従来の如く完全に密着する金網
によつて覆われると、その通風部での電波反射効
果が最大となるため、金網で覆われていない他の
通風部での不要輻射強度が増大する。これに対し
金網の周辺が電波反射効果の少ない枠体で覆われ
ていると、金網による電波反射効果は最大となら
ないため、他の通風部に対する不要輻射強度増大
の影響は少ない。従つて、本考案は、不要輻射強
度のより大なる通風部を上記の如き周辺構造の金
網で覆うことにより、金網で覆われていない不要
輻射強度のより小なる他の通風部の不要輻射強度
の増大を大きく招くことなく、さもなければ不要
輻射強度のより大きい通風部での不要輻射強度の
低減を可能にする。 (ヘ) 実施例 第3図及び第4図に、本考案の対象とする電子
レンジ、即ち、金網外装キヤビネツト1の複数箇
所に通風部2〜5を備える電子レンジを示す。外
装キヤビネツト1は、加熱室6の左右上下を空間
を保つて包囲し、その空間の一つを電装室7とす
る。加熱室6の前面開口はドア8により開閉され
る。電装室7には、図示しないが、通常の如くマ
グネトロン、高圧トランス等の電気部品及びこれ
らを冷却するためのブロワー等が収容されてい
る。 第1通風部2及び第2通風部3は、夫々電装室
7の壁となる外装キヤビネツトの背壁1a及び右
側壁1bに形成されてそれらは外部吸気口として
働く。第3通風部4は外装キヤビネツトの天壁1
cに、又第4通風部5は、電装室の金属製天壁7
aより上方の位置において、外装キヤビネツトの
背壁1aに夫々形成され、それらは外部排気口と
して働く。即ち、上記プロワーの作用で、第1、
第2通風部2,3より吸気された空気の一部を第
4通風部5より排出され、又他の一部は加熱室6
の内部吸気口9より加熱室6内に入り、この加熱
室6の内部排気口10を出た後、金属製ダクト1
1を経て第3通風部4より排出される。内部吸気
口9及び内部排気口10は電波通過を抑えるべく
多数の細孔で形成されている。 電装室7にはマグネトロンがあるため、電装室
に面する第1、第2通風部2,3からの不要輻射
強度が大きく問題となり得るが、第3、第4の通
風部4,5からの不要輻射は十分小さく全く問題
とならない。 第5図及び第6図に、夫々第1、第2通風部
2,3の具体的構造を示す。各通風部は縦方向の
配列ピツチP1、横方向の配列ピツチP2で配列さ
れた複数の切起こし孔20,20…からなり、各
孔20は第7図に示す如く、幅W、長さLの切抜
き窓20aと、電装室7側に角度αで切起こされ
た切起こし片20bとを含む。第1通風部2にお
いては、P1=10mm、P2=38mm、L=34mm、W=
6mm、α=52度、又第2通風部3においては、
P1=9mm、P2=36mm、L=32mm、W=5mm、α
=45度である。 第1図に本考案実施例の最も特徴とする部分を
示す。長方形状金網30が、外装キヤビネツトの
背壁1aの外側から第1通風部2を覆い、枠体4
0が金網30の周辺を背壁1aに固定している。
金網30は鉄線を32メツシユ/インチの網目で編
んだものである。枠体40はフエライト等の電波
吸収材からなり、金網30を背壁1aから2mm程
度の間隙をもつて保持する。よつて金網30と背
壁1aとの間に入り込んだ不要輻射は金網30で
反射されることなく、枠体40で吸収され、この
ため金網30は不要輻射に対して完全な反射体と
はならない。第2通風部3は金網で覆われること
なく露出されたまゝである。 第1通風部2の裏側にはブラケツト32が固定
されており、第1図では省略されているが、第2
図に示す如く、ブラケツト32は既述のブロワー
33を支持する。 下表に、上記電子レンジにおける外装キヤビネ
ツトの背壁1a側及び右側壁1b側からの各不要
輻射強度測定結果を示す。この測定は、各壁の中
央3m後方にホーンアンテナを配置して行なつた
ものである。
【表】 上記表において、10A(PW)はA(dBPW)の
関係にある。又第1参考例は、本実施例におい
て、金網30を除外した場合、第2参考例は、第
8図に示す如く、第1通風部2を覆う金網30の
全周辺を金属枠34によつて背壁1aに完全に密
着し、その他は実施例と同一にした場合である。 上記表から明らかな如く、実施例の場合、第1
参考例に較べ、右側壁1b、即ち第2通風部3か
らの不要輻射強度は僅かに増加するが、背壁1
a、即ち第1通風部2からのそれは大幅に減少
し、一方第2参考例に較べ、第1通風部2からの
不要輻射強度は少し多いものの、第2通風部3か
のらのそれは相当減少し、よつて、実施例では第
1、第2通風部2,3からの不要輻射強度を平均
的に小さくすることができる。この理由は〔作
用〕の項で既に述べられている如く、金網30の
周辺構造によるものである。 第9図は他の実施例を示す。この場合枠体40
は金属で形成されていると共に、側面に適数個の
孔41,41…を有する。従つて、第1図の場合
と同様に金網30と背壁1aとの間に入り込んだ
少量の不要輻射は金網30で反射されることな
く、孔41より外部に逃げ、このため金網30は
不要輻射に対して完全な反射体とはならない。 (ト) 考案の効果 本考案によれば、複数箇所に設けられた通風部
全てでなく、一部の通風部のみを金網で覆つたた
め、外装キヤビネツトの内外間の通風効果を比較
的良好に維持できる。 さらに、この場合、前記金網は電波反射性ある
ため、前記金網を前記キヤビネツトに完全に密着
させると、そこの通風部での電波反射効果が増大
となり、前述のように通風効果を良好に維持する
ために金網で覆わなかつた他の通風部での不要輻
射強度が増大する。而して、この点に鑑みて、前
記金網は不要輻射強度がより大きな通風部を覆う
ものであつて電波反射効果の少ない枠体で外装キ
ヤビネツトに間隙を有して取着したため、この金
網で覆われた通風部から漏れようとする不要輻射
は若干あるもかなり減少できると共に、金網の電
波反射による影響による他の通風部ででの不要輻
射強度の増大を極力抑制でき、従つて各通風部に
おける不要輻射強度を総じて低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の実施例を示し、第1
図Aは要部斜視図、第1図Bは要部断面図、第2
図は要部斜視図、第3図乃至第7図は典型的電子
レンジを示し、第3図は断面図、第4図は斜視
図、第5図は要部背面図、第6図は要部右側面
図、第7図Aは要部拡大正面図、第7図Bは要部
断面図、第8図は参考例を示す要部断面図、第9
図は他の実施例を示す要部斜視図である。 1……外装キヤビネツト、2〜4……通風部、
30……金網、40……枠体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外装キヤビネツトの複数個所に通風部を有する
    電子レンジにおいて、前記複数の通風部のうち、
    不要輻射強度のより大なる通風部を不要輻射防止
    用の電波反射性金網で覆うと共に、この金網の周
    辺を電波反射効果の少ない枠体で前記キヤビネツ
    トに間隙を有して取着したことを特徴とする電子
    レンジ。
JP1985034900U 1985-03-12 1985-03-12 Expired JPH0110878Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985034900U JPH0110878Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985034900U JPH0110878Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61151299U JPS61151299U (ja) 1986-09-18
JPH0110878Y2 true JPH0110878Y2 (ja) 1989-03-29

Family

ID=30538697

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519440U (ja) * 1978-07-21 1980-02-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519440U (ja) * 1978-07-21 1980-02-07

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JPS61151299U (ja) 1986-09-18

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