JPH01108212A - ビニルベンジルエーテル化クレゾールノボラック樹脂 - Google Patents

ビニルベンジルエーテル化クレゾールノボラック樹脂

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JPH01108212A
JPH01108212A JP26755287A JP26755287A JPH01108212A JP H01108212 A JPH01108212 A JP H01108212A JP 26755287 A JP26755287 A JP 26755287A JP 26755287 A JP26755287 A JP 26755287A JP H01108212 A JPH01108212 A JP H01108212A
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JP
Japan
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novolak resin
cresol novolak
vinylbenzyl
etherified
resin
Prior art date
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Pending
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JP26755287A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Shibata
充弘 柴田
Yasuhisa Saito
康久 斉藤
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は新規なビニルベンジルエーテル化クレゾールノ
ボラック樹脂に関するものである。
〈従来技術〉 従来、熱硬化可能なエーテル化クレゾールノボラック樹
脂としては、アリルエーテル化クレゾールノボラック樹
脂が公知であり、耐熱性を要求される各種の電気・電子
部品用材料や構造材料として有用である(特開昭59−
86121号、特開昭61−95012号)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、公知のアリルエーテル化クレゾールノボ
ラック樹脂は単独では硬化しにくいか、または硬化しな
いのでN、N′−ビスマレイミド化合物等と混合して硬
化させることが必要でありプロセス上煩雑となり不利で
ある。
く問題を解決するための手段〉 このようなことから本発明者らは、単独でも硬化し得る
官能基を含有したエーテル化クレゾールノボラック樹脂
について鋭意検討した結果、下記のビニルベンジルエー
テル化クレゾールノボラック樹脂が上記目的を満足する
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は下式 CHa 〔式中、Rは水素または低級アルキル基を表わす。〕 で示される単位を有するビニルベンジルエーテル化され
たクレゾールノボラック樹脂を提供するものである。
本発明のビニルベンジルエーテル化クレゾールノボラッ
ク樹脂は、クレゾールノボラックまたはクレゾールと他
のフェノール類との共縮合ノボラック樹脂とハロメチル
スチレン系化合物を塩基の存在下に脱ハロゲン化水素反
応させて合成することができる。
本発明で使用されるクレゾールノボラック樹脂とは、ク
レゾール(Os me  p−各異性体)とホルムアル
デヒド、フルフラール、アクロレイン等のアルデヒド類
を酸またはアルカリ触媒の存在下公知の方法で縮合反応
させて得られる通常8〜15の平均核体数を有する樹脂
であり、特に0−クレゾールとホルムアルデヒドからの
ノボラック樹脂が好ましい。また、クレゾールノボラッ
ク樹脂の代わりに、本発明の効果を損わない程度(通常
全フェノールに対し50モル%以下)の他のフェノール
類を含むクレゾールと他のフェノール類との共縮合ノボ
ラック樹脂、例えばフェノール、エチルフェノール、イ
ソプロピルフェノール、ブチルフェノール、オクチルフ
ェノール、キシレノール等の1価フェノール類、レゾル
シノール、ハイドロキノン、カテコール等の2価フェノ
ール類との共縮合ノボラック樹脂を使用することもでき
る。
本発明で使用されるハロメチルスチレン系化合物とは下
記の構造式で表わされるものである。
〔式中、Rは水素または低級アルキル基を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。〕
例示すると、クロロメチルスチレン、ブロモメチルスチ
レン、ヨウ化メチルスチレン、クロロメチル−α−メチ
ルスチレン、クロロメチル−α−エチルスチレンなどが
挙げられ、中でもクロロメチルスチレンが好ましい。ま
た必要に応じて、これらの二種以上を併用することもで
きる。
ハロメチルスチレン系化合物の使用量は、前記ノボラッ
ク樹脂のフェノール水酸基1当量に対して0.1〜2モ
ル、好ましくは0.1〜1.5モルである。ここで、ハ
ロメチルスチレン系化合物が0.1モル未満の場合は得
られる樹脂のビニルベンジルエーテル変性効果が減少し
、一方2モルを越える場合は、直接反応に関与しないハ
ロメチルスチレン系化合物が増えることになり工業的に
不利であり、更に副反応によりハロゲン含量が増加する
本発明において使用される塩基としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ水酸化物、ケイ
酸ソーダ、アルミン酸ソーダ、炭酸カリウム、炭酸ソー
ダ等のアルカリ金属塩或いはナトリウムメチラート、ナ
トリウムエチラート等のアルカリ金属アルコラード、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン
、ピリジン等の三級アミンがその代表的なものである。
反応溶媒としては、ジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリドン、水等の他にアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン系、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系
、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、
ブタノール等のアルコール系、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系等の溶媒を
使用することができ、特に反応系の粘度が低い場合は無
溶媒で反応させることも可能である。また反応を窒素等
の不活性ガス雰囲気下で実施すれば色相の良い樹脂が得
られる。
本発明のビニルベンジルエーテル化反応は通常10〜1
20℃、好ましくは20〜80’Cの温度で行われ、温
度が10’Cより低いと反応の完結に長時間を要し、逆
に120°Cより高いと副反応が起こるので好ましくな
い。また反応中あるいは後処理段階でビニルベンジル基
の重合がおこり目的生成物を得難い場合は、各種の重合
禁止剤を添加することも可能であり、具体例として2,
6−シーtert−ブチル−4−メチルフェノール、メ
チルハイドロキノン、p−tert−ブチルカテコール
等のフェノール系化合物、フェノチアジン、ベンゾフェ
ノチアジン、アセトアミドフェノチアジン等のフェノチ
アジン系化合物、p−ベンゾキノン、ナフトキノン等の
キノン系化合物、N−ニトロソジフェニルアミン、N−
ニトロソジメチルアミン等のN−ニトロソアミン系化合
物等が一般的であるが、これらに限定されるものではな
い。
−かくして得られたビニルベンジルエーテル化ノボラッ
ク樹脂は、単独で熱硬化させることが可能である。
ただし、 N、 N′−ビスマレイミド系化合物等と混
合して熱硬化させることもできる。
上記のビスマレイミドを例示すると、N、N′−ジフェ
ニルメタンビスマレイ【ド、 N、 N’ −フェニレ
ンビスマレイミド、N、N′−ジフェニルエーテルビス
マレイミド、N、N′−ジフェニルスルホンビスマレイ
ミド、N、N′−ジシクロヘキシルメタンビスマレイミ
ド、N、N′−キシレンビスマレイミド、N、N’−)
リレンビスマレイミド、 N、 N′−キシリレンビス
マレイミド、N、N′−ジフェニルシクロヘキサンビス
マレイミド、N、 NL−ジクロロ−ジフェニルメタン
ビスマレイミド、N、N’−ジフェニルシクロヘキサン
ビスマレイミド、’N、 N′−ジフェニルメタンビス
メチルマレイミド、N、N′−ジフェニルエーテルビス
メチルマレイミド、N、N′−ジフェニルスルホンビス
メチルマレイミド(夫々異性体を含む) 、 N、 N
′−エチレンビスマレイミド、N、N′−ヘキサメチレ
ンビスマレイミド、N、N′−へキサメチレンビスメチ
ルマレイミド、及びこれらN、 N′−ビスマレイミド
化合物のプレポリマー、これらビスマレイ【ド化合物と
ジアミン類とのプレポリマー、及びアニリンとホルマリ
ンとの重縮合物のマレイミド化物またはメチルマレイミ
ド化物等が例示できる。
目的に応じて他の公知の熱硬化性樹脂、例えばエポキシ
樹脂、アルケニル基含有樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、トリアジン樹脂等
を添加してもよい。
〈発明の効果〉 本発明のビニルベンジルエーテル化ノボラック樹脂は、
公知のアリルエーテル化ノボラック樹脂(特開昭61−
95012号)が単独では硬化しに(い、または硬化し
ないのに対して、単独でも容易に熱硬化し耐熱性に優れ
た硬化物を与える。
従って実際熱硬化させる際、特にN、 N′−ビスマレ
イミド化合物等を併用する必要がな(プロセス上極めて
簡便となる。一方、N、N′−ビスマレイミド化合物を
併用して熱硬化させた場合も、耐熱性に優れた硬化物を
与える。
この様にして得られたビニルベンジルエーテル化クレゾ
ールノボラックは特に、耐熱性を要求される各種の電気
・電子部品用材料や構造材料として有用である。
なお、上記の組成物は必要に応じて増量剤、充填剤、補
強剤あるいは、顔料などが併用される。たとえばシリカ
、炭酸カルシウム、三酸化アンチモン、カオリン、二酸
化チタン、酸化亜鉛、雲母、パライト、カーボンブラッ
ク、ポリベスト繊維、アラミドm紬等の18または2種
以上が用いられ、2成形、積層、接着剤、複合材料等の
用途に供せられる。
実施例1 温度計、撹拌器、滴下−斗および還流冷却器をつけた反
応器に窒素雰囲気上軟化点90°Cの0−クレゾールノ
ボラック樹脂85.1部(0,8モル当jl)及び反応
溶媒としてジメチルスルホキシド82部を仕込み、樹脂
を完全に溶解させてから、粉末状水酸化ナトリウム18
.6部(0,88モル)を加え、よく撹拌する。反応系
の温度を80″Cに保ちなからp−クロロメチルスチレ
ン50.4N(0,88モル)を滴下し、80℃で4時
間さらに40℃で8時間保温する。その浸水およびメチ
ルイソブチル−ケトンを加えて油層を分液する。油層を
水洗の後、メチルハイドロキノン0.85jFを加えて
から濃縮することにより1. C,1,コーンプレート
法での粘度が82p(50℃)の淡黄色粘調油状樹脂6
6.5Fを得た。
得られた樹脂の赤外吸収スペクトルは 8400cII  付近のフェノール性水酸基による吸
収がほぼ消失しており(図−1参照、ただしメチルハイ
ドロキノンの水酸基の吸収は若干みられる。)ビニルベ
ンジルエーテル化がほぼ定量的に進行していることを示
している。
上で得た樹脂を単独で180℃でのストロークキュアゲ
ルタイムを測定したところ1分40秒でゲル化した。表
1にこの樹脂を単独で各種の温度で硬化させることによ
り得た成形物の熱分析結果を示す。
表  1 注1)TMAで測定 注2)TG−DTAで測定 表1より本発明のビニルベンジルエーテル化0−クレゾ
ールノボラックの単独硬化物は耐熱性に優れることがわ
かる。
実施例2 実施例1で得たビニルベンジルエーテル化0−クレゾー
ルノボラック4.67部とN、N′−(4,4’−ジフ
ェニルメタン)ビスマレイド7.17部を混合しく当量
比1 : 2 )、180°Cでストロークキュアゲル
タイムを測定したところ10秒でゲル化した。表2にこ
の樹脂組成物を200”Cおよび260°Cで硬化させ
ることにより得た成形物の熱分析結果を示す。
表  2 注1)TMAで測定 表2より本発明のビニルベンジルエーテル化0−クレゾ
ールノボラックはビスマレイミド系化合物と混合して硬
化させることによっても耐熱性に優れ、熱膨張係数の低
い硬化物を与えることがわかる。
実施例8 p−クロロメチルスチレンにかえてmおよびクロロメチ
ルスチレン混合物(m体:p体=7:8)50.4ノ(
0,88モル)を用いる以外は実施例1と全く同様に合
成して、I。
C,1,コーンプレート法での粘度が80p(50’C
)の淡黄色粘調油状物65.4ft、e得た。
得られた樹脂の赤外吸収スペクトルは実施例1の樹脂と
ほぼ同様のスペクトルパターンを示しており、はぼ定量
的にビニルベンジルエーテル化が進行していることが示
唆された。
【図面の簡単な説明】
図−1は、実施例1のビニルベンジルエーテル化0−ク
レゾールノボラックの赤外吸収スペクトルを表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは水素または低級アルキル基を表わす。〕 で示される単位を有するビニルベンジルエーテ化された
    クレゾールノボラック樹脂。
JP26755287A 1987-10-21 1987-10-21 ビニルベンジルエーテル化クレゾールノボラック樹脂 Pending JPH01108212A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023021813A1 (ja) 2021-08-18 2023-02-23 三菱瓦斯化学株式会社 樹脂、樹脂の製造方法、硬化性樹脂組成物および硬化物
KR20230051161A (ko) 2020-08-12 2023-04-17 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 수지, 수지의 제조 방법, 경화성 수지 조성물 및 경화물

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