JPH01108090A - 被熱転写シート - Google Patents

被熱転写シート

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JPH01108090A
JPH01108090A JP62265032A JP26503287A JPH01108090A JP H01108090 A JPH01108090 A JP H01108090A JP 62265032 A JP62265032 A JP 62265032A JP 26503287 A JP26503287 A JP 26503287A JP H01108090 A JPH01108090 A JP H01108090A
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thermal transfer
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transfer sheet
receiving layer
sheet
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典孝 江頭
Kenichiro Sudo
須藤 健一郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被熱転写シートに関する。
昇華性の分散染料を含有する染料層を有する熱転写シー
トを、サーマルヘッド等により、画像信号に応じて点状
に加熱し、樹脂塗工紙の表面に移行した染料からなる画
像を形成する試みが行われている。
これらの被熱転写シートはシート状基材の表面に転写シ
ートより移行する染料を受容し、ポリエステル樹脂等よ
りなる受容層が設けられた構成を有しており、鮮明な印
字画像が得られる。
しかしながら、従来の被熱転写シートにおいて、染着性
が良好で鮮明な印字画像が得られても、印字後の画像に
退色が起こる等耐候性に劣る問題がある。これらの問題
を解決するめ、紫外線吸収剤等を利用して耐候性の向上
を図ることも行われているが、その様な方法は紫外線吸
収剤を添加する工程が増えること、それによるコストの
増加等を伴うものである0本発明はこの様な印字後の退
色が少なく、又、印字後の耐候性にも優れた被熱転写シ
ートを提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明被熱転写シートは上記課題を解決するため、熱に
より溶融もしくは昇華して移行する染料を含有する染料
層を有する熱転写シートと組み合わせて使用される被熱
転写シートであって、シート状基材の表面に前記転写シ
ートより移行する染料を受容する受容層を有し、該受容
層が染着性を有し且つ耐候性を有する物質より構成され
てなるものである。
本発明の被熱転写シートはシート状基材の表面に受容層
を設けて構成され、或いはシート基材と受容層との間に
中間層を有して構成されている。
中間層を設けることにより画像形成時の表面の断熱性や
クツション性を向上させることができる。
本発明において基材としては、■合成紙(ポリオレフィ
ン系、ポリスチレン系等)、■上質紙、アート紙、コー
ト紙、キャストコート祇、壁紙裏打ち用紙、合成樹脂又
はエマルジョン含浸紙1合成ゴムラテックス含浸祇、合
成樹脂内添紙、板紙、もしくはセルロース繊維紙等の天
然繊維紙、■ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリスチレン、メタクリレート
、ポリカーボネート等の各種プラスチックのフィルムも
しくはシートが使用できる。このうち、■の合成紙は、
その表面に熱伝導率の低い(換言すれば断熱性の高い)
ミクロヴオイド層を有しているので好ましい、又、上記
■〜■の任意の組み合わせによる積層体も使用できる。
代表的な積層体の例として、セルロース繊維紙と合成紙
、あるいは、セルロース繊維紙とプラスチックフィルム
もしくはシートとの積層体が挙げられる。このうちセル
ロース繊維紙と合成紙との積層体は、合成紙が有する熱
的な不安定さ(伸縮など)をセルロース繊維紙が補い、
合成紙が有する低熱伝導率による印字熱感度の高さを発
揮できてよい。又、この組合わせにおいて積層体表裏の
バランスをとるため、合成紙〜セルロース繊維祇〜合成
紙の三層積層体を用いるのがよく、印字によるカールを
少なくできる。
上記のような積層体に用いる合成紙としては通常、被熱
転写シートの基材として使用し得るものであればいかな
るものをも使用できるが、特に微細空孔を有する紙状層
を設けた合成紙(例えば、市販品の合成紙:ユポ:王子
油化合成紙製)が望ましい、上記の紙状層における微細
空孔は、例えば、合成樹脂を微細充填剤含有状態で延伸
することにより形成することができる。上記微細空孔を
含有する紙状層を設けた合成紙を用いて構成した会熱転
写シートは、熱転写により画像を形成した場合、画像濃
度が高く、画像のガサツキも生じないという効果がある
これは、微細空孔により断熱効果があり、熱エネルギー
効率が良いことと、微細空孔によるクツシラン性のよさ
が、上記合成紙上に設けられ、画像が形成される受容層
に寄与するものと思われる。
又、上記微細空孔を含有する紙状層を直接、セル  ”
ロース繊維紙などの芯材の表面に設けることも可能であ
る。
上記81層体におけるセルロース繊維紙以外にプラスチ
ックフィルムを使用することもでき、更に、上記セルロ
ース繊維紙とプラスチックフィルムとをラミネートした
ものも使用することができる。
合成紙とセルロース繊維紙との貼着方法としては、例え
ば、従来公知の接着剤を用いた貼着、押出ラミネート法
を用いた貼着、熱接着による貼着が挙げられ、また、合
成紙とプラスチックフィルムとの貼着方法としてはプラ
スチックフィルムの形成を同時に兼ねたラミネート法、
カレンダー法等による貼着等が挙げられる。上記貼着手
段は合成紙と貼着するものの材質に応じて適宜選択され
る。上記接着剤の具体例としては、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ酢酸ビニル等のエマルジッン接着剤、
カルボキシル基を含むポリエステル等の水溶性接着剤等
が挙げられ、またラミネート用の接着剤としては、ポリ
ウレタン系、アクリル系等のを機溶剤溶液タイプ等の接
着剤が挙げられる。これら基材の厚さは通常30〜20
0μm2が好ましい。
本発明において受容層を構成する材質は、熱転写シート
から移行する染料、例えば昇華性の分散染料の画像を受
容し、受容により形成された画像を維持することができ
るものであり、本発明ではこの受容層を染着性を有し、
且つ耐候性を有する物質にて構成するものである。
この様な物質として、下記の■〜■が挙げられる。
■ 塩化ビニルとアクリル酸系モノマーとの共重合体。
上記アクリル酸系モノマーとしては、アクリル酸;アク
リル酸カルシウム、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネ
シウム、アクリル酸アルミニウム等のアクリル酸塩;メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート、2−エチルへキシルアクリレート、2−エトキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、n−ステアリルアクリレート、テトラヒドロフル
フリルアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート等のアクリル酸エステル;メタクリル酸;メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸し
−ブチル、メタクリル酸トリデシル、メタクリル酸シク
ロヘキシル、ジメタクリル酸トリエチレングリコール、
ジメタクリル酸1.3−ブチレン、トリメタクリル酸ト
リメチロールプロパン等のメタクリル酸エステル等が挙
げ ・られる。
塩化ビニルとアクリル酸系モノマーとの共重合比として
は塩化ビニル/アクリル酸系モノマー−50〜90%1
50〜10%であることが好ましく、又、その分子量は
5000〜40000、好ましくは10000〜300
00である。
又、上記共重合体の外にアクリロニトリル、ビニルピロ
リドン、NIZ換マシマレイミドレイン酸等(7)−F
−/マーを塩化ビニル及びアクリル酸系モノマーと共に
共重合させた共重合体を使用することも好ましい一態様
である。この場合の他の七ツマ−の共重合比は0.1〜
30%程度であることが好ましい。
■ スチレン系モノマーとアクリル酸系モノマーとの共
重合体。
上記スチレン系モノマーとしてはスチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン等が挙げられる。この場合の
共重合比としては、スチレン系モノマー/アクリル酸系
モノマー=50〜90%150〜10%であることが好
ましい、又、この場合も■の場合と同様少量の他のモノ
マーを共重合することも可能である。
■ 塩化ビニル樹脂とアクリル酸系樹脂との混合物。
アクリル酸系樹脂としては上記したアクリル酸系モノマ
ーの単独重合体、共重合体が挙げられる。
塩化ビニル樹脂とアクリル酸系樹脂との混合割合として
は、塩化ビニル樹脂/アクリル酸系樹脂=50〜90%
150〜10%であることが好ましい。
■ その他の染料染着性の良い樹脂とアクリル酸系樹脂
との混合物。
その他の染料染着性の良い樹脂とは、■の塩化ビニル樹
脂以外の樹脂を意味し、ポリエステル系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、酢酸ビニル樹脂、AS樹脂(アクリロニト
リルスチレン共重合樹脂)、ポリアミド樹脂、エポキシ
系樹脂、フ4ノール樹脂、AAS樹脂(アクリレートス
チレンアクリロニトリル共重合樹脂)、ポリアセクール
樹脂、アミノ樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂も
しくはポリブタジェン樹脂等がある。これらは1種又は
2種以上併用できる。これら染着性の良い樹脂のうちス
チレン系樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル共
重合樹脂としてはそれぞれの七ツマ−とアクリル酸系モ
ノマーとの共重合樹脂も挙げられる。
これらはアクリル酸系…脂或いはアクリル酸系モノマー
の影響により耐候性を向上させるものであり、他の樹脂
及びモノマーにより染着性を良好ならしめるものである
0本発明ではこの様に染着性に優れた因子と耐候性に優
れた因子とが共有する物質を受容層に使用する所に特徴
がある。
受容層の形成は、シート状基材上に、受容層を形成する
材料を溶剤に溶解ないし分散して得られる受容層形成用
組成物を使用して、公知の塗布もしくは印刷方法により
行う他に、シート状基材とは別の一時的キャリャー上に
一亘形成した後に、改めて、シート状基材上に転写する
方法により行ってもよい。
この様な受容層を形成する際に使用される溶剤としては
通常の溶剤が使用でき、例えば、イソプロピルアルコー
ル、メチルアルコール、エチルアルコール、n−ブチル
アルコール等のアルコール系溶剤、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤、トルエン
、キシレン等の芳香族系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル系溶剤、n−へキサン、シクロヘキサノン
等が挙げられる。
又、本発明においては受容層の白色度を向上して転写画
像の鮮明度を更に高めるとともに被熱転写シート表面に
筆記性を付与し、かつ転写された画像の再転写を防止す
る目的で受容層中に白色顔料を添加することもできる。
白色顔料を添加することにより、より鮮明度が高く、耐
熱性、耐湿性に優れた画像の転写が行い得る。又、受容
層、クツション層等の樹脂の積層による樹脂特有の色(
黄ばみ)で基材のもつ白色度光沢が損なわれるのを防止
することができ、特に基材がキャストコート祇等の天然
紙では合成紙などと比べると白色度光沢、平滑性が劣る
ので効果は大きい。
白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリンク
レー等が用いられ、これらは2種以上混合しても用いる
ことができる。白色顔料の添加量は受容層を構成する樹
脂100重量部に対し5〜50重量部が好ましい。
本発明において、上記受容層中に紫外線吸収剤を添加す
ることもできる。紫外線吸収剤を添加することにより、
染着した染料の耐候性が更に向上する。紫外線吸収剤と
しては、ベンゾフェノン系、ヒンダードアミン系、ベン
ゾトリアゾール系等が挙げられる。又、その添加量は受
容層を構成する樹脂100重量部に対し0.05〜5重
量部程度である。
本発明被熱転写シートは、熱転写シートと剥離性を向上
せしめるために受容層中に離型剤を含有せしめることが
できる。離型剤としてはポリエチレンワックス、アミド
ワックス、テフロンパウダー等の固形ワックス類、弗素
系、燐酸エステル系の界面活性剤、シリコーンオイル等
が挙げられるがシリコーンオイルが好ましい。
上記シリコーンオイルとしては油状のものも用いること
ができるが、硬化型のものが好ましい。
硬化型のシリコーンオイルとしては、反応硬化型、光硬
化型、触媒硬化型等が挙げられるが、反応硬化型のシリ
コーンオイルが特に好ましい0反応硬化型シリコーンオ
イルとしては、アミノ変性シリコーンオイルとエポキシ
変性シリコーンオイルとを反応硬化させたものが好まし
い。これら硬化型シリコーンオイルの添加量は受容層を
構成する樹脂100重量部に対し0.5〜30重量部が
好ましい。
又、受容層の表面の一部又は全部に上記離型剤を適当な
溶媒に溶解或いは分散させて塗布した後、乾燥させる等
によって離型剤層を設けることもできる。離型剤層を構
成する離型剤としては前記したアミノ変性シリコーンオ
イルとエポキシ変性シリコーンオイルとの反応硬化物が
特に好ましい。
離型剤層の厚さは0.01〜5μm、特に0.05〜2
μmが好ましい。離型剤層は受容層の表面の一部に設け
ても、或いは全面に設けても良いが受容層表面の一部に
設けた場合、離型剤層の設けられていない部分にはドツ
トインパクト記録、感熱熔融転写記録や鉛筆等による記
録を行うことができ、離型剤層の設けられた部分に昇華
転写記録を行い、離型剤層の設けられていない部分に他
の記録方式による記録を行う等、昇華転写記録方式と他
の記録方式とを併せて行うことができる。
又、本発明では前述した様にシート状基材と受容層との
間に中間層を設けることも可能である。
中間層は、構成する材質によりクンジョン性層、多孔層
のいずれかであり、あるいは場合によっては接着剤の役
目を兼ねている。
クツション性層はJIS−に−6301に規定される1
00%モジュラスが100kg/ctl以下である樹脂
を主とするものであり、ここで前記100%モジュラス
が100 kg/cdを越えると、剛性が高すぎるため
にこのような樹脂を用いて中間層を形成しても熱転写シ
ートと被熱転写層の印字の際の充分な密着性は保たれな
い。又、前記100%モジュラスの下限は実際上、0.
5kg/cd程度である。
上記の条件に合致する樹脂としては次のようなものが挙
げられる。
ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリブタジェン
樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リアミド樹脂、ロジン変成フェノール樹脂、テルペンフ
ェノール樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合体樹脂。
上記の樹脂は、1種もしくは2種以上混合して使用する
ことができるが、上記の樹脂は比較的、粘着性を有して
いるので、加工中に支障があるときは無機質の添加剤、
例えは、シリカ、アルミナ、クレー、炭酸カルシウム等
、或いはステアリン酸アミド等のアミド系物質を添加し
てもよい。
クツション性層は上記したような樹脂を必要に応じて他
の添加剤と共に溶剤、希釈剤等と混練して塗料もしくは
インキとし、公知の塗布方法もしくは印刷方法により塗
膜として乾燥させることにより形成でき、その厚みは0
.5〜50μm、より好ましくは2〜20μm程度であ
る。厚みが0゜5μmでは設けたシート状基材の表面の
粗さを吸。
収しきれず、従って効果がなく、逆に50μmを越える
と、効果の向上が見られないばかりか、受容層部が厚く
なりすてき突出し、巻き取ったり、重ねたりする際の支
障となるし、又、経済的でない。
このような中間層を形成すると熱転写シート七被熱転写
シートとの密着性が向上するのは、中間層自体が剛性が
低いために印字の際の圧力により変形するためと考えら
れるが、更に、前記したような樹脂は通常ガラス転移点
や軟化点が低く、印字の際に与えられる熱エネルギーに
より、常温におけるよりも更に剛性が低下して変形し易
くなることも寄与しているものと推定される。
多孔層は、■ポリウレタン等の合成樹脂エマルジョン、
メチルメタクリレート−ブタジェン系等の剛性ゴムラテ
ックスを機械的撹拌により気泡させた液を基材上に塗布
し、乾燥させた層、■上記合成樹脂エマルシリン、上記
合成ゴムラテックスに発泡剤を混合させた液を基材上に
塗布し、乾燥させた層、■塩ビプラスチゾル、ポリウレ
タン等の合成樹脂、又はスチレン−ブタジェン系等の合
成ゴムに発泡剤を混合した液を基材上に塗布し加熱する
ことにより発泡させた層、■熱可塑性樹脂又は合成ゴム
を有機溶媒に溶解した溶液と、該有機溶媒に比べて蒸発
しにくく該有機溶媒に対し相溶性を存し且つ熱可塑性樹
脂又は合成ゴムに対して溶解性を有しない非溶媒(水を
主成分とするものも含む)との混合液を、基材上に塗布
し、乾燥させることによりミクロ状に凝集した膜を形成
してなるミクロポーラス層等が用いられる。上記■〜■
の層は気泡の大きさが大きいため、核層上に受容層の形
成用溶液を塗布し乾燥させた場合、乾燥させて形成され
た受容層の表面に凹凸が生じる虞がある。そのため上記
凹凸が小さくまた均一性の高い画像を転写せしめること
が可能な受容層の表面を得るためには、多孔層として1
、上記■のミクロポーラス層を設けることが好ましい。
上記ミクロポーラス層の形成に当たって用いられる熱可
塑性樹脂としては、飽和ポリエステル、ポリウレタン、
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、セルロースアセテー
トプロピオネート等が挙げられ、また同様に用いられる
上記合成ゴムとしては、スチレン−ブタジェン系、イソ
プレン系、ウレタン系等が挙げられる。また咳ミクロポ
ーラス層の形成に当たって用いられる有機溶媒及び非溶
媒としては種々のものが可能であるが9通常、有機溶媒
としてメチルエチルケトン、アルコール等の親水性溶媒
が用いられ、また、非溶媒として水が用いられる。
多孔層の厚みは、3μm以上のものが好ましく、特に5
〜20μm厚のものが好ましい、多孔層の厚みが3μm
未満のものは、クツシラン性、断熱性、の効果が発揮さ
れない。
又、基材の裏面に滑性層を設けることもできる。
被熱転写シートは積み重ねて1枚ずつ送り出して転写を
行う場合があり、この場合滑性層を設けるとシート同志
の滑りが円滑となり、−枚ずつ正確に送り出すことがで
きる。滑性層の材質としてはメチルメタクリレート等の
メタクリレート樹脂若しくは対応するアクリレート樹脂
、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂等
が挙げられる。
又、被熱転写シートに帯電防止剤を含有せしめることも
できる。帯電防止剤を含有せしめることにより、シート
同志の滑りをより円滑にすることができると共に、被熱
転写シートのほこりの付着を防止する効果がある。帯電
防止剤は基材、受容層或いは滑性層中に含有せしめても
よいし、或いは帯電防止剤層として基材裏面等に設ける
ことができるが、基材裏面に帯電防止剤層として設ける
ことが好ましい。
又、本発明では被熱転写シートに検知マークを設けるこ
とも可能である。検知マークは熱転写シートと被熱転写
シートとの位置決めを行う際等に極めて便利であり、例
えば、光電管検知装置により検知しうる検知マークを基
材裏面等に印刷等により設けることができる。
上記の如き構成を有する本発明被熱転写シートは熱転写
シートの色材層と被熱転写シートの受容層とが接触する
ように熱転写シートと重ね合わせ、熱転写シートの支持
材側よりサールマヘンド等により加熱した後、転写シー
トを剥離することにより色材層中の昇華性染料が被熱転
写シートの受容層に転写され、被熱転写シートに画像情
報に応じた画像が記録される。
本発明被熱転写シートは■簡易IDカードの顔写真の形
成、■名刺の顔写真の形成、■テレフォンカード上への
絵付け、■プレミアム、■葉書、■窓用広告、■電飾看
板、■各種装飾品、■荷札、[相]商品説明用ラベル、
■文房具用ラベル、@オーディオカセットやビデオカセ
ット用のインデックス等に適用できる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例及び比較例を挙げて更に詳細に説
明する。
実施例1 支持体として片面にコロナ処理を施した厚み9μmのP
ETフィルム(東洋紡製: 5−PET)に、下記組成
の熱転写層形成用インキ組成物をワイヤーバーコーティ
ングにより乾燥時の塗布重量が1.Og/rrrとなる
様に塗布、乾燥し、背面にシリコーンオイル(信越シリ
コーン製: X−41・4003A)をスポイトにて一
滴たらした後全面に広げ背面処理を施し、熱転写シート
とした。
−ノ  インキ。
トルエン           40重量部メチルエチ
ルケトン      40ffi1部インブタノール 
       10重量部ここでポリビニルブチラール
(BX−1)は、分子量が約10万、Tgが83°C、
ビニルアルコール部の重量%が約20%である。得られ
た熱転写層は透明であり、顕微鏡で観察しても同等粒子
は認められなかった(倍率400倍)。
次に、基材として15011m厚の合成紙(玉子油化製
:YUPO−FPG150)を用い、下記組成の受容層
用インキ組成物をロールコーティングを用いて、乾燥時
の厚みが9.3g/rrfとなる樺に塗布して被熱転写
シートを得た。
六 ノ1 インキ 2重量部 トルエン          10重量部メチルエチル
ケトン     10重量部上記の様にして得られた熱
転写シートと、各被熱転写シートとを熱転写層と受容層
が接する様に重ねて熱転写シートの支持体側からサール
マヘッドにより、サーマルヘッドの出カニIW71ドツ
ト、パルス巾70. 3〜4. 5m5ec、  ドツ
ト密度:3ドツ)7mの条件で記録を行った。印字濃度
は米国マクベス社製のデンシトメーターRD−918に
より測定した。
又、印字後の各被熱転写シートの耐候性試験を下記の要
領で行った。結果を第1表に示す。
耐5よ■幻洸 耐候性は、JIS L 0842  に準じ、JIS 
L 0841の第二露光法における初期堅牢度が3級を
越えるものを◎とし、3級程度のものを○とし、それに
満たないものを×とした。
実施例2〜4、比較例1 下記に示す各受容層形成用インキ組成物を使用した以外
は実施例1と全く同様に被熱転写シートを得、実施例1
と同様の熱転写シートを用いて実施例1と同様に印字を
行った。実施例1と同様に耐候性試験を行った結果を第
1表に併せて示す。
六 ノ  インキ   (実施例2) アミノ変性シリコーン   0.125重量部(KF−
393:信越シリコーン製) エポキシ変性シリコーン  0.125重量部CX−2
2−343:信越シIJ:ll−7′!a)トルエン 
         10重量部メチルエチルケトン  
   10重量部六 ノ  インキ   (実施例3) トルエン           5重量部メチルエチル
ケトン     10重量部テトラヒドロフラン   
  20重量部会 ノ  インキ   (実施例4) トルエン          10重量部メチルエチル
ケトン     10重量部イソプロパツール    
   5重量部会 ノ  インキ   (比較例1) ポリエステル樹脂       2重量部(バイロン2
00:東洋紡製) エルバロイ741      2重量部(EVA系高分
子可望剤:三井ポリケミカル製)トルエン      
    10重量部メチルエチルケトン     10
重量部第1表 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明被熱転写シートは、受容層
が染着性を有し且つ耐候性を有する物質にて構成されて
いるため、印字の際には極めて鮮明な画像を形成でき、
また、印字後に画像が退色する等の不具合のない優れた
特性を有するものである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱により溶融もしくは昇華して移行する染料を含
    有する染料層を有する熱転写シートと組み合わせて使用
    される被熱転写シートであって、シート状基材の表面に
    前記転写シートより移行する染料を受容する受容層を有
    し、該受容層が染着性を有し且つ耐候性を有する物質よ
    り構成されてなることを特徴とする被熱転写シート。
  2. (2)染着性を有し且つ耐候性を有する物質が塩化ビニ
    ルとアクリル酸系モノマーの共重合体である特許請求の
    範囲第1項記載の被熱転写シート。
  3. (3)アクリル酸系モノマーが極性基を有するものであ
    る特許請求の範囲第2項記載の被熱転写シート。
  4. (4)染着性を有し且つ耐候性を有する物質が塩化ビニ
    ルとアクリル酸系樹脂の混合物からなる特許請求の範囲
    第1項記載の被熱転写シート。
  5. (5)アクリル酸系樹脂が極性基を有するものである特
    許請求の範囲第4項記載の被熱転写シート。
  6. (6)受容層表面に離型剤層を設けてなる特許請求の範
    囲第1項〜第5項のいずれかに記載の被熱転写シート。
  7. (7)シート状基材と受容層の間に中間層を有する特許
    請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の被熱転写
    シート。
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