JPH01107028A - 空気調和機の排水処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷房時に室内の空気を熱交換することにより
室内側熱交換器から発生するドレン水や、暖房時の除霜
サイクルにおいて室外側熱交換器に付着した霜を溶融す
ることにより発生する水の排水処理装置に関するもので
ある。

従来の技術 一般に、室内側熱交換器によって空気を冷却すると、空
気中の湿気が凝縮してドレン水が生じる。

このドレン水を室外に排出する方法の１つとして噴霧器
により霧状にして室外に吐出させる方法がある。

以下図面を参照しながら、上述した従来の空気調和機の
一例について説明する。

第７図は従来の空気調和機を窓に据付けた状態を示す鍔
面Ｎで、１は空気調Ｓ根本体、２ｔＮＭである。第８図
は第７図の従来の空気調和機本体１３へ−′ （以下本体１と称す）の断面図であり、３は室内側熱交
換器、４は水受皿、５は噴霧器、６は吐出口、７は室外
側熱交換器である。

以上のように構成された空気調和機のドレン水処理につ
いて説明する。

まず第８図において、室内の空気を熱交換することによ
り室内側熱交換器３から発生した露は、水受皿４に回収
され、噴霧器５により霧状にされた後吐出口６から室外
へと飛散させられる。すなわち第７図に示すように窓に
据付けられた本体１から室外へ霧２が飛散させられる。

このような構成の従来の空気調和機については、例えば
実開昭５８−８５１２３号公報がある。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、噴霧器５により発
生する霧２の粒子は、噴霧器５の振動子等によって与え
られた小さな初速度しか持ってなく、本体１の室外側近
傍に煙状となって滞留し、使用者に機器の故障により煙
が発生しているかのような不安感を与えるという不具合
があった。

また、暖房時の除霜サイクルにおいて、室外側熱交換器
７に付着した霜を溶融することにより発生する水を霧に
して冬季に屋外へ排出することはできなかった。

本発明は上記問題点に鑑み、冷房運転時に発生するドレ
ン水と、暖房運転時の除霜サイクルにおいて発生する溶
融水とを霧状にし、その霧を本体１の室外側近傍に煙状
に滞留させることなく、屋外へ排出することを目的とす
る。

問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本発明の空気調和機の排水
処理装置は、圧縮機と室内熱交換器と、逆止弁と凍結防
止管と、室外熱交換器と室外側送風機と水受皿と超音波
振動子を有する噴霧器と前記振動子を作動する発振回路
と、この発振回路の周波数を制御する制御回路と、前記
水受皿に回収された水の水面高さを検知する検知手段と
、風向制御翼を備えたものである。

作　　用 本発明は、前記構成により、冷房時に発生する５へ一パ 凝縮水または暖房時の除霜において室外側熱交換器に付
着した霜を溶融して発生した水を水受皿で回収し、凍結
防止管の発生する熱により、回収した水の凍結を防止す
る。また毛管現象のため、水受皿に回収された水の水面
高さに比べて高い水面高さにある噴霧器の噴出孔の水が
、噴霧器の振動により噴霧可能な水面高さにあるとき、
水受皿に回収された水の水面高さを検知した信号により
、発振回路を作動させ所定の周波数で超音波振動子を振
動させ噴霧させることができる。さらに噴霧された霧の
飛散速度を、室外側送風機により室外熱交換器を通過し
て送り出された吐出空気により加速することができ、本
体から屋外へと水受皿に回収された水を霧状にして排出
することができる。

さらに前記吐出空気温度を形状記憶合金によりなるコイ
ルバネが検知し、吐出空気温度が所定の温度以上の時、
制御翼を吐出空気の流れ方向に対し室外熱交換器に傾は
霧を有する吐出空気に吸いこませる。また吐出空気温度
が所定の温度未満の時、制御翼を吐出空気の流れと平行
に位置させ、吐出空気を真直に吹き出させることもでき
る。

実施例 以下本発明の一実施例の空気調和機の排水処理装置につ
いて図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における空気調和機の概略斜
視図を示し、１１は空気調和機本体（以下本体と称する
。）１２は室内熱交換器、１３は室外熱交換器、１４は
室外送風機、１５は水受皿、１６は露受皿、３０は電源
板である。

第２図は、第１図の空気調和機の背面図であり、１７は
室外吹出口、１８は噴霧器、１９は凍結防止管で前記水
受皿１５の内部にある。２７は制御翼、２８はコイルバ
ネ、２９はバイアスバネである。第３図は第１図の空気
調和機の一部を破断した側面図を示し、Ａは吐出された
霧である。

第４図は、第３図の空気調和機の要部拡大図を示し、２
０は水受皿に回収された水、２１は水受皿１５に回収さ
れた水２０の水面高さを検知する検知手段、２２は噴霧
器１８の超音波振動子、２３は噴霧器１８の噴出孔であ
る。第５図は要部７Ａ　−゛ 拡大図である。第６図は、前記噴霧器１８の運転条件及
び停止を示すフローチャート、第７図は制御翼２７の動
作を示すフローチャート、第８図は同空気調和機におけ
る噴霧器１８の制御回路を示したものである。図中２２
は噴霧器１８に設けられた超音波振動子、２５は前記超
音波振動子２２を作動する発振装置、２１は水受皿１５
に回収された水の水面高さを検知する検知装置、２６は
前記超音波振動子２２を作動する発振装置２５の発振周
波数を制御する制御装置である。第９図は同空気調和機
の冷凍サイクル図である。圧縮機３１の吐出及び吸入に
四方弁３２を接続し、四方弁３２、室内側熱交換器１２
、逆止弁３３、冷暖共用キャピラリチューブ３４、室外
側熱交換器１３を環状に連結し、逆止弁３３と並列に、
凍結防止管１９及び暖房用キャピラリチューブ３５を接
続する。逆止弁３３は室内側熱交換器１２からの流れを
阻止側として接続している。３６は室内側ファンモータ
である。

以上のように構成された空気調和機の排水処理装置の動
作について、以下第１図〜第９図を用いて説明する。ま
ず冷房運転は第９図破線矢印のように冷媒は流れる。す
なわち圧縮機３１から吐出された冷媒は四方弁３２を通
り室外側熱交換器１３で放熱液化し、冷暖共用キャピラ
リチューブ３４で減圧し、逆止弁３３をへて室内側熱交
換器１２で吸熱ガス化して四方弁３２を通り圧縮機３１
に戻る冷凍サイクルを形成する。この時凍結防止管１９
は逆止弁３３と比べ配管長が構成」二長く、よって流通
抵抗が大きくなるためこの凍結防止管１９への冷媒はほ
とんど流れない。したがって凍結防止管１９がエバポレ
ータとして働くことがないので冷房能力の低下はない。

室内側熱交換器１２で吸熱ガス化すると、空気中の湿気
が凝縮してドレン水が発生しこのドレン水は露受皿１６
に集収され、室外側熱交換器１３のフィン面を滴下した
後、水受皿１５に回収される。

次に暖房運転時を考えると、第９図の実線矢印の様に冷
媒は流れる。すなわち圧縮機３１から吐出された冷媒は
四方弁３２を通り、室内側熱交換９ヘー、パ 器１２で放熱液化し、凍結防止管１９をへて暖房用キャ
ピラリチューブ３５及び冷暖共用キャピラリチューブ３
４で減圧し、室外側熱交換器１３で吸熱ガス化し、四方
弁３２をへて圧縮機３１に戻る冷凍サイクルを形成する
。そして第２，３図のように室外側熱交換器１３で発生
した凝縮水やそのフィン表面に付着した霜を除霜した水
は下方に設けられた水受皿１５に集収される。

特に暖房運転時を考えると、水受皿１５に回収された水
は０℃以下の水温において氷結する恐れがあるが、凍結
防止管１９が水受皿１５の内部でかつ水受皿４下部近傍
、噴霧器１日近傍及び室外側熱交換器１３近傍に位置し
冷媒の温度が３５°Ｃ位のため凍結を防止できる。

発明の効果 以上のように本発明は、圧縮機の吐出及び吸入側に四方
弁、室内側熱交換器、逆止弁、キャピラリチューブ、室
外側熱交換器をそれぞれ環状に連結し、前記逆止弁と並
列に凍結防止管を設け、前記逆止弁は、前記室内側熱交
換器からの流れを阻１０・・−・ 北側として接続し、前記室内側熱交換器と外気とを熱交
換可能とした室外側送風機及び水受皿と、本体の室外吹
出口の下方に設けられた超音波振動子を有する噴霧器と
、前記振動子を作動する発振回路と、この発振回路の周
波数を制御する制御回路を設けたことにより、室夕１側
吹出口から吹き出される吐出空気により吐出された霧を
加速することができ、霧を本体室外側付近に滞留させる
ことなく遠方へと飛散させることができる。また暖房時
、凍結防止管に冷媒が流れるため、水受皿に回収された
水の凍結を防止することができる。また水受皿に回収さ
れた水の水面高さを検知手段を設けることにより、噴霧
器の空運転をな（すことができる。

さらに、吐出空気温度を形状記憶合金よりなるコイルバ
ネが検知し、吐出空気温度が所定温度以上になると、コ
イルバネの弾性係数が変化し、制御翼を吐出空気の流れ
方向に対し、室外側熱交換器側に傾け、霧を有する吐出
空気を室外側熱交換器に吸い込ませ、冷房時の室外側熱
交換器能力の１１ヘーノ 向上を図ることができる。また、吐出空気温度が所定の
温度未満の時、制御翼を吐出空気の流れと平行に位置さ
せ、暖房時の霧を有する吐出空気の室外側熱交換器への
吸い込みを防ぐことができる等、種々の利点を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における空気調和機の内部構
成を示す概略斜視図、第２図は同空気調和機の背面図、
第３図は同空気調和機の一部を破断した側面図、第４図
は同空気調和機の側面図を示す第３図の要部拡大図、第
５図は同空気調和機の平面図の要部拡大図、第６図は同
空気調和機の排水処理装置の動作を示すフローチャート
、第７図は同空気調和機における室外送風機の制御翼の
動作を示すフローチャート、第８図は同空気調和機にお
ける制御回路図、第９図は同空気調和機の冷凍サイクル
図、第１０図は従来の空気調和機を窓に据付１また状態
を示す側面図、第１１図は同空気調和機の縦断面図であ
る。 １１・・・・・・空気調和機本体、１３・・・・・・室
外側熱交換器、１４・・・・・・室外送風機、１８・・
・・・・噴霧器、１９・・・・・・凍結防止管、２１・
・・・・・水面高さ検知手段、２２・・・・・・超音波
振動子、３１・・・・・・圧縮機、３２・・・・・・四
方弁、３３・・・・・・逆止弁、３４・・・・・・冷暖
共用キャピラリチューブ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名Ｊ４
１　　　　　　　　　　　　　　　　工＋４吃紺 癲Ａ￥＠　　　　　　　　　　　　　　　旨兵葡爾　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　１８疋軍舅 ポ曖吹ゼ 樹制捌♀ 一一曽廿り ミ 〕　　― Ａ’、１ 〆１均 （ｓ歳　　　　　　　　　　　３ 囚　　　　　　　口 １２−　室内側熊交換益 １３−室外側１４器 １４−　室外側送風機 １９−　　凍詰肪止管 ３１−　圧縮機 ３２−　　四方弁 ３３−逆止弁 ３４−　　玲暖共用午Ｖヒ゛ラリナユ 第９図 、。　　　　ヱー、−３４ 第１０図 第１１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧縮機の吐出及び吸入側に四方弁を設け、前記四方弁、
   室内側熱交換器、逆止弁、キャピラリチューブ、室外側
   熱交換器をそれぞれ環状に連結し、前記逆止弁と並列に
   凍結防止管を設け、前記逆止弁は、前記室内側熱交換器
   からの流れを阻止側として接続し、前記室内側熱交換器
   と外気とを熱交換可能とした室外側送風機及び水受皿と
   、本体の室外吹出口の下方に設けられた超音波振動子を
   有する噴霧器と、前記振動子を作動する発振回路と、こ
   の発振回路の周波数を制御する制御回路と、前記水受皿
   に回収された水の水面高さを検知する検知手段と、室外
   吹出口下面で、かつ前記噴霧器よりも下流側に、霧状に
   なった吐出空気を制御する風向制御翼と、吐出空気の温
   度を検出して、前記制御翼を作動させる形状記憶合金よ
   りなるコイルバネと、さらに前記コイルバネとバランス
   して制御翼の位置を規制するバイアスバネとを備えた空
   気調和機の排水処理装置。