JP2005009730A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液冷媒に回収する冷熱量を増やして、圧縮機の負荷をさらに低減する。
【解決手段】冷凍サイクルを有する空気調和装置において、室外熱交換器から流出される液冷媒の配管の少なくとも一部が、二重管を構成する外管及び内管のいずれか一方の管で形成され、他方の管に室内熱交換器で生じたドレン水を流入することを特徴とする。これにより、ドレン水から液冷媒への伝熱を二重管の内管全面を介して行うことができ、液冷媒に回収させる冷熱量を増大できる。したがって、液冷媒に回収する冷熱量が増大した分だけさらに圧縮機の負荷を低減できる。
【選択図】 図1
【解決手段】冷凍サイクルを有する空気調和装置において、室外熱交換器から流出される液冷媒の配管の少なくとも一部が、二重管を構成する外管及び内管のいずれか一方の管で形成され、他方の管に室内熱交換器で生じたドレン水を流入することを特徴とする。これにより、ドレン水から液冷媒への伝熱を二重管の内管全面を介して行うことができ、液冷媒に回収させる冷熱量を増大できる。したがって、液冷媒に回収する冷熱量が増大した分だけさらに圧縮機の負荷を低減できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置は、圧縮機、室外熱交換器、減圧弁、及び室内熱交換器を冷媒配管で連結してなる冷凍サイクルを備えて構成されている。このような空気調和装置において、冷房運転時に室内熱交換器で生じる低温のドレン水を有効に利用する工夫がなされている。例えば、ドレン水で室内熱交換器に流れ込む液冷媒を冷却する構成とし、ドレン水の冷熱を液冷媒に回収することで、その分の圧縮機の負荷を軽減するというものが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−223357号公報(第2−3頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のものは、ドレン水の配管を液冷媒の配管の外面に接合する構成であることから、ドレン水から液冷媒への伝熱は主に配管同士が接合した一部分でしか行われないので、冷熱量を十分に回収できないという問題がある。
【0005】
本発明の課題は、液冷媒に回収する冷熱量を増やして、圧縮機の負荷をさらに低減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次に述べる手段により、上記課題を解決するものである。すなわち、圧縮機、室外熱交換器、減圧器、及び室内熱交換器が冷媒配管で環状に連結されてなる冷凍サイクルを備えた空気調和装置において、室外熱交換器から流出する液冷媒の配管の少なくとも一部を、二重管を構成する外管及び内管のいずれか一方の管で形成し、他方の管に室内熱交換器で生じたドレン水を流入させることを特徴とする。
【0007】
これにより、ドレン水から液冷媒への伝熱が内管全面を介して行われるから、液冷媒に回収させる冷熱量を増大でき、その分だけ圧縮機の負荷を低減でき省エネルギになる。
【0008】
この場合、特に、内管側にドレン水を通流させ、外管側に液冷媒を通流させることが好ましい。これによれば、外管側を流れる高温の液冷媒の熱が外気への放熱され、内管側のドレン水の冷熱が外気に放熱されることがなく効率良く液冷媒に回収されるから、さらに圧縮機の負荷を低減して省エネルギの効果を高められる。
【0009】
ところで、室内熱交換器におけるドレン水の生成量は、室内の温度、湿度及び室内熱交換器に送風される風量などの条件によって変化し、条件によってはドレン水の生成量が少なくなることがある。この場合ドレン水不足によって期待していた効果が得られなくなる。
【0010】
そこで、室内熱交換器で生じたドレン水を貯留する容器を設け、この容器から二重管に供給するドレン水の流量を調整する調整手段を設けることが好ましい。これにより、液冷媒に回収するドレン水の冷熱量を適宜制御できる。
【0011】
この場合、調整手段は、例えば、圧縮機の負荷の増加率が一定率を上回ったとき上回った度合いに応じてドレン水の流量を増やし、一定率を下回ったときドレン水の流量を減らす制御を行うようにすることができる。これにより、例えば、室温の設定温度を大幅に下げることなどにより圧縮機の負荷が急激に増加するような場合に、ドレン水の流量を増加させて液冷媒の温度を低下させ、この温度が下がった液冷媒を室内熱交換器に流入させることができる。したがって、圧縮機の制御による室温の低下を待たずに室温を低下させることができ、室温の低下にかかる時間を短縮できる。
【0012】
又は、調整手段は、圧縮機の負荷が一定値を上回ったとき上回った度合いに応じてドレン水の量を増やし、一定値を下回ったときドレン水の量を減らす制御を行うようにすることができる。これにより、圧縮機の負荷が一定値以上になったとき、ドレン水の流量を増加させて、液冷媒に回収させる冷熱量を増大させることができ、圧縮機の負荷を低下させることができる。したがって、圧縮機の負荷を一定値未満に保つことができる。また、一定値を下回ったときドレン水の流量を減らして貯留し、次回に一定値を上回ったときに供給できるドレン水の流量を増やすことができる。
【0013】
ここで、一定値を、例えば、圧縮機の出力の限界(例えば、定格出力容量の限界)に基づいて設定すれば、その限界を越える負荷が圧縮機にかかったときにドレン水の冷熱量を増やして圧縮機の能力を補うことができるから、不測の高気温などによる負荷増に対応できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の空気調和装置の第1の実施の形態について、図1〜3を用いて説明する。図1は本発明を適用してなる空気調和装置の平面図、図2は図1の空気調和装置の室内熱交換器側から見た側面図、図3は図1の空気調和装置の室外熱交換器側から見た側面図である。
【0015】
まず、本実施形態の空気調和装置の全体構成について図1〜3を参照して説明する。本実施形態の空気調和装置は、例えば鉄道の車両などに取り付けられ、圧縮機1、室外熱交換器3、減圧器5、及び室内熱交換器7が冷媒配管9で環状に連結されてなる冷凍サイクルを筐体11内に2系統備えて構成されている。この冷凍サイクルは、冷房運転時において、圧縮機1から吐出されるガス冷媒を室外熱交換器3で凝縮して液冷媒とし、その液冷媒を減圧器5で減圧させて室内熱交換器7で蒸発させて室内に送風される空気を冷却し、再び圧縮機1の吸引側に戻すように形成されている。また、冷凍サイクルは、図示していない四方弁を介して冷媒の吐出方向を切り替え可能に接続され、冷暖房の運転変更に対応するようになっている。この空気調和装置は、一般の空気調和装置と同様、空調の対象となる室内の温度が設定温度になるように調整され、具体的には、圧縮機1の運転周波数つまり回転数の制御などにより調整されている。
【0016】
このように形成された2系統の冷凍サイクルを構成するそれぞれの機器類は線対称に配置され、各室外熱交換器3の間には室外送風機13が設けられ、各室内熱交換器7の間には室内送風機15が設けられている。室外送風機13及び各室外熱交換器3は、筐体11に形成された開口に臨ませて配置され、室外送風機13は、それぞれの室外熱交換器3に外気を送風(符号12の矢印方向)するように設けられている。室内送風機15は、空調制御の対象となる室内に通じる吹出口に臨む位置に配置され、室内熱交換器7は、室内に通じる吸込口に臨む位置に配置されており、吸引口から吸い込まれた室内の空気が(符号14の矢印方向)室内熱交換器7を通り、吹出口から室内に送風されるようになっている。この吹出口及び吸込口には、それぞれ温度検出器18、20が配置され、検出した吸込温度と吹出温度を空気調和装置の制御装置に出力するようになっている。また、筐体11内は、仕切り板17で2つに仕切られ、室内側と室外側の気流が混ざらないように構成されている。この室内側には、室内熱交換器7、室内送風機15、圧縮機1及び減圧器5が配置され、室外側には、室外熱交換器3及び室外送風機13が配置されている。
【0017】
次に、本実施形態の特徴部であるドレン水の冷熱の回収に関する部分について説明する。室内熱交換器7の下側には、皿容器状に形成されたドレンパン19が配置され、冷房運転時に室内熱交換器7の外表面に結露した水滴が滴下し、ドレン水として貯留されるようになっている。ドレンパン19の底部分にはドレン給水管21の一端が連通され、他端はドレンポンプ23の吸引側に連結されている。室外熱交換器3と減圧器5の間には、冷媒配管9の外径よりも内径が大きく形成され、かつ、両端が閉塞された外管24が設けられている。室外熱交換器3と減圧器5とを連結する冷媒配管9は、外管24の両端を閉塞する壁に挿通させて配置され、これにより二重管の形態になっている。このような二重管に構成することで、外管24に囲まれた冷媒配管9、すなわち内管25の全面を介してドレン水から液冷媒への伝熱が行われ、液冷媒に回収する冷熱量を増大できる。
【0018】
外管24の一端側はドレン給水管31を介して容量制御可能なドレンポンプ23の吐出側に連結され、他端側はドレン給水管33を介して散水ヘッド26の供給側に連結されている。ドレンポンプ23は制御装置によって回転数制御され、これにより、ドレン水の貯留、供給が可能になっている。ドレン給水管31及び33にはそれぞれドレン水の温度を検出する温度計28、30が設けられている。また、減圧器5の入側の液冷媒温度を検出する温度計32が設けられている。室外熱交換器3の外表面には、室外熱交換器3の温度を検出する温度計34が設けられている。これらの温度計28、30、32、34が検出した温度は図示していない制御装置に出力されるようになっている。また、散水ヘッド26は、複数の穴を有するノズル管で形成され、その穴から室外熱交換器3の外表面にドレン水を滴下するように構成されている。
【0019】
ドレンパン19には、ドレン水を排出するドレン排水管25の一端が連通され、他端は筐体11外側に開口させている。また、ドレンパン19には水位計27が設けられ、ドレン排水管25の途中には、図示していない電磁弁が設けられている。この電磁弁の開度は、水位計27が検出した水位に基づいて設定され、水位が一定以上のときに開、一定未満のときに閉になるようになっている。
【0020】
このように構成された特徴部の冷房運転時の制御動作について空気調和装置本体の制御と合わせて説明する。図4は、本実施形態の特徴部であるドレンポンプの制御手順を示したフローチャートである。まず、冷房運転が開始されると、制御装置は、室内の温度を検出し設定温度と比較し、室内の温度が設定温度になるように圧縮機1の運転周波数、減圧器5の開度などを制御して冷媒を循環させる。これにより、室内の冷房が開始され、室内熱交換器7の外表面に結露が生じ、それらが滴下してドレンパン19に低温(例えば10℃)のドレン水が溜められる。
【0021】
冷房運転開始後、制御装置は、図4に示すように温度計34から一定の時間間隔で室外熱交換器3の凝縮温度を取り込み、それらから凝縮圧力Pの変化率ΔP1を求める(ステップS1)。求めたΔP1と予め一定率に設定しておいた設定変化率ΔP1*とを比較(ステップS2)し、ΔP1≦ΔP1*であるときは、ドレンポンプ23を停止する信号を出力し、ステップS1に戻る(ステップS5)。
【0022】
ステップS2において、ΔP1≧ΔP1*であるとき、予め定めたデータテーブルからΔP1に対応するドレンポンプ23の回転数Nを取り込み(ステップS3)、ドレンポンプ23を回転数Nで運転する信号を出力する(ステップS4)。この制御により、圧縮機1にかかる負荷の変動が比較的急激であるとき、ドレンパン19内のドレン水が外管24と内管25との間に導かれ、ドレン水(例えば10℃)の冷熱は内管25の全面を介して比較的高温(例えば40℃)の液冷媒に回収される。ここで温度が低下した(例えば30℃)液冷媒は室内熱交換器7に流入し、結果、室温が低下する。また、二重管から排出されたドレン水(例えば30℃)は、散水ヘッド26に導かれ、室外熱交換器3の外表面に散水され、その蒸発潜熱で室外熱交換器3内のガス冷媒を凝縮させる。
【0023】
このように本実施形態によれば、ドレンポンプ23を圧縮機の負荷の増加率に応じてドレン水の流量を増やし、液冷媒の温度を低下させて室温を下げることができるから、通常の制御に見られるような、圧縮機1が制御されてから実際に室内熱交換器7の温度が低下するまでの時間の遅れを改善できる。さらに、ドレン水で室温を低下させた分だけ圧縮機1の負荷が低減される。この場合、ドレン水から液冷媒への冷熱量が多いほど短時間で室温を低下できるので、本実施形態のようにドレン水と液冷媒との熱交換部分を二重管構造にして伝熱面積を増大させる構成が特に有効となる。さらに、圧縮機の負荷があまり急激に変化しないときにドレン水を溜めておくことができ、必要なときに使用できるドレン水の量を増やすことができる。
【0024】
また、本実施形態では、圧縮機1の負荷に応じてドレンポンプ23の回転数を制御することでドレン水の流量を調整しているが、ドレンパン19が二重管よりも高い位置にある場合は、ドレン給水管に弁を設けその弁の開度を調整する構成にすることもできる。
(第2の実施形態)
図5に本発明に係る空気調和装置の第2の実施形態の制御フローチャートを示す。本実施形態が上記実施形態と異なる点は、ドレンポンプ23が、凝縮圧力Pの変化率ではなく、凝縮圧力Pに基づいて制御される点である。したがって、上記実施形態と同一のものには同じ符号を付して説明を省略する。
【0025】
本実施形態は、冷房運転開始後、制御装置は、図5に示すように温度計34から取り込んだ室外熱交換器3の凝縮温度に基づいて凝縮圧力Pを求める(ステップS11)。求めたPと予め設定しておいた圧縮機1の上限圧力PHとを比較(ステップS12)し、P≦PHであるときは、ドレンポンプ23を停止する信号を出力し、ステップS11に戻る(ステップS16)。
【0026】
ステップS12において、P≧PHであるとき、PからPHを引いたΔP2を算出し(ステップS13)、予め定めたデータテーブルから算出したΔP2に対応するドレンポンプ23の回転数Nを取り込む(ステップS14)。そして、ドレンポンプ23を回転数Nで運転する信号を出力する(ステップS15)。この制御により、室外空気温度が非常に高い場合や、要求された冷房負荷が高く圧縮機1の能力以上、例えば、定格出力容量以上の負荷がかかるような場合、その圧縮機の能力を越えた分に対応する量のドレン水が二重管に導かれる。
【0027】
このように本実施形態によれば、液冷媒に回収させる冷熱量を増大させて空気調和装置の冷凍能力を補強でき、負荷が圧縮機の出力の限界を越えても運転できる。また、圧縮機の能力で対応できる負荷しかかかっていないときにはドレン水を温存することができる。また、本実施形態で、ドレン水の流量を増加させるしきい値として圧縮機1の上限圧力PHを用いたが、これに限らず、任意の値に設定することができる。
(第3の実施形態)
上記第1及び第2の実施形態では、圧縮機にかかる負荷が急変する場合や圧縮機の能力を越える負荷がかかる場合に、ドレン水の供給量を調整し液冷媒の温度を制御して、制御の追従性を改善したり圧縮機の能力以上の負荷に対応できるようにした。
【0028】
しかし、本発明はそれらの実施形態に限られるものではない。例えば、負荷の急変や圧縮機の能力を越えるような負荷への対応が要求されない場合は、ドレン水の供給量を調整するまでもない。このような場合は、室内熱交換器で生成されるドレン水をそのまま二重管に通流させることができる。この場合であっても、ドレン水が通流する管と液冷媒が通流する管とを接合する従来の構造に比べて、液冷媒に回収させる冷熱量を増大でき、その増大分だけ圧縮機の負荷を低減できるので省エネルギになる。
【0029】
特に、二重管の外管側に液冷媒を通流させ、内管側にドレン水を通流させれば、外管側を流れる高温の液冷媒の熱は外気への放熱され、内管側のドレン水の冷熱を効率よく液冷媒に伝熱させることができるから、省エネルギの効果を高めることができる。
【0030】
また、上記第1〜第3の実施形態では、二重管を設ける位置を室内熱交換器3と減圧器5との間としたが、これに限らず、例えば、減圧器5と室内熱交換器7との間の液冷媒部分を冷却する構成とすることもできる。また、水位計27が、ドレンパン19内のドレン水の水位が一定水位以上であること検出すると、電磁弁を開いてドレン水を排出するようになっているが、単に、ドレンパン19の一定水位の位置にドレン排出管25を連通させて排水口としてもよい。
【0031】
また、上記実施形態において、空気調和装置の製造段階において冷媒配管を二重管で形成すれば、ドレン水を室外熱交換器3まで搬送するためのドレン給水管を別途施工する必要がなくなり、装置が大型化することもない。また、上記実施形態では、車両用の空気調和装置について説明したがこれに限らず、スポット形空気調和装置などさまざまな型に適用できる。さらに、冷凍サイクルの系統を2系統としたが、これに限らず一般的な空気調和装置の構成とすることができる。
【0032】
また、上記第1及び第2の実施形態では、圧縮機1の負荷を、室外熱交換器3の凝縮温度から算出した凝縮圧力Pにより求めているが、これに限らず、例えば、圧縮機の吐出圧力、吸引圧力、室温の設定温度と実際の室温との差、冷媒の蒸発圧力及び蒸発温度などの冷凍サイクルの状態が表れる物理量から求めることができる。さらに、上記実施形態では、圧縮機1の負荷が設定よりも小さい場合にドレンポンプ23を停止しているが、例えば、ドレンポンプ23の回転数Nを任意に低下させてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、液冷媒に回収する冷熱量を増やして、圧縮機の負荷をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる空気調和装置の第1の実施形態の平面図である。
【図2】図1の空気調和装置の室内熱交換器側から見た側面図である。
【図3】図1の空気調和装置の室外熱交換器側から見た側面図である。
【図4】本発明に係る空気調和装置の第1の実施形態の制御を示したフローチャートを示す。
【図5】本発明に係る空気調和装置の第2の実施形態の制御を示したフローチャートを示す。
【符号の説明】
1 圧縮機
3 室外熱交換器
5 減圧器
7 室内熱交換器
9 冷媒配管
19 ドレンパン
23 ドレンポンプ
24 外管
25 内管
34 温度計
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置は、圧縮機、室外熱交換器、減圧弁、及び室内熱交換器を冷媒配管で連結してなる冷凍サイクルを備えて構成されている。このような空気調和装置において、冷房運転時に室内熱交換器で生じる低温のドレン水を有効に利用する工夫がなされている。例えば、ドレン水で室内熱交換器に流れ込む液冷媒を冷却する構成とし、ドレン水の冷熱を液冷媒に回収することで、その分の圧縮機の負荷を軽減するというものが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−223357号公報(第2−3頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のものは、ドレン水の配管を液冷媒の配管の外面に接合する構成であることから、ドレン水から液冷媒への伝熱は主に配管同士が接合した一部分でしか行われないので、冷熱量を十分に回収できないという問題がある。
【0005】
本発明の課題は、液冷媒に回収する冷熱量を増やして、圧縮機の負荷をさらに低減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次に述べる手段により、上記課題を解決するものである。すなわち、圧縮機、室外熱交換器、減圧器、及び室内熱交換器が冷媒配管で環状に連結されてなる冷凍サイクルを備えた空気調和装置において、室外熱交換器から流出する液冷媒の配管の少なくとも一部を、二重管を構成する外管及び内管のいずれか一方の管で形成し、他方の管に室内熱交換器で生じたドレン水を流入させることを特徴とする。
【0007】
これにより、ドレン水から液冷媒への伝熱が内管全面を介して行われるから、液冷媒に回収させる冷熱量を増大でき、その分だけ圧縮機の負荷を低減でき省エネルギになる。
【0008】
この場合、特に、内管側にドレン水を通流させ、外管側に液冷媒を通流させることが好ましい。これによれば、外管側を流れる高温の液冷媒の熱が外気への放熱され、内管側のドレン水の冷熱が外気に放熱されることがなく効率良く液冷媒に回収されるから、さらに圧縮機の負荷を低減して省エネルギの効果を高められる。
【0009】
ところで、室内熱交換器におけるドレン水の生成量は、室内の温度、湿度及び室内熱交換器に送風される風量などの条件によって変化し、条件によってはドレン水の生成量が少なくなることがある。この場合ドレン水不足によって期待していた効果が得られなくなる。
【0010】
そこで、室内熱交換器で生じたドレン水を貯留する容器を設け、この容器から二重管に供給するドレン水の流量を調整する調整手段を設けることが好ましい。これにより、液冷媒に回収するドレン水の冷熱量を適宜制御できる。
【0011】
この場合、調整手段は、例えば、圧縮機の負荷の増加率が一定率を上回ったとき上回った度合いに応じてドレン水の流量を増やし、一定率を下回ったときドレン水の流量を減らす制御を行うようにすることができる。これにより、例えば、室温の設定温度を大幅に下げることなどにより圧縮機の負荷が急激に増加するような場合に、ドレン水の流量を増加させて液冷媒の温度を低下させ、この温度が下がった液冷媒を室内熱交換器に流入させることができる。したがって、圧縮機の制御による室温の低下を待たずに室温を低下させることができ、室温の低下にかかる時間を短縮できる。
【0012】
又は、調整手段は、圧縮機の負荷が一定値を上回ったとき上回った度合いに応じてドレン水の量を増やし、一定値を下回ったときドレン水の量を減らす制御を行うようにすることができる。これにより、圧縮機の負荷が一定値以上になったとき、ドレン水の流量を増加させて、液冷媒に回収させる冷熱量を増大させることができ、圧縮機の負荷を低下させることができる。したがって、圧縮機の負荷を一定値未満に保つことができる。また、一定値を下回ったときドレン水の流量を減らして貯留し、次回に一定値を上回ったときに供給できるドレン水の流量を増やすことができる。
【0013】
ここで、一定値を、例えば、圧縮機の出力の限界(例えば、定格出力容量の限界)に基づいて設定すれば、その限界を越える負荷が圧縮機にかかったときにドレン水の冷熱量を増やして圧縮機の能力を補うことができるから、不測の高気温などによる負荷増に対応できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の空気調和装置の第1の実施の形態について、図1〜3を用いて説明する。図1は本発明を適用してなる空気調和装置の平面図、図2は図1の空気調和装置の室内熱交換器側から見た側面図、図3は図1の空気調和装置の室外熱交換器側から見た側面図である。
【0015】
まず、本実施形態の空気調和装置の全体構成について図1〜3を参照して説明する。本実施形態の空気調和装置は、例えば鉄道の車両などに取り付けられ、圧縮機1、室外熱交換器3、減圧器5、及び室内熱交換器7が冷媒配管9で環状に連結されてなる冷凍サイクルを筐体11内に2系統備えて構成されている。この冷凍サイクルは、冷房運転時において、圧縮機1から吐出されるガス冷媒を室外熱交換器3で凝縮して液冷媒とし、その液冷媒を減圧器5で減圧させて室内熱交換器7で蒸発させて室内に送風される空気を冷却し、再び圧縮機1の吸引側に戻すように形成されている。また、冷凍サイクルは、図示していない四方弁を介して冷媒の吐出方向を切り替え可能に接続され、冷暖房の運転変更に対応するようになっている。この空気調和装置は、一般の空気調和装置と同様、空調の対象となる室内の温度が設定温度になるように調整され、具体的には、圧縮機1の運転周波数つまり回転数の制御などにより調整されている。
【0016】
このように形成された2系統の冷凍サイクルを構成するそれぞれの機器類は線対称に配置され、各室外熱交換器3の間には室外送風機13が設けられ、各室内熱交換器7の間には室内送風機15が設けられている。室外送風機13及び各室外熱交換器3は、筐体11に形成された開口に臨ませて配置され、室外送風機13は、それぞれの室外熱交換器3に外気を送風(符号12の矢印方向)するように設けられている。室内送風機15は、空調制御の対象となる室内に通じる吹出口に臨む位置に配置され、室内熱交換器7は、室内に通じる吸込口に臨む位置に配置されており、吸引口から吸い込まれた室内の空気が(符号14の矢印方向)室内熱交換器7を通り、吹出口から室内に送風されるようになっている。この吹出口及び吸込口には、それぞれ温度検出器18、20が配置され、検出した吸込温度と吹出温度を空気調和装置の制御装置に出力するようになっている。また、筐体11内は、仕切り板17で2つに仕切られ、室内側と室外側の気流が混ざらないように構成されている。この室内側には、室内熱交換器7、室内送風機15、圧縮機1及び減圧器5が配置され、室外側には、室外熱交換器3及び室外送風機13が配置されている。
【0017】
次に、本実施形態の特徴部であるドレン水の冷熱の回収に関する部分について説明する。室内熱交換器7の下側には、皿容器状に形成されたドレンパン19が配置され、冷房運転時に室内熱交換器7の外表面に結露した水滴が滴下し、ドレン水として貯留されるようになっている。ドレンパン19の底部分にはドレン給水管21の一端が連通され、他端はドレンポンプ23の吸引側に連結されている。室外熱交換器3と減圧器5の間には、冷媒配管9の外径よりも内径が大きく形成され、かつ、両端が閉塞された外管24が設けられている。室外熱交換器3と減圧器5とを連結する冷媒配管9は、外管24の両端を閉塞する壁に挿通させて配置され、これにより二重管の形態になっている。このような二重管に構成することで、外管24に囲まれた冷媒配管9、すなわち内管25の全面を介してドレン水から液冷媒への伝熱が行われ、液冷媒に回収する冷熱量を増大できる。
【0018】
外管24の一端側はドレン給水管31を介して容量制御可能なドレンポンプ23の吐出側に連結され、他端側はドレン給水管33を介して散水ヘッド26の供給側に連結されている。ドレンポンプ23は制御装置によって回転数制御され、これにより、ドレン水の貯留、供給が可能になっている。ドレン給水管31及び33にはそれぞれドレン水の温度を検出する温度計28、30が設けられている。また、減圧器5の入側の液冷媒温度を検出する温度計32が設けられている。室外熱交換器3の外表面には、室外熱交換器3の温度を検出する温度計34が設けられている。これらの温度計28、30、32、34が検出した温度は図示していない制御装置に出力されるようになっている。また、散水ヘッド26は、複数の穴を有するノズル管で形成され、その穴から室外熱交換器3の外表面にドレン水を滴下するように構成されている。
【0019】
ドレンパン19には、ドレン水を排出するドレン排水管25の一端が連通され、他端は筐体11外側に開口させている。また、ドレンパン19には水位計27が設けられ、ドレン排水管25の途中には、図示していない電磁弁が設けられている。この電磁弁の開度は、水位計27が検出した水位に基づいて設定され、水位が一定以上のときに開、一定未満のときに閉になるようになっている。
【0020】
このように構成された特徴部の冷房運転時の制御動作について空気調和装置本体の制御と合わせて説明する。図4は、本実施形態の特徴部であるドレンポンプの制御手順を示したフローチャートである。まず、冷房運転が開始されると、制御装置は、室内の温度を検出し設定温度と比較し、室内の温度が設定温度になるように圧縮機1の運転周波数、減圧器5の開度などを制御して冷媒を循環させる。これにより、室内の冷房が開始され、室内熱交換器7の外表面に結露が生じ、それらが滴下してドレンパン19に低温(例えば10℃)のドレン水が溜められる。
【0021】
冷房運転開始後、制御装置は、図4に示すように温度計34から一定の時間間隔で室外熱交換器3の凝縮温度を取り込み、それらから凝縮圧力Pの変化率ΔP1を求める(ステップS1)。求めたΔP1と予め一定率に設定しておいた設定変化率ΔP1*とを比較(ステップS2)し、ΔP1≦ΔP1*であるときは、ドレンポンプ23を停止する信号を出力し、ステップS1に戻る(ステップS5)。
【0022】
ステップS2において、ΔP1≧ΔP1*であるとき、予め定めたデータテーブルからΔP1に対応するドレンポンプ23の回転数Nを取り込み(ステップS3)、ドレンポンプ23を回転数Nで運転する信号を出力する(ステップS4)。この制御により、圧縮機1にかかる負荷の変動が比較的急激であるとき、ドレンパン19内のドレン水が外管24と内管25との間に導かれ、ドレン水(例えば10℃)の冷熱は内管25の全面を介して比較的高温(例えば40℃)の液冷媒に回収される。ここで温度が低下した(例えば30℃)液冷媒は室内熱交換器7に流入し、結果、室温が低下する。また、二重管から排出されたドレン水(例えば30℃)は、散水ヘッド26に導かれ、室外熱交換器3の外表面に散水され、その蒸発潜熱で室外熱交換器3内のガス冷媒を凝縮させる。
【0023】
このように本実施形態によれば、ドレンポンプ23を圧縮機の負荷の増加率に応じてドレン水の流量を増やし、液冷媒の温度を低下させて室温を下げることができるから、通常の制御に見られるような、圧縮機1が制御されてから実際に室内熱交換器7の温度が低下するまでの時間の遅れを改善できる。さらに、ドレン水で室温を低下させた分だけ圧縮機1の負荷が低減される。この場合、ドレン水から液冷媒への冷熱量が多いほど短時間で室温を低下できるので、本実施形態のようにドレン水と液冷媒との熱交換部分を二重管構造にして伝熱面積を増大させる構成が特に有効となる。さらに、圧縮機の負荷があまり急激に変化しないときにドレン水を溜めておくことができ、必要なときに使用できるドレン水の量を増やすことができる。
【0024】
また、本実施形態では、圧縮機1の負荷に応じてドレンポンプ23の回転数を制御することでドレン水の流量を調整しているが、ドレンパン19が二重管よりも高い位置にある場合は、ドレン給水管に弁を設けその弁の開度を調整する構成にすることもできる。
(第2の実施形態)
図5に本発明に係る空気調和装置の第2の実施形態の制御フローチャートを示す。本実施形態が上記実施形態と異なる点は、ドレンポンプ23が、凝縮圧力Pの変化率ではなく、凝縮圧力Pに基づいて制御される点である。したがって、上記実施形態と同一のものには同じ符号を付して説明を省略する。
【0025】
本実施形態は、冷房運転開始後、制御装置は、図5に示すように温度計34から取り込んだ室外熱交換器3の凝縮温度に基づいて凝縮圧力Pを求める(ステップS11)。求めたPと予め設定しておいた圧縮機1の上限圧力PHとを比較(ステップS12)し、P≦PHであるときは、ドレンポンプ23を停止する信号を出力し、ステップS11に戻る(ステップS16)。
【0026】
ステップS12において、P≧PHであるとき、PからPHを引いたΔP2を算出し(ステップS13)、予め定めたデータテーブルから算出したΔP2に対応するドレンポンプ23の回転数Nを取り込む(ステップS14)。そして、ドレンポンプ23を回転数Nで運転する信号を出力する(ステップS15)。この制御により、室外空気温度が非常に高い場合や、要求された冷房負荷が高く圧縮機1の能力以上、例えば、定格出力容量以上の負荷がかかるような場合、その圧縮機の能力を越えた分に対応する量のドレン水が二重管に導かれる。
【0027】
このように本実施形態によれば、液冷媒に回収させる冷熱量を増大させて空気調和装置の冷凍能力を補強でき、負荷が圧縮機の出力の限界を越えても運転できる。また、圧縮機の能力で対応できる負荷しかかかっていないときにはドレン水を温存することができる。また、本実施形態で、ドレン水の流量を増加させるしきい値として圧縮機1の上限圧力PHを用いたが、これに限らず、任意の値に設定することができる。
(第3の実施形態)
上記第1及び第2の実施形態では、圧縮機にかかる負荷が急変する場合や圧縮機の能力を越える負荷がかかる場合に、ドレン水の供給量を調整し液冷媒の温度を制御して、制御の追従性を改善したり圧縮機の能力以上の負荷に対応できるようにした。
【0028】
しかし、本発明はそれらの実施形態に限られるものではない。例えば、負荷の急変や圧縮機の能力を越えるような負荷への対応が要求されない場合は、ドレン水の供給量を調整するまでもない。このような場合は、室内熱交換器で生成されるドレン水をそのまま二重管に通流させることができる。この場合であっても、ドレン水が通流する管と液冷媒が通流する管とを接合する従来の構造に比べて、液冷媒に回収させる冷熱量を増大でき、その増大分だけ圧縮機の負荷を低減できるので省エネルギになる。
【0029】
特に、二重管の外管側に液冷媒を通流させ、内管側にドレン水を通流させれば、外管側を流れる高温の液冷媒の熱は外気への放熱され、内管側のドレン水の冷熱を効率よく液冷媒に伝熱させることができるから、省エネルギの効果を高めることができる。
【0030】
また、上記第1〜第3の実施形態では、二重管を設ける位置を室内熱交換器3と減圧器5との間としたが、これに限らず、例えば、減圧器5と室内熱交換器7との間の液冷媒部分を冷却する構成とすることもできる。また、水位計27が、ドレンパン19内のドレン水の水位が一定水位以上であること検出すると、電磁弁を開いてドレン水を排出するようになっているが、単に、ドレンパン19の一定水位の位置にドレン排出管25を連通させて排水口としてもよい。
【0031】
また、上記実施形態において、空気調和装置の製造段階において冷媒配管を二重管で形成すれば、ドレン水を室外熱交換器3まで搬送するためのドレン給水管を別途施工する必要がなくなり、装置が大型化することもない。また、上記実施形態では、車両用の空気調和装置について説明したがこれに限らず、スポット形空気調和装置などさまざまな型に適用できる。さらに、冷凍サイクルの系統を2系統としたが、これに限らず一般的な空気調和装置の構成とすることができる。
【0032】
また、上記第1及び第2の実施形態では、圧縮機1の負荷を、室外熱交換器3の凝縮温度から算出した凝縮圧力Pにより求めているが、これに限らず、例えば、圧縮機の吐出圧力、吸引圧力、室温の設定温度と実際の室温との差、冷媒の蒸発圧力及び蒸発温度などの冷凍サイクルの状態が表れる物理量から求めることができる。さらに、上記実施形態では、圧縮機1の負荷が設定よりも小さい場合にドレンポンプ23を停止しているが、例えば、ドレンポンプ23の回転数Nを任意に低下させてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、液冷媒に回収する冷熱量を増やして、圧縮機の負荷をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる空気調和装置の第1の実施形態の平面図である。
【図2】図1の空気調和装置の室内熱交換器側から見た側面図である。
【図3】図1の空気調和装置の室外熱交換器側から見た側面図である。
【図4】本発明に係る空気調和装置の第1の実施形態の制御を示したフローチャートを示す。
【図5】本発明に係る空気調和装置の第2の実施形態の制御を示したフローチャートを示す。
【符号の説明】
1 圧縮機
3 室外熱交換器
5 減圧器
7 室内熱交換器
9 冷媒配管
19 ドレンパン
23 ドレンポンプ
24 外管
25 内管
34 温度計
Claims (5)
- 圧縮機、室外熱交換器、減圧器、及び室内熱交換器が冷媒配管で環状に連結されてなる冷凍サイクルを備え、
前記室外熱交換器から流出される液冷媒の配管の少なくとも一部が、二重管を構成する外管及び内管のいずれか一方の管で形成され、他方の管に前記室内熱交換器で生じたドレン水を流入することを特徴とする空気調和装置。 - 前記室外熱交換器から流出される液冷媒の配管は前記外管で形成され、前記内管に前記ドレン水を流入することを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
- 前記室内熱交換器で生じたドレン水を貯留する容器と、この容器から前記他方の管に流入させるドレン水の流量を調整する調整手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載に空気調和装置。
- 前記調整手段は、前記圧縮機の負荷の増加率が一定率を上回ったとき上回った度合いに応じて前記ドレン水の流量を増やし、一定率を下回ったとき前記ドレン水の流量を減らすことを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
- 前記調整手段は、前記圧縮機の負荷が一定値を上回ったとき上回った度合いに応じて前記ドレン水の量を増やし、一定値を下回ったとき前記ドレン水の量を減らすことを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
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JP2015163500A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-09-10 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両用空調装置及びこの空調装置を備えた鉄道車両 |
JP2017024513A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両用空調装置 |
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-
2003
- 2003-06-18 JP JP2003172878A patent/JP2005009730A/ja active Pending
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