JP3089164B2 - 空気調和装置のドレン水処理装置 - Google Patents

空気調和装置のドレン水処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機のドレン水
処理装置に係り、冷媒が循環する冷媒配管を介して圧縮
機、四方弁、凝縮器、膨張弁、蒸発器が連結されてなる
冷凍サイクル手段と、室内側及び室外側の熱交換器に風
を送る送風手段とを同一本体内に有した、例えば窓用エ
アコンディショナーとして用いられる、一体型ヒートポ
ンプ式空気調和機において生成されるドレン水を処理す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の一体型ヒートポンプ式空気調和
機においては、一般的に冷房時に室内側熱交換器に、暖
房時に室外側熱交換器にドレン水が生じる。このドレン
水は、不要のものであるため、従来、ドレンホースで室
外に排出するのが一般的であった。然るに、ドレンホー
スを設置する排水工事は比較的繁雑なもので有り、しか
も、ドレンホースを設置工事の全くできない環境下で前
記の空気調和機を設置することが要請された場合、ドレ
ン水を空気調和機の外部へ排出して処理することが全く
できなかったので、ドレンホースを設置せずにドレン水
を処理可能な何らかの処理手段が必要となった。
【0003】そこで、本出願人は従来その処理手段のひ
とつとして前記空気調和機において、冷、暖房時に生じ
たドレン水を霧化して屋外へ排出する技術を特願平5−
32181号として提案している。
【0004】この空気調和機は図5乃至図7に示すよう
に、1は空気調和機本体、2は圧縮機、3は室内側熱交
換、4は室内側送風ファン、5は室外側熱交換器、6は
室外側送風ファン、7は室外側送風モーター、8は第1
ドレンパン、9はドレン案内である。また、10は、ド
レン案内部9の詰まり防止用としてドレン案内部9周辺
に設けられた多数の凸起部であり、ドレン水に混入した
ゴミ等をからめ取る為のものである。
【0005】11は霧化装置、12は円板からなる回転
体である回転式霧化器、13は該霧化器12の高速回転
用DCモータである。霧化装置11は、DCモータ13
で回転される回転式霧化器12上にドレン水を滴下して
霧化する。14は未処理水回収路、15は霧化されたド
レン水、16は霧化装置11内で再液化した未処理水、
17は第2ドレンパンである。この未処理水16は第2
ドレンパン17へ自然落差で回収される。18は、未処
理水を室外側熱交換器5にかき上げる為の円板であり、
19はその円板18を回転させる為のリターンモータで
ある。20は室内側熱交換器3で生じるドレン水を受け
る為のドレン受け皿であり、21は上記ドレン水が室内
側のゴミ、特に綿ぼこりを多量に含んでいることを考慮
して、第1ドレンパン8ではなく、第2ドレンパン17
へ導く為のドレンガイドである。
【0006】22は、第2ドレンパン17に貯溜してい
るドレン水の水温を上昇させる為の冷凍サイクルの吐出
高温部である。
【0007】図8は、上記霧化装置11本体の断面図で
ある。図8において、23は霧化室、24は霧吹出口、
25は回転式霧化器12の霧化表面に設けられた霧化促
進用凸起部で、同心円状のリブ形状となっている。
【0008】なお、上記空気調和装置は冷凍サイクルの
保護装置を有している。この保護装置は、暖房運転時に
外気温度が低くて冷媒の蒸発温度が概略−1℃以下にな
った場合に室外側熱交換器5に霜が着くので、室内側送
風ファン4と室外側送風ファン6を停止して除霜運転を
開始させるものである。
【0009】次に、上記構成の空気調和機において、そ
の動作を説明する。
【0010】図9は、前記動作を説明するための概念図
であり、図6,図9を用いて前記空気調和機の冷房運転
時について説明する。
【0011】冷房運転中は、室内側熱交換器3が蒸発器
として作用することにより、室内空気との熱交換で露が
発生する。この露は、ドレン水となってドレン受け皿2
0に滴下し、ドレンガイド21を通って、第2ドレンパ
ン17に集められる。このドレン水は、リターンモータ
19に直結した円板18の回転によって(本説明例で
は、約1400rpmで回転)水滴となり、凝縮器とし
て作用している室外側熱交換器5に向けて、かき上げら
れる。
【0012】こうして、水滴は高温の室外側熱交換器5
を通過すると同時に、蒸発し、室外側送風ファン6によ
って熱交換を終えた室外側空気と共に室外に排出され
る。また、この時、ドレン水の蒸発により、室外側熱交
換器5の凝縮能力を増すことができる。
【0013】次に、図7,図8,図9を用いて暖房運転
時について説明する。図8は、動作を説明する為の概念
図である。
【0014】暖房運転時には、室外側熱交換器5が蒸発
器として作用することにより、室外空気との熱交換にお
いて、冷媒の蒸発温度が概略−1℃以上であれば、露が
発生しドレン水となって、第ドレンパン8に滴下す
る。このドレン水は、第ドレンパン8の底面から突き
出た多数の凸起部10によって、ドレン水に混入したゴ
ミ等が捕捉され、沈殿された後に、ドレン案内部9を通
って、高速回転している(本説明例においては、約85
00rpmで回転)回転式霧化器12の上に、自然落下
的に滴下する。高速回転している回転式霧化器12の上
に滴下したドレン水は、該霧化器12表面の円周方向へ
遠心力によって放射状に飛び散る際に、上記霧化器表面
に設けられた多数の凸起部25に激しく衝突する。これ
により、ドレン水は瞬時に霧状になって回転式霧化器1
2表面の上方向へ舞い上がり、霧吹出口24から噴出
し、室外側送風ファン6による送風に乗って室外へ霧1
5として排出される。
【0015】また、霧化室23の内壁面で再液化したド
レン水は、未処理水16として集められ、未処理水回収
路14から、第2ドレンパン17へ自然落下して回収さ
れる。第2ドレンパン17に回収された未処理水16
は、リターンモータ19に直結された円板18の回転に
よって、室外熱交換器5へかき上げられる。その後、ド
レン水は、室外側熱交換器5から垂れて第1ドレンパン
8に集められ、再びドレン案内部9から回転式霧化器1
2へ滴下され前記のように霧化される。このようにし
て、未処理水の循環処理を行うものである。
【0016】なお、暖房運転中において、冷媒の蒸発温
度が概略−1℃以下の場合は、室外側熱交換器5の表面
は、0℃以下になって、もはや露の発生はなくなり、霜
が付着し始める。室外側熱交換器5への着霜が全面積に
至った場合、サイクルの保護装置(図示せず)の作動に
より、室内側送風ファン4、及び室外側送風ファン6が
停止して、除霜運転を開始する。
【0017】この除霜運転により、室外側熱交換器5に
付着していた霜及び氷は解け始めて、除霜水となって一
挙に第1ドレンパン8に集まり、ドレン案内部9を通し
て、回転式霧化器12に流れ落ちてくる。この時、除霜
効率を上げることを目的として、室外側送風ファン6
は、運転を停止しているため、霧化装置11で霧化した
除霜水を室外側送風ファン6の送風にのせて室外へ排出
することができない。そこで、実施例では除霜運転中
は、霧化装置11は停止させておく。
【0018】したがって、ドレン案内部9から回転式霧
化器12に流れ落ちてきた除霜水は、そのまま未処理水
16として、未処理水回収器14を通って、第2ドレン
パン17へ一旦、回収され、除霜運転が終了するまで貯
溜される。
【0019】除霜運転が終わり、暖房運転に戻ると、第
2ドレンパン17に貯溜されていた除霜水は、冷凍サイ
クルの凸出高温部22によって水温が上昇した後、円板
18の回転によって、室外側熱交換器5にかき上げら
れ、再び、第1ドレンパン8に集まり、ドレン案内部9
から、約8500rpmの高速で回転中の回転式霧化器
12の上に滴下される。これにより、上記内容と同様に
除霜水は瞬時に霧状になって回転式霧化器表面12の上
方向へ舞上がり、霧吹出口24から、室外側送風ファン
6の送風によって室外へ排出される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の空気調和機
の暖房運転時のドレン処理において、特に外気温度が0
℃以下で、運転を停止した場合、室外熱交換器5、及び
第1ドレンパン8を循環していたドレン水が少しづつ流
れて、長時間ドレン案内部9から少しづつ滴下して行
き、そのうち回転式霧化器12の上に氷結し堆積して、
最悪はドレン案内部9と氷で一体化されてしまい、次の
運転開始時に、DCモータ13がロックして運転不能と
なるおそれがあった。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機のド
レン水処理装置は、室内側熱交換器または上記室外側熱
交換器で凝縮したドレン水を収集するためのドレン水収
集手段と、回転体を有し、滴下されたドレン水を該回転
体により飛び散らせて霧化するためのドレン水霧化手段
と、上記ドレン水収集手段から該ドレン水霧化手段へド
レン水を供給するドレン水供給経路と、上記ドレン水霧
化手段の回転体で霧化できなかったドレン水を収集する
ドレンパンと、上記ドレン水供給経路に当該ドレン水供
給経路に流れるドレン水の流量が所定量より少ないとき
に上記ドレンパンへドレン水を直接導く導水部とを具備
している。
【0022】そして、上記ドレン水供給経路を、上記室
外側熱交換器の下部に設けた熱交換器用ドレンパンと、
該熱交換器用ドレンパンからのドレン水を収集し上記ド
レン水霧化装置に供給するドレン水収集用ドレンパンと
から形成し、上記熱交換器用ドレンパンと上記ドレン水
収集用ドレンパンとの間に所定量以上のドレン水が流れ
た場合に当該ドレン水の流れの勢いにより接続される導
水間隙を形成し、該導水間隙を上記導水部としている。
また、上記導水部は、所定量以上のドレン水が流れた場
合に当該ドレン水の流れの勢いにより閉塞される導水孔
を上記ドレン水供給経路に穿設して形成している。
【0023】
【作用】本発明は上記の構成により、運転停止後の残ド
レン水の量は所定量より少ないので、該ドレン水はドレ
ン水供給経路の導水部より直接ドレンパンへ導き、ドレ
ン水霧化装置への流入を防止している。
【0024】そして、ドレン水供給経路を所定量以上の
ドレン水が流れると、熱交換器用ドレンパンとドレン水
収集用ドレンパンとの間の導水間隙をドレン水が接続
し、該ドレン水収集用ドレンパンを介してドレン水はド
レン水霧化装置に供給され、ドレン水が所定量よりも少
ないときは、ドレン水は導水間隙を接続することなく当
該導水間隙から直接ドレンパンへ流れる。また、ドレン
水供給経路を所定量以上のドレン水が流れると、ドレン
水供給経路の導水孔をドレン水が接続し、該ドレン水は
ドレン水霧化装置に供給され、ドレン水が所定量よりも
少ないときは、ドレン水は導水孔を接続することなく当
該導水孔から直接ドレンパンへ流れる。
【0025】
【実施例】以下本発明の空気調和機のドレン水霧化装置
の実施例を図1乃至図4にもとづいて説明する。なお、
本発明の空気調和機は従来の空気調和機を示す図5及び
図6の構造と同様であり、その構造の説明は省略する。
また、本発明のドレン水霧化装置の従来のドレン水霧化
装置と同一部分については同一符号を付して詳細な説明
は省略する。
【0026】図1及び図2は本発明の空気調和機のドレ
ン水処理装置の第1実施例の回転式霧化器部分の説明図
である。まず図1は、霧化装置11が運転中の状態を示
す図であり、5は室外熱交換器、8は熱交換器用ドレン
パンである第1ドレンパン、26はドレン水収集用ドレ
ンパンである第3ドレンパン、12はDCモータ13で
駆動される回転式霧化器である。
【0027】第1ドレンパン8からドレン水が第3ドレ
ンパン26を介して霧化装置11へ供給され、この第1
ドレンパン8,第3ドレンパン26でドレン水供給経路
を形成しており、該第1ドレンパン8のドレン水出口部
8aと上記第3ドレンパン26の上端部との間に所定量
以上のドレン水が流れた場合に当該ドレン水の流れの勢
いにより接続される導水部としての導水間隙27を形成
している。上記第1ドレンパン8のドレンパン出口部8
aの下端部8bを垂直方向で下方へ延設し、ドレン水の
流量が所定量よりも少ない時にこのドレン水はドレン水
出口部8aの下端部8bを伝って流れ落ち、図2に示す
ように霧化装置11へ供給されずに第2ドレンパン17
に直接滴下される構造となっている。
【0028】特に暖房運転時において、発生する除霜水
は、第2ドレンパン17に貯溜され別に設けられた、ド
レン水循環手段(図5及び図6においてはリターンモー
タ19及びそれに直結された円板18)により、第2ド
レンパン17から室外側熱交換器5へかきあげられ、室
外側熱交換器5で蒸発されなかった余剰のドレン水は第
ドレンパン8へ流れ落ち、第ドレンパン8の出口部
8aから第3ドレンパン26へ流れ込む。この場合、第
1ドレンパン8と第3ドレンパン26との間は導水間隙
27をもって分離されているが、ドレン水の循環量が多
いので、ドレン水はその勢いで第1ドレンパン8から第
3ドレンパン26へ導びかれ、第3ドレンパン26の出
口部26aから回転式霧化器12へ供給され、霧化され
て霧状となって室外へ排気される。霧化しきれないドレ
ン水は、未処理水回収器14から再び第2ドレンパン1
7に回収される。
【0029】次に、運転停止した場合、霧化装置11及
びドレン水循環手段が停止し、循環がストップするた
め、第1ドレンパン8の出口部8aから出て来るドレン
水は、室外熱交換器5や第1ドレンパン8に付着した水
分のみとなるので、わずかな量が滴下してくるのみとな
る。従来であれば、これが100%回転式霧化器12に
滴下して行くため、氷結等の問題が発生していたが、本
発明では、図2の如く、第ドレンパン8の出口部8a
でのドレン水は、量が少ないため、出口部8aの下端部
8bから直接第2ドレンパン17へ滴下回収されるの
で、滴下水で回転式霧化器12が氷結することを防止で
きる。
【0030】次に、図3に示す本発明の空気調和機のド
レン水処理装置の第2実施例を説明すると、上記第
レンパンの出口部8aを延設し、この出口部8aの下側
に所定量以上のドレン水が流れた場合に当該ドレン水の
流れの勢いにより閉塞される導水孔8cを穿設してい
る。そして、第ドレンパン8の出口部8aを所定量以
上のドレン水が流れると、出口部8aの導水孔8cをド
レン水が接続し、該ドレン水は第3ドレンパン26を介
して霧化装置11に供給されて霧化され、ドレン水が所
定量よりも少ないときは、ドレン水は導水孔8cを接続
することなく当該導水孔8aから直接第2ドレンパン
へ流れ上記第1実施例と同様に滴下水で回転式霧化器
12が氷結するのを防止する。
【0031】また、本発明の空気調和機のドレン水処理
装置の第3実施例を図4とともに説明すると、第ドレ
ンパン8の出口部8aと第3ドレンパン26の上端をオ
ーバーラップ(重ね合わせ)させ、出口部8aの下端部
8bの下側に第3ドレンパン26の外周側に向って下り
勾配のリブ状の突起8dを設け、残りドレン水の滴下を
第2ドレンパン17まで直接導くようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の空気調和機のドレン水処理装置
は上記のような構成であるから、運転停止後、ドレン水
収集手段から流れてくるドレン水は、熱交換器やドレン
水収集手段に付着した水分のみとなるので、わずかな量
が滴下してくるのみとなり、このドレン水はドレン水供
給経路の導水路よりドレン水霧化手段に供給されず直接
ドレンパンへ導かれるので、ドレン水霧化手段へのドレ
ン水の流入を防止することができる。特に、暖房運転時
のように外気温度が低い場合に、運転停止後にドレン水
霧化手段へドレン水が供給されるとこのドレン水が凍結
し、運転を行うときにドレン水霧化手段の回転板が回転
せず、ドレン水霧化手段を動作させることができなくな
るが、本発明のものであれば、運転停止後にはドレン水
霧化手段へドレン水が供給されないので、ドレン水のド
レン水霧化手段での凍結を確実に防止することができ、
運転再開時にドレン水霧化手段を確実に動作させること
ができる。
【0033】そして、熱交換器用ドレンパンとドレン水
収集用ドレンパンとの間に導水間隙を設けるだけの特別
な部材や加工を施すことのない簡単な構成で、運転停止
後の残ドレン水のドレン水霧化手段への供給を確実に防
止することができる。また、ドレン水供給経路に導水孔
を穿設するだけで残ドレン水のドレン水霧化手段への供
給を防止することができるので、室外側熱交換器や室内
側熱交換器等の部品の配置を従来のまま変更することな
く、ドレン水の凍結による不都合を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和器のドレン水処理装置の第1
実施例に係る運転時の状態を示す断面図である。
【図2】本発明の空気調和器のドレン水処理装置の第1
実施例に係る運転停止時の状態を示す断面図である。
【図3】本発明の空気調和器のドレン水処理装置の第2
実施例に係る要部を示す断面図である。
【図4】本発明の空気調和器のドレン水処理装置の第3
実施例に係る要部を示す断面図である。
【図5】従来の一例に係る一体型空気調和機の内部構造
を示す断面図である。
【図6】図5の斜視図である。
【図7】図6の霧化装置11部分の断面図である。
【図8】図7の拡大断面図である。
【図9】従来の空気調和機の冷房運転中の動作を説明す
る概略説明図である。
【図10】従来の空気調和機の暖房運転中の動作を説明
する概念説明図である。
【符号の説明】
5 室外側熱交換器 8 第1ドレンパン 8a 出口部 8b 下端部 8c 導水穴 8d 突起 11 霧化装置 12 回転式霧化器 13 DCモータ 14 未処理水回収器 17 第2ドレンパン 26 第3ドレンパン 26a 出口部 27 導水間隙

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒が循環する冷媒配管を介して圧縮
    機、四方弁、凝縮機、膨張弁、蒸発器が連結されてなる
    冷凍サイクル手段と、室内側及び室外側の熱交換器に風
    を送る手段とを同一本体内に有した一体型ヒートポンプ
    式空気調和機において、 上記室内側熱交換器または上記室外側熱交換器で凝縮し
    たドレン水を収集するためのドレン水収集手段と、 回転体を有し、滴下されたドレン水を該回転体により飛
    び散らせて霧化するためのドレン水霧化手段と、 上記ドレン水収集手段から該ドレン水霧化手段へドレン
    水を供給するドレン水供給経路と、 上記ドレン水霧化手段の回転体で霧化できなかったドレ
    ン水を収集するドレンパンと、 上記ドレン水供給経路に当該ドレン水供給経路に流れる
    ドレン水の流量が所定量より少ないときに上記ドレンパ
    ンへドレン水を直接導く導水部とを具備したことを特徴
    とする空気調和機のドレン水処理装置。
  2. 【請求項2】 上記ドレン水供給経路を、上記室外側熱
    交換器の下部に設けた熱交換器用ドレンパンと、該熱交
    換器用ドレンパンからのドレン水を収集し上記ドレン水
    霧化装置に供給するドレン水収集用ドレンパンとから形
    成し、 上記熱交換器用ドレンパンと上記ドレン水収集用ドレン
    パンとの間に所定量以上のドレン水が流れた場合に当該
    ドレン水の流れの勢いにより接続される導水間隙を形成
    し、該導水間隙を上記導水部としたことを特徴とする請
    求項1記載の空気調和機のドレン水処理装置。
  3. 【請求項3】 上記導水部は、所定量以上のドレン水が
    流れた場合に当該ドレン水の流れの勢いにより閉塞され
    る導水孔を上記ドレン水供給経路に穿設して形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気調和機のドレン水処
    理装置。
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