JPH01105065A - 無段変速機の電磁制御装置 - Google Patents

無段変速機の電磁制御装置

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JPH01105065A
JPH01105065A JP26305987A JP26305987A JPH01105065A JP H01105065 A JPH01105065 A JP H01105065A JP 26305987 A JP26305987 A JP 26305987A JP 26305987 A JP26305987 A JP 26305987A JP H01105065 A JPH01105065 A JP H01105065A
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cylinder chamber
hydraulic
orifice
oil
pressure
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/12Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures

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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Servomotors (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ00発明目的 (産業上の利用分野) 本発明は無段変速機において、変速比制御や、クラッチ
作動制御等を行うために用いられる油圧サーボバルブを
ソレノイドバルブを用いて制御する電磁制御装置に間す
る。
(従来の技術) 従来から、入力回転を無段階に変速して出力することが
できる無段変速機が車両用等として種々提案されている
0例えば、特開昭59−95722号公報には、定吐出
量型油圧ポンプおよび可変容量型油圧モータにより閉回
路を構成してなる無段変速機を車両用として用いたもの
が開示されている。
このような無段変速機において、発進・停止時のクラッ
チ制御や、走行中での変速比の制御は、スロットル開度
、車速等に基づいてサーボバルブにより制御される。こ
とが多い、このようなサーボバルブの制御方法として、
サーボバルブの左右シリング室への油圧の給排をソレノ
イドバルブを用いて行わせるようになし、ソレノイドバ
ルブへの電気信号によりサーボバルブの作動制御を行う
ことがよくある。ところが、ソレノイドバルブを用いた
場合、このソレノイドバルブが作動不良を起こすと、サ
ーボバルブの制御が行えなくなるという問題がある。
このため、従来からソレノイドバルブの作動不良の場合
には、サーボバルブをいずれか一方にゆっくりと移動さ
せるようになし、例えば、クラッチをゆっくりとOFF
にしたりして、いわゆるフェイルセーフが働くような構
造が種々考えられている0例えば、特公昭60−249
761号公報には、無段変速機の変速比制御を行わせる
サーボシリンダの左右のシリンダ室への油圧給排を4方
弁を介して行わせるとともに、この4方弁の作動をソレ
ノイドバルブを用いて制御するようになし、ソレノイド
バルブが故障などにより作動不良となった場合には、4
方弁の位置を、変速を停止する位置に保持させたり、油
圧給排をオリフィスを介して行わせる位置にして変速比
を最大もしくは最小になるまでゆっくりと移動させるよ
うにしたりする方式が開示されている。
(発明が解決しようとする間M) ところが、変速を停止させるようにしたのでは、無段変
速機を搭載した車両を停止させた後、これを再びスター
トするときに、変速比が停止保持されたままであるので
変速比をスタートのためLOW(最大変速比)にするこ
とができず、スタートできないという問題がある。さら
に、4方弁を用いるのは、制御機構が複雑且つ大型化し
やすいという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑み、構造が簡単で、ソレノ
イドの作動不良時にはフェイルセーフが働き、信頼性の
高い制御装置を提供することを目的とする。
口0発明の構成 (問題を解決するための手段) 上記目的達成の手段として、本発明の電磁制御装置は、
油圧サーボバルブのロッド側シリンダ室に、所定油圧の
作動油が供給される第1油圧供給路を接続し、ヘッド側
シリンダ室にはデユーティ比開閉制御される第1ソレノ
イド・バルブを介して第1油圧供給路に接続される第2
油圧供給路を接続するとともに、ヘッド側シリンダ室を
デユーティ比開閉制御される第2ソレノイドバルブを介
してドレン回路にも接続しており、さらに、第2波路に
所定流路面積を有した第1オリフィスを配設するととも
に、第2ソレノイドバルブからドレン回路に至る流路中
に上記所定流路面積より小さな流路面積を有した第2オ
リフィスを配設して構成している。
(作用) 上記構成の電磁制御装置を用いると、第1および第2ソ
レノイドバルブのデユーティ比制御により、ヘッド側シ
リンダ室に作用する油圧を制御すれば、ピストンの作動
を制御することができる。
また、これら両ソレノイドパルプが、ともに故障したり
通電がなされなかったりして作動不良を起こし、OFF
どなった場合には、ヘッド側シリンダ室には第1オリフ
ィスを介して作動油が供給されるとともに、第2オリフ
ィスを介してヘッド側シリンダ室からドレン側に作動油
が排出される。
ここで、第1オリフィスの流路面積A1は第2オリフィ
スの流路面積A2より大きいため、両流路面積AH、A
2を適宜設定することにより、この場合でのヘッド側シ
リンダ室内の油圧を任意め値に設定することができる。
このため、両ソレノイドバルブが故障等により作動不良
を起こしてOFFとなった場合には、サーボシリンダを
いずれか一方にゆっくりと移動させるような油圧になる
ように、上記流路面積A 1 、 A 2を設定すれば
、フェイルセーフを働かせることができる。
(実施例) 以下、図面を用いて、本発明の好ましい実施例について
説明する。
第1図は本発明に係る電磁制御装置により制御されるサ
ーボバルブを備えた無段変速機の油圧回路を示し、無段
変速機Tは、入力軸1を介してエンジンEにより駆動さ
れる4定吐出量型油圧ポンプPと、車輪Wを駆動する出
力軸2を有する可変容量型油圧モータMとを有している
。これら油圧ポンプPおよび油圧モータMは、ポンプP
の吐出口およびモータMの吸入口を連通させる第1油路
LaとポンプPの吸入口およびモータMの吐出口を連通
させる第2油路Lbとの2本の油路により油圧閉回路を
構成して連結されている。
また、エンジンEにより駆動されるチャージポンプ10
の吐出口がチエツクバルブ11を有するチャージ油路L
hおよび一対のチエツクバルブ3.3を有する第3油路
Lcを介して閉回路に接続されており、チャージポンプ
10によりオイルサンプ15から汲み上げられチャージ
圧リリーフバルブ12により調圧された作動油がチエツ
クバルブ3,3の作用により上記2本の油路La、Lb
のうちの低圧側の油路に供給される。さらに、高圧およ
び低圧リリーフバルブ6.7を有してオイルサンプ15
に繋がる第5および第6油路Le、Lfが接続されたシ
ャトルバルブ4を有する第4油路Ldが上記閉回路に接
続されている。このシャトルバルブ4は、2ボ一ト3位
置切換弁であり、第1および第2油路La、Lbの油圧
差に応じて作動し、第1および第2油路La、Lbのう
ち高圧側の油路を第5油路Leに連通させるとともに低
圧側の油路を第6油路Lfに連通させる。これにより高
圧側の油路のリリーフ油圧は高圧リリーフバルブ6によ
り調圧され、低圧側の油路のリリーフ油圧は低圧リリー
フバルブ7により調圧される、。
さらに、第1および第2油路La、、Lb間には、両油
路を短絡する第7油路Lgが設けられており、この第7
油路Lgにはこの油路の開度を制御する可変絞り弁から
なるクラッチ弁5が配設されている。このクラッチ弁5
は、リンク88を介して繋がるクラッチ用サーボバルブ
80により作動される。このため、クラッチ用サーボバ
ルブ80を作動させて、クラッチ弁5の絞り量を制御す
ることにより油圧ポンプPから油圧モータMへの駆動力
伝達を制御するクラッチ制御を行わせることができる。
上記油圧モータMの容量制御を行って無段変速機Tの変
速比の制御を行わせるアクチュエータが、リンク機構4
5により連結された第1および第2変速用サーボバルブ
30.50である。なお、この油圧モータMは斜板アキ
シャルピストンモータであり、変速用サーボバルブ30
.50により斜板角の制御を行うことにより、その容量
制御がなされる。
変速用サーボバルブ、30.50およびクラッチサーボ
バルブ80の作動はコントローラ100がらの信号を受
けてデユーティ比制御される各一対のソレノイドバルブ
151,152および155.156により制御される
。このコントローラ100には、車速V、エンジン回転
数Ne、スロットル開度θth、油圧モータMの斜板傾
斜角θL「、運転者により操作されるアクセルペダルの
開度θace 、大気圧Pat、油温To、水温Tw、
クラッチ開度θc1を示す各信号が入力されており、こ
れらの信号に基づいて所望の走行が得られるように上記
各ソレノイドバルブの制御を行°う信号が出力される。
以下に、上記各サーボバルブ30.50.80の構造お
よびその作動を詳細に説明する。
まず、第2図に示す変速用サーボバルブ30゜50につ
いて第1図を併用して説明する。このサーボバルブは、
無段変速機Tの閉回路から・シャトルバルブ4を介して
第5油路Leに導かれた高圧作動油を、第5油路Leか
ら分岐した高圧ライン120を介して導入し、この高圧
の作動油の油圧力を用いて油圧モータMの斜板角を制御
する第1変速用サーボバルブ30と、連結リンク機構4
5を介して該第1変速用サーボバルブ30に連結され、
このバルブ30の作動制御を行う第2変速用サーボバル
ブ50とからなる。
第1変速用サーボバルブ30は、高圧ライン120が接
続される接続口31aを有゛したハウジング31と、こ
のハウジング31内に図中左右に滑動自在に嵌挿された
ピストン部材32と、このピストン部材32内にこれと
同志に且つ左右に滑動自在に嵌挿されたスプール部材3
4とを有してなる。ピストン部材32は、右端部に形成
されたピストン部32aと、ピストン部32aに同志で
且つこれから左方に延びた円筒状のロッド部32bとか
らなり、ピストン部32aはハウジング31内に形成さ
れたシリンダ孔31cに嵌挿されてこのシリンダ孔31
c内を2分割して左右のシリシダ室35.36を形成せ
しめ、ロッド部32bはシリンダ孔31cより径が小さ
く且つこれと同志のロッド孔31dに嵌押される。なお
、右シリンダ室35は、′プラグ部材33aおよびカバ
ー33bにより塞がれるとともに、スプール部材34が
これらを貫通して配設されている。
上記ピストン部32aにより仕切られて形成さ 、れな
左シリンダ室35には、油路31bを介して接続口31
aに接続された高圧ライン120が繋がっており、ピス
トン部材32は左シリンダ室35に導入された高圧ライ
ン120からの油圧により図中右方向への押力を受ける
スプール部材34の先端部には、スプール孔32dに密
接に嵌合し得るようにランド部34aが形成され、また
、該ランド部34aの右方には対角方向の2面が、所定
軸線方向寸法にわたって削り落とされ、凹部34bt−
形成している。そして、この凹部34bの右方には止め
輪3′7が嵌挿され、ピストン部材32の内周面に嵌着
された止め輪38に当接することにより抜は止めがなさ
れている。
ピストン部材32には、スプール部材34の右方向移動
に応じて右シリンダ室35をスプール孔32dを介して
図示されないオイルサンプに開放し得る排出路32eと
、スプール部材34の左方向移動に応じて凹部34bを
介して右シリンダ室35を左シリンダ室36に連通し得
る連絡路32Cが穿設されている。
この状態より、スプール部材34を右動させると、ラン
ド部34aが連絡路32cを閉塞するとともに、排出路
32eを開放する。従って、油路31bを介して流入す
る高圧ライン120からの圧油は、左シリンダ室35の
みに作用し、ピストン部材32をスプール部材34に追
従するように右動させる。
次に、スプール部材34を左動させると、凹部34bが
上記とは逆に連絡路32cを右シリンダ室36に連通さ
せ、ランド部34.aが排出路32eを閉塞する。従っ
て、高圧油は左右両シリンダ室35.36ともに作用す
ることになるが、受圧面積の差により、ピストン部材3
2をスプール部材34に追従するように左動させる。
また、スプール部材32を途中で停止させると、左右両
シリンダ室35.36の圧力バランスにより、ピストン
部材32は油圧フローティング状態となって、その位置
に停止する。
このように、スプール部材34を左右に移動させること
により、ピストン部材32を高圧ライン120からの高
圧作動油゛の油圧力を利mしてスプール部材34に追従
させて移動させることができ、これによりリンク39を
介してピストン部材32に連結された油圧モータMの斜
板Mtをその回動軸Msを中心に回iさせてその容量を
可変制御することができる。
スプール部材34はリンク機構45を介して第2変速用
サーボバルブ50に連結されている。このリンク機構4
5は、軸47cを中心に回動自在なほぼ直角な2本のア
ーム47aおよび47bを有した第1リンク部材47と
、この第1リンク部材47のアーム47bの先端部にピ
ン結合された第2リンク部材48とからなり、アーム4
7aの上端部が第1変速用サーボバルブ30のスプール
部材34の右端部にピン結合されるとともに、第2リン
ク部材48の下端部は上記第2変速用サーボバルブ5o
のスプール部材54にピン結合されている。このため、
第2変速用サーボバルブ50のスプール部材54が上下
動すると、第1変速用サーボバルブ30のスプール部材
34が左右に移動される。
第2変速用サーボバルブ50は、2本の油圧ライン10
2,104が接続されるボート51a。
51bを有したハウジング51と、このハウジング51
内に図中上下に滑動自在に嵌挿されたスプール部材54
とからなり、スプール部材54は、ピストン部54aと
、このピストン部54aの下方にこれと同志に延びた先
端部54bと、ピストン部54aの上方にこれと同志に
延びたロッド部54cとからなる。ピストン部54aは
、ハウジング51に上下に延びて形成されたシリンダ孔
51c内に嵌挿されて、カバー55により囲まれたシリ
ンダ室内を、ピストン部54aの上方に位置しロッド部
54cが貫通するロッド側シリンダ室52と、ピストン
部54aの下方に位置するヘッド側シリンダ室53とに
分割する。先端部54bは、シリンダ孔51cと同志で
下方に延びた挿入孔51dに嵌挿される。
なお、先端部54bにはテーバ面を有する四部54eが
形成されており、この凹部54e内にトップ位置判定ス
イッチ58のスプール58aが突出しており、スプール
部材54の上動に伴いテーバ面に沿ってスプール58a
が押し上げられることにより油圧モータMの変速比が最
小になったか否かを検出することができるようになって
いる。
また、上記ピストン部54aにより2分割されて形成さ
れたロッド側およびヘッド側シリンダ室52および53
にはそれぞれ、油圧ライン102および104がボー)
51a、51bを介して連通しており、両油圧ライン1
02.104を介して供給される作動油の油圧および両
シリンダ室52.53内においてピストン部54aが油
圧を受ける受圧面積とにより定まるピストン部54aへ
の油圧力の大小に応じて、スプール部材54が上下動さ
れる。このスプール部材54の上下動はリンク機構45
を介して第1変速用サーボバルブ30のスプール部材3
4に伝えられて、これを左右動させる。すなわち、油圧
ライン102.104を介して供給される油圧を制御す
ることにより第1変速用サーボバルブ30のスチール部
材34の動きを制御し、ひいてはピストン部材32を動
かして油圧モータMの斜板角を制御してこのモータMの
容量制御を行って、変速比を制御することができるので
ある。具体的には、第2変速用サーボバルブ50のスプ
ール部材54を上動させることにより、第1変速用サー
ボバルブ30のピストン部材32を右動させて斜板角を
小さくし、油圧モータMの容量を小さくして変速比を小
さくさせることができる。
ボート51aからロッド側シリンダ室52内に繋がる油
圧ライン102の油圧は、チャージポンプ10の吐出油
をチャージ圧リリーフバルブ12により調圧した作動油
が油圧ライン101.102を介して導かれたものであ
り、ボート51bからヘッド側シリンダ室53に繋がる
油圧ライン104の油圧は、油圧ライン102から分岐
した第1オリフィス61を有する油圧ライン103の油
圧を、デユーティ比制御される第1および第2ソレノイ
ドバルブ151,152により制御して得られる油圧で
ある。第1ソレノイドパルプ151は第1オリフィス6
1を有する油圧ライン103から油圧ライン104への
作動油の流通量をデユーティ比に応じて開閉制御するも
のであり、第2ソレノイドパルプ152は油圧ライン1
04から分岐する油圧ライン105と第2オリフィス6
2を介してドレン側に連通する油圧ライン106との間
に配され、所定のデユーティ比に応じて油圧ライン10
4からドレン側への作動油の流出を行わせるものである
。このため、油圧ライン101.102、特許請求の範
囲に言う第1油圧供給路に該当し、油圧ライン103,
104が第2油圧供給路に該当する。
このため、油圧ライン102を介してロッド側シリンダ
室52にはチャージ圧リリーフバルブ12により調圧さ
れたチャージ圧が作用するのであるが、油圧ライン10
4からは上記2個のソレノイドバルブ151,152の
作動により、チャージ圧よりも低い圧がヘッド側シリン
ダ室53に供給される。ここで、ロッド側シリンダ室5
2の受圧面積はヘッド側シリンダ室53の受圧面積より
も小さいため、両シリンダ室52.53内の油圧により
スプール部材54・が受ける力は、ロッド側シリンダ室
52内の油圧Puに対して、ヘッド側シリンダ室53内
の油圧がこれより低い所定の値PJI (Pu>Pjl
)のときに釣り合う、このため、第1および第2ソレノ
イドバルブ151.152により、油圧ライン104か
らヘッド側シリンダ室53に供給する油圧を上記所定の
値Pρより大きくなるように制御すれば、スプール部材
54を上動させて油圧モータMの斜板角を小さくして変
速比を小さくすることができ、ヘッド側シリンダ室53
に供給する油圧をPjlより小さくなるように制御すれ
ば、スプール部材54を下動させて油圧モータMの斜板
角を大きくして変速比を大。
きくすることができる。
上記両ソレノイドバルブ151.152はコントローラ
100からの信号により駆動制御されるものであり、こ
のことから分かるように、コントローラ100からの信
号により2個のソレノイドバルブ151.152の作動
制御を行うだけで、第1および第2変速用サーボバルブ
30.50の作動を制御し、油圧モータMの容量の制御
、ひいては変速比の制御がなされる。
上記第1および第2ソレノイドバルブ151゜152に
よりデユーティ比制御される油路中に配された上記第1
および第2オリフィス61.62は、両ソレノイドバル
ブ151.152が作動不良を起こし、ともにOFFと
なつ゛な場合のフェイルセーフ作用をなさしめるための
ものである。このため、第1オリフィス61の流路面積
AIは、第2オリフィス62の流路面積A2より大きく
(AI>A2)設定されており、且つその大きさは以下
のように設定される。
まず、両ソレノイドバルブ151.152が故障、通電
不良等により作動不良を起こして、ともにOFFとなっ
た場合には、油圧ライン103の作動油は、第1オリフ
ィス61を介して油圧ライン104に流れ、さらに第2
オリフィス62を介して油圧ライン106からドレン回
路(オイルサンプ15)に流れる。ここで、A I >
 A 2であるなめ、油圧ライン104内の油圧Paは
油圧ライン103.102内の油圧Puより低い油圧と
なり、且つ、この油圧paの大きさは、両流路面積A 
s 、 A aの比により任意に設定可能である0例え
ば、この比(Al/Az)を大きくすると、油圧ライン
104の油圧Paは油圧ライン102の油圧Puに近ず
き、この比を小さくすると、油圧ライン104の油圧P
aは零に近ずき油圧ライン102の油圧Puよりずっと
低くなる。
このため、例えば、上記比を調整して、両ソレノイドバ
ルブ151,152がともにOFFとなったときには、
油圧ライン104の油圧Paが、上述の所定値PJIよ
り若干高い油圧になるようにすると、第2変速用サーボ
バルブ50の°ロッド側シリンダ室52内に油圧Puが
作用しヘッド側シリンダ室53内に油圧Paが作用する
。このため、スプール部材54が受ける油圧力は、ヘッ
ド側シリンダ室53から作用する力の方が大きくなり、
スプール部材54は上動され、変速比は大きくなる(す
なわち、LOW側に変速される)。
但し、上記のようにヘッド側シリンダ室53内の油圧P
aは所定値P1より若干高いだけであるので、スプール
部材54を上に押し上げる力は小さく、このためスプー
ル部材54はゆっくりと上動され、変速比はLOW側に
ゆっくりと変速される。このようにすれば、例えば、走
行中に両ソレノイドバルブ151,152が故障等によ
りともにOFFになったときには、変速比はゆっくりと
LOW側に変速されることになり、フェイルセーフ作用
が得られる。
なお、上記においては、油圧ライン104の油圧(ヘッ
ド側シリンダ室53内に作用する油圧)Paを、上記所
定値P1より若干高く設定する例を示したが、上記油圧
Paを所定値Pfflより若干低くなるように設定し、
上記両ソレノイドバルブ151.152がともにOFF
となった場合には、スプール部材54をゆっくりと下動
させるようにして、変速比を徐々にTOP (HIGH
)側に変速するようにして、フェイルセーフ作用を得る
ようにしてもよい。
次に、クラッチ弁5の作動制御を行うクラッチサーボバ
ルブ80について第3図を参照して説明する。このバル
ブ80は、シリンダ部材81と、このシリンダ部材81
に図中左右に滑動自在に嵌挿されたピストン部材82と
、ピストン部材82が嵌挿されたシリンダ室を覆って取
り付けられたカバ一部材85と、ピストン部材82を図
中左方に付勢するばね87とからなる。ピストン部材8
2のロッド82bはシリンダ部材81の右側から外方に
突出しており、ピストン82aは上記シリンダ部材2分
割してピストンヘッド面が対向するヘッド側シリンダ室
83およびロッド82bが貫通するロッド側シリンダ室
84を形成せしめ、両シリンダ室83.84にはボート
86a、86bを介して油圧ライン110.112が接
続されている。
油圧ライン110の油圧は、チャージポンプ10の吐出
油をチャージ圧リリーフバルブ12により調圧した作動
油が油圧ライン101を介して導かれたものであり、油
圧ライン104の油圧は、油圧ライン101から努岐し
た第1オリフィス65を有する油圧ライン111の油圧
を、デユーティ比制御される第1および第2ソレノイド
バルブ155,156により制御して得られる油圧であ
る。第1ソレノイドバルブ156は第1オリフィス65
を有する油圧ライン111から油圧ライン112への作
動油の流通量をデユーティ比に応じ讐開閉制御するもの
であり、第2ソレノイドバルブ155は油圧ライン11
2から分岐する油圧ライン113と第2オリフィス66
を介してドレン側に連通ずる油圧ライン114との間に
配され、所定のデユーティ比に応じて油圧ライン113
からドレン側への作動油の流出を行わせるものである。
このため、このクラッチサーボバルブ80においては、
油圧ライン101,110が、特許請求の範囲に言う第
1油圧供給路に該当し、油圧ライン111.112が第
2油圧供給路に該当する。
このため、油圧ライン110を介してロッド側シリンダ
室52にはチャージ圧リリーフバルブ12により調圧さ
れたチャージ圧が作用するのであるが、油圧ライン11
2からは上記2個のソレノイドバルブ155.156の
作動により、チャージ圧よりも低い圧がヘッド側シリン
ダ室83に供給される。ここで、ロッド側シリンダ室8
4の受圧、面積はヘッド側シリンダ室83の受圧面積よ
りも小さいため、両シリンダ室83.84内の油圧によ
りピストン部材82が受ける力は、ばね87あ付勢力を
考慮しても、ロッド側シリンダ室84内の油圧P1に対
して、ヘッド側シリンダ室83内の油圧P2がこれより
低い所定の値Ps’(Pl>Ps)のときに釣り合うよ
うになっている。このため、第1および第2ソレノイド
バルブ155.1’56により、油圧ライン112から
ヘッド側シリンダ室83に供給する油圧P2を上記所□
゛定の値Psより大きくなるように制御すれば、ピスト
ン部材82を右動させることができ、ヘッド側シリンダ
室83に供給する油圧P2をPsより小さくなるように
制御すれば、ピストン部材82を左動させることができ
る。
このピストン部材82の左右方向の移動は、リンク機構
88を介して、クラッチ弁5に伝達される。クラッチ弁
5は、第1バルブ孔5bを有する固定部材5aと、この
固定部材5a内に回転自在′に配された第2バルブ孔5
dを有する回転部材5Cとからなり、回転部材5Cに連
結されたアームリが上記リンク機構88に連結されてお
り、上記ピストン部材82の移動に伴って回転部材5C
が回転される0回転部材5Cが回転されると、第1およ
び第2バルブ孔5b、5dの連通開度が全開から全閉ま
で変化する。なお、図示の如く、ピストン部材82が最
大限まで左動した状態で、クラッチ弁5における連通開
度が全開になり、この後、ピストン部材82右動させる
のに応じて連通開度が全閉まで漸次変化する。
ここで、第1バルブ孔5bは無段変速機Tの閉回路を構
成する第1油路Laに連通し、第2バルブ孔5dは第2
油路Lbに連通しているため、上記第1および第2バル
ブ孔5b、5−dの連通開度を変化させることにより、
第1および第2油路La、Lbの短絡路である第7油路
Lgの開度を変化させることが′でき、これによりクラ
ッチ制御がなされる。すなわち、コントローラ100か
らの信号に基づいて、上記第1および第2ソレノイドバ
ルブ155.156をデユーティ比制御することにより
、クラッチ制御がなされる。
上記油圧ライン111.114に配された第1および第
2オリフィス65.66も、上述の変速用サーボバルブ
30.50におけるオリフィス61.62の場合と同様
に、両ソレノイドパルプ155.156の作動不良時の
フェイルセーフをなさしめるためのものである。このた
め、第1オリフィス65の流路面積A、は第2オリフィ
ス66の流路面積A4よりも大きく、両面積の比(A 
s/A4)は所望の値に設定されるようになっている。
これにより、両ソレノイドバルブ155,156がとも
にOFFとなったときには油圧ライン112の油圧P2
が上述の所定値Psより若干高くなるように、上記面積
比(AI /A2 )を設定すれば、ソレノイドバルブ
155.156が故障等によりOFFとなった場合には
、クラッチサーボバルブ80のピストン部材82はゆっ
くりと右動される゛、このようにすれば、走行中にクラ
ッチサーボバルブ80の制御用のソレノイドバルブ15
5.156が作動不良によりOFFとなったときには、
クラッチ弁5は徐々に閉じられることになり、フェイル
セーフ作用が得られる。
上記のようにすると、ソレノイドバルブの作動不良時に
は、クラッチ弁5は閉じられクラッチはONとなるので
、例えば2、シフトレ、バーをニュートラル、にして停
車を行わせ、シフトレバ−をDレンジにすることにより
走行を可能にするといった処置がとられるのであるが、
ソレノイドバルブの作動不良時には、クラツナ弁5を全
開にしてこれを0FFL、ブレーキを踏んで停車すると
いうようにしてフェイルセーフを確保することも考えら
れる。この場合には、油圧ライン112の油圧P2が、
所定値Psより若干小さくなるようにして、両ツレ)イ
F/<ルブ155..156がOFFとなったときには
、ピストン部材82を徐々に左動さす、クラッチ弁5を
ゆっくりと開放するようにすればよい。
ハ1発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、第1オリフィスを
介してヘッド側シリンダ室に作動油が供給され、第2オ
リフィスを介してヘッド側シリンダ室からドレン側に作
動油が排出されるようになっているとともに、第1オリ
フィスの流路面積A1は第2オリフィスの流路面積A2
より大きくなるように設定されているので、両流路面積
A1、A2を適宜設定することにより、ヘッド側シリン
ダ室に作用する油圧、を制御してピストン(スプール部
材)の作動を制御する2個のソレノイドバルブが、とも
に故障したり通電がなされなかったりして作動不良を起
こしOFFとなった場合には、サーボシリンダをいずれ
か一方にゆっくりと移動させることができ、比較的簡単
な構成によりフェイルセーフを働かせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る制御装置を備えた無段変速機の油
圧回路図、 第2図は第1および第2変速用サーボバルブの断面図、 、 第3図はクラッチサーボバルブの断面図である。 4・・・シャトルバルブ  5・・・クラッチ弁30.
50・・・変速用サーボバルブ 61.62.65.66・・・オリフィス80・・・ク
ラッチサーボバルブ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)入力を無段階に変速可能な無段変速機における変速
    比制御用の油圧サーボバルブ、クラッチ作動制御用の油
    圧サーボバルブ等の制御装置であつて、 前記サーボバルブは、シリンダと、該シリンダ内に形成
    されたシリンダ室内に滑動自在に嵌入されたピストンと
    からなり、前記シリンダ室は前記ピストンによって、ピ
    ストンロッドが通されるロッド側シリンダ室と、ピスト
    ンヘッド面が対向し前記ロッド側シリンダ室よりピスト
    ン受圧面積が大きなヘッド側シリンダ室とに分割されて
    おり、 前記ロッド側シリンダ室には所定油圧の作動油が供給さ
    れる第1油圧供給路が接続され、前記ヘッド側シリンダ
    室にはデューティ比開閉制御される第1ソレノイドバル
    ブを介して前記第1油圧供給路に接続される第2油圧供
    給路が接続され、前記ヘッド側シリンダ室はデューティ
    比開閉制御される第2ソレノイドバルブを介してドレン
    回路にも接続されており、前記第2油路に所定流路面積
    を有した第1オリフィスが配設され、前記第2ソレノイ
    ドバルブから前記ドレン回路に至る流路中に前記所定流
    路面積より小さな流路面積を有した第2オリフィスが配
    設されていることを特徴とする無段変速機の制御装置。
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EP88309708A EP0313287B1 (en) 1987-10-19 1988-10-17 Control apparatus for hydraulic servo units
CA000580469A CA1305646C (en) 1987-10-19 1988-10-18 Control apparatus for hydraulic servo units
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0569450U (ja) * 1992-02-25 1993-09-21 株式会社島津製作所 無段変速機の発進制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59179427A (ja) * 1983-03-29 1984-10-12 Hino Motors Ltd クラツチの自動操作装置
JPS6220961A (ja) * 1985-07-19 1987-01-29 Honda Motor Co Ltd 車両用伝動装置

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