JPH01104528A - 画像形成用シート供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は画像形成用シート供給装置に係り、特に画像形
成用シートをその表面へ加える摩擦力によって移動させ
所定位置へ供給する画像形成用シート供給装置に関する
。

［従来の技術］ 所定長さ寸法に切断されたシートをマガジン内に収容し
、最上部に位置するシートを回転ローラによって押圧し
摩擦力によって搬送力を付与し、この回転ローラの回転
方向に沿う方向へシートを供給するシート供給装置が知
られている。

例えば、感光材料を熱現像すると共に画像形成用シート
（受像材料）へ重ね合わせて圧着し、これによって画像
形成用シートに画像が転写される画像記録装置において
は、画像形成用シートを加圧転写位置へ供給する手段と
して用いられている。

この画像形成用シート供給装置によれば、マガジン内に
収容された画像形成用シートに回転ローラを押圧すると
いう簡単な構造によって、最上部に位置するものから１
枚ずつ順次取出して供給することができる。

ところで、この種の画像記録装置に用いられる感光材料
には、感光性ハロゲン化銀、還元剤、重合性化合物ある
いは色画像形成物質等が封入されたマイクロカプセルが
塗設されている。この感光材料を露光した後に加熱して
現像処理し、さらに画像形成用シートと重ね合わせて加
圧すると、前記マイクロカプセルのうち潜像が存在しな
い部分が破裂し色画像形成物質が画像形成用シートへ転
移するようになっている。また、画像形成用シートの画
像形成面には顕色剤が塗布されており、この顕色剤が転
移された色画像形成物質と反応して画像が得られるよう
になっている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような顕色剤が塗布された画像形成
用シートを前述の画像形成用シート供給装置によって加
圧転写位置へ供給すると、回転ローラによって押圧され
た画像形成用シート相互間の摩擦により、画像形成面に
擦れによる傷が生じ（例えば顕色剤が部分的に剥離し）
、このため転写された画像の品質が低下する欠点があっ
た。

特に多数枚重ねた画像形成用シートの最上層から順に回
転ローラの押圧力で加圧転写位置へ供給すると、最上層
の画像形成用シートは搬送方向に移動するので押圧力に
よる影響は少ないが、次層の画像形成用シートは最上層
の画像形成用シートが搬送されている間は継続して同一
部分が回転ローラによる圧力を受けるので影響が大きい
。

本発明は上記事実を考慮し、顕色剤が塗布された画像形
成用シートを画像の品質低下を招くような傷をつけるこ
となく確実に供給することができる画像形成用シート供
給装置を得ることが目的である。

［問題点を解決するための手段］ 本発明に係る画像形成用シート供給装置は、画像形成用
シートを摩擦力によって移動させ所定位置へ供給する画
像形成用シート供給装置であって、前記画像形成用シー
トを押圧し回転して搬送力を付与すると共に、画像形成
用シート搬送方向と交差する方向へ画像形成用シート押
圧位置が変化する回転体を備えている。

［作用］ 上記構成の画像形成用シート供給装置では、回転体が画
像形成用シートを押圧し回転して搬送力を付与する。こ
の場合、回転体の画像形成用シート押圧位置は画像形成
用シートの搬送方向と交差する方向へ順次変化する。こ
のため、押圧力が広い範囲に分散され、画像形成用シー
ト相互間の摩擦により画像形成面に生じる傷が生じにく
くなる。

［実施例］ 第２図には本発明の実施例に係る画像形成用シート供給
装置１０が適用された画像記録装置１２の概略断面図が
示されている。

画像記録装置１２の機台１４にはマガジン１６が配置さ
れており、このマガジン１６内にはロール状に巻取られ
た感光材料１８が収容されている。感光材料１８はその
外周から引き出されカッタ２０で所定長さに切断された
後に露光部２２へと搬送されるようになっている。

露光部２２の直上には露光装置２４が設けられている。

露光部は２４には複数の反射鏡２３及び光学系２５が配
置されており、機台ＩＡ上部の載置板２７上に載置され
た原画フィルム２９の画像を露光部２２に位置する感光
材料１８へ走査露光するようになっている。

露光部２２の下方には加熱現像部２６が配置されており
、露光後の感光材料１８はこの加熱現像部２６へ送られ
るようになっている。加熱現像部２６は加熱ドラム２８
と無端圧着ベルト３０とによって構成されており、さら
に加熱ドラム２８内にはハロゲンランプ３２が配置され
ている。加熱ドラム２８はこのハロゲンランプ３２によ
って約８０℃〜２００℃に加熱されており、感光材料１
８は加熱ドラム２８と無端圧着ベルト３０との間で挟持
搬送されて熱現像！されるようになっている。

加熱現像部２６の出口側には重ね合わせ部３４が配置さ
れており、熱現像された感光材料１８は重ね合わせ部３
４へ搬送されるようになっている。一方、機台１４の側
部には手差し部４０及び着脱式のシートカセット３６．
３８の挿入口が形成されており、この手差し部４０もし
くはシートカセット３６．３８から供給される画像形成
用シートとしての受像紙４２が重ね合わせ部３４へ搬送
された感光材料１８と重ね合わされるようになっている
。

ｖ、１図に示す如く、シートカセット３６．３８内には
所定長さに切り揃えられた受像紙４２が多数枚収容され
ており、さらに底部に配置された圧縮スプリング３９に
よって常に上方へ付勢され押し付けられている。この受
像紙４２は、後に詳細に説明する画像形成用シート供給
装置１０によって最上部に位置するものから順次１枚づ
つ取出して供給されるようになっている。

重ね合わせ部３４の側方には加圧転写部４４が配置され
ており、重ね合わされた感光材料１８と受像紙４２は共
に加圧転写部４４へ送られるようになっている。加圧転
写部４４には圧接した一対の加圧ローラ４６と、それぞ
れの加圧ローラ４６に圧接したバックアップローラ４８
とが設けられており、感光材料１８と受像紙４２とを重
ね合わせた状態のままで挟持圧着し感光材料１８に記録
された画像を受像紙４２へ転写するようになっている。

加圧転写部４４の側方には剥離部５０が配置されており
、画像が転写された受像紙４２と感光材料１８とは剥離
部５０へ送られて互いに引き剥され、感光材料１８のみ
が廃棄トレイ５２へ搬送されて廃棄されるようになって
いる。

一方、引き剥された受像紙４２の搬送経路上には定着装
置５４が配置されている。定着装置ξ５４には紫外線ラ
ンプ５６が内蔵されており、受像紙４２はこの紫外線ラ
ンプ５６によって紫外線が照射されて画像が定着された
後に機台１４外へ取出されるようになっている。

第１図に示す如く、画像形成用シート供給装置１０は挿
入されたシート力セツ）３６．３８の先端部直上に位置
するように配置されている。この画像形成用シート供給
装置ｌＯは、単一の回転軸５８に固定された一対のパド
ルローラ６０を備えている０回転軸５８はシートカセッ
ト３６．３８の挿入方向に対し直角方向（すなわち４２
の幅方向）に掛は渡され、さらに図示しない駆動源の駆
動力を受けて矢印Ｒ方向へ回転するようになっており、
これに伴なって一対のパドルローラ６０は同時に回転す
るようになっている。

パドルローラ６０は略円筒形で軟質のゴム製となってお
り、さらに外周には腕部６２が形成されている。腕部６
２は、回転軸５８の軸心に沿った方向に突条に連続して
形成される薄肉の腕６２Ａによって構成されている。こ
の腕部６２は、周方向に隙間をおいて形成され、かつ回
転軸５８に沿った同方向に複数列に配置されると共に回
転軸５８に沿った方向に隣接する腕部は周方向にずれて
配置されている。

各腕部６２の腕６２Ａは、先端が弾性変形した状態でマ
ガジン１６内に収容された受像紙４２の最上部に位１δ
するものを押圧することができるようになっており、回
転軸５８の回転に伴なってパドルローラ６０が回転する
と、隣接する腕部６２が順次受像紙４２を押圧して搬送
力を付勢するようになっている。

次に本実施例の作用を説明する。

マガジン１６から引き出されカッタ２０によって所定長
さに切断された感光材料１８は露光部２２へ搬送され、
露光部２１２４によって画像が露光される。露光後の感
光材料１８は加熱現像部２６へ搬送され、ハロゲンラン
プ３２によって約８０℃〜２００℃に加熱された加熱ド
ラム２８と無端圧着ベルト３０との間で挟持搬送されて
熱現像される。さらに熱現像後の感光材料１８は重ね合
わせ部３４へ搬送され、画像形成用シート供給装置ｌＯ
によって供給される受像紙４２と重ね合わされる。

第３図には画像形成用シー）・供給装置１０におけるパ
ドルローラ６０の作動説明図が示されている。

パドルローラ６０の一つの腕部６２はまずＡ位置でマガ
ジン１６内に収容された受像紙４２の最上部に位置する
ものに当接する。パドルローラ６０が回転するとこの腕
部６２の腕６２Ａは先端が弾性変形した状態で受像紙４
２を押圧しながらパドルローラ６０の回転方向に沿う方
向へ搬送力を付与し受像紙４２を移動させる。さらにパ
ドルローラ６０が回転すると、この腕部６２に対し軸方
向に隣接する次の腕部６２の腕６２Ａの先端が前述と同
様に弾性変形した状態で受像紙４２を押圧しながら搬送
力を付与し受像紙４２を移動させ、以後これが繰りかえ
される。

この場合、各腕部６２の腕６２Ａによる受像紙４２の押
圧位置はＡ位置から順次Ｂ位置さらにＣ位置へ（すなわ
ち受像紙４２の搬送方向と直交する方向へ）と順次変化
する。このため、押圧力が広い範囲に分散され、単一の
位置を押圧し続けた場合に受像紙４２相互間の摩擦によ
り画像形成面に生じる傷が生じにくくなる。

その後は隣接する腕部６２が順次受像紙４２を押圧して
搬送力を付与し、重ね合わせ部３４へ供給する。

重ね合わせ部３４にて重ね合わされた感光材料１８と受
像紙４２とは共に加圧転写部４４へ送られ、重ね合わせ
た状態のままで加圧ローラ４６に挟持圧着され、感光材
料１８に記録された画像が受像紙４２へ転写される。

画像が転写された受像紙４２と感光材料１８とは剥離部
５０へ送られて互いに引き剥され、感光材料１８のみが
廃棄トレイ５２へ搬送されて廃棄される。

一方、受像紙４２は感光材料１８から剥離された後に定
着装置５４へ搬送され、紫外線ランプ５６によって紫外
線が照射されて画像が定着された後に機台１４外へ取出
される。

このように本実施例では、パドルローラ６０に形成され
た腕部６２の腕６２Ａによって受像紙４２を押圧する際
の押圧位置が受像紙４２の搬送方向と直交する方向に変
化するので、押圧力が広い範囲に分散され、画像形成用
シート相互間の摩擦により画像形成面に生じる傷が生じ
にくくなり、受像紙４２へ転写された画像の品質が低下
することがない。

次に本発明の他の実施例について説明する。

第４図には第２実施例に係るパドルローラ７０が示され
ている。パドルローラ７０も前述第１実施例に係るパド
ルローラ６０と同様に略円筒形で軟質のゴム製となって
おり、さらに外周には腕部７２が形成されている。腕部
７２は、パドルローラ７０の軸線周りに螺旋状で複数列
に形成されている。

腕部７２は、先端が弾性変形した状態でシートカセット
３６．３８内に収容された受像紙４２の最上部に位置す
るものを押圧することができるようになっており、回転
軸５８の回転に伴なってパドルローラ７０が回転すると
、隣接する腕部７２が順次受像紙４２を押圧して搬送力
を付与するようになっている。

この場合パドルローラ７０は第５図に示す如く、受像紙
４２を押圧当初はＤ点を押圧するが、回転に伴なって受
像紙４２へ搬送力を付与しながら次第に受像紙４２の搬
送方向と直交する方向へＥ点からＦ点へと押圧位置が変
化する。したがって前述第１実施例と同様に、押圧力が
広い範囲に分散され、画像形成用シート相互間の摩擦に
より画像形成面に生じる傷が生じにくくなり、受像紙４
２へ転写された画像の品質が低下することがない。

なおこの場合、パドルローラ７０が受像紙４２へ付与す
る搬送力は受像紙４２の幅方向（すなわち４２を引き伸
ばす方向）へも作用するため、受像紙４２の搬送におけ
る皺を引き伸ばしこれを除去する効果もある。

［発明の効果］ 以上説明した如く本発明に係る画像形成用シート供給装
置は、画像形成用シートを摩擦力によって移動させ所定
位置へ供給する画像形成用シート供給装置であって、前
記画像形成用シートを押圧し回転して搬送力を付与する
と共に、画像形成用シート搬送方向と交差する方向へ画
像形成用シート押圧位置が変化する回転体を備えている
ので、画像の品質低下を招くような傷をつけることなく
画像形成用シートを確実に供給することができる効果を
有する。また実施例ではパドルロールを円筒の例で述べ
たが部分円のローラも本発明の主旨に含まれるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係る画像形成用シート供
給装置の概略構成図、第２図は画像形成用シート供給装
置が適用された画像記録装置の概略断面図、第３図は回
転ローラの作動状態を示す側面図、第４図は本発明の第
２実施例に係る回転ローラの斜視図、第５図は第２実施
例に係る回転ローラの作動状態を示す平面図である。 １０・・９画像形成用シート供給装置、３６．３８・Φ
・シートカセット、 ４２・・・受像紙、 ５８・・・回転軸、 ６０・・・パドルローラ、 ６２＠・・腕部、 ６２Ａ・・・腕。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像形成用シートを摩擦力によって移動させ所定
   位置へ供給する画像形成用シート供給装置であって、前
   記画像形成用シートを押圧し回転して搬送力を付与する
   と共に、画像形成用シート搬送方向と交差する方向へ画
   像形成用シート押圧位置が変化する回転体を備えたこと
   を特徴とする画像形成用シート供給装置。
2. （２）前記回転体は、画像形成用シートを押圧可能でか
   つ弾性変形可能な腕部を有し、この腕部は周方向に隙間
   をおいて形成され、かつ回転軸の軸心に沿った方向に複
   数列に配置されると共に回転軸の軸心に沿った方向に隣
   接する腕部は周方向にずれて配置された特許請求の範囲
   第１項記載の画像形成用シート供給装置。
3. （３）前記回転体は、回転軸周りに螺旋状に形成され画
   像形成用シートを押圧可能でかつ弾性変形可能な腕部を
   有する特許請求の範囲第１項記載の画像形成用シート供
   給装置。