JPH01103A - ポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方法 - Google Patents
ポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方法Info
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- JPH01103A JPH01103A JP63-45451A JP4545188A JPH01103A JP H01103 A JPH01103 A JP H01103A JP 4545188 A JP4545188 A JP 4545188A JP H01103 A JPH01103 A JP H01103A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方法に
関し、特に、高アセタール化度でかつ粒径のバラツキの
小さいポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方法に関
する。
関し、特に、高アセタール化度でかつ粒径のバラツキの
小さいポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方法に関
する。
(従来の技術)
ポリビニルアセクール樹脂は、耐熱性に優れた樹脂とし
て知られている。この樹脂は、ポリビニルアルコールに
アルデヒド(ホルムアルデヒド。
て知られている。この樹脂は、ポリビニルアルコールに
アルデヒド(ホルムアルデヒド。
アセトアルデヒド、ブチルアルデヒドなど)を縮合反応
させて得られる。特に、ポリビニルアセクールのアセタ
ール環を形成する炭素数が少ないほど、ガラス転移温度
が高くなり、耐熱性に優れることが知られている(「高
分子の力学的性tjp。
させて得られる。特に、ポリビニルアセクールのアセタ
ール環を形成する炭素数が少ないほど、ガラス転移温度
が高くなり、耐熱性に優れることが知られている(「高
分子の力学的性tjp。
19、化学同人発行、 1965)。しかし、アセター
ル環の炭素数が最も少ないポリビニルホルマールは。
ル環の炭素数が最も少ないポリビニルホルマールは。
溶剤に対する溶解性が特異的であり、使用可能な溶剤は
限定される。例えば、ホルマール化!+7) 高いポリ
ビニルホルマールは、塩化メチレン、塩化メチレン−ク
ロロホルム、メタノール、グリコール、ホルマリン、ベ
ンゼン−アルコールなどの限られた溶剤にのみ可溶であ
る。それゆえ、ポリビニルアセトアセタール樹脂の耐熱
性樹脂としての使用が望まれている。
限定される。例えば、ホルマール化!+7) 高いポリ
ビニルホルマールは、塩化メチレン、塩化メチレン−ク
ロロホルム、メタノール、グリコール、ホルマリン、ベ
ンゼン−アルコールなどの限られた溶剤にのみ可溶であ
る。それゆえ、ポリビニルアセトアセタール樹脂の耐熱
性樹脂としての使用が望まれている。
ポリビニルアルコールにアセトアルデヒドを縮合反応さ
せてポリビニルアセトアセタール樹脂を得るこの縮合反
応では、アセトアルデヒドの反応性が低いため1品質の
良好な高アセタール化物(アセタール化度60モル%以
上)が得られにくい。
せてポリビニルアセトアセタール樹脂を得るこの縮合反
応では、アセトアルデヒドの反応性が低いため1品質の
良好な高アセタール化物(アセタール化度60モル%以
上)が得られにくい。
アセタール化度の低いポリビニルアセトアセタール樹脂
は水溶性であり、アセタール化の進行につれて水不溶性
となる。そのために、ポリビニルアセトアセタール樹脂
は9通常、水溶性アセタール(低アセタール化物)とし
て市販されている。このような水溶性ポリビニルアセト
アセタール樹脂は、耐熱性樹脂としては用いられない。
は水溶性であり、アセタール化の進行につれて水不溶性
となる。そのために、ポリビニルアセトアセタール樹脂
は9通常、水溶性アセタール(低アセタール化物)とし
て市販されている。このような水溶性ポリビニルアセト
アセタール樹脂は、耐熱性樹脂としては用いられない。
アセタール化度の高いポリビニルアセトアセタール樹脂
を得るべく9反応温度を高めてアセトアルデヒドの反応
性を上げても2反応温度が高くなれば、アセタール化物
の溶解限界点(水に不溶化する限界アセタール化度)が
低下し、低アセタール化物の析出をおこす。析出した低
アセタール化物は巨大粒子状となっており、アセトアル
デヒドが攻撃しにくいため、アセタール化はそれ以上進
行しない。従って、所望の高アセタール化物が得られな
い。しかも、この巨大粒子状アセタール化物は2粒子内
に酸触媒が残留するなどして、精製が困難ともなる。粒
子内のアセタール化度のバラツキも大きくなる。
を得るべく9反応温度を高めてアセトアルデヒドの反応
性を上げても2反応温度が高くなれば、アセタール化物
の溶解限界点(水に不溶化する限界アセタール化度)が
低下し、低アセタール化物の析出をおこす。析出した低
アセタール化物は巨大粒子状となっており、アセトアル
デヒドが攻撃しにくいため、アセタール化はそれ以上進
行しない。従って、所望の高アセタール化物が得られな
い。しかも、この巨大粒子状アセタール化物は2粒子内
に酸触媒が残留するなどして、精製が困難ともなる。粒
子内のアセタール化度のバラツキも大きくなる。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的とするところは、高アセタール化度(60モル%以
上5好ましくは65モル%以上、より好ましくは70モ
ル%以上)のポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方
法を提供することにある。
目的とするところは、高アセタール化度(60モル%以
上5好ましくは65モル%以上、より好ましくは70モ
ル%以上)のポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方
法を提供することにある。
本発明の他の目的は、巨大粒子がなくかつ粒子径のバラ
ツキの小さいポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方
法を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、
アセタール化度のバラツキの小さいポリビニルアセトア
セタール樹脂の製造方法を提供することにある。本発明
のさらに他の目的は1着色のないポリビニルアセトアセ
タール樹脂の製造方法を提供することにある。本発明の
さらに他の目的は、溶剤溶解性の良好なポリビニルアセ
トアセタール樹脂の製造方法を提供することにある。
ツキの小さいポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方
法を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、
アセタール化度のバラツキの小さいポリビニルアセトア
セタール樹脂の製造方法を提供することにある。本発明
のさらに他の目的は1着色のないポリビニルアセトアセ
タール樹脂の製造方法を提供することにある。本発明の
さらに他の目的は、溶剤溶解性の良好なポリビニルアセ
トアセタール樹脂の製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明は、ポリビニルアセトアセタール樹脂の製造にお
いて、酸触媒の存在下、水相中にて低温でアセタール化
を緩やかに進行させ2部分アセタール化物を析出させた
後、高温に保持すれば、高アセタール化度のポリビニル
アセトアセタール樹脂が得られる。酸触媒の量や反応温
度を調整することにより1粒子径のバラツキが少なく着
色がないうえに、溶剤溶解性の良好なポリビニルアセト
アセクール樹脂が得られる。との発明者の知見にもとづ
いて完成された。
いて、酸触媒の存在下、水相中にて低温でアセタール化
を緩やかに進行させ2部分アセタール化物を析出させた
後、高温に保持すれば、高アセタール化度のポリビニル
アセトアセタール樹脂が得られる。酸触媒の量や反応温
度を調整することにより1粒子径のバラツキが少なく着
色がないうえに、溶剤溶解性の良好なポリビニルアセト
アセクール樹脂が得られる。との発明者の知見にもとづ
いて完成された。
本発明のポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方法は
、4〜10重景%の酸触媒の存在下、水相中でポリビニ
ルアルコールとアセトアルデヒドとの反応によりポリビ
ニルアセトアセタール樹脂を製造する方法であって1反
応系を8〜17℃にて30分間以上保持することにより
アセタール化物の析出を開始させた後、該反応系を25
〜40℃の温度に保つこと、を包含し、そのことにより
上記目的が達成される。
、4〜10重景%の酸触媒の存在下、水相中でポリビニ
ルアルコールとアセトアルデヒドとの反応によりポリビ
ニルアセトアセタール樹脂を製造する方法であって1反
応系を8〜17℃にて30分間以上保持することにより
アセタール化物の析出を開始させた後、該反応系を25
〜40℃の温度に保つこと、を包含し、そのことにより
上記目的が達成される。
ポリビニルアセトアセタールはポリビニルブチラールに
比べて、水に対する溶解性が大きい。例えば、20℃の
水に対するポリビニルブチラールの溶解限界点(水に不
溶化する限界アセタール化度)が20〜25モル%であ
るのに対し、ポリビニルアセトアセタールの溶解限界点
は45〜60モル%である。
比べて、水に対する溶解性が大きい。例えば、20℃の
水に対するポリビニルブチラールの溶解限界点(水に不
溶化する限界アセタール化度)が20〜25モル%であ
るのに対し、ポリビニルアセトアセタールの溶解限界点
は45〜60モル%である。
溶解限界点は温度の上昇とともに低下する。他方。
アセトアルデヒドは、ブチルアルデヒドに比べて。
ポリビニルアルコールに対する反応性が低い。従って、
ポリビニルアセトアセタール樹脂の製造では、高アセタ
ール化物を得るには、ポリビニルアセトアセタールが水
に溶解した状態でアセタール化を緩やかに進行させ、高
アセタール化させる必要がある。このようなことから9
本発明のポリビニルアセトアセタール樹脂の製造では、
ポリビニルアルコールに酸触媒とアセトアルデヒドを添
加した後、低温にて一定時間保持し、徐々に高アセター
ル化させてアセタール化物を析出させている。
ポリビニルアセトアセタール樹脂の製造では、高アセタ
ール化物を得るには、ポリビニルアセトアセタールが水
に溶解した状態でアセタール化を緩やかに進行させ、高
アセタール化させる必要がある。このようなことから9
本発明のポリビニルアセトアセタール樹脂の製造では、
ポリビニルアルコールに酸触媒とアセトアルデヒドを添
加した後、低温にて一定時間保持し、徐々に高アセター
ル化させてアセタール化物を析出させている。
アセタール化物の析出が速い場合には1反応温度を下げ
て溶解限界点を上げ、少なくとも析出開始までに30分
間以上の保持時間を確保する。
て溶解限界点を上げ、少なくとも析出開始までに30分
間以上の保持時間を確保する。
本発明方法において、ポリビニルアルコールにアセトア
ルデヒドを添加する態様は特に限定されない。即ち、−
括添加1分割添加又は連続添加の何れであってもよい。
ルデヒドを添加する態様は特に限定されない。即ち、−
括添加1分割添加又は連続添加の何れであってもよい。
本発明において°“反応系を8〜17℃にて30分間以
上保持する”とは、ポリビニルアルコールに。
上保持する”とは、ポリビニルアルコールに。
このポルビニ、ルアルコールと実質的に反応し得るアセ
トアルデヒドを添加した後の反応条件を意味し、上記分
割添加又は連続添加の場合は、ポリビニルアルコールと
実質的に反応し得る最後の量のアセトアルデヒドを添加
してからの反応条件を意味する。つまり、アセトアルデ
ヒドの全量をポリビニルアルコールに一度に添加する場
合には、そのアセトアルデヒドを添加した後、この混合
液を8〜17℃にて30分間以上保持する。アセトアル
デヒドの全量を小分けし9分けられた各アセトアルデヒ
ドをポリビニルアルコールに所定時間をおいて2間欠的
に添加する場合、又は所定時間の間にアセトアルデヒド
を少量ずつ連続して添加する場合には、ポリビニルアル
コールと実質的に反応し得るアセトアルデヒドの全量を
添加し終わった後。
トアルデヒドを添加した後の反応条件を意味し、上記分
割添加又は連続添加の場合は、ポリビニルアルコールと
実質的に反応し得る最後の量のアセトアルデヒドを添加
してからの反応条件を意味する。つまり、アセトアルデ
ヒドの全量をポリビニルアルコールに一度に添加する場
合には、そのアセトアルデヒドを添加した後、この混合
液を8〜17℃にて30分間以上保持する。アセトアル
デヒドの全量を小分けし9分けられた各アセトアルデヒ
ドをポリビニルアルコールに所定時間をおいて2間欠的
に添加する場合、又は所定時間の間にアセトアルデヒド
を少量ずつ連続して添加する場合には、ポリビニルアル
コールと実質的に反応し得るアセトアルデヒドの全量を
添加し終わった後。
この混合液を8〜17℃にて30分間以上保持する。
酸触媒量は4〜10重量%の範囲が好ましい。4重量%
を下まわると、アセタール化反応が充分に進行せず、所
望のアセタール化度のポリビニルアセトアセタール樹脂
が得られない。低アセタール化度のため9粒子同士がブ
ロック化して巨大粒子となる。10重量%を上まわると
、過剰の酸によりアセトアルデヒドがアルドール縮合を
起こすため。
を下まわると、アセタール化反応が充分に進行せず、所
望のアセタール化度のポリビニルアセトアセタール樹脂
が得られない。低アセタール化度のため9粒子同士がブ
ロック化して巨大粒子となる。10重量%を上まわると
、過剰の酸によりアセトアルデヒドがアルドール縮合を
起こすため。
得うれたポリビニルアセトアセタール樹脂が着色するお
それがある。酸触媒には5例えば、塩酸。
それがある。酸触媒には5例えば、塩酸。
硫酸、硝酸がある。
アセトアルデヒドの量は、ポリビニルアルコール2モル
(水酸基のモル数)に対し、0.7〜2.2モル、好ま
しくは1.0〜2.2モルとされる。0.7モルを下ま
わると、アセタール化反応が充分に進行せず、所望のア
セタール化度のポリビニルアセトアセタール樹脂が得ら
れない。2.2モルを上まわると1反応系におけるアセ
トアルデヒドの量が過剰となり、アセタール化物の溶解
限界点が上昇する。そのために、アセタール化物の析出
に長時間を要するうえに、得られたポリビニルアセトア
セタール樹脂の粒子径にバラツキが生じる。
(水酸基のモル数)に対し、0.7〜2.2モル、好ま
しくは1.0〜2.2モルとされる。0.7モルを下ま
わると、アセタール化反応が充分に進行せず、所望のア
セタール化度のポリビニルアセトアセタール樹脂が得ら
れない。2.2モルを上まわると1反応系におけるアセ
トアルデヒドの量が過剰となり、アセタール化物の溶解
限界点が上昇する。そのために、アセタール化物の析出
に長時間を要するうえに、得られたポリビニルアセトア
セタール樹脂の粒子径にバラツキが生じる。
反応は水相中にて行われる。メタノールのようなアルコ
ール中では、アセタール化平衡が成立し。
ール中では、アセタール化平衡が成立し。
高アセタール化度のポリビニルアセトアセタール樹脂が
得られない。
得られない。
水相中にて酸触媒を加えたポリビニルアルコールとアセ
トアルデヒドとの反応系は、8〜17℃にて30分間以
上、好ましくは1〜6時間保持される。
トアルデヒドとの反応系は、8〜17℃にて30分間以
上、好ましくは1〜6時間保持される。
それにより、緩やかにアセタール化が進行し、アセター
ル化物が析出する。8℃を下まわると、アセタール化物
の析出に長時間を要するうえに、得られたポリビニルア
セトアセタール樹脂の粒子径にバラツキが生じる。17
℃を上まわると、アセタール化物の溶解限界点が低下す
るため、低アセタール化物の析出を生じる。析出した低
アセタール化物は巨大粒子状となっており、アセトアル
デヒドが攻撃しにくいため、アセタール化がそれ以上進
行しない。そのために、高アセタール化度のポリビニル
アセトアセタール樹脂が得られない。
ル化物が析出する。8℃を下まわると、アセタール化物
の析出に長時間を要するうえに、得られたポリビニルア
セトアセタール樹脂の粒子径にバラツキが生じる。17
℃を上まわると、アセタール化物の溶解限界点が低下す
るため、低アセタール化物の析出を生じる。析出した低
アセタール化物は巨大粒子状となっており、アセトアル
デヒドが攻撃しにくいため、アセタール化がそれ以上進
行しない。そのために、高アセタール化度のポリビニル
アセトアセタール樹脂が得られない。
析出したアセタール化物の平均粒子径は2通常。
25〜75μmとなっている。25μmを下まわると。
得られた樹脂を使用する際に飛散するなどして。
作業性が低下する。75μmを上まわると9次の恒温保
持にて、アセタール化がそれ以上進行せず。
持にて、アセタール化がそれ以上進行せず。
所望の高アセタール化物が得られない0粒子内に酸触媒
が残留して精製が困難ともなる。
が残留して精製が困難ともなる。
アセクール化物が析出した反応系は1次いで。
25〜40℃の温度にて9通常、2〜8時間にわたって
恒温保持される。25℃を下まわると、高アセタール化
物は得られるものの、低アセタール化物を多く含み、得
られたポリビニルアセトアセタール樹脂のアセタール化
度の分布が広くなる。40″Cを上まわると1反応系の
気相部分にアセトアルデヒドが揮散するため、アセター
ル化度がかえって低下する。アセトアルデヒドの揮散に
より1反応系の周囲が汚染される。脱アセタール化や分
子間のアセタール形成などを原因として、得られたポリ
ビニルアセトアセタール樹脂の溶剤溶解性も低くなる。
恒温保持される。25℃を下まわると、高アセタール化
物は得られるものの、低アセタール化物を多く含み、得
られたポリビニルアセトアセタール樹脂のアセタール化
度の分布が広くなる。40″Cを上まわると1反応系の
気相部分にアセトアルデヒドが揮散するため、アセター
ル化度がかえって低下する。アセトアルデヒドの揮散に
より1反応系の周囲が汚染される。脱アセタール化や分
子間のアセタール形成などを原因として、得られたポリ
ビニルアセトアセタール樹脂の溶剤溶解性も低くなる。
特に、非アルコール系溶剤(メチルエチルケトンなど)
への不溶化が進む。
への不溶化が進む。
ポリビニルアルコールの重合TX ハ、 500〜3
500が好ましい。ポリビニルアルコールの重合度が低
いと、アセタール化の反応速度が速くなる。それゆえ2
反応温度を高くし溶解限界点を下げてアセタール化物の
析出を早めても高アセタール化物が得られる。ポリビニ
ルアルコールの残存アセチル基は0.5〜12モル%が
好適である。反応系におけるポリビニルアルコールの濃
度は特に限定されないものの2通常、4〜10重量%と
される。
500が好ましい。ポリビニルアルコールの重合度が低
いと、アセタール化の反応速度が速くなる。それゆえ2
反応温度を高くし溶解限界点を下げてアセタール化物の
析出を早めても高アセタール化物が得られる。ポリビニ
ルアルコールの残存アセチル基は0.5〜12モル%が
好適である。反応系におけるポリビニルアルコールの濃
度は特に限定されないものの2通常、4〜10重量%と
される。
(実施例)
以下に本発明を実施例について述べる。
災籐斑上
51のセパラブルフラスコに純水2790 g ヲ入れ
。
。
これにポリビニルアルコール(重合度2400.ケン化
度98.8モル%)を220g加えて、完全に溶解させ
た。次いで、この水溶液の液温を20℃に保持し。
度98.8モル%)を220g加えて、完全に溶解させ
た。次いで、この水溶液の液温を20℃に保持し。
これに35重量%濃度の塩酸650 gを加えた。塩酸
量は6重量%であった。液温を11 ”Cまで下げ、ア
セトアルデヒド143gを適宜加えて反応させた後。
量は6重量%であった。液温を11 ”Cまで下げ、ア
セトアルデヒド143gを適宜加えて反応させた後。
無色粉末を析出させた。アセトアルデヒド量は。
ポリビニルアルコール2モルに対し、1.3モルであっ
た。この時、アセトアルデヒドを加えてから析出までの
時間は、2時間であった。反応系を30℃に昇温し、5
時間恒温保持したのち、水洗中和して触媒および未反応
アルデヒドを除去し、ポリビニルアセトアセタール樹脂
を得た。このポリビニルアセトアセクール樹脂は、アセ
タール化度75.0モル%であった。また、この樹脂の
平均粒子径は約40μmであった。これらの結果を下表
に示す。
た。この時、アセトアルデヒドを加えてから析出までの
時間は、2時間であった。反応系を30℃に昇温し、5
時間恒温保持したのち、水洗中和して触媒および未反応
アルデヒドを除去し、ポリビニルアセトアセタール樹脂
を得た。このポリビニルアセトアセクール樹脂は、アセ
タール化度75.0モル%であった。また、この樹脂の
平均粒子径は約40μmであった。これらの結果を下表
に示す。
1旌勇又
アセトアルデヒドを88g(ポリビニルアルコール2モ
ルに対し0.8モル)としたこと以外は、実施例1と同
様にしてポリビニルアセトアセタール樹脂を製造した。
ルに対し0.8モル)としたこと以外は、実施例1と同
様にしてポリビニルアセトアセタール樹脂を製造した。
アセトアルデヒドを加えてから析出までの時間は、2時
間であった。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂
は、アセタール化度69.3モル%、そして平均粒子径
は約40μmであった。これらの結果を下表に示す。
間であった。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂
は、アセタール化度69.3モル%、そして平均粒子径
は約40μmであった。これらの結果を下表に示す。
実施■ユ
アセトアルデヒドを220g(ポリビニルアルコール2
モルに対し2.0モル)1反応温度を10℃1そして樹
脂析出後の恒温保持を35℃,5時間としたこと以外は
、実施例1と同様にしてポリビニルアセトアセタール樹
脂を製造した。アセトアルデヒドを加えてから析出まで
の時間は、3時間であった。得られたポリビニルアセト
アセタール樹脂は、アセタール化度77.1モル%、そ
して平均粒子径は約40μmであった。これらの結果を
下表に示す。
モルに対し2.0モル)1反応温度を10℃1そして樹
脂析出後の恒温保持を35℃,5時間としたこと以外は
、実施例1と同様にしてポリビニルアセトアセタール樹
脂を製造した。アセトアルデヒドを加えてから析出まで
の時間は、3時間であった。得られたポリビニルアセト
アセタール樹脂は、アセタール化度77.1モル%、そ
して平均粒子径は約40μmであった。これらの結果を
下表に示す。
裏立拠工
反応温度を9℃2そして樹脂析出後の恒温保持を35℃
,5時間としたこと以外は、実施例1と同様にしてポリ
ビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセトアルデ
ヒドを加えてから析出までの時間は、6時間であった。
,5時間としたこと以外は、実施例1と同様にしてポリ
ビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセトアルデ
ヒドを加えてから析出までの時間は、6時間であった。
得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセター
ル化度75.0モル%、そして平均粒子径は約25μm
であった。これらの結果を下表に示す。
ル化度75.0モル%、そして平均粒子径は約25μm
であった。これらの結果を下表に示す。
l崖五1
反応温度を16℃2そして樹脂析出後の恒温保持を35
℃,2時間としたこと以外は、実施例1と同様にしてポ
リビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセトアル
デヒドを加えてから析出までの時間は、30分間であっ
た。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセ
タール化度74.6モル%、そして平均粒子径は約75
μmであった。これらの結果を下表に示す。
℃,2時間としたこと以外は、実施例1と同様にしてポ
リビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセトアル
デヒドを加えてから析出までの時間は、30分間であっ
た。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセ
タール化度74.6モル%、そして平均粒子径は約75
μmであった。これらの結果を下表に示す。
夫搭拠i
塩酸量を420g(4重量%)9反応温度を12℃。
樹脂析出後の恒温保持を25℃,5時間としたこと以外
は、実施例1と同様にしてポリビニルアセトアセタール
樹脂を製造した。アセトアルデヒドを加えてから析出ま
での時間は、4.5時間であった。
は、実施例1と同様にしてポリビニルアセトアセタール
樹脂を製造した。アセトアルデヒドを加えてから析出ま
での時間は、4.5時間であった。
得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセター
ル化度66.1モル%、そして平均粒子径は約40μm
であった。これらの結果を下表に示す。
ル化度66.1モル%、そして平均粒子径は約40μm
であった。これらの結果を下表に示す。
実施舅1
純水量を2400 g 、塩酸量を1200g (10
重量%)。
重量%)。
アセトアルデヒドを220g(ポリビニルアルコール2
モルに対し2.0モル)2反応温度を9℃、そして樹脂
析出後の恒温保持を40℃,8時間としたこと以外は、
実施例1と同様にしてポリビニルアセトアセタール樹脂
を製造した。アセトアルデヒドを加えてから析出までの
時間は、1時間であった。得られたポリビニルアセトア
セタール樹脂は。
モルに対し2.0モル)2反応温度を9℃、そして樹脂
析出後の恒温保持を40℃,8時間としたこと以外は、
実施例1と同様にしてポリビニルアセトアセタール樹脂
を製造した。アセトアルデヒドを加えてから析出までの
時間は、1時間であった。得られたポリビニルアセトア
セタール樹脂は。
アセタール化度79.4モル%、そして平均粒子径は約
40μmであった。これらの結果を下表に示す。
40μmであった。これらの結果を下表に示す。
1施炎工
重合度500.ケン化度98.8モル%のポリビニルア
ルコールを用い、塩酸量を420g(4重量%)。
ルコールを用い、塩酸量を420g(4重量%)。
反応温度を16℃としたこと以外は、実施例1と同様に
してポリビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセ
トアルデヒドを加えてから析出までの時間は、1時間で
あった。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、
アセタール化度70.8モル%、そして平均粒子径は約
40μmであった。これらの結果を下表に示す。
してポリビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセ
トアルデヒドを加えてから析出までの時間は、1時間で
あった。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、
アセタール化度70.8モル%、そして平均粒子径は約
40μmであった。これらの結果を下表に示す。
実侮■ユ
重合度3500.ケン化度98.8モル%のポリビニル
アルコールを用いたこと以外は、実施例1と同様にして
ポリビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセトア
ルデヒドを加えてから析出までの時間は、5時間であっ
た。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセ
タール化度75.3モル%。
アルコールを用いたこと以外は、実施例1と同様にして
ポリビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセトア
ルデヒドを加えてから析出までの時間は、5時間であっ
た。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセ
タール化度75.3モル%。
そして平均粒子径は約45μmであった。これらの結果
を下表に示す。
を下表に示す。
実JtL[片段
重合度2400.ケン化度88.0モル%のポリビニル
アルコールを用いたこと以外は、実施例1と同様にして
ポリビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセトア
ルデヒドを加えてから析出までの時間は、2時間であっ
た。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセ
タール化度66.9モル%。
アルコールを用いたこと以外は、実施例1と同様にして
ポリビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセトア
ルデヒドを加えてから析出までの時間は、2時間であっ
た。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセ
タール化度66.9モル%。
そして平均粒子径は約40tl爾であった。これらの結
果を下表に示す。
果を下表に示す。
1庭尉U
重合度1700.ケン化度99.2モル%のポリビニル
アルコールを用い1反応温度を10℃としたこと以外は
、実施例1と同様にしてポリビニルアセトアセタール樹
脂を製造した。アセトアルデヒドを加えてから析出まで
の時間は、3時間であった。得られたポリビニルアセト
アセタール樹脂は、アセタール化度74.8モル%、そ
して平均粒子径は約30μmであった。これらの結果を
下表に示す。
アルコールを用い1反応温度を10℃としたこと以外は
、実施例1と同様にしてポリビニルアセトアセタール樹
脂を製造した。アセトアルデヒドを加えてから析出まで
の時間は、3時間であった。得られたポリビニルアセト
アセタール樹脂は、アセタール化度74.8モル%、そ
して平均粒子径は約30μmであった。これらの結果を
下表に示す。
裏庭■肥
アセトアルデヒドを71.5g (ポリビニルアルコー
ル2モルに対し0.65モル)、そして反応温度を16
℃としたこと以外は、実施例1と同様にしてポリビニル
アセトアセタール樹脂を製造した。アセトアルデヒドを
加えてから析出までの時間は、6時間であった。得られ
たポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセタール化度
62.5モル%、そして平均粒子径は約195μmであ
った。これらの結果を下表に示す。
ル2モルに対し0.65モル)、そして反応温度を16
℃としたこと以外は、実施例1と同様にしてポリビニル
アセトアセタール樹脂を製造した。アセトアルデヒドを
加えてから析出までの時間は、6時間であった。得られ
たポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセタール化度
62.5モル%、そして平均粒子径は約195μmであ
った。これらの結果を下表に示す。
裏ム■u
アセトアルデヒドを264g(ポリビニルアルコール2
モルに対し2.4モル)、そして反応温度を10℃とし
たこと以外は、実施例1と同様にしてポリビニルアセト
アセタール樹脂を製造した。アセトアルデヒドを加えて
から析出までの時間は、9時間であった。得られたポリ
ビニルアセトアセタール樹脂は、アセタール化度78.
4モル%、そして平均粒子径は約70μmであった。し
かし、この樹脂の粒子径は30〜100μmとバラツキ
が認められた。これらの結果を下表に示す。
モルに対し2.4モル)、そして反応温度を10℃とし
たこと以外は、実施例1と同様にしてポリビニルアセト
アセタール樹脂を製造した。アセトアルデヒドを加えて
から析出までの時間は、9時間であった。得られたポリ
ビニルアセトアセタール樹脂は、アセタール化度78.
4モル%、そして平均粒子径は約70μmであった。し
かし、この樹脂の粒子径は30〜100μmとバラツキ
が認められた。これらの結果を下表に示す。
止較■土
塩酸量を200g(2重量%)としたこと以外は。
実施例1と同様にしてポリビニルアセl、アセタール樹
脂を製造した。アセトアルデヒドを加えテから析出まで
の時間は、20時間であった。得られたポリビニルアセ
トアセタール樹脂は、アセタール化度60.3モル%、
そして平均粒子径は放間であった。この樹脂はブロック
化していた。これらの結果を下表に示す。
脂を製造した。アセトアルデヒドを加えテから析出まで
の時間は、20時間であった。得られたポリビニルアセ
トアセタール樹脂は、アセタール化度60.3モル%、
そして平均粒子径は放間であった。この樹脂はブロック
化していた。これらの結果を下表に示す。
ル較班I
純水量を2250 g 、塩酸量を1000g (12
重量%)。
重量%)。
そして反応温度をlO″Cとしたこと以外は、実施例1
と同様にしてポリビニルアセトアセタール樹脂を製造し
た。アセトアルデヒドを加えてから析出までの時間は、
30分間であった。得られたポリビニルアセトアセター
ル樹脂は、アセタール化度77.2モル%、そして平均
粒子径は約40μ鴇であった。
と同様にしてポリビニルアセトアセタール樹脂を製造し
た。アセトアルデヒドを加えてから析出までの時間は、
30分間であった。得られたポリビニルアセトアセター
ル樹脂は、アセタール化度77.2モル%、そして平均
粒子径は約40μ鴇であった。
しかし、この樹脂は全体として淡黄色に着色していた。
これらの結果を下表に示す。
止較桝主
反応温度を6℃としたこと以外は、実施例1と同様にし
てポリビニルアセトアセタール樹脂の製造を試みたもの
の24時間を経過しても樹脂の析出は認められなかった
。これは反応温度が低くアセタール化物の溶解限界濃度
が高すぎるためと考えられる。
てポリビニルアセトアセタール樹脂の製造を試みたもの
の24時間を経過しても樹脂の析出は認められなかった
。これは反応温度が低くアセタール化物の溶解限界濃度
が高すぎるためと考えられる。
比較例↓
反応温度を19℃としたこと以外は、実施例1と同様に
してポリビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセ
トアルデヒドを加えてから析出までの時間は、6分間で
あった。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、
アセタール化度70.0モル%、そして平均粒子径は約
400μmであった。
してポリビニルアセトアセタール樹脂を製造した。アセ
トアルデヒドを加えてから析出までの時間は、6分間で
あった。得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、
アセタール化度70.0モル%、そして平均粒子径は約
400μmであった。
この樹脂の粒子径は200〜500μmとバラツキが大
きかった。これらの結果を下表に示す。
きかった。これらの結果を下表に示す。
ル較■工
樹脂析出後の恒温保持を50℃,3時間としたこと以外
は、実施例1と同様にしてポリビニルアセトアセタール
樹脂を製造した。アセトアルデヒドを加えてから析出ま
での時間は、2時間であった。
は、実施例1と同様にしてポリビニルアセトアセタール
樹脂を製造した。アセトアルデヒドを加えてから析出ま
での時間は、2時間であった。
得られたポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセター
ル化度71,5モル%、そして平均粒子径は約60μm
であった。
ル化度71,5モル%、そして平均粒子径は約60μm
であった。
アセタール化度は、実施例1で得られた樹脂より低下し
た。これは2反応系の気相部分にアセトアルデヒドが揮
敗し、脱アセタール化が生じたためと考えられる。得ら
れたポリビニルアセトアセタール樹脂は、非アルコール
系溶剤(メチルエチルケトンなど)に不溶であった。こ
れは、脱アセタール化に伴う分子間アセタール化によっ
て不溶解化したと推測される。これらの結果を下表に示
す。
た。これは2反応系の気相部分にアセトアルデヒドが揮
敗し、脱アセタール化が生じたためと考えられる。得ら
れたポリビニルアセトアセタール樹脂は、非アルコール
系溶剤(メチルエチルケトンなど)に不溶であった。こ
れは、脱アセタール化に伴う分子間アセタール化によっ
て不溶解化したと推測される。これらの結果を下表に示
す。
上較皿旦
塩酸量を1408g (13重量%)1反応温度を10
℃2そして樹脂析出後の恒温保持を60’C,3時間と
したこと以外は、実施例1と同様にしてポリビニルアセ
トアセタール樹脂を製造した。アセトアルデヒドを加え
てから析出までの時間は、30分間であった。得られた
ポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセタール化度6
8.4モル%、そして平均粒子径は約70μmであった
。しかし、この樹脂は全体として淡黄色に着色していた
。
℃2そして樹脂析出後の恒温保持を60’C,3時間と
したこと以外は、実施例1と同様にしてポリビニルアセ
トアセタール樹脂を製造した。アセトアルデヒドを加え
てから析出までの時間は、30分間であった。得られた
ポリビニルアセトアセタール樹脂は、アセタール化度6
8.4モル%、そして平均粒子径は約70μmであった
。しかし、この樹脂は全体として淡黄色に着色していた
。
アセタール化度は、実施例1で得られた樹脂より低下し
た。これは1反応系の気相部分にアセトアルデヒドが揮
散し、脱アセタール化が生じたためと考えられる。得ら
れたポリビニルアセトアセタール樹脂は、非アルコール
系溶剤(メチルエチルケトンなど)に不溶で゛あった。
た。これは1反応系の気相部分にアセトアルデヒドが揮
散し、脱アセタール化が生じたためと考えられる。得ら
れたポリビニルアセトアセタール樹脂は、非アルコール
系溶剤(メチルエチルケトンなど)に不溶で゛あった。
これは、脱アセタール化に伴う分子間アセタール化によ
って不溶解化したと推測される。これらの結果を下表に
示す。
って不溶解化したと推測される。これらの結果を下表に
示す。
実施例および比較例から明らかなように1本発明のポリ
ビニルアセトアセタール樹脂の製造方法によれば、高ア
セタール化度のポリビニルアセトアセタール樹脂が得ら
れる。この樹脂は粒子径のバラツキが小さく2着色もな
いゆしかも、溶剤溶解性が良好である。塩酸量を2重量
%とすれば。
ビニルアセトアセタール樹脂の製造方法によれば、高ア
セタール化度のポリビニルアセトアセタール樹脂が得ら
れる。この樹脂は粒子径のバラツキが小さく2着色もな
いゆしかも、溶剤溶解性が良好である。塩酸量を2重量
%とすれば。
アセタール化度の高いポリビニルアセトアセタール樹脂
が得られない。低アセタール化度のため。
が得られない。低アセタール化度のため。
粒子同士がブロック化して巨大粒子となる。塩酸量が1
2重量%では、得られたポリビニルアセトアセクール樹
脂が全体として淡黄色に着色する。反応温度が6℃であ
れば、アセタール化物の溶解限界濃度が高すぎるため、
24時間経過しても樹脂の析出は認められない。反応温
度を19℃とすると。
2重量%では、得られたポリビニルアセトアセクール樹
脂が全体として淡黄色に着色する。反応温度が6℃であ
れば、アセタール化物の溶解限界濃度が高すぎるため、
24時間経過しても樹脂の析出は認められない。反応温
度を19℃とすると。
平均粒子径が高くなるうえに1粒子径にバラツキが生じ
る。樹脂析出時の恒温保持温度が50℃や60℃であれ
ば、脱アセタール化によりアセタール化度はかえって低
下する。しかも、得られた樹脂は。
る。樹脂析出時の恒温保持温度が50℃や60℃であれ
ば、脱アセタール化によりアセタール化度はかえって低
下する。しかも、得られた樹脂は。
非アルコール性溶剤(メチルエチルケトンなど)に不溶
となる。
となる。
(以下余白)
(発明の効果)
本発明によれば、このように、ポリビニルアセトアセタ
ール樹脂の製造において、一定量の触媒の存在下2反応
温度および恒温保持条件を調整するため、高アセタール
化度のポリビニルアセトアセタール樹脂が得られる。こ
の樹脂は巨大粒子がなくかつ粒子径のバラツキが小さ(
着色もない。
ール樹脂の製造において、一定量の触媒の存在下2反応
温度および恒温保持条件を調整するため、高アセタール
化度のポリビニルアセトアセタール樹脂が得られる。こ
の樹脂は巨大粒子がなくかつ粒子径のバラツキが小さ(
着色もない。
それゆえ、精製が容易である。溶剤溶解性も良好であり
、非アルコール系溶剤(メチルエチルケトンなど)にも
可溶である。製造過程においてアルデヒドが揮散するこ
とはなく、環境汚染上も問題はない。
、非アルコール系溶剤(メチルエチルケトンなど)にも
可溶である。製造過程においてアルデヒドが揮散するこ
とはなく、環境汚染上も問題はない。
その結果2本発明方法により得られるポリビニルアセト
アセタール樹脂は、耐熱性樹脂として有用である。
アセタール樹脂は、耐熱性樹脂として有用である。
以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、4〜10重量%の酸触媒の存在下、水相中でポリビ
ニルアルコールとアセトアルデヒドとの反応によりポリ
ビニルアセトアセタール樹脂を製造する方法であって、 反応系を8〜17℃にて30分間以上保持することによ
りアセタール化物の析出を開始させた後、該反応系を2
5〜40℃の温度に保つこと、を包含するポリビニルア
セトアセタール樹脂の製造方法。 2、前記酸触媒が、塩酸、硫酸および硝酸のうちの少な
くとも一種である特許請求の範囲第1項に記載のポリビ
ニルアセトアセタール樹脂の製造方法。 3、前記ポリビニルアルコール2モルに対し、前記アセ
トアルデヒドが0.7〜2.2モルの割合で反応に供さ
れる特許請求の範囲第1項に記載のポリビニルアセトア
セタール樹脂の製造方法。 4、アセタール化度が60モル%以上、好ましくは65
モル%以上、より好ましくは70モル%以上である特許
請求の範囲第1項に記載のポリビニルアセトアセタール
樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4545188A JPH0713096B2 (ja) | 1987-02-27 | 1988-02-26 | ポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-45463 | 1987-02-27 | ||
JP4546387 | 1987-02-27 | ||
JP4545188A JPH0713096B2 (ja) | 1987-02-27 | 1988-02-26 | ポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS64103A JPS64103A (en) | 1989-01-05 |
JPH01103A true JPH01103A (ja) | 1989-01-05 |
JPH0713096B2 JPH0713096B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=26385441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4545188A Expired - Fee Related JPH0713096B2 (ja) | 1987-02-27 | 1988-02-26 | ポリビニルアセトアセタール樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713096B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3348709B2 (ja) * | 1999-11-24 | 2002-11-20 | 日本電気株式会社 | プリント回路基板設計支援装置及び制御プログラム記録媒体 |
DE102006025707A1 (de) * | 2006-06-01 | 2007-12-06 | Wacker Polymer Systems Gmbh & Co. Kg | Hochacetalisierte, grobkörnige Polyvinylacetacetale |
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1988
- 1988-02-26 JP JP4545188A patent/JPH0713096B2/ja not_active Expired - Fee Related
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