JPH01103065A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

Info

Publication number
JPH01103065A
JPH01103065A JP62260106A JP26010687A JPH01103065A JP H01103065 A JPH01103065 A JP H01103065A JP 62260106 A JP62260106 A JP 62260106A JP 26010687 A JP26010687 A JP 26010687A JP H01103065 A JPH01103065 A JP H01103065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
reading
address
read
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62260106A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2637995B2 (ja
Inventor
Mikio Yanagawa
柳川 幹雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP62260106A priority Critical patent/JP2637995B2/ja
Publication of JPH01103065A publication Critical patent/JPH01103065A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2637995B2 publication Critical patent/JP2637995B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、例えば装置本体を手動により移動させること
で、原稿上の画像データを読取りプリントする画像デー
タ処理装置に関する。
[従来技術とその問題点] 最近、小型の複写@置として、原稿面上に直接装置本体
を載せ、被読取り面上を自動(モータ等)あるいは手動
で移動させることにより、その面に描かれた画像データ
を読取るようにしたものが考えられている。すなわち、
この複写装置は、原稿面より読取った画像データを画像
データメモリに記憶し、この侵、装置本体の記録紙面上
での移動に応じて上記メモリに記憶された画像データを
読出し、内蔵の熱転写プリンタ等により複写プリントす
るものである。
しかしながら、上記画像データメモリには、複数回の走
査移動により別々に読取った画像データも連続して記憶
されるため、例えば1回目の走査移動により読取った画
像データのみをプリントする場合、連続する次の走査に
より読取った両会データもプリントされてしまうことが
ある。
[発明の目的] 本発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、複
数回走査により分けて読取った画像データが連続してプ
リントされることなく、必要な画像データのみをプリン
ト出力することが可能となる画像データ処理装置を提供
することを目的とする。
[発明の要点コ すなわち本発明に係わる画像データ処理装置は、原稿面
走査により読取り記憶した画像データを任意に区切る区
切り手段と、この区切り手段により区切られた画像デー
タ毎に上記記憶画像データを出力する出力制御手段とを
備えて構成したものである。
[発明の実施例1 以下この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この実施例の小型複写装置は第1図および第2図に示す
ような外観のもので、図中1は縦長箱状をなす手で把持
できる大きさの装置本体である。
この装置本体1の前面には、その中央部に動作開始スイ
ッチ2が設けられるとともに、上端側および下端側に、
拡大プリント指定キー3、リセット/クリアキー4、エ
ンドキー91、サーチキー92および読取り巾指定スイ
ッチ5が設けられており、装置本体1の背面には、電源
スィッチを兼ねるモード切換スイッチ6と、電源ON表
示用LED (発光ダイオード)7a1メモリ残量が所
定量以下となったときに点灯するメモリ残量表示用LE
D7bと、印字装置の移動速度が速すぎる場合に点灯す
る速度警告用LED7cが設けられている。また、装置
本体1の一側面には、印字濃度調節つまみ8が設けられ
ている。
この小型複写装置の構成を説明すると、この小型複写装
置は、第3図に示すように、装置本体1を構成するフロ
ントケースブロックAおよびリヤケースブロックBと、
装置本体1内に設けられるシャーシブロックCとからな
っている。
フロントケースブロックAについて説明すると、このフ
ロントケースブロックAは、第3図および第6図に示す
ように、装置本体1の前面側を構成するフロントケース
1aの前面に、動作開始スイッチ2、拡大プリント指定
キー3、リセット/クリアキー4、エンドキー91、サ
ーチキー92および読取り巾指定スイッチ5とを設ける
とともに、フロントケース1aの一側面に印字濃度調節
つまみ8を設けたものである。上記動作開始スイッチ2
は、フロントケース1aの表面に設けた大面積のスイッ
チ釦2aと、このスイッチ釦2aの中央部に対向させて
フロントケース1aの内面に取付けたスイッチ基板2b
とからなっており、スイッチ釦2aはフロントケース1
aに設けた開口部に押込み可能に嵌合されるとともに、
その裏面とスイッチ基板2bとの間に設けたゴム部材9
によってケース表面側に押圧されている。この動作開始
スイッチ2は、スイッチ釦2aの押圧操作によってON
されるもので、スイッチ釦2aを押圧すると、このスイ
ッチ釦2aがゴム部材9を弾性変形させながら押込まれ
、このスイッチ釦2aの裏面中央部に形成されている可
動接点10aがスィッチ基板2b面の固定接点10bに
接触して動作開始スイッチ2がONされる。また、上記
拡大プリント指定キー3、リセット/クリアキー4、エ
ンドキー91及びサーチキー92は、フロントケース1
aに押込み可能に嵌合されたキー釦3a。
4a、91a、92aと、この各キー釦3a。
4a、91a、92aに対向させてフロントケース1a
の内面に取付けたキー接点基板11とからなっており、
これら各キー3.4.91.92は、そのキー釦3a、
4a、91a、92aを押圧してキー接点基板11に接
触させることによってONされる。一方、読取り巾指定
スイッチ5はスライドスイッチとされている。この読取
り巾指定スイッチ5は、フロントケース1aの表面に横
方向にスライド可能に設けられたスライド操作つまみ5
aと、この操作つまみ5aのスライド領域に対向させて
フロントケース1aの内面に取付けたスイッチ基板5b
とからなっており、スィッチ基板5b面には操作つまみ
5aのスライド方向に沿わせて多数の固定接点が形成さ
れ、操作つまみ5aにはスィッチ基板5b面を摺動して
前記各固定接点に選択的に接触する可動接点が形成され
ている。また、第3図および第6図において、12はフ
ロントケース1a内に設けられた制御ユニットである。
この制御ユニット12は、回路基板12aに複数のLS
Iチップ13を取付けて構成されており、上記スイッチ
基板2b、5bおよびキー接点基板11は図示しないリ
ード線によって制御回路ユニット12に接続されている
。なお、図示しないが、上記回路基板12aには、上記
印字濃度調節つまみ8を有する印字濃度調節用ボリュー
ムが取付けられており、印字濃度調節つまみ8の一側部
はフロントケース1aの側面に突出されている。また、
14aはフロントケース1a内の下端部にその一側に近
接させて設けられた第1主接紙ローラであり、この第1
主接紙ローラ14aは、その下部がフロントケース1a
下に僅かに突出する状態でフロントケース1aに回転可
能に軸支されている。ざらにフロントケース1aの下端
には内方に張出す水平張出し板15が形成されており、
この張出し板15上には、原稿面を照明する横長なLD
Eアレイ16と、複写装置を原稿または外部記録紙上に
曽いたときにこれを検、 知する紙面検知スイッチ17
が設けられている。
この紙面検知スイッチ17は作動ピン17aを備えたマ
イクロスイッチとされている。この作動ピン17aは、
常時はばね力によりフロントケース1aの下方に突出す
る状態に押圧されており、複写装置を原稿または外部記
録紙上に置いたときに紙面に当接して押上げられるもの
で、紙面検知スイッチ17は作動ピン17aの押上げに
よってONするようになっている。
一方、リヤケースプロツクBは、第3図および第6図に
示すように、装置本体1の背面側を構成するりャケース
1bに、電源スィッチを兼ねるモード切換スイッチ6と
、電mON表示用、メモリ残量表示用および速度警告用
の各LED7a。
7b、7cを設けたものである。上記モード切換スイッ
チ6はスライドスイッチとされている。このモード切換
スイッチ6は、リヤケース1bの表面に横方向にスライ
ド可能に設けられたスライド操作つまみ6aと、この操
作つまみ6aに対向させてリヤケース1bの肉厚内に取
付けられたスイッチ基板6bとからなっており、スィッ
チ基板6b面には操作つまみ6aのスライド方向に沿わ
せて複数の固定接点が形成され、操作つまみ6aにはス
ィッチ基板6b面を摺動して前記各固定接点に接触する
可動接点が形成されている。この操作つまみ6aは、第
21!lに示したPポジション(プリントモード切換ポ
ジション)と、Rポジション(読取りモード切換ポジシ
ョン)と、OFFポジションと、Eポジション(インク
リボンカセット70のイジェクトポジション)とにスラ
イド移動されるもので、モード切換スイッチ6は、操作
つまみ6aがOFFポジションにあるときIIヨ電源を
OFFさせている状態にあり、操作つまみ6aがプリン
トモード切換ポジションPまたは読取りモード切換ポジ
ションRにスライドさせたときに、電源をONさせると
ともに複写装置をプリントモードまたは読取りモードに
切換えるようになっている。なお、このモード切換スイ
ッチ6のスイッチ基板6bは、図示しないリード線によ
ってフロントケースブロックAの制御ユニット12に接
続されている。また、第3図および第6図において、1
8はりャケースブロックBの下端部に設けられた補助ロ
ーラユニットである。この補助O−ラユニット18は、
リヤケース1b内に上下摺動可能に設けられた昇降プレ
ート19に、左右一対の補助接紙0−ラ18a、18t
)を取付けたもので、補助接紙O−ラ18a、18bは
、昇降プレート19の両側部に両端を支承させた水平ロ
ーラ軸20に取付けられている。この補助O−ラユニッ
ト18は、前記モード切換スイッチ6の操作つまみ6a
のスライド操作に連動して上下動されるようになってい
る。すなわち、第3図において、21は上記昇降プレー
ト19に形成された左右一対のカム溝であり、この各カ
ム溝21は、その両端側に高低差をもつ下段側水平溝部
21aと上段側水平溝部21bを形成し、中央部に上記
雨水平溝部21a、21bをつなぐ傾斜溝部21cを形
成するとともに、上段側水平溝部21bの終端に、上方
に立上がる垂直溝部21dを形成した形状とされている
。この各カム溝21には、前記操作つまみ6aに固定し
た一対のカム溝係合ピン22がそれぞれ摺動可能に係合
されている。このカム溝係合ピン22は、操作つまみ6
aのスライド移動によってカム溝21内を摺動移動する
もので、このカム溝係合ビン22は、モード切換スイッ
チ6の操作つまみ6aがプリントモード切換ポジション
Pにあるときはカム溝21の下段側水平溝部21aに位
置しており、操作つまみ6 a @ H取りモード切換
ポジションRに移動させたときは傾斜溝部21cを通っ
て昇降プレート19を下降させながら上段側水平溝部2
1bの始端に移動し、操作つまみ6aをOFFポジショ
ンに移動させたときは上段側水平溝部21bの中間に移
動し、さらに操作つまみ6aをイジェクトポジションE
に移動させたときは上段側水平溝部21bの終端つまり
垂直溝部21d下に移動する。つまり、上記補助ローラ
ユニット18は、モード切換スイッチ6をプリントモー
ド切換ポジションPに切換えたときに上昇され、モード
切換スイッチ6を読取りモード切換ポジションRに切換
えたときに下降されるもので、この補助ローラユニット
18は、プリントモードでは補助接紙ローラ18a、1
8bの下端がリヤケース1b下に前記第1主接紙ローラ
14aの下端とほぼ同一レベルに突出する位置にあり、
読取りモードでは補助接紙ローラ18a。
18k)の下端が第1主接紙ローラ14aよりも下方に
突出する位置にくる。また、この補助ローラユニット1
8は、モード切換スイッチ6をOFFポジションおよび
イジェクトポジションEに切換えたときも読取りモード
のときと同じレベルにあるが、イジェクトポジションE
に切換えると、カム溝係合ビン22がカム溝21の垂直
溝部21d下にきてこの垂直溝部21dに入り込める状
態となるために、この状態では補助ローラユニット18
をさらに下方に引下げることができる。なお、このとき
の補助ローラユニット18の引下げおよび元位置への復
帰は手動によって行なわれる。
次に、シャーシブロックCについて説明する。
このシャーシブロックCは、上記フロントケースブロッ
クAとリヤケースブロックBとを組合わせて構成される
装置本体1内に収納されるもので、このシャーシブロッ
クCは次のような構成となっている。すなわち、第3図
〜第7図において、23は装置本体1内にその一側面に
沿わせて垂直に設けられるシャーシであり、このシャー
シ23の下端部には、第2主接紙ローラ14bが回転可
能に軸支されている。この第2主接紙ローラ14bは、
前記フロントケースブロックAに設けた第1主接紙ロー
ラ14aと対をなすもので、この第2主接紙ローラ14
bは第1主接紙ローラ14aと同一レベルに設けられて
おり、装置本体1は、上記2つの主接紙ローラ14a、
14bとリヤケースブロックBの2つの補助接紙ローラ
18a、18bとの4個の接紙ローラを介して原稿また
は記録紙上に接触されてその紙面上を走査移動される。
24はシャーシ23の下端側外面に設けられた走査移動
量検出用メインエンコーダユニットである。このメイン
エンコーダユニット24は、上記第2主接紙ローラ14
bの回転によって装置本体1の走査移動量を検出するも
ので、このメインエンコーダユニット24は、シャーシ
23に固定した支軸25に回転可能に軸支された回転円
板26と、この回転円板26の回転量を検出する回転量
検出器27とからなっており、上記回転円板26はその
外周部に全周にわたって多数のスリット26aを一定間
隔で設けたものとされている。また回転量検出器27は
、回転円板26の外周部をその両面側からかかえる口字
状のものであり、この回転l検出器27には、発光ダイ
オード等の発光素子とフォトトランジスタ等の受光素子
(いずれも図示せず)が回転円板26をはさんで対向す
るように設けられている。この回転量検出器27はシャ
ーシ23に固定されている。上記回転円板26は第2主
接紙ローラ14bの回転により回転伝達ベルト28を介
して回転されるもので、この回転伝達ベルト28は第2
主接紙ローラ14bおよび回転円板26とそれぞれ一体
回転するプーリ29a、29bに巻き掛けられている。
つまり上記メインエンコーダユニット24は、第2主接
紙ローラ14bの回転によって回転される回転円板26
の回転量つまり装置本体1の走査移動量を回転l検出器
27によって検出するものであり、回転量検出器27は
、発光素子からの光が回転円板26のスリット26aを
通って受光素子に受光されたときにパルス信号を出力す
るようになっている。30はシャーシ23の下端側に取
付けられた印字ヘッドユニットである。この印字ヘッド
ユニット30は、ヘッド支持フレーム31と、サーマル
印字ヘッド32と、この印字ヘッド32を下方に押圧す
る左右一対の押しばね(コイルばね)33とからなって
いる。ヘッド支持フレーム31は、印字ヘッド32の背
面に対向する垂直な背面板部31aおよびその上縁から
前方に張出す水平な上面板部31bと、これらの先端に
形成された垂直な端板部31Cとからなっており、この
ヘッド支、持フレーム31はその基端をシャーシ23に
固定して片持ち支持されている。また、このヘッド支持
フレーム31の端板部31Cとシャーシ23の下端側に
は、互いに正対させて印字ヘッド支持軸34a、34b
がそれぞれ水平に固定されている。この印字ヘッド支持
軸34a。
34bは、印字ヘッド32の両側面に形成した縦長の長
溝35内に摺動可能に嵌挿されており、印字ヘッド32
はこの印字ヘッド支持軸34a。
34bに、前後方向に傾動可能にかつ長溝35の長さの
範囲内で上下動可能に支持されている。また、上記一対
の押しばね33は同じばね力のものとされており、この
各押しばね33は、ヘッド支持フレーム31の上面板部
31bと印字ヘッド32の上端面との間に介在されて印
字へラド32を下方に押圧している。この各押しばね3
3は、印字ヘッド32を適度な接触圧で記録紙面に接触
させるためのもので、印字ヘッド32は、長溝35の長
さの範囲内で上下動しながら記録紙面に常に一定の接触
圧で接触するとともに、装置本体1が記録紙面に対して
垂直に立った姿勢にあるときはもちろん、装置本体1が
左右に傾いた場合にも、長溝35の長さの範囲内で左右
方向にローリングして常に記録紙面にフラットに接触す
るようになっている。また、36および37は印字ヘッ
ド32の前後方向の傾き角を調整するための板ばねおよ
びヘッド傾角調整ねじであり、板ばね36は、ヘッド支
持フレーム31の背面板部31aに取付けられて印字ヘ
ッド支持軸34a、34bより下側において印字ヘッド
32の背面に摺動可能に弾接し、ヘッド傾角調整ねじ3
7は、ヘッド支持フレーム31の背面板部31aに螺合
挿通されて印字ヘッド支持軸34a、34bより上側に
おいて印字ヘッド32の背面に摺動可能に当接している
。このヘッド傾角調整ねじ37は、印字ヘッド32の前
後方向の傾き角つまり記録紙に対する接触角を調整する
際にドライバによって回されるもので、このヘッド傾角
調整ねじ37をねじ込み方向に回すと、印字ヘッド32
が板ばね36のばね力に抗して前面側に倒れる方向に傾
動し、ヘッド傾角調整ねじ37を抜き出し方向に回すと
、印字ヘッド32が板ばね36のばね力によって背面側
に倒れる方向に傾動するから、印字ヘッド32の記録紙
に対する接触角を最適な状態に調整することができる。
38はリヤケース1bにヘッド傾角調整ねじ37と対向
させて設けられたドライバ挿入孔38であり、ヘッド傾
角の調整は、上記ドライバ挿入孔38からドライバを挿
入してヘッド傾角調整ねじ37を回すことによって装置
本体1の外部から行われる。なお、このヘッド傾角の調
整は装置本体1内からインクリボンカセット70を抜き
出した状態で行なわれる。
一方、第3図〜第7図において、39は装置本体1内に
装填されるインクリボンカセット70のインクリボン8
1をプリント動作に応じて巻取るインクリボン巻取りユ
ニットであり、このインクリボン巻取りユニット39は
、インクリボンカセット70の巻取側スプール73を巻
取り方向に回転させるインクリボン巻取軸40とこのイ
ンクリボン巻取軸40の駆動モータ41からなっている
上記インクリボン巻取軸40は、インクリボンカセット
70の巻取側スプール73に吹入係合するもので、この
インクリボン巻取軸40は、中心軸40aに、外周に軸
方向に沿うスプール係合凸条を形成した外軸40bを嵌
合固定した構造となっている。このインクリボン巻取軸
40はその中心軸40aの基端を上記シャーシ23に回
転可能に片持ち支承されて水平にシャーシ23に支持さ
れている。また、巻取軸駆動モータ41は、インクリボ
ン巻取軸40の上方に位置させてシャーシ23に形成し
たモータ収納部42内に固定されており、そのモータ軸
41aはシャーシ23を貫通させてその外面に突出され
ている。そして、このモータ軸41aの先端には、巻取
軸駆動ギヤ43が固定されており、この駆動ギヤ43は
シャーシ23に軸支した第1中間ギヤ44および第2中
間ギヤ45を介してインクリボン巻取軸40の軸端に固
定した受動ギヤ46と噛合されている。また、47は巻
取軸駆動モータ41の回転数からインクリボン巻取軸4
0の回転速度つまりインクリボン81の巻取り速度を検
出する目的で設けられたモータ回転検出用エンコーダユ
ニット(以下モータエンコーダユニットという)であり
、このモータエンコーダユニット47は、モータ軸41
aに固定された外周部の1か所にスリット48aを有す
る回転円板48と、シャーシ23に固定された回転検出
器49とからなっている。上記回転数検出器49は、前
述した走査移動量検出用メインエンコーダユニット24
の回転量検出器27と同様に、発光素子と受光素子(い
ずれも図示せず)とを回転円板49をはさんで対向する
ように設けたものであり、この回転検出器4つは、回転
円板48が1回転するごとに、つまり発光素子からの光
が回転円板48のスリット48aを通って受光素子に受
光されたときにパルス信号を出力する。また、50はイ
ンクリボンカセット70の供給側スプール74に嵌入係
合する供給側スプール係合軸であり、このスプール係合
軸50は上記インクリボン巻取軸40の下方に水平に設
けられている。このスプール係合軸50は、外周に軸方
向に沿うスプール係合凸条を形成した中空軸とされてお
り、シャーシ23に片持ち支持させた固定軸51に回転
および軸方向に摺動可能に表装されている。52はスプ
ール係合軸50内に挿入されたコイルばねからなるブレ
ーキばね、53は上記固定軸にその軸方向に摺動可能に
嵌合されてスプール係合軸50の先端部内面に摩擦接触
するブレーキ部材であり、ブレーキばね52の一端はシ
ャーシ23に受止められ、他端はブレーキ部材53に弾
接されてこのブレーキ部材53をスプール係合軸50の
先端部内面に押付けている。すなわち、このブレーキば
ね52およびブレーキ部材53は、インクリボンカセッ
ト70の供給側スプール74に嵌入係合してこの供給側
スプール74と一体回転するスプール係合軸50の回転
を制動するもので、スプール係合軸50は、巻取側スプ
ール73へのインクリボン81の巻取りにともなってリ
ボン繰出し方向に回転する供給側スプール74に回転抵
抗をかけて、インクリボン81にバックテンションを与
えるようになっている。また、上記ブレーキばね52は
、供給側スプール係合軸50をその先端方向に押出す作
用ももっており、したがって上記スプール係合軸50は
、インクリボンカセット70が装置本体1内に装填され
ていないときは第4図に示すように先端方向に押出され
ている。
また、54は原稿面の画像を読取る読取りユニットであ
り、この読取りユニット54もシャーシ23に取付けら
れている。この読取りユニット54において、55はシ
ャーシ23にそのモータ収納部42から前方に張出すよ
うに取付けられる横長基台であり、この基台55上には
横長な読取り部回路基板56が設けられており、この回
路基板56の下面には、基台55の長さ方向中央部に設
けた読取り用開口58と対向させて、COD等の一次元
イメージセンサ57が受光面を下に向けて取付けられて
いる。このイメージセンサ57は、その画素列の方向が
装置本体1の走査移動方向と直交するようにして、回路
基板56の長さ方向に沿わせて取付けられている。また
基台55の下面には、前記読取り用開口58と対向させ
てレンズ筒59が取付けられており、このレンズ筒59
内には、LEDアレイ16により照明される原稿面から
の反射光をイメージセンサ57の受光面に結像させる結
像レンズ60が設けられている。上記読取り部回路基板
56は、基台55の両端に突出形成した基板支持部55
a上に基板両端部を摺動可能に支持されて、基板巾方向
(イメージセンサ57の画素列方向と直交する方向)に
横移動可能に設けられており、イメージセンサ57は、
この回路基板56を横移動させることによって、画素列
が結像レンズ60の光軸と一致する状態に位置調整され
るようになっている。
また、第3図および第6図において、65はシャーシ2
3の上端部に設けられた電源ユニットであり、この電源
ユニット65は、シャーシ23の上端部に形成した電池
収納部66内に電源電池67を収納して構成されている
すなわち、上記センタブロックCは、第2主接紙ローラ
14bと、回転円板26および回転量検出器27と前記
第2主接紙0−ラ14bの回転を回転円板26に伝達す
る機構を備えたメインエンコーダユニット24と、印字
ヘッド32およびその押しばね33とヘッド傾角調整機
構を備えた印字ヘッドユニット30と、インクリボン巻
取軸40とその駆動モータ41およびモータエンコーダ
ユニット47を備えたインクリボン巻取りユニット39
と、回転制動機構を備えた供給側スプール係合軸50と
、イメージセンサ57および結像レンズ60とイメージ
センサ57の位II整機構を備えた読取りユニット54
と、電源ユニット65とを、全てシャーシ23に設けた
ものである。
そして、複写装置は、上記センタブロックCをその第2
主接紙ローラ14bがフロントケースブロックA側の第
1主接紙O−ラ14aと同一レベルにくるように位置決
めしてリヤケース1b内に収納し、センタブロックCを
そのシャーシ23をリヤケース1bにビス止めしてリヤ
ケースブロックBに取付けるとともに、このリヤケース
ブロックBにフロントケースブロックAを接合してリヤ
ケース1bとフロントケース1aとを嵌め合せることに
よって組立てられる。
次に、上記複写装置に使用されるインクリボンカセット
70について説明すると、第5図〜第7図において、7
1は下端面が開放する縦長箱状のカセットケースであり
、このカセットケース71は、装置本体1の下端とモー
タ収納部42との間に収まる高さで、かつ装置本体1内
のりャケース1b側にイメージセンサ57の読取り視野
を遮らないように収まる厚さのものとされている。この
カセットケース71の一側面には、その下端側に装置本
体1の印字ヘッドユニット30をカセットケース71内
に入り込ませるための縦長切欠部72が形成されている
。このカセットケース71内には、その上端側と中間部
とに、装置本体1のインクリボン巻取軸40および供給
側スプール係合軸50にそれぞれ嵌合する巻取側スプー
ル73および供給側スプール74とが水平に設けられて
いる。この両スプール73.74は、内周面に軸方向に
沿わせてインクリボン巻取軸40および供給側スプール
係合軸50のスプール係合凸条と噛合う係合溝を形成し
た中空軸からなっており、この両スプール73.74は
、その一端をカセットケース71の一側面に設けた軸受
孔(図示せず)に嵌挿するとともに、他端をカセットケ
ース71の他側内面に形成した軸受筒77.78に挿入
して回転可能に支持されている。また、カセットケース
71の下端開放部の前後縁には、一対のリボンガイド軸
79a、79bが水平に設けられている。そして、供給
側スプール74に巻付けられている熱転写インクリボン
81は、上記リボンガイド軸79a、79bで案内され
てケース下端の開放部を通され、巻取側スプール73に
巻付けられている。なお、82はカセットケース71内
に設けられたリボン案内軸である。また、上記供給側ス
プール74の内部には、第5図に示すように、供給側ス
プール74を供給側スプール係合軸50に完全に嵌合さ
せたときにこのスプール係合軸50の軸端に当接してス
プール係合軸50をその基端方向に押す押込み段部83
が形成されている。
一方、前記装置本体1の側面には、第3図に示すように
、フロントケース1aおよびリヤケース1bの側面を切
欠して形成されたカセット装填口1Cが開口されており
゛、このカセット装填口1cには開−116が設けられ
ている。この開閉蓋1dは、その−側縁を、カセット装
填口1cのフロントケース1a側の側縁部にヒンジ部6
8により軸支して、フロントケース1aG−開閉可能に
取付けられている。また、開閉蓋1dの他側縁部の内面
には、開閉11dを閉じた状態にロックするためのフッ
ク部材69aが設けられており、カセット装填口ICの
りャケース1b側の側縁部には、上記フック部材69a
を掛止するロック突起69bが突設されている。上記フ
ック部材69aは、開閉11(jの外面に上下方向にス
ライド可能に設けたロックつまみ(図示せず)のスライ
ド操作により上下動されるもので、RM蓋1dを閉じた
状態でロックつまみを下方にスライドさせると、フック
部材69aが上方からロック突起69bに係合して開閉
11dをロックし、またロックつまみを上方にスライド
させると、フック部材69aがロック突起69bの上方
に離脱して開閉11dのロックが解除される。
そして、前記インクリボンカセット70は、上記開W1
蓋1dを開いてカセット装填口1cから装置本体1内に
挿入装填される。このインクリボンカセット70は、切
欠部72が形成されている側面側から、上記切欠部72
を装置本体1内の印字ヘッドユニット30に合せ、かつ
巻取側スプール73および供給側スプール74の露出端
を装置本体1内のインクリボン巻取軸4073よび供給
側スプール係合軸50に対向させて挿入されるもので、
インクリボンカセット70を装置本体1内に挿入すると
、第5図および第6図に示すように、印字ヘッドユニッ
ト30が上記切欠部72からカセットケース71内に入
り込んで印字ヘッド32の先端がカセット下端の開放部
に露出しているインクリボン部分にその上方から対向す
る状態になり、また、インクリボン巻取軸40および供
給側スプール係合軸50がインクリボンカセット70の
巻取側スプール73および供給側スプール74にそれぞ
れ嵌入係合する。この場合、ブレーキばね52によって
先端方向に押出されている供給側スプール係合軸50は
、供給側スプール74が完全に嵌合するまでは押出し状
態にあるが、供給側スプール74が完全に嵌合して供給
側スプール74内の押込み段部83が供給側スプール係
合軸50の軸端に当接すると、供給側スプール係合軸5
0がインクリボンカセット70の最終装填位置までの挿
入にともなってブレーキばね52を圧縮させながら第5
図に示すように基端方向に押込まれる。
したがって、インクリボンカセット70を装置本体1内
に装填すると、上記ブレーキばね52の反発力によって
ブレーキ部材53が供給側スプール係合軸50の軸端内
面に強く押圧されるようになり、これにより供給側スプ
ール係合軸5oは、その回転を制動されて、インクリボ
ンカセット70の供給側スプール74から繰り出される
インクリボン81にパックテンションを与えるようにな
る。
なお、装置本体1内に装填されたインクリボンカセット
70は、カセット装填口1CのRffi!!1dを閉じ
てこの開閉11dをロックすることにより、開閉蓋1d
により後側面を受止められて装填位置に保持される。ま
た、装置本体1内へのインクリボンカセット70の装填
は、モード切換スイッチ6の操作つまみ6aをイジェク
トポジションEに切換えた後に、補助ローラユニット1
8を引下げてから行なえばよ(、このようにすれば、装
置本体1のカセット装填01C側にある補助接紙ローラ
18aがカセット装填の邪魔になることはない。
これは、装置本体1内からインクリボンカセット70を
抜き出す場合も同様である。上記補助ローラユニット1
8の引下げは、手でローラ軸20を下方に引くことで行
なわれるもので、モード切換スイッチ6の操作つまみ6
aをイジェクトポジションEに切換えると、上記操作つ
まみ6aとともに移動するカム溝係合ビン22が昇降プ
レート19のカム溝21の垂直溝部21dの下にくるか
ら、補助O−ラユニット18を引下げることができる。
また、装置本体1内からのインクリボンカセット70の
抜き出しは、開閉蓋1dを開いて行なわれるが、この場
合、インクリボンカセット70の供給側スプール74に
嵌入係合している供給側スプール係合軸50はブレーキ
ばね52によって先端方向に押圧されているために、開
閉蓋1dを開くと、ブレーキばね52のばね力により供
給側スプール係合軸50とともにインクリボンカセット
70がカセット装填01C側に押出されて、インクリボ
ンカセット70の側部がカセット装填口1Cから外部に
突出するから、インクリボンカセット70の抜き出しを
容易に行なうことができる。
第8図は上記小型複写装置の構成を模式的に示したもの
で、この小型複写装置は、制御ユニット12およびLE
Dアレイ16を組込んだフロントケースブロックAと、
補助ローラユニット18を組込んだりャケースブロック
Bと、メインエンコータユニット24、印字ヘッドユニ
ット30、インクリボン巻取りユニット39、読取りユ
ニット54および電源ユニット65を組込んだセンタブ
ロックCとの3つのブロックからなっており、フロント
ケースブロックAのLEDアレイ16およびセンタブロ
ックCの各ユニット24.30゜47.54および65
は、それぞれリード線またはフラットケーブル等のフレ
キシブルコネクタ90によってフロントケースブロック
Aの制御ユニット12に接続されている。
次に、前記第3図における制御ユニット12の回路基板
12aを中心として形成される電子回路の構成について
第9図により説明する。メインエンコーダユニット24
は、上記したように回転円板26、回転量検出器27等
により構成“されており、装置本体1の移動量に応じた
パルス信号、すなわち移動量検出信号と、装置本体1の
移動方向に対応する上記回転円板26の正転/逆転検出
信号とを出力する。このメインエンコーダユニット24
から出力される移動量検出信号は、制御部101、タイ
ミング信号発生部102、速度検出部103、モータ駆
動制御部104へ送られる。
−また、正転/逆転検出信号は、制御部101、タイミ
ング信号発生部102、モータ駆動制御部104へ送ら
れる。上記制御部101には、前記第1図及び第2図に
おける動作開始スイッチ2、拡大プリント指定キー3、
リセット/クリアキー4、エンドキー91、サーチキー
92、読取り巾指定スイッチ5、モード切換スイッチ6
、印字濃度調節つまみ8等のキー及びスイッチ105か
ら操作信号が与えられると共に、サーマル印字ヘッド3
2の温度及び記録紙すの温度を検出する温度センサ10
6から温度検出信号が与えられる。更に、制御部101
は、図示しないが内部に電源電圧検出器を備えている。
そして、制御部101は、上記キー及びスイッチ107
からの操作信号に応じてLED部107におけるfil
l!ON表示用LED7a、メモリ残量表示用LED7
b、速度警告用LED7Cの点灯制御及びその他各部の
制御動作を行なうと共に、モード切換スイッチ6により
指定される読取りモード或いはプリントモードに応じて
タイミング信号発生部102に動作指令R,Pを与える
。この場合、制御部101は、読取りモードであれば動
作命令R1また、プリントモードであれば動作命令Pを
タイミング信号発生部102に与える。
上記タイミング信号発生部102は、制御部101から
動作命令Rが与えられた場合は、一定周期のCOD露光
タイミング信号を発生すると共に、メインエンコーダユ
ニット24から与えられる移動量検出信号に同期して所
定数の読取タイミング信号A1シリアル/パラレル変換
信@B1クロックパルスC等の各種タイミング信号を発
生する。また、タイミング信号発生部102は、制御部
101から動作命令Pが与えられた場合は、上記メイン
エンコーダユニット24から正転検出信号が与えられる
場合のみ上記移動量検出信号に同期してプリントタイミ
ング信号を発生する。そして、上記タイミング信号発生
部102から出力されるCOD露光タイミング信号は二
次元イメージセンサ57に、読取タイミング信号AはA
/D変換部109に、シリアル/パラレル変換信号Bは
シリアル/パラレル変換部110に、クロックパルスC
はアドレスカウンタ111及び読取り巾メモリアドレス
制御部112に、それぞれ送られる。
上記二次元イメージセンサ57は、原稿aからの反射光
をCOD露光タイミング信号に同期して読取り、アンプ
108を介してA/D変換部109へ出力する。このA
/D変換gB109は、入力信号を読取タイミング信号
へによって白黒2値の信号に変換し、シリアル/パラレ
ル変換部110に出力する。このシリアル/パラレル変
換部110は、入力信号をシリアル/パラレル変換信号
Bにより例えば8ビツト毎にパラレル信号に変換し、デ
ータセレクタ113を介して画像データメモリ114に
出力する。また、データセレクタ113は、そのデータ
ラインが上記制御部101に接続されており、制御部1
01からのセレクト信号りによりシリアル/パラレル変
換部110あるいは制御部101の一方が選択される。
上記画像データメモリ114の書込みアドレス(行及び
桁アドレス)は、読取り巾メモリアドレス制御部112
により示され、アドレスカウンタ111により指定され
る。ここで、読取り巾メモリアドレス制御部112には
、前記第1図における読取り巾指定スイッチ5の操作に
基づく読取り巾アドレスデータが制御部101から与え
られ、指定読取り市に対応するアドレス数でアドレスカ
ウンタ11による書込み指定アドレスがカウントアツプ
される。
つまり、読取り巾指定スイッチ5に沿って描かれた巾目
盛りの0点から操作つまみ5aを合わせた目盛りまでの
間の画像データだけを画像データメモリ114に書込み
記憶させる。また、meデータメモリ114の読出しア
ドレスも、制御部101よりアドレスカウンタ111を
介して与えられるが、この場合も、読取り巾メモリアド
レス制御部112に設定される読取り中アドレス数に基
づき、印字−打合の読出しアドレスが指定される。ここ
で、上記タイミング信号発生回路102は、読取り走査
移動の開始模、装置本体1下面側の読取り位置からその
進行方向端部までの距離に相当するメインエンコーダパ
ルスが与えられないと、アドレスカウンタ111に対す
るクロックパルスCを発生しないので、実際には、上記
読取り位置が装置本体1の初期設定位置における読取り
方向端部位置に進むまで、画像データメモリ114に対
する読取りデータの書込みは行なわれない。また、画像
データの読取り終了時においては、画像データメモリ1
14に書込まれた画像データの、装置本体1下面側の読
取り位置からその進行逆方向端部までの距離に相当する
アドレス分がクリアされるので、実際には、装置本体1
の最終股定位置における反読取り方向端部までの画像デ
ータの読取りしか行なわれない。つまり、前記第7図に
おける装置本体1の読取り状態では、本体初期設定位置
における右側面端部から本体最終設定位置における左側
面端部までの間に位置する画像データの読取りが行なわ
れることになる。
しカマして、上記原稿の読取りが終了し、その侵、プリ
ントモードに切換えられると、制御部101は上記した
ように動作命令Pをタイミング信号発生部102に出力
すると共に、メインエンコーダユニット24からの移動
量検出信号に応じて画像データメモリ114の記憶デー
タをデータセレクタ113を介して順次読出す。この制
御部101は、画像データメモリ114から画像データ
を読出すと、温度センサ106からのヘッド温度、電源
電圧検出器の検出データ及び印字濃度調節つまみ8の値
を基に通電時間を設定し、プリントデータとしてサーマ
ルヘッド駆動回路115へ出力する。このサーマルヘッ
ド駆動回路115は、flll制御部101からプリン
トデータが送られてくると、タイミング信号発生部10
2からのタイミング信号に同期してサーマル印字ヘッド
32を駆動する。
ここで、モータ駆動制御部104がメインエンコーダユ
ニット24からの装置本体1の移動量検出信号に基づき
、巻取軸駆動モータ41に適切なモータ駆動パルス信号
を与えることで、第6図におけるインクリボンカセット
70の供給側スプール74から繰出されたインクリボン
81が、サーマル印字ヘッド32に接しながら巻取側ス
プール73に巻取られる。この場合、モータエンコーダ
ユニット47により巻取軸駆動モータ41の回転が検出
され、上記モータエンコーダユニット47の検出信号に
基づいてインクリボン81の巻取り速度が装置本体1の
移動量に合った速度になるよう、上記モータ駆動制御部
104により巻取軸駆動モータ41がトルク制御される
。なお、上記メインエンコーダユニット24から逆転検
出信号が与えられる状態では、巻取軸駆動モータ41に
対する駆動パルスは出力されず、インクリボン81の巻
取りは行なわれない。
また、上記アドレスカウンタ111から画像データメモ
リ114に対するアドレスバスには、区切りアドレス記
憶部116及び−数回路117が接続される。区切りア
ドレス記憶部116は、装置本体1の走査移動による読
取り操作毎に前記第1図におけるエンドキー91が押さ
れると、その時点の画像データメモリ114に対する画
像データの書込みアドレスが記憶されるもので、例えば
複数回の読取り走査毎に上記エンドキー91による区切
り操作を行なうと、その都度区切り位置に対応するデー
タ書込みアドレスが順次記憶される。
そして、−数回路117は、プリントモードPRにおい
て、順次カウントアツプされる画像データメモ・す11
4に対するデータ読出しアドレスと、上記区切りアドレ
ス記憶部116に予め記憶される区切りアドレスとの一
致を検出するもので、その−数構出信号は制御部101
及びタイミング信号発生部102に出力される。この場
合、制御部101は、プリント動作命令Pの出力を停止
する。
ここで、区切りアドレス記憶部116における、各読取
り走査毎の区切りアドレスは、前記第1図におけるサー
チキー92の操作により制御部101からアドレス部1
18を介し指定されるもので、−数回路117には、サ
ーチキー92の操作回数に応じた区切りアドレスが与え
られ、アドレスカウンタ111にはその区切りデータの
読出し先頭アドレスが制御部101を介し与えられる。
第10図は第9図におけるタイミング信号発生回路10
2の内部構成を示すもので、まず、制御部101から読
取り動作命令Rが与えられると、メインエンコーダユニ
ット24からのエンコーダパルスに同期してカウンタC
Tがカウント動作を開始すると共に、読取りタイミング
信号発生回路102a及びシリアル/パラレル信号発生
回路102bがそれぞれA/D変換部109に対する読
取りタイミング信号A及びシリアル/パラレル変換部1
10に対するシリアル/パラレル変換信号Bを発生する
。ここで、カウンタCTは、第11図で示すように、装
置本体1下面側の読取り位@rからその進行方向端部ま
での距mλ1に相当する移動量のエンコーダパルスをカ
ウントすることでカウンタキャリを発生するもので、つ
まり、上記読取り位1irが距離21を移動した時点か
らアドレスカウンタタイミング信号発生回路102cか
らアドレスカウンタ111に対するクロックパルスCが
発生される。
一方、制御部101からプリント動作命令Pが与えられ
ると、メインエンコーダユニット24b1らのエンコー
ダパルスに同期して、サーマルヘッド駆動回路115に
対しプリントタイミング信号が発生される。
次に上記構成による小型複写装置の動作について説明す
る。原稿に記録されている文字、画像等の情報を読取る
場合には、まず、モード切換スイッチ6をOFFポジシ
ョンから読取りモード切換ポジションRに切換える。モ
ード切換スイッチ6を読取りモード切換ポジションRに
切換えると、電源がONされると共に、制御部101が
読取りモードになる。このとき制御部101は、LED
部1部子07ける電源ON表示用LED7aを点灯し、
電源がオンしたことを表示すると共に、動作命令Rをタ
イミング信号発生部102に与える。
この際、第3図におけるカム溝係合ビン22がカム溝2
1の上段側水平溝部21bの始端に移動して補助O−ラ
ユニット18が下降され、補助接紙ローラ18a、18
bが主接紙ローラ14a。
14bよりも下方に突出する。しかして、ユーザーは、
この状態で第7図に示すように装置本体1の前面に設け
られている動作開始スイッチ2をONさせ、装置本体1
を、主接紙O−ラ14a。
14b及び補助接紙ローラ18a、18bを原稿a面に
接触させて置く。このとき、例えば第11図に示すよう
に、原稿8面上の画像データ[A〜NJのうち、まず1
回目の走査でrBcJのみ読取りたい場合には、装置本
体1の右側面を読取り範囲の左端に合わせる。このよう
に、装置本体1を原稿a上に置くと、紙面検知スイッチ
17が原稿a面に当接してONし、この紙面検知スイッ
チ17と上記動作開始スイッチ2との両方のスイッチの
ONによって制御部101が読取り動作状態となってL
EDアレイ16が点灯する。なお、これは後述するプリ
ントを行なう場合も同様であり、この場合も制御部10
1は、紙面検知スイッチ17と動作開始スイッチ2との
両方がONLだ時にプリント動作状態となる。この侵、
装置本体1を原稿a上に置いた状態のまま、原稿8面に
沿わせて前方(装置本体1の前面方向)に手動で走査移
動させると、LEDアレイ16からの投射光が原稿8面
に照射され、その反射光が結像レンズ60を介して一次
元イメージセンサ57に入射する。一方、原稿8面に接
して装置本体1の移動に伴って回転する各接紙ローラの
うち、第2接紙ローラ14bの回転によってメインエン
コーダユニット24の回転円板26が回転する。この回
転円板26の回転により、回転量検出器27から装置本
体1の移動量に応じたパルス信号が出力される。
つまり、この回転量検出器27から出力されるパルス信
号が第9図におけるメインエンコーダユニット24の出
力となり、複写装置本体1に対する移動量検出信号とし
て制御部101、タイミング信号発生部102、速度検
出部103、モータ駆動制御部104へ送られる。この
場合、メインエンコーダユニット24からは、正転検出
信号が制御部101、タイミング信号発生部102、モ
ータ駆動制御部104に対し出力される。
一方、タイミング信号発生部102は、制御部101か
ら読取り動作命令Rが与えられると、−定周期のCOD
露光タイミング信号を発生し、−次元イメージセンサ5
7に与えると共に、メインエンコーダユニット24から
与えられる移動量検出信号に応じて、読取りタイミング
信号A及びシリアル/パラレル変換信号Bを発生し、A
/D変換部109及びシリアル/パラレル変換部110
へそれぞれ出力する。ここで、第10図におけるタイミ
ング信号発生部102は、第11図における距離β1に
相当するエンコーダパルスをカウントした時点からクロ
ックパルスCを発生し、アドレスカウンタ111及び読
取り巾メモリアドレス制御部112に出力する。
しかして、上記−次元イメージセンサ57は、タイミン
グ信号発生部102から上記COD露光タイミング信号
に同期して原稿8面からの反射光に応じた信号、すなわ
ち画像信号を出力する。この−次元イメージセンサ57
の出力信号は、アンプ108により増幅されてA/D変
換部109へ送られる。このA/D変換部109は、ア
ンプ108を介して送られてくる画像信号をタイミング
信号発生部102からの読取りタイミング信号Aに同期
してシリアルなデジタル信号に変換し、シリアル/パラ
レル変換部110へ出力する。このシリアル/パラレル
変換部110は、タイミング信号発生部102から送ら
れてくるシリアル/パラレル変換信号Bに同期してシリ
アル入力信号を例えば8ビツト毎にパラレルの画像デー
タに変換し、データセレクタ113へ出力する。このデ
ータセレクタ113は、読取りモードが指定されている
場合には、制御部101からのセレクトDによりシリア
ル/パラレル変換部110側に切換えられている。従っ
て、上記シリアル/パラレル変換部110から出力され
る画像データは、データセレクタ113を介して画像デ
ータメモリ114へ送られる。この画像データメモリ1
14の書込みアドレスは、アドレスカウンタ111のカ
ウント出力により指定される。このアドレスカウンタ1
11は、タイミング信号発生部102がらのクロックパ
ルスCにより順次桁アドレスが[+1コされ、画像デー
タメモリ114のアドレスを指定する。そして、タイミ
ング信号発生部102は、画像データメモリ114に1
行分の画像データが書込まれると、タイミング信号の発
生を停止し、メインエンコーダユニット24から次の移
動量検出信号が送られてくるまで待機状態となる。この
場合、読取り巾指定スイッチ5により予め原稿aの読取
り巾が指定されると、その指定中に換算したアドレス数
データが読取り巾メモリアドレス制御部112にセット
される。すると、アドレスカウンタ111は、上記指定
読取り巾対応のアドレス数データに1行分の書込みアド
レスを一致させ、画像データメモリ114に対し繰返し
アドレス指定する。つまり、イメージセンサ57で読取
った画像データのうち、第1図における巾目盛りの0点
から操作つまみ5aを合わせた目盛りまでの間の画像デ
ータだけが、上記画像データメモリ114に書込まれる
ことになる。
ここで、アドレスカウンタ111には、装置本体1が距
離λ1を移動するまでクロックパルスCが与えられない
ので、それまで、イメージセンサ57により読取られた
画像データは画像データメモリ114には書込まれず無
効になる。以下同様の動作が繰返され、原稿8面上の装
置本体1の初期設定位置における右側面位置からX方向
に読取った画像データが画像データメモリ114に順次
書込まれる。
この後、原稿a面の画像データrBcJ上を装置本体1
を、移動させ、その左側面位置を被読取り範囲の右端に
合わせ、そして、動作開始スイッチ2をOFFさせ、さ
らに装置本体1を原稿a面から離間して紙面検知スイッ
チ17をOFFさせると、所定の読取り終了処理動作が
開始される。
第12図は上記読取り終了処理動作を示すフローチャー
トであり、上記各スイッチ2.17から動作開始指令信
号が与えられる状態では、制御部101から引続き読取
り動作命令Rが出力されるが(ステップ81.82)、
上記動作開始指令信号が与えられなくなると、制御部1
01からの読取り動作命令Rの出力が停止される(ステ
ップS1→83)。そして、データセレクタ113が制
御部101側に切換えられて制御部101から画像デー
タメモリ114に対しクリアデータが出力されると同時
に、アドレスカウンタ111にダウンカウント制御信号
が与えられ、所定アドレス分のダウンカウントが開始さ
れる(ステップ$4〜87)。ここで、上記所定アドレ
ス分とは、第11図における装置本体1の下面側読取り
位置rから読取り進行方向とは逆方向の端部位置、つま
り装置本体1の左側面位置までの距離22に相当するア
ドレス分であり、この読取り終了時における装置本体1
の左側面から距離β2間に対応する読取り画像データは
、画像データメモリ114から消去されることになる。
すなわち、装置本体1の読取り最終設定位置における左
側面位置から読取り位置rまでの画像データは無効にな
る。したがって、装置本体1の走査移動開始時における
右側面位置から移動終了時における左側面位置までを原
稿aに対する画像データの被読取り範囲として規定でき
る。
ここで、第11図で示すように、上記1回目の走査によ
る画像データrBcJの読取りに続き、2回目、3回目
の走査により各画像データrG)IIJ、rLMNJを
分けて読取る場合には、その読取り終了毎にエンドキー
91による区切り操作を行なう。第13図はこのエンド
キー91による読取りデータ区切り処理を示すもので、
上記各画像データrBCJ rGHIJ  rLMNJ
の読取り毎にエンドキー91が操作されると、その各時
点でアドレスカウンタ111にセットされている読取り
画像データの書込み最終アドレスが区切りアドレス記憶
部116に記憶される(ステップA1)。この場合、エ
ンドキー91の操作毎にアドレス部118がインクリメ
ントされ、上記区切リアドレス記憶部116に対する書
込みアドレスが更新される。
ここで、上記原稿aの読取りを行なう場合には、補助接
紙0−ラ18a、18bを主接紙ローラ14a、14b
よりも下方に突出させているので、装置本体1は、第7
図に示すように、前方にやや傾いた姿勢で走査移動され
ることになる。したがって、装置下面に突出している印
字ヘッド32の先端及びその下のインクリボン81が原
稿a面に摺接することは無く、印字ヘッド32の摩耗及
びインクリボン81による原稿a面の7汚れは防止され
る。
なお、速度検出部103おいては、メインエンコーダユ
ニット24からのパルス信号に基づいて装置本体1の移
動速度が検出され、その移動速度が速過ぎると、LED
部1部子07ける速度警告用LED7Cが点灯され、ユ
ーザに対し警報が行なわれる。これは、プリント時にお
いても同様である。また、上記の読取り途中で画像デー
タメモリ114のメモリ残量が少なくなると、メモリ残
量表示用LED7bが点灯され、メモリ残nが少ないこ
とが報知される。
次に、上記のようにして原稿aから読取った画像データ
をプリント・アウトする場合の動作について説明する。
画像データをプリント・アウトする場合は、モード切換
スイッチ6をプリントモード切換ポジションPに切換え
る。このモード切換スイッチ6をプリントモード切換ポ
ジションPに切換えると、制御部101はプリントモー
ドとなり、セレクト信号りによりデータセレクタ113
を制御部]01側に切換える。この際、カム溝係合ビン
22がカム溝21の下段側水平溝部21aに移動して補
助ローラユニット18が上昇され、補助接紙ローラ18
a、18t)が主接紙ローラ14a、14bと同一突出
レベルとなる。この状態でユーザーは、第6図で示すよ
うに、複写装置本体1を各接紙ローラ14a、14b及
び18a。
18bをノート等の外部記録紙す面に接触させて置く。
このように、装置本体1を記録紙す上に置くと、紙面検
知スイッチ17が記録紙す面に当接してONすると共に
、印字ヘッド32がインクリボン81を介して記録紙す
面に接触する。この場合、印字ヘッド32は、記録紙す
との接触により押しばね33を圧縮させながら各接紙ロ
ーラ14a、14b及び18a、18bの記録紙接触レ
ベルまで上昇し、押しはね33の反発力によって記録紙
す面に押圧接触される。この後、動作開始スイッチ2を
ONさせて、複写装置本体1を記録紙す面に沿わせて前
方に走査移動させると、この装置本体1の移動に伴い上
記各接紙ローラが回転し、第2主接紙ローラ14bの回
転が回転伝達ベルト2Bを介して回転円板26に伝達さ
れる。
この回転円板26の回転に伴ってメインエンコーダユニ
ット24から上記読取り時と同様に装置本体1の移動速
度に応じた移動量検出信号が取出される。
上記装置本体1の前進移動を開始することでメインエン
コーダユニット24から移動量検出信号及び正転検出信
号が出力されると、モータ駆動制御部104により巻取
軸駆動モータ41が駆動される。これにより、インクリ
ボン巻取軸40が回転駆動されてインクリボンカセット
70の巻取側スプール73が巻取方向に回転され、供給
側スプール74から繰り出されるインクリボン81がサ
ーマル印字ヘッド32の発熱部を通り上記巻取側スプー
ル73に巻取られる。この場合、モータエンコーダユニ
ット47により巻取軸駆動モータ41の回転が検出され
、モータ駆動制御部104は、上記モータエンコーダユ
ニット47から与えられる検出信号に基づき、インクリ
ボン81の巻取り速度が装置本体1の移動口、つまりプ
リント速度に合うように巻取軸駆動モータ41のトルク
制御を行なう。このモータトルク制御は、巻取軸駆動モ
ータ41が1回転する毎に、モータ駆動制御部104に
おいて、モータエンコーダユニット47からのパルス信
号周期と、メインエンコーダユニット24からのエンコ
ーダパルスの数とを比較して行なわれるもので、上記モ
ータ41が1回転する間にメインエンコーダユニット2
4から与えられるエンコーダパルス数が所定値よりも多
い場合(装置本体1の移動速度がリボン巻取り速度より
も速い場合)には、モータ駆動パルス巾を長くしてリボ
ン巻取り速度を増速させ、また、エンコーダパルス数が
所定値よりも少ない場合(装置本体1の移動速度がリボ
ン巻取り速度より遅い場合)には、モータ駆動パルス巾
を短くしてリボン巻取り速度を減速させる。これは、巻
取側スプール73のリボン巻取り径が大きくなってモー
タ41に掛かる負荷が増加した場合も同様であり、モー
タ41に掛かる負荷の増加によりリボン巻取り速度が遅
くなった場合にも、モータ41が1回転する間のエンコ
ーダパルス数が所定値よりも多くなるから、この時も自
動的にモータ41のトルクが増加されリボン巻取り速度
が増速される。
一方、上記制御部101は、メインエンコーダユニット
24から送られてくる移動量検出信号に応じて、タイミ
ング信号発生部102に1行印字命令を出力し、このタ
イミング信号発生部102は、サーマルヘッド駆動回路
115にプリントタイミング信号を出力する。また、制
御部101は、メインエンコーダユニット24からの移
動量検出信号に応じて画像データメモリ114の行及び
桁アドレスを順次指定し、画像データメモリ114に記
憶されている画像データをデータセレクタ113を介し
て読出し、サーマルヘッド駆動回路115へ1行分づつ
出力する。ここで、例えば上記プリントモードPRのセ
ット優に、予めサーチキー92が1回操作された場合に
は、アドレスカウンタ111は初期化され、画像データ
メモリ114内の画像データはその先頭データ、つまり
1度目の走査により読取った第11図における読取りデ
ータrBcJの最初から読出されることになる。また、
サーチキー92が2回操作された場合には、前記2度目
の走査により読取プたデータrGHIJが、3回の場合
には3度目走査によるrLMNJがそれぞれ先頭から読
出゛されることになる。更に制御部101は、1行印字
命令が与えられると、印字データの黒字数、温度センサ
106からのヘッド温度、電源電圧検出器の電圧検出信
号、印字濃度調節つまみ8の調節値等を基にサーマル印
字ヘッド32に対する通電時間を設定し、画像データメ
モリ114から読出した画像データをサーマルヘッド駆
動回路115へ出力する。このサーマルヘッド駆動回路
115は、制御1101からの制御データ及びタイミン
グ信号発生部102からのタイミング信号に従ってサー
マル印字ヘッド32を駆動する。このサーマル印字ヘッ
ド32の駆動により、画像データがインクリボン81を
介して記録紙す上に熱転写される。この場合、装置本体
1の移動に伴い、巻取軸駆動モータ41によりインクリ
ボン巻取軸40が回転駆動され、供給側スプール74か
らインクリボン81の未使用部分が送り出され、上記サ
ーマル印字ヘッド32によりプリントされた侵の使用済
み部分が巻取側スプール73に順次巻き取られる。
上記のようにして複写装置本体1を移動操作することに
より、画像データメモリ114に記憶されている画像デ
ータが記録紙すに順次プリントされる。
次に、前記読取りモードにおいて、読取り走査毎にエン
ドキー91による区切り処理を行なった場合の、サーチ
キー92によるデータ指定プリント動作について説明す
る。
第14図はそのデータ指定プリント動作を示すフローチ
ャートであり、前記プリントモードPRがセットされた
侵、サーチキー92が操作されると、その操作回数が初
回か否かが判断される(ステップ81.82>。ここで
、サーチキー92の1回目の操作により、ステップB2
においてrYEsJと判断されると、アドレスカウンタ
111及びアドレス部118が初期化され、画像データ
メモリ114に対する読出しアドレスが先頭アドレスに
セットされると共に、区切りアドレス記憶部116に記
憶される第1区切りアドレス、つまり1度目の走査によ
り読取った画像データrBCJの画像データメモリ11
4における最終アドレスが一致回路117にセットされ
る(ステップ83〜85)。ここで、メインエンコーダ
ユニット24からエンコーダパルスが出力されると、ア
ドレスカウンタ111により指示される読出しアドレス
に応じて画像データメモリ114内のデータ(この場合
rBcJ )が読出されサーマルヘッド駆動回路115
を介しプリント出力される(ステップ86.87)。こ
のステップB7におけるプリント処理中において、アド
レスカウンタ111の画像データメモリ14に対する読
出しアドレスは順次−数回路117に転送されるもので
、ここで、−数回路117において、予めセットされた
区切りアドレス(この場合、1度目の読取り走査による
画像データrBcJの最終アドレス)に上記読出しアド
レスが一致すると、制御部101はプリント動作命令P
の出力を停止する(ステップ88.89)。一方、上記
−数回路117において一致検出が成されない場合、あ
るいは動作開始スイッチ2がOFFされない場合には、
エンコーダパルスの出力に応じた画像データの読出しプ
リント処理が順次繰返される(ステップ86〜B10)
。すなわち、サーチキー92を1回走査してプリント処
理を行なうと、第15図中上段に示すように、1度目の
読取り走査により読取った画ゆデータrBCJのみがプ
リントされることになり、2度目の読取り走査により読
取った画像データrGHIJまでもが連続してプリント
されることはない。
一方、上記プリント処理を行なう際に、サーチキー92
が2回操作されると、上記ステップ81〜B5を経て、
さらに、ステップB1.82→B11へと進み、区切り
アドレス記憶部116に記憶される第1区切りアドレス
に(+1)したアドレスデータ、つまり2度目の読取り
走査により読取った画像データrGHIJの画像データ
メモリ114における先頭アドレスがアドレスカウンタ
111にセットされる。するとアドレス部118がイン
クリメントされ、区切りアドレス記憶部116における
第2区切りアドレス、つまり、上記画像データrGHI
Jの画像データメモリ114における最終アドレスが指
示される(ステップB12)。そして、このアドレス部
118により指示される第2区切りアドレスが区切りア
ドレス記憶部116から読出され一致回路117にセッ
トされる(ステップB13)。この後、メインエンコー
ダユニット24からエンコーダパルスが出力されると、
前記ステップ86〜B10と同様の処理を軽で、第15
図中下段に示すように、2度目の読取り走査により読取
った画像データrGHIJのみがプリントされることに
なる。
さらに、サーチキー92を3回操作した場合には、3度
目の読取り走査により読取った画像データrLMNJの
みが上記と同様にしてプリントされることになる。
なお、記録紙すにプリントされる画像データは、原稿a
からの読取り巾と同−巾でプリントされるが、予め第1
図における拡大プリント指定キー3により拡大プリント
を指定すれば、上記画像データを所定比率の巾に拡大さ
せてプリントすることができる。また、プリント終了優
に、リセット/クリアキー4を押せば、同一画像データ
を繰返しプリントすることができる。ここで、上記小型
複写装置は、印字ヘッド32を押しばね33のばね力で
記録紙すに押圧接触させているので、印字へラド32を
常に一定の圧力で記録紙すに接触させてプリントを行な
わせることができる。ざらに、印字ヘッド32をローリ
ング回動可能に設けているため、走査移動中に装置本体
1が左右に傾いても、印字ヘッド32は装置本体1の傾
き角だけ反対側にローリングして常にフラットに記録紙
す面に接触するから、プリント画像がかすれたりするこ
とはない。
したがって、上記構成の小型複写装置によれば、装置本
体1を走査移動させることで原稿a上の画像データを読
取り、記録紙す面にプリントすることができるばかりか
、読取り走査時に任意に区切った画像データを、その区
切り画像データ毎に選択的にプリントすることができる
。すなわち、複数回の読取り走査により読取り記憶した
画像データのうち、必要な区切り部分の画像データのみ
を指定してプリントすることが可能となる。
なお、上記実施例では、サーマル印字ヘッド32による
プリント出力部分が装置本体1に隠され直視し難い状態
にあるが、上記必要とする画像データのみのプリントが
できるので、画像データメモリ114内には連続して記
憶される次の画像データが続いてプリントされる恐れ・
はない。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、原稿面走査により読取り
記憶した画像データを任意に区切る区切り手段と、この
区切り手段により区切られた画像データ毎に上記記憶画
像データを出力する出力制御手段とを備えて構成したの
で、複数回走査により分けて読取った画像データが連続
してプリントされることなく、必要な画像データのみを
プリント出力することが可能になる画像データ処理装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の画像データ処理装置の一実施例に係わる
小型複写装置を示したもので、第1図及び第2図は正面
図及び背面図、第3図は分解斜視図、第4図は縦断正面
図、第5図はインクリボンカセットを装填し−た状態の
縦断正面図、第6図及び第7図はプリント状態及び読取
り状態の縦断側面図、第8図は小型複写装置の基本構成
を示す模式図、第9図は上記小型複写装置の電子回路全
体の構成を示すブロック図、第10図は上記小型複写装
置のタイミング信号発生回路の内部構成を示す回路図、
第11図は上記小型複写装置による画像データの読取り
状態を示す図、第12図は上記小型複写装置による読取
り終了処理動作を示すフローチャート、第13図は上記
小型複写装置による読取り画像データの区切り処理動作
を示すフローチャート、第14図は上記小型複写装置に
よるデータ指定プリント動作を示すフローチャート、第
15図は上記小型複写装置による画像データのプリント
状態を示す図である。 1・・・装置本体、A・・・フロントケースブロック、
1a・・・フロントケース、B・・・リヤケースブロッ
ク、1b・・・リヤケース、 C・・・シャーシブロッ
ク、2・・・動作開始スイッチ、3・・・拡大プリント
指定キー、4・・・リセット/クリアキー、5・・・読
取り巾指定スイッチ、6・・・モード切換スイッチ、7
a・・・電ll0N表示用LED、7b・・・メモリ残
量表示用LED、7c・・・速度警告用LED、8・・
・印字濃度−調節つまみ、12・・・制御ユニット、1
2a・・・回路基板、14a、14b・・・主接紙ロー
ラ、16・・・LEDアレイ、17・・・紙面検知スイ
ッチ、17a・・・作動ビン、18・・・補助ローラユ
ニット、18a。 18b・・・補助接紙ローラ、19・・・昇降プレート
、21・・・カム溝、22・・・カム溝係合ビン、24
・・・メインエンコーダユニット、26.48・・・回
転円板、26a、48a・・・スリット1.27・・・
回転量検出器、28・・・回転伝達ベルト、30・・・
印字ヘッドユニット、32・・・サーマル印字ヘッド、
33・・・押しばね、39・・・インクリボン巻取りユ
ニット、40・・・インクリボン巻取軸、41・・・巻
取軸駆動モータ、43.44.45.46・・・ギヤ、
47・・・モータエンコーダユニット、49・・・回転
検出器、50・・・供給側スプール係合軸、54・・・
読取りユニット、56・・・読取り部回路基板、57・
・・−次元イメージセンサ、60・・・結像レンズ、6
1・・・センサ位置調整つまみ、65・・・電源ユニッ
ト、70・・・インクリボンカセット、71・・・カセ
ットケース、73・・・巻取側スプール、74・・・供
給側スプール、81・・・インクリボン、91・・・エ
ンドキー、92・・・サーチキー、101・・・制御回
路、102・・・タイミング信号発生部、102a・・
・読取りタイミング信号発生回路、102b・・・シリ
アル/パラレル信号発生i路、102c・・・アドレス
カウンタタイミング信号発生回路、103・・・速度検
出部、104・・・モータ駆動制御部、105・・・キ
ー及びスイッチ、106・・・温度センサ、107・・
・LED部、108・・・アンプ、109・・・A/D
変換部、110−・・シリアル/パラレル変換部、11
1・・・アドレスカウンタ、112・・・読取り巾メモ
リアドレス制御部、113・・・データセレクタ、11
4・・・画像データメモリ、115・・・サーマルヘッ
ド駆動回路、116・・・区切りアドレス記憶部、11
7・・・−数回路、118・・・アドレス部、CT・・
・カウンタ、a・・・原稿、b−・・記録紙。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図    第2図 第4図 、第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 筺体と、この筺体内に設けられ該筺体の移動に応じて近
    接原稿上の情報を読取る読取り手段と、この読取り手段
    により読取られた情報を記憶する記憶手段と、この記憶
    手段により記憶した情報を任意に区切る区切り手段と、
    上記記憶手段に記憶された情報を上記区切り手段により
    区切られた情報毎に出力する出力制御手段とを具備した
    ことを特徴とする画像データ処理装置。
JP62260106A 1987-10-15 1987-10-15 画像データ処理装置 Expired - Lifetime JP2637995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62260106A JP2637995B2 (ja) 1987-10-15 1987-10-15 画像データ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62260106A JP2637995B2 (ja) 1987-10-15 1987-10-15 画像データ処理装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8306422A Division JP2753520B2 (ja) 1996-11-18 1996-11-18 画像情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01103065A true JPH01103065A (ja) 1989-04-20
JP2637995B2 JP2637995B2 (ja) 1997-08-06

Family

ID=17343370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62260106A Expired - Lifetime JP2637995B2 (ja) 1987-10-15 1987-10-15 画像データ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2637995B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63151171A (ja) * 1986-12-16 1988-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 手動走査型画像読取装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63151171A (ja) * 1986-12-16 1988-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 手動走査型画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2637995B2 (ja) 1997-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2929455B2 (ja) 複写装置
US5754314A (en) Image input system and method for reading images from an original document
EP0278004A1 (en) Small copying apparatus
WO1997006958A1 (en) Improved printer assembly with easily loaded paper cartridge
JPH047627B2 (ja)
US4894730A (en) Manually sweeping contact sensitive copier with image data memory
JPH01103065A (ja) 画像データ処理装置
JP2753520B2 (ja) 画像情報処理装置
JPH0733488Y2 (ja) 画像データ処理装置
JPH0733487Y2 (ja) 画像データ処理装置
JPS63292760A (ja) 小型複写装置
JP2560331B2 (ja) 印字装置
JPS63292757A (ja) 手動走査式電子機器
JP2508718B2 (ja) 小型複写装置
JPS63292758A (ja) 画像デ−タ処理装置
JP2530852Y2 (ja) 印字装置
JPH0715238Y2 (ja) 手動印字装置
US5264947A (en) Copying device for producing a label
JPS63292867A (ja) 画像デ−タ読取り装置
JPH067611Y2 (ja) 小型画像データ処理装置
JPS63292868A (ja) 小型電子機器
JPH088834Y2 (ja) 小型印字装置
JP2775730B2 (ja) 印字装置
JPS63293079A (ja) 小型プリンタ
JPH01128847A (ja) 画像データ処理装置