JPH01102737A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPH01102737A
JPH01102737A JP26099787A JP26099787A JPH01102737A JP H01102737 A JPH01102737 A JP H01102737A JP 26099787 A JP26099787 A JP 26099787A JP 26099787 A JP26099787 A JP 26099787A JP H01102737 A JPH01102737 A JP H01102737A
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JP26099787A
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Hiroaki Yamagishi
弘明 山岸
Junichi Koshimizu
小清水 純一
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、再生信号の瞬間的低下あるいは欠落を有効に
防止することかできる磁気記録媒体を製造する方法に関
するものである。
[従来技術およびその問題点] 磁気記録媒体は、一般に長尺状の非磁性支持体原反上に
幅方向の縁部に非塗布部分を残して磁性塗料を塗布し、
磁場配向処理などの必要な処理を施した後、磁性塗料の
塗布層を乾燥させ、次いでカレンダー処理などの表面平
滑化処理を行ない、そして、所望の形状に裁断すること
により製造されている。
さらに、磁性層と磁気ヘッドとのスペーシングロスによ
る再生信号の低下を防止するために、磁性塗料を塗布し
た後に、塗布層が未乾燥の状態で塗布層表面とスムーザ
−とを接触させて塗布層の表面を平滑にする方法が採ら
れている。
しかしながら、スムーザ−を用いた場合に磁気記録媒体
の再生信号の瞬間的低下あるいは欠落などが増加するこ
とかあることが判明した。このような現象は、磁性塗料
を塗布した非磁性支持体原反(磁気記録媒体の原反)の
幅方向の縁部から数十cmの範囲内の原反を裁断して得
られた磁気記録媒体に多く見られる。
本発明者が、このような現象の原因について検討した結
果、磁性塗料の塗布層の平滑化の際に長尺状の非磁性支
持体原反の幅方向の縁部の非塗布部分とスムーザ−とか
接触することにより非磁性支持体原反が削り取られて粉
末状になって飛散し、この粉末(削粉)が磁性層表面に
付着することにより、再生信号の瞬間的低下あるいは欠
落の直接的な発生原因となり、さらに後の表面平滑化処
理工程で用いられるカレンダーロール表面に削粉が付着
することにより、磁性層に凹部を形成して再生信号の瞬
間的低下あるいは欠落の間接的な原因になることが判明
した。
本発明は、スムーザ−を用いることにより発生する非磁
性支持体原反等の削粉を有効に除去することにより、ド
ロップアウトのような再生信号の欠落あるいは瞬間的低
下などの電磁変換特性および走行耐久性の低下を有効に
防止することができる磁気記録媒体の製造方法を提供す
ることを目的とする。
[前記問題点を解決するための手段] 本発明の第一の構成は、長尺状の非磁性支持体原反の幅
方向の縁部に°非塗布部分を残して磁性塗料を塗布した
後、磁性塗料の塗布層とスムーザ−とを接触させる磁気
記録媒体の製造方法において、非磁性支持体原反とスム
ーザ−との接触により発生する削粉を、非磁性支持体原
反とスムーザ−との接触部近傍に設けられた除去手段で
除去することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法であ
る。
また、本発明の第二の構成は、長尺状の非磁性支持体原
反の幅方向の縁部に非塗布部分を残して磁性塗料を塗布
した後、磁性塗料の塗布層とスムーザ−とを接触させる
磁気記録媒体の製造方法において、非磁性支持体原反と
スムーザ−との接触により発生する削粉な非磁性支持体
原反とスムーザ−との接触部近傍に設けられた除去手段
で除去すると共に、非磁性支持体原反裏面に沿ってスム
ーザ−近傍に設けられた削粉付着防止手段により非磁性
支持体裏面への削粉の付着を防止することを特徴とする
磁気記録媒体の製造方法である。
本発明の磁気記録媒体の製造方法は、基本的には、長尺
状の非磁性支持体原反の幅方向の縁部とスムーザ−との
接触により発生する削粉が磁性塗料の塗布層及び非磁性
支持体原反裏面に付着するのを有効に防止する方法であ
る。
本発明の磁気記録媒体の製造方法において、まず、長尺
状の非磁性支持体原反の幅方向の縁部に非塗布部分を歿
して磁性塗料を塗布する。
−非磁性支持体原反− 本発明の磁気記録媒体の製造方法においては、長尺状の
非磁性支持体原反としては通常のものを使用することが
できる0本発明で用いる非磁性支持体原反を形成する素
材の例としては、ポリエチレンテレフタレートおよびポ
リエチレン−2,6−ナフタレート等のポリエステル類
、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルロースト
リアセテートおよびセルロースダイアセテート等のセル
ロース誘導体、ならびに、ポリカーボネートなどのプラ
スチックを挙げることができる。
これらの素材を用いて形成される非磁性支持体原反の厚
みは通常3〜1100JLの範囲内にある。
非磁性支持体原反の裏面には、走行性能の向上などを目
的として、バックコート層を設けることもできる。
また、非磁性支持体原反と磁性層との間に、磁性層と非
磁性支持体原反との接着性の向上等を目的として、中間
層(例えば接着剤層、下引き層)を設けることもてきる
本発明製造方法で用いる非磁性支持体原反は、長尺状の
ものであり、通常は、このような長尺状の非磁性支持体
原反を連続的に走行させて、この支持体原反表面に磁性
塗料を塗布し、スムーザ−と接触させた後、磁場配向処
理および表面平滑化処理などの工程を経ることにより磁
気記録媒体原反か製造される。次いて、この原反な所望
の形状に裁断することにより磁気記録媒体を得ることか
できる。
一磁性塗料一 非磁性支持体原反上に塗布する磁性塗料は、基本的には
、磁性粉および樹脂バインター成分を含む磁性層形成成
分を有機溶媒に分散させたものである。
一磁性粉一 本発明の磁気記録媒体の製造方法で用いる磁性粉に特に
制限はなく、磁性粉としては通常の磁気記録媒体で使用
することができるものを用いることがてきる。
本発明で使用することかてきる磁性粉の例としては、酸
化鉄の磁性粉(例、γ−Fe、03、Fe:+04 )
 、GOなどの他の成分を含有する酸化物系の磁性粉(
例、Co含有酸化鉄)、Baフェライト。
Fe、 Ni、 (:o等の強磁性金属と他の成分とを
含む強磁性合金粉末(例、Fe−A1合金粉末、 Fe
−An −Ni合金粉末、  Fe−N1−Go合金粉
末、Fe−Mn−Zn合金粉末、Fe−Ni−Zn合金
粉末、Fe−Go−Xi−Cr合金粉末、Fe−Co−
N1−P合金粉末、 Go−Ni合金粉末、Fe −A
l−Go合金粉末、Fe−Ni−Co−Al1合金粉末
およびCo−P合金粉末)および強磁性金属(例、 F
e、NiおよびCo)からなる強磁性金属微粉末を挙げ
ることができる。
本発明で使用することができる磁性粉の形状に特に制限
はなく、例えば、針状、球状あるいは楕円体状、板状な
どのものを使用することができる。
一樹脂成分一 上記の磁性粉と共に磁性塗料を形成する樹脂バインダー
成分としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹
脂および電子線照射硬化型樹脂などの樹脂成分を挙げる
ことができ、さらにこれらの樹脂と硬化剤とを併用する
こともできる。
熱可塑性樹脂としては、軟化温度が150℃以下、平均
分子量が10,000〜200.000の範囲内、重合
度が100〜z、oooの範囲内にあるものを使用する
ことができる。このような熱可塑性樹脂の例としては、
塩化ビニル系共重合体、アクリル酸系共重合体、セルロ
ース誘導体、ウレタンエラストマー、ポリフッ化ビニル
系樹脂、塩化ビニリデン−アクリロニトリル系共重合体
、アクリロニトリル−ブタジェン系共重合体、ポリアミ
ド系樹脂、ポリビニルブチラール系共重合体、スチレン
−ブタジェン系共重合体、ポリエステル系樹脂、クロロ
ビニルエーテル−アクリル酸エステル系共重合体、アミ
ノ系樹脂および合成ゴム系熱可塑性樹脂を挙げることか
できる。
熱硬化性樹脂または反応型樹脂は、磁性塗料中における
分子量が10.GO(1〜200.000の範囲内にあ
り、塗布乾燥後に、縮合反応、付加反応等により分子量
が無限大の樹脂硬化体となるものが好ましい。
これらの樹脂硬化体は、たとえば、ポリウレタン樹脂と
フェノキシ樹脂と硬化剤との組み合わせ、高分子量ポリ
エステル樹脂と硬化体との組み合わせ、メタクリル酸塩
共重合体と硬化体との組み合わせ、ポリエステルポリオ
ールと硬化体との組み合わせおよび低分子量グリコール
と高分子量ジオールと硬化体との組み合わせ、フェノー
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素
樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂
およびアクリル系反応樹脂などの自己硬化型樹脂、尿素
ホルムアルデヒド樹脂硬化体およびポリアミン樹脂を硬
化させることにより得ることかてきる。
電子線照射硬化型樹脂としては、不飽和プレポリマーお
よび多官部モノマーを挙げることができる。
これらの樹脂は単独で使用することもできるし、組み合
わせて使用することもできる。さらに、樹脂成分の他に
、ポリイソシアネート化合物のような硬化剤を併用する
こともできる。
磁性塗料中における磁性粉と樹脂バインダー成分(硬化
剤を使用する場合には、硬化剤を含む)との配合割合は
、電磁変換特性および走行耐久性の両者を考慮すると、
m炒粉100重量部に対して通常は5〜400重量部の
範囲内に設定される。
−磁性塗料調製用溶媒− 磁性塗料の調製の際に用いる溶媒は樹脂に対する溶解性
、磁性粉などに対する分散性、除去性および経済性など
を考慮して適宜に選定することができる。このような溶
媒の例としては、メチルエチルケトン(MEに)、メチ
ルイソブチルケトン(MIBK)およびシクロヘキサノ
ン等のケトン系溶媒:メタノール、エタノール、プロパ
ツールおよびブタノール等のアルコール系溶媒:酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピルおよびエ
チレングリコールモノアセテート等のエステル系溶媒ニ
ジエチレングリコールジメチルエーテル。
2−エトキシエタノール、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル系溶媒:ベンゼン、トルエンおよびキ
シレン等の芳香族系溶媒:並びにメチレンクロライド、
エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチ
レンクロルヒドリンおよびジクロルベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素系溶媒を挙げることができる1本発明にお
いて、溶媒は、単独であるいは組み合わせて使用するこ
とかてきる。
−その他の成分− 磁性塗料中には、上記の磁性粉および樹脂バインダー成
分の他に、研磨剤、帯電防止剤および潤滑剤等の通常の
磁気記録媒体の磁性層に含有されている成分を配合する
ことができる。
本発明で使用することができる研磨剤の例としては、モ
ース硬度が5以上の有機粉末(例、ベンゾグアナミン樹
脂粉末、メラミン樹脂粉末およびフタロシアニン化合物
粉末)あるいは無機粉末(例、α−アルミナ、酸化チタ
ン、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化クロムおよび炭化ホ
ウ素)を挙げることができる。これらは、単独で、ある
いは組み合わせて使用することができる。これらの研磨
剤の平均粒子径は、通常は、0.05〜2.01Lmの
範囲内にある。
また、これらの研磨剤の配合量は、磁性粉100重1部
に対して、通常は、0.5〜20重量部の範囲内にある
本発明で使用することができる帯電防止剤の例としては
、導電性粉末(例、グラファイト、カーボンブラック、
酸化錫−(酸化チタン)−酸化アンチモン系化合物、カ
ーボンブラックグラフトポリマー)、天然界面活性剤(
例、サポニン)、ノニオン界面活性剤、高級アルキルア
ミン類、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤およ
び両性界面活性剤を挙げることができる。これらの帯電
防止剤は単独で、あるいは組み合わせて使用することが
できる。
帯電防止剤の配合量は、磁性粉100重量部に対して1
通常は、0.5〜20重量部の範囲内にある。
磁性塗料中に配合する潤滑剤としては、通常の磁気記録
媒体の潤滑剤として使用されているものを用いることが
でき、このような潤滑剤の例としては、脂肪酸エステル
、脂肪酸、シリコン化合物、変性シリコン化合物(例、
エステル変性シリコン化合物、フッ素変性シリコン化合
物)、流動パラフィン、鉱油および固体潤滑剤(例、カ
ーボンブラック、グラファイト、カーボンブラックグラ
フトポリマー、二硫化モリブデンおよび二硫化タングス
テン)を挙げることかてき、これらは単独であるいは組
み合わせて使用することができる。
潤滑剤の配合量は、通常は磁性粉100重量部に対して
1〜15重量%の範囲内にある。なお、固体潤滑剤以外
の潤滑剤は、磁性塗料中に配合せずに有機溶媒に溶解し
て磁性層上に塗布することもできる。
なお、本発明において、研磨剤、潤滑剤、帯電防止剤お
よび後述の分散剤等は、単独の作用のみを有するものて
はなく、例えば−の成分が潤滑剤および帯電防止剤とし
て作用する場合がある。したがって、本発明における上
述の分類は、主な作用を示したものてあり、分類された
化合物の作用が分類に示す作用によって限定されるもの
ではない。
一混練・分散方法− 上記の成分を含む磁性層形成成分の混線・分散は通常の
方法により行なうことができる。
磁性塗料成分の混練・分散にあたっては、′Gi性塗料
成分の添加順序に特に制限はなく、通常の方法に従って
各成分を添加して混練・分散を行なうことかてきる。た
たし、硬化剤を用いる場合には、混練・分散中の硬化剤
による硬化反応の進行を防止するために磁性塗料を塗布
する直前に硬化剤を添加するのが好ましい。
混練・分散の際に使用する混線分散装置としては、公知
のものを用いることができ、このような混練・分散装置
の例としては、二本ロールミル、三本ロールミル、ボー
ルミル、ペブルミル、サントクラインダー、Sqegv
ariアトライター、高速インペラー分散機、高速スト
ーンミル、高速度衝撃ミル、デイスパーニーダ−1高速
ミキサー、ホモジナイザーおよび超音波分散機を挙げる
ことができる。
混線・分散の際には、分散剤(例、脂肪酸、レシチン、
燐酸エステル、アミン化合物、アルキルサルフェート、
脂肪酸アミド、高級アルコール、ポリエチレンオキサイ
ド、スルホコハク酸、スルホコハク酸エステル、分散作
用を示す界面活性剤および陰性有機基含有重合体系分散
剤)を使用することもできる0分散剤は、磁性粉100
重量部に対して1通常は、1〜20重量部の範囲内で添
加される。
一塗布方法一 このようにして調製した磁性塗料を公知の方法により長
尺状の非磁性支持体原反の幅方向の縁部に非塗布部分を
残して非磁性支持体原反上に塗布する。この際の非塗布
部分の幅は、通常1〜20mmの範囲内にある。
本発明において利用することができる塗布方法の例とし
ては、グラビアロールコーティング、ワイヤーハーコー
宇イング、ドクターブレードコーティング、リバースロ
ールコーティング、デイツプコーティング、エアーナイ
フコーティング、カレンダーコーティング、スキーズコ
ーティング。
キスコーティングおよびファンティンコーティングを挙
げることができる。
このようにして塗布される磁性塗料の湿潤膜厚は、通常
5〜1100ILの範囲内にある。
−スムーザーー こうして非磁性支持体原反上に磁性塗料を塗布した後、
磁性塗料の塗布層が未乾燥の状態で、スムーザ−を通し
て塗布層表面を平滑にする。
スムーザ−は、塗布層の表面と接触して平滑化すること
ができるものであれば形状などに制限はないが、通常は
接触面のスムーザ−の長さ方向に対する横断面が円弧状
、直線状またはこれらを組み合わせた形状であり、接触
面の終端部が角を有する棒状のものおよびフィルム状の
ものが使用されている。
第1図に断面が扇形の非可撓性の棒状のスムーザ−を用
いた場合のスムーザ−処理の一例を示す。
第1図において、スムーザ−はlで示されている。スム
ーザ−1は1通常、金属硬質プラスチック、セラミック
スなどの長尺状の非可撓性体からなる。スムーザ−1の
扇型の弧の部分2は、長尺状の非磁性支持体原反3上に
塗布された磁性塗料の塗布層4と面接触することにより
、塗布層4の表面を平滑化する。スムーザ−1は、本質
的には塗布層4表面を平滑にするものであるから、塗布
層4の塗布幅に対応した長さであればよいが、非磁性支
持体原反3の幅よりも短いとスムーザ−の端部と非磁性
支持体原反3との接触により非磁性支持体原反3が損傷
を受けるので、これを防止するために、通常は、非磁性
支持体原反3の輻占りも長くされている。したかって、
長尺状の非磁性支持体原反の幅方向の縁部の非塗布部分
5a。
5bにスムーザ−1が接触して、この非塗布部分5a、
5bがスムーザ−1によって削り取られて、削粉が発生
する。
本発明の磁気記録媒体の製造方法は、非塗布部分5a、
5bとスムーザ−との接触により発生した削粉をこの接
触部近傍に設けられた除去手段により除去しながらスム
ーザ−をかける方法である。
本発明で用いることができる除去手段としては、例えば
、吸引除去装置を挙げることができる。
吸引除去装置な用いる場合に、この装置の設置位置は、
スムーザ−と非磁性支持体原反との接触部分近傍てあれ
ばよい。従って、たとえば、スムーザ−側部、スムーザ
−前部、スムーザ−上部などに配置することができ、さ
らに、スムーザ−自体に微細口を設けてスムーザ−と一
体化することもできるが、特に第1図に示すように、非
磁性支持体原反3の進行方向に対してスムーザ−1の後
方に設置するのか好まし、い。第1図において、吸引除
去手段は、6a、6bで示されている。吸引除去手段6
a、6bはパイプなどによって吸引装21(図示なし)
と連結されている。この場合、吸引除去手段6a、6b
は、非磁性支持体原反及び磁性塗料の塗布層と接触しな
いように間隙を設けて、スムーザ−後方にスムーザ−と
密接して配置するのが好ましい。
非磁性支持体原反4とスムーザ−1との接触により発生
した削粉は、吸引除去手段6a、6bに吸引除去される
ので、塗布層4表面に削粉が付着することかなくなり、
ドロップアウトなどの再生信号の欠落及び瞬間的な低下
を有効に防止することかできる。
このようにして本発明の磁気記録媒4体の製造方法によ
れば、削粉な有効に除去することができ、ドロップアウ
トなどの発生の少ない磁気記録媒体を得ることができる
が、さらに、本発明の製造方法においては、非磁性支持
体原反裏面への削粉の回り込みを防止することにより、
特にドロップアウトなどの発生の少ない磁気記録媒体を
得ることかできる。すなわち、支持体原反裏面に回り込
んで付着した削粉は、カレンダーロール表面に付着して
磁性層表面の平滑度が低下することがあり、この削粉の
回り込みを防止することによりさらにドロップアウトな
どの発生を有効に防止することができる。
このような非磁性支持体原反裏面に回り込むを防止する
ために、非磁性支持体原反裏面に沿ってスムーザ−近傍
削粉付着防止手段を配置する。
第2図に削粉付着防止手段を設けた磁気記録媒体の製造
工程の一部の例を示す。
第2図において、スムーザ−は21で示されており、2
3は非磁性支持体であり、24は磁性塗料の塗布層であ
り25a 、 2Sbは、非塗布部分であり。
26a 、 26bは、吸引除去手段である。
本発明の製造方法において、削粉付着防止手段は、非磁
性支持体原反裏面への削粉の回り込みを防止して付着を
防止できるものであれば特に形状なこの限定はないが、
第2図に示すように非磁性支持体裏面に沿って板状の仕
切カバ−27a、27bを設けることが好ましい。
この仕切カバー27a、27bを設けることによって、
特に非磁性支持体厚−反のエッチ部分とスムーザ−との
接触により発生する削粉のうち、吸引除去手段26a 
、 26bで除去しきれなかったものが非磁性支持体原
反の裏面への回り込みを有効に防止することができる。
従って、仕切カバーなどの削粉付着防止手段を設けるこ
とによりドロップアウトなどの発生が非常に少なくなる
なお、可撓性体からなる棒状のスムーザ−としては、通
常のものを使用することができるが、さらに非磁性支持
体原反の縁部に接触する部分を円弧状などの形状に上方
向に切り込んで非磁性支持体原反との接触をできるだけ
回避するよう“に改良したスムーザ−も使用することが
できる。
−その他の工程− このようにしてスムーザ−により塗布層の表面平滑化処
理を行なった後、ビデオテープ、オーディオテープのよ
うなテープ状の磁気記録媒体を製造する場合には、磁性
塗料が未乾燥の状態で磁場配向処理を行ない、あるいは
フロッピーディスクのような円盤状の磁気記録媒体を製
造する場合には、無配向処理を行ない、ドライヤーゾー
ンで塗布層の乾燥を行なって、磁性層を形成する。
次いで1通常は、カレンダーロールなどを用いて表面平
滑化処理を行なう。
このようにして得られた磁気記録媒体原反は、テープ状
、円盤状などの所望の形状にi&断される。
[実施例] 以下に記載する実施例および比較例において。
「部」との表現は「重量部」を表わすものとする。
(実施例1) 以下に示す磁性塗料成分[11を、シクロヘキサノン、
トルエンおよびメチルエチルケトンの混合溶媒(混合容
量比=4 二3 : 3)を溶媒として、デイスパーニ
ーダおよびボールミルを用いて充分に混練・分散し、次
いで、塗布直前にポリイソシアネート化合物(コロネー
トし1日本ポリウレタン■製)5部を添加し混合して磁
性塗料を調製した。
!    I 強磁性合金粉末・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・100部(アルミニウム含有率: 3.
5 重量%比表面ia: 50rn’/g、 抗磁力(tlc):14500e) ポリウレタン樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・5部にツボラン2304、日本ポリウ
レタン■製)フェノキシ樹脂・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・8部(PKHH:米国
U、C,C,社製) 。−アルミナ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・7部カーボンブラック(H3−1
00、デンカ■製)−−−−−−−1部粒径:50m終 比表面@:3Gm″/g、 ブチルステアレート・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・3部得られた磁性塗料を濾過し、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム支持体原反(厚さ:10
101Lの一方の面に1両脇に5mmの非塗布部分を残
して湿潤膜厚か2eトmになるようにリバースロールコ
ータ−を用いて連続的に塗布した。
次いで、第1図に示すように非磁性支持体原反の非塗布
部分に′対応する位置に吸引装置の吸引口を取り付けた
スムーザ−を用いて吸引しながら磁性塗料の塗布層を平
滑化した。
平滑化の後、ドライヤーゾーンを通過させて乾燥を行な
い、さらにカレンダー処理を行なって磁気記録媒体原反
を得た。
この磁気記録媒体原反を8mm幅にスリットして、8ミ
リビデオ用テープを製造した。
得られたビデオテープのうち、非塗布部分から5cm以
内の磁気記録媒体原反をスリットして得られたビデオテ
ープな、市販の8ミリビデオ用テープレコーダを改造し
たドロップアウト測定用ビデオデツキに装填しドロップ
アウトの発生個数を測定した。
ビデオテープの走行1分間あたりのドロップアウトの発
生個数は、97個であった。
なお、記録した画像信号は、白色100%であり、測定
したドロップアウトは、長さが5終秒以上であって、再
生出力の低下が一12dB以上のものである。
(比較例1) 実施例1において、吸引による削粉の除去を行なわなか
った以外は同様にして8ミリビデオ用テープを製造し、
同様にしてドロップアウトの発生個数を測定した。
ビデオテープの走行1分間あたりのドロップアウトの発
生fIaは、253個であった。
(実施例2) 実施例1において、第2図に示すような吸引による削粉
の除去手段および仕切カバーを設けた以外は同様にして
8ミリビデオ用テープを製造し、同様にしてドロップア
ウトの発生個数を測定した。
ビデオテープの走行1分間あたりのドロップアウトの発
生個数は、62個てあった。
[発明の効果] 本発明の磁気記録媒体の製造方法によれば、非磁性支持
体原反の縁部の磁性塗料の非塗布部分とスムーザ−との
接触により発生した削粉を除去手段で有効の除去するこ
とがてきるので、飛散して磁性層表面に付着した削粉に
よるドロップアウトなどの再生信号の瞬間的低下あるい
は欠落を有効に防止することができる。
さらに、非磁性支持体原反裏面に沿って削粉付着防止手
段を設けることにより、非磁性支持体原反裏面への削粉
の回り込みを有効に防止することができ、カレンダーロ
ールなとが削粉によって汚染されることが少なくなり、
従って、磁性層に四部か形成されることがなく、ドロッ
プアウトなどの再生信号の瞬間的低下あるいは欠落を有
効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、スムーザ−を用いた磁性塗料の塗布層の表面
平滑化の一例を示す図である。 第2図は、削粉の除去手段および削粉付着防止手段を備
えた表面平滑化の一例を示す図である。 l、21・・・スムーザ−12・・・スムーザ−のEl
型の弧の部分、 3 、23−・・長尺状の非磁性支持
体原反、4 、24−・・磁性塗料の塗布層、 5a、
5b、2Sa、25b ・=非塗布部分、 26a、2
6b ・−・除去手段、27a、27b =削粉付着防
止手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長尺状の非磁性支持体原反の幅方向の縁部に非塗
    布部分を残して磁性塗料を塗布した後、磁性塗料の塗布
    層とスムーザーとを接触させる磁気記録媒体の製造方法
    において、非磁性支持体原反とスムーザーとの接触によ
    り発生する削粉を、非磁性支持体原反とスムーザーとの
    接触部近傍に設けられた除去手段で除去することを特徴
    とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. (2)除去手段が、吸引除去装置である特許請求の範囲
    第1項に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  3. (3)除去手段が、長尺状の非磁性支持体原反の走行方
    向に対してスムーザーの後方に設けられている特許請求
    の範囲第1項に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  4. (4)長尺状の非磁性支持体原反の幅方向の縁部に非塗
    布部分を残して磁性塗料を塗布した後、磁性塗料の塗布
    層とスムーザーとを接触させる磁気記録媒体の製造方法
    において、非磁性支持体原反とスムーザーとの接触によ
    り発生する削粉を非磁性支持体原反とスムーザーとの接
    触部近傍に設けられた除去手段で除去すると共に、非磁
    性支持体原反裏面に沿ってスムーザー近傍に設けられた
    削粉付着防止手段により非磁性支持体裏面への削粉の付
    着を防止することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法
  5. (5)除去手段が、吸引除去装置である特許請求の範囲
    第4項に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  6. (6)除去手段が、長尺状の非磁性支持体原反の走行方
    向に対してスムーザーの後方に設けられている特許請求
    の範囲第4項に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  7. (7)削粉付着防止手段が、非磁性支持体原反裏面に沿
    ってスムーザー近傍に設けられた板状体である特許請求
    の範囲第4項に記載の磁気記録媒体の製造方法。
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