JPH0110141Y2 - - Google Patents

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JPH0110141Y2
JPH0110141Y2 JP3956286U JP3956286U JPH0110141Y2 JP H0110141 Y2 JPH0110141 Y2 JP H0110141Y2 JP 3956286 U JP3956286 U JP 3956286U JP 3956286 U JP3956286 U JP 3956286U JP H0110141 Y2 JPH0110141 Y2 JP H0110141Y2
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JP
Japan
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continuous
sealing
seal body
protrusion
graphite
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JP3956286U
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JPS62151057U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この考案は、溶融金属の連続鋳造における耐火
物の接合部に気密性保持のために使用されるもの
で、気密性のより安定化向上を目的としたシール
体に関するものである。 (従来技術) 従来、溶融金属の連続鋳造において、例えば、
取鍋コレクターノズルとロングノズルあるいはタ
ンデイツシユコレクターノズルと浸漬ノズルとの
耐火物の接合部にシール体を介入使用することは
知られており、本願考案者らは既に、耐火物の交
換時において、交換しない方に黒鉛を含有させる
ことによつて、耐火物への付着を防止するように
した多層一体構造のシール体を研究発明した。こ
のシール体は、例えば、第1図で示されるように
逆截頭円錐筒形で、内面側が酢酸ビニール系樹脂
をバインダーとして含有するシール材本体部1、
外面側が黒鉛質部2からなる二層一体構造のもの
である。 (考案が解決しようとする問題点) しかるに、この従来のシール体では、近年の溶
融金属の鋳造におけるN2ガスのピツクアツプ量
に例をとるならば、従来では約5ppm位までは許
容されていたものが、1ppm以下と厳しくなり、
シール体の気密性の向上が強く求められるように
なり、これらの問題は極めて重要となつてきた。 つまり、従来の表面がフラツトな形状のシール
材では、耐火物のセツトの仕方によつては、気密
性に限界が生じてきているという大きな問題があ
つた。 (問題点を解決するための手段) この考案は上記のような問題点に着目してなさ
れたもので、形状的にシール材のシール表面に円
周状の連続または準連続状の形をした突起部を設
けることにより、接合時の圧力をその突起部に集
中させ、その突起部が集中的に大きな圧縮力を受
け、接合相手の形に沿つた状態に変形させられる
ことにより、緻密で通気性の低い部分が形成され
てシール性をさらに高めることや、また接合状態
が全周面均等でなく、偏りが生じた場合でも突起
部によりこの偏りを吸収し、エヤリークを防止す
るなどを目的としたものである。 この考案は、詳しくは、少なくとも一方の表面
に黒鉛を25〜100重量%からなる黒鉛質部を有す
る多層一体構造となし、その接合表面の少なくと
も一方に円周状の連続または準連続状の形をした
突起部をシール体と同心的に設けたことにより高
いシール性を有するようにしたことを特徴とする
連続鋳造用耐火物接合部のシール体を提供するこ
とにある。 次にこの考案を図面実施例により詳しく説明す
ると、図中1は、環状シール体Aを構成するシー
ル材本体部で、2はその黒鉛質部を示す。なおシ
ール材本体部1の材質例としてAl2O385重量%、
カオリンクレー12重量%、セラミツクスフアイバ
ー(アルミナ47重量%、シリカ52.5重量%、その
他不純物0.5重量%より成り、平均繊維径2.8μm、
繊維長max250m/mである)3重量%から成る
骨材にバインダーとして酢酸ビニール樹脂を30重
量%添加したものを使用した。この場合、骨材部
を充分混合した後に酢酸ビニール樹脂を加え混練
する。そして乾燥後の硬度を調整するために可塑
材も適量添加する。このようにして得られたシー
ル材本体部1の原料を圧着ローラーなどにより黒
鉛質部2シートへ圧着成形するが、この際シール
体Aと同心的に円周状連続または準連続の突起部
7を形成せしめ、72時間30℃の乾燥雰囲気中で乾
燥し完成させるものである。この際酢酸ビニール
樹脂をバインダーとして使用しているために黒鉛
質部2とシール材本体部1とは充分接着され、乾
燥後剥離することがなく、シール材本体部1側に
突起部7を有する多層一体構造、高シール性シー
ル体Aを形成するものである。なお第3図イ,ロ
は逆截頭円錐筒形環状シール体A、同図ハは円盤
形環状シール体A、同図ニは椀形環状シール体
A、同図ホは鉢形環状シール体Aの場合で、かつ
夫々連続円周状の突起部7が設けられた場合が例
示されている。また第4,5図には、逆截頭円錐
筒形環状シール体Aで準連続(寸断)円周状の突
起部7が設けられた場合が例示されている。さら
に第1図には、この考案シールAを使用した取鍋
コレクターノズル3とロングノズル4の接合の場
合、第2図には同上タンデイツシユコレクターノ
ズル5と浸漬ノズル6の接合の場合を夫々例示し
てある。 (考案の効果) この考案は叙上の構成であつて、従来のモルタ
ル或いはシール体などでは充分に解決できなかつ
た問題点が容易に解決できるものである。即ち接
合部でシール体に最終的に結合される側(第1図
では取鍋コレクターノズル3側、第2図では浸漬
ノズル6側へ円周状に突起部7を配設したことに
より両者の接合時の圧力を突起部7に先ず集中さ
せ、突起部7が接合相手の形や傾きなどになじん
で変形することにより微妙なクリアランスを塞ぐ
ため、従来解消できなかつたエヤリークを完全に
シヤツトアウトすることが可能となつた。 この考案シール体を実際に取鍋コレクターノズ
ル、ロングノズル間で使用した所、著しい作業性
の改善と共に従来、接合上、傾きや偏りにより安
定を欠いていたシール性が大幅に改善され、安定
化したことにより平均耐用が106回向上した。ま
たシール性についてN2のピツクアツプ量で従来
法と比較した所、下記表の結果を得た。
【表】 以上のように本考案のシール体を使用すれば、
作業性の改善、ロングノズル等の耐用度アツプ並
に鋳片の品質向上と安定化及び歩留向上など極め
て大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案シール体の実施例を示すもの
で、第1図は取鍋コレクターノズルとロングノズ
ルとの間に使用した場合の縦断面図、第2図はタ
ンデイツシユコレクターノズルと浸漬ノズルとの
間に使用した場合の縦断面図、第3図イ〜ホは連
続円周状突起部の場合の各実施例を示す縦断面
図、第4図は準連続円周状突起部の場合の平面
図、第5図は同一部を欠截した正面図である。 1……シール材本体部、2……黒鉛質部、3…
…取鍋コレクターノズル、4……ロングノズル、
5……タンデイツシユコレクターノズル、6……
浸漬ノズル、7……突起部、A……環状シール
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シール材本体部と黒鉛を25%以上含有する黒鉛
    質部とからなる多層一体構造の環状シール体にお
    いて、シール材本体部側の表面にシール体と同心
    的に連続または準連続円周状の突起部を設けたこ
    とを特徴とする連続鋳造用耐火物接合部のシール
    体。
JP3956286U 1986-03-18 1986-03-18 Expired JPH0110141Y2 (ja)

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JP3956286U JPH0110141Y2 (ja) 1986-03-18 1986-03-18

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JP3956286U JPH0110141Y2 (ja) 1986-03-18 1986-03-18

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JPS62151057U JPS62151057U (ja) 1987-09-25
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KR101193888B1 (ko) 2010-04-30 2012-10-29 현대제철 주식회사 슈라우드 노즐 조립체 및 그를 구비하는 래들 조립체

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