JP803H - プラスチックシート製品の製造方法 - Google Patents

プラスチックシート製品の製造方法

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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、種々のプラスチックシートを高周波接着し
てプラスチックシート製品を製造方法に関するものであ
り、詳しくは接着不要部分と接着必要部分のある別々の
シートを同時に処理して製品を製造する方法に関するも
のである。 〈従来の技術〉 従来、プラスチックシート製の表紙と複数の袋体または
複数の袋体相互等の種々の組合せにおける高周波接着に
よりファイルを製造する場合、片方の表紙の裏側に袋体
を高周波接着し、次いで上記表紙に接着された袋体に次
の袋体、更に次の袋体を一枚毎順次高周波接着しながら
所要枚数の袋体を積層し、然るのち最終層の袋体にもう
片方の表紙を高周波接着している。 〈発明が解決しようとする課題〉 従って、複数の袋体の接着済重合体相互を接着する場合
のように接着必要部分と接着不要部分のあるものを同時
に接着することができない。 つまり例えば、表紙に袋体を一枚ごとに継ぎ足し、最終
の袋体にもう片方の表紙を順次高周波接着するので、著
しく手数がかかって非能率となり、大量生産できない問
題があった。また表紙の裏側に袋体を高周波接着したと
き、表紙の表面に熱接着の接着痕が現れるので、見苦し
くなると共に、品質が低下する問題があった。この発明
は、上記の種々の問題に鑑みてなされたものであり、そ
の目的はプラスチックシートの加熱接着時に、接着不要
部分と接着必要部分のある重合体相互の接着、複雑な形
状のものの接着加工が容易にでき、かつ重合体の接着仕
上げ不良部分のないプラスチックシートの接着方法を提
供するものである。 〈課題を解決するための手段〉 本発明者が、上記の問題点を解決するために種々検討し
たことろ、プラスチックシートの接着不要部分に加熱接
着不可能な不導体を配し、接着必要な部分に絶縁体と導
体板を配することにより複雑な接着が同時に可能である
ことを見出した。すなわちこの発明は、接着必要部分と
接着不要部分のあるプラスチックシートを高周波ウエル
ダーにより接着する方法において、接着不要なプラスチ
ックシートをはさんで電極と対応する一方側に、加熱接
着不可能な不導体を配し、接着必要なプラスチックシー
トをはさんで対向する正の電極盤と負の電極盤の間に絶
縁体と導体板を配し、接着部分を加圧下で高周波電圧を
印加することを特徴とするプラスチックシート製品の製
造方法に存する。 なおこの発明においては、絶縁体と導体板は、いずれか
一方のみを用いても上記の課題を達成することができ
る。 以下この発明の構成と作用を実施例に基づいて詳しく説
明する。 〈実施例〉 第1図は、この発明を実施する電極盤等の配列の一例を
示す断面図である。負の下部電極盤Bの上に順次積み重
ねるようにして、正負の電極に接続しない導体板C、加
熱接着時に接着することを目的とするために使用する絶
縁体D′,D、接着押圧面が上下にある正の電極盤A、
不導体E、負の上部電極盤B′を対向させて配置する。
一方V1によって接続されたシートユニットU2,U1からな
る重合体Zを正の電極盤Aを介して不導体Eとの間に設
置し、接着を必要とするシートユニットU5,U4,U3をそれ
ぞれC,D′,Dを介して配置して全体を圧接し、高周
波電圧を印加し加圧、加熱すると、負の導体である上部
電極盤B′と正の電極盤Aの間は不導体Eがあるため、
その間は接着されずU2〜U5が接着されて第2図に示すよ
うにシートユニットU1〜U5が接着位置V1〜V4によって接
続された多数ユニットの重合体Yができる。ここで第1
図のA,B′が同電極盤であっても、B′が正負に接続
しない電極金型であっても、B′を取りのぞき不導体E
のみにしても第2図に示す多数ユニットの重合体ができ
る。第3図は、シートユニットU1,U2の重合体ZとU3,U4
の重合体Z′を接着する実施例であるが、その配置は、
負の下部電極盤Bの上にシートユニットU3U4からなる重
合体Z′を配し、U4の内側に導体板C,U3の内側に絶縁
体D、さらにその上にシートユニットU1,U2からなる別
の重合体Zを配し、U2の内側に接着面のある金型Aを正
の電極盤として、その一方側に不導体Eを入れて積み重
ねる。そして重合体ZのU1の上に接着面のある金型A′
を正の電極盤として配置して全体を圧接し、高周波電圧
を印加して加圧、加熱すると、A,A′の間のシートは
接着せず、AD間のシートが接着されて第4図に示すよ
うに接着位置がV1〜V3からなる重合体Y′が得られる。
この場合DC間は、すでに接着済重合体を使用している
が、さらにあらたな接着力を示している。 なおここで、相対向する導体板(電極盤も含む)、例え
ば第1図及び第3図のCとB間は、少なくとも一方が接
着面(接着突部)のある金型を用いなければ、高周波接
着の特性からして接着はおこらない。 〈発明の効果〉 この発明によれば、接着必要部分と接着不要部分のある
複数の袋体の接着済重合体相互等を接着する場合でも、
容易に接着することができるので、手数が少なくてす
み、大量生産が可能である。また接着仕上げ不良部分の
ないプラスチックシートの重合体を作ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1、第3図はこの発明を実施する際に用いる電極盤等
の配置を示す断面図であり、第2、第4図は各々その接
着重合体の接着位置を示す断面図である。 A……正の電極盤、B……負の下部電極盤 C……導体板、D……絶縁体 E……不導体、U……シートユニット

Claims (1)

  1. 【訂正明細書】 【特許請求の範囲】 【請求項1】接着必要部分と接着不要部分のあるプラス
    チックシートを高周波ウエルダーにより接着する方法に
    おいて、接着不要なプラスチックシートをはさんで電極
    と対向する一方側に、加熱接着不可能な不導体を配し、
    接着必要なプラスチックシートをはさんで対向する正の
    電極盤と負の電極盤の間に絶縁体と導入板を配し、接着
    部分を加圧下で高周波電圧を印加することを特徴とする
    プラスチックシート製品の製造方法。 【請求項2】接着必要部分と接着不要部分のあるプラス
    チックシートを高周波ウエルダーにより接着する方法に
    おいて、接着不要なプラスチックシートをはさんで電極
    と対向する一方側に加熱接着不可能な不導体を配し、接
    着必要なプラスチックシートをはさんで対向する正の電
    極盤と負の電極盤の間に絶縁体および導体板のいずれか
    一方を配し、接着部分を加圧下で高周波電圧を印加する
    ことを特徴とするプラスチックシート製品の製造方法。

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