JP7876331B2 - 異物除去方法、形成方法、物品の製造方法、異物除去装置、システム、およびテンプレート - Google Patents
異物除去方法、形成方法、物品の製造方法、異物除去装置、システム、およびテンプレートInfo
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Description
本発明に係る第1実施形態の異物除去方法について説明する。本実施形態の異物除去方法は、部材上(第1部材)上の異物を除去する方法であり、具体的には、薬液を用いずに当該部材上の異物を除去する固相洗浄方法(所謂、ドライ固相洗浄方法)である。
以下、本実施形態の異物除去方法(固相洗浄方法)について、図1~図2を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の異物除去方法を示すフローチャートである。また、図2は、本実施形態の異物除去方法の各工程を時系列で説明するための模式図である。なお、図1~図2に示す例は、あくまで代表例であり、図1~図2に示す例に限定されるものではない。
以下、本実施形態の異物除去方法で使用されるテンプレート5の構成例について説明する。図4は、テンプレート5の構成例を示す図である。図4(a)は、テンプレート5を下方(-Z方向側)から見た図であり、図4(b)は、図4(a)に示すテンプレート5のA-A断面図である。
以下、本実施形態の異物除去装置10の構成例について説明する。図5は、本実施形態の異物除去装置10の構成例を示す模式図である。本実施形態の異物除去装置10は、図1~図2を用いて前述した異物除去方法を実行することによって対象部材1上の異物を除去する装置である。異物除去装置10は、例えば、ステージ11と、保持部12と、供給部13と、第1処理部14と、第2処理部15と、撮影部16と、硬化部17と、制御部18とを含みうる。制御部18は、例えばCPUやMPU等のプロセッサ或いはロジック回路、メモリ等の記憶部を有するコンピュータによって構成され、異物除去装置10の各部を制御することにより、対象部材1上の異物を除去する異物除去処理を制御する。また、制御部18は、外部装置と通信するための通信部を有してもよい。なお、CPUは、Central Processing Unitの略であり、MPUは、Micro Processing Unitの略である。
以下、本実施形態の異物除去装置10の動作例について説明する。異物除去装置10の一連の動作は、制御部18が各部に信号を送信することで実行される。
まず、不図示の搬送機構によって対象部材1がステージ11上に搬送され、対象部材1がステージ11によって保持される(準備工程)。そして、ステージ11により対象部材1を駆動することで第1処理部14の下方に対象部材1が配置された後、第1処理部14によって対象部材1の親液化処理が行われる。第1処理部14は、対象部材1上の有機コンタミ成分を除去することができるベーキング、プラズマアッシング処理、大気圧プラズマ処理、アルカリ若しくはオゾン水洗浄などから適宜選択される処理を親液化処理として実行することができる。
T=(異物の最大サイズ+パターン3の高さ)×α,α>1 ・・・(1)
不図示の搬送機構によってテンプレート5が保持部12上に搬送され、テンプレート5が保持部12によって保持される。そして、移動機構19により第2処理部15をテンプレート5の下方に配置された後、第2処理部15によってテンプレート5の膜形成処理が行われる。膜形成処理は、テンプレート5と組成物4との密着性を向上させるための密着膜(密着層)をテンプレート5の押付面5aに形成する処理であり、例えば、シランカップリング処理、シラザン処理、有機薄膜の成膜などの表面処理を含みうる。このような密着膜をテンプレート5の押付面5aに形成すると、前述の分離工程においてテンプレート5と組成物4とを密着させ、テンプレート5を組成物4とともに対象部材1から完全に分離(剥離)することができる。つまり、対象部材1から異物を効率的に且つ確実に除去することが可能となる。なお、組成物4の成分やテンプレート5の構成・材料によっては、密着膜の形成を省略してもよい。
押付工程により対象部材1の目標範囲にわたって組成物4が拡がったら、組成物4の硬化を指示する信号が制御部18から硬化部17に送信される。硬化部17は、当該信号の受信に応じて、組成物4を硬化させるエネルギ(例えば紫外光)をエネルギ源17aから射出し、照射光学系17b、ミラーMRおよびテンプレート5を介して組成物4に当該エネルギを照射する(硬化工程)。これにより、テンプレート5と対象部材1との間の組成物4を硬化することができる。
本発明に係る第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態を基本的に引き継ぐものであり、以下で説明する事項以外は第1実施形態に従いうる。
本発明に係る第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態で説明した異物除去装置10を備えるシステム100について説明する。本実施形態は、第1実施形態を基本的に引き継ぐものであり、以下で説明する事項以外は第1実施形態に従いうる。また、本実施形態は、第2実施形態を引き継いでもよい。
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、対象部材上の異物を除去する異物除去工程と、基板上にパターンを形成する形成工程と、形成工程でパターンが形成された基板を加工する加工工程と、加工工程で加工された基板から物品を製造する製造工程とを含む。異物除去工程では、上記の異物除去方法を用いて対象部材上の異物が除去される。対象部材は、形成工程でパターンが形成される基板、および/または、形成工程で基板上に転写されるパターンを有する原版である。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
本明細書の開示は、以下の異物除去方法、形成方法、物品の製造方法、異物除去装置、システム、およびテンプレートを含む。
第1部材上の異物を除去する異物除去方法であって、
前記第1部材上に組成物を供給する供給工程と、
前記供給工程で前記第1部材上に供給された前記組成物が前記第1部材の目標範囲にわたって拡がり、前記目標範囲内の異物が前記組成物に取り込まれるように、前記第1部材上の前記組成物に第2部材を押し付ける押付工程と、
前記押付工程の後、前記第1部材上の前記組成物と前記第2部材とが接触している状態で前記組成物を硬化する硬化工程と、
前記硬化工程の後、前記第2部材と前記組成物とが貼り付いている状態で前記第1部材から前記第2部材を分離させることにより、前記第1部材の前記目標範囲から前記組成物を分離する分離工程と、
を含むことを特徴とする異物除去方法。
前記目標範囲は、前記第1部材のベベル部の少なくとも一部を含む、ことを特徴とする項目1に記載の異物除去方法。
前記供給工程において、液状の前記組成物は、前記第1部材のうち前記ベベル部以外の部分に供給される、ことを特徴とする項目2に記載の異物除去方法。
前記押付工程において、前記供給工程で前記第1部材上に供給された前記組成物が前記目標範囲にわたって拡がるように、前記第1部材と前記第2部材との平行度を制御する、ことを特徴とする項目1乃至3のいずれか1項に記載の異物除去方法。
前記押付工程において、前記供給工程で前記第1部材上に供給された前記組成物が前記目標範囲にわたって拡がるように、前記第1部材上の前記組成物に対する前記第2部材の押付力を制御する、ことを特徴とする項目1乃至4のいずれか1項に記載の異物除去方法。
前記押付工程において、前記供給工程で前記第1部材上に供給された前記組成物が前記目標範囲にわたって拡がるように、前記第1部材上での前記組成物の拡がりを観察しながら、前記第1部材上の組成物に対する前記第2部材の押し付けを制御する、ことを特徴とする項目1乃至5のいずれか1項に記載の異物除去方法。
前記供給工程の前に、液状の前記組成物に対して前記第1部材の表面を親液化させる処理を前記第1部材に行う工程を更に含む、ことを特徴とする項目1乃至6のいずれか1項に記載の異物除去方法。
前記押付工程の前に、前記組成物と前記第2部材との密着性を向上させる処理を前記第2部材に行う工程を更に含む、ことを特徴とする項目1乃至7のいずれか1項に記載の異物除去方法。
前記第2部材は、前記組成物に押し付けられる押付面を有するとともに、前記押付工程での前記組成物の拡がりをガイドするように放射状に延伸した複数の溝部を前記押付面に有する、ことを特徴とする項目1乃至8のいずれか1項に記載の異物除去方法。
前記第2部材は、前記押付工程での前記組成物の拡がりを停止させる枠状の第2溝部を前記押付面に更に有する、ことを特徴とする項目9に記載の異物除去方法。
前記第1部材は、パターンが形成される基板である、ことを特徴とする項目1乃至10のいずれか1項に記載の異物除去方法。
前記第1部材は、基板上にパターンを形成するために用いられる原版である、ことを特徴とする項目1乃至10のいずれか1項に記載の異物除去方法。
基板上にパターンを形成する形成方法であって、
項目1乃至12のいずれか1項に記載の異物除去方法を用いて、第1部材上の異物を除去する異物除去工程と、
基板上にパターンを形成する形成工程と、
を含み、
前記異物除去工程が行われる前記第1部材は、前記形成工程でパターンが形成される前記基板、および/または、前記基板上に転写されるパターンを有する原版である、ことを特徴とする形成方法。
項目13に記載の形成方法を用いて基板上にパターンを形成する工程と、
パターンが形成された前記基板を加工する工程と、
加工された前記基板から物品を製造する工程と、
を含むことを特徴とする物品の製造方法。
第1部材上の異物を除去する異物除去装置であって、
前記第1部材上に液状の組成物を供給する供給部と、
前記第1部材と第2部材とを相対的に駆動する駆動部と、
前記組成物を硬化する硬化部と、
前記第1部材上の異物を除去する異物除去処理を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記異物除去処理として、
前記供給部により前記第1部材上に液状の組成物を供給する供給工程と、
前記供給工程で前記第1部材上に供給された前記組成物が前記第1部材の目標範囲にわたって拡がり、前記目標範囲内の異物が前記組成物に取り込まれるように、前記駆動部により前記第1部材上の前記組成物に前記第2部材を押し付ける押付工程と、
前記押付工程の後、前記第1部材上の前記組成物と前記第2部材とが接触している状態で、前記硬化部により前記組成物を硬化する硬化工程と、
前記硬化工程の後、前記第2部材と前記組成物とが貼り付いている状態で前記駆動部により前記第1部材から前記第2部材を分離させることにより、前記第1部材の前記目標範囲から前記組成物を分離する分離工程と、
を実行する、ことを特徴とする異物除去装置。
第1部材上の異物を除去する項目15に記載の異物除去装置と、
基板上にパターンを形成する形成装置と、
を備え、
前記異物除去装置により異物が除去される前記第1部材は、前記形成装置によりパターンが形成される前記基板、および/または、前記基板上に転写されるパターンを有する原版である、ことを特徴とするシステム。
部材上に供給された組成物を前記部材上で押し拡げるためのテンプレートであって、
前記部材上の前記組成物に押し付けられる押付面を有するとともに、前記部材上での前記組成物の拡がりをガイドするように放射状に延伸した複数の溝部を前記押付面に有する、ことを特徴とするテンプレート。
Claims (15)
- 第1部材上の異物を除去する異物除去方法であって、
前記第1部材上に組成物を供給する供給工程と、
前記供給工程で前記第1部材上に供給された前記組成物が前記第1部材の目標範囲にわたって拡がり、前記目標範囲内の異物が前記組成物に取り込まれるように、前記第1部材上の前記組成物に第2部材を押し付ける押付工程と、
前記押付工程の後、前記第1部材上の前記組成物と前記第2部材とが接触している状態で前記組成物を硬化する硬化工程と、
前記硬化工程の後、前記第2部材と前記組成物とが貼り付いている状態で前記第1部材から前記第2部材を分離させることにより、前記第1部材の前記目標範囲から前記組成物を分離する分離工程と、を含み、
前記目標範囲は、前記第1部材のベベル部の少なくとも一部を含み、
前記供給工程において、液状の前記組成物は、前記第1部材のうち前記ベベル部以外の部分に供給される、ことを特徴とする異物除去方法。 - 前記押付工程において、前記供給工程で前記第1部材上に供給された前記組成物が前記目標範囲にわたって拡がるように、前記第1部材と前記第2部材との平行度を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の異物除去方法。
- 前記押付工程において、前記供給工程で前記第1部材上に供給された前記組成物が前記目標範囲にわたって拡がるように、前記第1部材上の前記組成物に対する前記第2部材の押付力を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の異物除去方法。
- 前記押付工程において、前記供給工程で前記第1部材上に供給された前記組成物が前記目標範囲にわたって拡がるように、前記第1部材上での前記組成物の拡がりを観察しながら、前記第1部材上の組成物に対する前記第2部材の押し付けを制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の異物除去方法。
- 前記供給工程の前に、液状の前記組成物に対して前記第1部材の表面を親液化させる処理を前記第1部材に行う工程を更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載の異物除去方法。
- 前記押付工程の前に、前記組成物と前記第2部材との密着性を向上させる処理を前記第2部材に行う工程を更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載の異物除去方法。
- 前記第2部材は、前記組成物に押し付けられる押付面を有するとともに、前記押付工程での前記組成物の拡がりをガイドするように放射状に延伸した複数の溝部を前記押付面に有する、ことを特徴とする請求項1に記載の異物除去方法。
- 前記第2部材は、前記押付工程での前記組成物の拡がりを停止させる枠状の第2溝部を前記押付面に更に有する、ことを特徴とする請求項7に記載の異物除去方法。
- 前記第1部材は、パターンが形成される基板である、ことを特徴とする請求項1に記載の異物除去方法。
- 前記第1部材は、基板上にパターンを形成するために用いられる原版である、ことを特徴とする請求項1に記載の異物除去方法。
- 基板上にパターンを形成する形成方法であって、
請求項1乃至10のいずれか1項に記載の異物除去方法を用いて、第1部材上の異物を除去する異物除去工程と、
基板上にパターンを形成する形成工程と、
を含み、
前記異物除去工程が行われる前記第1部材は、前記形成工程でパターンが形成される前記基板、および/または、前記基板上に転写されるパターンを有する原版である、ことを特徴とする形成方法。 - 請求項11に記載の形成方法を用いて基板上にパターンを形成する工程と、
パターンが形成された前記基板を加工する工程と、
加工された前記基板から物品を製造する工程と、
を含むことを特徴とする物品の製造方法。 - 第1部材上の異物を除去する異物除去装置であって、
前記第1部材上に液状の組成物を供給する供給部と、
前記第1部材と第2部材とを相対的に駆動する駆動部と、
前記組成物を硬化する硬化部と、
前記第1部材上の異物を除去する異物除去処理を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記異物除去処理として、
前記供給部により前記第1部材上に液状の組成物を供給する供給工程と、
前記供給工程で前記第1部材上に供給された前記組成物が前記第1部材の目標範囲にわたって拡がり、前記目標範囲内の異物が前記組成物に取り込まれるように、前記駆動部により前記第1部材上の前記組成物に前記第2部材を押し付ける押付工程と、
前記押付工程の後、前記第1部材上の前記組成物と前記第2部材とが接触している状態で、前記硬化部により前記組成物を硬化する硬化工程と、
前記硬化工程の後、前記第2部材と前記組成物とが貼り付いている状態で前記駆動部により前記第1部材から前記第2部材を分離させることにより、前記第1部材の前記目標範囲から前記組成物を分離する分離工程と、を実行し、
前記目標範囲は、前記第1部材のベベル部の少なくとも一部を含み、
前記供給工程において、液状の前記組成物は、前記第1部材のうち前記ベベル部以外の部分に供給される、ことを特徴とする異物除去装置。 - 第1部材上の異物を除去する請求項13に記載の異物除去装置と、
基板上にパターンを形成する形成装置と、
を備え、
前記異物除去装置により異物が除去される前記第1部材は、前記形成装置によりパターンが形成される前記基板、および/または、前記基板上に転写されるパターンを有する原版である、ことを特徴とするシステム。 - 部材上に供給された組成物を前記部材上で押し拡げるためのテンプレートであって、
前記部材上の前記組成物に押し付けられる押付面を有するとともに、前記部材上での前記組成物の拡がりをガイドするように放射状に延伸した複数の第1溝部と、前記押付面の外周縁近傍に枠状に設けられた第2溝部とを前記押付面に有し、
前記第2溝部は、前記部材の外周に対応する位置に設けられ、前記組成物が前記第2溝部の外側に拡がることを抑制する、ことを特徴とするテンプレート。
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