JP2026121663A - 基板洗浄装置、基板処理装置、および基板洗浄方法 - Google Patents
基板洗浄装置、基板処理装置、および基板洗浄方法Info
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Abstract
【課題】基板に逆汚染を生じさせることなく、基板の洗浄度を向上させることが可能な基板洗浄装置および基板洗浄方法を提供する。
【解決手段】基板洗浄装置は、基板Wを保持する基板ホルダ31と、基板Wの洗浄面全体に液体を供給する液体供給装置32と、液体に濡れた洗浄面全体に、該液体に溶解可能な高分子材料を少なくとも含む異物除去材35を供給する異物除去材供給装置33と、基板Wに供給された異物除去材35の高分子材料を固化する固化装置45と、高分子材料が固化された異物除去材35を基板Wの洗浄面から剥がす剥離装置40と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】基板洗浄装置は、基板Wを保持する基板ホルダ31と、基板Wの洗浄面全体に液体を供給する液体供給装置32と、液体に濡れた洗浄面全体に、該液体に溶解可能な高分子材料を少なくとも含む異物除去材35を供給する異物除去材供給装置33と、基板Wに供給された異物除去材35の高分子材料を固化する固化装置45と、高分子材料が固化された異物除去材35を基板Wの洗浄面から剥がす剥離装置40と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、基板を洗浄する基板洗浄装置および基板洗浄方法に関する。さらに、本発明は、基板洗浄装置を搭載した基板処理装置に関する。
近年、半導体集積回路における配線パターンの微細化を実現するための装置開発が進められている。これらの半導体集積回路を形成する工程においては、微粒子や塵埃などの異物が半導体集積回路に付着することがある。そして、半導体集積回路に付着した異物は、配線間の短絡や回路の不具合を引き起こしてしまう。したがって、半導体集積回路の信頼性を向上させるために、処理対象である基板(例えば、ウエハ)を洗浄して、基板の処理面の異物を除去することが行われている。
また、このような基板洗浄装置を搭載した基板処理装置が従来から用いられている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の基板処理装置は、ウエハ等の基板の表面を平坦に研磨する基板研磨装置と、研磨後の基板を洗浄する基板洗浄装置と、の両方を備えている。特許文献1に記載の基板研磨装置は、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)処理を行う装置であり、CMPは、研磨液(例えば、砥粒を含むスラリー)を研磨パッドの研磨面上に供給しつつ、基板をこの研磨面に摺接させることにより行われる。
研磨後の基板を洗浄する基板洗浄装置は、概して、スポンジ状の洗浄具(例えば、ロールブラシ)を有している。このような基板洗浄装置では、洗浄液を基板表面に供給しつつ、洗浄具を基板表面に擦り付けることによって、研磨液に含まれる砥粒の残渣や研磨屑などの異物を基板表面から除去することができる。
しかしながら、従来の基板洗浄装置では、洗浄具に起因する異物が基板に付着するおそれがある。例えば、基板の洗浄中に洗浄具に付着した異物(例えば、研磨液に含まれる砥粒や研磨屑)が基板の表面に再付着してしまう所謂逆汚染が生じることがある。さらに、洗浄具が劣化すると、基板に擦り付けられた洗浄具の微小な一部が脱落して、基板の表面に付着してしまうこともある。加えて、洗浄具が基板の表面に擦り付けられるため、洗浄具の劣化の状態次第では、基板表面に洗浄具が傷(スクラッチ)を生じさせてしまうおそれもある。
さらに、近年の半導体集積回路の微細化に伴って、基板洗浄装置における基板の洗浄度への要求がさらに高まってきており、スポンジ状の洗浄具による洗浄プロセスでは要求される基板の洗浄度を満足できないおそれがある。例えば、数十ナノメートル程度の直径を有する異物までも除去することが要求される場合、従来のスポンジ状の洗浄具が有するポア径が異物の直径よりも大きいため、この種の異物を除去するのが困難となりうる。
また、従来の基板洗浄装置では、洗浄後の基板を回転させることにより、該基板の表面から剥離した異物を含む洗浄液を基板から除去することがある。この場合、基板の表面に作用する洗浄液の表面張力の作用により、基板を高速で回転させても、該基板の表面近傍の洗浄液の移動速度は、液面近傍の洗浄液の移動速度に比べて遅くなってしまう。そのため、洗浄具が基板表面から異物を剥離させて該異物を洗浄液中に浮遊させることができたとしても、基板の表面近傍の洗浄液に含まれる異物を基板から除去するためにはある程度の時間の間、基板を回転させる必要がある。基板の回転時間が短いと、異物が基板上に残ってしまうおそれがあり、基板の回転時間を十分に取ると、基板洗浄処理のスループットが低下してしまう。
そこで、本発明は、基板に逆汚染を生じさせることなく、基板の洗浄度を向上させることが可能な基板洗浄装置および基板洗浄方法を提供する。
また、本発明は、このような基板洗浄装置を備えた基板処理装置を提供する。
また、本発明は、このような基板洗浄装置を備えた基板処理装置を提供する。
一態様では、基板の洗浄面全体から異物を除去する基板洗浄装置であって、前記基板を保持する基板ホルダと、前記基板の洗浄面全体に液体を供給する液体供給装置と、前記液体に濡れた洗浄面全体に、前記液体に溶解可能な高分子材料を少なくとも含む異物除去材を供給する異物除去材供給装置と、前記基板に供給された異物除去材の高分子材料を固化する固化装置と、前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥がす剥離装置と、を備えた、基板洗浄装置が提供される。
一態様では、前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、前記異物除去材供給装置は、前記異物除去材が巻かれた供給ロールと、前記供給ロールから前記基板の洗浄面に供給された異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付ける押圧ヘッドと、を備え、前記剥離装置は、前記固化装置によって前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥離する剥離ローラを備える。
一態様では、前記押圧ヘッドは、前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付ける押圧ローラと、前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させるローラ移動装置と、を備え、前記固化装置は、前記押圧ヘッドに内蔵された加熱機である。
一態様では、前記押圧ヘッドは、前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付ける押圧ローラと、前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させるヘッド移動装置と、を備え、前記固化装置は、前記押圧ヘッドとは別体に設けられ、前記基板の洗浄面に押圧される加熱ローラと、前記加熱ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させるローラ移動装置と、を備える。
一態様では、前記押圧ヘッドは、前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付ける押圧ローラと、前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させるローラ移動装置と、を備え、前記固化装置は、前記押圧ヘッドに内蔵された加熱機である。
一態様では、前記押圧ヘッドは、前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付ける押圧ローラと、前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させるヘッド移動装置と、を備え、前記固化装置は、前記押圧ヘッドとは別体に設けられ、前記基板の洗浄面に押圧される加熱ローラと、前記加熱ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させるローラ移動装置と、を備える。
一態様では、前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、前記異物除去材供給装置は、前記異物除去材が巻かれた供給ロールと、一対の入口ローラと、一対の出口ローラと、を備え、前記一対の入口ローラおよび前記一対の出口ローラは、それぞれ、前記基板が前記供給ロールに巻かれた異物除去材とともに突入可能なように互いに対向して配置されており、前記固化装置は、前記一対の入口ローラおよび前記一対の出口ローラとの間に配置されている。
一態様では、前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、前記異物除去材供給装置は、前記異物除去材が巻かれた供給ロールと、前記基板の洗浄面よりも大きい底面を備えた押圧構造体と、前記押圧構造体を上下動させるヘッド上下動装置と、を備え、前記剥離装置は、前記固化装置によって前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の表面から剥離する巻き取りローラを備える。
一態様では、前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、前記異物除去材供給装置は、前記異物除去材が巻かれた供給ロールと、前記基板の洗浄面よりも大きい底面を備えた押圧構造体と、前記押圧構造体を上下動させるヘッド上下動装置と、を備え、前記剥離装置は、前記固化装置によって前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の表面から剥離する巻き取りローラを備える。
一態様では、前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む異物除去層と、前記異物除去層を支持する基材層と、を含む帯状のテープ材である。
一態様では、前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む異物除去層のみを有する帯状のシート材である。
一態様では、前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む液状材であり、
前記異物除去材供給装置は、前記異物除去材を前記基板の洗浄面に吐出する除去材ノズルを備える。
一態様では、前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む異物除去層のみを有する帯状のシート材である。
一態様では、前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む液状材であり、
前記異物除去材供給装置は、前記異物除去材を前記基板の洗浄面に吐出する除去材ノズルを備える。
一態様では、基板の洗浄面全体から異物を除去する基板洗浄方法であって、前記基板を基板ホルダで保持し、前記基板の洗浄面全体に液体を供給し、前記液体に濡れた洗浄面全体に、前記液体に溶解可能な高分子材料を少なくとも含む異物除去材を供給し、前記基板に供給された異物除去材の高分子材料を固化し、前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥がす、基板洗浄方法が提供される。
一態様では、前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記異物除去材が巻かれた供給ロールから該異物除去材を前記基板の洗浄面に供給しつつ、押圧ヘッドが前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けることで行われ、前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥離する工程は、巻き取りローラが前記異物除去材を巻き取ることで行われる。
一態様では、前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記押圧ヘッドの押圧ローラが前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けつつ、前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させることにより行われ、前記高分子材料を固化する工程は、前記押圧ヘッドに内蔵された加熱機によって行われる。
一態様では、前記固化装置は、前記押圧ヘッドとは別体に設けられ、前記基板の洗浄面に押圧される加熱ローラを備え、前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記押圧ヘッドの押圧ローラが前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けつつ、前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させることにより行われ、前記高分子材料を固化する工程は、前記加熱ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させることによって行われる。
一態様では、前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記押圧ヘッドの押圧ローラが前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けつつ、前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させることにより行われ、前記高分子材料を固化する工程は、前記押圧ヘッドに内蔵された加熱機によって行われる。
一態様では、前記固化装置は、前記押圧ヘッドとは別体に設けられ、前記基板の洗浄面に押圧される加熱ローラを備え、前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記押圧ヘッドの押圧ローラが前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けつつ、前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させることにより行われ、前記高分子材料を固化する工程は、前記加熱ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させることによって行われる。
一態様では、前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記基板の洗浄面全体に供給ロールから異物除去材を供給しつつ、前記基板と前記異物除去材とを、一対の入口ローラと一対の出口ローラとのそれぞれに設けられた隙間に突入させることで行われ、前記高分子材料を固化する工程は、前記一対の入口ローラおよび前記一対の出口ローラとの間に配置された固化装置によって行われる。
一態様では、前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けつつ、前記基板の洗浄面よりも大きい底面を備えた押圧構造体を前記基板の洗浄面に押圧させることにより行われ、前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥離する工程は、巻き取りローラが前記異物除去材を巻き取ることで行われる。
一態様では、前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む液状材であり、前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記異物除去材を除去材ノズルから前記基板の洗浄面に吐出することで行われる。
一態様では、前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けつつ、前記基板の洗浄面よりも大きい底面を備えた押圧構造体を前記基板の洗浄面に押圧させることにより行われ、前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥離する工程は、巻き取りローラが前記異物除去材を巻き取ることで行われる。
一態様では、前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む液状材であり、前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記異物除去材を除去材ノズルから前記基板の洗浄面に吐出することで行われる。
一態様では、基板を研磨する基板研磨装置と、前記研磨装置で研磨された基板を洗浄する基板洗浄装置と、を備え、前記基板洗浄装置は、上記基板洗浄装置である基板処理装置が提供される。
基板上の異物は、液体に溶解した異物除去材の高分子材料に一旦取り込まれ、その後、異物除去材の高分子材料を固化させることで異物除去材に保持させられる。次いで、異物を異物除去材とともに基板から剥離することで基板の洗浄面を清浄化させるので、従来の基板洗浄装置で使用されていた洗浄具が不要となる。その結果、研磨液に含まれる砥粒および/または洗浄具の微小な一部などが基板の洗浄面に再付着する基板の逆汚染を効果的に防止することができる。加えて、基板の洗浄面上の異物は、固化された異物除去材の高分子材料に強固に保持されるため、異物が数十ナノメートル程度の直径を有する超微細粒子であっても、基板の洗浄面から容易に取り除くことができる。その結果、基板の洗浄度を向上させることができる。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下で説明する図面において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る基板処理装置の全体構成を示す平面図である。図1に示す基板処理装置1は、基板の一例であるウエハの表面を研磨し、研磨後のウエハを洗浄し、洗浄後のウエハを乾燥させる一連の研磨プロセスを実行するように構成されている。
図1は、一実施形態に係る基板処理装置の全体構成を示す平面図である。図1に示す基板処理装置1は、基板の一例であるウエハの表面を研磨し、研磨後のウエハを洗浄し、洗浄後のウエハを乾燥させる一連の研磨プロセスを実行するように構成されている。
図1に示すように、基板処理装置1は、略矩形状のハウジング10と、多数のウエハを収容する基板カセットが載置されるロードポート12を備えている。ロードポート12は、ハウジング10に隣接して配置されている。ロードポート12には、オープンカセット、SMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッド、またはFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載することができる。SMIF、FOUPは、内部に基板カセットを収納し、隔壁で覆うことにより、外部空間とは独立した環境を保つことができる密閉容器である。
ハウジング10の内部には、ウエハを研磨する複数(この実施形態では4つ)の研磨ユニット14a~14dと、研磨されたウエハを洗浄する第1洗浄ユニット16および第2洗浄ユニット18と、洗浄されたウエハを乾燥させる乾燥ユニット20が収容されている。研磨ユニット14a~14dは、基板処理装置1の長手方向に沿って配列され、洗浄ユニット16,18および乾燥ユニット20も基板処理装置1の長手方向に沿って配列されている。
なお、本実施形態では、基板処理装置1は、複数の研磨ユニット14a~14dを備えているが、研磨ユニットの数は、この例に限定されない。例えば、基板処理装置1は、1つの研磨ユニットを有していてもよい。さらに、基板処理装置1は、複数の洗浄ユニット16,18を備えているが、洗浄ユニットの数は、この例に限定されない。例えば、基板処理装置1は、1つの洗浄ユニットを有していてもよい。
ロードポート12、研磨ユニット14a、および乾燥ユニット20に囲まれた領域には、第1基板搬送ロボット22が配置され、また研磨ユニット14a~14dと平行に、基板搬送ユニット24が配置されている。第1基板搬送ロボット22は、研磨前のウエハをロードポート12から受け取って基板搬送ユニット24に渡すとともに、乾燥されたウエハを乾燥ユニット20から受け取ってロードポート12に戻す。基板搬送ユニット24は、第1基板搬送ロボット22から受け取ったウエハを搬送して、各研磨ユニット14a~14dとの間でウエハの受け渡しを行う。各研磨ユニット14a~14dは、研磨面に研磨液(例えば、砥粒を含むスラリー)を供給しながら、ウエハを研磨面に摺接させることで、ウエハの表面を研磨する。この種の研磨処理は、一般に、「CMP(Chemical Mechanical Polishing)」と称される。
第1洗浄ユニット16と第2洗浄ユニット18の間に位置して、これらの洗浄ユニット16,18および基板搬送ユニット24の間で基板を搬送する第2基板搬送ロボット26が配置され、第2洗浄ユニット18と乾燥ユニット20との間に位置して、これらの各ユニット18,20の間で基板を搬送する第3基板搬送ロボット28が配置されている。更に、ハウジング10の内部に位置して、基板処理装置1の各ユニットの動作を制御する制御装置30が配置されている。
ウエハは、研磨ユニット14a~14dの少なくとも1つにより研磨される。研磨されたウエハは、第1洗浄ユニット16および第2洗浄ユニット18により洗浄され、さらに洗浄されたウエハは乾燥ユニット20により乾燥される。一実施形態では、研磨されたウエハを、第1洗浄ユニット16と第2洗浄ユニット18のいずれか一方で洗浄してもよい。なお、乾燥ユニット20の例としては、ウエハを保持し、移動するノズルからIPA蒸気を噴出してウエハを乾燥させ、更に高速で回転させることによってウエハを乾燥させるスピン乾燥装置が挙げられる。
図2は、一実施形態に係る基板洗浄装置を模式的に示す側面図であり、図3は、図2に示す基板洗浄装置を模式的に示す平面図である。図2および図3に示す基板洗浄装置は、上記した基板処理装置1の第1洗浄ユニット16および/または第2洗浄ユニット18として使用される。上記した制御装置30は、基板洗浄装置に設けられた構成要素のそれぞれの動作の制御を行う。
図2および図3に示す基板洗浄装置は、ウエハWを保持する基板ホルダ31と、基板ホルダ31上に置かれたウエハWの上面である洗浄面に液体を供給するための液体供給装置32と、液体供給装置32からウエハWの洗浄面に異物除去材35を供給する異物除去材供給装置33と、ウエハWの洗浄面に供給された異物除去材35を剥離する剥離装置40と、を備える。
図2および図3に示す基板ホルダ31は、ウエハWを水平に置くことが可能なステージ31aと、ステージ31aの中心に連結されるステージ軸31bと、ステージ軸31bを回転可能に支持する軸駆動機31cと、を備える。ステージ31aは、略円形の上面を有しており、ステージ31aの上面にウエハWが戴置される。軸駆動機31cを駆動することで、ステージ軸31bを介してステージ31aを回転させることができる。ステージ31aを回転させる必要がなければ、基板ホルダ31は、軸駆動機31cを省略してもよい。一実施形態では、軸駆動機31cによって、ステージ軸31bを上下動させてもよい。この場合、軸駆動機31cは、ステージ31aをステージ軸31bを介して上下動させることができる。
液体供給装置32は、基板ホルダ31のステージ31aに置かれたウエハWの洗浄面の全体に、後述する異物除去材35の高分子材料が溶解可能な液体を供給するための装置である。図2および図3に示す液体供給装置32は、液体を吐出可能なノズル32aと、液体を貯留する液体供給源(図示せず)と、液体供給源からノズル32aまで延びる液体供給ライン32bと、を有している。ノズル32aは、ステージ31aに置かれたウエハWの洗浄面に液体を供給するように構成されている。液体供給装置32からウエハWの洗浄面に液体を供給しつつ、基板ホルダ31の軸駆動機31cによってステージ31aを回転させることにより、液体をウエハWの洗浄面全体に供給することができる。
一実施形態では、液体供給装置32は、ノズル32aを水平方向に移動させるノズル移動装置(図示せず)を有していてもよい。この場合、液体供給装置32は、ノズル32aから液体を吐出させつつ、該ノズル32aをウエハWの洗浄面上で水平方向に移動させることにより、ウエハWの洗浄面全体に液体を供給する。液体供給装置32がノズル移動装置を有している場合、基板ホルダ31は、軸駆動機31cを省略してもよい。
図2および図3に示す基板洗浄装置では、異物除去材供給装置33は、異物除去材35が巻かれた供給ロール38と、押圧ヘッド39と、を備えている。供給ロール38の軸心は、供給ロール軸受(図示せず)に回転自在に支持されている。供給ロール38に巻かれた異物除去材35は、後述する剥離装置40として機能する巻き取りロール48まで延びており、押圧ヘッド39は、供給ロール38と巻き取りロール48との間に配置されている。
本実施形態では、異物除去材35は、帯状のテープ材であり、上述した液体供給装置32によってウエハWの洗浄面に供給された液体に溶解可能な高分子材料を少なくとも含んでいる。
図4は、一実施形態に係る異物除去材の断面図である。図4に示す異物除去材35は、高分子材料から構成される異物除去層(高分子材料層)35aと、異物除去層35aに接着される基材層35bと、から構成されている。異物除去材35は、異物除去層35aが基板ホルダ31のステージ31aに置かれたウエハWの洗浄面と対向するように、供給ロール38と巻き取りロール48との両方に巻き付けられる。
本実施形態では、液体供給装置32からウエハWの洗浄面に供給される液体は水(純水)であり、異物除去層35aを構成する高分子材料は、水に溶解可能な高分子材料から選択される。この種の高分子材料の例としては、ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol:PVA)、ポリスルホン(polysulfone:PSF)、ポリエーテルスルホン(polyethersulfone:PES)、ポリエーテルイミド(polyetherimide:PEI)、ポリイミド(polyimide:PI)、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene:PTFE)、ポリエチレン(polyethylene:PE)、ポリカーボネート(polycarbonate:PC)、ポリアミド(polyamide:PA)、ポリアクリル酸(polyacrylic acid:PAA)、ポリケトン、セルロース混合エステル、ポリビニリデンフロライド、ポリスチレン4級アンモニウム塩(polystyrene quaternary ammonium salt:PSQ)、ポリエチレンイミン、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリド、アミノ基含有カチオン性ポリ(メタ)アクリル酸エステル、アミノ基含有カチオン性ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリアミンアミド-エピクロロヒドリン、ポリアリルアミン、ポリジシアンジアミド、キトサン、カチオン化キトサン、アミノ基含有カチオン化デンプン、アミノ基含有カチオン化セルロース、アミノ基含有カチオン化ポリビニルアルコールが挙げられる。一実施形態では、異物除去層35aを構成する高分子材料は、上記ポリマーの酸塩の1つまたは複数の材料から形成されてもよい。
図3に示すように、異物除去材35の幅(異物除去材35の長手方向に対して垂直方向の長さ)Sは、ウエハWの直径Dよりも大きい。押圧ヘッド39は、ウエハWの直径Dよりも大きい長さを有する押圧ローラ39aと、押圧ローラ39aを上下方向および水平方向に移動させることが可能なローラ移動機構39bと、を含んでいる。押圧ローラ39aは、図示しないローラ軸を有しており、やはり図示しない押圧ローラ軸受にローラ軸を介して回転自在に支持されている。
基板洗浄装置は、さらに、ウエハWに供給された異物除去材35の異物除去層(すなわち、高分子材料層)35aを固化することが可能な固化装置45を備えている。本実施形態では、固化装置45は、押圧ローラ39a内に配置された加熱機45aを含んでおり(図2参照)、加熱機45aによって押圧ローラ39a全体が所定の温度まで加熱される。加熱機45aの例としては、ヒータが挙げられる。
図示はしないが、固化装置45は、押圧ローラ39aの内部に所定の温度まで加熱された気体(例えば、ドライエアーまたは窒素)を供給する加熱気体供給装置であってもよい。この場合、押圧ローラ39aは、加熱気体によってその全体が所定の温度まで加熱される。
加熱機45aを動作させつつ、ローラ移動機構39bを用いて押圧ローラ39aをウエハWの洗浄面に沿って移動させると、異物除去材35から液体(水)が蒸発して、高分子材料層である異物除去層35aが再固化する。この際に、ウエハWの洗浄面上に存在する異物がより強固に異物除去層35aに取り込まれる。
基板洗浄装置は、さらに、異物除去材35をウエハWから剥がす剥離装置40を備えている。本実施形態では、剥離装置40は、上記した巻き取りロール48と、巻き取りロール48を回転させる巻き取りロール駆動機49(図3参照)と、によって構成されている。巻き取りロール駆動機49を動作させることによって、異物除去材35をウエハWの洗浄面から剥離することができる。
図5(a)乃至図5(d)は、図2および図3に示す基板洗浄装置によってウエハの洗浄面から異物を除去する工程を説明するための模式図である。さらに、図6(a)乃至図6(c)は、ウエハの洗浄面上に存在する異物が取り除かれる様子を示す模式図である。発明の理解が深まるように、図5(a)乃至図5(d)には、ステージ31aに置かれたウエハW、液体供給装置32のノズル32a、押圧ヘッド39の押圧ローラ39a、押圧ローラ39aに内蔵された固化装置45の加熱機45a、供給ロール38、および巻き取りロール48のみが描かれている。
最初に、洗浄対象であるウエハWは、図示しないハンドなどの搬送器具によって、その中心がステージ31aの中心と一致するように、基板ホルダ31のステージ31a上に置かれ、該ステージ31aに保持される。次いで、図5(a)に示すように、液体供給装置32のノズル32aからウエハWの洗浄面に液体が供給される。本実施形態では、液体がウエハWの洗浄面に供給される際に、基板ホルダ31の軸駆動機31c(図2参照)が駆動され、これにより、ステージ31aおよびウエハWが回転して、液体がウエハWの全面に供給される。
次いで、図5(b)に示すように、押圧ヘッド39は、そのローラ移動機構39bを用いて押圧ローラ39aをウエハWの洗浄面に向かって移動させ、異物除去材35(の異物除去層35a)を所定の押圧力でウエハWの洗浄面に押圧する。次いで、押圧ヘッド39は、そのローラ移動機構39bを用いて押圧ローラaをウエハWの洗浄面に沿って(すなわち、水平方向に)移動させ、これにより、異物除去材35をウエハWの洗浄面全体に供給する。この際、ウエハWの洗浄面全体に異物除去材35が供給できるように、巻き取りロール駆動機49が巻き取りロール48の回転を阻止する一方で、供給ロール38が回転して、異物除去材35をウエハWの洗浄面に向かって送り出す。このようにして、押圧ヘッド39によって、異物除去材35の異物除去層35aがウエハWの洗浄面全体に押し付けられる。
上述したように、ウエハWの洗浄面全体には、異物除去層35aを構成する高分子材料が溶解可能な液体が存在している。そのため、押圧ヘッド39によって異物除去材35をウエハWの洗浄面全体に供給すると、異物除去材35の異物除去層35aが液体に溶解する。その際に、ウエハWの洗浄面に存在する異物Xが異物除去層35aに取り込まれる(図6a参照)。
次いで、異物が取り込まれた異物除去層35aが固化装置45によって再固化される。具体的には、図5(c)に示すように、固化装置45の加熱機45aを動作させながら、押圧ヘッド39のローラ移動機構39bを用いて押圧ローラ39aをウエハWの洗浄面に沿って(すなわち、水平方向に)移動させる。この動作によって、異物除去層35aに含まれる水分が蒸発し、異物除去層35aが固化される。図6(b)に示すように、異物除去層35aが固化されることにより、ウエハW上の異物Xは、異物除去層35aに強固に保持される。
次いで、押圧ヘッド39のローラ移動機構39bを用いて押圧ローラ39aを上方に向かって移動させ、押圧ローラ39aをウエハWの洗浄面から離間させる。次いで、図5(d)に示すように、剥離装置40の巻き取りロール駆動機49(図3参照)を動作させることにより、巻き取りロール48を回転させる。この動作によって、異物Xが保持された異物除去材35が巻き取りロール48に巻き取られ、異物除去材35がウエハWの洗浄面から剥離される。その結果、異物Xが異物除去材35とともにウエハWの洗浄面から除去される(図6(c)参照)。
このように、本実施形態では、ウエハW上の異物を一旦液体に溶解した異物除去材35の高分子材料に取り込んだ後に、異物除去材35の高分子材料を固化させることで異物除去材35に保持させる。次いで、異物を異物除去材35とともにウエハWから剥離することでウエハWの洗浄面を清浄化させる。そのため、従来の基板洗浄装置で使用されていた洗浄具が不要となる。その結果、洗浄具に付着した研磨液に含まれる砥粒および/または洗浄具の微小な一部などがウエハWの洗浄面に再付着するウエハWの逆汚染を効果的に防止することができる。加えて、ウエハWの洗浄面上の異物は、異物除去材35の高分子材料に強固に保持されるため、異物が数十ナノメートル程度の直径を有する超微細粒子であっても、ウエハWの洗浄面から容易に取り除くことができる。
また、従来の基板洗浄装置で使用されていた洗浄液が不要となるため、異物を洗浄液とともにウエハWの洗浄面から除去する必要がない。そのため、本実施形態の基板洗浄装置によれば、従来の基板洗浄装置と比較して、より容易にかつ素早く異物をウエハWの洗浄面から除去することができる。
発明者らがスポンジ状の洗浄具を用いた従来の基板洗浄プロセスと、本実施形態に係る基板洗浄プロセスとを比較した実験によれば、250nm以上の直径を有する異物に対しては、従来の基板洗浄プロセスおよび本実施形態の基板洗浄プロセスともに、異物の除去率が99.5%以上であり、優位差は現れなかった。しかしながら、60nm以上の直径を有する異物に対しては、本実施形態の基板洗浄プロセスの異物除去率は、従来の基板洗浄プロセスの異物除去率と比較して150%となり、超微細な異物に対して顕著な優位差が現れた。加えて、本実施形態に係る基板洗浄装置によれば、10nm程度の直径を有するシリカナノ粒子でさえウエハWの洗浄面から効果的に除去することができることが解った。
固化装置45による高分子材料層35aの固化を促進するために、異物除去材35の基材層35b(図4参照)を多孔質材料またはメッシュ状の材料から構成してもよい。例えば、基材層35bを不織布から構成してもよい。
上述した実施形態では、異物除去材35は、高分子材料層35aと基材層35bとから構成されている。しかしながら、異物除去材35が、一連の基板洗浄プロセスによって破損しない限り、異物除去材35の構成は、この例に限定されない。例えば、異物除去材35は、基材層35bを省略して、異物除去層(高分子材料層)35aのみで、すなわち、高分子材料のみで構成されてもよい。この場合、固化装置45による高分子材料の再固化が基材層35bを介さずに直接的に行われるので、基板の洗浄処理のスループット向上が期待できる。
一実施形態では、異物除去材35の基材層35bを、ウエハWの洗浄面に供給された液体(すなわち、異物除去層35aの高分子材料が溶解可能な液体)を吸収可能な材料によって構成してもよいし、この種の材料を基材層35bに含有させてもよい。例えば、異物除去層35aの高分子材料が溶解可能な液体が水(純水)である場合、基材層35bをシリカゲルなどの吸水材で構成してもよいし、このような吸水材を基材層35bに含有させてもよい。この場合、基材層35bは、ウエハWの洗浄面に供給された液体を吸収可能な液体吸収層としても機能する。
このような構成によれば、液体吸収層として機能する基材層35bがウエハWに供給された液体を吸収するので、固化装置45をより簡易な構成とすることができるとともに、異物除去層35aの固化速度を高めることができる。その結果、ウエハWの洗浄処理のスループット向上が期待できる。さらに、ウエハWの洗浄面に供給された液体の量次第では、固化装置45を省略することができる。この場合、液体吸収層として機能する基材層35bが、異物除去層35aを再固化させるための固化装置として機能する。
さらに、図示しないが、上記した液体給水層を異物除去材35の異物除去層35aと基材層35bとの間に挟んでもよい。このような構成でも、異物除去層35aと基材層35bとの間に挟まれた液体吸収層がウエハWに供給された液体を吸収するので、固化装置45をより簡易な構成とすることができるとともに、異物除去層35aの固化速度を高めることができる。さらに、ウエハWの洗浄面に供給された液体の量次第では、固化装置45を省略することができる。この場合も、異物除去層35aと基材層35bとの間に挟まれた液体吸収層が、異物除去層35aを再固化させるための固化装置として機能する。
図7は、他の実施形態に係る基板洗浄装置を模式的に示す側面図であり、図8は、図7に示す基板洗浄装置の平面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、上述した実施形態の構成と同様であるため、その重複する説明を省略する。
図7および図8に示す実施形態では、固化装置45が押圧ヘッド39とは別に設けられている点で、上述した実施形態と異なる。具体的には、固化装置45は、押圧ヘッド39の押圧ローラ39aとは別体で設けられた加熱ローラ50と、加熱ローラ50を上下方向および水平方向に移動させることが可能な加熱ローラ移動機構51と、を含んでいる。
図7に示すように、加熱ローラ50は、所定の温度まで該加熱ローラ50の全体を加熱可能な加熱源52を含んでいる。加熱源52は、加熱ローラ50に内蔵されたヒータであってもよいし、加熱ローラ50に加熱された気体(例えば、ドライエアーまたは窒素)を供給する加熱気体供給装置であってもよい。
図9(a)乃至図9(d)は、図7および図8に示す基板洗浄装置によってウエハの洗浄面から異物を除去する工程を説明するための模式図である。図9(a)乃至図9(d)には、ステージ31aに置かれたウエハW、液体供給装置32のノズル32a、押圧ヘッド39の押圧ローラ39a、固化装置45の加熱ローラ50、供給ロール38、および巻き取りロール48のみが描かれている。
上述した実施形態と同様に、液体が基板ホルダ31のステージ31a上に置かれたウエハWの洗浄面の全体に液体供給装置32のノズル32aから供給され(図9(a)参照)、次いで、押圧ヘッド39によって、異物除去材35(の異物除去層35a)がウエハWの洗浄面全体に供給される(図9(b)参照)。そして、本実施形態でも、異物除去材35の異物除去層35aが液体に溶解し、ウエハWの洗浄面に存在する異物が異物除去層35aに取り込まれる(図6a参照)。
次いで、異物が取り込まれた異物除去層35aが固化装置45によって再固化される。本実施形態では、図9(c)に示すように、所定の温度まで加熱された固化装置45の加熱ローラ50を、加熱ローラ移動機構51(図7および図8参照)を用いてウエハWの洗浄面に向かって移動させるとともに、ウエハWの洗浄面に沿って(すなわち、水平方向に)移動させる。この動作により、異物除去材35の異物除去層35aに含まれる水分を蒸発させて、異物除去層35aを固化させることができる。異物除去層35aが固化されることにより、ウエハW上の異物は、異物除去層35aに強固に保持される(図6(b)参照)。
次いで、加熱ローラ50を加熱ローラ移動機構51を用いて上方に向かって移動させ、加熱ローラ50をウエハWの洗浄面から離間させる。次いで、図9(d)に示すように、剥離装置40の巻き取りロール駆動機49(図3参照)を動作させることにより、巻き取りロール48を回転させる。この動作によって、異物Xが保持された異物除去材35が巻き取りロール48に巻き取られ、異物除去材35がウエハWの洗浄面から剥離される。その結果、異物Xが異物除去材35とともにウエハWの洗浄面から除去される(図6(c)参照)。このような構成でも、基板洗浄装置は、上述した実施形態度同様の効果を発揮させることができる。
本実施形態でも上述した実施形態と同様に、異物除去材35は、基材層35bを省略して、異物除去層(高分子材料層)35aのみで、すなわち、高分子材料のみで構成されてもよい。
図10は、さらに他の基板洗浄装置を模式的に示す側面図であり、図11は、図10に示す基板洗浄装置を模式的に示す平面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、上述した実施形態と同様であるため、その重複する説明を省略する。
図10および図11に示す実施形態では、異物除去材供給装置33は、押圧ヘッド39の代わりに、一対の入口ローラ53,53と、一対の出口ローラ54,54と、を備えている。すなわち、本実施形態では異物除去材供給装置33は、供給ロール38と、一対の入口ローラ53,53と、一対の出口ローラ54,54と、から構成される。入口ローラ53,53は、ウエハWの直径よりも大きな長手方向の長さを有しており、出口ローラ54,54も、ウエハWの直径よりも大きな長手方向の長さを有している。さらに、基板ホルダ31は、軸駆動機31cの代わりに、ステ-ジ31aを水平方向に移動可能なステージ移動装置31dを備えている。
帯状のテープ材である異物除去材35は、供給ロール38から入口ローラ53,53および出口ローラ54,54を経て巻き取りロール48まで延びている。本実施形態では、入口ローラ53,53と出口ローラ54,54との間を異物除去材領域と称し、異物除去材料域に対して入口ローラ53,53よりも外側の領域を入口領域と称し、異物除去材料域に対して出口インサートローラ54,54よりも外側の領域を出口領域と称する。本実施形態では、液体供給装置32のノズル32aは、入口領域に位置しており、巻き取りロール48は、出口領域に位置している。なお、図10および図11では、液体供給装置32の液体供給源と、該液体供給源からノズル32aまで延びる液体供給ラインの図示を省略し、ノズル32aのみが描かれている。
図10および図11に示す固化装置45は、所定の温度に加熱された気体(例えば、ドライエアーまたは窒素)を異物除去材35に吹き付けることが可能な加熱気体ノズル56を有している。加熱気体ノズル56は、ウエハWの直径よりも大きな長手方向の長さを有する本体56aと、本体56aに形成され、入口ローラ53,53と出口ローラ54,54との間を延びる異物除去材35に向けられた開口(スリット)56bと、を有している。
固化装置45は、図示しない加熱気体供給源と、該加熱気体供給源から本体56aまで延びる加熱気体ライン55と、をさらに含んでいる。加熱気体供給源から加熱気体ライン55を介して加熱気体ノズル56に加熱気体を供給すると、所定の温度に加熱された気体が開口56bから異物除去材35に向けて噴射される。
図12(a)乃至図12(c)は、図10および図11に示す基板洗浄装置によってウエハの洗浄面から異物を除去する工程を説明するための模式図である。図12(a)乃至図12(c)には、ステージ31aに置かれたウエハW、ノズル32a、供給ロール38、入口ローラ53,53、出口ローラ54,54、加熱気体ノズル56、および巻き取りロール48のみが描かれている。
本実施形態では、最初に、ウエハWは、入口領域でステージ31a上に置かれる。この状態で、入口領域に配置されたノズル32aからウエハWの洗浄面全体に液体が供給される(図12(a)参照)。次いで、ステージ移動装置31dを用いて、ステージ31aと該ステージ31aに置かれたウエハWを入口ローラ53,53に向かって移動させ、ウエハWを入口ローラ53,53の間に突入させる。異物除去材35は、入口ローラ53,53の間に挟まれており、ウエハWが入口ローラ53,53の間に突入すると、互いに回転する入口ローラ53,53間の接触圧力を利用して、ウエハWの洗浄面に異物除去材35が供給される。ウエハWの洗浄面には液体が供給されているので、異物除去材35の異物除去層35aが液体に溶解し、ウエハWの洗浄面に存在する異物が異物除去層35aに取り込まれる(図6a参照)。
ステージ移動装置31dは、ウエハWをさらに出口ローラ54,54に向けて移動させ、その途中で、所定の温度まで加熱された加熱気体が固化装置45の加熱気体ノズル56から吐出される。この動作により、異物除去材35の異物除去層35aに含まれる水分が蒸発されて、異物除去層35aが固化される(図12(b)参照)。異物除去層35aが固化されることにより、ウエハW上の異物は、異物除去層35aに強固に保持される(図6(b)参照)。
剥離装置40の巻き取りロール駆動機49は、ステージ移動装置31dの動作に同期させて、巻き取りロール48を回転させる。すなわち、ウエハWの移動距離に応じて、異物除去材35が巻き取りロール48に巻き取られるように、巻き取りロール駆動機49の動作が制御される。この動作によって、ウエハWの移動量と異物除去材35の巻き取り量とが一致するので、異物除去材35が適切にウエハWの洗浄面全体に供給される。
ステージ移動装置31dによって、ウエハWはさらに水平方向に移動され、出口ローラ54,54に突入する。ウエハWが出口ローラ54,54から脱出するに連れて、異物除去材35がウエハWの洗浄面から離され、異物除去材35とともに異物がウエハWの洗浄面から剥離される(図12(c)参照)。このような構成でも、基板洗浄装置は、上述した実施形態度同様の効果を発揮させることができる。
本実施形態でも上述した実施形態と同様に、異物除去材35は、基材層35bを省略して、異物除去層(高分子材料層)35aのみで、すなわち、高分子材料のみで構成されてもよい。
図13は、さらに別の実施形態に係る基板洗浄装置を模式的に示す側面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、上述した実施形態と同様であるため、その重複する説明を省略する。
図13に示す基板洗浄装置では、異物除去材供給装置33の押圧ヘッド39は、ウエハWの洗浄面よりも大きい底面を備えた押圧構造体(スタンプ構造体)59を含んでいる。本実施形態では、押圧構造体59は、ウエハWの直径よりも大きい直径を有する円形状の底面を有している。異物除去材供給装置33は、さらに、押圧構造体59を上下動させるヘッド上下動装置57を含んでいる。
基板ホルダ31のステージ31aは、押圧構造体59の下方に位置しており、ウエハWの直径よりも大きな直径を有している。本実施形態では、押圧構造体59の中心軸線は、ステージ31aの中心軸線と一致し、ステージ31aの上面は,押圧構造体59の底面と略同一の形状を有している。異物除去材35は、上下方向に離間する押圧構造体59とステージ31aの間の空間を通って、供給ロール38から巻き取りロール48まで延びている。
本実施形態では、固化装置45の押圧構造体59は、その底部に取り付けられたエアバッグ60と、エアバッグ60に加熱気体を供給する加熱気体供給源(図示せず)と、加熱気体供給源からエアバッグ60まで延びる加熱気体ライン61と、を有している。エアバッグ60の底面が押圧構造体59の底面を構成する。
加熱気体ライン61の一部は、押圧構造体59の内部に形成され、エアバッグ60に連通する気体流路61aとして構成される。加熱気体ライン61を介して所定の温度まで加熱された気体(例えば、ドライエアまたは窒素)をエアバッグ60に供給することができる。
図14(a)乃至図14(c)は、図13に示す基板洗浄装置によってウエハの洗浄面から異物を除去する工程を説明するための模式図である。図14(a)乃至図14(c)には、ステージ31aに置かれたウエハW、ノズル32a、供給ロール38、押圧ヘッド39、および巻き取りロール48のみが描かれている。
図14(a)に示すように、基板ホルダ31のステージ31aに置かれたウエハWの洗浄面に、液体供給装置32のノズル32aから液体が供給される。本実施形態でも、液体がウエハWの洗浄面に供給される際に、基板ホルダ31の軸駆動機31c(図13参照)が駆動され、これにより、ウエハWが回転して、液体がウエハWの全面に供給される。
次いで、図14(b)に示すように、ヘッド上下動装置57を用いて、押圧ヘッド39をウエハWの洗浄面に接触させるか、または近接させる。さらに、この状態からエアバッグ60に加熱気体を供給する。加熱気体により膨らんだエアバッグ60によって、異物除去材35(の異物除去層35a)は、所定の押圧力でウエハWの洗浄面に押圧される。
上述した実施形態と同様に、ウエハWの洗浄面全体には、異物除去層35aを構成する高分子材料が溶解可能な液体が存在しているため、押圧ヘッド39によって異物除去材35をウエハWの洗浄面全体に押し付ける(供給する)と、異物除去材35の異物除去層35aが溶解する。その際に、ウエハWの洗浄面に存在する異物が異物除去層35aに取り込まれる(図6(a)参照)。
エアバッグ60による異物除去材35のウエハWの洗浄面への押圧と同時に、またはこの後に、異物除去材35は、固化装置45のエアバッグ60に供給された加熱気体によって加熱される。この動作によって、異物除去層35aに含まれる水分が蒸発し、異物除去層35aが固化される(図6(b)参照)。異物除去層35aが固化されることにより、ウエハW上の異物は、異物除去層35aに強固に保持される(図6(c)参照)。
次いで、ヘッド上下動装置57を用いて、押圧ヘッド39をウエハWの洗浄面の上方に移動させ、押圧ヘッド39およびエアバッグ60をウエハWの洗浄面から離間させる。次いで、図14(c)に示すように、剥離装置40の巻き取りロール駆動機49(図3参照)を動作させることにより、巻き取りロール48を回転させる。この動作によって、異物が保持された異物除去材35が巻き取りロール48に巻き取られ、異物がウエハWの洗浄面から剥離される。このような構成でも、基板洗浄装置は、上述した実施形態度同様の効果を発揮させることができる。
本実施形態でも上述した実施形態と同様に、異物除去材35は、基材層35bを省略して、異物除去層(高分子材料層)35aのみで、すなわち、高分子材料のみで構成されてもよい。
図15は、さらに他の実施形態に係る基板洗浄装置を模式的に示す側面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、上述した実施形態と同様であるため、その重複する説明を省略する。
図15に示す基板洗浄装置の異物除去材供給装置33は、上記した高分子材料を少なくとも含む液状の異物除去材35をステージ31aに置かれたウエハWの洗浄面に供給するための除去材ノズル65を備えている。本実施形態では、ステージ31aを軸駆動機31cを用いて回転させることにより、除去材ノズル65から吐出された異物除去材35を、ウエハWの洗浄面全体に供給する。除去材ノズル65には、異物除去材源(図示せず)から除去材ノズル65まで延びる除去材ライン66が連結されている。
さらに、本実施形態に係る基板洗浄装置の固化装置45は、加熱気体をウエハWの洗浄面に供給された異物除去材35に吹き付ける加熱気体ノズル56と、加熱気体源(図示せず)から加熱気体ノズル56まで延びる加熱気体ライン67と、を含んでいる。
図15に示す実施形態では、最初に、基板ホルダ31のステージ31aに置かれたウエハWの洗浄面に、液体供給装置32のノズル32aから液体が吐出され、ウエハWの洗浄面全体に液体が供給される。次いで、液体がその洗浄面全体に供給されたウエハWに、除去材ノズル65から液状の異物除去材が吐出され、ウエハWの洗浄面全体に異物除去材が供給される。液体をウエハWの洗浄面全体に供給する際には、ステージ31aを軸駆動機31cを用いて回転させてもよいし、ノズル32aをウエハWの洗浄面上で水平方向に移動させてもよい。同様に、液状の異物除去材35を、ウエハWの洗浄面全体に供給する際には、ステージ31aを軸駆動機31cを用いて回転させてもよいし、除去材ノズル65をウエハWの洗浄面上で水平方向に移動させてもよい。この場合、異物除去材供給装置33は、除去材ノズル65を水平方向に移動させる除去材ノズル移動装置(図示せず)を有する。
ウエハWの洗浄面に供給された液状の異物除去材35は、ウエハWの洗浄面に存在する液体に溶解し、ウエハWの洗浄面に存在する異物が液体とともに異物除去材35に取り込まれる。
次いで、固化装置45の加熱気体ノズル56から加熱気体がウエハWの洗浄面に供給された異物除去材35に吹き付けられ、これにより、異物除去材35が固化する。異物除去材35が固化されることにより、ウエハW上の異物は、異物除去材35に強固に保持される。
本実施形態では、基板ホルダ31のステージ31aは、ウエハWの直径よりも大きな直径を有しており、ステージ31aの外縁がウエハWの外縁よりも水平方向に突出している。除去材ノズル65は、ウエハWの外縁よりも外側まで異物除去材35を供給し、固化装置45は、ウエハWの外縁よりも外側のステージ31a上に載っている異物除去材35まで固化させる。
図15に示す基板洗浄装置の剥離装置40は、固化装置45によって固化された異物除去材35の縁部を把持可能な把持装置70を含んでいる。図示した例の把持装置70は、異物除去材35の縁部を把持するための一対の爪70a,70aと、爪70a,70aの間の隙間の開閉動作を実行する爪駆動機70bと、爪70a,70aを固化された異物除去材35の縁部まで移動させる爪移動機70cと、を備えている。
爪移動機70cを動作させて、爪70a,70aを異物除去材35の縁部まで移動させ、次いで、爪駆動機70bを用いて、爪70a,70aの間の隙間を閉じて爪70a,70aに異物除去材35の縁部を把持させる。次いで、爪移動機70cを動作させて、爪70a,70aをステージ31aから離間する方向に移動させることにより、異物が固化した異物除去材35とともにウエハWの洗浄面から剥離される。このような構成でも、基板洗浄装置は、上述した実施形態度同様の効果を発揮させることができる。
図16は、さらに他の実施形態に係る基板洗浄装置を模式的に示す側面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、上述した実施形態と同様であるため、その重複する説明を省略する。
図16に示す基板洗浄装置の異物除去材供給装置33は、図15を参照して説明された基板洗浄装置と同様に、上記した高分子材料を少なくとも含む液状の異物除去材35をステージ31aに置かれたウエハWの洗浄面に供給するための除去材ノズル65を備えている。なお、図16では、液体供給装置32はノズル32aのみが描かれ、異物除去材供給装置33は除去材ノズル65のみ描かれ、固化装置45は加熱気体ノズル56のみが描かれている。
さらに、基板洗浄装置の剥離装置40は、帯状の基材73を供給する基材供給ロール74と、基材73を巻き取る基材巻き取りロール75と、基材供給ロール74および基材巻き取りロール75を上下動させるロール上下動装置77と、を備える。基材73は、基材供給ロール74と基材巻き取りロール75とに巻かけられており、基材供給ロール74と基材巻き取りロール75との間を延びている。基材巻き取りロールには、基材巻き取りロール駆動機78が連結されている。本実施形態では、基材巻き取りロール駆動機78は、ロール上下動装置77に内蔵されている。巻き取りロール駆動機78を動作させると、基材が基材供給ロール74から送り出されるとともに、巻き取りロール75に巻き取られる。
図17(a)乃至図17(d)は、図16に示す基板洗浄装置によってウエハの洗浄面から異物を除去する工程を説明するための模式図である。図17(a)乃至図17(d)には、ステージ31aに置かれたウエハW、ノズル32a、除去材ノズル65、基材供給ロール74、固化装置45の加熱気体ノズル56、および基材巻き取りロール75のみが描かれている。
本実施形態では、図15を参照して説明された実施形態と同様に、基板ホルダ31のステージ31aに置かれたウエハWの洗浄面に、液体供給装置32のノズル32aから液体が吐出され、ウエハWの洗浄面全体に液体が供給される(図17(a)参照)。次いで、液体がその洗浄面全体に供給されたウエハWに、除去材ノズル65から液状の異物除去材が吐出され、ウエハWの洗浄面全体に異物除去材が供給される(図17(b)参照)。
次いで、剥離装置40のロール上下動装置77を動作させて、基材供給ロール74と基材巻き取りロール75との間を延びる基材73がウエハW上の液体と異物除去材の混合溶液に接触するまで、基材供給ロール74と基材巻き取りロール75とをウエハWの洗浄面に向けて移動させる。
次いで、加熱気体を固化装置45の加熱気体ノズル56から基材73と、該基材73に接触する異物除去材35とに向けて吹き付ける(図17(c)参照)。この動作により、基材73を介して異物除去材35が加熱されることで、異物除去材35から液体(水)が蒸発して、高分子材料を含む異物除去材35が固化する。異物除去材35が固化する際に、異物除去材35は基材73と接着されるとともに、ウエハWの洗浄面上に存在する異物が強固に異物除去材35に取り込まれる。
次いで、ロール上下動装置77を動作させて、基材供給ロール74と基材巻き取りロール75とを上方に移動させ、これにより、異物除去材35が接着した基材73をウエハWの洗浄面から離間させる。次いで、巻き取りロール駆動機78を動作させて、基材巻き取りロール75を回転させ、異物を強固に取り込んでいる異物除去材35とともに基材73を基材巻き取りロール75に回収する(図17(d)参照)。このような構成でも、基板洗浄装置は、上述した実施形態度同様の効果を発揮させることができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 基板処理装置
14a,14b,14c,14d 研磨ユニット
16 第1洗浄ユニット(基板洗浄装置)
18 第2洗浄ユニット(基板洗浄装置)
20 乾燥ユニット
22 第1基板搬送ロボット
24 基板搬送ユニット
26 第2基板搬送ロボット
28 第3基板搬送ロボット
30 制御装置
31 基板ホルダ
32 液体供給装置
33 異物除去材供給装置
35 異物除去材
38 供給ロール
39 押圧ヘッド
40 剥離装置
45 固化装置
48 巻き取りロール
14a,14b,14c,14d 研磨ユニット
16 第1洗浄ユニット(基板洗浄装置)
18 第2洗浄ユニット(基板洗浄装置)
20 乾燥ユニット
22 第1基板搬送ロボット
24 基板搬送ユニット
26 第2基板搬送ロボット
28 第3基板搬送ロボット
30 制御装置
31 基板ホルダ
32 液体供給装置
33 異物除去材供給装置
35 異物除去材
38 供給ロール
39 押圧ヘッド
40 剥離装置
45 固化装置
48 巻き取りロール
Claims (17)
- 基板の洗浄面全体から異物を除去する基板洗浄装置であって、
前記基板を保持する基板ホルダと、
前記基板の洗浄面全体に液体を供給する液体供給装置と、
前記液体に濡れた洗浄面全体に、前記液体に溶解可能な高分子材料を少なくとも含む異物除去材を供給する異物除去材供給装置と、
前記基板に供給された異物除去材の高分子材料を固化する固化装置と、
前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥がす剥離装置と、を備えた、基板洗浄装置。 - 前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、
前記異物除去材供給装置は、
前記異物除去材が巻かれた供給ロールと、
前記供給ロールから前記基板の洗浄面に供給された異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付ける押圧ヘッドと、を備え、
前記剥離装置は、前記固化装置によって前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥離する剥離ローラを備える、請求項1に記載の基板洗浄装置。 - 前記押圧ヘッドは、
前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付ける押圧ローラと、
前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させるローラ移動装置と、を備え、
前記固化装置は、前記押圧ヘッドに内蔵された加熱機である、請求項2に記載の基板洗浄装置。 - 前記押圧ヘッドは、
前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付ける押圧ローラと、
前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させるヘッド移動装置と、を備え、
前記固化装置は、
前記押圧ヘッドとは別体に設けられ、前記基板の洗浄面に押圧される加熱ローラと、
前記加熱ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させるローラ移動装置と、を備える、請求項2に記載の基板洗浄装置。 - 前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、
前記異物除去材供給装置は、
前記異物除去材が巻かれた供給ロールと、
一対の入口ローラと、
一対の出口ローラと、を備え、
前記一対の入口ローラおよび前記一対の出口ローラは、それぞれ、前記基板が前記供給ロールに巻かれた異物除去材とともに突入可能なように互いに対向して配置されており、
前記固化装置は、前記一対の入口ローラおよび前記一対の出口ローラとの間に配置されている、請求項1に記載の基板洗浄装置。 - 前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、
前記異物除去材供給装置は、
前記異物除去材が巻かれた供給ロールと、
前記基板の洗浄面よりも大きい底面を備えた押圧構造体と、
前記押圧構造体を上下動させるヘッド上下動装置と、を備え、
前記剥離装置は、前記固化装置によって前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の表面から剥離する巻き取りローラを備える、請求項1に記載の基板洗浄装置。 - 前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む異物除去層と、前記異物除去層を支持する基材層と、を含む帯状のテープ材である、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
- 前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む異物除去層のみを有する帯状のシート材である、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
- 前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む液状材であり、
前記異物除去材供給装置は、前記異物除去材を前記基板の洗浄面に吐出する除去材ノズルを備える、請求項1に記載の基板洗浄装置。 - 基板の洗浄面全体から異物を除去する基板洗浄方法であって、
前記基板を基板ホルダで保持し、
前記基板の洗浄面全体に液体を供給し、
前記液体に濡れた洗浄面全体に、前記液体に溶解可能な高分子材料を少なくとも含む異物除去材を供給し、
前記基板に供給された異物除去材の高分子材料を固化し、
前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥がす、基板洗浄方法。 - 前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、
前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記異物除去材が巻かれた供給ロールから該異物除去材を前記基板の洗浄面に供給しつつ、押圧ヘッドが前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けることで行われ、
前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥離する工程は、巻き取りローラが前記異物除去材を巻き取ることで行われる、請求項10に記載の基板洗浄方法。 - 前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記押圧ヘッドの押圧ローラが前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けつつ、前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させることにより行われ、
前記高分子材料を固化する工程は、前記押圧ヘッドに内蔵された加熱機によって行われる、請求項11に記載の基板洗浄方法。 - 前記固化装置は、前記押圧ヘッドとは別体に設けられ、前記基板の洗浄面に押圧される加熱ローラを備え、
前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記押圧ヘッドの押圧ローラが前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けつつ、前記押圧ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させることにより行われ、
前記高分子材料を固化する工程は、前記加熱ローラを前記基板の洗浄面に沿って移動させることによって行われる、請求項11に記載の基板洗浄方法。 - 前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、
前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記基板の洗浄面全体に供給ロールから異物除去材を供給しつつ、前記基板と前記異物除去材とを、一対の入口ローラと一対の出口ローラとのそれぞれに設けられた隙間に突入させることで行われ、
前記高分子材料を固化する工程は、前記一対の入口ローラおよび前記一対の出口ローラとの間に配置された固化装置によって行われる、請求項10に記載の基板洗浄方法。 - 前記異物除去材は、帯状のテープ材であり、
前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記異物除去材を前記基板の洗浄面に押し付けつつ、前記基板の洗浄面よりも大きい底面を備えた押圧構造体を前記基板の洗浄面に押圧させることにより行われ、
前記高分子材料が固化された異物除去材を前記基板の洗浄面から剥離する工程は、巻き取りローラが前記異物除去材を巻き取ることで行われる、請求項10に記載の基板洗浄方法。 - 前記異物除去材は、前記高分子材料を少なくとも含む液状材であり、
前記異物除去材を前記基板の洗浄面全体に供給する工程は、前記異物除去材を除去材ノズルから前記基板の洗浄面に吐出することで行われる、請求項10に記載の基板洗浄方法。 - 基板を研磨する基板研磨装置と、
前記研磨装置で研磨された基板を洗浄する基板洗浄装置と、を備え、
前記基板洗浄装置は、請求項1に記載の基板洗浄装置である、基板処理装置。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2025004564A JP2026121663A (ja) | 2025-01-14 | 2025-01-14 | 基板洗浄装置、基板処理装置、および基板洗浄方法 |
| PCT/JP2025/043439 WO2026154870A1 (ja) | 2025-01-14 | 2025-12-12 | 基板洗浄装置、基板処理装置、および基板洗浄方法 |
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| JP2025004564A Pending JP2026121663A (ja) | 2025-01-14 | 2025-01-14 | 基板洗浄装置、基板処理装置、および基板洗浄方法 |
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| WO (1) | WO2026154870A1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JP2004327561A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Ebara Corp | 基板処理方法及び基板処理装置 |
| JP2019091746A (ja) * | 2017-11-13 | 2019-06-13 | 株式会社荏原製作所 | 基板の表面を処理する装置および方法 |
| JP7765965B2 (ja) * | 2021-03-19 | 2025-11-07 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理方法、基板処理装置、および、ポリマー含有液 |
| JP7876331B2 (ja) * | 2022-04-27 | 2026-06-19 | キヤノン株式会社 | 異物除去方法、形成方法、物品の製造方法、異物除去装置、システム、およびテンプレート |
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2025
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- 2025-12-12 WO PCT/JP2025/043439 patent/WO2026154870A1/ja active Pending
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|---|---|
| WO2026154870A1 (ja) | 2026-07-23 |