JP7842212B2 - モータ駆動装置、モータ駆動方法およびモータ駆動プログラム - Google Patents

モータ駆動装置、モータ駆動方法およびモータ駆動プログラム

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Description

この出願で言及する実施例は、モータ駆動装置、モータ駆動方法およびモータ駆動プログラムに関する。
近年、工作機械、鍛圧機械、射出成形機、産業機械、或いは、各種ロボット内の交流モータを駆動するモータ駆動装置においては、交流電源から供給される交流電力を直流電力に一旦変換したのちさらに交流電力へ変換し、この交流電力を駆動軸ごとに設けられたモータに駆動電力としてモータ動力線を介して供給している。
そのため、モータ駆動装置は、交流電源側から入力された交流電力を直流電力に変換(整流)するコンバータ(整流器)、および、コンバータの直流側であるDCリンクにおける直流電力を交流電力に変換するインバータを備える。
従来、インバータにおいて、短絡による過電流を検出した場合、その過電流を早期に遮断するために、過電流を検出したら直ちに短絡経路上のスイッチング素子を遮断(オフ)するのが一般的である。
しかしながら、例えば、多相交流モータを駆動するインバータにおいて、過電流を検出した短絡経路上のスイッチング素子を直ちにオフすると、回路によっては電流オフ時のターンオフのエネルギーにより、DCリンク上に電圧振動が発生する。さらに、短絡箇所や回路構成によっては、電圧振動の反射や重ね合わせ等により、過電流を検出した相よりも大きな電圧振動が他のスイッチング素子に印加される事態が発生する。そのため、過電流を遮断した相の電圧に問題がなくても他の相が過電圧となって、短絡経路外のスイッチング素子が過電圧破壊する虞がある。
従来、多相交流モータを駆動するインバータにおける短絡に注目し、短絡による過電流が発生した場合におけるスイッチング素子の過電圧破壊を低減するようにした様々な提案がなされている。
特開2008-118834号公報 特開2013-198182号公報
前述したように、例えば、多相交流モータを駆動するインバータにおいて、過電流を検出した短絡経路上のスイッチング素子を直ちにオフすると、過電流を検出した相よりも大きな電圧振動が他のスイッチング素子に印加されて過電圧破壊が生じる虞がある。
さらに、例えば、過電流を検出した後、スイッチング素子に対して全相同時に遮断の指令を入れたとしても、実際にスイッチング素子が完全にオフするまでに時間を要するため、電圧の振動が一対のスイッチング素子の一方のみにかかって過電圧破壊が生じる虞がある。
本発明が解決しようとする課題は、インバータにおけるパワー素子の短絡が生じてもパワー素子の過電圧破壊を防止できるモータ駆動装置、モータ駆動方法およびモータ駆動プログラムの提供にある。
本発明に係る一実施形態によれば、多相交流モータを駆動する複数のスイッチング素子を含むインバータからの複数相の出力電流を検出して取得する取得部と、前記取得部が取得した前記複数相の出力電流に基づいて前記複数のスイッチング素子における過電流を判定する判定部と、前記判定部の判定に基づいてスイッチング指令を生成して前記複数のスイッチング素子に出力する生成部と、を備えるモータ駆動装置が提供される。
前記生成部は、前記判定部により過電流が流れていると判定されたとき、前記判定部により過電流が流れていないと判定された相における少なくとも1つのスイッチング素子に対してオフ指令を出力した後、前記判定部により過電流が流れていると判定された相における少なくとも1つのスイッチング素子に対してオフ指令を出力する。
本発明の目的および効果は、特に請求項において指摘される構成要素および組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるであろう。前述の一般的な説明および後述の詳細な説明の両方は、例示的および説明的なものであり、請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
図1は、本実施形態に係るモータ駆動装置の一例を概略的に示すブロック図である。 図2は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第1実施例を従来例と比較して説明するための図である。 図3は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第1実施例を説明するための図である。 図4は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第2実施例を説明するための図である。 図5は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第3実施例を説明するための図である。 図6は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第4実施例を説明するための図である。 図7は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第5実施例を説明するための図である。 図8は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第6実施例を説明するための図である。 図9は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第1変形例を説明するための図である。 図10は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第2変形例を説明するための図である。
以下、本実施形態に係るモータ駆動装置、モータ駆動方法およびモータ駆動プログラムの実施例を、添付図面を参照して詳述する。図1は、本実施形態に係るモータ駆動装置の一例を概略的に示すブロック図である。図1において、参照符号1は交流電源、3はモータ(多相交流モータ)、4は制御部、そして、100はモータ駆動装置を示す。ここで、交流電源1の相数は、三相でも単相でもよく、例えば、三相交流400V電源、三相交流200V電源、三相交流600V電源、単相交流100V電源等である。なお、以下の記述では、一例として、交流電源1を三相交流電源とし、モータ3を三相交流モータとして説明する。
図1に示されるように、モータ駆動装置100は、三相交流電源1からの電力を入力とし、三相モータ3の各相(U相、V相およびW相)の駆動電力を出力するもので、コンバータ21,インバータ22,DCリンクコンデンサ23および制御部4を備える。コンバータ21は、例えば、三相フルブリッジ回路として構成され、交流入力側から入力された交流電力を直流電力に変換して直流出力側のDCリンクに出力する整流器である。DCリンクコンデンサ23は、コンバータ21の直流出力の脈動分を平滑すると共に、インバータ22に出力する直流電力を蓄積する。
インバータ22は、DCリンクを介してコンバータ21に接続され、DCリンクにおける直流電力をモータ駆動のための交流電力に変換して出力する。すなわち、インバータ22は、コンバータ21の出力をDCリンクコンデンサ23で平滑および蓄積した直流電力を受け取り、制御部4からの制御信号(制御指令)に基いて三相交流モータ3を駆動制御する。
図1に示す例では、モータ3を三相交流モータとしたので、インバータ22は三相フルブリッジ回路として構成されている。すなわち、インバータ22は、三相交流モータ3のU相,V相およびW相に対して、それぞれ高電位電源線および低電位電源線に接続されたパワー半導体(パワー素子)T1,T4、T2,T5およびT3,T6、並びに、各パワー半導体に対して逆並列に接続された還流ダイオード(FWD:Free Wheeling Diode)D1,D4、D2,D5およびD3,D6を含む。
ここで、パワー半導体T1,T4、T2,T5,T3,T6としては、例えば、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)が適用されるが、IGBTに限定されず、FET(Field-Effect Transistor)、サイリスタ、GTO(Gate Turn-Off thyristor)、SiC-MOSFET(Silicon Carbide Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor:シリコンカーバイド金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)およびGaN(窒化ガリウム)を用いたパワー半導体など様々なパワー素子を適用することができる。
図1において、参照符号Uaは、U相のプルアップ側スイッチング素子(T1およびD1)を示し、Ubは、U相のプルダウン側スイッチング素子(T4およびD4)を示す。同様に、参照符号Vaは、V相のプルアップ側スイッチング素子(T2およびD2)を示し、Vbは、V相のプルダウン側スイッチング素子(T5およびD5)を示す。さらに、参照符号Waは、W相のプルアップ側スイッチング素子(T3およびD3)を示し、Wbは、W相のプルダウン側スイッチング素子(T6およびD6)を示す。なお、以下の説明では、一例として、インバータ22は三相交流モータ3を駆動するものとしているが、本実施形態のモータ駆動装置100は、三相交流モータを駆動制御するものに限定されず、例えば、4相,6相,12相といった様々な多相交流モータを駆動制御するものであってもよいのはもちろんである。
[第1実施例]
図2は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第1実施例を従来例と比較して説明するための図である。ここで、図2(A)は、高電位電源線(プルアップ側)から低電位電源線(プルダウン側)に過電流(短絡電流)が流れる一例、および、その時のスイッチング素子の遮断処理の一例を説明するための図である。図2(B)は、図2(A)のように過電流が流れたときにおける本第1実施のモータ駆動装置によるスイッチング素子の遮断処理の一例を説明するための図である。
三相交流モータ3を駆動制御するインバータ22は、U相、V相およびW相に設けられた一対のスイッチング素子Ua,Ub,Va,VbおよびWa,Wb(例えば、6個のスイッチング素子)を備え、三相交流モータ3の駆動時には、それら一対のスイッチング素子の一方(例えば、3個のスイッチング素子)がオンして他方(例えば、3個のスイッチング素子)がオフする。
具体的に、図2(A)に示されるように、例えば、一方のスイッチング素子Ua,Vb,Waがオンして、他方のスイッチング素子Ub,Va,Wbがオフするとき、U相とV相の間に短絡(相間短絡)が生じ、過電流が、高電位電源線からスイッチング素子UaおよびVbを経由して低電位電源線に流れる場合を考える。このとき、従来例としては、一般的に、短絡経路上のスイッチング素子UaおよびVbに対してオフ指令を出力して遮断(ON→OFFへ制御)する。
ここで、W相の一対のスイッチング素子Wa,Wbにおいて、一方のスイッチング素子Waがオンして他方のスイッチング素子Wbがオフしている。そのため、例えば、短絡経路上のスイッチング素子UaおよびVbがオンからオフになると、過電流を検出したU相およびV相よりも大きな電圧振動がW相のスイッチング素子Wbの両端に印加され、スイッチング素子Wbに過電圧破壊が生じる虞がある。
このような場合、本第1実施例のモータ駆動装置によれば、図2(B)に示されるように、短絡経路上のスイッチング素子Ua,Vbをオンからオフに切り替える前に、例えば、W相におけるスイッチング素子Waをオンからオフに切り替える。これにより、図2(A)におけるスイッチング素子Wbの両端に印加された電圧振動(過電圧,サージ電圧)を、スイッチング素子Wa,Wbで分圧して過電圧破壊を防止(低減)することができる。すなわち、本第1実施例によれば、過電流が流れていない(短絡経路ではない)W相におけるスイッチング素子Waに対してオフ指令を出力した後、過電流が流れている(短絡経路上に存在する)スイッチング素子Ua,Vbに対してオフ指令を出力する。
図3は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第1実施例を説明するための図である。ここで、図3(A)は、第1実施例における短絡およびその時の動作を説明するための回路図であり、図3(B)は、第1実施例における制御処理(モータ駆動プログラムの処理)の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図3(A)および図3(B)は、上述した図2(A)および図2(B)と同様に、U相とV相の間に短絡(相間短絡)が生じ、過電流が高電位電源線からスイッチング素子UaおよびVbを経由して低電位電源線に流れる場合を示す。
図3(A)に示されるように、第1実施例のモータ駆動装置100(制御部4)は、取得部41,判定部42および生成部43を備える。取得部41は、三相交流モータ3を駆動する6個のスイッチング素子Ua,Ub,Va,Vb,Wa,Wbを含むインバータ22からの三相の出力電流を検出して取得する。判定部42は、取得部41が取得した三相の出力電流に基づいて6個のスイッチング素子Ua,Ub,Va,Vb,Wa,Wbにおける過電流を判定する。生成部43は、判定部42の判定に基づいてスイッチング指令を生成して6個のスイッチング素子Ua,Ub,Va,Vb,Wa,Wbに出力する。
ここで、参照符号C1,C2,C3,C4,C5,C6は、それぞれ生成部43から出力される制御指令(制御信号)を受け取って対応するスイッチング素子Ua,Ub,Va,Vb,Wa,Wbのオン/オフを制御する駆動部を示す。なお、駆動部C1~C6としては、知られている様々な構成を適用することができるのは言うまでもない。
生成部43は、例えば、判定部42がU相およびV相(U相およびV相におけるスイッチング素子Ua,Vb)に過電流が流れていると判定したとき、判定部42により過電流が流れていないと判定されたW相(W相におけるスイッチング素子Wa:P11)に対してオフ指令を出力する。その後、判定部42により過電流が流れていると判定されたU相およびV相におけるスイッチング素子Ua,Vb(P12)に対してオフ指令を出力する。
すなわち、図3(B)に示されるように、第1実施例におけるモータ駆動プログラムの処理の一例が開始すると、ステップST11において、取得部41がインバータ22から三相交流モータ3を駆動する各相の電流(U相,V相,W相の駆動電流)を取得し、ステップST12に進む。ステップST12では、判定部42が各相の過電流の有無を判定し、過電流が「無」と判定するとステップST11に戻り、過電流が「有」と判定するとステップST13に進む。
ステップST13では、生成部43が以下の順序でスイッチング素子を遮断するためにオフ指令を生成する。すなわち、生成部43は、1. 過電流と判定されていない相におけるスイッチング素子Waをオフするためのオフ指令を出力(P11)し、その後、2. 過電流と判定された相におけるスイッチング素子Ua,Vbをオフするためのオフ指令を出力(P12)する。そして、ステップST14に進んで、上記生成部43の生成のタイミングに従ってスイッチング素子を遮断する。すなわち、駆動部C1,C2,C3,C4,C5,C6が、それぞれ生成部43から出力される制御指令を受け取って、対応するスイッチング素子Ua,Ub,Va,Vb,Wa,Wbのオン/オフを制御する。
このように、本第1実施例によれば、例えば、判定部42によりU相およびV相(U相およびV相におけるスイッチング素子)に過電流が流れていると判定されたとき、生成部43は、判定部42により過電流が流れていないと判定されたW相における少なくとも1つのスイッチング素子Waに対してオフ指令を出力(P11)する。その後、生成部43は、判定部42により過電流が流れていると判定されたU相およびV相における少なくとも1つのスイッチング素子Ua,Vbに対してオフ指令を出力(P12)する。これにより、例えば、図2(A)および図2(B)を参照して説明したように、W相におけるスイッチング素子Wbの過電圧破壊を防ぐことができる。
[第2実施例]
図4は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第2実施例を説明するための図である。ここで、図4(A)は、第2実施例における短絡およびその時の動作を説明するための回路図であり、図4(B)は、第2実施例におけるモータ駆動プログラムの処理の一例を説明するためのフローチャートである。図4(A)および図4(B)は、上述した図3(A)および図3(B)と同様に、U相とV相の間に短絡が生じ、過電流が高電位電源線からスイッチング素子UaおよびVbを経由して低電位電源線に流れる場合を示す。
図4(A)および図4(B)と、上述した図3(A)および図3(B)の比較から明らかなように、本第2実施例では、U相におけるスイッチング素子UaとV相におけるスイッチング素子Vbを時間差を設けて遮断する。すなわち、判定部42がU相とV相の間に短絡が生じたと判定したとき、生成部43は、第1実施例のように、スイッチング素子UaおよびVbに対して同時にオフ指令を出力(図3(A)におけるP12)するのではなく、本第2実施例において、生成部43は、例えば、スイッチング素子Uaに対してオフ指令を出力(P22)し、時間差を設けてスイッチング素子Vbに対してオフ指令を出力(P23)する。
図4(B)に示されるように、第2実施例におけるモータ駆動プログラムの処理の一例が開始すると、ステップST21において、取得部41がインバータ22から出力される三相交流モータ3のU相,V相およびW相の駆動電流を取得し、ステップST22に進む。ステップST22では、判定部42が各相の過電流の有無を判定し、過電流が「無」と判定するとステップST21に戻り、過電流が「有」と判定するとステップST23に進む。
ステップST23では、生成部43が以下の順序でスイッチング素子を遮断するためにオフ指令を生成する。すなわち、生成部43は、1. 過電流と判定されていない相におけるスイッチング素子Waをオフするためのオフ指令を出力(P21)する。その後、2. 過電流と判定された相における少なくとも1つの相(U相におけるスイッチング素子Ua)をオフするためのオフ指令を出力(P22)する。さらに、時間差を設けて、3. 過電流と判定された残りの相(V相におけるスイッチング素子Vb)をオフするためのオフ指令を出力(P23)する。そして、ステップST24に進んで、上記生成部43の生成のタイミングに従って、例えば、駆動部(C1~C6)を介してスイッチング素子を遮断(遮断制御)する。
このように、本第2実施例によれば、図4(A)に示されるように、生成部43は、例えば、判定部42により過電流が流れていないと判定された少なくとも1つの相(W相)におけるスイッチング素子Wa(Wa,Wb)に対してオフ指令を出力(P21)する。その後、判定部42により過電流が流れていると判定された残りの相(U相)におけるスイッチング素子Uaに対してオフ指令を出力(P22)し、さらに、時間差を設けて、判定部42により過電流が流れていると判定された残りの相(V相)におけるスイッチング素子Vbに対してオフ指令を出力(P23)する。
すなわち、本第2実施例によれば、過電流が流れていると判定された相におけるスイッチング素子Ua,Vbを時間差を設けて遮断することで瞬間的に印加される電圧レベルを低減し、より一層スイッチング素子の過電圧破壊を防止することが可能になる。
[第3実施例]
図5は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第3実施例を説明するための図である。ここで、図5(A)は、第3実施例における短絡およびその時の動作を説明するための回路図であり、図5(B)は、第3実施例における制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図5(A)および図5(B)は、U相と低電位電源線(接地線)の間に短絡(地絡)が生じ、過電流が高電位電源線からスイッチング素子Uaを経由して低電位電源線に流れる場合を示す。
図5(A)に示されるように、例えば、U相に地絡が生じた場合、生成部43は、判定部42により過電流が流れていないと判定されたV相およびW相におけるスイッチング素子Va,Vb,Wa,Wbに対してオフ指令を出力(P31)する。その後、判定部42により過電流が流れていると判定されたU相におけるスイッチング素子Uaに対してオフ指令を出力(P32)する。
図5(B)に示されるように、第3実施例におけるモータ駆動プログラムの処理の一例が開始すると、ステップST31において、取得部41がインバータ22から出力される三相交流モータ3のU相,V相およびW相の駆動電流を取得し、ステップST32に進む。ステップST32では、判定部42が各相の過電流の有無を判定し、過電流が「無」と判定するとステップST31に戻り、過電流が「有」と判定するとステップST33に進む。
ステップST33では、生成部43が以下の順序でスイッチング素子を遮断するためにオフ指令を生成する。すなわち、生成部43は、1. 過電流と判定されていない複数の相(V相,W相)におけるスイッチング素子を遮断するためのオフ指令を出力する。その後、2. 過電流と判定された相(U相)におけるスイッチング素子を遮断するためにオフ指令を出力する。そして、ステップST34に進んで、上記生成部43の生成のタイミングに従ってスイッチング素子を遮断する。
すなわち、図5(A)に示されるように、本第3実施例によれば、生成部43は、例えば、判定部42により過電流が流れていないと判定された複数の相(V相,W相)におけるスイッチング素子Va,Vb,Wa,Wbに対してオフ指令を出力(P31)する。その後、判定部42により過電流が流れていると判定された少なくとも1つの相(U相)におけるスイッチング素子Uaに対してオフ指令を出力(P32)する。
[第4実施例]
図6は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第4実施例を説明するための図である。ここで、図6(A)は、第4実施例における短絡およびその時の動作を説明するための回路図であり、図6(B)は、第4実施例における制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。図6(A)および図6(B)は、上述した図5(A)および図5(B)と同様に、U相に地絡が生じ、過電流が高電位電源線からスイッチング素子Uaを経由して接地線(低電位電源線)に流れる場合を示す。
図6(A)に示されるように、本第4実施例は、判定部42により過電流が流れていないと判定されたV相,W相におけるスイッチング素子Va,Vb,Wa,Wbを同時に遮断するのではなく、タイミングをずらして遮断するものである。
図6(B)に示されるように、第4実施例におけるモータ駆動プログラムの処理の一例が開始すると、ステップST41において、取得部41がインバータ22から出力される三相交流モータ3のU相,V相およびW相の駆動電流を取得し、ステップST42に進む。ステップST42では、判定部42が各相の過電流の有無を判定し、過電流が「無」と判定するとステップST41に戻り、過電流が「有」と判定するとステップST43に進む。
ステップST43では、生成部43が以下の順序でスイッチング素子を遮断するためにオフ指令を生成する。すなわち、生成部43は、1. 過電流と判定されていない複数の相(V相,W相)のうち、一部の相(W相)におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する。その後、2. 判定部42により過電流が流れていないと判定された複数の相の残りの相(V相)におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する。さらにその後、3. 判定部42により過電流と判定された相(U相)におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する。そして、ステップST44に進んで、上記生成部43の生成のタイミングに従ってスイッチング素子を遮断する。
すなわち、図6(A)に示されるように、本第4実施例によれば、生成部43は、例えば、判定部42により過電流が流れていないと判定された複数の相(V相,W相)のうち、一部の相(W相)におけるスイッチング素子Wa,Wbに対してオフ指令を出力(P41)する。その後、判定部42により過電流が流れていないと判定された複数の相(V相,W相)の残りの相(V相)におけるスイッチング素子Va,Vbに対してオフ指令を出力(P42)する。さらにその後、判定部42により過電流と判定された相(U相)におけるスイッチング素子Uaに対してオフ指令を出力(P43)する。
[第5実施例]
図7は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第5実施例を説明するための図である。ここで、図7(A)は、第5実施例における短絡およびその時の動作を説明するための回路図であり、図7(B)は、第5実施例における制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図7(A)および図7(B)は、U相,V相およびW相のすべてに短絡(三相短絡)が生じ、過電流が高電位電源線からスイッチング素子Ua,Vb,Wbを経由して低電位電源線に流れる場合を示す。
図7(A)に示されるように、生成部43は、判定部42により全相(U相,V相,W相)で過電流が流れていると判定されたとき、少なくとも1つの相(W相)におけるスイッチング素子Wbに対してオフ指令を出力(P51)し、その後、少なくとも1つの相以外の残りの相(V相)におけるスイッチング素子(Vb)に対してオフ指令(P52)を出力する。さらにその後、少なくとも1つの相以外の残りの相(U相)におけるスイッチング素子(Ua)に対してオフ指令(P53)を出力する。
図7(B)に示されるように、第5実施例におけるモータ駆動プログラムの処理の一例が開始すると、ステップST51において、取得部41がインバータ22から出力される三相交流モータ3のU相,V相およびW相の駆動電流を取得し、ステップST52に進む。ステップST52では、判定部42が全相すべてでの過電流の有無を判定し、全相すべてでの過電流が「有」と判定するとステップST53に進み、全相すべてでの過電流が「無」と判定すると、ステップST51に戻る。
ステップST53では、生成部43が以下の順序でスイッチング素子を遮断するためにオフ指令を生成する。すなわち、生成部43は、1. 少なくとも1つの相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する。その後、2. 残りの相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する。そして、ステップST54に進んで、上記生成部43の生成のタイミングに従ってスイッチング素子を遮断する。
すなわち、図7(A)に示されるように、本第5実施例によれば、生成部43は、例えば、判定部42が全相すべてに過電流が流れて三相短絡が生じていると判定すると、少なくとも1つの相(W相)におけるスイッチング素子Wbに対してオフ指令を出力(P51)する。その後、W相以外のV相におけるスイッチング素子Vbに対してオフ指令を出力(P52)する。さらにその後、W相以外のU相におけるスイッチング素子Uaに対してオフ指令を出力(P53)する。ここで、スイッチング素子Wbに対してオフ指令を出力(P51)した後、スイッチング素子VbおよびUaに対して同時にオフ指令を出力することもできる。
[第6実施例]
図8は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第6実施例を説明するための図である。ここで、図8(A)は、第6実施例における短絡およびその時の動作を説明するための回路図であり、図8(B)は、第6実施例における制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。ここで、図8(A)は、実質的に上述した図7(A)と同様のものである。
図8(A)に示されるように、生成部43は、判定部42により全相(U相,V相,W相)で過電流が流れていると判定されたとき、構造上端にある相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力し、その後、残りの相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する。すなわち、本第6実施例は、上述した第5実施例において、構造上端にある相(W相:回路構成において、配線端に位置するW相)におけるスイッチング素子Wbに対して最初にオフ指令を出力(P61)する。その後は、実質的に第5実施例と同様である。
図8(B)に示されるように、第6実施例におけるモータ駆動プログラムの処理の一例が開始すると、ステップST61において、取得部41がインバータ22から出力される三相交流モータ3のU相,V相およびW相の駆動電流を取得し、ステップST62に進む。ステップST62では、判定部42が全相すべてでの過電流の有無を判定し、全相すべてでの過電流が「有」と判定するとステップST63に進み、全相すべてでの過電流が「無」と判定すると、ステップST61に戻る。
ステップST63では、生成部43が以下の順序でスイッチング素子を遮断するためにオフ指令を生成する。すなわち、生成部43は、1. 構造上端にある相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する。その後、2. 残りの相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する。そして、ステップST64に進んで、上記生成部43の生成のタイミングに従って(駆動部C1~C6を介して)スイッチング素子を遮断制御する。
すなわち、図8(A)に示されるように、本第6実施例によれば、生成部43は、例えば、判定部42が全相すべてに過電流が流れて三相短絡が生じていると判定すると、構造上配線の端に存在するW相におけるスイッチング素子Wbに対して最初にオフ指令を出力(P61)する。その後、W相以外のV相におけるスイッチング素子Vbに対してオフ指令を出力(P62)する。さらにその後、W相以外のU相におけるスイッチング素子Uaに対してオフ指令を出力(P63)する。ここで、スイッチング素子Wbに対して最初にオフ指令を出力(P61)した後、スイッチング素子VbおよびUaに対して同時にオフ指令を出力することもできる。
このように、第1実施例~第6実施例のモータ駆動装置によれば、例えば、インバータにおける相間短絡、地絡および三相短絡といった様々な過電流が流れる場合において、スイッチング素子における過電圧破壊を防止することが可能になる。
[第1変形例]
図9は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第1変形例を説明するための図である。ここで、図9(A)は、第1変形例における短絡およびその時の動作を説明するための回路図であり、図9(B)は、第1変形例における制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図9(A)と、前述した図3(A)の比較から明らかなように、本第1変形例において、取得部41は、モータ3を駆動するすべての相(U相,V相,W相)の出力電流ではなく、インバータ22における少なくとも1つの相(W相)の出力電流を除く複数相(U相,V相)の出力電流を検出して取得する。すなわち、W相の出力電流は、取得部41により取得されたU相およびV相の出力電流に基づいて、推定部44が推定するようになっている。
このように、本第1変形例は、前述した第1実施例~第6実施例に対して適用することができる。なお、推定部44により推定する出力電流は、1つの相に限定されるものではなく、例えば、交流モータ3の相数が増加し、それに伴ってインバータ22の電流出力の数も増加する場合には、2つ以上の場合もあり得るのは言うまでもない。ここで、図9(A)および図9(B)は、本第1変形例を、図3(A)および図3(B)を参照して説明した第1実施例に適用したものを示すが、第2実施例~第6実施例に対しても適用可能なのは、前述した通りである。
図9(B)に示されるように、第1変形例におけるモータ駆動プログラムの処理の一例が開始すると、ステップST71において、取得部41がインバータ22から出力される三相交流モータ3のU相およびV相の駆動電流を取得し、ステップST72に進む。ステップST72では、取得部41が取得したU相およびV相の駆動電流等に基づいてW相の駆動電流を推定し、ステップST73に進む。
ステップST73では、判定部42が全相すべてでの過電流の有無(各相の過電流の有無)を判定し、全相すべてでの過電流が「有」と判定するとステップST74に進み、全相すべてでの過電流が「無」と判定すると、ステップST71に戻る。ステップST74では、生成部43が以下の順序でスイッチング素子を遮断するためにオフ指令を生成する。すなわち、生成部43は、1. 過電流と判定されていない相(W相)におけるスイッチング素子Wa(Wa,Wb)に対してオフ指令を出力する。その後、2. 過電流と判定されていない相(U相,V相)におけるスイッチング素子Ua,Vbに対してオフ指令を出力する。ここで、図9(A)では、スイッチング素子Vb(Va,Vb)に対してオフ指令を出力(P72)した後、スイッチング素子Ua(Ua,Ub)に対してオフ指令を出力(P73)しているが、スイッチング素子Ua,Vb(Ua,Ub,Va,Vb)に対して同時にオフ指令を出力することもできる。
[第2変形例]
図10は、本実施形態に係るモータ駆動装置の第2変形例を説明するための図である。ここで、図10(A)は、第2変形例における短絡およびその時の動作を説明するための回路図であり、図10(B)は、第2変形例における制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図10(A)および図10(B)は、図9(A)および図9(B)を参照して説明した第1変形例を適用したものを示し、図10(A)は、上述した図9(A)と同様のものである。すなわち、本第2変形例は、第1変形例を適用した第1実施例~第6実施例に対して適用することができるが、第1変形例を適用しない第1実施例~第6実施例に対して適用することもできる。換言すると、第1変形例および第2変形例は、第1実施例~第6実施例に対して任意に(適宜)適用することができる。
図10(B)に示されるように、第2変形例におけるモータ駆動プログラムの処理の一例が開始すると、ステップST81において、取得部41がインバータ22から出力される三相交流モータ3のU相およびV相の駆動電流を取得し、ステップST82に進む。ステップST82では、取得部41が取得したU相およびV相の駆動電流等に基づいてW相の駆動電流を推定し、ステップST83に進む。
ステップST83では、判定部42が各相の電流とその時間変化(di/dt)から過電流の流れていない相をあらかじめオフする必要が有るかどうかを判定する。そして、ステップST83において、過電流が流れてオフする必要が「有}と判定すると、ステップST84に進み、上述した実施例1~実施例6(変形例1を適用した実施例1~実施例6)と同一の動作で遮断(同一の処理)を行う。ここで、判定部42によるオフする必要が有るかどうかの判定は、例えば、di/dt(時間当たりの電流変化)が、あらかじめ定めた所定値を超えるかどうかにより決めることができる。
第2変形例のように、例えば、di/dtと、あらかじめ定めた所定値の比較を行って過電流が流れた相であるか否かを決めることにより、不必要な処理を低減してモータ3の駆動を継続することが可能になる。なお、di/dtと比較する所定値は、適用する多相交流モータ3の容量や規格、並びに、モータ3が使用されるロボット等の仕様に基づいて最適な値が選択されることになる。
以上において、上述した第1実施例~第6実施例のモータ駆動装置、或いは、第1変形例および/または第2変形例が適用された第1実施例~第6実施例のモータ駆動装置は、モータ駆動方法、並びに、例えば、モータ駆動装置における演算装置に実行させるモータ駆動プログラムとして実施することもできる。
なお、前述した本実施形態に係るモータ駆動プログラムは、コンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体や不揮発性半導体記憶装置に記録して提供してもよく、また、有線または無線を介して提供してもよい。ここで、コンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体としては、例えば、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD-ROM等の光ディスク、或いは、ハードディスク装置等が考えられる。また、不揮発性半導体記憶装置としては、PROM(Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリ(Flash Memory)等が考えられる。さらに、サーバ装置からの配信としては、有線または無線によるWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)またはインターネット等を介した提供が考えられる。
以上、詳述したように、本実施形態に係るモータ駆動装置、モータ駆動方法およびモータ駆動プログラムによれば、インバータにおけるパワー素子の短絡が生じてもパワー素子の過電圧破壊を防止することが可能になる。
本開示の実施形態について詳述したが、本開示は上述した個々の実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、または、特許請求の範囲に記載された内容とその均等物から導き出される本発明の思想および趣旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、置き換え、変更、部分的削除等が可能である。例えば、上述した実施形態において、各動作の順序や各処理の順序は、一例として示したものであり、これらに限定されるものではない。また、上述した実施形態の説明に数値または数式が用いられている場合も同様である。
1 交流電源(三相交流電源)
3 モータ(三相交流モータ)
4 制御部
21 コンバータ
22 インバータ
23 DCリンクコンデンサ
41 取得部
42 判定部
43 生成部
44 推定部
100 モータ駆動装置

Claims (12)

  1. 多相交流モータを駆動する複数のスイッチング素子を含むインバータからの複数相の出力電流を検出して取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記複数相の出力電流に基づいて前記複数のスイッチング素子における過電流を判定する判定部と、
    前記判定部の判定に基づいてスイッチング指令を生成して前記複数のスイッチング素子に出力する生成部と、を備え、
    前記生成部は、前記判定部により過電流が流れていると判定されたとき、
    前記判定部により過電流が流れていないと判定された相における少なくとも1つのスイッチング素子に対してオフ指令を出力した後、
    前記判定部により過電流が流れていると判定された相における少なくとも1つのスイッチング素子に対してオフ指令を出力する、モータ駆動装置。
  2. 前記生成部は、
    前記判定部により過電流が流れていないと判定された少なくとも1つの相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力した後、
    前記判定部により過電流が流れていると判定された残りの相におけるスイッチング素子に対して、時間差を設けてオフ指令を出力する、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記生成部は、
    前記判定部により過電流が流れていないと判定された複数の相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力した後、
    前記判定部により過電流が流れていると判定された少なくとも1つの相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記生成部は、
    前記判定部により過電流が流れていないと判定された複数の相のうち、一部の相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力し、その後、
    前記判定部により過電流が流れていないと判定された複数の相の残りの相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力し、さらにその後、
    前記判定部により過電流が流れていると判定された少なくとも1つの相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記生成部は、
    前記判定部により全相で過電流が流れていると判定されたとき、少なくとも1つの相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力し、その後、
    前記少なくとも1つの相以外の残りの相におけるスイッチング素子に対してオフ指令を出力する、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記生成部は、
    前記判定部により全相で過電流が流れていると判定されたとき、構造上配線の端に存在するスイッチング素子に対して最初にオフ指令を出力する、請求項5に記載のモータ駆動装置。
  7. 前記取得部は、前記インバータにおける少なくとも1つの相の出力電流を除く複数相の出力電流を検出して取得し、
    さらに、前記取得部が取得した前記複数相の出力電流に基づいて、除かれた前記少なくとも1つの相の出力電流を推定する推定部を備え、
    前記判定部は、前記取得部が取得した前記複数相の出力電流および前記推定部が推定した前記少なくとも1つの相の出力電流に基づいて、前記複数のスイッチング素子における過電流を判定する、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のモータ駆動装置。
  8. 前記判定部は、前記取得部が取得した前記複数相の出力電流により、前記複数相の出力電流の時間変化に基づいて、前記複数のスイッチング素子における過電流を判定する、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のモータ駆動装置。
  9. さらに、
    前記生成部から出力される指令に基づいて、前記複数のスイッチング素子を駆動制御する駆動部を備える、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のモータ駆動装置。
  10. 前記多相交流モータは、三相交流モータであり、
    前記判定部は、前記三相交流モータにおけるU相、V相およびW相の少なくとも1つの相における少なくとも1つのスイッチング素子における過電流を判定する、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のモータ駆動装置。
  11. 多相交流モータを駆動する複数のスイッチング素子を含むインバータからの複数相の出力電流を検出して取得し、
    取得した前記複数相の出力電流に基づいて前記複数のスイッチング素子における過電流を判定し、
    判定された前記複数のスイッチング素子における過電流に基づいてスイッチング指令を生成し、
    前記スイッチング指令を前記複数のスイッチング素子に出力するモータ駆動方法であって、
    過電流が流れていると判定されたとき、
    過電流が流れていないと判定された相における少なくとも1つのスイッチング素子に対してオフ指令を出力した後、
    過電流が流れていると判定された相における少なくとも1つのスイッチング素子に対してオフ指令を出力する、モータ駆動方法。
  12. 演算処理装置に、
    多相交流モータを駆動する複数のスイッチング素子を含むインバータからの複数相の出力電流を検出して取得し、
    取得した前記複数相の出力電流に基づいて前記複数のスイッチング素子における過電流を判定し、
    判定された前記複数のスイッチング素子における過電流に基づいてスイッチング指令を生成し、
    前記スイッチング指令を前記複数のスイッチング素子に出力する、処理を実行させるモータ駆動プログラムであって、
    過電流が流れていると判定されたとき、前記演算処理装置に、
    過電流が流れていないと判定された相における少なくとも1つのスイッチング素子に対してオフ指令を出力した後、
    過電流が流れていると判定された相における少なくとも1つのスイッチング素子に対してオフ指令を出力する、処理を実行させるモータ駆動プログラム。
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