JP7829205B2 - 成形型及びこれを用いた複合成形品の製造方法 - Google Patents

成形型及びこれを用いた複合成形品の製造方法

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Description

本発明は、シート状のインサート部材と樹脂成形体とを備える複合成形品を一体成形する際に用いられる成形型及びこれを用いた複合成形品の製造方法に関する。
従来より、シート状のインサート部材と樹脂成形体とを備える複合成形品が知られている。このような複合成形品を形成する方法としては、例えば図8に示すような第1型201及び第2型202を備える成形型200を用いる方法が知られている。
この方法では、図8(a)に示すように、第1型201のキャビティ面に可撓性を有するシート状のインサート部材302を載置し、図8(b)に示すように、ゲート204を介してキャビティ203内に溶融樹脂rを射出する。キャビティ203内に充填された溶融樹脂rを固化させた後、離型し、図8(c)に示すように、ゲート204内で固化したゲート残り部303をカットすれば、インサート部材302と樹脂成形体301を備える複合成形体300を一体成形することができる。
しかしながら、この場合、シート状のインサート部材302が位置決めされていないので、溶融樹脂rの射出圧によってインサート部材302が押され、位置ずれしたり、インサート部材302の端部がめくれる等の現象が生じることがある。また、溶融樹脂rがインサート部材302と第1型201のキャビティ面との間に回り込むこともある。さらにこの場合、図8(c)のX方向矢視図(平面図)である図8(d)に示すように、樹脂成形体301の外面301aに、カットした痕(ゲート痕)301aaが外面301aに残ってしまうため、外面301a側を製品の意匠面(おもて面)とする場合、製品の美観を損ねる点が問題となる。さらに図8に示すような一方面側にのみインサート部材を備えたものだけでなく、樹脂成形体の両面にインサート部材を備えたものであっても、ゲート痕が目立たず、精度よく一体成形できるものが求められている。
下記特許文献1,2には、樹脂成形体の両面にインサート部材を備え、一方のインサート部材に形成された貫通孔を通ってキャビティ内に溶融樹脂を供給する成形型を用いた複合成形品の製造方法が開示されている。
特開2000-127198号公報 特開2002-264167号公報
上記特許文献1に開示の製造方法によれば、貫通孔がないインサート部材が設けられた面にゲート痕は形成されないが、貫通孔があるインサート部材が設けられた面に、貫通孔とは別に、インサート部材を位置決めするための位置決め凸部の痕が残ってしまう。また、ゲート側に配置されるインサート部材が可撓性を有するシートである場合、溶融樹脂の射出圧力によってインサート部材の端部が浮き上がり、インサート部材と成形型との間に溶融樹脂が回り込んでしまうおそれもある。
上記特許文献2に開示の製造方法は、家電製品等のスイッチ部等に利用されるELインサート成形品に関し、樹脂成形体を挟んで両面にインサート部材を配したものであるが、貫通孔が設けられたインサート部材は、三次元加工された樹脂シートであるので、可撓性を有するシートをインサート部材とすることが想定されたものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ゲート痕が目立たず、精度よくシート状のインサート部材を一体成形できる複合成形品を製造するための成形型及びこれを用いた複合成形品の製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の成形型は可撓性を有するシート状の第1インサート部材と該第1インサート部材の一方面に一体成形される樹脂成形体とを備える複合成形品を一体成形する際に用いられる成形型であって、相対して接離自在に設けられ、型閉めされることによって溶融樹脂が充填されるキャビティを形成する第1型及び第2型を備え、前記第1型は、前記第1インサート部材に形成された貫通孔に挿通され前記第1インサート部材を固定する突部と、該突部の先端部に形成され、前記キャビティ内に前記溶融樹脂を射出する樹脂供給口とを備え、前記第1型及び前記第2型は、前記キャビティを形成する第1キャビティ面及び第2キャビティ面をそれぞれ備え、前記樹脂供給口に対向して配される前記第2型の前記第2キャビティ面側に、前記樹脂成形体と一体成形される第2インサート部材が配置され、前記第2インサート部材は、前記第2型の前記第2キャビティ面に沿って配置される可撓性を有するシート状のものであり、前記第2型は、前記第1型の前記第1キャビティ面側へ突出し前記第2インサート部材を固定する一対の第2突起を有し、前記一対の第2突起は、外周面に前記第2インサート部材の端面が当接して該第2インサート部材を位置決めすることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の複合成形品の製造方法は、前記成形型を用いた複合成形品の製造方法であって、前記第1インサート部材の前記貫通孔に、前記第1型の前記突部を挿通させて前記第1インサート部材を位置決めする第1位置決め工程と、前記樹脂供給口から前記溶融樹脂を前記キャビティ内に射出し、前記樹脂成形体を成形する射出工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明の成形型は、上述した構成とされるため、ゲート痕が目立たず、精度よくシート状のインサート部材を一体成形できる複合成形品を製造することができる。
また、本発明の複合成形品の製造方法は、上述した構成とされるため、ゲート痕が目立たず、精度よくシート状のインサート部材を一体成形できる複合成形品を製造することができる。
(a)~(c)は第1実施形態に係る成形型を用いた複合成形品の製造方法を示す説明図(断面図)であり、(a)は第1インサート部材を第1型に配置する位置決め工程、(b)はキャビティ内に溶融樹脂を充填させる射出工程、(c)は離型して得られた複合成形品をそれぞれ示す。 (a)は第1実施形態に係る成形型を用いた複合成形品の製造方法の概略を示すフローチャート、(b)は第2実施形態に係る成形型を用いた複合成形品の製造方法の概略を示すフローチャートである。 (a)は第2実施形態に係る成形型を示す説明図(断面図)、(b)~(d)は第2実施形態の変形例をそれぞれ示す説明図(断面図)である。 (a)は第3実施形態に係る成形型を示す説明図(断面図)、(b)は第3実施形態の変形例をそれぞれ示す。 第4実施形態に係る成形型を示す説明図(断面図)を示す。 (a)は複合成形品の一例である便座を示す模式的斜視図、(b)は(a)のA-A’線矢視断面図である。 (a)~(c)はそれぞれ複合成形品の一例を示す説明図である。 (a)~(c)は従来の複合成形品の製造方法を示す説明図(断面図)、(d)は(c)のX方向矢視図(平面図)における複合成形品を示す説明図である。
<成形型>
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず、第1実施形態に係る成形型10について説明する。
図1(a)に示す成形型10は、可撓性を有するシート状の第1インサート部材2と第1インサート部材2の一方面2aに一体成形される樹脂成形体3とを備える複合成形品1を一体成形する際に用いられるものである。成形型10は、相対して接離自在に設けられ、型閉めされることによって溶融樹脂rが充填されるキャビティ100を形成する第1型11及び第2型12を備える。第1型11は、第1インサート部材2に形成された貫通孔2cが挿通され第1インサート部材2を固定する突部111と、突部111の先端部に形成され、キャビティ100内に溶融樹脂rを射出する樹脂供給口112とを備える。
以下、詳しく説明する。なお、以下の説明では、第1型11と第2型12が型締めされた状態において、第2型12側を一方側、樹脂供給口112を備えた第1型11側を他方側として説明する。また、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
図1(a)は成形型10が型閉めされる前の工程である第1インサート部材2の位置決め工程を示している。図1(a)に示すように、第1型11及び第2型12は、キャビティ100(図1(b)参照)を形成する第1キャビティ面110及び第2キャビティ面120をそれぞれ備えている。第1型11の第1キャビティ面110は平面形状となっている。第1型11の第1キャビティ面110上の略中央位置には、突部111が配されている。突部111は、先端部に樹脂供給口112を備えた、円柱状のものである。この突部111には、可撓性を有するシート状の第1インサート部材2の貫通孔2cが挿通される。図1(b)の射出工程の説明図に示すように、樹脂供給口112は、樹脂供給路113を介して外部の溶融樹脂rをキャビティ100内に射出する。第2型12の第2キャビティ面120は凹状に形成されており、第1型11及び第2型12が型閉めされることで、溶融樹脂rが充填される空間であるキャビティ100が形成される。本実施形態におけるキャビティ100は、略直方体状の空間として形成される。本実施形態の成形型10によって製造される第1インサート部材2と一体成形される樹脂成形体3は、図1(c)に示すように他方面3bに第1インサート部材2が埋設された、略直方体状に形成される。なお、本実施形態では、第1型11を固定型、第2型12を第1型11に対して接離自在に移動する可動型とする。
第1インサート部材2は、可撓性を有するシート状のものであれば、材質や形状等は特に限定されない。第1インサート部材2が、複合成形品1の意匠面として露出して用いられるものであれば、模様や色彩等が設けられた化粧シートやレザーシートや木目シート、コルクシート等の化粧材を用いてもよい。第1インサート部材2が化粧材である場合、樹脂成形体3と接する一方面2aは、裏地側となるので、模様や色彩等が設けられてなくてよい。
また第1インサート部材2は複合成形品1の機能性を高めるものであってもよく、例えば機能性を有するシート材としては、スキミング等を防止するための電波を遮断する電磁波干渉防止シート、熱源からの熱を効率よく伝える熱伝導シート、衛生面や清掃性を考慮した抗菌性・抗ウィルス性シートや防汚性シート等が挙げられる。
溶融樹脂rは、複合成形品1における樹脂成形体3の形状や用途、機能等に応じて種々のものが用いられ、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ABS、アクリル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の熱可塑性樹脂でもよい。また、フェノール樹脂やエポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂でもよい。また、溶融樹脂rとしては、例えば、銀系の抗菌剤等の添加剤が添加されたもの、炭素繊維やガラス繊維等の強化繊維を含むもの等、種々の樹脂複合材が用いられてもよい。
本実施形態の成形型10によれば、第1型11の突部111に第1インサート部材2の貫通孔2cが挿通されれば、第1インサート部材2を所望する位置に位置決めができる。さらに、溶融樹脂rは貫通孔2cが形成されている部位近傍から射出されるので、溶融樹脂rの流れによって、第1インサート部材2が押されて位置ずれしたり、第1インサート部材2の端部がめくれる等の現象が生じにくい。また本実施形態によれば、突部111の先端部に溶融樹脂rが射出される樹脂供給口112が形成されている。そのため、溶融樹脂rが第1型11の第1キャビティ面110と第1インサート部材2との間に回り込むことが抑制されて、第1インサート部材2と樹脂成形体3とが精度よく一体成形される。さらに、本実施形態では、第1型11の突部111は、第1キャビティ面110上の略中央位置に形成され、第1インサート部材2の略中央位置に貫通孔2cが形成されている。第1インサート部材2を第1キャビティ面110上に配置すると、突部111の先端部にある樹脂供給口112から射出された溶融樹脂rが第1インサート部材2の中央から端に向かって流れる。そのため、第1インサート部材2が溶融樹脂によって均等に押されるため、一方向に押されることによる位置ずれやめくれ等がより抑制される。そして、本実施形態の成形型10を用いて一体成形した複合成形品1は、図1(c)に示すように離型した際に突部111によって樹脂成形体3に形成された窪み部31の底部にゲート痕である凸状部32が形成される。窪み部31の底部は、第1インサート部材2の一方面2aよりも樹脂成形体3の中心側(一方側)の奥まった位置に形成されるので、窪み部31の底部に形成される凸状部32は複合成形品1の外観として目立ちづらい。
<製造方法>
次に、図1、図2(a)を参照しながら、複合成形品1の製造方法を説明する。図1(a)~(c)は成形型10を用いた複合成形品1の製造方法を示す断面図であり、(a)は第1インサート部材2を第1型11に配置する位置決め工程、(b)はキャビティ100内に溶融樹脂rを充填させる射出工程、(c)は離型して得られた複合成形品1をそれぞれ示す。図2(a)は、本実施形態の複合成形品1の製造方法のフローチャートであり、以下では、ステップS101~S105で示されるフローチャートに沿って説明する。なお、以下の説明では、図2の製造ステップについて「ステップS×××」と記述するところを、符号のみの「S×××」と略記する。
まず、図1(a)、図2(a)に示すように、第1インサート部材2の貫通孔2cを第1型11の突部111に挿通させて第1インサート部材2の位置決めを行う(S101)。これにより、第1インサート部材2の他方面2bが第1型11の第1キャビティ面110に接する。また、第1キャビティ面110からの突部111の突出寸法が、第1インサート部材2の厚さ寸法よりも大きいので、樹脂供給口112が第1インサート部材2の一方面2aから露出した状態となっている。
次に、図1(b)、図2(a)に示すように、第1型11と第2型12とを合体させて型閉め工程を行い、キャビティ100を形成する(S102)。そして、樹脂供給口112から溶融樹脂rをキャビティ100内に射出し、キャビティ100内に溶融樹脂rを充填させて樹脂成形体3を成形する(S103)。キャビティ100内に充填された溶融樹脂rを保圧状態で冷却して固化させた後、第1型11と第2型12とを離して型開き工程を行う(S104)。そして、樹脂成形体3を第1型11から取り外し、樹脂供給路113内で固化したゲート残り部1aをカットする離型工程を行う(S105)。上述のように製造することで、図1(c)に示すような複合成形品1が得られる。
<第2実施形態>
次に図3(a)、図2(b)を参照しながら、第2実施形態に係る成形型10Aについて説明する。なお、図1に示す第1実施形態の成形型10及び図2(a)のフローチャートに示す第1実施形態の成形型10を用いた製造方法と共通する部分の構成及び効果の説明は省略する。
図3(a)の成形型10Aでは、第1型11の樹脂供給口112に対向して配される第2型12の第2キャビティ面120側に、樹脂成形体3と一体成形される第2インサート部材4が配置される。そのため、本実施形態の成形型10Aを用いることで、樹脂成形体3の一方面3a及び他方面3bの両面にシート状のインサート部材が配された複合成形品1を得ることができる。また、本実施形態において、第2インサート部材4は、可撓性を有するシート状のものからなり、第2型12に設けられた不図示の吸着孔による真空吸着や不図示の突起等によって、第2型12の第2キャビティ面120の所望の位置に固定される。第2インサート部材4は、第1実施形態の第1インサート部材2と同様に、その材質は限定されることはない。
図3(a)に示すような第2インサート部材4が配置される成形型10Aを用いて複合成形品1を製造する際には、図2(b)に示すようなフローチャートに沿って製造される。すなわち、第1実施形態と同様に第1位置決め工程を行った後(S201)、第2型12の第2キャビティ面120に、第2インサート部材4を配置する第2位置決め工程を行う(S202)。なお、第1位置決め工程と第2位置決め工程の行う順序は逆であってもよい。第1位置決め工程、第2位置決め工程を行った後は、第1実施形態の製造方法と同様に、型閉め工程(S203)、射出工程(S204)、型開き工程(S205)、離型工程(S206)を行う。これにより、第1インサート部材2、第2インサート部材4及び樹脂成形体3が一体成形された複合成形品1が製造される。図3(a)の成形型10Aを用いることによって、樹脂成形体3の一方面3aと略面一となるように第2インサート部材4が埋設され、他方面3bと略面一となるように第1インサート部材2が埋設された、複合成形品1が製造される。
樹脂成形体3の他方面3bのみにシート状のインサート部材(第1インサート部材2)がある場合は、成形型10の冷却時に第1インサート部材2のある他方面3bと、インサート部材の無い一方面3aでの冷却速度が変わってしまうことがある。冷却速度が変わってしまうと樹脂成形体3の両面での溶融樹脂rの固化に伴う収縮量が変わり成形型10からの離型不良が起こる場合がある。また、溶融樹脂rと第1インサート部材2の熱膨張率が異なることにより、樹脂成形体3が変形し成形型10からの離型不良が起こる場合があるが、両面に熱伝導率や熱膨張率が同等のシート状のインサート部材があれば離型不良を抑制できる。また、樹脂成形体3の両面に熱伝導率や熱膨張率が同等のシート状のインサート部材があることにより、溶融樹脂rやシート状のインサート部材の収縮に伴う樹脂成形体3の反りを抑制できる。
<第2実施形態の変形例>
次に図3(b)~(d)を参照しながら、図3(a)の第2実施形態の成形型10Aの各変形例について説明する。なお、上述した各実施形態と共通する部分の構成及び効果の説明は省略する。
図3(b)に示す成形型10A’では、第1型11の突部111が、図3(a)の成形型10Aと比べてその径が約9~10倍の大きさとなっており、第1インサート部材2の貫通孔2cの径も突部111の径に対応した大きさとなっている。そのため、図3(b)の成形型10A’を用いて複合成形品1が製造されると、樹脂成形体3の他方面3bに図3(a)の成形型10Aを用いた場合と比べて径の大きさが約9~10倍の窪み部31が形成されることになる。成形型10A’のその他の構成は、図3(a)の成形型10Aと略同様である。
図3(c)に示す成形型10A’’は、立体状の第2インサート部材4を備えた複合成形品1を製造するものであり、第2型12は立体状の第2インサート部材4を位置決めするための構成を備えている点で、図3(a)の成形型10Aのものと異なっている。第2型12では、第1型11の樹脂供給口112と対向する位置が第2キャビティ面120の略中心位置となっている。この第2キャビティ面120の略中心位置には、円筒状の第2インサート部材4を第2キャビティ面120に固定するための凹部121が設けられている。凹部121内には、第2インサート部材4の内周面4bと略同径の円柱状の突部122が、凹部121の底面121aから突出するように設けられている。
図3(c)に示す成形型10A’’では、第2インサート部材4が第2型12の第2キャビティ面120側に配置される立体状のものである。本変形例において、第2インサート部材4は、底面4aを有する円筒状のものである。第2インサート部材4は、第2キャビティ面120の凹部121内に配置されると凹部121内の突部122に嵌合して位置決めされる。また、第2インサート部材4は、第2キャビティ面120に位置決めされた状態で、底面4aが第2キャビティ面120と略面一となるように構成されている。
図3(c)の成形型10A’’によって製造された複合成形品1は、樹脂成形体3の他方面3bに埋設された第1インサート部材2と、樹脂成形体3の一方面3aから突出して設けられた第2インサート部材4とを備える。なお、第2インサート部材4は、第2キャビティ面120の凹部121内に配置された際に、底面4aが第2キャビティ面120よりもキャビティ100側に突出する構成であってもよい。そのようにすることで、第2インサート部材4の底面4a側の一部が樹脂成形体3の一方面に埋設され、第2インサート部材4と樹脂成形体3とがより一体に成形される。
図3(d)の成形型10A’’’では、第1型11、第2型12及び第2インサート部材4の構成が、図3(a)のものと異なる。第1型11の突部111は、第1インサート部材2の貫通孔2cが挿通された状態において、突部111の先端部と第1インサート部材2の一方面2aとが略面一となるような突出寸法で形成されている。
図3(d)の第2型12では、第1型11の樹脂供給口112と対向する位置が第2キャビティ面120の略中心位置となっている。この第2キャビティ面120の略中心位置には、第2インサート部材4を固定するための第2キャビティ面120から突出した円柱状の嵌合突部123が設けられている。嵌合突部123は、後述する円柱状の第2インサート部材4が配置された状態において、第2インサート部材4の開口部4cが第2キャビティ面120に接触して塞がれる突出寸法で形成されている。
第2インサート部材4は、第2キャビティ面120に突出して形成された嵌合突部123に嵌合して固定される、底面4aを有する円筒状のものである。成形型10A’’’は、第2インサート部材4が嵌合突部123に嵌合して配置された状態で型閉めされた際に、第2インサート部材4の底面4aと樹脂供給口112との間に隙間ができるように構成されている。
第1インサート部材2と第2インサート部材4がキャビティ100内に配置された状態で第1型11及び第2型12を型閉めし、溶融樹脂rをキャビティ100内に射出する。射出された溶融樹脂rは第2インサート部材4の外周面4dに回り込んでキャビティ100内に充填される。そして、溶融樹脂rが固化して樹脂成形体3が形成されることで、複合成形品1が形成される。図3(d)の成形型10A’’’によって製造された複合成形品1は、樹脂成形体3の一方面3aに第2インサート部材4の開口部4cを有するものとなる。
<第3実施形態>
次に図4(a)を参照しながら、第3実施形態に係る成形型10Bについて説明する。
図4(a)の成形型10Bでは、第1型11の第1キャビティ面110は、断面形状が第2キャビティ面120側に突出する凸湾曲状に形成されている。また、第1キャビティ面110の突部111は、第1キャビティ面110の略中心位置に設けられ、第2型12側へ最も突出した位置に設けられている。
第2型12の第2キャビティ面120は、断面形状が凹湾曲状に窪んだ形状に形成されている。また、第2型12は、第1型11の第1キャビティ面110側へ突出し、第2インサート部材4を固定する一対の円柱状の第2突起124,124を有する。第2突起124,124は第2キャビティ面120の中心位置から略等距離離れた位置に設けられており、その先端部124a,124aが第1キャビティ面110と略平行となるように設けられている。本実施形態では、シート状の第2インサート部材4の端面4e,4eが第2突起124,124の外周面124b,124bに当接した状態で第2突起124,124間に配置されることで、第2インサート部材4は第2突起124,124によって固定される。また、第2突起124の先端部124aは、型閉めされることによって第1インサート部材2に当接するように構成されている。
成形型10Bの第1型11及び第2型12が型閉めされると、円弧状のキャビティ100が形成される。図4(a)の成形型10Bは、断面形状が円弧状の複合成形品1を製造する際に用いられる。また、第1インサート部材2は樹脂成形体3の他方面3bと面一に、第2インサート部材4は一方面3aと面一になるように湾曲して複合成形品1が製造される。そのような複合成形品1の一例としては、例えば内燃機関を構成するシリンダブロックの冷却水路内に組み付けて使用されるスペーサが挙げられる。
図4(a)の成形型10Bを用いて複合成形品1を製造する場合には、まず第1インサート部材2の貫通孔2cに第1型の突部111を挿通させて位置決めを行う。このとき第1インサート部材2は、他方面2bが第1キャビティ面110に沿って配されていなくてもよい。そして、第2インサート部材4を第2キャビティ面120に沿って位置決めさせる。このとき、第2インサート部材4の端面4e,4eが第2突起124,124の外周面124b,124bに当接した状態で位置決めされるので、第2インサート部材4が第2キャビティ面120に固定される。
そして、第1型11及び第2型12を型閉めする。第2型12が第1型11に接近することで、第2突起124,124の先端部124a,124aが第1インサート部材2の一方面2aに当接する。第2突起124,124の先端部124a,124aが第1インサート部材2の一方面2aに当接した状態で型閉めが進行すると、第1インサート部材2の他方面2bは、第1キャビティ面110に沿った状態で配置される。その後の製造方法は、図2(b)のフローチャートと略同様に進行して、複合成形品1が製造される。
図4(a)の成形型10Bによってスペーサを製造する場合には、第1インサート部材2及び第2インサート部材4として、可撓性を有し、所定の外的要因が付加されたことを契機として、圧縮された状態から厚み方向に膨大化する特性を有するシート状の多孔質体が好適である。このような多孔質体としては、例えば水に接触すると、それが契機となって圧縮された状態から厚み方向に膨大化し、圧縮前の状態に復元するセルロース系スポンジが好適である。セルロース系スポンジは、パルプ由来のセルロースと、補強繊維として加えられた綿等の天然繊維とからなる天然素材からなり、連続気泡型で優れた吸水性を有する。セルロースは、親水基(OH)を有しており、化学的に水になじみやすい性質を有する。セルロース系スポンジは、加圧した状態で乾燥させるとセルロース分子間が水素結合して圧縮状態に維持される一方、この状態から水分に晒される水分子がセルロース分子間の水素結合を解離して圧縮状態から復元する特性を有する。
<第3実施形態の変形例>
次に図4(b)を参照しながら、第3実施形態の成形型10Bの変形例である成形型10B’について説明する。なお、図4(a)の実施形態と共通する部分の構成及び効果の説明は省略する。
図4(b)の成形型10B’は、第2型12の第2突起124及び第2インサート部材4の構成が図4(a)のものと比べて異なっている。第2突起124,124は、図4(a)のものよりも第2キャビティ面120の中心側によった位置に設けられた、第2インサート部材4の貫通孔4f,4fに挿通されるものである。第2突起124,124の先端部124a,124aは、型閉めされることによって第1インサート部材2の一方面2aに当接する。第2インサート部材4は、その貫通孔4f,4fが第2突起124,124に挿通されることで、第2キャビティ面120に位置決めされて固定される。
図4(a)(b)の成形型10B,10B’では、第2型12の第2突起124によって、第2インサート部材4を所望する位置に固定した状態で成形できる。また、溶融樹脂rをキャビティ100内に射出する際に、第2突起124によって第2インサート部材4を固定しつつ、その先端部124aが第1インサート部材に当接する。そのため、溶融樹脂rの射出圧や樹脂流れ等による第1インサート部材2及び第2インサート部材4のそれぞれの浮き上がり、めくれ等が抑制される。
<第4実施形態>
次に図5を参照しながら、第4実施形態に係る成形型10Cについて説明する。図5の成形型10Cの第1型11は、図4(a)の第2型12に樹脂供給口112を備える突部111を設けたような構成となっている。詳しく説明すると、第1型11は、断面形状が凹湾曲状の第1キャビティ面110を備える。第1キャビティ面110の略中心位置には、第2型12に向けて突出する、先端部に樹脂供給口112を備える突部111が設けられている。さらに、第1型11は、第2型12の第2キャビティ面120側へ突出し、第1インサート部材2を固定する一対の円柱状の第1突起115,115を有する。一対の第1突起115,115は、突部111から略等距離離れた位置に設けられており、その先端部115a,115aは、第2キャビティ面120と略平行となるように構成されている。さらに第1突起115,115の先端部115a,115aは、型閉めされることによって第2インサート部材4に当接するように構成されている。また、本実施形態では、第1突起115,115間に第1インサート部材2が配置される。第1インサート部材2は、貫通孔2cに突部111が挿通され、且つ、端面2dの一部が第1突起115,115の外周面115b,115bに当接することで第1キャビティ面110に位置決めされて固定される。第1インサート部材2は、突部111及び第1突起115,115によって、射出工程の際の溶融樹脂rの射出圧力や樹脂流れによって位置ずれや端部がめくれてしまうことが抑制される。
第2型12は、断面形状が第1キャビティ面110側に突出する凸湾曲状の第2キャビティ面120を備える。そして、第2キャビティ面120の中央位置には、第2インサート部材4が配置される。第2インサート部材4は、第2キャビティ面120に沿って配される、可撓性のシート状のものである。第2インサート部材4が第2キャビティ面120に沿って配置された状態で第1型11及び第2型12が型閉めされると、第1突起115,115の先端部115a,115aが第2インサート部材4に当接した状態で、キャビティ100内に溶融樹脂rが射出される。第1突起115,115の先端部が第2インサート部材4に当接しているので、溶融樹脂rの射出圧力や樹脂流れによって、第2インサート部材4の位置ずれや端部のめくれが抑制される。
図3~図5に示す成形型10A~10Cでは、樹脂供給口112に対向する第2キャビティ面120に、第2インサート部材4を配置することができる。そのため、これら成形型10A~10Cを用いることによって、樹脂成形体3の一方面3a側に第2インサート部材4、他方面3b側に第1インサート部材2が設けることができ、複合成形品1の構造やデザインの幅を広げることができる。
<複合成形品の一例>
次に図6、図7を参照しながら、上述したような成形型及び製造方法によって製造された複合成形品の一例について説明する。なお、複合成形品1は図6、図7に示すものに限定されることはない。
図6(a)(b)に示す複合成形品1Aは、洋風便器装置の便座5の上側の部材である。図6(a)は便座5の模式的斜視図、図6(b)は(a)のA-A’線矢視断面図である。図6(a)(b)において二点鎖線で示しているのは、第1インサート部材2に対向し、複合成形品1Aの下部に配置される基盤体6であり、複合成形品1Aと基盤体6が組み合わせられることで、便座5が構成される。
複合成形品1Aは、第2インサート部材4が露出面となり、便座5に着座した使用者の皮膚と接する部分となる。そのため、第2インサート部材4としては、衛生面や清掃性を考慮した抗菌性・抗ウィルス性シートや防汚性シート等の種々の機能性を有するシート材や、適度な弾力を有し、冷感を感じにくいコルクシート等が適している。第1インサート部材2として、高い熱伝導性を有する金属シートを用いれば、便座5が備える不図示のヒータ等の熱源からの熱を、効率よく樹脂成形体3を介して第2インサート部材4に伝えることができる。また図6(b)に示すように、第1インサート部材2は、便座5の露出しない内面側に位置しており、ゲート痕である凸状部32は、樹脂成形体3の窪み部31内から突出して、第1インサート部材2の貫通孔2c内に位置しているので便座5の外観からゲート痕が見えず、第2インサート部材4が精度よく一体成形された美観性のよいものとすることができる。また、第1インサート部材2として、発熱機能のある可撓性の平面状ヒータを用いて、便座5を温めることができる構造としてもよい。
次に図7(a)の複合成形品1Bについて説明する。図7(a)は複合成形品1Bの模式的縦断面図であり、複合成形品1Bはスピーカー等のオーディオ機器の脚部等に装着して振動を抑える略円柱状のインシュレーターである。複合成形品1Bの第2インサート部材4は、オーディオ機器のネジ部に締結させるためのネジ孔を有するインサートナットである。第2インサート部材4が樹脂成形体3の一方面3aに埋設されているので、複合成形品1Bがスピーカー等のオーディオ機器の脚部等に装着することが可能となる。また、第1インサート部材2は、樹脂成形体3の他方面3bに沿って設けられ、この場合、第1インサート部材2としては、オーディオ機器からの振動を抑える防振材を用いてもよい。そして複合成形品1Bは、凸状部32が第1インサート部材2の一方面2aよりも一方側に位置し、且つ窪み部31内に形成されているので、外観上、目立たないものとすることができる。
次に、図7(b)の複合成形品1Cについて説明する。図7(b)は複合成形品1Cの横断面を示した模式的斜視図である。複合成形品1Cは、開閉可能な蓋部7aを備えた収容箱7の収容部として用いられる。複合成形品1Cは、上部が開口し、下部が塞がれた角筒状の箱体である。第1インサート部材2は複合成形品1Cの内面、第2インサート部材4は複合成形品1Cの外面となっている。この場合、第1インサート部材2としては、電磁波の干渉を抑制する電磁波干渉防止シートを用いてもよい。また第2インサート部材4としては、木目シートやレザーシート等の意匠性を有するシート材が好適である。ここに示す収容箱7は、例えば車両の電子錠やスマートフォン等の携帯端末、クレジットカード、高級時計等の電磁波によって干渉される可能性のあるものを収容する箱に好適である。これにより、電磁波による干渉が抑制され、リレーアタックやハッキング、スキミング等の電磁波による干渉から収容物を守ることができる。また、この複合成形品1Cにおいても、ゲート痕である凸状部32は収容箱7の内面側に形成されており、第1インサート部材2の一方面2aよりも一方側に位置して窪み部31内に形成されているので、外観上、目立たないものとすることができる。
次に図7(c)の複合成形品1Dについて説明する。図7(c)は複合成形品1Dの模式的横断面図である。複合成形品1Dは、内燃機関を構成するシリンダブロックの冷却水路内に組み付けて使用される円弧状のスペーサである。樹脂成形体3は、一方面3aが凹湾曲状、他方面3bが凸湾曲状に形成されている。第1インサート部材2及び第2インサート部材4は、水に接触すると、それが契機となって圧縮された状態から厚み方向に膨大化し、圧縮前の状態に復元するセルロース系スポンジからなる可撓性のシート材である。第1インサート部材2及び第2インサート部材4は、圧縮状態においてそれぞれ樹脂成形体3の他方面3b及び一方面3aと略面一となるように埋設して設けられている。図7(c)に示す複合成形品1Dでは、樹脂供給路113内で固化したゲート残り部1aの先端部が圧縮状態の第1インサート部材2の他方面2bから露出した状態となっている。そして、図7(c)の二点鎖線で示すように第1インサート部材2が膨大化すると、ゲート残り部1aは第1インサート部材2の貫通孔2c内に収まり、第1インサート部材2から露出しない状態となるため、スペーサとして用いられる際に、冷却水路内を流通する媒体の流れを意図せず阻害したり、媒体の流れを規制する突起になることを防止できる。
複合成形品1,1A~1Dの構成及び形状は、上述のものや図示したものに限定されることはない。例えば、図6(a)(b)の複合成形品1Aは、ゲート残り部1aがカットされていない状態で、基盤体6に組み付けられてもよい。また、図6(a)(b)では、樹脂成形体3の一方面3aの一部が便座5の露出面の一部となっているが、樹脂成形体3の一方面3aの全面が第2インサート部材4に覆われて露出しない構成であってもよい。
また、複合成形品1の他の実施形態としては、例えば、電子回路やセンサー等の電子部品が内蔵された化学測定機器などの外装体や蓋体であってもよい。外装体や蓋体の内面に第2インサート部材4として電磁波の干渉によるノイズを抑制する電磁波干渉防止シートが用いられ、外面に第1インサート部材2として外気温度による測定のばらつきを抑制する断熱シートが用いられるとよい。またこのような前掲の複合成形品は、デザイン性よりも機能性が重要であるため、より必要な機能に合わせてシートの形状設計やゲート位置(外面側または内面側)を決めればよい。よって、第1インサート部材2、第2インサート部材4が逆になってもよく、このようにして電磁波干渉防止シートや断熱シートにより内蔵された電子部品を保護する優れた外装体や蓋体となる。
また、成形型10,10A~10Cの構成及び形状は、上述のものや図示したものに限定されることはない。例えば、第1型11を固定型、第2型12を可動型としているが、第1型11が可動型であってもよく、第2型12が固定型であってもよい。また、図1、図3の第1キャビティ面110が凹状に形成されてもよく、第2型12が平面形状に形成されてもよい。また、図1の成形型10において、第1インサート部材2の端部の浮き上がりや位置ずれをより抑制するために、第1型11に真空吸着を発生させるための吸着孔や、第1型11や第2型12に第1インサート部材2に当接する突起等が設けられてもよい。また、図4(a)(b)の成形型10B,10B’では、型閉めされた状態で第2突起124,124の先端部124a,124aが第1インサート部材2に当接しているが、当接せずに第1インサート部材2に近接する構成であってもよい。第2突起124,124の先端部124a,124aが第1インサート部材2に近接する構成であっても、溶融樹脂rの射出圧や樹脂流れ等による第1インサート部材2及び第2インサート部材4のそれぞれの浮き上がり、めくれ等が抑制される。そして、第2突起124はその形状は限定されることはなく、例えば角柱形状であってもよく、またその個数や位置の構成等も図面のものに限定されるものではない。また、図5の成形型10Cの第1突起115,115の先端部115a,115aも、型閉めされた状態で第2インサート部材4に当接せずに、第2インサート部材4に近接する構成であってもよく、その形状や個数、位置等の構成も図面のものに限定されることはない。第1突起115,115の先端部115a,115aが第2インサート部材4に近接する構成であっても、溶融樹脂rの射出圧や樹脂流れ等による第1インサート部材2及び第2インサート部材4のそれぞれの浮き上がり、めくれ等が抑制される。また、図5の第1インサート部材2は、第1突起115に挿通される挿通孔が設けられてもよい。
第1インサート部材2や樹脂成形体3の形状や材質及び第2インサート部材4の有無は、製造される複合成形品1によって適宜設計されればよい。そして、成形型10は、製造される複合成形品1の形状に沿ったキャビティ100や、第1インサート部材2や第2インサート部材4が所望の位置に位置決めする構成が設けられればよい。
1,1A~1D 複合成形品
2 第1インサート部材
2a 一方面
2c 貫通孔
3 樹脂成形体
32 凸状部
4 第2インサート部材
10,10A~10C 成形型
100 キャビティ
11 第1型
110 第1キャビティ面
111 突部
112 樹脂供給口
115 第1突起
115a 先端部
12 第2型
120 第2キャビティ面
124 第2突起
124a 先端部
r 溶融樹脂

Claims (5)

  1. 可撓性を有するシート状の第1インサート部材と該第1インサート部材の一方面に一体
    成形される樹脂成形体とを備える複合成形品を一体成形する際に用いられる成形型であっ
    て、
    相対して接離自在に設けられ、型閉めされることによって溶融樹脂が充填されるキャビ
    ティを形成する第1型及び第2型を備え、
    前記第1型は、前記第1インサート部材に形成された貫通孔に挿通され前記第1インサート部材を固定する突部と、該突部の先端部に形成され、前記キャビティ内に前記溶融樹脂を射出する樹脂供給口とを備え、
    前記第1型及び前記第2型は、前記キャビティを形成する第1キャビティ面及び第2キャビティ面をそれぞれ備え、
    前記樹脂供給口に対向して配される前記第2型の前記第2キャビティ面側に、前記樹脂成形体と一体成形される第2インサート部材が配置され、
    前記第2インサート部材は、前記第2型の前記第2キャビティ面に沿って配置される可撓性を有するシート状のものであり、
    前記第2型は、前記第1型の前記第1キャビティ面側へ突出し前記第2インサート部材を固定する一対の第2突起を有し、
    前記一対の第2突起は、外周面に前記第2インサート部材の端面が当接して該第2インサート部材を位置決めすることを特徴とする成形型。
  2. 請求項において、
    前記第2突起の先端部は、型閉めされることによって前記第1インサート部材に近接又は当接することを特徴とする成形型。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記突部は、前記第1型の前記第1キャビティ面上の略中央位置に形成されていることを特徴とする成形型。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の成形型を用いた複合成形品の製造方法において、
    前記第1インサート部材の前記貫通孔に、前記第1型の前記突部を挿通させて前記第1インサート部材を位置決めする第1位置決め工程と、
    前記樹脂供給口から前記溶融樹脂を前記キャビティ内に射出し、前記樹脂成形体を成形する射出工程と、を備えていることを特徴とする複合成形品の製造方法。
  5. 請求項において、
    前記第2型の前記第2キャビティ面に、前記第2インサート部材を配置する第2位置決め工程をさらに備えることを特徴とする複合成形品の製造方法。
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