JP4822153B2 - 厚肉成形品の射出成形方法 - Google Patents

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本発明は、厚肉成形品の射出成形方法に関する。
たとえば特許文献1には合成樹脂製の摘み部材とコルク栓を接着剤を用いて固定組み付けした摘み付きコルク栓に係る発明についての記載がある。ここで、摘み部材は全体としてかなりの厚肉製品であるので、外観性が要求される用途では表面でのひけの発生を抑制し、あるいは外表面の艶を良好にするための射出成形方法を採用する必要がある。
また、厚肉部分を有する成形品の射出成形方法に関し、特許文献2には薄肉部分と厚肉部分を有する成形品について、溶融樹脂の射出を2回に分けて実施する、所謂2重成形に係る方法が記載されており、厚肉部分の寸法精度、および外観が改良されるとしている。
特開2003−226341号公報 特開2003−25377号公報
本発明は、上記のような厚肉成形品の所謂2重成形に係る方法において、外から見える部分にゲート跡が残らないようにすること、また表面艶を良好にすることを課題とし、もって表面の仕上げ工程が不要で、外観の良好な厚肉成形品を提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決する本発明のうち、第1の発明の方法は、
厚肉成形品の射出成形において、
第1次射出成形により成形品を貫通する貫通流路を一つ形成した1次成形品を射出成形すること、
貫通流路の一方の開口端は1次成形品の、最終製品で外観性が要求されない領域である裏側面に配設するものとする、
次に前記1次成形品をインサート材として、前記貫通流路の一方の開口端を唯一のゲートとし、通流路を経由して貫通流路の他方の開口端から、1次成形品の表面に沿って、1次成形品の、少なくとも最終製品で外観性が要求される領域である表側面を被覆状に溶融樹脂を流動させて第2次射出成形を実施すること、
にある。
上記第1の発明の記載において、表側面は製品を使用する状態で、外側から見える、あるいは見え易い表面部分、すなわち外観性が特に要求される表面部分を指し、裏側面は逆に外側から見えない、あるいは見え難い表面部分、すなわち外観性が特に要求されない表面部分を指す。
第1の発明の上記方法により、貫通流路の成形品裏側面の開口端をゲートとし、貫通流路を経由して1次成形品の少なくとも表側面を被覆状に溶融樹脂を流動させて第2次射出成形を実施するので、外観性の要求される表側面にはゲート跡が残ることがなく、ゲート跡を除去して表面仕上げするための後加工が不要となり、製品コストを低減できる。
また、1次成形品を比較的厚肉に成形して、表側面にひけが発生しても、この1次成形品をインサート材とした第2次射出成形では、溶融樹脂がこの1次成形品のひけ発生部分を埋めるようにして被覆状に流動するので2次成形品の表面でのひけの発生を抑制することができる。
また第2次射出成形における成形部分は比較的薄肉にすることができるので、この第2次射出成形の冷却固化工程における成形品の収縮が小さく、表側面は金型表面に密着した状態で冷却固化が進行し、外観性が要求される部分の表面艶が良好な成形品を得ることができる。
第2の発明の方法は、第1の発明において、
1次成形品を、円柱状の軸部の上端に同軸心状にこの軸部に対して拡径した短円柱状の摘みコア部を有し、軸部の中心軸に沿って、軸部下端面から摘みコア部の頂部に至る貫通流路を形成した部材とすること、
摘みコア部の少なくとも表側面を被覆状に溶融樹脂を流動させて第2次射出成形を実施し、この2次成形品を、軸部にコルク栓を接着剤を用いて外嵌状に接着固定して使用するための摘み部材としたこと、
にある。
第2の発明の上記方法は、厚肉成形品の具体例であるコルク栓用の摘み部材に係る成形方法に関するものである。
円柱状の軸部の上端に同軸心状に該軸部に対して拡径した短円柱状の摘みコア部を有する一次成形品に対して、第2次射出成形による溶融樹脂は軸部の中心軸に沿って形成された貫通流路、および摘みコア部の頂部を経て、摘みコア部の表側面を被覆状に流動させることができ、第2次射出成形品である摘み部材の表側面をひけの発生のない、優れた光沢性を有する状態とすることができる。
そして、この摘み部材の軸部にコルク栓を接着剤を用いて外嵌状に接着固定して、その優れた外観性状を生かし、たとえばブランデーのガラス壜用の摘み付きコルク栓として使用して高級感を現出させることができる。
ここで、少なくとも軸体はコルク栓で外嵌され、外観性を要求されないので、第2次射出成形では裏側面とすることができる。
第3の発明の方法は、第1または2の発明において、
インサート材としてキャビティ内にセットした1次成形品が第2次射出成形時の樹脂圧によりキャビティ内で移動しないように、
金型に、1次成形品の第2次射出成形によって被覆されない非被覆部位中の所定箇所でこの1次成形品を支持するための支持機構を配設したこと、にある。
1次成形品をインサート材としてキャビティ内にセットした状態で第2次射出成形を実施する場合には、1次成形品の形状によってはキャビティ内に確実に固定した状態とすることが難しい場合がある。
ここで、第3の発明の上記方法によれば、第2次射出成形によって被覆されない非被覆部位を利用して、この非被覆部位の所定箇所で1次成形品を支持するための支持機構を配設することにより、この支持機構により1次成形品を確実にキャビティ内に固定できると共に、この所定箇所は2次成形品(最終成形品)の裏面側となるので、外観を気にすることなくこの所定箇所に支持のための凹部等を形成することもでき、たとえ支持機構による跡が残っても外観への影響がないようにすることができる。また、非被覆部位には溶融樹脂が流動しないので第2次射出成形時にこの支持部が樹脂流動を邪魔しないようにすることができる。
支持機構としては、たとえば非被覆部位の所定箇所を押え付ける押え部材を金型キャビティ面から突出可能に金型に付設する方法、金型キャビティ面から外部に貫通する吸引孔を設けて真空ポンプで所定箇所を吸引する方法等がある。
第4の発明の方法は、第2の発明において、
インサート材としてキャビティ内にセットした1次成形品が第2次射出成形時の樹脂圧によりキャビティ内で移動しないように、
金型にキャビティ内へ突出可能に配設した押え部材により軸部の側面側から前記1次成形品を支持するようにしたこと、にある。
第4の発明の上記方法により、インサート材として金型内にセットした1次成形品を、軸部の側面を利用して押え部材により支持するが、軸部にはコルク栓を外嵌して使用するので、外観を気にすることなく軸部に支持のための凹部等を形成することもでき、たとえ押え部材による押え跡が残っても外観への影響がないようにすることができる。
第5の発明の方法は、第4の発明において、
軸部の側面の中心軸対称の位置に一対の凹部を形成しこの凹部に横方向から押え部材であるブッシュピンの先端を挿入して、軸部の側面側から支持するようにしたこと、にある。
第5の発明の上記方法により、凹部により1次成形品の固定をより確実に実施できる。そして摘み付きコルク栓を製造する際に軸部にコルク栓を外嵌状に接着固定するが、この凹部で接着剤を軸部に対してアンダーカット状にすることができ、コルク栓の軸部からの抜け、軸部回りの回動をより確実に防ぐことができる。
本発明は上記した構成の方法であり、第1の発明にあっては、以下に示す効果を奏する。すなわち外観性の要求される表側面にはゲート跡が残ることがなく、ゲート跡を除去して表面仕上げするための後加工が不要となり、製品コストを低減でき、またひけのない表面艶の良好な成形品を得ることができる。
第2の発明にあっては、摘み部材の軸部にコルク栓を接着剤を用いて外嵌状に接着固定して、その優れた外観性状を生かし、たとえばブランデーのガラス壜用の摘み付きコルク栓として使用して高級感を現出させることができる。
第3の発明にあっては第2次射出成形によって被覆されない非被覆部位を利用して、その非被覆部位の所定箇所を金型に配設した支持機構で確実に金型内に固定できると共に、この所定箇所は2次成形品(最終成形品)の裏面側となるので、外観を気にすることなくこの所定箇所に支持のための凹部等を形成することもでき、たとえ支持機構による跡が残っても外観への影響がないようにすることができる。
第4の発明にあっては、軸部の側面側を利用して支持するが、軸部にはコルク栓を外嵌して使用するので、外観を気にすることなく軸部に支持のための凹部等を形成することもでき、またたとえ押え部材による跡が残っても外観への影響がないようにすることができる。
第5の発明にあっては、凹部により1次成形品の固定をより確実に実施でき、またこの凹部で接着剤を軸部に対してアンダーカット状にすることができ、コルク栓の軸部からの抜け、軸部回りの回動をより確実に防ぐことができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1〜図4は本発明の成形方法の第1実施例を説明するためのものであり、図1は本実施例の成形方法に使用する1次成形品1を示し、(a)は半縦断面図で(b)は底面図である。また、図2は図1の1次成形品1をインサート材とした第2次射出成形で得られた2次成形品7である。また、図4は第2次射出成形により2次成形品7を成形するための金型21を示す説明図であり、1次成形品1をインサート材として金型21内にセットした状態を示すものである。
本実施例では、2次成形品7は摘み部9と軸部3からなる摘み部材7aであり、コルク栓11を接着剤を用いて外嵌状に接着固定して(図3参照)、たとえばブランデー等を収納するガラス壜体等に摘み付きコルク栓として使用されるものである。20mm程度の肉厚を有する厚肉の射出成形品で、透明なアクリル樹脂製であり、ガラスのような外観で高級感を付与しようとした成形品である。
図1に示される1次成形品1は円柱状の軸部3の上端に同軸心状に拡径した短円柱状の摘みコア部2を有する、透明なアクリル樹脂製の射出成形品であり、軸部3の下端面から摘みコア部2の頂部にかけて、すなわち裏側面4bから表側面4fへ貫通して、成形品の上方に向けて若干拡径した円柱状の貫通流路5が形成されている。
ここで、本実施例の2次成形品7である摘み部材7aのガラス壜体の栓としての用途を考えると、表側面4fは外から見える領域すなわち外観が重要な領域で、図1(a)中の白矢印で示した領域に相当し、裏側面4bは外から見えない、あるいは見え難い領域で、図1(a)中の黒矢印で示した領域に相当する。
このように、成形品でどの領域での外観を重要視するかは、その成形品の使用態様を考えて適宜決める設計事項であり、それに応じて外観を重要視する表側面4f領域と、あまり重要視しなくてもよい裏側面4bを決め、さらには射出成形性、フローマークの発生態様等を考慮して裏側面4bから表側面4fへの貫通流路5の配設位置を決める。たとえば成形品の天面部分のみの外観が重要であれば、この天面部分を表側面4f領域として、貫通流路5の配設位置を決めれば良い。
本発明の射出成形方法では、まず通常の射出成形法による第1次射出成形により裏側面4bから表側面4fへ貫通して貫通流路5を形成した1次成形品1を成形し、そして図4に示すようにこの第1成形品1をインサート材として金型21のキャビティ23内にセットし、第2次射出成形を実施して図2で示される2次成形品7を成形する。
第2次射出成形では、1次成形品1の貫通流路5の裏側面4b開口端、すなわち軸部3の下端面をゲート6とし、金型21内に溶融樹脂を充填する。すなわち射出成形機のノズル22から射出された溶融樹脂は、図4中の矢印に示されるようにゲート6から貫通流路5を経て、1次成形品1の摘みコア部2頂部に至り、表側面4f(図1(a)参照)を被覆状に流動して金型21のキャビティ23を充填する。そして保圧、冷却工程を経て、2次成形品7を得る。
ここで、1次成形品1は比較的厚肉のため、特に摘みコア部2の頂部に中央部が緩やかに凹んだようなひけがみられ、また表側面4f全体の表面艶が十分でなく、透明性のアクリル樹脂製であるにもかかわらずクリアな透明性が発現していない状態であった。この表面艶が十分でないのは冷却における熱収縮が大きいため冷却固化時での金型キャビティ表面へ密着状態が十分でないためと推定された。
一方、2次成形品7では、頂部はひけがなく平坦であり、表側面全体の表面艶も十分であり、アクリル樹脂のガラス様のクリアな透明性が発現できており、ブランデー等を収納するガラス壜体に使用して高級感を十分に発揮するものであった。
1次成形品1の表側面4fにひけが発生していても、1次成形品1をインサート材とした第2次射出成形では、溶融樹脂がこの1次成形品1のひけ発生部分を埋めるようにして被覆状に流動し、冷却固化するので2次成形品7の表面は平坦な状態とすることができる。また、第2次射出成形における成形部分は比較的薄肉にすることができるので、この第2次射出成形の冷却固化工程における成形品の収縮が小さく、2次成形品7の表側面はキャビティ23表面に密着した状態で冷却固化が進行し、表面艶の良好な成形品を得ることができた。
そして、第2次射出成形では貫通流路5の成形品裏側面4fの開口端をゲート6として成形するので、外観性の要求される2次成形品7の表側面にはゲート跡が残ることがなく、ゲート跡を除去して表面仕上げするための後加工が不要となり、製品コストを低減できる。
図5および図6は本発明の成形方法の第2実施例を説明するためのものであり、図5は本実施例の成形方法に使用する1次成形品1を示す正面図である。この1次成形品は図1に示した1次成形品と同様に摘み部材用のものであり、円柱状の軸部3と拡径した短円柱状の摘みコア部2を有する。
また、軸部3の側面には等中心角度位置に4本の縦条3bが形成され、さらにこの縦条3bのうち中心軸対称に位置するに一対の縦条3bに重ねるようにして一対の凹部3aが形成されている。
この縦状3bは2次成形品である摘み部材の軸部3にコルク栓11を外嵌状に接着固定した状態で、コルク栓11が空回りしないようにする機能を発揮する。また、凹部3aは、上記縦条3bの一部を残した状態で形成された矩形凹部3a1にさらに溝状凹部3a2を形成したものである。
図6は、第2次射出成形用の金型21キャビティ内23に図5の1次成形品1をセットした状態を縦断して示す説明図である。第1実施例に対して、本実施例では第2次射出成形で溶融樹脂が1次成形品1の摘みコア部2の下面も被覆するように、この1次成形品1をキャビティ内23にセットしている。
上記コア部2の下面はコルク栓の上面が当接する部分ではあるが、アクリル樹脂製のように2次成形品が透明の場合には、この部分の表面状態が外観を損ねる恐れが有り、このような場合、上記のように摘みコア部2の下面も被覆するのが効果的である。
しかしながら、図6に示されるように摘みコア部2の下面の下に隙間を形成した状態で1次成形品1をキャビティ内23にセットした場合には、1次成形品の支持がどうしても不十分になる。このため本実施例ではインサート材としてキャビティ23内にセットした1次成形品1が、第2次射出成形時の樹脂圧によりキャビティ内で移動しないよう、キャビティ23内により確実に固定するため、金型21に押え部材24であるブッシュピン24aを左右に一対配設している。
このブッシュピン24aの先端部は軸部3の矩形凹部3a1に嵌入するように矩形であり、また先端には溝状凹部3a2に嵌入する突条24a2が形成されている。そして、1次成形品1をセット後、先端部がキャビティ23面から突出するようにブッシュピン24aを押し込んで(図6中の白抜き矢印参照)その先端部分を軸部3の凹部3aに嵌入させて、1次成形品1を軸体3の側面側から支持してキャビティ23内に確実に固定するようにしている。そして第2次射出成形が終了後にはブッシュピン24aを後退させる。
2次成形品である摘み部材はコルク栓を軸部3に外嵌状に接着固定させて使用するが、縦条3bにより軸部3に対するコルク栓の回転を確実に防ぐことができると共に、凹部4aで接着剤を軸部3に対してアンダーカット状にすることができ、コルク栓の軸部からの抜けをより確実に防ぐことができる。
ここで、金型21に本実施例2のブッシュピン24aのような押え部材24を配設するかどうかは主として1次成形品の形状、あるいはキャビティ内でのセット状態を考慮して決める。また、押え部材24を配設する場合でも、その態様は上記ブッシュピン24aに限定されるものではなく、1次成形品の形状により様々な態様にすることができ、さらに支持をより十分にするために軸部3の側面を略全周に亘って支持することもできる。また、押え部材24で押圧状に固定する方法のほかにも、金型にキャビティ面へ貫通する吸引孔を設け、この吸引孔を介して真空ポンプ等で吸引して固定する方法も採用することができる。
なお、本発明の方法は上記説明した摘み付きコルク栓に係る実施例に限定されるものではなく、厚肉部分を有し特に外観が重要視される成形品に一般的に適用できるものである。また、使用する合成樹脂はアクリル樹脂のような透明性のものに限定されることなく、従来より一般的に射出成形用として使用されている合成樹脂を使用することができる。
以上説明したように本発明の射出成形方法は、外観の良好な厚肉成形品を低コストで提供できるものであり、特に外観性が重要な成形品に幅広く展開できるものとして期待される。
本発明の成形方法の第1実施例で使用する1次成形品を示す(a)半縦断正面図と(b)底面図である。 本発明の成形方法の第1実施例で成形される2次成形品を示す(a)半縦断正面図と(b)底面図である。 図2の2次成形品にコルク栓を組み付き固定した状態を示す半縦断正面図である。 本発明の成形方法の第1実施例において、第2次射出成形用の金型キャビティ内に図1の1次成形品を配設した状態を縦断して示す説明図である。 本発明の成形方法の第2実施例で使用する1次成形品を示す正面図である。 本発明の成形方法の第2実施例において、第2次射出成形用の金型キャビティ内に図5の1次成形品を配設した状態を縦断して示す説明図である。
1 ;1次成形品
2 ;摘みコア部
3 ;軸部
3a;凹部
3a1;矩形凹部
3a2;溝状凹部
3b;縦条
4f;表側面
4b;裏側面
5 ;貫通流路
6 ;ゲート
7 ;2次成形品
7a;摘み部材
9 ;摘み部
11;コルク栓
21;金型
22;ノズル
23;キャビティ
24;押え部材
24a;ブッシュピン
24a2;突条

Claims (4)

  1. 第1次射出成形により、円柱状の軸部(3)の上端に同軸心状に該軸部(3)に対して拡径した短円柱状の摘みコア部(2)を有し、前記軸部(3)の中心軸に沿って、該軸部(3)の下端面から摘みコア部(2)の頂部に貫通する貫通流路(5)を一つ形成した1次成形品(1)を射出成形し、
    次に前記1次成形品(1)をインサート材として、前記貫通流路(5)の、最終製品で外観性が要求されない領域である裏側面(4b)に配設される前記軸部(3)の下端面側の開口端を唯一のゲート(6)とし、
    該貫通流路(5)を経由して前記貫通流路(5)の前記摘みコア部(2)の頂部側の開口端から、前記1次成形品(1)の表面に沿って、該1次成形品(1)の、最終製品で外観性が要求される領域である、前記摘みコア部(2)の少なくとも表側面(4f)を被覆状に溶融樹脂を流動させて第2次射出成形を実施し、
    この2次成形品(7)を、前記軸部(3)にコルク栓(11)を、接着剤を用いて外嵌状に接着固定して使用するための摘み部材(7a)とすることを特徴とする厚肉成形品の射出成形方法。
  2. インサート材としてキャビティ(23)内にセットした1次成形品(1)が第2次射出成形時の樹脂圧によりキャビティ(23)内で移動しないように、
    金型(21)に、前記1次成形品(1)の第2次射出成形によって被覆されない非被覆部位中の所定箇所で該1次成形品(1)を支持するための支持機構を配設したことを特徴とする請求項記載の厚肉成形品の射出成形方法。
  3. インサート材としてキャビティ(23)内にセットした1次成形品(1)が第2次射出成形時の樹脂圧によりキャビティ(23)内で移動しないように、
    金型(21)にキャビティ(23)内へ突出可能に配設した押え部材(24)により軸部(3)の側面側から前記1次成形品(1)を支持するようにしたことを特徴とする請求項記載の厚肉成形品の射出成形方法。
  4. 軸部(3)の側面の中心軸対称の位置に一対の凹部(3a)を形成し該凹部(3a)に横方向から押え部材(24)であるブッシュピン(24a)の先端を挿入して、軸部(3)の側面側から支持するようにしたことを特徴とする請求項記載の厚肉成形品の射出成形方法。
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