JP4822153B2 - 厚肉成形品の射出成形方法 - Google Patents
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Description
厚肉成形品の射出成形において、
第1次射出成形により成形品を貫通する貫通流路を一つ形成した1次成形品を射出成形すること、
貫通流路の一方の開口端は1次成形品の、最終製品で外観性が要求されない領域である裏側面に配設するものとする、
次に前記1次成形品をインサート材として、前記貫通流路の一方の開口端を唯一のゲートとし、通流路を経由して貫通流路の他方の開口端から、1次成形品の表面に沿って、1次成形品の、少なくとも最終製品で外観性が要求される領域である表側面を被覆状に溶融樹脂を流動させて第2次射出成形を実施すること、
にある。
1次成形品を、円柱状の軸部の上端に同軸心状にこの軸部に対して拡径した短円柱状の摘みコア部を有し、軸部の中心軸に沿って、軸部下端面から摘みコア部の頂部に至る貫通流路を形成した部材とすること、
摘みコア部の少なくとも表側面を被覆状に溶融樹脂を流動させて第2次射出成形を実施し、この2次成形品を、軸部にコルク栓を接着剤を用いて外嵌状に接着固定して使用するための摘み部材としたこと、
にある。
円柱状の軸部の上端に同軸心状に該軸部に対して拡径した短円柱状の摘みコア部を有する一次成形品に対して、第2次射出成形による溶融樹脂は軸部の中心軸に沿って形成された貫通流路、および摘みコア部の頂部を経て、摘みコア部の表側面を被覆状に流動させることができ、第2次射出成形品である摘み部材の表側面をひけの発生のない、優れた光沢性を有する状態とすることができる。
ここで、少なくとも軸体はコルク栓で外嵌され、外観性を要求されないので、第2次射出成形では裏側面とすることができる。
インサート材としてキャビティ内にセットした1次成形品が第2次射出成形時の樹脂圧によりキャビティ内で移動しないように、
金型に、1次成形品の第2次射出成形によって被覆されない非被覆部位中の所定箇所でこの1次成形品を支持するための支持機構を配設したこと、にある。
ここで、第3の発明の上記方法によれば、第2次射出成形によって被覆されない非被覆部位を利用して、この非被覆部位の所定箇所で1次成形品を支持するための支持機構を配設することにより、この支持機構により1次成形品を確実にキャビティ内に固定できると共に、この所定箇所は2次成形品(最終成形品)の裏面側となるので、外観を気にすることなくこの所定箇所に支持のための凹部等を形成することもでき、たとえ支持機構による跡が残っても外観への影響がないようにすることができる。また、非被覆部位には溶融樹脂が流動しないので第2次射出成形時にこの支持部が樹脂流動を邪魔しないようにすることができる。
インサート材としてキャビティ内にセットした1次成形品が第2次射出成形時の樹脂圧によりキャビティ内で移動しないように、
金型にキャビティ内へ突出可能に配設した押え部材により軸部の側面側から前記1次成形品を支持するようにしたこと、にある。
軸部の側面の中心軸対称の位置に一対の凹部を形成しこの凹部に横方向から押え部材であるブッシュピンの先端を挿入して、軸部の側面側から支持するようにしたこと、にある。
また、軸部3の側面には等中心角度位置に4本の縦条3bが形成され、さらにこの縦条3bのうち中心軸対称に位置するに一対の縦条3bに重ねるようにして一対の凹部3aが形成されている。
上記コア部2の下面はコルク栓の上面が当接する部分ではあるが、アクリル樹脂製のように2次成形品が透明の場合には、この部分の表面状態が外観を損ねる恐れが有り、このような場合、上記のように摘みコア部2の下面も被覆するのが効果的である。
2 ;摘みコア部
3 ;軸部
3a;凹部
3a1;矩形凹部
3a2;溝状凹部
3b;縦条
4f;表側面
4b;裏側面
5 ;貫通流路
6 ;ゲート
7 ;2次成形品
7a;摘み部材
9 ;摘み部
11;コルク栓
21;金型
22;ノズル
23;キャビティ
24;押え部材
24a;ブッシュピン
24a2;突条
Claims (4)
- 第1次射出成形により、円柱状の軸部(3)の上端に同軸心状に該軸部(3)に対して拡径した短円柱状の摘みコア部(2)を有し、前記軸部(3)の中心軸に沿って、該軸部(3)の下端面から摘みコア部(2)の頂部に貫通する貫通流路(5)を一つ形成した1次成形品(1)を射出成形し、
次に前記1次成形品(1)をインサート材として、前記貫通流路(5)の、最終製品で外観性が要求されない領域である裏側面(4b)に配設される前記軸部(3)の下端面側の開口端を唯一のゲート(6)とし、
該貫通流路(5)を経由して前記貫通流路(5)の前記摘みコア部(2)の頂部側の開口端から、前記1次成形品(1)の表面に沿って、該1次成形品(1)の、最終製品で外観性が要求される領域である、前記摘みコア部(2)の少なくとも表側面(4f)を被覆状に溶融樹脂を流動させて第2次射出成形を実施し、
この2次成形品(7)を、前記軸部(3)にコルク栓(11)を、接着剤を用いて外嵌状に接着固定して使用するための摘み部材(7a)とすることを特徴とする厚肉成形品の射出成形方法。 - インサート材としてキャビティ(23)内にセットした1次成形品(1)が第2次射出成形時の樹脂圧によりキャビティ(23)内で移動しないように、
金型(21)に、前記1次成形品(1)の第2次射出成形によって被覆されない非被覆部位中の所定箇所で該1次成形品(1)を支持するための支持機構を配設したことを特徴とする請求項1記載の厚肉成形品の射出成形方法。 - インサート材としてキャビティ(23)内にセットした1次成形品(1)が第2次射出成形時の樹脂圧によりキャビティ(23)内で移動しないように、
金型(21)にキャビティ(23)内へ突出可能に配設した押え部材(24)により軸部(3)の側面側から前記1次成形品(1)を支持するようにしたことを特徴とする請求項1記載の厚肉成形品の射出成形方法。 - 軸部(3)の側面の中心軸対称の位置に一対の凹部(3a)を形成し該凹部(3a)に横方向から押え部材(24)であるブッシュピン(24a)の先端を挿入して、軸部(3)の側面側から支持するようにしたことを特徴とする請求項3記載の厚肉成形品の射出成形方法。
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