JP7828332B2 - 光配向層の露光方法 - Google Patents
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Description
このような液晶回折素子の光学異方性層は、一例として、基板に、配向パターンを形成した配向層を形成し、この配向層に、液晶化合物を有する組成物を、塗布、乾燥して、液晶化合物を配向することで、作製される。
露光による光配向層の配向パターン形成は、例えば、旋回方向が逆方向である2つの円偏光を重ね合わせることで干渉させ、この干渉光を感光性の塗膜に入射することで、塗膜に干渉縞による干渉パターンを生成する。この干渉光によって塗膜に露光することで、干渉パターンに応じた配向パターンを塗膜に形成して、光配向層となる。
この露光装置では、平行光のレーザ光を、偏光ビームスプリッタによって、直交する2本の直線偏光に分割する。直線偏光の一方を凸レンズで集光した後に、ハーフミラーの一面に一方の直線偏光を、他方の面に他方の直線偏光を入射することで、2つの直線偏光を重ね合わせる。その後、重ね合わせた2つの直線偏光を、1/4波長板によって旋回方向が異なる円偏光に変換する。重なり合う2つの円偏光が干渉することで、塗膜に入射した円偏光は、凸レンズの焦点距離等に応じた干渉縞による干渉パターンを生成する。
この露光方法によれば、露光マスクとして用いる液晶回折素子の液晶配向パターンに応じた配向パターンを、感光性の塗膜すなわち光配向層に形成できる。
この露光方法は、基板106の表面に、光配向性基を有する化合物を含む感光性の塗膜104を形成し、液晶回折素子を露光マスク100として用いて、光源102から照射した光(直線偏光Lp)を、露光マスク100を介して塗膜104に照射する。
これにより、塗膜104に、露光マスク100である液晶回折素子の液晶配向パターンを露光し、液晶配向パターンに応じた配向パターンを形成した光配向層を形成する。
なお、図15では、液晶化合物30として棒状液晶化合物を例示しているので、光学軸は、液晶化合物30の長手方向と一致する。
このような露光マスク100に、直線偏光Lpを入射すると、図16に概念的に示すように、直線偏光Lpが回折されて、プラス1次光である円偏光+Cpと、マイナス1次光である円偏光-Cpとに分割される。
その結果、塗膜104には、露光マスク100である液晶回折素子の液晶配向パターンと同じ配向パターンを有し、かつ、回折周期が1/2の干渉パターンが形成される。この干渉パターンが露光されることで、塗膜104には、液晶回折素子の液晶配向パターンに応じた配向パターンが形成される。
このような0次光は、塗膜104を不要に露光するノイズとなるため、形成される配向パターンが乱れてしまう可能性がある。
特に、露光マスク100の配向パターンのピッチ、すなわち回折周期が短い場合には、0次光が抑制できず、ノイズによる配向パターンの乱れが大きくなる可能性がある。
露光マスクは、面内の少なくとも一方向に沿って光学軸の向きが連続的に回転しながら変化している配向パターンを有する偏光回折素子であって、一方向に沿って厚さ方向に切断した断面を走査型電子顕微鏡で観察した画像において、一方の主面から他方の主面に延在する明部および暗部を有し、暗部が、主面の垂線方向に対して傾斜している領域を有し、
露光工程は、露光マスクで回折された光で、塗膜を露光する、光配向層の露光方法。
[2] 露光マスクの配向パターンにおいて、光学軸の向きが面内で180°回転する長さを1周期とした際に、露光工程を適用された塗膜が、1周期の長さが5μm以下の領域を有する、[1]に記載の光配向層の露光方法。
[3] 光学軸の向きが面内で180°回転する長さを1周期とした際に、露光マスクの配向パターンは、1周期が、一方向に沿って、漸次、変化する領域を有し、かつ、
一方向において、暗部の傾斜角度が異なる領域を有する、[1]または[2]に記載の光配向層の露光方法。
[4] 露光マスクに、楕円率が0.5以下の偏光を照射する、[1]~[3]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[5] 露光マスクに、部分偏光を照射する、[1]~[3]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[6] 露光マスクに、無偏光を照射する、[1]~[3]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[7] 露光マスクに、時間的に偏光状態が変化する光を照射する、[1]~[3]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[8] 露光マスクで回折された光におけるマイナス1次光およびプラス1次光が、楕円率が0.6~2の円偏光であり、
マイナス1次光とプラス1次光とは、逆の旋回方向を有する円偏光である、[1]~[7]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[9] 露光マスクが、液晶化合物を含む液晶組成物を用いて形成された光学異方性層を有する液晶回折素子であって、
光学異方性層は、面内の少なくとも一方向に沿って、液晶化合物に由来する光学軸の向きが連続的に回転しながら変化している液晶配向パターンを有する、[1]~[8]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[10] 露光マスクは、主面の垂線方向に対する暗部の角度が、厚さ方向において異なる領域を有する、[1]~[9]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[11] 露光マスクは、暗部が1以上の角度の変曲点を有する、[1]~[10]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[12] 暗部が2以上の角度の変曲点を有する、[11]に記載の光配向層の露光方法。
[13] 光学軸の向きが面内の一方向に沿って180°回転する長さを1周期とした際に、露光マスクは、一方向に沿って1周期が短くなる領域を有し、
露光マスクの配向パターンは、1周期が短くなるにしたがって、主面の垂線方向に対する暗部の角度が大きくなる領域を有する、[1]~[12]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[14] 露光マスクは、厚さ方向の中心線に対して、明部および暗部の形状が対称な領域を有する、[1]~[13]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[15] 露光マスクは、厚さ方向の中心線に対して、明部および暗部の形状が非対称な領域を有する、[1]~[13]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[16] 露光マスクの配向パターンが、面内の少なくとも一方向に沿って光学軸の向きが連続的に回転しながら変化している一方向を、中心から外側に向かう放射状に有するパターンである、[1]~[15]のいずれかに記載の光配向層の露光方法。
[17] [1]~[16]のいずれかに記載の光配向層の露光方法を用いて製造された、光配向層。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
また、以下に示す図は、いずれも、本発明を説明するための概念的な図であって、各部材および部位などの大きさ、厚さ、および、位置関係等は、必ずしも、現実の物と一致しない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
なお、以下の説明では、『本発明の光配向層の露光方法』を『本発明の露光方法』ともいう。
このような本発明の露光方法を実施する露光装置は、公知の露光装置が、各種、利用可能である。一例として、プロキシミティ露光を行う露光装置、レーザー光源を用いた露光装置、および、平行光源を用いた露光装置等が好適に例示される。
また、塗膜14は、後述する露光マスク10の配向層24における光配向層を形成する塗膜と同様のものである。すなわち、塗膜14は、光配向性基を有する化合物を含む塗料を、基板16の表面に塗布して乾燥した、感光性の塗膜である。以下の説明では、『光配向性基を有する化合物』を『光配向性材料』ともいう。
露光マスク10は、光学軸の向きが面内の少なくとも一方向に沿って連続的に回転しながら変化している配向パターンを有する偏光回折素子である。
図示例において、露光マスク10は、液晶化合物を含む組成物を用いて形成された光学異方性層を有する液晶回折素子である。この光学異方性層は、液晶化合物に由来する光学軸の向きが、面内の少なくとも一方向に沿って連続的に回転しながら変化している液晶配向パターンを有する。
従って、光源12が露光マスク10に照射する光は、直線偏光の成分を含むものであれば、各種の光が利用可能である。
光源12が照射する光Lとしては、無偏光も利用可能である。
さらに、光源12が照射する光Lとしては、時間的に状態が変化する偏光も、利用可能である。時間的に状態が変換する偏光とは、例えば、直線偏光であって、偏光方向が、時間によって変化する光である。
後述するが、本発明の露光方法は、特許文献1等に記載される従来の露光方法に比して、ノイズとなる0次光を大幅に抑制できる。しかしながら、露光マスク10に入射した光Lが、そのまま抜けて0次光としてノイズになることは、完全に防止はできない。
ここで、直線偏光は、光配向性材料の配向に寄与しやすい。
これに対して、露光マスク10に照射する光Lとして、部分偏光、無偏光、および、時間的に状態が変化する偏光等を用いることにより、光Lが露光マスク10を抜けて0次光になってしまっても、この光は、光配向性材料の配向への寄与が大きな直線偏光ではないので、ノイズとなる0次光による悪影響を、低減できる。
図2に示す露光マスク10は、一例として、支持体20と、配向層24と、光学異方性層26とを有する、液晶回折素子である。
なお、本発明の露光方法において、露光マスク10は、図2に示す構成に制限はされない。例えば、露光マスクは、図2に示す露光マスク10から支持体20を剥離した、光学異方性層26と配向層24とからなるものでもよく、露光マスク10から支持体20および配向層24を剥離した、光学異方性層26のみからなるものでもよい。あるいは、露光マスクは、光学異方性層26に、別の支持体を貼着したものであってもよい。
また、図2に示すように、光学異方性層26において、液晶化合物30は、厚さ方向に螺旋状に捩れ配向されている。
このような液晶配向パターンを有し、かつ、液晶化合物30が厚さ方向に捩れ配向された光学異方性層は、例えば、図4に示すように光学軸30Aが回転しながら変化する一方向に沿って切断した断面を走査型電子顕微鏡(SEM(Scanning Electron Microscope))で観察した画像において、主面の垂線方向に対して傾斜する明部と暗部の縞模様が観察される。
この点に関しては、後に詳述する。
露光マスク10において、支持体20は、配向層24、および、光学異方性層26を支持するものである。
支持体20は、配向層24および光学異方性層26を支持できるものであれば、各種のシート状物(フィルム、板状物)が利用可能である。
支持体20としては、透明支持体が好ましく、ポリメチルメタクリレート等のポリアクリル系樹脂フィルム、セルローストリアセテート等のセルロース系樹脂フィルム、シクロオレフィンポリマー系フィルム(例えば、商品名「アートン」、JSR社製、商品名「ゼオノア」、日本ゼオン社製)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、および、ポリ塩化ビニル等を挙げることができる。支持体は、可撓性のフィルムに限らず、ガラス基板等の非可撓性の基板であってもよい。
支持体20の厚さは、1~2000μmが好ましく、3~500μmがより好ましく、5~150μmがさらに好ましい。
露光マスク10において、支持体20の表面には配向層24が形成される。
配向層24は、液晶回折素子である露光マスク10の光学異方性層26を形成する際に、液晶化合物30を所定の液晶配向パターンに配向するための配向層である。
なお、図2等においては、液晶化合物30として、棒状液晶化合物を例示している。
従って、露光マスク10の配向層24は、光学異方性層26が、この液晶配向パターンを形成できるように、形成される。
なお、本発明において、液晶化合物30が棒状液晶化合物である場合、液晶化合物30の光学軸30Aは、棒状液晶化合物の分子長軸を意図する。一方、液晶化合物30が円盤状液晶化合物である場合、液晶化合物30の光学軸30Aは、円盤状液晶化合物の円盤面に対する法線方向(直交方向)に平行な軸を意図する。
以下の説明では、『光学軸30Aの向きが回転』を単に『光学軸30Aが回転』とも言う。
例えば、ポリマーなどの有機化合物からなるラビング処理膜、無機化合物の斜方蒸着膜、マイクログルーブを有する膜、ならびに、ω-トリコサン酸、ジオクタデシルメチルアンモニウムクロライドおよびステアリン酸メチルなどの有機化合物のラングミュア・ブロジェット法によるLB(Langmuir-Blodgett:ラングミュア・ブロジェット)膜を累積させた膜、等が例示される。
配向層に使用する材料としては、ポリイミド、ポリビニルアルコール、特開平9-152509号公報に記載された重合性基を有するポリマー、特開2005-97377号公報、特開2005-99228号公報、および、特開2005-128503号公報記載の配向層等の形成に用いられる材料が好ましく例示される。
すなわち、露光マスク10においては、配向層24として、支持体20に、光配向性材料を含む塗料を塗布、乾燥して、感光性の塗膜を形成し、この塗膜に配向パターンに応じた光を照射して配向した光配向層が、好適に利用される。なお、『光配向性材料』とは、上述のように、『光配向性基を有する化合物』である。
中でも、アゾ化合物、光架橋性ポリイミド、光架橋性ポリアミド、光架橋性エステル、シンナメート化合物、および、カルコン化合物は、好適に利用される。
一例として、光配向性材料を含む塗料を支持体20の表面に塗布、乾燥して、塗膜を形成する。その後、塗膜をレーザ光によって露光して配向パターンを形成して、光配向層とする方法が例示される。
図6に示す露光装置60は、レーザ62を備えた光源64と、レーザ62が出射したレーザ光Mの偏光方向を変えるλ/2板65と、レーザ62が出射したレーザ光Mを光線MAおよびMBの2つに分離する偏光ビームスプリッタ68と、分離された2つの光線MAおよびMBの光路上にそれぞれ配置されたミラー70Aおよび70Bと、λ/4板72Aおよび72Bと、を備える。
なお、光源64は直線偏光P0を出射する。λ/4板72Aは、直線偏光P0(光線MA)を右円偏光PRに、λ/4板72Bは直線偏光P0(光線MB)を左円偏光PLに、それぞれ変換する。
この際の干渉により、配向層24に照射される光の偏光状態が干渉縞状に周期的に変化するものとなる。これにより、配向状態が周期的に変化する配向パターンを有する配向層(以下、パターン配向層ともいう)が得られる。
露光装置60においては、2つの光線MAおよびMBの交差角αを変化させることにより、配向パターンの周期を調節できる。すなわち、露光装置60においては、交差角αを調節することにより、液晶化合物30に由来する光学軸30Aが一方向に沿って連続的に回転する配向パターンにおいて、光学軸30Aが回転する1方向における、光学軸30Aが180°回転する1周期の長さ(後述する1周期Λ)を調節できる。
このような配向状態が周期的に変化した配向パターンを有する配向層24上に、光学異方性層26を形成することにより、後述する、液晶化合物30に由来する光学軸30Aが一方向に沿って連続的に回転する液晶配向パターンを有する、光学異方性層26を形成できる。
また、λ/4板72Aおよび72Bの光学軸を、それぞれ、90°回転することにより、光学軸30Aの回転方向を逆にすることができる。
パターン配向層が、液晶化合物を配向させる向きに沿った軸を配向軸とすると、パターン配向層は、配向軸の向きが面内の少なくとも一方向に沿って連続的に回転しながら変化している配向パターンを有するといえる。
パターン配向層の配向軸は、吸収異方性を測定することで検出することができる。例えば、パターン配向層に直線偏光を回転させながら照射して、パターン配向層を透過する光の光量を測定した際に、光量が最大または最小となる向きが、面内の一方向に沿って漸次変化して観測される。
例えば、支持体20をラビング処理する方法、支持体20をレーザ光等で加工する方法等によって、支持体20に配向パターンを形成することにより、光学異方性層26等が、液晶化合物30に由来する光学軸30Aの向きが、一方向に沿って連続的に回転しながら変化している液晶配向パターンを有する構成とすることも、可能である。
図2に示す露光マスク10において、配向層24の表面には、光学異方性層26が形成される。
なお、液晶化合物30に由来する光学軸30Aとは、液晶化合物30において屈折率が最も高くなる軸、いわゆる遅相軸である。例えば、液晶化合物30が棒状液晶化合物である場合には、光学軸30Aは、棒形状の長軸方向に沿っている。
以下の説明では、液晶化合物30に由来する光学軸30Aを、『液晶化合物30の光学軸30A』または『光学軸30A』とも言う。
上述のように、光学異方性層26は、面内において、光学軸30Aが矢印Aで示す一方向に連続的に回転しながら変化する液晶配向パターンを有するものである。
以下の説明では、『矢印Aで示す一方向』を単に『矢印A方向』とも言う。
また、図3では、露光マスク10の構成を明確に示すために、液晶化合物30は配向層24の表面の液晶化合物30のみを示している。しかしながら、この光学異方性層26も、厚さ方向には、図2に示されるように、この配向層の表面の液晶化合物30から、液晶化合物30が積み重ねられた構造を有する。
液晶化合物30の光学軸30Aの向きが矢印A方向(所定の一方向)に連続的に回転しながら変化しているとは、具体的には、矢印A方向に沿って配列されている液晶化合物30の光学軸30Aと、矢印A方向とが成す角度が、矢印A方向の位置によって異なっており、矢印A方向に沿って、光学軸30Aと矢印A方向とが成す角度がθからθ+180°あるいはθ-180°まで、順次、変化していることを意味する。
なお、矢印A方向に互いに隣接する液晶化合物30の光学軸30Aの角度の差は、45°以下であるのが好ましく、15°以下であるのがより好ましく、より小さい角度であるのがさらに好ましい。
言い換えれば、光学異方性層26を形成する液晶化合物30において、Y方向に配列される液晶化合物30同士では、光学軸30Aの向きと矢印A方向とが成す角度が等しい。
すなわち、図2および図3に示す光学異方性層26であれば、面内で光学軸30Aの向きが連続的に回転して変化する矢印A方向において、液晶化合物30の光学軸30Aが180°回転する長さ(距離)を、液晶配向パターンにおける1周期Λとする。言い換えれば、液晶配向パターンにおける1周期Λは、液晶化合物30の光学軸30Aと矢印A方向とのなす角度がθからθ+180°となるまでの距離により定義される。
すなわち、矢印A方向に対する角度が等しい2つの液晶化合物30の、矢印A方向の中心間の距離を、1周期Λとする。具体的には、図3に示すように、矢印A方向と光学軸30Aの方向とが一致する2つの液晶化合物30の、矢印A方向の中心間の距離を、1周期Λとする。
露光マスク10において、光学異方性層26の液晶配向パターンは、この1周期Λを、矢印A方向すなわち光学軸30Aの向きが連続的に回転して変化する一方向に繰り返す。
また、露光マスク10(光学異方性層26)は液晶回折素子であり、この1周期Λが、回折構造の周期(1周期)となる。
すなわち、露光マスク10(光学異方性層26)に光Lを入射した際に、1周期Λが短いほど、光Lの入射方向と、後述する光学異方性層26による回折光であるプラス1次光の円偏光+Cpおよびマイナス1次光の円偏光-Cpとが成す角度が大きくなる。なお、光Lの入射方向は、通常、光学異方性層26の法線方向である。しかしながら、必要に応じて、光Lを法線方向に対して傾斜して入射してもよい。法線方向とは、面に対して直交する方向(面の垂線方向)である。
ここで、光学異方性層26を、光学軸30Aが回転しながら変化する一方向に沿って切断した断面を、SEMで観察した画像を、便宜的に『断面SEM画像』ともいう。
このように、光学異方性層26が、面内に、一方向に沿って光学軸30Aの向きが連続的に回転しながら変化する液晶配向パターンを有し、かつ、厚さ方向に、液晶化合物30が螺旋状に捩れ配向する構成を有すると、断面SEM画像において、図4に概念的に示すように、一方の主面から他方の主面に延在し、かつ、主面の垂線方向に対して傾斜する、明部42と暗部44の縞模様が観察される。すなわち、明部42および暗部44は、光学異方性層26の主面に対しても傾斜する。
光学異方性層26の断面SEM画像において観察される明部および暗部は、液晶化合物30の光学軸30Aの向きに由来する。なお、光学異方性層26の断面SEM画像を観察する際の測定条件は、適宜設定することができる。
その結果、本発明の露光方法によれば、微細な配向パターンを形成する場合であっても、ノイズとなる0次光に起因する配向パターンの乱れおよび歪み等を抑制し、塗膜14すなわち光配向層に、綺麗な配向パターンを形成できる。
以上の点に関しては、後に詳述する。
具体的には、支持体20上に、上述した液晶配向パターンに応じた配向パターンを有する配向層24を形成する。この配向層24上に液晶組成物を塗布する。なお、液晶組成物の塗布は、公知の方法が利用可能であり、また、後に実施例で示す多層塗布も、好適に利用可能である。
次いで、加熱等によって液晶化合物30を厚さ方向に螺旋配向させた後に、塗膜を乾燥する。さらに、必要に応じて、液晶化合物を紫外線等によって重合することにより、光学異方性層26を形成できる。
棒状液晶化合物としては、アゾメチン類、アゾキシ類、シアノビフェニル類、シアノフェニルエステル類、安息香酸エステル類、シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル類、シアノフェニルシクロヘキサン類、シアノ置換フェニルピリミジン類、アルコキシ置換フェニルピリミジン類、フェニルジオキサン類、トラン類およびアルケニルシクロヘキシルベンゾニトリル類が好ましく用いられる。以上のような低分子液晶性分子だけではなく、高分子液晶性分子も用いることができる。
さらに棒状液晶化合物としては、例えば、特表平11-513019号公報および特開2007-279688号公報に記載のものも好ましく用いることができる。
円盤状液晶化合物としては、例えば、特開2007-108732号公報および特開2010-244038号公報に記載のものを好ましく用いることができる。
なお、光学異方性層に円盤状液晶化合物を用いた場合には、光学異方性層において、液晶化合物30は厚さ方向に立ち上がっており、液晶化合物に由来する光学軸30Aは、円盤面に垂直な軸、いわゆる進相軸として定義される。
キラル剤(カイラル剤)は、厚さ方向に液晶化合物を捩じれ配向する、螺旋構造を誘起する機能を有する。キラル剤は、化合物によって、誘起する螺旋の捩れ方向および/または捩じれの程度(螺旋ピッチ)が異なるため、目的に応じて選択すればよい。
キラル剤としては、特に制限はなく、公知の化合物(例えば、液晶デバイスハンドブック、第3章4-3項、TN(Twisted Nematic)、STN(Super Twisted Nematic)用キラル剤、199頁、日本学術振興会第142委員会編、1989に記載)、イソソルビド(イソソルビド構造を有するキラル剤)、および、イソマンニド誘導体等を用いることができる。
また、キラル剤は、光の照射によって、戻り異性化、二量化、ならびに、異性化および二量化等を生じて、螺旋誘起力(HTP:Helical Twisting Power)が低下するキラル剤も、好適に利用可能である。
また、キラル剤は、液晶化合物であってもよい。
液晶組成物における、キラル剤の含有量は、液晶化合物の含有モル量に対して0.01~200モル%が好ましく、1~30モル%がより好ましい。
図示例の露光マスク10は、好ましい態様として、光学異方性層26を構成する液晶化合物30の屈折率差Δnと、光学異方性層26の厚さdとの積であるΔn×dが、露光マスク10に照射する光の波長λに対して、約1/2波長(λ/2)となるように、光学異方性層26を設計する。
具体的には、光学異方性層26は、露光マスク10に照射する光の波長λ[nm]に対して、Δn×dが、0.4λ~0.6λ[nm]であるのが好ましく、0.45λ~0.55λ[nm]であるのがより好ましい。
上述のように、塗膜14は、光配向性材料を含む塗料を基板16に塗布して、乾燥したものである。この塗膜14は、上述した露光マスク10の配向層24における光配向層における塗膜と同様のものであるのも、上述のとおりである。なお、光配向性材料とは、光配向性基を有する化合物である。
また、光学異方性層26は、好ましい態様として、Δn×dが、入射光の波長λに対して、約1/2波長となっている。
その結果、塗膜14には、液晶回折素子である露光マスク10における光学異方性層26の液晶配向パターンと同じ配向パターンを有し、かつ、1周期Λすなわち回折周期が約1/2の干渉パターンが形成される。この干渉パターンが露光されることで、塗膜14すなわち光配向層には、液晶回折素子である露光マスク10の液晶配向パターンに応じた配向パターンが形成される。
特に、光学異方性層の配向パターンが微細な場合、すなわち1周期Λが短い場合には、0次光を抑制できず、ノイズによる配向パターンの乱れが大きくなる。すなわち、上述のように、1周期Λが短いほど、光学異方性層26による回折角度が大きくなる。そのため、1周期Λが短いほど、回折効率が低下して0次光が多くなり、その結果、ノイズによる配向パターンの乱れが大きくなる。
光学異方性層26の断面SEM画像において、一方の主面から他方の主面に延在する明部42および暗部44を有し、厚さ方向において、暗部44が光学異方性層26の主面の垂線方向に対して傾斜している領域を有すると、入射した光Lの回折効率の低下を抑制できる。
従って、本発明の露光方法では、光学異方性層26の液晶配向パターンが、1周期Λが短い微細な液晶配向パターンであっても、0次光の発生を、大幅に抑制できる。
その結果、本発明によれば、微細な配向パターンを形成する場合であっても、露光マスクを用いた簡便な方法で、ノイズとなる光に起因する乱れおよび歪み用の無い、綺麗な配向パターンを有する光配向層を形成できる。従って、本発明の露光方法で露光した光配向層を用いることにより、高い回折効率を有する液晶回折素子を得ることができる。
これに対して、液晶回折素子である露光マスク10を構成する光学異方性層26が、断面SEM画像において、暗部44が主面の垂線方向に対して傾斜する領域を有する本発明では、1周期Λが短い微細な液晶配向パターンであっても、回折効率の低下は少なく、すなわち、配向パターンの乱れは小さい。
この点を考慮すると、本発明の露光方法では、塗膜14(光配向層)に形成する配向パターンが、1周期Λの長さが5μm以下の領域を有するのが好ましい。すなわち、本発明の露光方法は、塗膜14への微細な配向パターンの形成に、より好適に用いられる。
塗膜14(光配向層)に形成する配向パターンは、1周期Λが3μm以下の領域を有するのがより好ましく、2μm以下の領域を有するのがさらに好ましい。
なお、光配向層の1周期Λは、一例として、光配向層に、同様に光学異方性層を形成し、この光学異方性層の1周期Λを測定することで、知見すればよい。
円偏光+Cpおよび円偏光-Cpの楕円率を0.6~2とすることにより、より乱れの無い綺麗な配向パターンを形成できる等の点で好ましい。
なお、円偏光+Cpおよび円偏光-Cpの楕円率は、0.8~1.3がより好ましく、0.9~1.2がさらに好ましい。
円偏光+Cpと円偏光-Cpとを、旋回方向が逆の円偏光とすることにより、より乱れの無い綺麗な配向パターンを形成できる等の点で好ましい。
本発明の露光方法において、液晶回折素子である露光マスク10(光学異方性層26)が有する液晶配向パターン、すなわち、塗膜14に形成する配向パターンは、これに制限はされず、各種の液晶配向パターンが利用可能である。
この光学異方性層26は、液晶化合物に由来する光学軸の向きが、一方向に沿って連続的に回転しながら変化している液晶配向パターンを、内側から外側に向かう放射状に有する。すなわち、図7に示す光学異方性層26の液晶配向パターンは、液晶化合物30に由来する光学軸の向きが連続的に回転しながら変化する一方向を内側から外側に向かう同心円状に有する、同心円状のパターンである。
以下、図7に示す、一方向に沿って連続的に回転しながら変化している液晶配向パターンを、内側から外側に向かう放射状に有する液晶配向パターンを、単に『放射状の配向パターン』ともいう。
従って、光学異方性層26において、液晶化合物30の光学軸の回転方向は、全ての方向(一方向)で同じ方向である。図示例では、矢印A1で示す方向、矢印A2で示す方向、矢印A3で示す方向、および、矢印A4で示す方向の全ての方向で、液晶化合物30の光学軸の回転方向は、反時計回りである。
すなわち、矢印A1と矢印A4とを1本の直線と見なすと、この直線上では、光学異方性層26の中心で、液晶化合物30の光学軸の回転方向が逆転する。一例として、矢印A1と矢印A4とが成す直線が、図中右方向(矢印A1方向)に向かうとする。この場合には、液晶化合物30の光学軸は、最初は、光学異方性層26の外方向から中心に向かって時計回りに回転し、光学異方性層26の中心で回転方向が逆転し、その後は、光学異方性層26の中心から外方向に向かって反時計回りに回転する。
これにより、露光マスク10の光学異方性層26の液晶配向パターンと同じ、放射状に光学軸が連続的に回転して変化する配向パターンを有し、かつ、1周期Λすなわち回折周期が約1/2の配向パターンを、塗膜14に形成できる。
図8に示す露光装置80は、レーザ82を備えた光源84と、レーザ82からのレーザ光MをS偏光MSとP偏光MPとに分割する偏光ビームスプリッタ86と、P偏光MPの光路に配置されたミラー90AおよびS偏光MSの光路に配置されたミラー90Bと、S偏光MSの光路に配置されたレンズ92と、偏光ビームスプリッタ94と、λ/4板96とを有する。
P偏光MPおよびS偏光MSは、偏光ビームスプリッタ94で合波されて、λ/4板96によって偏光方向に応じた右円偏光および左円偏光となって、支持体20の上の配向層24に入射する。
ここで、右円偏光と左円偏光の干渉により、配向層24に照射される光の偏光状態が干渉縞状に周期的に変化するものとなる。同心円の内側から外側に向かうにしたがい、左円偏光と右円偏光の交差角が変化するため、内側から外側に向かってピッチが変化する露光パターンが得られる。これにより、配向層24において、配向状態が周期的に変化する放射状(同心円状)の配向パターンが得られる。
また、レンズ92の屈折力(レンズ92のFナンバー)を調節することによって、光軸が連続的に回転する一方向において、液晶配向パターンの1周期の長さを変更できる。
具体的には、平行光と干渉させる、レンズ92で広げる光の広がり角によって、光軸が連続的に回転する一方向において、液晶配向パターンの1周期の長さを変えることができる。より具体的には、レンズ92の屈折力を弱くすると、平行光に近づくため、液晶配向パターンの1周期の長さΛは、内側から外側に向かって緩やかに短くなる。逆に、レンズ92の屈折力を強めると、液晶配向パターンの1周期の長さΛは、内側から外側に向かって急に短くなる。
具体的には、1周期Λが短いほど、主面に対する暗部44の角度が大きくなる。
液晶配向パターンにおける1周期Λは、漸次、変化するのが好ましい。従って、暗部44の角度も、漸次、変化するのが好ましい。
具体的には、1周期Λが短いほど、厚さ方向への液晶化合物30の捩れ角を大きくするのが好ましい。
上述のように、液晶配向パターンの1周期Λが短いほど、光の回折角度が大きくなり、その分、回折効率が低下し、0次光を抑制できなくなる。
一方で、暗部44が主面の垂線方向に対して傾斜する領域を有する光学異方性層、すなわち、液晶化合物30が、厚さ方向に螺旋状に捩れ配向されている光学異方性層は、上述のように、1周期Λが短くても、回折効率の低下を抑制でき、0次光の発生を抑制できる。この回折効率の低下抑制効果は、厚さ方向への液晶化合物30の捩れ角が大きいほど高く、20度~160度(絶対値)が好ましい。
これにより、液晶配向パターンの1周期Λの長さによらず、好適に回折効率の低下、すなわち、0次光の発生を抑制して、塗膜14すなわち光配向層に、乱れおよび歪み等の無い、綺麗な配向パターンを形成できる。
例えば、光の照射によってHTPが小さくなるキラル剤を用いることにより、光の照射によってキラル剤のHTPが低下する。ここで、領域毎に光の照射量を変えることで、例えば、照射量が多い領域では、HTPが大きく低下し、螺旋の誘起が小さくなるのでねじれ構造のねじれ角が小さくなる。一方、照射量が少ない領域では、HTPの低下が小さいため、ねじれ構造のねじれ角は大きくなる。
なお、グラデーションマスクとは、照射する光に対する透過率が面内で変化しているマスクである。
光反応型キラル剤は、例えば、下記一般式(I)で表される化合物からなり、液晶化合物の配向構造を制御し得ると共に、光の照射により液晶化合物の螺旋ピッチ、即ち螺旋構造の捻れ力(HTP:ヘリカルツイスティングパワー)を変化させることができる特質を有する。即ち、液晶化合物、好ましくはネマチック液晶化合物に誘起する螺旋構造の捻れ力の変化を光照射(紫外線~可視光線~赤外線)によって起こさせる化合物であり、必要な部位(分子構造単位)として、カイラル部位(キラル部位)と光の照射によって構造変化を生じる部位とを有する。しかも、下記一般式(I)で表される光反応型キラル剤は、特に液晶分子のHTPを大きく変化させることができる。
一般式(I)
前述の炭素数1~15のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、ドデシルオキシ基等が挙げられ、中でも、炭素数1~12のアルコキシ基が好ましく、炭素数1~8のアルコキシ基が特に好ましい。
前述の炭素数1~15のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、ドデシルオキシ基等が挙げられ、中でも、炭素数1~10のアルコキシ基が好ましく、炭素数1~8のアルコキシ基が特に好ましい。
図10に示す光学異方性層26bは、断面SEM画像において、暗部44は、角度が変化する変曲点を、2か所、有する。すなわち、光学異方性層26は、暗部44の変曲点に応じて、厚さ方向に、領域27a、領域27bおよび領域27cの、3つの領域を有するということもできる。
厚さ方向の真ん中の領域27bでは、液晶化合物30は、厚さ方向に捩じれておらず、厚さ方向に積み重ねられた液晶化合物30は、光学軸が同じ方向を向いている。すなわち、面内方向の同じ位置に存在する液晶化合物30は、光学軸が同じ方向を向いている。
厚さ方向の上側の領域27aでは、液晶化合物30は、厚さ方向に図中上側から下側に向かって反時計回り(左回り)に螺旋状に捩じれるように捩じれ配向されている。
すなわち、図8に示す光学異方性層26は、領域27a、領域27b、および、領域27cにおける液晶化合物30の厚さ方向の捩じれの状態がそれぞれ異なっている。
一例として、図10では、光学軸が紙面に直交する方向を向いている液晶化合物30を結ぶように暗部44が観察されることを示している。
厚さ方向の一番下の領域27cでは、暗部44は、図中左上方に向かうように傾斜している。真ん中の領域27bでは、暗部44は厚さ方向に延在している。一番上の領域27aでは、暗部44は、図中右上方に向かうように傾斜している。
すなわち、図10に示す光学異方性層26は、暗部44の角度が変わる、角度の変曲点を2つ有している。また、一番上の領域27aでは、暗部44は右上方に向かうように傾斜しており、一番下の領域27bでは、暗部44は左上方に向かうように傾斜している。すなわち、領域27aと領域27cとでは、暗部44の傾斜方向が異なる。
具体的には、光学異方性層26bの暗部44は、領域27aにおける傾斜方向と、領域27bにおける傾斜方向とが逆方向である。そのため、領域27aおよび領域27bの界面に位置する変曲点が、傾斜方向が逆方向に折り返される変曲点である。すなわち、光学異方性層26は、傾斜方向が逆方向に折り返される変曲点を、1か所、有している。
従って、光学異方性層26bは、暗部44の形状が厚さ方向の中心線に対して、対称である。
例えば、光学異方性層の暗部44が1つの角度の変曲点を有する構成の場合には、例えば、図11に示すように、図10における領域27aと領域27cとからなるものであってもよいし、領域27aと領域27bとからなる構成であってもよいし、領域27bと領域27cとからなる構成であってもよい。あるいは、例えば、光学異方性層の暗部44が3つの角度の変曲点を有する構成の場合には、図10に示す領域27aと領域27cとを交互に2つずつ有する構成とすればよい。
図12に示す光学異方性層26cは、液晶配向パターンが液晶化合物30の光学軸の向きが連続的に回転しながら変化する一方向を、光学異方性層26の中心から放射状に有し、かつ、各方向において、中心から外側に向かうにしたがって、液晶配向パターンの1周期Λが漸次、短くなる構成を有する。
具体的には、図12に示す光学異方性層26cは、面方向の中心より右側の部分では、図中上側の領域では、暗部44は、右方向に傾斜しており、図中下側の領域では、暗部44は、左方向に傾斜している。一方、光学異方性層26cの中心より左側の部分では、図中上側の領域では、暗部44は、左方向に傾斜しており、図中下側の領域では、暗部44は、右方向に傾斜している。
なお、本発明において、暗部の角度が漸次変化するとは、角度が連続的に変化するもの、および、角度が段階的に変化するものを意図している。
図13に示すように、中心部分において、液晶化合物30は、厚さ方向の下側の領域27cでは、厚さ方向に図中上側から下側に向かって時計回り(右回り)に捩じれるように配向されている。
一方、厚さ方向の真ん中の領域27bでは、液晶化合物30は、厚さ方向に捩じれておらず、厚さ方向に積み重ねられた液晶化合物30は、光学軸が同じ方向を向いている。すなわち、面方向の同じ位置に存在する液晶化合物30は、光学軸が同じ方向を向いている。
また、厚さ方向の上側の領域27aでは、液晶化合物30は、厚さ方向に図中上側から下側に向かって反時計回り(左回り)に捩じれるように配向されている。
また、厚さ方向の真ん中の領域27bでも、液晶化合物30は、厚さ方向に図中上側から下側に向かって時計回り(右回り)に捩じれるように配向されている。
また、領域27cにおける厚さ方向の捩じれ角と領域27bにおける厚さ方向の捩じれ角とは異なっている。従って、領域27cの暗部44と、領域27bの暗部44とは、傾斜方向は同じであるが、傾斜角度が異なっている。
これは、各領域において、中心における厚さ方向の捩じれに対して、外側に向かうにしたがって、右回りの捩じれを付与したものということができる。このような構成により、光学異方性層26cは、図12に示すように、放射状の中心部分の断面において光学異方性層26cの厚さ方向の中心線に対して、明部42および暗部44の形状が対称であり、放射状の端部の断面において光学異方性層26cの厚さ方向の中心線に対して、明部42および暗部44の形状が非対称である構成となる。
しかしながら、本発明は、これに制限はされず、光学異方性層が、面方向の全域で、厚さ方向の中心線に対して非対称であってもよい。
しかしながら、本発明の露光方法において、露光マスクは、液晶回折素子を用いるものに制限はされない。すなわち、本発明の露光方法では、光学軸の向きが面内の少なくとも一方向に沿って連続的に変化する配向パターンを有し、かつ、断面SEM画像において、暗部44が主面の垂線方向に対して傾斜する光学異方性層を有するものであれば、公知の各種の部材が露光マスクとして利用可能である。
一例として、メタサーフェス等が例示される。
このようにして作製した光配向層に、例えば、上述した光学異方性層26等と同様にして、液晶組成物を用いて光学異方性層を形成することにより、透過型の液晶回折素子を製造できる。
あるいは、液晶組成物にキラル剤を添加して、光配向層に液晶組成物を塗布した後、加熱して液晶化合物を厚さ方向に螺旋状に旋回して配向することにより、特定の波長域の特定の円偏光を選択的に反射するコレステリック液晶層を形成して、反射型の液晶回折素子を製造できる。
以下の実施例に示す材料、試薬、使用量、物質量、割合、処理内容、および、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
<露光マスクの作製>
(支持体)
支持体として、ガラス基板を用意した。
支持体上に、下記の配向層形成用塗布液をスピンコートで塗布した。この配向層形成用塗布液の塗膜が形成された支持体を60℃のホットプレート上で60秒間乾燥し、配向層形成用塗布液の塗膜を形成した。
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光配向用素材A 1.00質量部
水 16.00質量部
ブトキシエタノール 42.00質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 42.00質量部
――――――――――――――――――――――――――――――――
図8に示す露光装置を用いて塗膜を露光して、図7に示すような放射状の配向パターンを有する配向層P-1を形成した。
露光装置において、レーザとして波長(325nm)のレーザ光を出射するものを用いた。干渉光による露光量を1000mJ/cm2とした。なお、図8に示す露光装置を用いることによって、配向パターンの1周期が、中心から外方向に向かって、漸次、短くなるようにした。
第1の光学異方性層を形成する液晶組成物として、下記の組成物A-1を調製した。
組成物A-1
――――――――――――――――――――――――――――――――
液晶化合物L-1 100.00質量部
重合開始剤(BASF社製、Irgacure OXE01)
1.00質量部
レベリング剤T-1 0.08質量部
メチルエチルケトン 1050.00質量部
――――――――――――――――――――――――――――――――
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって1周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は~0°であった。
以下、特に記載が無い場合には、『Δn365×d』等の測定は、同様に行った。
また、SEMで観察した光学異方性層の断面においては、暗部は光学異方性層の主面の垂線方向と平行であった。
(塗膜の形成)
上述した露光マスク(液晶回折素子)の作製と同様にして、ガラス基板上に配向層形成用塗布液の塗膜を形成した。
図1に示す露光装置を用いて、上記作製した露光マスク越しに塗膜を露光して、同心円状の配向パターンを有する光配向層PA-1を形成した。
露光装置は、波長(365nm)の平行光を射出する、プロキシミティ露光装置を用いた。露光量を1000mJ/cm2とした。なお、露光マスクへは直線偏光(楕円率0.1未満)を入射した。
第1の光学異方性層を形成する液晶組成物として、下記の組成物B-1を調製した。
組成物B-1
――――――――――――――――――――――――――――――――
液晶化合物L-1 100.00質量部
カイラル剤C-1 0.32質量部
重合開始剤(BASF社製、Irgacure OXE01)
1.00質量部
レベリング剤T-1 0.08質量部
メチルエチルケトン 1050.00質量部
――――――――――――――――――――――――――――――――
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が10μm、中心から25mmの距離での1周期が1μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、第1の光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は、左回りに70°(-70°)であった。
組成物B-2
――――――――――――――――――――――――――――――――
液晶化合物L-1 100.00質量部
カイラル剤C-2 0.18質量部
重合開始剤(BASF社製、Irgacure OXE01)
1.00質量部
レベリング剤T-1 0.08質量部
メチルエチルケトン 1050.00質量部
――――――――――――――――――――――――――――――――
<露光マスクの作製>
(基板の用意、および、塗膜の形成)
比較例1と同様のガラス板を基板として、比較例1と同様に配向層形成用塗布液の塗膜を形成した。
比較例1と同様にして塗膜を露光して、放射状(同心円状)の配向パターンを有する光配向層P-2を形成した。
比較例1の液晶回折素子の作製における第1および第2の光学異方性層の形成において、カイラル剤の添加量および膜厚を調節した以外は同様にして、光学異方性層を形成し、露光マスクとなる液晶回折素子を作製した。
(光学異方性層の形成)
第1の光学異方性層を形成する液晶組成物として、下記の組成物A-2を調製した。
組成物A-2
――――――――――――――――――――――――――――――――
液晶化合物L-1 100.00質量部
カイラル剤C-1 0.65質量部
重合開始剤(BASF社製、Irgacure OXE01)
1.00質量部
レベリング剤T-1 0.20質量部
メチルエチルケトン 2000.00質量部
――――――――――――――――――――――――――――――――
第1の光学異方性層は、最終的に液晶のΔn365×厚さ(Re(365))が183nmになり、かつ、図7に示すような放射状(同心円状)の周期的な配向表面になっていることを偏光顕微鏡で確認した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって1周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は左回りに70°(-70°)であった。
組成物A-3
――――――――――――――――――――――――――――――――
液晶化合物L-1 100.00質量部
カイラル剤C-2 0.36質量部
重合開始剤(BASF社製、Irgacure OXE01)
1.00質量部
レベリング剤T-1 0.20質量部
メチルエチルケトン 2000.00質量部
――――――――――――――――――――――――――――――――
第2の光学異方性層は、組成物A-3を第1の光学異方性層上に多層塗布することにより形成した。
第2の光学異方性層は、最終的に液晶のΔn365×厚さ(Re(365))が183nmになり、かつ、図7に示すような放射状(同心円状)の周期的な配向表面になっていることを偏光顕微鏡で確認した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は右回りに70°であった。
光学異方性層の断面をSEMで観察したところ、いずれも、暗部は、主面の垂線方向に対して傾斜する領域を有していた。
(塗膜の形成)
上記露光マスクの作製と同様にして、ガラス基板上に配向層形成用塗布液の塗膜を形成した。
図1に示す露光装置を用いて、上記作製した露光マスク越しに光配向層を露光して、同心円状の配向パターンを有する光配向層PA-2を形成した。
露光装置は、波長(365nm)の平行光を射出する、プロキシミティ露光装置を用いた。露光量を1000mJ/cm2とした。なお、露光マスクへは直線偏光(楕円率0.1未満)を入射した。
比較例1の液晶回折素子の作製と同様にして、光学異方性層を形成した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が10μm、中心から25mmの距離での1周期が1μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は、左回りに70°(-70°)であった。
<露光マスクの作製>
(光配向層の形成)
実施例1と同様にして配向層形成用塗布液の塗膜を形成し、塗膜の露光を行って、光配向層を形成した。
以下に示すように第1および第2の光学異方性層を形成して、露光マスクとなる液晶回折素子を作製した。
実施例1の第1の光学異方性層の形成において、カイラル剤の添加量を変更して組成物を調製した。
光学異方性層の形成において、配向層上に組成物を塗布して、塗膜をホットプレート上で80℃に加熱し、その後、LED-UV露光機の波長365nmの紫外線を塗膜に照射した。このとき、塗膜の面内で紫外線の照射量を変化させて塗膜に照射した。具体的には中心部から端部に向けて照射量が増加するように塗膜の面内で照射量を変化させて塗膜への照射を行った。
その後、ホットプレート上で80℃に加熱した塗膜を、窒素雰囲気下で高圧水銀灯を用いて波長365nmの紫外線を300mJ/cm2の照射量で塗膜に照射することにより、液晶化合物の配向を固定化した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は、中心から約3mmの距離でのねじれ角が左回りに70°(-70°)、中心から25mmの距離でのねじれ角が左回りに75°(-75°)であり、外方向に向かってねじれ角が大きくなっていた。
以上のようにして面内でねじれ角が変化する光学異方性層を形成した。
実施例1の第2の光学異方性層の形成において、カイラル剤を下記カイラル剤C-3に変更し、添加量を変更して組成物を調製した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は、中心から約3mmの距離でのねじれ角が右回りに70°、中心から25mmの距離でのねじれ角が右回りに75°であり、外方向に向かってねじれ角が大きくなっていた。
以上のようにして面内でねじれ角が変化する光学異方性層を形成した。
光学異方性層の断面をSEMで観察したところ、いずれも、暗部は、主面の垂線方向に対して傾斜する領域を有していた。
(塗膜の形成)
上述の露光マスクの作製と同様にして、ガラス基板上に配向層形成用塗布液の塗膜を形成した。
(塗膜の露光(光配向層の形成))
図1に示す露光装置を用いて、作製した露光マスク越しに光配向層を露光して、同心円状の配向パターンを有する光配向層PA-3を形成した。
露光装置は、波長(365nm)の平行光を射出する、プロキシミティ露光装置を用いた。露光量を1000mJ/cm2とした。なお、露光マスクへは直線偏光(楕円率0.1未満)を入射した。
比較例1の液晶回折素子の作製と同様にして、光学異方性層を形成した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が10μm、中心から25mmの距離での1周期が1μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は、左回りに70°(-70°)であった。
<露光マスクの作製>
(光配向層の形成)
実施例1と同様にして配向層形成用塗布液の塗膜を形成し、塗膜の露光を行って、光配向層を形成した。
以下に示すように第1、第2および第3の光学異方性層を形成して、露光マスクとなる液晶回折素子を作製した。
実施例1の第1の光学異方性層の形成において、カイラル剤を下記のカイラル剤C-4およびカイラル剤C-5に変更し、添加量を調節して組成物を調製した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって1周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は左回りに80°(-80°)であった。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角はおよそ0°であった。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は右回りに80°であった。
光学異方性層の断面をSEMで観察したところ、いずれも、暗部は、主面の垂線方向に対して傾斜する領域を有していた。
(塗膜の形成)
上述の露光マスクの作製と同様にして、ガラス基板上に配向層形成用塗布液の塗膜を形成した。
図1に示す露光装置を用いて、作製した露光マスク越しに光配向層を露光して、同心円状の配向パターンを有する光配向層PA-4を形成した。
露光装置は、波長(365nm)の平行光を射出する、プロキシミティ露光装置を用いた。露光量を1000mJ/cm2とした。なお、露光マスクへは直線偏光(楕円率0.1未満)を入射した。
比較例1の液晶回折素子の作製と同様にして、光学異方性層を形成した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が10μm、中心から25mmの距離での1周期が1μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は、左回りに70°(-70°)であった。
<露光マスクの作製>
(光配向層の形成)
実施例1と同様にして配向層形成用塗布液の塗膜を形成し、塗膜の露光を行って、光配向層を形成した。
以下に示すように第1、第2および第3の光学異方性層を形成して、露光マスクとなる液晶回折素子を作製した。
実施例3と同様にして、第1、第2および第3の光学異方性層の組成物を調製した。
第1の光学異方性層の形成において、配向層上に組成物を塗布して、塗膜をホットプレート上で80℃に加熱し、その後、LED-UV露光機の波長365nmの紫外線を塗膜に照射した。このとき、面内で紫外線の照射量を変化させて塗膜に照射した。具体的には中心部から端部に向けて面内で照射量を変化させて塗膜への照射を行った。
その後、ホットプレート上で80℃に加熱した塗膜を、窒素雰囲気下で高圧水銀灯を用いて波長365nmの紫外線を300mJ/cm2の照射量で塗膜に照射することにより、液晶化合物の配向を固定化した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は、中心から約3mmの距離でのねじれ角が左回りに80°(-80°)、中心から25mmの距離でのねじれ角が左回りに90°(-90°)であり、外方向に向かってねじれ角が大きくなっていた。
以上のようにして面内でねじれ角が変化する光学異方性層を形成した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角はおよそ0°であった。
その後、ホットプレート上で80℃に加熱した塗膜を、窒素雰囲気下で高圧水銀灯を用いて波長365nmの紫外線を300mJ/cm2の照射量で塗膜に照射することにより、液晶化合物の配向を固定化した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が20μm、中心から25mmの距離での1周期が2μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は、中心から約3mmの距離でのねじれ角が右回りに80°、中心から25mmの距離でのねじれ角が右回りに90°であり、外方向に向かってねじれ角が大きくなっていた。
以上のようにして面内でねじれ角が変化する光学異方性層を形成した。
光学異方性層の断面をSEMで観察したところ、いずれも、暗部は、主面の垂線方向に対して傾斜する領域を有していた。
(塗膜の形成)
上記露光マスクの作製と同様にして、ガラス基板上に配向層形成用塗布液の塗膜を形成した。
図1に示す露光装置を用いて、上記作製した露光マスク越しに光配向層を露光して、同心円状の配向パターンを有する光配向層PA-5を形成した。
露光装置は、波長(365nm)の平行光を射出する、プロキシミティ露光装置を用いた。露光量を1000mJ/cm2とした。なお、露光マスクへは直線偏光(楕円率0.1未満)を入射した。
比較例1の液晶回折素子の作製と同様にして、光学異方性層を形成した。
なお、この光学異方性層の液晶配向パターンにおいて、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期は、中心から約3mmの距離での1周期が10μm、中心から25mmの距離での1周期が1μmであり、外方向に向かって周期が短くなる液晶配向パターンであった。また、光学異方性層の厚さ方向のねじれ角は、左回りに70°(-70°)であった。
<液晶回折素子の配向パターンの評価>
作製した液晶回折素子の偏光顕微鏡画像を評価した。なお、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期が1μmでの液晶配向パターンを観察して評価した。
作製した液晶回折素子に正面(法線に対する角度0°の方向)から光を入射した際における、出射光の、回折効率を評価した。
具体的には、光源から532nmに出力中心波長を持つレーザ光を照射し、作製した液晶回折素子に垂直入射させた。
出射光のうち、液晶回折素子からの所望の方向に回折した回折光(1次光)とその他方向へ出射した0次光(入射光と同一方向へ出射)、-1次光(0次光に対する1次光の回折角度をθとしたときに、-θ方向へ回折する光)の光強度を光検出器で測定し、各波長における回折効率を下記式で算出した。なお、液晶回折素子の評価において、液晶化合物の光学軸が180°回転する1周期が1μmの箇所に円偏光を入射して評価を行った。
回折効率=1次光/(1次光+0次光+(-1次光))
以上の結果より、本発明の効果は、明らかである。
12 光源
14 塗膜
16 基板
20 支持体
24 配向層
26,26a,26b,26c 光学異方性層
30 液晶化合物
30A 光学軸
42 明部
44 暗部
60 露光装置
62 レーザ
64 光源
65 λ/2板
68 偏光ビームスプリッタ
70A,70B ミラー
72A,72B λ/4板
80 露光装置
82 レーザ
84 光源
86,94 偏光ビームスプリッタ
90A,90B ミラー
92 レンズ
96 λ/4板
Claims (16)
- 露光マスクと、光配向性基を有する化合物を含む塗膜を有する基板とを、前記露光マスクと前記塗膜とを対面して配置し、前記露光マスクに対して前記化合物が感光性を有する光を照射することで、前記露光マスクを介して、前記塗膜を露光する、露光工程を含み、
前記露光マスクは、面内の少なくとも一方向に沿って光学軸の向きが連続的に回転しながら変化している配向パターンを有する偏光回折素子であって、前記一方向に沿って厚さ方向に切断した断面を走査型電子顕微鏡で観察した画像において、一方の主面から他方の主面に延在する明部および暗部を有し、前記暗部が、主面の垂線方向に対して傾斜している領域を有し、
前記露光マスクは透過する光を回折する透過型の露光マスクであり、
前記露光工程は、前記露光マスクで回折されたプラス1次光とマイナス1次光とで、前記塗膜を露光するものであり、
前記マイナス1次光と前記プラス1次光とは、逆の旋回方向を有する円偏光である、光配向層の露光方法。 - 前記露光マスクの前記配向パターンにおいて、前記光学軸の向きが面内で180°回転する長さを1周期とした際に、前記露光工程を適用された前記塗膜が、前記1周期の長さが5μm以下の領域を有する、請求項1に記載の光配向層の露光方法。
- 前記光学軸の向きが面内で180°回転する長さを1周期とした際に、前記露光マスクの前記配向パターンは、前記1周期が、前記一方向に沿って、漸次、変化する領域を有し、かつ、
前記一方向において、前記暗部の傾斜角度が異なる領域を有する、請求項1または2に記載の光配向層の露光方法。 - 前記露光マスクに、楕円率が0.5以下の偏光を照射する、請求項1~3のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。
- 前記露光マスクに、部分偏光を照射する、請求項1~3のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。
- 前記露光マスクに、無偏光を照射する、請求項1~3のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。
- 前記露光マスクに、時間的に偏光状態が変化する光を照射する、請求項1~3のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。
- 前記露光マスクで回折された光における前記マイナス1次光および前記プラス1次光が、楕円率が0.6~2の円偏光である、請求項1~7のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。
- 前記露光マスクが、液晶化合物を含む液晶組成物を用いて形成された光学異方性層を有する液晶回折素子であって、
前記光学異方性層は、面内の少なくとも一方向に沿って、前記液晶化合物に由来する光学軸の向きが連続的に回転しながら変化している液晶配向パターンを有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。 - 前記露光マスクは、主面の垂線方向に対する前記暗部の角度が、厚さ方向において異なる領域を有する、請求項1~9のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。
- 前記露光マスクは、前記暗部が1以上の角度の変曲点を有する、請求項1~10のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。
- 前記暗部が2以上の角度の変曲点を有する、請求項11に記載の光配向層の露光方法。
- 前記光学軸の向きが面内の一方向に沿って180°回転する長さを1周期とした際に、前記露光マスクは、前記一方向に沿って前記1周期が短くなる領域を有し、
前記露光マスクの配向パターンは、前記1周期が短くなるにしたがって、前記主面の垂線方向に対する前記暗部の角度が大きくなる領域を有する、請求項1~12のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。 - 前記露光マスクは、厚さ方向の中心線に対して、前記明部および前記暗部の形状が対称な領域を有する、請求項1~13のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。
- 前記露光マスクは、厚さ方向の中心線に対して、前記明部および前記暗部の形状が非対称な領域を有する、請求項1~13のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。
- 前記露光マスクの前記配向パターンが、前記面内の少なくとも一方向に沿って光学軸の向きが連続的に回転しながら変化している前記一方向を、中心から外側に向かう放射状に有するパターンである、請求項1~15のいずれか1項に記載の光配向層の露光方法。
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