JP7785472B2 - 建具 - Google Patents

建具

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Description

本発明は、ラッチ装置を備えた開閉自在な建具に関する。
ラッチ装置を備えた開閉自在な建具として、開き戸構造のものが知られており、このような建具に備えられるラッチ装置として、ドアノブを回さずに開き戸の開閉動によりラッチの嵌脱が行われるものが知られている。
ラッチ装置は、ラッチが開き戸の端部から突出する方向に付勢されており、開き戸の開閉動に伴って、ラッチが付勢力によって枠側に設けられたラッチ摺動部に押し付けられながら摺動するようになっている。
しかしながら、ラッチ摺動部へのほこりの付着、ラッチ摺動部の傷付きや錆びの発生により、ラッチに対するラッチ摺動部の摩擦抵抗が大きくなり、開き戸の開閉がスムースにできないという問題があった。
このため、長期間にわたり開き戸のスムースな開閉を行えるラッチ装置を備えた建具が望まれていた。
前述の課題を解決するために請求項1記載による建具は、ラッチ支持部材とラッチとラッチ受け部材を備え、ラッチ支持部材は、ラッチを納め、ラッチは、ローラー状の形状をしておりラッチ支持部材から突出する方向に付勢されており、ラッチ受け部材は、ラッチ摺動部およびラッチ嵌合部を有し、ラッチ摺動部は、ラッチが摺動する部位であり、凸条を有しており、凸条は、ラッチ摺動部の端部からラッチ嵌合部まで中央部が最も高くなるように傾斜して延びていることを特徴とするラッチ装置を設けた。
また、前述の課題を解決するために請求項2記載による建具は、ラッチ支持部材とラッチとラッチ受け部材を備え、ラッチ支持部材は、ラッチを納め、ラッチは、ローラー状の形状をしておりラッチ支持部材から突出する方向に付勢されており、ラッチ受け部材は、ラッチ摺動部およびラッチ嵌合部を有し、ラッチ摺動部は、ラッチ受け部材のラッチ支持部材との対向面と交わる方向に沿った2つの壁の間に設けた、ラッチが摺動する部位であり、凸条を有しており、凸条はラッチ嵌合部まで延びていることを特徴とするラッチ装置を設けた。
本発明は、以上の構成により、長期間にわたり開き戸のスムースな開閉を行えるラッチ装置を備えた建具を提供できる。
本発明に係る実施形態の建具の正面図である。 図1の(1)-(1)線断面図である。 図2のラッチ装置部分の拡大図である。 ラッチ装置におけるラッチ支持部材を示し、(a)は、ラッチ支持部材の正面図、(b)は、ラッチ支持部材の側面図である。 ラッチ装置におけるラッチ受け部材を示し、(a)はラッチ受け部材の斜視図、(b)はラッチ受け部材の平面図、(c)は(b)の(c)-(c)断面図、(d)は(b)の(d)-(d)断面図である。 ラッチ摺動部に対するラッチの摺動動作の説明図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の建具1を説明する。
以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
[建具の構成]
建具1は、図1及び図2に示すように浴室と脱衣室を開閉自在に仕切る開き戸10を有し、この開き戸10が躯体aの開口部a1の内周側の全周にわたり固定された開口枠11に開閉自在に軸支された片開き構造のものである。
開き戸10は、戸尻框100と戸先框101及び上框102、下框103で四方を囲むように枠組みされ、各框で囲まれた内周側の見込面にガラス板104が取り付けられていると共に、戸先框101の浴室側と脱衣室側の双方の見付面105、106にハンドル12が取り付けられている。
開口枠11は、戸先側枠110と戸尻側枠111及び上下の横枠112、113で四方を囲むように枠組みされたものであり、開口枠11の戸尻側枠111が開き戸10の戸尻框100を上下方向の軸を有する蝶番(図示せず)を介して軸支している。
このような開き戸10の戸先框101と、この戸先框101に対して閉状態で隣り合う開口枠11の戸先側枠110とにわたりラッチ装置2が設けられている。
ラッチ装置2は、開き戸10の閉状態を保持し、ハンドル12を持って開き戸10を押し引きすることで開き戸10を開閉する。
なお、本発明では、建具1の開き戸10に換えて折戸とすることもできる(図示せず)。
[ラッチ装置の構成]
ラッチ装置2は、図3に示すように、ラッチ20と、ラッチ支持部材21と、ラッチ受け部材22を備えている。
ラッチ20は、図4(a)(b)に示すように、ローラー状の形状をしており、ラッチ支持部材21に出没自在に納められていると共に、ラッチ支持部材21に備えられたバネ23によって、ラッチ支持部材21から外周側(戸先側枠110側)へ突出する方向に付勢されている。
具体的には、ラッチ20は、図4(a)においてコ字型の支持体200に支持されており、この支持体200ごとバネ23によって付勢されている。
ラッチ20は、ラッチ支持部材21から突出方向への抜け止めがされており、ラッチ20にバネ23の付勢力に抗する方向の力を加えるとラッチ20がラッチ支持部材21内に入り込み、バネ23の付勢力に抗する方向の力が解除されるとラッチ20がラッチ支持部材21から突出するようにされている。
ラッチ支持部材21は、図3および図4に示すように、開き戸10内に戸先框101の外周側の見込面1010から嵌合されていると共に、開き戸10にねじ止めにより固定され、戸先框101の外周側の見込面1010からラッチ20が突出するように配置されている。
また、ラッチ支持部材21は、開き戸10の閉状態において、突出するラッチ20がラッチ受け部材22の後述するラッチ嵌合部220に嵌合する位置に配置されている。
本実施形態におけるラッチ支持部材21は、調整ボルト201を回転させることによって、ラッチ20の突出量を微調整できるものである。
ラッチ受け部材22は、図3に示すように、開口枠11の戸先側枠110の内周側の見込面1101にラッチ支持部材21と対面するようにねじ止めにより固定されている。
ラッチ受け部材22は、中央部分に前述のラッチ嵌合部220が凹設され、ラッチ嵌合部220の浴室側に、ラッチ20が摺動する部位であるラッチ摺動部221が設けられている。
ラッチ受け部材には、図5に示すように戸先框101にねじ止めするためのねじ孔223が設けられている。
ラッチ嵌合部220とラッチ摺動部221との間には平面部222が設けられており、ラッチ20がラッチ摺動部221からラッチ嵌合部220、あるいはラッチ嵌合部220からラッチ摺動部221に移動する動作が一旦平面部222を介して行われる。
ラッチ嵌合部220は、図3及び図5に示すように、長手方向がラッチ20の軸長よりもわずかに長い平面視長方形を呈し(図5(a)(b)参照)、ラッチ20の円弧に対応する円弧で構成される凹状に形成されている(図3及び図5(c)参照)。
ラッチ摺動部221は、平面部222の端部を最高部として浴室側に向かって低くなる傾斜面2210を有しており(図3及び図5(c)参照)、この傾斜面2210が平面視において、平面部222側から浴室側に向かって拡開されるように形成されている(図5(a)(b)参照)。
ラッチ摺動部221の傾斜面2210には、図3及び図5に示すように、傾斜面2210に沿う2本の凸条2211が突設されている。
凸条2211は、開き戸10の開閉時にラッチ20が乗り上げて摺動するものであり、傾斜面2210の傾斜方向の全域にわたる長さとして形成されている。
また、凸条2211は、図5(c)に示すように、中央部2211-1が最高部であると共に、傾斜面2210の傾斜角度と略同じ角度にされている。
さらに、中央部2211-1の浴室側の端部から傾斜面2210の浴室側の端部にわたる傾斜面2211-2が形成され、中央部2211-1の脱衣室側の端部から平面部222の浴室側の端部にわたる傾斜面2211-3が形成されている。
これらの傾斜面2211-2、2211-3は、中央部2211-1とラッチ摺動部221の傾斜面2210及び平面部222との段差をなくして、ラッチ20が凸条2211に乗り上げる動作がスムースに行われるようにしたものである。
さらに、凸条2211は、図5(d)に示すように、ラッチ20が乗り上がる部分を頂点2211-4とすると共に、この頂点2211-4を丸く面取りした断面略三角形に形成されている。
凸条2211の頂点2211-4を丸く面取りすることで、凸条2211に乗り上げて摺動するラッチ20に対する傷付きを抑制できるようにしている。
なお、凸条2211の断面形状は、略三角形に限らず、略半円形や凸の先端を丸く面取りした形状としてもよいし、丸く面取りしていない形状としてもよい。
[ラッチの摺動動作]
次に、図6を参照してラッチ20の摺動動作を説明する。
開き戸10を浴室側に押して開く動作においては、開き戸10に作用する押力がラッチ嵌合部220に嵌合しているラッチ20に伝達され、ラッチ嵌合部220に押し付けられながらラッチ20がラッチ支持部材21側に引っ込むことで、ラッチ嵌合部220から脱出して平面部222に移動する。
さらに開き戸10を押していくと、ラッチ20が平面部222を経て凸条2211に乗り上げて凸条2211を摺動して浴室側へ移動する。
ラッチ20が凸条2211を摺動する動作は、平面部222から凸条2211の傾斜面2211-3を摺動しながら中央部2211-1に乗り上がるように移動し、中央部2211-1を摺動しながら傾斜面2211-2に移動すると共に、傾斜面2211-2を摺動して傾斜面2211-2(ラッチ摺動部221)の浴室側の端部を経て浴室側に移動する。
一方、開いた開き戸10を脱衣室側に押して閉める動作においては、開き戸10が閉まるときに、ラッチ20が凸条2211の傾斜面2211-2に接触し、開き戸10に作用する押力がラッチ20に伝達され、傾斜面2211-2に押し付けられてラッチ支持部材21側に引っ込みながら摺動する。
傾斜面2211-2を摺動するラッチ20は中央部2211-1に移動して摺動すると共に、傾斜面2211-3に移動し、この傾斜面2211-3を摺動して平面部222に移動して摺動しながらラッチ嵌合部220に嵌合される。
ラッチ20の摺動時においては、バネ23の付勢力が作用しており、摺動する範囲に押し付ける力が作用している。
このような構成とするラッチ装置2は、ラッチ20が2本の凸条2211に乗り上げて摺動するため、ラッチ20の摺動時の摩擦抵抗を減少させることができると共に、ラッチ摺動部221に埃がこびりついたり錆が出たりしても、開き戸10の開閉時におけるラッチ20の動きをスムースなものとすることができる。
また、ラッチ20が凸条2211に乗り上げるため、凸条2211の上に埃がこびりついたとしても、ラッチ20の摺動により埃が凸条2211から落ち、錆びなども、ラッチの摺動により錆が削られ凸条2211の上部をきれいに保つことができる。
したがって、長期間にわたり開き戸のスムースな開閉を行えるラッチ装置2を備えた建具1を提供できる。
以上、本発明に係る実施形態の建具を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、前述の各実施形態は、その目的および構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:建具
10:開き戸
11:開口枠
12:ハンドル
100:戸尻框
101:戸先框
102:上枠
103:下枠
104:ガラス板
105:見付面
106:見付面
110:戸先側枠
111:戸尻側枠
112:横枠
113:横枠
1010:見込面
1101:見込面
2:ラッチ装置
20:ラッチ
21:ラッチ支持部材
22:ラッチ受け部材
23バネ
200:支持体
201:調整ボルト
220:ラッチ嵌合部
221:ラッチ摺動部
222:平面部
223:ねじ孔
2210:傾斜面
2211:凸条
2211-1:中央部
2211-2:傾斜面
2211-3:傾斜面
2211-4:頂点
a:躯体
a1:開口部

Claims (2)

  1. ラッチ支持部材とラッチとラッチ受け部材を備え、ラッチ支持部材は、ラッチを納め、ラッチは、ローラー状の形状をしておりラッチ支持部材から突出する方向に付勢されており、ラッチ受け部材は、ラッチ摺動部およびラッチ嵌合部を有し、ラッチ摺動部は、ラッチが摺動する部位であり、凸条を有しており、凸条は、ラッチ摺動部の端部からラッチ嵌合部まで中央部が最も高くなるように傾斜して延びていることを特徴とするラッチ装置を設けた建具。
  2. ラッチ支持部材とラッチとラッチ受け部材を備え、ラッチ支持部材は、ラッチを納め、ラッチは、ローラー状の形状をしておりラッチ支持部材から突出する方向に付勢されており、ラッチ受け部材は、ラッチ摺動部およびラッチ嵌合部を有し、ラッチ摺動部は、ラッチ受け部材のラッチ支持部材との対向面と交わる方向に沿った2つの壁の間に設けた、ラッチが摺動する部位であり、凸条を有しており、凸条はラッチ嵌合部まで延びていることを特徴とするラッチ装置を設けた建具。
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