JP7671963B2 - 防音壁ユニット及び防音板の製造方法 - Google Patents
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Description
図1(a)は本実施形態に係る防音板100の斜視図、(b)は主面(幅広面)を上方から視た上面図、(c)は防音板100の側面側の構造説明図、(d)は防音板100の端面側の構造説明図である。図1(a),(b)を参照すると、防音板100は、主面である幅広面の縦(長尺辺)のサイズがW11、横(幅)のサイズがH11、高さ(厚み)のサイズがD11の四角形又は略四角形のパネル体である。これらの縦横のサイズW11,H11は、複数枚でベニア板の基本サイズ(910mm×1820mm)となる小型サイズであって良い。また、同じ縦横のサイズW11,H11のものが複数枚製造されるが、その場合、厚みD11は、ほぼ同じにしておくことが望ましい。なお、図1(c),(d)では、構造説明の便宜上、実際には接触している部材同士が離れており、それ故に、実際の防音板100の厚みD11よりも大きいサイズで示されている。
なお、各パンチカーペット16,17は、タッカーの針101でなく、釘や楔で固定させても良い。
さらに、複数枚の防音板100を、それらの主面が同一面上となるように配置した任意サイズの防音壁ユニットを組み立てたり、複数の防音壁を立体的に連結して防音室の一部を形成することもできる。また、防音壁ユニットは、各防音板100を分解して再組立てることもできるので、仮設の作業をきわめて簡略にすることができる。
次に、隣り合う一対の防音板100同士を同一平面上で連結させる際に使用される連結具について説明する。図3(a)は、本実施形態に係る連結具200の平面図である。この連結具200は、1枚の金属板、例えば四角形状の鋼板により簡易に作成することができる。すなわち、図3(a)に示されるように、金属板の長辺のほぼ中央部から短辺と平行に、防音板100の厚み分の間隔で対向する一対の長尺辺2031,2032を有する平面領域203が形成される。また、金属板のうち平面領域203に対して相対的に上方となる上方領域と、相対的に下方となる下方領域に、それぞれ、外縁から所定距離だけ内側よりで長尺辺2031,2032部分を除く3辺が切り欠かれる。切り欠かれた部分以外の領域は、枠状となる。
図3(b)は、第1枠領域201を平面領域203に対して第1方向に折曲し、第1切欠領域204を平面領域203に対して第2方向に折曲するとともに、第2枠領域202を平面領域203に対して第2方向に折曲し、第2切欠領域205を平面領域203に対して第1方向に折曲した例である。
図3(c)は、第1枠領域201を平面領域203に対して第1方向に折曲し、第1切欠領域204を平面領域203に対して第2方向に折曲するとともに、第2枠領域202を平面領域203に対して第1方向に折曲し、第2切欠領域205を平面領域203に対して第2方向に折曲した例である。なお、図3(b)の上下方向を逆にした態様で折曲しても良い。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る防音帯300について説明する。図4(a)は防音帯300の正面図、同(b)は裏面図、同(c)は側面図である。防音帯300は、長尺袋状に加工された表裏面を有する。その表面側には、防音板100の裏面部パンチカーペット16又は表面部パンチカーペット17と同じ色の同じ生地材(第1生地材)301を用いることができる。裏面側には、フック状に起毛し、裏面部パンチカーペット16又は表面部パンチカーペット17の表面に剥離自在に付着する加工シート生地材(第2生地材)302を用いることができる。加工シート生地材302の略中央部には、ファスナー303が設けられる。ファスナー303は、防音帯300の表面部と裏面部との間の空洞に、ゴムシート、軟質アクリルシート、ガラスクロスなどを詰め込んで、その厚みを調整するために設けられる。なお、図4におけるファスナー303の位置は例示であって、他の位置に設けても良い。また、ファスナー303に代わる他の留具を用いても良い。あるいは、留具を用いず、空洞にゴムシートやガラスクロスなどを詰め込んだ後に、縫い付ける構成であっても良い。
防音壁ユニットの一部に吸排気用のパイプあるいは給排水用のホースなどが設けられ、これらの配設位置を変更できない場合がある。また、既設の壁を防音壁ユニットとする際に当該壁に配管などが設けられている場合もある。そこで、本実施形態では、パイプ、ホース、配管などが存在する場合、それらの周辺を塞いで音の漏れ等を抑止する補填袋について説明する。
なお、非傾斜部5012,5014は、図示の例では角部になっているが、補填袋500に吸音材等が充填されているため、実際はR状に近い形状となる。
また、非傾斜部5012,5014により、渦巻き状や環状を維持することができる。そのため、配管を通じて補填袋500に伝達される音は、袋体501に充填された吸音材又は遮音材により吸収され、配管周囲への拡散が抑止される。
次に、本実施形態に係る防音袋600について説明する。この防音袋600は、上述した防音板100では遮蔽しきれない隙間に入り込み、流体取込機構を通じて入り込んだ流体の量に応じてその体積が変化する袋体を含んで構成される。
次に、上述した防音板100等の使用態様について説明する。
図9は、本実施形態の防音壁ユニットの一態様を示した図であり、建造物の既設の壁の表面に、11枚の防音板100a~100kを連結して当接させた防音壁ユニットの部分例が示されている。
ここでは、防音板100a~100dと防音板100e~100hは同じサイズであるが、防音板100i~100kは、高さが同じで幅が小さいものが用いられている例が示されている。また、必ずしもそのようにする必要はないが、防音板100a~100dを連結させる連結具200a~200cと防音板100e~100hを連結させる連結具200e~200gは、同じサイズのものであるが、防音板100i~100kを連結させる連結具200h,200iは、少し小さめのサイズのものが使用されている。
また、小さいサイズの防音板100i~100kと大きいサイズの防音板100e~100hとの間に隙間が生じている。そのため、それぞれ異なる長さの3つの防音袋600A~600Cが、その隙間に装着され、米式バルブ604を介して圧縮空気により膨張して隙間を塞いでいる。
また、図上部には既設の配管900が存在する。この配管900の周囲は防音板100では塞ぐことができないので、補填袋500を巻いて配管900の周囲を塞いでいる。
防音帯300A~300Lは、防音板100a~100hと同じ色及び同じ材質のパンチカーペットであるため、防音壁ユニットを1枚の防音壁として違和感なく使用することができる。なお、図10の例では、配管900の近傍の補填袋500の部分については、防音帯300が付着されていないが、補填袋500の周囲の防音板100a,100i,100eにその一部が重なるサイズの防音帯300を用いることで、補填袋500が露出する面積を小さくすることができる。
なお、防音板100、連結具200、補填袋500、防音袋600の使用態様が図9,10の態様に代表されるものでないことは勿論である。
また、本実施形態の防音板100を用いた防音壁ユニットは、工事現場のほか、家庭や事業所における防音壁として使用することもできる。
Claims (8)
- 主面を有する複数の防音板を各々の主面が同一面上となるように配置して成る防音壁ユニットであって、
前記複数の防音板は、それぞれ、耐水面を有する板体と、前記板体の耐水面と反対側の面に固定される遮音シートとを含み、前記遮音シート及び前記板体の露出面が断熱防振性の第1生地材で覆われている、防音壁ユニット。 - 前記遮音シートがゴム製又は樹脂製である、
請求項1に記載の防音壁ユニット。 - 前記遮音シートと前記第1生地材との間に吸音材が介在する、
請求項1又は2に記載の防音壁ユニット。 - 表裏面を有し、裏面側に前記第1生地材の任意の部位に剥離自在に付着される第2生地材が設けられ、表面側に前記第1生地材が設けられた防音帯をさらに有する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の防音壁ユニット。 - 隣り合う前記防音板同士を連結させる連結具をさらに有し、
前記連結具は、1枚の金属板の成型品であって、前記防音板の厚み分の間隔で対向する一対の長尺辺を有する平面領域と、
前記平面領域の一方の長尺辺及び他方の長尺辺からそれぞれ第1方向に延びて対向する一対の第1折曲片と、
前記平面領域の一方の長尺辺及び他方の長尺辺からそれぞれ第2方向に延びて対向する一対の第2折曲片と、に成型されており、
隣り合う2つの前記防音板の一方を前記一対の第1折曲片で挟持し、隣り合う2つの前記防音板の他方を前記一対の第2折曲片で挟持する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の防音壁ユニット。 - 側面視で略平行四辺形となる可撓性の袋体に、吸音材及び遮音材の少なくとも一方を充填して構成された補填袋をさらに有する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の防音壁ユニット。 - 流体取込機構を備え、前記防音板では遮蔽しきれない隙間に入り込み、前記流体取込機構を通じて入り込んだ流体の量に応じてその体積が変化する防音袋をさらに有し、前記防音袋は、その外面に吸音材及び遮音材の少なくとも一方が当接する弾性チューブと前記吸音材及び前記遮音材とを前記第1生地材で包装して成る、
請求項1から6のいずれか一項に記載の防音壁ユニット。 - ゴム製、樹脂製又はこれらを組み合わせて成る遮音シートに吸音材を積層した複合シートを作成する第1工程と、
作成された前記複合シートを耐水面を有する木製合板の前記耐水面と反対側の面に固定する第2工程と、
前記木製合板の前記耐水面、端面及び前記遮音シートの表面を断熱防振性の第1生地材で覆う第3工程と、を有する、
防音板の製造方法。
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