JP3223451U - 防音板材 - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧縮フェルトを用いた板材に対して、室内の音が外に漏れることを防止する効果をさらに高めた防音板材を提供する。【解決手段】高圧縮フェルトにより形成され、厚さが4mm以上の平板形状であって、基準撓み量が150mm以下の基礎板材1aと、一方の主面のほぼ全面に貼付された厚さが0.8〜2.5mmの遮音シート1bを有する防音板材21である。高圧縮フェルトは、4mm以上の厚さを持たせることで、優れた吸音性を有するものとなる。この防音板材を、例えば、壁等に配設すれば、室内の音が吸収され、外部に音が漏れにくくなる。【選択図】図1

Description

本考案は、板材、例えば、壁や天井、パーティション等に配設されて防音材として使用することができる板材、に関する。
一般家庭やオフィス等において、騒音対策として、パネル化された吸音材(いわゆる吸音パネル)を壁や床に配設することがある。例えば特許文献1には、壁に取り付けて使用する吸音パネルが開示されている。
特許文献1に開示されている吸音パネルは、矩形の木枠の一方側に合板を張って薄型の箱状とし、その中に、吸音材としてガラス繊維を充填した上で、木枠の他方側にビニルクロスを張って該箱の開口を塞いだものである。この吸音パネルには、引っ掛け用の金具が設けられており、これを壁に設けられた受け金具に引っ掛けることで、吸音パネルを壁に取り付けることができるようになっている。
実開昭51−135910号公報 実用新案登録第3208847号公報
特許文献1においてもそうであるように、従来の吸音材はガラス繊維により形成されることが多かった。ところが、ガラス繊維は直接触れると皮膚や粘膜に刺激を与える。したがって、特許文献1に記載されているように、ガラス繊維が露出しないようにこれを木枠やビニルクロスで覆う必要があるが、こうすると構造が複雑になり製造コストが高くなってしまう。また、合板や木枠を用いて覆いを形成した場合、吸音パネルの重量が重くなってしまうため、壁に十分な強度の受け金具を装着する必要がある。したがって、このような受け金具が装着できない壁にはこのような吸音パネルを配置することができず、使用できる場所が限定されてしまう。また、このような吸音パネルは、これを一般のユーザが自分で設置することは難しく、専門家に設置作業を依頼する必要があった。
使用者が容易に設置することのできる吸音パネルとして、本件出願人は特許文献2に記載のような板材を提案した。しかし、一部の音漏れに対して改善の余地があった。
本考案が解決しようとする課題は、室内の音が外に漏れることを防止する効果をさらに高めた防音板材を提供することである。
上記課題を解決するために成された本考案に係る防音板材の第1の態様のものは、
高圧縮フェルトにより形成され、厚さが4mm以上の平板形状であって、基準撓み量が150mm以下の基礎板材と、その一方の主面のほぼ全面に貼付された厚さが0.8〜2.5mmの遮音シートを有するものである。
ただし、ここでいう「高圧縮フェルト」は、「高密度フェルト」とも呼ばれるものであり、具体的には例えば、ポリエステル等の繊維を高圧縮加工することによって、高密度(具体的には、密度が140kg/m3〜280kg/m3)としたフェルトである。
また、ここでいう「遮音シート」は、ポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂シートに鉄粉、石英粉末、重質炭酸カルシウム等を混入させて成る、一般に市販されている遮音シートである。
「ほぼ全面」とは、少なくともその面の中心を含み、その面の80%以上を覆うような状態を指す。
さらに、ここでいう「基準撓み量」とは、図17(a)に示されるように、長辺が800mm、短辺が600mmの長方形の板材の一方の長辺を水平に保持した際の、これと対向する他方の長辺の撓み量(一方の長辺に対する他方の長辺の垂下量)hにより定義される値である。なお、該撓み量hは、水平に保持される側の辺(ここでは長辺)の寸法にはほとんど依存しない。つまり、上記の例において、長辺が800mmより短い(あるいは、長い)場合であっても、該撓み量hはほとんど変化しない。
高圧縮フェルトは、これに4mm以上の厚さを持たせることで、優れた吸音性を有するものとなる。その一方の主面のほぼ全面に貼付された遮音シートは、この高圧縮フェルトを透過した音をさらに反射し、音が外に漏れることを、また、外からの音が内に入ることを防止する。したがって、上記考案に係る防音板材を、例えば、壁等に配設しておけば(すなわち、壁に取り付けたり、床や天井に敷いたり、天井から吊り下げたりしておけば)、該防音板材によって室内の音が吸収され、外部に音が漏れにくくなる。すなわち、該防音板材を吸音材・防音材として用いることができる。また、該防音板材によって音が吸収されることで、壁等による音の反響が低減され、室内の音響環境を良好なものとすることもできる。
また、4mm以上の厚さを有する高圧縮フェルトは、吸音性・防音性だけでなく、クッション性や断熱性にも優れている。したがって、上記考案に係る防音板材を壁等に配設すると、該防音板材によって室内の衝撃が吸収されて外部に振動が伝わりにくくなるとともに、室内の安全性や保温性も高まる。すなわち、該防音板材をクッション材、あるいは、保温材として用いることもできる。
また、基礎板材である高圧縮フェルトは皮膚に直接触れても安全であるので、該防音板材を壁等に配設して例えば吸音材・防音材(あるいは、クッション材、保温材)として用いるにあたって、該防音板材を別部材で覆う必要がなく、吸音材・防音材等の重量が重くなることがない。したがって、その使用場所が限定されにくい。
さらに、基礎板材の基準撓み量が150mm以下であることにより、該防音板材は十分な自立性がある。例えば、図17(b)に示すように、長辺が800mm、短辺が600mmの長方形の板材を、短辺を垂直にして下端を固定した状態で壁面に沿って保持した場合、上端の撓み量はほぼゼロとなり(すなわち、上端まで壁面にぴったりと沿う状態となり)、十分な自立性を有する。このため、該防音板材を吸音材・防音材等として使用する場合に、これを壁に取り付ける等の施工作業に手間がかからない。
上記考案に係る防音板材は、壁等に配設する以外の態様で使用することもできる。
例えば、該防音板材を壁と壁の間に吊り下げて、間仕切りとして用いることもできる。この場合、該防音板材によって仕切られた一方側の音や熱が、他方側に伝わりにくくなる。
また例えば、避難所等で、該防音板材を床に敷いてマットレスとして使用したり、該防音板材を、個人スペースを作るための仕切りとして使用したりすることもできる。上述したとおり、該基礎板材は、吸収音性、クッション性、保温性、等に優れているため、避難所等において様々な態様で使用することができ、特に有用である。
上記課題を解決するために成された本考案に係る防音板材の第2の態様のものは、
高圧縮フェルトにより形成され、厚さが4mm以上の平板形状であって、基準撓み量が150mm以下の基礎板材と、その一方の主面の全面及びそれに隣接する端面に貼付された厚さが0.5〜1.5mmのファブリックシートを有するものである。ここにおけるファブリックシートには、天然繊維、合成繊維、混紡(例えばポリエステル90%、綿10%)等、様々な素材のものを用いることができ、また、その織り方も平織、綾織など様々なものを用いることができる。
この防音板材についても、そのファブリックシートを貼付した主面ではない方の主面のほぼ全面に、前記遮音シートを貼付してもよい。
前記の片面にファブリックシートを貼付した防音板材の同形のもの2枚を、そのファブリックシート張りの面を外にして貼り付け、固定して、両面がファブリックシート張りの防音板材としてもよい。
この両面ファブリックシート張りの防音板材においても、2枚の片面ファブリックシート張り防音板材の間のほぼ全面に前記遮音シートを挟んでもよい。
上記いずれの態様のものについても、前記防音板材(又は基礎板材)には、抗菌防臭加工を施しておくことができる。
ここでいう「抗菌防臭加工」は、繊維上の細菌の増殖を抑制し、細菌由来の悪臭を防ぐための加工であり、具体的には例えば、基礎板材である高圧縮フェルトの原料を綿に加工する段階(原綿の段階)で、該原綿に、繊維上の細菌の数を減らす除菌機能が添加されたポリエステル糸(除菌用ポリエステル糸)を混ぜ込むことによって行うことができる。
基礎板材に抗菌防臭加工が施された防音板材によると、防音板材に細菌が増殖することが抑制され、これにより防音板材を清浄な状態に保つことができる(抗菌効果)。また、防音板材に細菌由来の悪臭が発生することを抑制することができる(防臭効果)。
また、前記両態様の防音板材において、
少なくとも一方の主面に、当該主面とそれが配設される配設面とを離間させるスペーサー部材を設けることができる。
この構成によると、該防音板材を例えば壁に取り付けた場合に、壁と防音板材が僅かに離間した状態となる。したがって、防音板材から壁に音や衝撃が伝わりにくい、ひいては、外部に音や振動が特に伝わりにくい。
また、前記第1の態様の防音板材において、
前記遮音シートが貼付されていない側の板材の面に、凹凸によって模様を形成しておくことができる。
この構成によると、該防音板材の装飾性を高めることができる。
また、前記防音板材において、その基礎板材の端面を傾斜面とすることができる。
この構成によると、例えば、複数の防音板材を隙間を設けずに平面上に並べた場合に、防音板材間の境界に断面がV字状のラインが現れ、これにより装飾性を高めることができる。また例えば、傾斜面の傾斜角度を45度以上としておけば、防音板材を、ある面とそれと90度をなす別の面(例えば、壁と天井、あるいは、壁と床)のそれぞれに配設する場合に、各面の境界まで防音板材を配設しても防音板材同士が干渉しない。したがって、各面の境界まで防音板材で覆うことが可能となり、吸音効果や保温効果を高めることができる上、好ましい美観も実現できる。
本考案に係る防音板材は、板材が厚さが4mm以上の高圧縮フェルトにより形成されるので、優れた吸音性を有する。また、遮音シート或いはファブリックシートがさらに防音性を高める。したがって、該防音板材を壁等に配設して吸音材・防音材として用いることができる。また、フェルトは皮膚に直接触れても安全であるので、該防音板材を例えば吸音材・防音材として使用する場合に、その使用場所が限定されにくい。
防音板材を模式的に示す図である。 防音板材を壁に取り付けて使用する態様の一例を示す図である。 防音板材を床に敷いて使用する態様の一例を示す図である。 防音板材を製造するための一連の工程を示す図である。 基礎板材に面取り加工がなされた防音板材を示す図である。 基礎板材に凹凸形成加工がなされた防音板材2種((a)は模様、(b)は文字)を示す図である。 スペーサー部材が配設された防音板材(a)およびそれが壁に取り付けられた状態(b)を示す図である。 基礎板材に溝形成加工がなされた防音板材を示す図である。 基礎板材に複数の溝が形成された防音板材を示す図である。 防音板材を天井から吊り下げて使用する態様の一例を示す図である。 マグネットが配設された防音板材を示す図である。 複数枚の防音板材を用いて形成される複合板材の一例の図である。 複数枚の防音板材を用いて形成される複合板材の別の例の図である。 片面ファブリックシート張りの防音板材を例示する図であり、(a)は表面、(b)は裏面を表す。 片面ファブリックシート張りの、ファブリックシートの反対面に遮音シートを貼付した防音板材を例示する図である。 両面ファブリックシート張りの、中間面に遮音シートを介挿した防音板材を例示する図である。 基準撓み量を説明するための図である。 防音板材の遮音効果試験の結果を示すグラフである。
以下、添付の図面を参照しながら、本考案の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
[第1の態様]
<1.構成>
実施形態の第1の態様に係る防音板材について、図1を参照しながら説明する。図1は、防音板材21を模式的に示す図である。
防音板材21は基礎板材1aと遮音シート1bから成る。基礎板材1aは高圧縮フェルトにより形成され、厚さd1が4mm以上の平板形状である。また、基礎板材1aは、その基準撓み量hが150mm以下である。
ただし、ここでいう「高圧縮フェルト」は、「高密度フェルト」とも呼ばれるものであり、後に明らかになるように、ポリエステル等の繊維を高圧縮加工することによって、高密度(具体的には、密度が140kg/m3〜280kg/m3)としたフェルトである。
なお、基礎板材1aの厚さd1が比較的小さい場合には、密度を上記の範囲内の比較的大きな値とすることで、基礎板材1aの撓み量を十分に小さくすることができる。例えば、基礎板材1aの厚さd1が4mmの場合、密度は275kg/m3(超超高密度)であることが好ましい。また、基礎板材1aの厚さd1が9mmである場合、密度は、200kg/m3(超高密度)、あるいは、145kg/m3(基準高密度)であることが好ましい。
また、ここでいう「基準撓み量h」とは、図17(a)に示されるように、長辺が800mm、短辺が600mmの長方形の板材の一方の長辺を水平に保持した際の、これと対向する他方の長辺の撓み量(一方の長辺に対する他方の長辺の垂下量)hにより定義される値である。なお、該撓み量hは、水平に保持される側の辺(ここでは長辺)の寸法にはほとんど依存しない。つまり、上記の例において、長辺が800mmより短い(あるいは、長い)場合であっても、該撓み量hはほとんど変化しない。
なお、厚さdが同じであれば、密度が大きいほど基準撓み量hは小さくなる。また、密度が同じであれば、厚さdが小さいほど基準撓み量hは小さくなる。
例えば、厚さd1が9mmであって密度が275kg/m3(超超高密度)の基礎板材1aの場合、基準撓み量hは18mm(撓み率3%)となる。また例えば、厚さd1が9mmであって密度が200kg/m3(超高密度)の基礎板材1aの場合、基準撓み量hは30mm(撓み率5%)となる。また例えば、厚さd1が4mmであって密度が145kg/m3(基準高密度)の基礎板材1aの場合、基準撓み量hは、138mm(撓み率23%)となる。
基礎板材1aの一方の面のほぼ全面に貼付された遮音シート1bは、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂に鉄粉、石英粉末、重質炭酸カルシウムを混入させた、厚さd2が1.2mmのシートである。
<2.使用態様>
防音板材21は、例えば、図2に示されるように、壁6に取り付けて用いることができる。また、図3に示されるように、床7に敷いて用いることもできる。また、天井に敷いて用いることもできる。
防音板材21を壁6に取り付ける場合、当該取り付けは、例えば、ピン2(図7参照)を用いて行うことができる。ピン2として、例えば虫ピンのような細いものを用いることができる。細いピンを用いれば、壁6を傷つけることなく、板材1を取り付けることができる。あるいは、壁6等に、これを傷つけないように予めテープ等(例えば、養生テープ)を貼り付けておき、そこに接着剤あるいは粘着剤(例えば、ホットメルト接着剤)を塗布して防音板材21を取り付けてもよい。それ以外にも、例えば、面ファスナーやフック等を用いて取り付けることもできる。
上述したとおり、防音板材21の基礎板材1aは、厚さd1が4mm以上の高圧縮フェルトにより形成されるところ、高圧縮フェルトは、これに4mm以上の厚さd1を持たせることで、優れた吸音性・防音性を有するものとなる。また、防音板材21はさらに遮音シート1bが貼付されているので、その防音性はさらに高いものとなる。したがって、防音板材21を、例えば、壁6等に配設しておけば(すなわち、壁6に取り付けたり、床7や天井に敷いたりしておけば)、防音板材21によって室内の音が吸収・遮断され、外部に音が漏れにくくなる。すなわち、防音板材21を吸音材・防音材として用いることができる。また、防音板材21によって音が吸収されることで、壁6等による音の反響が低減され、室内の音響環境を良好なものとすることもできる。したがって、防音板材21は、例えばテレビやステレオ等の音響設備や楽器等が置かれた部屋の壁6(特に、音響設備等の背面側の壁6)等に配設して用いるのに好適である。
さらに、4mm以上の厚さd1を有する高圧縮フェルトから成る基礎板材1aは、吸音性だけでなく、クッション性や断熱性にも優れている。したがって、防音板材21を壁6等に配設すると、防音板材21によって室内の衝撃が吸収されて外部に振動が伝わりにくくなるとともに、室内の安全性や保温性も高まる。すなわち、防音板材21をクッション材、あるいは、保温材として用いることもできる。したがって、防音板材21は、例えば子供部屋の壁6等(特に、床7)に配設して用いるのに好適である。
また、防音板材21の基礎板材1aは高圧縮フェルトにより形成されるところ、高圧縮フェルトは皮膚に直接触れても安全であるので、防音板材21を、基礎板材1aを手前側(室内側)にして壁6等に配設して例えば吸音材・防音材(あるいは、クッション材、保温材)として用いるにあたって、防音板材21を別部材で覆う必要がなく、吸音材・防音材等の重量が重くなることがない。したがって、その使用場所が限定されにくい。
また、防音板材21は、その基準撓み量hが150mm以下であるので、十分な自立性がある。例えば、図17(b)に示すように、長辺が800mm、短辺が600mmの長方形の防音板材21を、短辺を垂直にして下端を固定した状態で壁面に沿って保持した場合、上端の撓み量はほぼゼロとなり(すなわち、上端まで壁面にぴったりと沿う状態となり)、十分な自立性を有する。このため、防音板材21を吸音材・防音材等として使用する場合に、これを壁6に取り付ける等の施工作業に手間がかからない。
なお、防音板材21を壁6等に配設して用いる場合、防音板材21を、一辺の長さが400mm〜800mm程度の矩形状とすることが好ましい。
このような防音板材21を用いて比較的広い面領域に吸音材・防音材等を配設したい場合は、図2、図3に例示されるように、複数の防音板材21を該面領域に隙間無く並べるようにすればよい。
個々の防音板材21を上記のように比較的小さなサイズにしておいて、広い面領域に対しては、該防音板材21を複数個並べて配設する態様としておけば、大きさや形状が異なる様々な面領域に柔軟に対応することが可能となるとともに、1個の防音板材21の重量が十分軽量なものとなるので、個々の防音板材21を壁6等へ取り付ける作業が非常に簡単なものとなる。
<3.製造方法>
防音板材21の製造方法について、図4を参照しながら説明する。図4は、防音板材21を製造するための一連の工程を示す図である。
まず、基礎板材1aの材料となる原綿(ここでは例えば、100%ポリエステルのポリエステル原綿)を準備する(ステップS1)。ここで、必要に応じて、原綿に、繊維上の細菌の数を減らす除菌機能が添加されたポリエステル糸(除菌用ポリエステル糸)を混ぜ込む。これによって、抗菌防臭加工が施された基礎板材1aを得ることができる。抗菌防臭加工が施された基礎板材1aによると、基礎板材1aに細菌が増殖することが抑制され、これにより基礎板材1a、ひいては防音板材21を清浄な状態に保つことができる(抗菌効果)。また、基礎板材1a、防音板材21に細菌由来の悪臭が発生することを抑制することができる(防臭効果)。
次に、原綿の繊維をのばし広げるとともに、短繊維やごみなどを取り除く(所謂、開綿)(ステップS2)。続いて、開綿された繊維を開繊し、これを櫛等で均して、繊維方向が揃った状態(あるいは、繊維方向がランダムに配向した状態であってもよい)の薄いシートを形成する(所謂、カーディング)(ステップS3)。続いて、カーディングによって得られた薄いシートを複数枚重ねてウェブを形成する(ステップS4)。
次に、得られたウェブに多数の針(ニードル)を刺し込んで繊維を交絡させる(所謂、ニードルパンチ加工)(ステップS5)。具体的には、該工程において、例えばニードルパンチ機械を用いて、ウェブの表裏面のそれぞれに上下移動するニードルを刺し込んで繊維を緻密に絡ませて緊密にする工程と、ローラでウェブを挟み込んでこれを圧縮して表裏面を整える工程とが、交互に複数回行われる。
このニードルパンチ加工および次の熱圧縮加工によって、ポリエステルの繊維が高密度(具体的には、密度が140kg/m3〜280kg/m3)となるように圧縮され、これによって高圧縮フェルトが得られる。
続いて、ニードルパンチ加工後のウェブを加熱して圧縮し、その厚さを所定値(4mm以上の所定値)に成型する(熱圧縮加工)(ステップS6)。その後、これを必要に応じて所定のサイズにカットする。
以上のステップS1〜ステップS6によって、平板形状に形成された高圧縮フェルトであって、厚さが4mm以上であり、かつ、基準撓み量hが150mm以下のもの(以下単に「原板」という)が得られる。
原板が得られると、これを所望する基礎板材1aの形状およびサイズ(例えば一辺の長さが300mmの正方形状)にカットする(ステップS7)。
得られた基礎板材1aの一方の主面に厚さ1.2mmの遮音シート1bを接着剤で貼り付け、強い圧力を掛けることによりこれを固定する(ステップS8)。これで防音板材21が得られる。
こうして得られた防音板材21に対して、以下に例示する付加加工1〜4のうちの1個あるいは複数個を施す(ステップS9)。
付加加工1:基礎板材1aの端面を斜めにカットして傾斜面10とする(面取り加工)。
図5には、面取り加工がなされた基礎板材1aが例示されている。ここに示されるように、この基礎板材1aは、その端面が傾斜面10となっている。当該傾斜面10の傾斜角度(すなわち、基礎板材1aの主面と傾斜面10とがなす角度)は、例えば45度とすることができる。
この基礎板材1aによると、これを用いた防音板材22を例えば隙間を設けずに複数個並べた場合に、防音板材22間の境界に断面がV字状のラインが現れ、これにより装飾性を高めることができる。また、傾斜面10の傾斜角度を45度以上としておけば、防音板材22を、ある面とそれと90度をなす別の面(例えば、壁6と天井、あるいは、壁6と床7)のそれぞれに配設する場合に、各面の境界まで防音板材22を配設しても防音板材22同士が干渉しない。したがって、各面の境界まで防音板材22で覆うことが可能となり、吸音効果や保温効果を高めることができる上、好ましい美観も実現できる。
付加加工2:基礎板材1aの、遮音シート1bを貼付しない方の主面に、凹凸により模様11を形成する(凹凸形成加工)。
図6には、凹凸形成加工がなされた基礎板材1aが例示されている。ここに示されるように、この基礎板材1aは、その主面に凹凸によって模様11が形成されている。
凹凸の形成態様は、どのようなものであってもよい。例えば、原板を所定形状に型抜きした型抜きパーツを、別の原板の主面に貼り付けることで、凹凸を形成してもよい(所謂、レイヤー加工)。あるいは、原板の主面に熱を与えつつ型押しを施すことで、凹凸を形成してもよい(所謂、エンボス加工)。あるいは、繊維材料等を用いた静電印刷によって、凹凸を形成してもよい(所謂、静電3次元印刷)。
凹凸形成加工がなされることによって、装飾性の高い防音板材23を得ることができる。なお、凹凸により形成される模様11は、図6(a)に示されるように、防音板材23の隣に別の防音板材23が並べられた場合に、隣り合う防音板材23間で連続性を有するものであることも好ましい。また、凹凸により形成される模様11は、図6(b)に示されるように、文字や数字等の記号であってもよいし、花や動物の形状等であってもよい。
付加加工3:基礎板材1aの遮音シート1bを貼付した方の主面の遮音シート1bの外側(遮音シート1bを貼付していない部分)に、スペーサー部材12を配設する(スペーサー配設加工)。
図7(a)には、スペーサー部材12が配設された防音板材24が例示されている。ここに示されるように、この防音板材24は、その一方の主面の四隅付近に、スペーサー部材12が配設されている。スペーサー部材12としては、遮音シート1bの厚さ以上の所定の厚さを有するものであればどのようなものであってもよい。例えば、フェルト等を20mm角以下のブロック状に形成したものをスペーサー部材12として用いてもよいし、原板を該ブロック状に型抜きした型抜きパーツをスペーサー部材12として用いてもよい。このようなスペーサー部材12を、例えばグルーガン等を用いて、基礎板材1aの遮音シート1bを貼付した方の主面の遮音シート1bの外側(遮音シート1bを貼付していない部分)に樹脂で粘着すればよい。
図7(b)には、防音板材24がピン2を用いて壁6に取り付けられた状態が示されている。ここに示されるように、防音板材24が壁6に取り付けられたときに、防音板材24と壁6(より具体的には、防音板材24におけるスペーサー部材12が設けられている側の主面と、該防音板材24が配設される壁面)が僅かに(すなわち、スペーサー部材12の厚さから遮音シート1bの厚さを減じた分だけ)離間した状態となる。したがって、板材1(1c)から壁6に音や衝撃等が伝わりにくい、ひいては、外部に音や振動等が特に伝わりにくい。
付加加工4:基礎板材1aの遮音シート1bを貼付しない方の主面に、V字状の溝14を形成する(溝形成加工)。溝14を形成する一対の壁面の傾斜角度は、45度であることが好ましい。
この溝14は、例えば図8に示す方法で形成することができる。すなわち、まず、カッター等を用いて、溝14を形成したい位置に切り込み(溝14の深さに相当する切り込み)141を形成する。そして、該切り込み141の位置で原板を折り曲げて、該切り込みの両側壁をカンナ等で削って、所定の角度(好ましくは、45度)に傾斜した傾斜面とする。これによって、V字状の溝14が形成される。その後、V字状の溝14を形成した側の反対側の面に遮音シート1bを貼付して防音板材25とする。
V字状の溝14が形成された防音板材25によると、溝14の位置で防音板材25を、遮音シート1b側を内側にして折り曲げることによって(図8の一点鎖線)、防音板材25をコンパクト化することができる。これによって、防音板材25を梱包、搬送する際の取り扱いが容易になる。また、販売店舗で陳列等する際のスペース効率も向上する。
具体的には例えば、1200mm×1200mmといった比較的大きなサイズの防音板材25に、これを二等分するような中央線に沿って溝14を形成しておけば、該溝14の位置で防音板材25を折り曲げることでこれを1200mm×600mmのサイズにコンパクト化することができる。なお、梱包時等の取り扱いの容易化を目的として溝14を形成する場合、該溝14は、基礎板材1aの遮音シート1bを貼付した方の面に形成しておいてもよい。こうすれば、防音板材25を壁6等に配設したときに溝14が見えなくなる。
また例えば、一辺の長さが300mm(あるいは、400mm)の正方形状の防音板材22を基本単位として、それを使用者が、配設したい壁6等のサイズに応じた個数だけ購入する、という販売態様において、中央線に沿って溝14が形成された300mm×600mm(あるいは、400mm×800mm)の防音板材25をさらに販売すれば、使用者が防音板材25を壁6等に配設する手間を少なくすることができる。この場合、溝14を形成する一対の壁面の傾斜角度を45度としておけば、該防音板材25に、上述した面取り加工がなされた防音板材22を並べることで、防音板材25の溝14と防音板材22の傾斜面10の間に統一感をもたせることができる。
また、V字状の溝14が形成された防音板材25によると、溝14の位置で防音板材25を折り曲げることで、該防音板材25を、非平面の対象物に沿って配設することができる。例えば、防音板材25を溝14の位置で90度に折り曲げることで、該防音板材25を、角柱状の対象物(例えば、角柱状の柱)に巻き付けて配設したり、壁のコーナー部分に沿って配設したり、といったことが可能となる。また例えば、図9に示されるように、所定間隔(例えば、10cm間隔)で溝14を形成しておけば、該溝14の配列方向に沿って防音板材25を丸めることが可能となる。したがって、防音板材25を、円柱状の対象物(例えば、円柱状の柱)に巻き付けて配設したり、アールのあるパーティションに沿って配設したり、といったことが可能となる。なお、上記の各例においては、溝14を、内側(対象物側)あるいは外側のどちらに向けて配設してもよい。
以上のステップS1〜S9によって、防音板材21〜25が得られる。もっとも、ステップS9は必ずしも必須ではなく、ステップS8で得られる板材をそのまま防音板材21としてもよい。
<4.遮音効果>
上記のようにして作製した防音板材21の遮音効果の試験を行った。比較材として、基礎板材1aのみの板材を用いた。両板材の一方の面から(防音板材21では、基礎板材1aの側の面から)周波数100〜8000Hzの音響波を投入し、他方の側に透過する音響波の強度を測定して、その透過損失を測定した。その結果、図18に示すとおり、防音板材は、基礎板材のみのものに対し、約4倍の遮音効果を有することが分かった。
<5.変形例>
上記の実施形態において、基礎板材1aの厚さd1は4mm以上であるとしたが、吸音性等を高めるためには、厚さd1が9mm以上であることが好ましい。特に、防音板材21〜25を壁6に取り付けて吸音材として用いる場合、厚さd1が9mm以上であり、かつ(または)、密度が超高密度以上であることが好ましい。また、特に高い吸音性等が必要とされる場合、基礎板材1aの厚さd1を18mm以上とすることが好ましい。
一方、防音板材21〜25を、レイヤー加工にて別の板材に貼り付けて用いたり、後述するように別の板材と組み合わせて立体形状の物品を構成したりする場合、基礎板材1aの厚さd1を4mmとし、かつ、密度を超超高密度とすることが好ましい。
また、上記の実施形態に係る防音板材21〜25は、例えば壁6と壁6の間に吊り下げて、間仕切りとして用いてもよい。この場合、防音板材21〜25によって仕切られた一方側の音や熱が、他方側に伝わりにくくなる。
あるいは、防音板材21〜25は、図10に示されるように、テグス等で天井8から吊り下げて用いてもよい。この場合、防音板材21〜25によって装飾効果を得ることができる。また、該防音板材21〜25によって室内の音が吸収されるので、天井8側に音が漏れにくくなるとともに、天井8による音の反響が低減され、室内の音響環境を良好なものとすることもできる。
また、防音板材21〜25を天井8から吊り下げて用いる場合に、例えば、防音板材21〜25の真ん中に穴を設けておき、ここに天井8から吊り下げられているライトを配設する(つまり、ライトの回りを囲むように防音板材21〜25を配設する)ことで、高い装飾効果を得ることもできる。
また、上記の実施形態に係る防音板材21は、例えば、避難所等で、床に敷いてマットレスとして使用したり、個人スペースを作るための仕切りとして使用したりすることもできる。上述したとおり、防音板材21は、吸収音性、クッション性、保温性、等に優れているため、避難所等において様々な態様で使用することができ、特に有用である。
防音板材21を、避難所でのクッション材や仕切り等として用いる場合、該防音板材21に上述した溝14を形成しておくことが特に好ましい(防音板材25)。すなわち、上述したとおり、溝14を形成しておけば防音板材25をコンパクト化することができるので、保管に必要なスペースが小さくてすむ。また、溝14を1本形成しておけば防音板材25をV字状に折って自立させることができ、溝14を2本形成しておけば防音板材25をコの字状に折って自立させることができる。したがって、防音板材25を、個人スペースを作るための仕切りとして使用するにあたって、面倒な設置作業等が不要となる。
また、上記の実施形態に係る防音板材21において、図11に示されるように、遮音シート1bが貼付される方の主面の例えば四隅付近に、板状の磁石13を配設しておき、その磁力を利用して防音板材26を金属の壁6等に取り付けるようにしてもよい。この場合、磁石13は、防音板材26(基礎板材1a)の主面に対して接着剤等を用いて貼付固定してもよいし、防音板材26(基礎板材1a)の主面に対して埋設固定しても良い。前者の場合、防音板材26が該壁6に取り付けられたときに、防音板材26と壁6が僅かに(すなわち、磁石13の厚さから遮音シート1bの厚さを減じた分だけ)離間した状態となるので、防音板材26から壁6に音や衝撃等が伝わりにくい、ひいては、外部に音や振動等が特に伝わりにくい。すなわち、磁石13がスペーサー部材としても機能する。磁石13を用いて防音板材26を壁6等に取り付ける構成によると、防音板材26の壁6等に対する取り付けおよび取り外しを容易に行うことができる。また、配設位置の変更も容易に行うことができる。
また、防音板材26を壁6等に取り付けるにあたって、凹型の磁石(雌磁石)とこれとはまり合う凸型の磁石(雄磁石)からなる一対の磁石(所謂、マグネットホック)を用いてもよい。この場合、例えば、雄磁石および雌磁石のうちの一方を防音板材26に、他方を壁6に、それぞれ配設しておき、それらの磁力を利用して防音板材26を壁6等に取り付けるようにすればよい。マグネットホックを用いて防音板材26を壁6等に取り付ける構成によると、金属に限らずどのような材質の壁6等にも防音板材26を取り付けることができる。また、防音板材26の取り付けおよび取り外しを容易に行うことができる。さらに、防音板材26が壁6等に対して位置ずれを起こすことも防止できる。
また、上記の実施形態において、防音板材21を複数個重ねて貼り合わせて(あるいは、1個以上の防音板材21と別の部材とを重ね合わせて貼り合わせて)複合板材100としてもよい。複数枚の防音板材21等の貼り合わせは、例えば虫ピンを用いてもよいし、接着剤あるいは粘着剤を用いてもよいし、熱圧着によって行ってもよい。また、複数個の防音板材21等を重ね合わせることで得られる多層構造の複合板材100は、その層数が多いほど、厚さ、強度、吸収音性、クッション性、保温性、等が増すことになる。
図12には、一例に係る複合板材100(100a)が示されている。この複合板材100(100a)は、2個の防音板材21を重ねて貼り合わせることによって形成されている。このような複合板材100(100a)は、壁6等に配設して用いてもよいし、例えば図示されるように、スタンド93で支持して仕切り材等として用いてもよい。複合板材100(100a)は高い強度を有するために、図示されるように、その下端部分をスタンド93で支持するだけで確実に自立することができる。
図13には、別の例に係る複合板材100(100b)の断面が示されている。この複合板材100(100b)は、2個の防音板材21の間に、軟質のフェルト(すなわち、防音板材21よりも密度が小さいフェルト)3を挟み込み、部分的に圧縮することによって各層21,3,21を一体化することによって形成されている。
また、上記の実施形態において、原綿に除菌用ポリエステル糸を混ぜ込むことによって抗菌防臭加工を施す態様を例示したが、これによる抗菌効果や防臭効果は、時間が経つにつれて薄れてくる可能性がある。この場合は、市販されている例えばスプレータイプの消臭剤や抗菌剤を基礎板材1aに吹き付けることで、該効果を再び得ることができる。基礎板材1aは、高圧縮フェルトにより形成されているため、スプレータイプの消臭剤や抗菌剤を容易に吸収する。したがって、これらの効果を十分に得ることができる。
[第2の態様]
<1.構成1>
本考案に係る防音板材の第2の態様に係る防音板材について、図14を参照しながら説明する。図14は、防音板材27を模式的に示す図であり、(a)は表面、(b)は裏面である。
防音板材27は基礎板材1aとファブリックシート1cから成る。基礎板材1aは前記基礎板材1aと同じものであり、高圧縮フェルトにより形成され、厚さが4mm以上の平板形状である。また、基礎板材1aはその基準撓み量が150mm以下である。
ファブリックシート1cは、基礎板材1aの一方の主面の全面と、その周囲の4つの端面、そして、それら4つの端面からに前記主面とは反対側の主面の周囲部分までを覆う。ファブリックシート1cは目の粗いポリエステル90%、綿10%製の厚さが0.5〜1.5mmのシートである。
<2.構成2>
第2の態様の防音板材において、図15に示すように、前記防音板材27の、ファブリックシート1cを貼付した面の反対側の主面のほぼ全面に遮音シート1bを貼付してもよい。この場合、遮音シート1bは、基礎板材1aが隠れるように、ファブリックシート1cの折返し部の一部を覆うように貼付することが好ましい。こうして作製された防音板材28は、一方の面のファブリックシート1c、内部の基礎板材1a、そして他方の面の遮音シート1bの3段により吸音・遮音されるため、より防音効果が高い。
また、図16に示すように、前記の片面ファブリックシート張りの防音板材27を2枚用意し、それらのファブリックシート21bを貼付した面を外側にして貼り合わせ、固定して、1枚の防音板材28としてもよい。この防音板材28は、両面がファブリックシートで覆われているため、パーティションとして使用することができる。
21、22、23、24、25、26、27、28…防音板材
1a…基礎板材
1b…遮音シート
1c…ファブリックシート
10…傾斜面
11…模様
12…スペーサー部材
13…磁石
14…溝
2…ピン
3…軟質フェルト
6…壁
7…床
8…天井
91…樹脂ネジ
92…脚部
93…スタンド
100…複合板材

Claims (7)

  1. 高圧縮フェルトにより形成され、厚さが4mm以上の平板形状であって、基準撓み量が150mm以下の基礎板材と、その一方の主面のほぼ全面に貼付された厚さが0.8〜2.5mmの遮音シートを有する防音板材。
  2. 請求項1に記載の防音板材であって、
    前記基礎板材に、
    抗菌防臭加工が施されている、
    防音板材。
  3. 請求項1または2に記載の防音板材であって、基礎板材の遮音シートが貼付されていない方の主面に、凹凸によって模様が形成されている防音板材。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の防音板材であって、その端面が傾斜面である防音板材。
  5. 高圧縮フェルトにより形成され、厚さが4mm以上の平板形状であって、基準撓み量が150mm以下の基礎板材と、その一方の主面の全面及びそれに隣接する端面に貼付された厚さが0.5〜1.5mmのファブリックシートを有する防音板材。
  6. 請求項5に記載の防音板材であって、前記ファブリックシートが貼付された側ではない方の主面のほぼ全面に貼付された厚さが0.8〜2.5mmの遮音シートを有する防音板材。
  7. 請求項5に記載の防音板材が2枚、前記ファブリックシートが貼付された面が外側となるように固定され、間に厚さが0.8〜2.5mmの遮音シートを有する防音板材。
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