以下、添付の図面を参照しながら、本開示の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本開示の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が簡略化して図示されている場合がある。
図1は、
<1. 実施形態>
図1は、実施形態の画像形成システム100を示す図である。画像形成システム100は、画像形成装置1と、サーバ7と、登録装置8とを備える。画像形成装置1と、サーバ7とは、インターネットを介して通信可能に接続される。図1に示すように、サーバ7は、インターネットを介して複数の画像形成装置1と通信可能である。また、サーバ7と登録装置8とは、インターネットを介して通信可能に接続される。
画像形成システム100においては、画像形成装置1のユーザと、画像形成装置1または画像形成装置1で使用される供給品(後述のトナーカートリッジ30およびドラムカートリッジ20)の供給者との間で、契約が締結される。契約では、例えば、ユーザが供給品を使用してページを印刷することに対する課金額が設定される。課金額は、具体的には、印刷枚数、各色トナーの使用量、モノクロ印刷またはカラー印刷などの印刷モード、印刷の解像度、または、印刷用紙のサイズ等に応じて適宜設定され得る。課金額は、例えば、一定期間(例えば、1ヶ月)で特定の印刷枚数については定額とする定額制であってもよいし、印刷量に応じる従量制とされてもよい。また、課金額は、所定の印刷量までを一定額とし、所定の印刷量を超える分を追加的に課金する方式とされてもよい。以下、供給者と契約を締結したユーザを「契約ユーザ」と称し、契約を締結していないユーザを「通常ユーザ」と称する場合がある。
サーバ7は、契約ユーザに関する情報の管理、課金額および支払いに関する管理、契約ユーザに対する各種サービスの提供等の管理を実行するための装置である。契約ユーザに提供されるサービスは、例えば、供給品を契約ユーザに発送するサービスを含む。サーバ7は、制御部71、記憶部73、通信インターフェース75を有する。制御部71は、バス配線によって、記憶部73及び通信インターフェース75と電気的に接続されている。
制御部71は、CPU711及びメモリ713を有する。メモリ713は、情報の読み出し及び書き込みが可能な記憶媒体であり、具体的には、フラッシュROMまたはEEPROMであり、プログラム715を記憶している。制御部71は、CPU711がプログラム715に従って動作することにより、各種処理を実行する。記憶部73は、具体的には、ハードディスクドライブなどのストレージである。記憶部73は、登録情報731を記憶している。登録情報731は、具体的には、契約ユーザに関する情報、契約ユーザが登録した画像形成装置1に関する情報、支払い情報(クレジットカードの情報や銀行口座の情報等)等を含む。
登録装置8は、各種情報をサーバ7に登録するために使用される情報端末である。登録装置8は、具体的には、契約を希望するユーザが所持するスマートフォンやタブレットなどの携帯端末、画像形成装置1にケーブル等を介して接続されたコンピュータ、あるいは、供給者等が操作する情報端末である。
登録装置8は、制御部81と、ネットワークインターフェース83とを有する。制御部81とネットワークインターフェースとは、バス配線などを介して接続されている。制御部81は、CPU811とメモリ813とを有する。メモリ813は、情報の読み出し及び書き込みが可能な記憶媒体であり、具体的には、フラッシュROMまたはEEPROMである。メモリ831は、プログラム815を記憶している。CPU811がプログラム815に従って動作することにより、制御部81が各種処理を実行する。プログラム815は、サーバ7との間で各情報を送受信する処理を制御部81に実行させるためのアプリケーションソフトウェアを含む。
<画像形成装置の構成>
図2は、実施形態の画像形成装置1を示す概略構成図である。図3は、実施形態の感光体ドラム21および感光体ドラム21の周辺要素を示す概略的断面図である。図4は、実施形態の画像形成装置1における制御部51と他の要素との電気的接続を示す図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、本体筐体10と、カバー11と、ドラムカートリッジ20と、4つのトナーカートリッジ30と、4つの光源ユニット(図示省略)と、転写ユニット40と、制御部51と、ディスプレイ55とを備える。
本体筐体10は、矩形の箱状である。ドラムカートリッジ20と、4つのトナーカートリッジ30と、転写ユニット40と、制御部51とは、本体筐体10に収容される。ドラムカートリッジ20と、4つのトナーカートリッジ30と、転写ユニット40とは、本体筐体10に対する着脱交換が可能とされる。ディスプレイ55は、本体筐体10の外表面に位置する。本体筐体10は、ドラムカートリッジ20を保持するフレームを有する。
カバー11は、図2において実線で示す開位置と、二点鎖線で示す閉位置との間で、第1方向に延びる回転軸11aについて回転可能である。カバー11が開位置に配置された場合、本体筐体10の開口が開放される。カバー11が閉位置に配置された場合、本体筐体10の開口部がカバー11に覆われる。カバー11の開閉は、制御部51と電気的に接続されている開閉センサ12によって検出される。
ドラムカートリッジ20は、4つのスロットSLを有する。各スロットSLには、1つのトナーカートリッジ30が着脱可能に装着される。4つのトナーカートリッジ30を保持したドラムカートリッジ20が、プロセスカートリッジとして、本体筐体10に装着される。
ドラムカートリッジ20は、4つの感光体ドラム21を有する。感光体ドラム21は、第1方向に延びる円筒状の部材であり、第1方向に延びるドラム軸(回転軸)について回転可能である。図3に示すように、感光体ドラム21は、具体的には、第1方向に延びる円筒状のアルミ素管211と、アルミ素管211の外周を覆う感光層213とを有する。感光層213は、感光材料で構成されている。
ドラムカートリッジ20は、ドラムメモリ22を有する。ドラムメモリ22は、例えば、フラッシュROMまたはEEPROMである。ドラムメモリ22は、ドラムメモリ22が取り付けられているドラムカートリッジ20に関する情報を記憶する。
ドラムカートリッジ20は、4つの帯電器23を備えている。各帯電器23は、対応する感光体ドラム21を帯電させる。図3に示すように、帯電器23は、第1方向に延びる帯電ワイヤ231と、グリッド233とを含む、いわゆるスコロトロン型の帯電器である。帯電ワイヤ231及びグリッド233は、本体筐体10に設けられた電圧印加回路15と電気的に接続される。電圧印加回路15は、制御部51の制御下で、帯電ワイヤ231及びグリッド233に、所定のバイアス(電圧)を印加する。電圧印加回路15は、例えば、トランスを備える。
帯電器23は、例えば長期間使用されると、帯電ワイヤ231にトナーの成分(例えば、シリカ)が付着して、帯電ワイヤ231のインピーダンスが上昇する。インピーダンスが上昇すると、グリッド233に流れる電流が下がる。このため、グリッド233の電流を定電流制御しようとすると、帯電ワイヤ231の電圧値が上昇する。帯電ワイヤ231の電圧値が所定値以上になると、帯電ワイヤ231とグリッド233との間で、異常放電が生じて多量の電流が流れる。なお、帯電ワイヤ231と感光体ドラムの表面との間でも異常放電が生じて多量の電流が流れる場合がある。異常放電が発生すると、感光体ドラム21を均一に帯電できなくなり、画像品質が低下するおそれがある。
画像形成装置1は、異常放電を検出するため、検出器を備えている。制御部51が電圧印加回路15を制御することによって、帯電ワイヤ231及びグリッド233に所定のバイアスを印加した際に、異常放電が発生すると、電圧印加回路15に設けられたトランスに過電流が発生する。検出器は、電圧印加回路15で流れた所定の閾値以上の過電流を検出する。制御部51は、検出器と電気的に接続されており、検出器からの出力に基づいて、帯電器23における異常放電を検出する。なお、制御部51は、帯電ワイヤ231及びグリッド233と電気的に接続されており、帯電ワイヤ231及びグリッド233に印加されている電圧値を読み取ることができる。
ドラムカートリッジ20は、4つのクリーニングローラ25を備えている。各クリーニングローラ25は、対応する感光体ドラム25の外表面をクリーニングする。より具体的には、クリーニングローラ25は、感光体ドラム21の外表面に残留するトナーおよび紙粉などを除去する。クリーニングローラ25は、クリーニング部材の一例である。クリーニングローラ25は、第1方向に延びる円筒状を有する。クリーニングローラ25は、第1方向に延びる軸について、回転可能である。クリーニングローラ25は、感光体ドラム21の外表面に接触する。
図3に示すように、ドラムカートリッジ20は、イレースランプ26を備える。イレースランプ26は、感光体ドラム21の外表面に光を照射することによって、感光体ドラム21の外表面を除電する。より詳細には、イレースランプ26の照明によって、感光体ドラム21の感光層27内で電荷が発生し、発生したマイナスの電荷が感光体ドラム21の表面のプラスの電荷を打ち消す。これにより、感光体ドラム21の表面の電位が低下する。イレースランプ26による光の照射のオンオフは、制御部51によって制御される。
図2に示すように、トナーカートリッジ30は、現像ローラ31と、トナーメモリ32と、ケーシング33とを備える。現像ローラ31は、第1方向に延びる円筒状の部材である。現像ローラ31は、第1方向に延びる現像軸について回転可能である。トナーメモリ32は、情報の読み出し及び書き込みが可能な記憶媒体であり、具体的には、フラッシュROMまたはEEPROMである。トナーメモリ32は、トナーメモリ32が取り付けられているトナーカートリッジ30に関する情報を記憶する。4つのトナーカートリッジ30の各ケーシング33は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックのいずれか1色)のトナーを収容している。
トナーカートリッジ30が装着されたドラムカートリッジ20は、カバー11が開位置に配置された状態で、本体筐体10に装着される。トナーカートリッジ30が装着されたドラムカートリッジ20は、本体筐体10の開口を通過して、本体筐体10内のカートリッジ保持部に装着される。
4つの光源ユニットは、本体筐体10の内表面に取り付けられている。各光源ユニットは、本体筐体10にドラムカートリッジ20が装着されて、カバー11が閉位置とされたときに、感光体ドラム21の外表面と向かい合う。また、各光源ユニットは、感光体ドラム21の外周面に、光を照射可能である。光源は、レーザまたはLED(発光ダイオード)である。
図2に示すように、画像形成装置1は、温度センサ17及び湿度センサ18を備える。図4に示すように、温度センサ17及び湿度センサ18は、制御部51と電気的に接続されている。温度センサ17は、本体筐体10内の温度を検出し、検出した温度を制御部51に出力する。湿度センサ18は、本体筐体10内の湿度を検出し、検出した湿度を制御部51に出力する。温度センサ17及び湿度センサ18は、例えば、本体筐体10の内側に設置される。
転写ユニット40は、転写ベルト41と、駆動ローラ43と、従動ローラ45と、4つの転写ローラ47とを有する。転写ベルト41は、環状(無端帯)である。感光体ドラム21の外周面は、転写ベルト41の外周面と接触可能である。転写ベルト41は、駆動ローラ43と従動ローラ45との間に掛け渡されている。制御部51は、駆動ローラ43を駆動することにより、転写ベルト41を回転させる。従動ローラ45は、駆動ローラ43の駆動による転写ベルト41の移動に従って回転する。
4つの転写ローラ47は、転写ベルト41の内側に位置する。転写ローラ47は、第1方向に延びる円筒状であり、第1方向に延びる回転軸について回転可能である。転写ローラ47の外表面は、例えば、導電性のゴムで構成されている。転写ローラ47は、電圧印加回路15と電気的に接続されており、必要時に転写バイアス(電圧)が印加される。
転写ローラ47は、感光体ドラム21の下方に位置する。転写ベルト41は、感光体ドラム21と転写ローラ47との間に挟まれる。転写ローラ47の外表面に転写バイアスが印加されると、感光体ドラム21の外表面に付着しているトナーが、転写ベルト41側へ移動する。これにより、トナーは、転写ベルト41上の印刷用紙へ移動し、印刷用紙に転写される。
画像形成装置1において印刷処理を行う場合、帯電器23が、感光体ドラム21の表面全体を均一に帯電させる。そして、光源ユニットが、印刷対象の画像に応じたレーザ光またはLED光を、感光体ドラム21に照射する。そして、現像ローラ31が、露光された感光体ドラム21の表面にトナーを付着させる。さらに、転写ユニット40が、感光体ドラム21に付着したトナーを、印刷用紙に転写する。印刷用紙に転写されたトナーは、熱定着ユニット(不図示)によって加熱され、印刷用紙に定着する。また、感光体ドラム21に残留したトナーは、クリーニングローラ25によって、感光体ドラム21から除去される。
図4に示すように、画像形成装置1は、制御部51と、操作部53と、ディスプレイ55と、通信インターフェース57とを有する。制御部51は、CPU511と本体メモリ513とを有する。本体メモリ513は、プログラム515を記憶している。CPU511がプログラム515に従って動作することにより、制御部51が各種処理を実行する。なお、制御部51は、ASIC(特定用途向け半導体集積回路)など、専用回路を備えていてもよい。
制御部51は、「契約モード」または「通常モード」のいずれか一方の動作モードに設定され、設定された動作モードに応じた処理を実行する。後述するように、画像形成装置1の動作モードは、サーバ7から送られる設定命令に基づいて、契約モードまたは通常モードに設定される。契約モードおよび通常モードそれぞれに応じた処理内容は、プログラム515に規定されている。
操作部53は、ユーザの操作を受け付けるボタンである。ディスプレイ55は、様々な情報を表す画像を表示する。ディスプレイ55が、いわゆるタッチパネルで構成されることによって、操作部53として機能してもよい。
通信インターフェース57は、制御部51がネットワークを介してサーバ7(通信装置)と通信するための装置である。
図4に示すように、ドラムカートリッジ20及び4つのトナーカートリッジ30が本体筐体10に装着されると、ドラムメモリ22及び4つのトナーメモリ32が、制御部51と電気的に接続される。これにより、制御部51が、ドラムメモリ22及び各トナーメモリ32と、データ通信可能となる。
ドラムメモリ22は、ドラムIDと、ドラム寿命情報と、ドラム種別情報と、ドラム履歴情報と、発注済フラグと、閾値情報と、付着量情報と、を記憶する。ドラムIDは、個々のドラムカートリッジ20を識別するための識別情報であり、具体的には、シリアルナンバーである。ドラム寿命情報は、例えば、感光体ドラム21の累積回転数と、感光体ドラム21を用いての累積印刷枚数とを含む。感光体ドラム21の累積回転数は、ドラム識別情報により特定されるドラムカートリッジ20において、印刷(ジョブ)の度にインクリメントまたはデクリメントされて算出される回転数である。感光体ドラム21を用いての累積印刷枚数は、ドラム識別情報により特定されるドラムカートリッジ20において、印刷(ジョブ)の度にインクリメントまたはデクリメントされて算出される印刷枚数である。
ドラム種別情報は、ドラムカートリッジ20の種類を表す情報である。具体的には、ドラム種別情報は、「通常型」または「契約型」のいずれか一方の種類を表す情報である。以下では、ドラム種別情報が「通常型」を表すドラムカートリッジ20を、「通常ドラムカートリッジ20」と称し、ドラム種別情報が「契約型」を表すドラムカートリッジ20を「契約ドラムカートリッジ20」と称する場合がある。
契約ドラムカートリッジ20は、通常ドラムカートリッジ20よりも廉価としてもよい。また、契約ドラムカートリッジ20は、通常ドラムカートリッジ20よりも耐久性が低いものとしてもよい。具体的には、感光層213の素材と、感光層213の厚さと、クリーニングローラ25の素材との少なくとも1つを異ならせることによって、ドラムカートリッジ20の価格、または、耐久性を変更することができる。また、契約ドラムカートリッジ20を通常ドラムカートリッジ20よりも高価としてもよい。また、通常ドラムカートリッジ20よりも契約ドラムカートリッジ20の耐久性を高くしてもよい。
ドラム履歴情報は、ドラムカートリッジ20の異常を検出したことを示す情報である。制御部51は、ドラムカートリッジ20の異常を検出すると、ドラム履歴情報としてドラムメモリ22に記録する。ドラム履歴情報は、具体的には、ドラムカートリッジ20が有する帯電器23の異常が検出されたことを示す放電履歴情報を含む。放電履歴情報は、具体的には、放電前検出回数と、放電検出回数とを含む。
なお、制御部51は、所定時間以内に帯電器23において発生した異常放電の回数が、放電異常を表す閾値を超えた場合、放電異常が検出されたとしてカウントを行ってもよい。異常放電の発生回数は、具体的には、帯電ワイヤ231の電流値が、異常放電を表す閾値以上となった回数としてもよい。例えば、制御部51は、50msec以内に3回以上の異常放電(過電流)が発生した場合、1回の放電異常が検出されたものとして、1カウントを行ってもよい。
また、放電前検出回数は、放電チェック処理において検出される放電前異常の回数である。放電前異常とは、異常放電が発生し易い状態を意味する。具体的には、帯電器23に所定のバイアスを印加したときの、帯電ワイヤ231の電圧値が所定の閾値以上となった場合、制御部51は放電前異常が検出されたとして、カウントを行う。
発注済フラグは、新たなドラムカートリッジ20の注文が行われたか否かを表す情報である。画像形成装置1では、ドラムカートリッジ20について、残りの寿命がなくなる前、あるいは、異常が検出された場合に、制御部51が、新たなドラムカートリッジ20を注文するための注文情報を、サーバ7に送信する送信処理を実行する。制御部51は、送信処理を実行した場合、新たなドラムカートリッジ20の発注が行われたものとして、本体筐体10に装着されているドラムメモリ22の発注済フラグを更新する。発注済みフラグを更新することによって、新たなドラムカートリッジ20が二重に発注されることを防止することができる。
閾値情報は、制御部51が、ドラムカートリッジ20について実行する各種判定処理において使用される閾値を表す情報である。閾値情報には、例えば、ドラムカートリッジ20の残りの寿命の有無等を判定するための閾値、ドラムカートリッジ20の異常を判定するための閾値等が含まれる。
ドラムメモリ22は、ドラムカートリッジ20の適合機種、ドラムカートリッジ20の仕様、新品であるか否かを示す情報、純正品であるか否かを示す情報、エラー履歴などの情報を記憶していてもよい。
図4に示すように、トナーメモリ32は、トナーIDと、トナー寿命情報と、トナー種別情報とを記憶する。トナーIDは、個々のトナーカートリッジ30を識別するための識別情報であり、具体的には、シリアルナンバーである。トナー寿命情報は、現像ローラ31の累積回転数、現像ローラ31を用いての累積印刷枚数、及び累積ドット数のうち、少なくとも1つである。現像ローラ31の累積回転数は、トナーIDによって特定される1つのトナーカートリッジ30において、印刷(ジョブ)の度にインクリメントまたはデクリメントされて算出される回転数である。現像ローラ31を用いての累積印刷枚数は、トナーIDによって特定される1つのトナーカートリッジ30において、印刷(ジョブ)の度にインクリメントまたはデクリメントされて算出される印刷枚数である。また、現像ローラ31を用いての累積ドット数は、トナー識別情報により特定される1つのトナーカートリッジ30において、印刷(ジョブ)の度にインクリメントまたはデクリメントされて算出されるドット数である。トナーメモリ32は、累積ドット数の代わりに、ケーシング33に収容されているトナーの残量を表す情報を記憶してもよい。
トナー種別情報は、トナーカートリッジ30の種別を表す情報であって、具体的には、「契約型」または「通常型」のいずれか一方を表す情報である。以下、トナー種別情報が「契約型」であるトナーカートリッジ30を、「契約型トナーカートリッジ30」と称し、トナー種別情報が「通常型」であるトナーカートリッジ30を、「通常型トナーカートリッジ30」と称する場合がある。後述するように、トナー種別情報は、画像形成装置1におけるトナーカートリッジ30の使用を制御するための情報である。
トナーメモリ32は、トナーカートリッジ30の適合する画像形成装置1の機種、トナーカートリッジ30の仕様、新品であるか否かを示す情報、純正品であるか否かを示す情報などを記憶していてもよい。
制御部51は、通常型トナーカートリッジ30については、通常モード及び契約モードに関わらず使用を許可する。すなわち、通常型トナーカートリッジ30であれば、制御部51が通常モード及び契約モードのどちらに設定されていても、印刷処理を行うことが可能とされる。これに対して、制御部51は、契約型トナーカートリッジ30については、通常モードに設定されている場合は印刷処理を禁止し、契約モードに設定されている場合は印刷処理を許可する。なお、通常モードにおいて、制御部51が契約用トナーカートリッジ30の使用を禁止することは必須ではなく、一定条件の制限下で使用可能としてもよい。例えば、制御部51は、交換を促す画面や規約違反であることを表す警告画面等を、ディスプレイ55に表示してもよい。
本体メモリ513は、ドラム情報およびトナー情報を記憶する。ドラム情報は、本体筐体10に装着されているドラムカートリッジ20に関する情報であり、具体的には、ドラムIDと、ドラム寿命情報と、ドラム種別情報と、ドラム履歴情報と、発注済フラグと、閾値情報と、付着量情報とを含む。トナー情報は、本体筐体10に装着されている各トナーカートリッジ30に関する情報であり、具体的には、トナーIDと、トナー種別情報と、トナー寿命情報とを含む。
制御部51は、ドラムメモリ22から読み出した各種情報を、ドラム情報として本体メモリ513に記憶させる。また、制御部51は、各トナーメモリ32から読み出した各種情報を、トナー情報として本体メモリ513に記憶させる。また、制御部51は、必要に応じて、ドラム情報及びトナー情報を更新する。また、制御部51は、更新したドラム情報またはトナー情報に基づいて、対応するドラムメモリ22または各トナーメモリ32が記憶している各種情報を更新する。
図4に示すように、本体筐体10は、駆動部19を備える。駆動部19は、現像ローラ31を、感光体ドラム21に接する接触位置(図3中、実線で示す位置)と、感光体ドラム21から離れる離間位置(図3中、破線で示す位置)との間で移動させる。例えば、画像形成装置1においてモノクロ印刷を行う場合、制御部51は、駆動部19を制御することによって、ブラックの現像ローラ31を接触位置に、シアン、マゼンタ及びイエローの各現像ローラ31を離間位置に移動させる。これにより、ブラックの感光体ドラム21に対してのみ、ブラックトナーが供給可能な状態となる。なお、ブラックの現像ローラ31が、離間位置に配置される場合があってもよい。
<異物付着量の算出>
感光体ドラム21の表面には、異物が付着する場合がある。異物は、例えば、トナーの外添剤を含む。具体的には、トナーの粒子は、トナー母粒子と、外添剤とで構成されている。トナー母粒子は、例えば球状を有する。トナー母粒子は、例えば、バインダー樹脂、着色剤、離型剤(ワックス)、荷電制御剤を含む。外添剤は、例えば、シリカである。シリカは、トナー母粒子の表面に付着しており、トナーの帯電性、流動性、またはアンチブロック性などを制御するために添加される。以下の説明では、異物がトナーのシリカである場合を説明する。なお、シリカは異物の一例であり、異物はシリカに限定されるものでない。
トナーのシリカが異物として感光体ドラム21の表面に多く付着すると、感光体ドラム21における潜像の形成不良や、トナーの転写不良等が起こることによって、印刷品質が大きく低下し得る。そこで、画像形成装置1においては、このような異物の付着量を算出することによって、ドラムカートリッジ20における異常の発生を予測する。
現像ローラ31が感光体ドラム21に接触している場合、現像ローラ31から感光体ドラム21に圧力がかかることによって、現像ローラ31が、現像ローラ31上にあるシリカを感光体ドラム21に擦り付ける場合がある。より具体的には、現像ローラ31が感光体ドラム21に対して離間位置から接触位置へ移動する場合(圧接時)、現像ローラ31が感光体ドラム21に対して接触位置から離間位置へ移動する場合(離間時)、および、現像ローラ31が感光体ドラム21に対して周速差をもって回転している場合(通常回転時)のそれぞれにおいて、現像ローラ31上のシリカが感光体ドラム21に付着し得る。現像ローラ31から感光体ドラム21にかかる圧力は、圧接時、離間時、通常回転時の順で弱くなる。このため、感光体ドラム31から感光体ドラム21に付着するシリカの付着量、及び、付着力は、圧接時、離間時、通常回転時の順で、小さくなる。
<クリーニングローラ25に起因するシリカの付着>
感光体ドラム21に接触するクリーニングローラ25は、基本的には、感光体ドラム21からシリカを除去することが可能である。ただし、所定の条件下では、クリーニングローラ25は、感光体ドラム21に対するシリカの付着を促進する方向に作用し得る。具体的には、現像ローラ31が感光体ドラム21から離間しており、かつ、クリーニングローラ25と感光体ドラム21とが周速差を持って回転している場合、クリーニングローラ25上から感光体ドラム21にシリカが移動し易い。
なお、現像ローラ31が感光体ドラム21に圧接している場合、クリーニングローラ25は、現像ローラ31から感光体ドラム21に補給されたシリカをクレンザーとして感光体ドラム21の感光層213ごと削る。また、クリーニングローラ25は、感光体ドラム21の表面に異物として付着したシリカのみを除去する場合もある。このため、現像ローラ31が感光体ドラム21に圧接している場合、クリーニングローラ25は、感光体ドラム21に付着しシリカを減少させる方向に作用し得る。
制御部51は、次式(1),(2)に基づいて、感光体ドラム21に付着したシリカの付着量を算出する。
Y=ΣΔY・・・(1)
ΔY=(A+B)×ΔX+(C×Tr+D×Tp)・・・(2)
式(1)において、「Y」は、感光体ドラム21に付着したシリカの付着量である。また、「ΔY」は、感光体ドラム21に付着したシリカの増加量である。式(1)に示すように、制御部51は、増加量ΔYを累積することによって、付着量Yを算出する。
式(2)において、「A」は、現像ローラ31から感光体ドラム21に対する異物の付着のし易さを示すパラメータ(第1パラメータ)である。「B」は、クリーニングローラ25から感光体ドラム21に対するシリカの付着のし易さを示すパラメータ(第2パラメータ)である。ΔXは、感光体ドラム21の回転数である。
式(2)において、「Tr」は、現像ローラ31が離間位置から接触位置に移動した回数である。「Tr」は、換言すると、現像ローラ31が感光体ドラム21から離間する状態から、現像ローラ31が感光体ドラム21に圧接する状態に遷移した回数(圧接回数)である。「Tp」は、現像ローラ31が接触位置から離間位置に移動した回数である。「Tp」は、換言すると、現像ローラ31が感光体ドラム21に圧接する状態から、現像ローラ31が感光体ドラム21から離間する状態に遷移した回数である。
式(2)において、「C」は、現像ローラ31が離間位置から接触位置に移動する場合における、現像ローラ31から感光体ドラム21に対するシリカの付着のし易さを示すパラメータである。「D」は、現像ローラ31が接触位置から離間位置へ移動する場合における、現像ローラ31から感光体ドラム21に対する異物の付着のし易さを示すパラメータである。
パラメータA,Bの値は、画像形成装置1の動作状況に環境に応じて変化する。パラメータC,Dについても、画像形成装置1の動作状況や環境に応じて変化させてもよい。制御部51は、パラメータA,Bが変化した場合など、適宜のタイミングで、増加量ΔYを算出する。そして、制御部51は、求めた増加量ΔYを累積することによって、付着量Yを算出する。
式(2)に示すように、増加量ΔYは、パラメータAとパラメータBとの和に回転数ΔXを掛けて求められる値を含む。すなわち、制御部51は、感光体ドラム21の回転数に応じた増加量を算出する。
式(2)に示すように、増加量ΔYは、パラメータCに圧接回数Trを掛けた値と、パラメータDに離間回数Tpを掛けた値とを含む。すなわち、制御部51は、現像ローラ31が離間位置から接触位置に移動した回数(圧接回数Tr)と、現像ローラ31が接触位置から離間位置に移動した回数(離間回数Tp)と、パラメータC,Dとに基づいて、付着量Yを算出する。なお、制御部51は、圧接回数Trまたは離間回数Tpのうち、一方のみを用いて、付着量Yを算出するようにしてもよい。
感光体ドラム21に対するシリカの付着のし易さは、感光体ドラム21の周辺の温度や湿度に応じて変動し得る。このため、パラメータA,B,C,Dの値は、温度センサ17が出力する温度、及び、湿度センサ18が出力する湿度に応じて変動するようにしてもよい。
感光体ドラム21に対するシリカの付着のし易さは、イレースランプ26が点灯しているか否かに応じて変動し得る。このため、イレースランプ26が点灯しているか否かに応じて、パラメータA,B,C,Dの各値が変動するようにしてもよい。
帯電器23が感光体ドラム21に対して印加する電圧の大きさが大きくなるほど、感光体ドラム21に対するシリカの付着のし易くなる。このため、パラメータA,B,C,Dは、帯電器23が感光体ドラム21に対して印加する電圧の大きさが大きいほど、増加量ΔYが大きくなるパラメータとしてもよい。
ケーシング33に収容されたトナーが時間の経過により劣化すると、感光体ドラム21に対してシリカが付着し易くなる場合がある。画像形成装置1では、印刷処理が実行されることによって、現像ローラ31の累積回転数が増大する。このため、時間の経過に伴うトナーの劣化は、現像ローラ31の累積回転数と正の相関を有し得る。このため、現像ローラ31の累積回転数に応じて、パラメータA,B,C,Dの各値が変動するようにしてもよい。具体的には、現像ローラ31の累積回転数が大きいほど、パラメータA,B,C,Dの値を大きくしてもよい。これにより、トナーの劣化の度合いに応じて、感光体ドラム21に対するシリカの付着量を適切に算出できる。
<画像形成システムの運用例>
図5は、実施形態の画像形成システム100において実行される契約処理S1および解約処理S2を示す図である。契約処理S1は、通常ユーザが供給者と契約を締結する際に行われる処理である。契約処理S1は、契約ユーザの画像形成装置1の動作モードを、通常モードから契約モードに変更する処理を含む。解約処理S2は、契約ユーザが契約を解除する際に行われる処理である。解約処理S2は、契約ユーザの画像形成装置1の動作モードを、契約モードから通常モードに変更する処理を含む。以下、契約処理S1および解約処理S2について、順に説明する。
<契約処理>
契約処理S1では、まず、登録装置8が、契約要求Rq1をサーバ7へ送信する(契約要求送信処理S11)。契約要求Rq1には、契約を希望するユーザに関する情報(ユーザの氏名や住所等を含む)と、課金額など契約に関する情報とが含まれ得る。また、契約要求Rq1には、支払いに関する情報と、ユーザが使用する画像形成装置1を識別するためのデバイス情報(デバイスID)とが含まれ得る。なお、登録装置8が契約要求送信処理S11を行うことは必須ではない。例えば、画像形成装置1においてユーザが所定の操作を行うことにより、画像形成装置1が契約要求Rq1をサーバ7へ送信してもよい。
サーバ7は、受信した契約要求Rq1に基づいて、契約を要求された画像形成装置1に、変更命令Rs1を送信する(変更命令送信処理S12)。変更命令Rs1は、対象の画像形成装置1が備える制御部51に対する命令であって、制御部51の動作モードを契約モードに設定させる命令である。制御部51は、変更命令Rs1を受信すると、動作モードを契約モードに設定する(動作モード設定処理S13)。
<解約処理>
解約処理S2では、まず、登録装置8が、解約要求Rq2をサーバ7へ送信する(解約要求送信処理S21)。解約要求Rq2には、解約を希望するユーザに関する情報が含まれ得る。なお、登録装置8が解約要求送信処理S21を行うことは必須ではない。例えば、画像形成装置1においてユーザが所定の操作を行うことにより、画像形成装置1が解約要求Rq2をサーバ7へ送信してもよい。
サーバ7は、受信した解約要求Rq2に基づいて、解約を要求された画像形成装置1に、変更命令Rs2を送信する(変更命令送信処理S22)。変更命令Rs2は、対象の画像形成装置1が備える制御部51に対する命令であって、制御部51の動作モードを通常モードに設定させる命令である。制御部51は、変更命令Rs2を受信すると、動作モードを通常モードに設定する(動作モード設定処理S23)。
図6は、画像形成装置1の制御部51が実行するドラムチェック処理の流れを示す図である。ドラムチェック処理は、ドラムカートリッジ20が交換された際に実行される処理である。
制御部51は、ドラムチェック処理を開始すると、ドラムカートリッジ20が交換されたかを判定する(交換判定処理S31)。交換判定処理S31において、画像形成装置1の電源がONからOFFに切り換えられた場合、または、カバー11が開位置から閉位置へ移動したことを開閉センサ12が検出した場合、制御部51はドラムカートリッジ20のドラムIDと、本体メモリ513が予め記憶しているドラムIDとを比較する。制御部51は、ドラムIDが一致した場合、ドラムカートリッジ20が交換されていないと判定する。制御部51は、ドラムIDが一致しなかった場合、ドラムカートリッジ20が交換されたと判定する。
制御部51は、交換判定処理S31によってドラムカートリッジ20が交換されたと判定した場合(Yes)、ドラム情報ラッチ処理S32を実行する。ドラム情報ラッチ処理S32において、制御部51は、ドラムメモリ22が記憶している各種情報を読み出して本体メモリ513に書き込む。
図7は、ドラム情報ラッチ処理S32の詳細な流れを示す図である。図7に示すように、ドラム情報ラッチ処理S32は、ドラム寿命情報の読み出しおよび書き込み(読み書き処理S41)、ドラム種別情報の読み出しおよび書き込み(読み書き処理S42)、ドラム履歴情報の読み出し及び書き込み(読み書き処理S43)、発注済フラグの読み出し及び書き込み処理(読み書き処理S44)、及び、付着量情報の読み出し及び書き込み(読み書き処理S45)を含む。
制御部51は、読み書き処理S41において、ドラムメモリ22から読み出したドラム寿命情報が表す累積印刷枚数、及び、累積ドラム回転数を、ドラム情報として本体メモリ513に記憶させる。制御部51は、読み書き処理S42において、ドラムメモリ22から読み出したドラム種別情報を、ドラム情報として本体メモリ513に記憶させる。制御部51は、読み書き処理S43において、ドラムメモリ22から読み出したドラム履歴情報が表す放電前検出回数、及び、放電検出回数を、ドラム情報として本体メモリ513に記憶させる。制御部51は、読み書き処理S45において、付着量情報をドラムメモリ22から読み出し、ドラム情報として本体メモリ513に記憶させる。付着量情報は、感光体ドラム21に対するシリカの付着量Yを表す情報である。
図6に示すように、制御部51は、ドラム情報ラッチ処理S32を実行した後、ドラムカートリッジ20が使用可能であるかを判定する(判定処理S33)。制御部51は、判定処理S33の結果に応じて、エラー処理S36、または、ドラム寿命チェック処理S37を実行する。
図8は、ドラムカートリッジ20の種別と、制御部51の動作モードとの対応関係を示す図である。図8に示すように、制御部51の動作モードが通常モードである場合、制御部51は、通常ドラムカートリッジ20の使用を許可するが、契約ドラムカートリッジ20の使用を制限する。制御部51の動作モードが契約モードである場合、制御部51は、通常ドラムカートリッジ20および契約ドラムカートリッジ20のいずれについても、使用を許可する。
図6に戻って、制御部51は、判定処理S33によって、ドラムカートリッジ20の使用を許可できないと判定した場合(No)、エラー処理S36を実行する。制御部51は、エラー処理S36において、ドラムカートリッジ20の使用を禁止することを表す使用不可フラグを本体メモリ513に記憶させてもよい。また、制御部51は、エラー処理S36において、通常ドラムカートリッジ20への交換を要求する表示情報をディスプレイ55に表示させてもよい。制御部51は、エラー処理S36を実行した後、ドラムチェック処理を終了する。
制御部51は、判定処理S33によって、ドラムカートリッジ20の使用を許可できると判定した場合(Yes)、ドラム寿命チェック処理S37を実行する。制御部51は、ドラム寿命チェック処理S37において、ドラム情報ラッチ処理S32によって本体メモリ513に記憶させたドラム履歴情報、ドラム寿命情報、及び付着量情報をチェックする。
<ドラム寿命チェック処理>
図9は、図6に示すドラム寿命チェック処理S37の詳細を示す図である。制御部51は、ドラム寿命チェック処理S37を開始すると、本体メモリ513が記憶しているドラム履歴情報に基づいて、ドラムカートリッジ20が交換すべき状態(以下、「要交換状態」と称する。)であるかを判定する(判定処理S51)。判定処理S51において、制御部51は、ドラム履歴情報が表す「放電前検出回数」が要交換状態を表す閾値Th_1eを越えるかを判定するとともに、ドラム履歴情報が表す「放電検出回数」が要交換状態を表す閾値Th_2eを越えるかを判定する。なお、判定処理S51において、制御部51は、少なくとも、ドラム履歴情報が表す「放電検出回数」が要交換状態を表す閾値Th_2eを越えるか、を判定していればよい。または、判定処理S51において、制御部51は、ドラム履歴情報が表す「放電前検出回数」が要交換状態を表す閾値Th_1eを越えるか、または、ドラム履歴情報が表す「放電検出回数」が要交換状態を表す閾値Th_2eを越えるか、のいずれかを判定すればよい。
なお、制御部51は、ある数値データについて閾値を用いて判定を行う場合、その数値データが閾値以上であるかを判定するようにしてもよい。例えば、制御部51は、判定処理S51において、ドラム履歴情報が表す放電前検出回数が所定の閾値以上となるかを判定するようにしてもよい。また、制御部51は、判定処理S51において、ドラム履歴情報が表す放電検出回数が所定の閾値以上となるかを判定するようにしてもよい。
判定処理S51によって、放電前検出回数が閾値Th_1eを越えると制御部51が判定した場合、または、放電検出回数が閾値Th_2eを越えると制御部51が判定した場合(判定処理S51においてYes)、ドラムカートリッジ20が要交換状態であるとして、制御部51は後述する表示処理S54を実行する。なお、制御部51は、判定処理S51によって、放電検出回数が閾値Th_2eを越えると判定した後、さらに、帯電ワイヤ231の電圧値を測定してもよい。そして、制御部51は、測定された帯電ワイヤ231の電圧値が所定の電圧値より低い(または、測定された帯電ワイヤ231の電圧値が異常値である)と判定した場合、表示処理S54を実行してもよい。判定処理S51によって、放電前検出回数が閾値Th_1eを越えず、かつ、放電検出回数が閾値Th_2eを越えないと制御部51が判定した場合(判定処理S51においてNo)、制御部51は判定処理S52を実行する。
制御部51は、判定処理S52において、本体メモリ513が記憶しているドラム寿命情報に基づいて、ドラムカートリッジ20が要交換状態であるかを判定する。判定処理S52において、制御部51は、ドラム寿命情報の「累積印刷枚数」が要交換状態を表す閾値Th_3eを越えるかを判定するとともに、ドラム寿命情報の「累積ドラム回転数」が要交換状態を表す閾値Th_4eを越えるかを判定する。判定処理S52によって、累積印刷枚数が閾値Th_3eを越えると制御部51が判定した場合、または、累積ドラム回転数が閾値Th_4eを越えると制御部51が判定した場合(判定処理S52においてYes)、制御部51は表示処理S54を実行する。判定処理S52において、累積印刷枚数が閾値Th_3eを越えず、かつ、累積ドラム回転数が閾値Th_4eを越えないと制御部51が判定した場合(判定処理S52においてNo)、制御部51は判定処理S53を実行する。
制御部51は、判定処理S53において、本体メモリ513が記憶している付着量情報に基づいて、ドラムカートリッジ20が要交換状態であるかを判定する。判定処理S53において、制御部51は、付着量情報の「付着量Y」が要交換状態を表す閾値Th_5e(第1閾値)を越えるかを判定する。制御部51は、判定処理S53によって、付着量Yが閾値Th_5eを越えると判定した場合(Yes)、制御部51は、表示処理S54を実行する。
制御部51は、表示処理S54において、ドラムカートリッジ20の交換を促す画像(例えば、「Replace Drum」の文字を含む画像)をディスプレイ55に表示させる。制御部51は、表示処理S54を実行した後、ドラム寿命チェック処理を終了する。
表示処理S54は、ドラムカートリッジ20の使用を制限する使用制限処理の一例である。なお、制御部51は、判定処理S53によって、シリカの付着量Yが閾値Th_5eを越えたと判定した場合、画像形成装置1において、ドラムカートリッジ20の使用を禁止してもよい。
制御部51は、判定処理S53によって、付着量Yが閾値Th_5eを越えないと判定した場合(No)、ドラム寿命情報に基づき、ドラムカートリッジ20が要発注状態であるかを判定する(判定処理S55)。要発注状態とは、ドラムカートリッジ20が要交換状態になるよりも前の状態であって、新たなドラムカートリッジ20を発注すべき状態をいう。要発注状態は、具体的には、残りの寿命が少なくなった状態、あるいは、故障等のトラブルが発生し易い状態である。
判定処理S55において、制御部51は、ドラム寿命情報の「累積印刷枚数」が要発注状態を表す所定の閾値Th_3を越えるか、及び、ドラム寿命情報の「累積ドラム回転数」が要発注状態を表す閾値Th_4を越えるかを判定する。累積印刷枚数が閾値Th_3を越えず、かつ、累積ドラム回転数が閾値Th_4を越えないと制御部51が判定した場合(判定処理S55においてNo)、制御部51は判定処理S56を実行する。また、累積印刷枚数が閾値Th_3を越えると制御部51が判定した場合、または、累積ドラム回転数が閾値Th_4を越えると制御部51が判定した場合(判定処理S55においてYes)、制御部51は後述する表示処理S57を実行する。
判定処理S56において、制御部51は、付着量情報に基づいて、ドラムカートリッジ20が要発注状態であるかを判定する処理である。具体的には、制御部51は、付着量情報の「付着量Y」が要発注状態を表す閾値Th_5を越えるかを判定する。制御部51は、付着量Yが閾値Th_5を越えると制御部51が判定した場合(判定処理S56においてYes)、表示処理S57を実行する。制御部51は、付着量Yが閾値Th_5を越えないと判定した場合(判定処理S56においてNo)、ドラム寿命チェック処理を終了する。
表示処理S57において、制御部51は、ドラムカートリッジ20が要発注状態であることを表す画面(例えば、「Drum End Soon」の文字を含む画像)をディスプレイ55に表示させる。制御部51は、表示処理S57を実行した後、本体筐体10に装着されているドラムカートリッジ20のドラム種別情報が契約型であるかを判定する(判定処理S571)。制御部51は、ドラム種別情報が契約型ではないと判定した場合(判定処理S571においてNo)、ドラム寿命チェック処理を終了する。
制御部51は、ドラム種別情報が契約型であると判定した場合(判定処理S571においてYes)、新たな契約ドラムカートリッジ20が未発注であるかを判定する。具体的には、制御部51は、本体メモリ513に記憶されている発注済フラグに基づいて判定する(発注判定処理S58)。発注済フラグは、発注済であるかを表す情報であり、本体メモリ513がドラム情報として記憶する情報である。制御部51は、発注判定処理S58によって、未発注であると判定した場合、注文情報送信処理S59を実行する。制御部51は、発注判定処理S58によって、発注済みであると判定した場合、ドラム寿命チェック処理を終了する。
注文情報送信処理S59は、制御部51が、サーバ7に新たな契約ドラムカートリッジ20を注文するための注文情報を送信する処理である。注文情報は、例えば、新たな契約ドラムカートリッジ20を要求することを表す情報と、画像形成装置1のデバイス情報とを含む。図5に示すように、サーバ7は、注文情報を受信すると、発送業者のサーバ9に対して、発注情報を送信する(発注処理S751)。発注情報は、具体的には、注文情報に対応する契約ユーザの氏名や住所などの情報を含む。発送業者は、発注情報に基づき、契約ユーザに対して、契約ドラムカートリッジ20を発送する(発送処理S752)。これにより、契約ユーザは、契約ドラムカートリッジ20を受け取ることができるため、本体筐体10に装着されているドラムカートリッジ20が要交換状態となった場合に、契約ドラムカートリッジ20に交換できる。
なお、注文情報送信処理S59は、制御部51が、注文情報を送信する承認を受けたかを判定する承認判定処理を含んでいてもよい。具体的には、制御部51が、ディスプレイ55に承認を求める画像を表示することによって、ユーザに対して承認の入力を要求してもよい。そして、制御部51は、ユーザが承認する入力を受け付けた場合に、承認を受けたと判定し、注文情報を送信してもよい。これにより、ユーザの承認なしに、自動的に注文情報がサーバ7へ送信されることを抑制できる。
図9に戻って、制御部51は、注文情報送信処理S59を実行した後、フラグ処理S591を実行する。フラグ処理S591は、発注済フラグを本体メモリ513及びドラムメモリ22に保存する処理である。制御部51は、フラグ処理S591を実行した後、ドラム寿命チェック処理を終了する。
図9に示す例では、画像形成装置1の制御部51が、判定処理S55または判定処理S56を実行することによってドラムカートリッジ20が要発注状態となったかを判定する。そして、制御部51が、ドラムカートリッジ20が要発注状態となったと判定した場合にサーバ7に対して新たなドラムカートリッジ20を発注するようにしている。しかしながら、サーバ7が、判定処理S55または判定処理S56を行うことによって、新たなドラムカートリッジ20を発注するか否かを判断するようにしてもよい。例えば、画像形成装置1がサーバ7に対して、ドラム寿命情報、または、付着量情報を送信してもよい。そして、サーバ7が、ドラム寿命情報と閾値Th_3,Th_4とを比較する処理(判定処理S55に対応する処理)、または、付着量情報と閾値Th_5とを比較する処理(判定処理S56に対応する処理)を行うことによって、新たなドラムカートリッジ20を発注するかを決定してもよい。
図6に戻って、制御部51は、ドラム寿命チェック処理S37を実行した後、動作要求待ち処理S38を実行する。動作要求待ち処理S38は、画像形成装置1を“Ready”(動作要求待ち)の状態とする処理である。すなわち、制御部51は、画像形成装置1を印刷要求待ちの状態にして、画像形成装置1を待機させる。
図10~図20に示すように、画像形成装置1は、第1~第8定期実施処理を実行する。第1~第8定期処理は、制御部51が、定期的または所定のイベントが発生するごとに実行する処理である。以下、第1~第8定期実施処理を順に説明する。
<第1定期実施処理>
図10は、制御部51が実行する第1定期実施処理の流れを示す図である。第1定期実施処理は、制御部51が、本体メモリ513が記憶しているドラム寿命情報に基づいて、ドラムメモリ22が記憶しているドラム寿命情報を更新する処理である。制御部51は、第1定期実施処理を開始すると、本体メモリ513が記憶しているドラム寿命情報のうち、累積印刷枚数が増加したかを判定する(判定処理S61)。制御部51は、累積印刷枚数が増加したと判定した場合(判定処理S61においてYes)、本体メモリ513が記憶している累積印刷枚数をドラムメモリ22に書き込む(書き込み処理S62)。
制御部51は、判定処理S61を実行した後、本体メモリ513が記憶しているドラム寿命情報のうち、累積ドラム回転数が増加したかを判定する(判定処理S63)。制御部51は、累積ドラム回転数が増加したと判定した場合(判定処理S63においてYes)、本体メモリ513が記憶している累積ドラム回転数をドラムメモリ22に書き込む(書き込み処理S64)。制御部51は、判定処理S63を実行した後、第1定期実施処理を終了する。
<第2定期実施処理>
図11は、制御部51が実行する第2定期実施処理の流れを示す図である。第2定期処理は、本体メモリ513が記憶している温度Tmep_nowおよび湿度Hum_nowを更新する処理である。温度Temp_nowは、本体筐体10内の現在温度を表す。湿度Hum_nowは、本体筐体10内の現在湿度を表す。制御部51は、第2定期実施処理を開始すると、温度センサ17の出力に基づいて、本体メモリ513が記憶している温度Temp_nowを更新する(温度更新処理S65)。また、制御部51は、温度更新処理S65を実行した後、湿度Hum_nowを更新する(湿度更新処理S66)。制御部51は、湿度更新処理S66を実行した後、第2定期更新処理を終了する。
<第3定期実施処理>
図12は、制御部51が実行する第3定期実施処理の流れを示す図である。第3定期実施処理は、本体メモリ513が記憶しているグリッドバイアス値GBias_nowを更新する処理である。グリッドバイアス値GBias_nowは、現在の帯電器23が感光体ドラム21に印加する電圧の大きさを表す情報であり、具体的には、グリッド233に印加されている電圧値である。制御部51は、第3定期実施処理を開始すると、本体メモリ513が記憶しているグリッドバイアス値GBias_nowを更新する(更新処理S67)。制御部51は、更新処理S67を実行した後、第3定期実施処理を終了する。
<第4定期実施処理>
図13は、制御部51が実行する第4定期実施処理の流れを示す図である。第4定期処理は、本体メモリ513が記憶しているイレースランプ状態Elamp_nowを更新する処理である。イレースランプ状態Elamp_nowは、現在のイレースランプ26の点灯状態を表す情報であって、イレースランプ26が、点灯しているかまたは消灯しているかのどちらかを表す情報である。制御部51は、第4定期実施処理を開始すると、本体メモリ513が記憶しているイレースランプ状態Elamp_nowを更新する(更新処理S68)。制御部51は、更新処理S68を実行した後、第4定期実施処理を終了する。
<第5定期実施処理>
図14は、制御部51が実行する第5定期実施処理の流れを示す図である。第5定期実施処理は、本体メモリ513が記憶しているドラム回転速度D_spd_nowを更新する処理である。ドラム回転速度D_spd_nowは、現在の感光体ドラム21の回転速度を表す情報である。制御部51は、第5定期処理を開始すると、感光体ドラム21が回転しているかを判定する(判定処理S71)。制御部51は、感光体ドラム21が回転していないと判定した場合(判定処理S71においてNo)、本体メモリ513に記憶されているドラム回転速度D_spd_nowを0とする。制御部51は、感光体ドラム21が回転していると判定した場合(判定処理S71においてYes)、感光体ドラム21の回転速度が変化したかを判定する(判定処理S73)。制御部51は、判定処理S73において、現在の感光体ドラム21の回転速度が、本体メモリ513が記憶しているドラム回転速度D_spd_nowと異なる場合、感光体ドラム21の回転速度が変化したと判定する。制御部51は、ドラム回転速度D_spd_nowが変化していないと判定した場合(判定処理S73においてNo)、第5定期実施処理を終了する。制御部51は、ドラム回転速度D_spd_nowが変化したと判定した場合(判定処理S73においてYes)、感光体ドラム21は、回転速度D_spd_nowを更新する(更新処理S74)。制御部51は、判定処理S73を実行した後、第5定期実施処理を終了する。
<第6定期実施処理>
図15は、制御部51が実行する第6定期実施処理の流れを示す図である。第6定期実施処理は、本体メモリ513が記憶してる圧接回数Dev_P_cntおよび離間回数Dev_R_cntを更新する処理である。圧接回数Dev_P_cntは、現像ローラ31が感光体ドラム21に対して圧接した回数を表す情報である。圧接回数Dev_P_cntは、現像ローラ31が離間位置から接触位置に移動した回数Trに相当する。離間回数Dev_R_cntは、現像ローラ31が感光体ドラム21から離間した回数を表すデータである。離間回数は、現像ローラ31が接触位置から離間位置に移動した回数Tpに相当する。
制御部51は、第6定期実施処理を開始すると、現像ローラ31が感光体ドラム21に圧接しているかを判定する(判定処理S81)。制御部51は、現像ローラ31が感光体ドラム21に圧接していると判定した場合(判定処理S81においてYes)、本体メモリ513が記憶している現像ローラ状態S_dev_nowが圧接状態と異なるかを判定する(判定処理S82)。現像ローラ状態S_dev_nowは、現像ローラ31が圧接状態にあるか(すなわち、現像ローラ31が接触位置にあるか)、または、離間状態にあるか(すなわち、現像ローラ31が離間位置にあるか)のいずれか一方を表す情報である。制御部51は、現像ローラ状態S_dev_nowが圧接状態とは異なると判定した場合(判定処理S82においてYes)、本体メモリ513が記憶している現像ローラ状態S_dev_nowを圧接状態に更新する(更新処理S83)。そして制御部51は、更新処理S83を実行した後、本体メモリ513が記憶している圧接回数Dev_P_cntを1カウント増やす(加算処理S84)。
制御部51は、判定処理S81によって、現像ローラ31が感光体ドラム21から離間した位置(離間位置)にあると判定した場合(No)、本体メモリ513が記憶している現像ローラ状態S_dev_nowが圧接状態であるかを判定する(判定処理S85)。なお、制御部51は、判定処理S82において現像ローラ状態S_dev_nowが圧接状態であると判定した場合(No)、判定処理S85を実行する。また、制御部51は、加算処理S84を実行した後、判定処理S85を実行する。
制御部51は、現像ローラ状態S_dev_nowが圧接状態であると判定した場合(判定処理S85においてYes)、現像ローラ状態S_dev_nowを離間状態とする(更新処理S86)。制御部51は、更新処理S86を実行した後、本体メモリ513が記憶している離間回数Dev_R_cntを1カウント増やす(加算処理S87)。
制御部51は、判定処理S85よって、現像ローラ状態S_dev_nowが圧接状態ではないと判定した場合(No)、第6定期実施処理を終了する。制御部51は、加算処理S87を実行した後、第6定期実施処理を終了する。
<第7定期実施処理>
図16及び図17は、制御部51が実行する第7定期実施処理の流れを示す図である。第7定期実施処理は、増加量ΔYを求めるためのパラメータAを更新する処理である。制御部51は、第7定期実施処理を開始すると、本体メモリ513が記憶している現像ローラ状態S_dev_nowが圧接状態であるかを判定する(図16:判定処理S8a)。制御部51は、現像ローラ状態S_dev_nowが圧接状態ではない(すなわち、現像ローラ状態S_dev_nowが離間状態である)と判定した場合(判定処理S8aにおいてNo)、本体メモリ513に記憶されているパラメータAをゼロにする(図16:更新処理S8b)。制御部51は、更新処理S8bを実行した後、第7定期実施処理を終了する。
制御部51は、判定処理S8aによって、本体メモリ513が記憶している現像ローラ状態S_dev_nowが圧接状態であると判定した場合(Yes)、本体メモリ513が記憶しているイレースランプ状態Elamp_nowが点灯状態であるかを判定する(図16:判定処理S8c)。制御部51は、イレースランプ状態Elamp_nowが点灯状態であると判定した場合(判定処理S8cにおいてYes)、イレースランプ状態Elamp_nowが、前回の第7定期実施処理の時点から更新されたかを判定する(図16:判定処理S8d)。具体的には、制御部51は、本体メモリ513が記憶している前回イレースランプ状態S_elを参照し、前回イレースランプ状態S_elが点灯状態と異なるかを判定する。前回イレースランプ状態S_elは、前回の第7定期実施処理の時点でのイレースランプ26の点灯状態Elamp_nowを表す情報である。
制御部51は、判定処理S8dによって、イレースランプ状態Elamp_nowが更新された(すなわち、前回イレースランプ状態S_elが点灯状態とは異なる)と判定した場合(Yes)、本体メモリ513が記憶しているパラメータA(1)を更新する(図16:更新処理S8e)。パラメータA(1)は、パラメータAが有する成分であって、イレースランプ状態Elamp_nowに応じて変動する成分である。制御部51は、更新処理S8eを実行した後、本体メモリ513が記憶している前回イレースランプ状態S_elを点灯状態に更新する(図16:更新処理S8f)。
制御部51は、判定処理S8cによって、イレースランプ状態Elamp_nowが点灯状態ではないと判定した場合(No)、イレースランプ状態Elamp_nowが前回から更新されたかを判定する(図16:判定処理S8g)。具体的には、制御部51は、本体メモリ513が記憶している前回イレースランプ状態S_elが点灯状態であるかを判定する。制御部51は、イレースランプ状態Elamp_nowが更新された(すなわち、前回イレースランプ状態S_elが点灯状態である)と判定した場合(判定処理S8gにおいてYes)、パラメータA(1)を更新する(図16:更新処理S8h)。制御部51は、更新処理S8hを実行した後、前回イレースランプ状態S_elを消灯状態に更新する(図16:更新処理S8i)。
イレースランプ26が点灯している場合、イレースランプ26が消灯している場合よりも、現像ローラ31のシリカが感光体ドラム21に付着し易い場合がある。この場合、制御部51は、イレースランプ26が消灯している場合の更新処理S8hのときよりも、イレースランプ26が点灯しているときの更新処理S8eのときの方が、パラメータA(1)を大きくなるようにしてもよい。これにより、イレースランプ26が消灯時の場合における感光体ドラム21の1回転当たりの増加量ΔYよりも、イレースランプ26が点灯している場合の感光体ドラム21の1回転当たりの増加量ΔYを大きく算出できる。したがって、付着量Yを適切に算出できる。
制御部51は、更新処理S8fを実行した後、または、更新処理S8iを実行した後、判定処理S8j(図17)を実行する。また、制御部51は、判定処理S8dにおいてイレースランプ状態Elamp_nowが更新されていないと判定した場合、または、判定処理S8gにおいてイレースランプ状態Elamp_nowが更新されていないと判定した場合、更新処理S8eをスキップして、判定処理S8jを実行する。
判定処理S8jにおいて、制御部51は、感光体ドラム21の回転速度が、前回の第7定期実施処理の時点から変化したかを判定する。具体的には、制御部51は、本体メモリ513が記憶しているドラム回転速度D_spd_nowと、前回ドラム回転速度D_spd_lastとを比較する。前回ドラム回転速度D_spd_lastは、本体メモリ513が記憶している情報であって、前回に第7定期実施処理の時点でのドラム回転速度D_spd_nowを表す情報である。制御部51は、ドラム回転速度D_spd_nowが変化したと判定した場合(判定処理S8jにおいてYes)、本体メモリ513が記憶しているパラメータA(2)を、ドラム回転速度D_spd_nowの大きさに応じた値に更新する(図17:更新処理S8k)。パラメータA(2)は、パラメータAが有する成分であって、ドラム回転速度D_spd_nowに応じて変動する成分である。制御部51は、更新処理S8kを実行した後、本体メモリ513が記憶している前回ドラム回転速度D_spd_lastをドラム回転速度D_spd_nowに更新する(図17:更新処理S8l)。
感光体ドラム21の回転速度が小さいほど、感光体ドラム21に対するシリカの付着力が大きくなる場合がある。この場合、制御部51は、更新処理S8kにおいて、ドラム回転速度D_spd_nowが小さいほど、パラメータA(2)を大きい値としてもよい。これにより、制御部51は、シリカの付着量Yを適切に算出できる。
制御部51は、判定処理S8jにおいてドラム回転速度D_spd_nowが変化していないと判定した場合(No)、判定処理S8mを実行する。制御部51は、更新処理S8lを実行した後、判定処理S8mを実行する。判定処理S8mにおいて、制御部51は、本体メモリ513が記憶しているグリッドバイアス値GBias_nowが、前回グリッドバイアス値GBias_lastから、所定の閾値Th_gbを越えて変化したかを判定する。前回グリッドバイアス値GBias_lastは、本体メモリ513が記憶している情報であって、前回の第7定期実施処理の時点でのグリッドバイアス値GBias_nowを表す情報である。閾値Th_gbは、例えば50ボルトとしてもよい。
制御部51は、グリッドバイアス値GBias_nowが前回グリッドバイアス値GBias_lastから閾値Th_gbを越えて変化していると判定した場合(判定処理S8mにおいてYes)、本体メモリ513が記憶しているパラメータA(3)を更新する(図17:更新処理S8n)。パラメータA(3)は、パラメータAが有する成分であって、グリッドバイアス値GBias_nowに応じて変動する成分である。制御部51は、更新処理S8nを実行した後、本体メモリ513が記憶している前回グリッドバイアス値GBias_lastをグリッドバイアス値GBias_nowに更新する(図17:更新処理S8o)。
制御部51は、判定処理S8mによって、グリッドバイアス値が閾値を越えて変化していないと判定した場合(No)、判定処理S8pを実行する。また、制御部51は、更新処理S8oを実行した後、判定処理S8pを実行する。判定処理S8pにおいて、制御部51は、本体メモリ513が記憶している湿度Hum_nowが前回湿度Hum_lastから所定の閾値Th_Humを越えて変化したかを判定する。前回湿度Hum_lastは、本体メモリ513が記憶している情報であって、前回の第7定期実施処理の時点での湿度Hum_nowを表す情報である。閾値Th_Humは、定数であってもよいし、前回湿度Hum_lastの10%などのような変数であってもよい。
制御部51は、判定処理S8pによって、湿度Hum_nowが閾値Th_Humを越えて変化したと判定した場合(Yes)、本体メモリ513が記憶しているパラメータA(4)を湿度Hum_nowに応じた値に更新する(更新処理S8q)。パラメータA(4)は、パラメータAが有する成分であって、湿度Hum_nowに応じて変動する成分である。制御部51は、更新処理S8qを実行した後、本体メモリ513が記憶している前回湿度Hum_lastを湿度Hum_nowに更新する(更新処理S8r)。
湿度Hum_nowが高いほど、感光体ドラム21に対するシリカの付着力が大きくなる場合がある。このため、更新処理S8qにおいて、制御部51は、湿度Hum_nowが大きいほど、パラメータA(4)を大きい値としてもよい。これにより、制御部51は、湿度Hum_nowが高いほど増加量ΔYを大きく算出する。このため、湿度Hum_nowの変化に応じて付着量Yを適切に算出できる。
制御部51は、本体メモリ513が記憶しているパラメータA(1)~A(4)を加算することによって、パラメータAを算出する(算出処理S8s)。制御部51は、算出したパラメータAを本体メモリ513に記憶させた後、第7定期実施処理を終了する。
現像ローラ31が圧接状態でない場合(すなわち、現像ローラ31が離間位置にある場合)、更新処理S8bによってパラメータAがゼロとされる。一方、現像ローラ31が圧接状態の場合(すなわち、現像ローラ31が接触位置にある場合)、算出処理S8sによってパラメータAがゼロよりも大きい値として求められる。また、式(2)に示すように、パラメータAが大きくなるほど、増加量ΔYは大きくなる。したがって、パラメータAは、現像ローラ31が離間位置にある場合よりも、接触位置にある方が、感光体ドラム21に対する異物を付着しやすくするパラメータとされている。
<第8定期実施処理>
図18、図19及び図20は、制御部51が実行する第8定期実施処理の流れを示す図である。第8定期実施処理は、増加量ΔYを求めるためのパラメータBを更新する処理である。制御部51は、第8定期実施処理を開始すると、本体メモリ513が記憶している現像ドラム状態S_dev_nowが圧接状態であるかを判定する(図18:判定処理S9a)。
制御部51は、現像ドラム状態S_dev_nowが圧接状態であると判定した場合(判定処理S9aにおいてYes)、本体メモリ513が記憶しているドラム回転速度D_spd_nowが前回ドラム回転速度D_spd_last2から変化したかを判定する(図19:判定処理S9b)。前回ドラム回転速度D_spd_last2は、本体メモリ513が記憶している情報であって、前回の第8定期実施処理の時点でのドラム回転速度D_spd_nowを表す情報である。制御部51は、判定処理S9bにおいて、ドラム回転速度D_spd_nowが変化したと判定した場合(Yes)、本体メモリ513が記憶しているパラメータB(1)をドラム回転速度D_spd_nowに応じた値に更新する(図19:更新処理S9c)。パラメータB(1)は、パラメータBが有する成分であり、ドラム回転速度D_spd_nowに応じて変動する成分である。制御部51は、更新処理S9cを実行した後、本体メモリ513が記憶している前回ドラム回転速度D_spd_last2をドラム回転速度D_spd_nowの値に更新する(図19:更新処理S9d)。
現像ローラ31が感光体ドラム21に圧接している場合、現像ローラ31が感光体ドラム21に供給するトナーのシリカによって、クリーニングローラ25が感光体ドラム21を研磨する方向に作用する。このため、制御部51は、更新処理S9cにおいて、パラメータB(1)を負の値としてもよい。これにより、制御部51が算出する付着量Yを減少させることができる。また、感光体ドラム21の回転速度が大きいほど、クリーニングローラ25の研磨力は大きくなる。このため、制御部51は、更新処理S9cにおいて、ドラム回転速度D_spd_nowが大きいほど、パラメータB(1)を、負の値であって、絶対値が大きい値としてもよい。
制御部51は、判定処理S9bにおいて、ドラム回転速度D_spd_nowが変化していないと判定した場合(No)、判定処理S9e(図19)を実行する。また、制御部51は、更新処理S9dを実行した後、判定処理S9eを実行する。制御部51は、判定処理S9eにおいて、本体メモリ513が記憶している温度Temp_nowが前回温度Temp_lastから閾値Th_Tempを越えて変化したかを判定する。前回湿度Temp_lastは、本体メモリ513が記憶している情報であって、前回の第8定期実施処理の時点での温度Temp_nowを表す情報である。制御部51は、判定処理S9eによって、温度Temp_nowが前回から閾値Th_Tempを越えて変化したと判定した場合(Yes)、本体メモリ513が記憶しているパラメータB(2)を温度Temp_nowに応じた値に更新する(図19:更新処理S9f)。制御部51は、更新処理S9fを実行した後、前回温度Temp_lastを更新する(図19:更新処理S9g)。
現像ローラ31が感光体ドラム21に圧接している場合、現像ローラ31が感光体ドラム21に供給するトナーのシリカによって、クリーニングローラ25が感光体ドラム21を研磨する方向に作用する。このため、制御部51は、更新処理S9cにおいて、パラメータB(2)を負の値としてもよい。これにより、制御部51が上記式(1)および(2)に基づいて算出する付着量Yを小さくすることができる。また、温度Temp_nowが高いほど、クリーニングローラ25による研磨力が小さくなる場合がある。この場合、制御部51は、更新処理S9fにおいて、温度Temp_nowが高いほど、パラメータB(2)を、負の値であって、絶対値が小さい値としてもよい。
制御部51は、更新処理S9gを実行した後、パラメータBを算出する(算出処理S9z)。制御部51は、判定処理S9eによって、温度Tmep_nowが前回から閾値Th_Tempを越えて変化していないと判定した場合(No)、算出処理S9zを実行する。制御部51は、算出処理S9zにおいて、本体メモリ513が記憶しているパラメータB(1),B(2)を足し合わせることによって、パラメータBを算出する。パラメータB(1),B(2)が負の値である場合、パラメータBも負の値となる。制御部51は、算出したパラメータBを本体メモリ513に記憶させて、第8定期実施処理を終了する。
図18に戻って、制御部51は、判定処理S9aによって、現像ドラム状態S_dev_nowが圧接状態とは異なると判定した場合(No)、イレースランプ状態Elamp_nowが点灯状態であるかを判定する(図18:判定処理S9h)。制御部51は、イレースランプ状態Elamp_nowが点灯状態であると判定した場合(判定処理S9hにおいてYes)、イレースランプ状態Elamp_nowが更新されたかを判定する(図18:判定処理S9i)。具体的には、制御部51は、本体メモリ513が記憶している前回イレースランプ状態S_el2が、点灯状態とは異なるかを判定する。前回イレースランプ状態S_el2は、前回の第8定期実施処理の時点でのイレースランプ状態Elamp_nowを表す情報である。制御部51は、判定処理S9iによって、イレースランプ状態Elamp_nowが更新されたと判定した場合(Yes)、本体メモリ513が記憶しているパラメータB(3)を更新する(更新処理S9j)。パラメータB(3)は、パラメータBが有する成分であって、イレースランプ状態Elamp_nowに応じて変動する成分である。制御部51は、更新処理S9jを実行した後、本体メモリ513が記憶している前回イレースランプ状態S_el2を点灯状態に更新する(更新処理S9k)。
制御部51は、判定処理S9hによって、イレースランプ状態Elamp_nowが点灯状態ではないと判定した場合(No)、イレースランプ状態Elamp_nowが更新されたかを判定する(判定処理S9l)。具体的には、制御部51は、前回イレースランプ状態S_el2が点灯状態であるかを判定する。制御部51は、イレースランプ状態Elamp_nowが更新されたと判定した場合(判定処理S9lにおいてYes)、パラメータB(3)を更新する(図18:更新処理S9m)。制御部51は、更新処理S9mを実行した後、前回イレースランプ状態S_el2を消灯状態に更新する(図18:更新処理S9n)。
現像ローラ31が感光体ドラム21から離間している場合、クリーニングローラ25が感光体ドラム21にシリカを付着させる場合がある。このため、制御部51は、更新処理S9jおよび更新処理S9mにおいて、パラメータB(3)を正の値としてもよい。これにより、現像ローラ31が感光体ドラム21から離間している場合に、クリーニングローラ25に起因するシリカの増加量ΔYを正の値として算出できる。したがって、付着量Yを適切に算出できる。
また、イレースランプ26が点灯している場合、イレースランプ26が消灯しているときよりも、感光体ドラム21にシリカが付着し易い場合がある。このため、制御部51は、更新処理S9jにおいて、更新処理S9mのときよりも、パラメータB(3)の値を大きくしてもよい。この場合、制御部51は、イレースランプ26が消灯している場合よりもイレースランプ26が点灯している場合の増加量ΔYを大きく算出できる。したがって、感光体ドラム21に対するシリカの付着量Yを適切に算出できる。
現像ローラ31が感光体ドラム21に離間している場合、クリーニングローラ25から感光体ドラム21へシリカが付着する場合がある。このため、制御部51は、パラメータB(5)を正の値としてもよい。
制御部51は、判定処理S9iを実行した後、判定処理S9o(図20)を実行する。また、制御部51は、更新処理S9k,S9nを実行した後、判定処理S9oを実行する。制御部51は、判定処理S9oにおいて、本体メモリ513が記憶しているドラム回転速度D_spd_nowが前回ドラム回転速度D_spd_last2から変化したかを判定する。制御部51は、ドラム回転速度D_spd_nowが変化したと判定した場合、本体メモリ513が記憶しているパラメータB(4)をドラム回転速度D_spd_nowに応じた値に更新する(図20:更新処理S9p)。制御部51は、更新処理S9pを実行した後、本体メモリ513が記憶している前回ドラム回転速度D_spd_last2を、ドラム回転速度D_spd_nowに更新する(図20:更新処理S9q)。
現像ローラ31が感光体ドラム21に離間している場合、クリーニングローラ25から感光体ドラム21へシリカが付着する場合がある。このため、制御部51は、パラメータB(4)を正の値としてもよい。また、感光体ドラム21の回転速度が小さいほど、クリーニングローラ25から感光体ドラム21に付着するシリカの量が増加する場合がある。このため、制御部51は、ドラム回転速度D_spd_nowが小さいほど、パラメータ(1)を大きい値としてもよい。
制御部51は、判定処理S9oによって、ドラム回転速度D_spd_nowが変化していないと判定した場合(No)、判定処理S9rを実行する。制御部51は、更新処理S9qを実行した後、判定処理S9rを実行する。判定処理S9rにおいて、制御部51は、グリッドバイアス値GBias_nowが前回グリッドバイアス値GBias_last2から所定の閾値Th_gb2を越えて変化したかを判定する。前回グリッドバイアス値GBias_last2は、本体メモリ513が記憶している情報であって、前回の第8定期実施処理の時点でのグリッドバイアス値GBias_nowを表す情報である。制御部51は、判定処理S9rによって、グリッドバイアス値GBias_nowが前回から閾値Th_gb2を越えて変化したと判定した場合(Yes)、本体メモリ513が記憶しているパラメータB(5)をグリッドバイアス値GBias_nowの大きさに応じた値に更新する(図20:更新処理S9s)。パラメータB(5)は、パラメータBの成分であって、グリッドバイアス値GBias_nowに応じて変動する成分である。制御部51は、更新処理S9sを実行した後、本体メモリ513が記憶している前回グリッドバイアス値GBias_last2をグリッドバイアス値GBias_nowに更新する(図20:更新処理S9t)。
現像ローラ31が感光体ドラム21に離間している場合、クリーニングローラ25から感光体ドラム21へシリカが付着する場合がある。このため、制御部51は、パラメータB(5)を正の値としてもよい。また、帯電器23が感光体ドラム21に対して印加する電圧が大きいほど、クリーニングローラ25から感光体ドラム21に対するシリカの付着量が減少する場合がある。このため、制御部51は、更新処理S9sにおいて、グリッドバイアス値GBias_nowが大きいほど、パラメータB(5)を小さい値としてもよい。これにより、グリッドバイアス値の変化に合わせて、付着量Yを適切に算出できる。
制御部51は、判定処理S9rによって、グリッドバイアス値GBias_nowが前回から閾値Th_gb2を越えて変化していないと判定した場合(No)、判定処理S9uを実行する。制御部51は、更新処理S9tを実行した後、判定処理S9uを実行する。判定処理S9uにおいて、制御部51は、本体メモリ513が記憶している湿度Hum_nowが前回湿度Hum_now2から所定の閾値Th_Hum2を越えて変化したかを判定する。前回湿度Hum_last2は、本体メモリ513が記憶している情報であって、前回の第8定期実施処理の時点での湿度Hum_nowを表す情報である。制御部51は、判定処理S9uによって、湿度Hum_nowが前回から閾値Th_Hum2を越えて変化したと判定した場合(Yes)、本体メモリ513が記憶しているパラメータB(6)を湿度Hum_nowの高さに応じた値に更新する(図20:更新処理S9v)。パラメータB(6)は、パラメータBの成分であって、湿度Hum_nowに応じて変動する成分である。制御部51は、更新処理S9vを実行した後、本体メモリ513が記憶している前回湿度Hum_last2を、湿度Hum_nowに更新する(図20:更新処理S9w)。
現像ローラ31が感光体ドラム21に離間している場合、クリーニングローラ25から感光体ドラム21へシリカが付着する場合がある。このため、制御部51は、パラメータB(6)を正の値としてもよい。また、湿度が高いほど、感光体ドラム21に対するシリカの付着力が大きくなる場合がある。このため、制御部51は、更新処理S9vにおいて、湿度Hum_nowが高いほど、パラメータB(6)を大きい値としてもよい。これにより、制御部51は、湿度Hum_nowの変化に合わせて付着量Yを適切に算出できる。
制御部51は、更新処理S9wを実行した後、パラメータBを算出する(算出処理S9x)。また、制御部51は、判定処理S9uによって、湿度Hum_nowが前回から閾値Th_Hum2を越えて変化していないと判定した場合(No)、算出処理S9xを実行する。算出処理S9xにおいて、制御部51は、本体メモリ513が記憶しているパラメータB(3),B(4),B(5)およびB(6)を足し合わせることによって、パラメータBを算出する。パラメータB(3)~B(6)が正の値である場合、パラメータBも正の値となる。制御部51は、算出したパラメータBを本体メモリ513に記憶させて、第8定期実施処理を終了する。
<付着量更新処理>
図21は、制御部51が実行する付着量更新処理の流れを示す図である。付着量更新処理は、本体メモリ513が記憶している付着量Yを更新する処理である。制御部51は、付着量更新処理を、定期的に、または、所定のイベントが発生する都度、実行してもよい。制御部51は、付着量更新処理を開始すると、本体メモリ513が記憶しているパラメータAが、前回パラメータA′と異なるかを判定する(判定処理S10a)。前回パラメータA′は、本体メモリ513が記憶している情報であって、前回の付着量更新処理の時点でのパラメータAを表す情報である。制御部51は、パラメータAが前回パラメータA′と同じであると判定した場合(判定処理S10aにおいてNo)、本体メモリ513が記憶しているパラメータBが前回パラメータB′と異なるかを判定する(判定処理S10b)。前回パラメータB′は、本体メモリ513が記憶している情報であって、前回の付着量更新処理の時点でのパラメータBを表す情報である。制御部51は、パラメータBが前回パラメータB′と同じであると判定した場合(判定処理S10bにおいてNo)、本体メモリ513が記憶しているドラム回転数Dr_Rが所定の閾値Th_Dr_rを越えたかを判定する(判定処理S10c)。ドラム回転数Dr_Rは、感光体ドラム21の回転数(ΔX)を表す情報である。制御部51は、ドラム回転数Dr_Rが閾値Th_Dr_rを越えていないと判定した場合(判定処理S10cにおいてNo)、付着量算出処理を終了する。
制御部51は、判定処理S10aによって、パラメータAが前回パラメータA′と異なると判定した場合(Yes)、式(2)に基づいて増加量ΔYを算出する(算出処理S10d)。また、制御部51は、判定処理S10bによって、パラメータBが前回パラメータB′と異なると判定した場合(Yes)、算出処理S10dを実行する。算出処理S10dにおいて、制御部51は、式(2)中のΔX,Tr,Tpのそれぞれに、ドラム回転数Dr_R、圧接回数Dev_R_cnt、および離間回数Dev_P_cntを代入する。また、制御部51は、本体メモリ513が記憶しているパラメータA,B,C,Dを、式(2)に代入する。これにより、制御部51は、増加量ΔYを算出する。
パラメータA,Bが変化した場合、シリカの付着量Yの増加速度または減少速度が変化し得る。このため、パラメータAまたはパラメータBのうち少なくとも一方が変化した時点で増加量ΔYを算出することにより、付着量Yを適切に求めることができる。
制御部51は、判定処理S10cによって、ドラム回転数Dr_Rが閾値Th_Dr_rを越えたと判定した場合(Yes)、算出処理S10dを実行する。これにより、ドラム回転数が一定以上に溜まった場合に、増加量ΔYを算出できる。これにより、付着量Yを求める際の、増加量ΔYの加算漏れを抑制できる。
制御部51は、算出処理S10dによって算出した増加量ΔYを、本体メモリ513が記憶している付着量Yに加算する(加算処理S10e)。制御部51は、加算処理S10eを実行した後、本体メモリ513が記憶している前回パラメータA′をパラメータAに更新するとともに、本体メモリ513が記憶している前回パラメータB′をパラメータBに更新する(更新処理S10f)。なお、更新処理S10fにおいて、制御部51は、パラメータA,Bのうち更新されたパラメータのみを更新するようにしてもよい。
制御部51は、算出処理S10dによって増加量ΔYを求めた後、圧接回数Dev_R_cntおよび離間回数Dev_P_cntをクリアする(クリア処理S10g)。また、制御部51は、算出処理S10dによって増加量ΔYを求めた後、ドラム回転数カウントDr_Rをクリアする(クリア処理S10h)。
制御部51は、加算処理S10eによって付着量Yを算出した後、算出した付着量Yを本体メモリ513に書き込む(書き込み処理S10i)。制御部51は、書き込み処理S10iを実行した後、付着量算出処理を終了する。
以上のように、画像形成装置1では、感光体ドラム21が現像ローラ31またはクリーニングローラ25と接触しつつ回転するため、感光体ドラム21の回転数に応じて感光体ドラム21に付着するシリカの量が変化し得る。このため、感光体ドラム21の回転数にと、感光体ドラム21に対するシリカの付着のし易さを示すパラメータA,Bとに基づいて、感光体ドラム21に付着したシリカの付着量Yを適切に算出できる。
また、図9において説明したように、算出したシリカの付着量Yを閾値Th_5e,Th_5と比較することによって、シリカの付着に基づくドラムカートリッジ20の異常を検知できる。これにより、ドラムカートリッジ20に異常が発生することを予測できるため、印刷品質が低下することを避けることができる。
<2. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本開示は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、帯電器23は、スコロトロン型であることは必須ではなく、帯電ローラ等の別の方式のものであってもよい。
サーバ7は、通信装置の一例であり、通信装置は、サーバ7に限定されるものではない。通信装置は、PCやスマートフォン、タブレットなどの情報端末であってもよい。そして、画像形成装置1の制御部51は、情報端末に、注文情報(第2実施形態におけるドラム情報等を含む。)を送信してもよい。この場合、情報端末が、注文情報をサーバ7へ送信してもよい。また、各装置間のデータ通信に、E-mailが利用されてもよい。
画像形成装置1は、複数色のトナーカートリッジ30を備えるカラープリンタとして構成されているが、単色のモノクロプリンタであってもよい。画像形成装置がモノクロプリンタである場合、1つのトナーカートリッジ30に対して、1つの感光体ドラム21を有するドラムカートリッジが設けられてもよい。また、ドラムカートリッジ20は、4つのトナーカートリッジ30を同時に保持するように構成されていることは必須ではない。図22は、変形例の画像形成装置1aを示す概略構成図である。画像形成装置1aは、本体筐体10aを有しており、本体筐体10aには、4つのドラムカートリッジ20aが交換可能に装着される。各ドラムカートリッジ20aは、1つの感光体ドラム21と、ドラムメモリ22とを有する。各ドラムカートリッジ20aには、1つのトナーカートリッジ30が交換可能に装着される。画像形成装置1aを、図1に示す画像形成システム100に適用してもよい。
トナーカートリッジ30が現像ローラ31を備えていたが、トナーカートリッジ30が現像ローラ31を備えることは必須ではない。例えば、ドラムカートリッジ20が、現像ローラ31を備えてもよい。また、画像処理装置1は、3部品式のカートリッジを備えていてもよい。3部品式のカートリッジは、現像ローラを持たないトナーカートリッジ30と、ドラムカートリッジ20とに加えて、さらに、現像ローラ31を備える現像カートリッジを備える。この場合、現像カートリッジがドラムカートリッジ20に装着可能であり、トナーカートリッジ30がドラムカートリッジ20に装着可能としてもよい。
本開示は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、本開示がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この開示の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り、組み合わされてもよいし、省略されてもよい。