<<写真シール作成装置の構成>>
<外部構成>
図1および図2は、写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
写真シール作成装置1は、利用者を被写体として撮影した撮影画像を提供するゲーム機である。写真シール作成装置1は、撮影画像をシール紙に印刷したり、撮影画像を利用者の携帯端末上で閲覧可能にしたりすることで、利用者に画像を提供する。写真シール作成装置1は、ゲームセンターなどのアミューズメント施設や店舗に設置される。
写真シール作成装置1の利用者は、主に女子高生や若い女性である。写真シール作成装置1において、1組あたり主に2人や3人などの複数人の利用者がゲームを楽しむことができる。
写真シール作成装置1の利用者は、自身が被写体となって撮影を行う。利用者は、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した画像に、手書きの文字やスタンプ画像などの合成用画像を合成させるための編集を行う。これにより、撮影画像が彩り豊かな画像に編集される。利用者は、自分が写っている画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終える。
写真シール作成装置1は、写真作成ゲームを提供する写真作成ゲーム機ということができる。
図1に示されるように、写真シール作成装置1は、基本的に、撮影ユニット11と編集ユニット12が接した状態で設置されることによって構成される。撮影ユニット11と編集ユニット12は電気的に接続される。
撮影ユニット11は、人が中に入ることができる程度の大きさの空間を有する箱形状の筐体を有し、事前選択部20、撮影部21、および背景部22から構成される。事前選択部20は、撮影部21の側面に設置される。事前選択部20の前方の空間が、事前選択処理が行われる事前選択空間となる。また、撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離して設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間が、撮影処理が行われる撮影空間となる。
事前選択部20は、事前選択処理として、写真シール作成装置1によって提供されるゲームを紹介するガイダンスを行ったり、撮影空間で行われる撮影のための各種の設定を行ったりする。事前選択部20には、利用者が代金を投入する硬貨投入口や、タッチパネルモニタ71などが設けられる。
タッチパネルモニタ71は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ71は、各種のGUI(Graphical User Interface)を表示し、利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。タッチパネルモニタ71には、利用者の人数の選択などに用いられる画面が表示される。
撮影部21は、利用者を被写体とした撮影を行うための装置である。撮影部21は、撮影空間に入った利用者の正面に位置する。撮影空間に臨む撮影部21の正面には、カメラや、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。
撮影空間において正面を向いている利用者からみて左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル41Aにより構成され、右側面が側面パネル41Bにより構成される。さらに、撮影部21の正面が正面パネル42により構成される。側面パネル41Aには、上述した事前選択部20が設置される。
背景部22は、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bから構成される。背面パネル51は、正面を向いている利用者の背面側に位置する板状の部材である。側面パネル52Aは、背面パネル51の左端に取り付けられる。側面パネル52Bは、背面パネル51の右端に取り付けられる。
側面パネル41Aと側面パネル52Aの間の開口が撮影空間の出入り口となる。また、側面パネル41Bと側面パネル52Bの間の開口も撮影空間の出入り口となる。
撮影空間の上方に形成される天井面の少なくとも一部は、天井シート23によって覆われる。天井シート23は、シート状であってもよいし、板状であってもよい。
編集ユニット12は、撮影画像に編集を施すための装置である。図2に示すように、編集ユニット12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル42に接するようにして、撮影ユニット11に連結している。
図1に示される編集ユニット12の構成を正面側の構成とすると、編集ユニット12の正面側と背面側のそれぞれに、編集作業で用いられる構成が設けられる。この構成により、2組の利用者が同時に編集作業を行うことができる。
編集ユニット12の正面側は、垂直面61と、垂直面61の上方に形成された斜面62から構成される。斜面62には、編集作業に用いられる構成として、タブレット内蔵モニタ141と、タッチペン142A,142Bが設けられる。斜面62の上方には照明装置63が設けられる。
タブレット内蔵モニタ141は、タブレットとディスプレイを積層して構成される。タブレット内蔵モニタ141には、例えば、編集に用いられる編集画面が表示される。2人の利用者が同時に編集を行う場合、タッチペン142Aはタブレット内蔵モニタ141に向かって左側に立つ利用者により用いられ、タッチペン142Bはタブレット内蔵モニタ141に向かって右側に立つ利用者により用いられる。以下、適宜、タッチペン142Aとタッチペン142Bを区別する必要がない場合、まとめてタッチペン142という。
編集ユニット12の上方にはカーテンレール24が取り付けられる。カーテンレール24は、3本のレール24A乃至24Cを組み合わせることによって構成される。
カーテンレール24には、編集ユニット12の正面前方の空間と背面前方の空間が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。そのカーテンにより囲まれる編集ユニット12の正面前方の空間と背面後方の空間が、利用者が編集作業を行う編集空間となる。
編集ユニット12の側面にはシール紙排出口161が設けられる。編集ユニット12の内部にはプリンタが設けられる。利用者が写る画像が印刷されたシール紙がシール紙排出口161から排出される。編集ユニット12の側面(シール紙排出口161)前方の空間が、利用者が印刷済みのシール紙が排出されるのを待つ印刷待ち空間となる。
<撮影空間の正面の構成>
図3は、撮影空間の正面の構成例を示す斜視図である。
撮影空間の正面には、撮影部21の各構成が、側面パネル41A、側面パネル41B、および正面パネル42に囲まれるようにして設けられる。なお、図3において、側面パネル41Aに設置される事前選択部20の図示は省略されている。
正面パネル42の中央よりやや上側には、正面カメラユニット81が設けられる。正面カメラユニット81には、正面カメラ91と正面モニタ92が設けられる。
正面カメラ91は、例えば一眼レフカメラで構成され、レンズが露出するようにして正面カメラユニット81に内蔵される。正面カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を有し、撮影空間にいる利用者を撮影する。正面カメラ91は、利用者を被写体として撮影を行う撮影部として機能する。
正面カメラ91により取り込まれた動画像(以下、ライブビュー画像ともいう)は、正面モニタ92にリアルタイムで表示される。撮影が指示されたときなどの所定のタイミングで正面カメラ91により取り込まれた静止画像は、撮影画像として保存される。
正面モニタ92は、正面カメラ91の下方に設けられる。正面モニタ92は、LCDなどのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。正面モニタ92は、正面カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUIを表示し、利用者の選択操作を受け付ける機能とを備えている。
正面カメラユニット81の上方には、利用者の正面上方から、利用者の顔および上半身に光を照射する正面ストロボユニット82が設置される。正面ストロボユニット82には、撮影タイミングに合わせて発光するストロボ発光管の他に、照明用の電球が内蔵される。
正面ストロボユニット82には、発光面として、透明または半透明なアクリル板などによって形成される3枚のパネル82a,82b,82cが横一列に並べて設けられる。正面ストロボユニット82の発光面(パネル82a,82b,82c)は、斜め下向きに設置されている。
正面カメラユニット81の下方には、利用者の下半身および足元に光を照射する下箱ストロボユニット83が設けられる。下箱ストロボユニット83には、撮影タイミングに合わせて発光するストロボ発光管の他に、照明用の電球が内蔵される。
下箱ストロボユニット83の発光面は、側面パネル41Aと側面パネル41Bの間の前面を隙間なく覆うように形成される。下箱ストロボユニット83の発光面も、透明または半透明なアクリル板などによって形成される。下箱ストロボユニット83の上面は、撮影作業を行う利用者が手荷物などを置くための荷物置き場として用いられる。
<撮影空間の天井面の構成>
図4は、撮影空間の天井面の構成例を示す斜視図である。
撮影空間の天井面の略中央には、天井面から突出するようにして、天井カメラユニット101と天井ストロボユニット102が設けられる。
天井カメラユニット101には、天井カメラ111と天井モニタ112が設けられる。
天井カメラ111は、正面カメラ91と同様、例えば一眼レフカメラで構成され、レンズが露出するようにして天井カメラユニット101に内蔵されている。天井カメラ111は、撮影空間にいる利用者を撮影する。
天井カメラ111により取り込まれたライブビュー画像は、天井モニタ112にリアルタイムで表示される。撮影が指示されたときなどの所定のタイミングで天井カメラ111により取り込まれた静止画像は、撮影画像として保存される。
天井モニタ112は、天井カメラ111の下方に設けられる。天井モニタ112は、LCDなどのモニタにより構成される。天井モニタ112は、天井カメラ111により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能を備えている。
天井カメラ111と天井モニタ112が設けられる天井カメラユニット101の面は、斜め下向きの面となるように形成される。
撮影空間の天井面において、天井カメラユニット101の手前の位置には、天井カメラユニット101に隣接して天井ストロボユニット102が設置される。天井ストロボユニット102は、利用者の頭上斜め前方から、利用者にストロボ光を照射する。天井ストロボユニット102には、撮影タイミングに合わせて発光するストロボ発光管の他に、照明用の電球が内蔵される。
天井ストロボユニット102には、発光面として、透明または半透明なアクリル板などによって形成される1枚のパネル102aが設けられる。また、天井ストロボユニット102の発光面(パネル102a)の左右には、撮影処理の案内音声、BGM、効果音などを出力するスピーカが設けられる。
天井ストロボユニット102の発光面(パネル102a)も、斜め下向きの面となるように形成される。
このように、撮影空間の天井面において、天井カメラユニット101および天井ストロボユニット102は、撮影空間の正面における正面カメラユニット81および正面ストロボユニット82と同様の位置関係となるように設けられる。
図5は、撮影画像の例を示す図である。
撮影空間における撮影は、正面カメラ91と天井カメラ111の両方のカメラを用いて行われる。正面カメラ91を用いた撮影によって得られた撮影画像は、図5の左側に示すように、正面を向いた利用者の顔と上半身が大きく写る画像となる。
一方、天井カメラ111を用いた撮影によって得られた撮影画像は、図5の右側に示すように、撮影空間に設けられたベンチに腰掛けた利用者の全身が写る画像となる。撮影空間には、利用者が座り、天井カメラ111に顔を向けて撮影を行うためのベンチが背面パネル51に寄せて設けられる。
以下、適宜、正面カメラ91を用いた撮影によって得られた撮影画像をアップ画像という。また、天井カメラ111を用いた撮影によって得られた撮影画像を天井カメラ画像という。このように、天井カメラ111が用意されていることにより、画角が異なる複数種類の撮影画像を撮影することが可能となる。
<写真シール作成装置のブロック構成>
図6は、写真シール作成装置1の構成例を示すブロック図である。図6において、上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図6に示すように、写真シール作成装置1は、PC(Personal Computer)部301に対して、事前選択部302、撮影部304、編集部305A,305B、および印刷部306が外部入出力インタフェース303を介して接続されることによって構成される。写真シール作成装置1の全体の動作を制御するPC部301は、例えば編集ユニット12の内部に収納される。
PC部301を構成するCPU(Central Processing Unit)311、ROM(Read Only Memory)312、RAM(Random Access Memory)313は、バス314により相互に接続される。
CPU311は、所定のプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。ROM312は、CPU311が実行するプログラムやデータを記憶する。RAM313は、CPU311が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
バス314には、さらに、入出力インタフェース315が接続される。入出力インタフェース315には、記憶部316、通信部317、およびドライブ318が接続される。
記憶部316は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部316は、CPU311から供給された各種の設定情報などを記憶する。記憶部316に記憶されている情報はCPU311により適宜読み出される。
通信部317は、インターネットなどのネットワークのインタフェースである。通信部317は、CPU311による制御に従って外部の装置と通信を行う。通信部317は、利用者により選択された画像を、例えば写真シール作成装置1の製造メーカが管理する画像管理サーバに送信する。通信部317から送信された画像は、画像管理サーバにおいて所定の記憶領域が割り当てられて保存され、画像管理サーバにアクセスしてきた携帯端末上で表示されたり、携帯端末にダウンロードされたりする。
ドライブ318には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア319が適宜装着される。ドライブ318によりリムーバブルメディア319から読み出されたプログラムやデータは、CPU311に供給され、記憶部316に記憶されたり、インストールされたりする。
入出力インタフェース315には外部入出力インタフェース303が接続される。PC部301による各部の制御が、外部入出力インタフェース303を介して行われる。
事前選択部302は、事前選択空間にいる利用者を対象とした事前選択処理を行う。事前選択部302は、タッチパネルモニタ71、スピーカ321、および硬貨処理部322から構成される。
タッチパネルモニタ71は、PC部301による制御に従って各種の選択画面を表示し、選択画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、各種の設定が行われる。
硬貨処理部322は、硬貨投入口に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部322は、所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、ゲームの開始を指示する起動信号をPC部301に出力する。
撮影部304は、撮影空間にいる利用者を対象とした撮影処理を行う。撮影部304は、正面カメラ91、正面モニタ92、天井カメラ111、天井モニタ112、照明装置331、およびスピーカ332から構成される。
正面カメラ91と天井カメラ111は、PC部301による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた静止画像または動画像のデータをPC部301に出力する。
正面モニタ92は、PC部301による制御に従って、正面カメラ91により取り込まれたライブビュー画像をリアルタイムで表示したり、各種の画面に対する利用者の操作を受け付け、受け付けた操作の内容を表す信号をPC部301に出力したりする。
天井モニタ112は、PC部301による制御に従って、天井カメラ111により取り込まれたライブビュー画像をリアルタイムで表示する。
照明装置331は、撮影空間内の各ストロボユニットであり、PC部301から供給された制御信号に従って発光する。照明装置331は、正面ストロボユニット82、下箱ストロボユニット83、および天井ストロボユニット102により構成される。
スピーカ332は、撮影空間内の天井ストロボユニット102に設けられるスピーカである。
編集部305Aは、一方の編集空間にいる利用者を対象とした編集処理を行う。編集部305Aは、タブレット内蔵モニタ141、タッチペン142A,142B、およびスピーカ341から構成される。編集部305Bは、他方の編集空間にいる利用者を対象とした編集処理を行い、編集部305Aと同一の構成を有する。以下、適宜、編集部305A,305Bをまとめて編集部305という。
タブレット内蔵モニタ141は、PC部301による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、編集対象となる撮影画像が編集される。
印刷部306は、プリンタ351を含むように構成される。プリンタ351にはシール紙ユニット352が装着される。
プリンタ351は、内蔵するヘッド361を駆動し、PC部301から供給された印刷データに基づいて、シール紙ユニット352に収納されているロール状のシール紙363に画像を印刷する。また、プリンタ351は、画像を印刷したシール紙363をカッター362によって所定のカット位置でカットして、シール紙排出口161に排出する。
<制御部の機能構成例>
図7は、写真シール作成装置1の機能構成例を示すブロック図である。図7に示す機能部のうちの少なくとも一部は、CPU311により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
写真シール作成装置1においては制御部401が実現される。制御部401は、事前選択処理部411、撮影処理部412、編集処理部413、印刷処理部414、および送信処理部415により構成される。
事前選択処理部411は、事前選択部302の各部を制御することで、事前選択処理を実行する。事前選択処理により、利用者の人数の選択、ゲームテーマの選択などが行われる。写真シール作成装置1のゲームには、複数種類のテーマが用意されている。
ゲーム中、例えば画面表示やBGMによって、ゲームテーマに応じた演出が行われる。また、編集時に使用することができる編集ツールが、ゲームテーマに応じて切り替わる。ゲームテーマは、ゲームの進行を規定するものとなる。利用者による選択内容を表す情報は撮影処理部412に供給される。
撮影処理部412は、撮影部304の各部を制御することで撮影処理を行う。撮影処理においては、例えば、7枚などの複数枚の撮影画像の撮影が行われる。撮影処理部412は、撮影処理を行うことによって得られた複数枚の撮影画像のデータを編集処理部413に出力する。
編集処理部413は、編集部305の各部を制御することで編集処理を行う。編集処理には、撮影画像の編集、シール紙に対する画像の印刷、および、外部の装置である画像管理サーバに対する画像の送信が含まれる。
上述したように、画像管理サーバに送信された画像は、利用者が、写真シール作成装置1のゲームの終了後に、自分のスマートフォンなどの携帯端末を操作することによって、携帯端末上で閲覧したり、ダウンロードしたりすることに用いられる。
撮影画像の編集には、シール紙に印刷するための画像を撮影画像に基づいて生成する処理と、画像管理サーバに送信するための画像を撮影画像に基づいて生成する処理が含まれる。
後に詳述するように、シール紙に印刷するための画像は、シールデザインを利用者に選択させ、利用者により選択されたシールデザインに応じた画像処理を行うことによって生成される。
また、画像管理サーバに送信するための画像である携帯専用画像は、ペンツール、スタンプツールなどの、あらかじめ用意された編集ツールの中から利用者により選択されたツールを用いて行われた操作に応じた画像処理を編集対象の撮影画像に施すことによって生成される。ペンツール、スタンプツールを用いることにより、合成用画像としてのペン画像、スタンプ画像が、編集対象の撮影画像に合成される。利用者は、好みの編集ツールを選択し、画像処理を施す位置を編集対象の撮影画像上で選択するなどして、撮影画像の編集を進めることになる。
このように、携帯専用画像を作成するための撮影画像の編集は、利用者が、タッチペン142を用いて、撮影画像に落書きをするような感覚で進められる。以下、適宜、編集のことを落書きという。
編集処理部413は、シール紙に印刷するための画像に基づいて生成した印刷データを印刷処理部414に出力し、携帯専用画像のデータを送信処理部415に出力する。
印刷処理部414は、印刷データをプリンタ351に出力し、画像をシール紙に印刷させる。
送信処理部415は、通信部317を制御することによって画像管理サーバとの間で通信を行い、携帯専用画像を画像管理サーバに送信する(アップロードする)。
図8は、編集処理部413の構成例を示すブロック図である。
編集処理部413は、画像解析部421、シール用画像生成部422、シールデザインデータ記憶部423、携帯専用画像生成部424、および表示制御部425により構成される。各処理部が有する機能の詳細については、フローチャートを参照して後述する。撮影処理部412から出力された撮影画像のデータは、画像解析部421と表示制御部425に入力される。
画像解析部421は、それぞれの撮影画像に写る利用者の特徴を解析し、撮影画像に写る利用者の特定の部位の位置を認識する。特定の部位の位置として、例えば、頭、目、鼻、口の位置が認識される。画像解析部421により認識された位置を表す情報は、撮影画像のデータとともにシール用画像生成部422、携帯専用画像生成部424に供給される。
シール用画像生成部422は、利用者により選択されたシールデザインに関する情報をシールデザインデータ記憶部423から読み出し、読み出した情報に基づく画像処理を撮影画像に対して施す。
また、シール用画像生成部422は、シールデザインに関する情報に基づく画像処理を撮影画像に施すことによって得られたシール用画像と、シールデザインに応じたシール縁画像を合成し、シール紙の印刷イメージを表すレイアウト画像を生成する。レイアウト画像は、利用者が被写体として写るシール用画像と、所定のデザインのシール縁画像とを組み合わせた画像となる。シール用画像生成部422は、それぞれの利用者により行われる操作を受け付け、それぞれの利用者用のレイアウト画像を生成する。
シール用画像生成部422により生成されたレイアウト画像のデータは、印刷データとして印刷処理部414に供給される。シール用画像生成部422による画像処理の内容を表す情報は、適宜、表示制御部425に供給され、画面表示に用いられる。
シール用画像生成部422による画像処理は、シール紙に印刷する画像を作るための処理といえる。シール用画像生成部422による画像処理によって生成されたレイアウト画像は、シール紙に印刷することに用いられる、印刷用の画像である。
携帯専用画像生成部424は、利用者が行う携帯専用落書きに応じた画像処理をそれぞれの撮影画像に対して施し、携帯専用画像を生成する。携帯専用落書きは、画像管理サーバに送信する画像を作るための落書きである。携帯専用落書きによる落書き済みの画像は、画像管理サーバに送信することに用いられる、送信用の画像である。
なお、印刷用は、画像の用途が、印刷用途と送信用途の2つの用途のうちの、印刷用途であることを表す。また、送信用は、画像の用途が、印刷用途と送信用途の2つの用途のうちの、送信用途であることを表す。印刷用の画像が画像サーバに送信することに用いられることはないし、送信用の画像がシール紙に印刷することに用いられることはない。言い換えると、タブレット内蔵モニタ141の画面表示などの、印刷用途と送信用途の2つの用途の以外の用途に、印刷用の画像と送信用の画像が用いられることはある。
携帯専用画像生成部424により生成された携帯専用画像は、送信処理部415に供給される。携帯専用画像生成部424による画像処理の内容を表す情報は、適宜、表示制御部425に供給され、画面表示に用いられる。
表示制御部425は、シール用画像の生成に用いられる画面と携帯専用落書き画面を含む各種の画面をタブレット内蔵モニタ141に表示させる。表示制御部425は、利用者の操作に応じて、画面の表示を制御する。
<<写真シール作成装置の動作>>
<写真シール作成ゲーム>
ここで、図9のフローチャートを参照して、写真シール作成ゲームを提供する写真シール作成装置1の動作について説明する。
ステップS1において、事前選択処理部411は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを判定し、硬貨が投入されたと判定するまで待機する。1回のゲームの開始時に支払う料金は例えば400円である。
所定の料金分の硬貨が投入されたとステップS1において判定した場合、ステップS2において、事前選択処理部411は事前選択処理を行う。事前選択処理においては、利用者の人数の選択、ゲームテーマの選択などが行われる。
ステップS3において、撮影処理部412は、撮影部304を制御し、撮影処理を行う。具体的には、撮影処理部412は、正面カメラ91により取り込まれた動画像を正面モニタ92にライブビュー表示させる。撮影処理部412は、撮影タイミングになったとき、撮影空間にいる利用者を被写体として撮影し、アップ画像となる撮影画像を生成する。
また、撮影処理部412は、天井カメラ111により取り込まれた動画像を天井モニタ112にライブビュー表示させる。撮影処理部412は、撮影タイミングになったとき、撮影空間にいる利用者を被写体として撮影し、天井カメラ画像となる撮影画像を生成する。
複数枚の撮影画像の撮影が行われたとき、撮影処理は終了となる。例えば、6枚のアップ画像と1枚の天井カメラ画像の撮影が行われる。
ステップS4において、編集処理部413は、撮影処理を終えた利用者の移動先とした方の編集空間に対応する編集部305を制御することで、編集処理を行う。
<編集処理の詳細>
次に、図10のフローチャートを参照して、図9のステップS4において行われる編集処理について説明する。
ステップS11において、編集処理部413の表示制御部425は、アドレス入力画面をタブレット内蔵モニタ141に表示させる。
アドレス入力画面は、利用者のメールアドレスの入力に用いられる画面である。アドレス入力画面には、ソフトウェアキーボードなどが表示され、メールアドレスの入力に用いられる。
アドレス入力画面を用いて入力されたメールアドレスは、携帯専用画像とともに画像管理サーバにアップロードされ、画像管理サーバから利用者に対して、携帯専用画像の保存場所となるURLを電子メールで通知するために用いられる。例えば、利用者は、電子メールで通知されたURLをタップすることにより、写真シール作成装置1のゲームで作成した携帯専用画像を携帯端末の画面に表示させることができる。
ステップS12においてシールデザイン選択処理が行われる。シールデザイン選択処理においては、利用者により選択されたシールデザインに応じた画像処理が撮影画像に対して施され、シール用画像が生成される。また、シール用画像を用いて、印刷用の画像であるレイアウト画像が生成される。シールデザイン選択処理の詳細については、図11のフローチャートを参照して後述する。
ステップS13において、印刷処理部414は、レイアウト画像を表す印刷データに基づいてレイアウト画像の印刷を開始する。レイアウト画像の印刷の開始タイミングは、シールデザイン選択処理が行われた後であれば任意のタイミングとすることが可能である。
ステップS14において、表示制御部425は、携帯専用落書き画面をタブレット内蔵モニタ141に表示させる。利用者は、携帯専用落書き画面を用いて撮影画像の落書きを行う。携帯専用落書きは、撮影処理によって得られた7枚の撮影画像の全てを落書き対象として行われる。携帯専用落書き画面を用いた落書きの詳細については後述する。
ステップS15において、携帯専用画像生成部424は、利用者による操作に応じて、落書き対象の撮影画像に画像処理を施し、携帯専用画像を生成する。
ステップS16において、携帯専用画像生成部424は、携帯専用落書きが終了か否かを判定する。携帯専用落書きが終了ではないとステップS16において判定された場合、ステップS14に戻り、携帯専用落書きが続けられる。例えば、あらかじめ設定された制限時間が経過した場合、携帯専用落書きは終了となる。
携帯専用落書きが終了したとステップS16において判定した場合、ステップS17において、表示制御部425は、画像選択画面をタブレット内蔵モニタ141に表示させる。ここで表示される画像選択画面は、携帯専用落書きによって作成された7枚の携帯専用画像の中から、1枚の携帯専用画像を選択することに用いられる画面である。
画像管理サーバにアップロードされた7枚の携帯専用画像のうち、画像選択画面を用いて選択された1枚の携帯専用画像が、無料会員である利用者に対して提供される。画像管理サーバが提供する画像提供サービスは、携帯端末上で画像を閲覧したり、携帯端末に画像をダウンロードしたりすることが可能とされる会員制のサービスである。
無料会員の利用者は1枚の携帯専用画像を閲覧したりすることができる。一方、有料会員の利用者は全ての携帯専用画像を閲覧したりすることができる。
携帯専用画像の選択が終了した場合、ステップS18において、送信処理部415は、携帯専用画像を画像管理サーバに送信する。携帯専用画像の送信が終わったとき、図9に戻り、写真シール作成ゲームの一連の処理は終了となる。
<シールデザインの選択について>
図11のフローチャートを参照して、図10のステップS12において行われるシールデザイン選択処理について説明する。
ステップS31において、画像解析部421は、それぞれの撮影画像に写る利用者の特徴を解析し、利用者の各部位の位置を認識する。
ステップS32において、シール用画像生成部422は、ゲームテーマに応じたシールデザインの見本となるサンプル画像を生成する。事前選択処理において、ゲームテーマの選択が行われている。
ステップS33において、表示制御部425は、シール用画像生成部422により生成されたサンプル画像を用いてシールデザイン選択画面を表示する。
ステップS34において、シール用画像生成部422は、複数のシールデザインの中から所定のシールデザインが選択されたか否かを判定する。シールデザインが選択されていないとステップS34において判定された場合、ステップS33に戻り、シールデザイン選択画面に対する利用者の操作に応じた処理が続けられる。
図12は、シールデザイン選択画面の例を示す図である。
シールデザイン選択画面の左側には領域501Lが形成され、右側には領域501Rが形成される。領域501Lは、タブレット内蔵モニタ141に向かって左側に立つ利用者が操作に用いる領域である。領域501Rは、タブレット内蔵モニタ141に向かって右側に立つ利用者が操作に用いる領域である。
このように、シールデザインの選択は、領域501Lと領域501Rの表示を用いて、それぞれの利用者により行われる。領域501Lと領域501Rに対するそれぞれの利用者による操作が例えばシール用画像生成部422により受け付けられる。領域501Lの表示について主に説明するが、領域501Rの表示も、領域501Lの表示と同様の表示となる。
なお、シールデザイン選択画面の中央上方には、画像のレイアウトである分割数の選択を促すメッセージが表示される。メッセージの下には「ポケットプリ」のタブと「その他レイアウト」のタブが表示され、図12の例においては「ポケットプリ」のタブの選択中とされている。シールデザインの選択は、「ポケットプリ」のタブが選択されているときに行われる。「その他レイアウト」のタブが選択された場合、様々なパターンのレイアウトのサンプルが表示される。
領域501Lの中央にはサンプル画像511Lが表示される。サンプル画像は、シールデザインの見本となる画像である
サンプル画像511Lの左側には、色の選択に用いられる色選択ボタン512Lが表示される。
サンプル画像511Lの下に形成されたボタン領域513Lには、シールデザイン選択ボタン521-1乃至521-7が表示される。シールデザイン選択ボタン521-1乃至521-7は、シールデザインの選択に用いられるボタンである。シールデザイン選択ボタンが押下されることに応じて、サンプル画像511Lの表示が切り替わる。図12の例においては、シールデザイン選択ボタン521-1が選択された状態になっている。
利用者は、所定のサンプル画像が表示されている状態で決定ボタンを押下することにより、シールデザインを選択することができる。
図13は、サンプル画像を拡大して示す図である。
図13に示すサンプル画像511-1は、例えば、図12のシールデザイン選択ボタン521-3が押下された場合にサンプル画像511Lとして領域501Lに表示される画像である。
サンプル画像511-1は、シール用画像P1とシール用画像P2を、縦に並べてシール縁画像P11に合成することによって構成される。シール用画像P1とシール用画像P2はいずれもアップ画像である。シール用画像P1とシール用画像P2が横に並べて配置されるといったように、シール用画像の配置位置が異なるシールデザインが用意されるようにしてもよい。
上述したように、シール用画像は、シール紙に印刷するための画像として、利用者が被写体として写る撮影画像に基づいて生成された画像である。
シール縁画像は、シール紙の縁部分(利用者が被写体として写る画像の周囲の領域)のデザインを表す画像である。図13の例においては、写真シール作成装置1の機種名を表すロゴを含む、所定の色の画像がシール縁画像として用いられている。例えば、色選択ボタン512Lを用いて色が切り替えられる毎に、シール縁画像の色が切り替わる。
このように、シールデザインの見本となるサンプル画像として、撮影によって実際に得られた画像を用いた画像が表示される。利用者は、実際に印刷されるレイアウト画像をイメージしながら、シールデザインを選択することができる。モデルの人物などの、利用者以外の人物の画像を用いたサンプル画像が表示されるようにしてもよい。
サンプル画像511-1は、例えば、図14A乃至Cに示すような、シール縁画像P11、柄画像P12、および、くっつきスタンプ画像P13を組み合わせて用いることによって生成される。
柄画像は、撮影画像に写る利用者の背景に合成される画像である。図14Bに示す柄画像P12は、花柄の画像である。
くっつきスタンプ画像は、撮影画像に写る利用者の特定の部位の位置を基準として決まる合成位置に合成されるスタンプ画像(合成用画像)である。例えば、利用者に重ねて合成されるように、利用者上の位置が合成位置として決定される。図14Cに示すくっつきスタンプ画像P13は、6個の花の画像を、位置をずらして並べることによって構成される。
それぞれのシールデザインの構成要素を表すテンプレートが、ゲームテーマ毎に複数用意される。
図15は、テンプレートの例を示す図である。
図15の例においては、「girly」のゲームテーマに対して、テンプレート1乃至6の6つのテンプレートが紐付けられている。それぞれのテンプレートは、吹き出しに示すように、シール縁画像、柄画像(背景画像)、くっつきスタンプ画像、フレーム画像、およびフィルタ画像のうちの少なくともいずれかを組み合わせることによって構成される。上述した柄画像やくっつきスタンプ画像を用いないシールデザインが用意されるようにしてもよい。
フレーム画像は、撮影画像の前景に合成される画像である。フレーム画像を構成する所定のデザインの画像は、くっつきスタンプ画像とは異なり、撮影画像上の固定の位置に合成される。
フィルタ画像は、撮影画像に対して施すフィルタ処理の内容を表す画像である。フィルタ画像を用いたフィルタ処理が撮影画像に施されることにより、撮影画像の明るさ、色などが、部分的または全体的に変化する。
このようなそれぞれのゲームテーマに応じたシールデザインを表すテンプレートの情報が、図8のシールデザインデータ記憶部423に記憶される。例えばシールデザインの選択時、利用者が選択したゲームテーマに紐付けられているテンプレートの情報に基づいて、シール縁画像、柄画像、くっつきスタンプ画像などの、シールデザインの構成要素となるコンテンツが特定され、複数のサンプル画像がシール用画像生成部422により生成される。また、シール用画像生成部422により生成された画像がシールデザイン選択画面の表示に用いられる。
撮影画像と、撮影画像以外の部分とに跨がって合成されるスタンプ画像などの、他の種類のコンテンツを用いるシールデザインが用意されるようにしてもよい。また、くっつきスタンプ画像として、顔の目の位置に合成されるアイシャドウ、アイライン、まつげの画像、頬の位置に合成されるチーク画像、唇の位置に合成される唇画像などの、メイク用の画像が用いられるようにしてもよい。
図16は、シール用画像の生成の例を示す図である。
矢印#1に示すように、撮影画像P21の背景に柄画像P12を合成することによって、矢印#2の先に示すようなシール用画像P1が生成される。
柄画像P12の合成は、クロマキー処理によって撮影画像P21から抽出された人物領域の背景(人物領域のレイヤの下のレイヤ)に柄画像P12を合成するようにして行われる。
また、矢印#3に示すように、撮影画像P22の背景に柄画像P12を合成するとともに、矢印#4の先に示すように、撮影画像P22に写る2人の利用者のそれぞれの頭の位置にくっつきスタンプ画像P13を合成することによって、矢印#5の先に示すようなシール用画像P2が生成される。
くっつきスタンプ画像P13の合成は、撮影画像P22を解析することによって認識された2人の利用者の頭の位置を基準として決定される合成位置である位置p1と位置p2にくっつきスタンプ画像P13をそれぞれ合成するようにして行われる。くっつきスタンプ画像P13は、人物領域のレイヤの上のレイヤに合成される。くっつきスタンプ画像P13に対しては、適宜、利用者の頭の向きに応じた回転、利用者の頭の大きさに応じた拡大縮小などが施される。
このようにして生成されたシール用画像P1とシール用画像P2がシール縁画像P11に合成され、サンプル画像511-1が生成される。
このように、シールデザインとして、撮影画像に写る利用者の特定の部位の位置を基準として決定された合成位置に合成されるコンテンツと、シール用画像以外の部分の編集に用いられるコンテンツとを使用するデザインが用意される。上述した例の場合、撮影画像に写る利用者の特定の部位の位置を基準として決定される合成位置に合成されるコンテンツがくっつきスタンプ画像P13であり、シール用画像以外の部分の編集に用いられるコンテンツがシール縁画像P11である。
シールデザインを表すテンプレートの情報には、7枚の撮影画像のうちの、どの撮影画像をサンプル画像の生成に用いるのかを表す情報などが含まれる。サンプル画像511-1の生成に用いられた撮影画像P21,P22は、それぞれ、例えば1回目の撮影によって得られた1枚目の撮影画像と、2回目の撮影によって得られた2枚目の撮影画像である。サンプル画像511-1のシールデザインのデフォルトの撮影画像は、1枚目の撮影画像と2枚目の撮影画像との、2枚のアップ画像である。
シールデザインの中には、アップ画像だけでなく、異なる画角の7枚目の撮影画像である天井カメラ画像をデフォルトの撮影画像として用いるデザインも用意される。
図17は、他のサンプル画像を拡大して示す図である。
図17に示すサンプル画像511-2は、所定のシールデザイン選択ボタンが押下された場合にサンプル画像511Lとして領域501Lに表示される画像である。
サンプル画像511-2は、シール用画像P51とシール用画像P52を、縦に並べてシール縁画像P71に合成することによって構成される。シール用画像P51はアップ画像であり、シール用画像P52は天井カメラ画像である。
このように、天井カメラ画像をアップ画像と組み合わせて用いるシールデザインも用意される。
サンプル画像511-2は、例えば、図18A乃至Cに示すような、シール縁画像P71、フィルタ画像P72、および、くっつきスタンプ画像P73,74を組み合わせて用いることによって生成される。
図18Bに示すフィルタ画像P72は、画像全体に所定の色がかかった印象の画像を生成することに用いられる画像である。フィルタ画像P72を用いたフィルタ処理により、撮影画像全体の画素の画素値が変更される。
図18Cに示すくっつきスタンプ画像P73は、天使の輪を表す画像である。また、くっつきスタンプ画像P74は、天使の羽を表す画像である。天使の輪のくっつきスタンプ画像と天使の羽のくっつきスタンプ画像がセットで用いられる。
図19は、シール用画像の生成の例を示す図である。
矢印#11に示すように、フィルタ画像P72を用いたフィルタ処理を撮影画像P81に施すことによって、矢印#12の先に示すようなシール用画像P51が生成される。
また、矢印#13に示すように、フィルタ画像P72を用いたフィルタ処理を撮影画像P82に施すとともに、矢印#14,#15の先に示すように、撮影画像P82に写る2人の利用者のそれぞれの頭の上にくっつきスタンプ画像P73を合成し、2人の利用者のそれぞれの肩の近くにくっつきスタンプ画像P74を合成することによって、矢印#16の先に示すようなシール用画像P52が生成される。
くっつきスタンプ画像P73の合成は、撮影画像P82を解析することによって認識された2人の利用者の頭の位置を基準として決定される合成位置である位置p11,p12にくっつきスタンプ画像P73を合成するようにして行われる。くっつきスタンプ画像P73は、人物領域のレイヤの上のレイヤに合成される。くっつきスタンプ画像P73に対しては、適宜、利用者の頭の向きに応じた回転、利用者の頭の大きさに応じた拡大縮小などが施される。
くっつきスタンプ画像P74の合成は、撮影画像P82を解析することによって認識された2人の利用者の頭の位置を基準として決定される合成位置である位置p21,p22にくっつきスタンプ画像P74を合成するようにして行われる。くっつきスタンプ画像P74は、くっつきスタンプ画像P73と同じレイヤに合成される。くっつきスタンプ画像P74に対しては、適宜、利用者の頭の向きに応じた回転、利用者の頭の大きさに応じた拡大縮小などが施される。
このようにして生成されたシール用画像P51とシール用画像P52がシール縁画像P71に合成され、サンプル画像511-2が生成される。
サンプル画像511-2により表されるシールデザインも、撮影画像に写る利用者の特定の部位の位置を基準として決定された合成位置に合成されるコンテンツと、シール用画像以外の部分の編集に用いられるコンテンツとを使用するデザインである。
以上のようなサンプル画像が表示されるシールデザイン選択画面を用いて、複数の利用者のそれぞれによりシールデザインの選択が行われる。
例えば色選択ボタン512Lが押下された場合、選択された色に応じて、シール縁画像の色、背景画像の色、フィルタ画像の色のうちの少なくともいずれかが変更される。それぞれの利用者は、シールデザインの構成要素となるコンテンツとともに、コンテンツの色を見ながら、シールデザインを選択することになる。
フィルタ画像を用いたフィルタ処理のON/OFF、色の濃度調整などをシールデザインの選択時に行うことができるようにしてもよい。
所定のシールデザインが2人の利用者により選択されたと図11のステップS34において判定された場合、処理はステップS35に進む。
ステップS35において、表示制御部425は、シールデザイン選択画面に代えて、画像選択画面をタブレット内蔵モニタ141に表示させる。画像選択画面は、シール用画像として使用する撮影画像の選択に用いられる画面である。
シールデザイン選択画面に表示されるサンプル画像は、写真シール作成装置1により自動的に選択されたデフォルトの撮影画像を使用した画像である。利用者は、シールデザインを選択した後、デフォルトの撮影画像を、他の撮影画像に変更する(差し替える)ことができる。
図20は、画像選択画面の例を示す図である。
領域501Lと領域501Rには、それぞれ、選択されたシールデザインのシール縁画像を表す画像551L,551Rが表示される。撮影画像の選択は、領域501Lと領域501Rの表示を用いて、それぞれの利用者により行われる。
図20の例においては、左側の利用者により選択されたシールデザインは、図13等を参照して説明した、2枚のアップ画像を使用したシールデザインである。右側の利用者により選択されたシールデザインは、図17等を参照して説明した、アップ画像と天井カメラ画像を使用したシールデザインである。
領域501Lの画像551Lには、画像配置領域561L,562Lが縦に並べて形成される。左側の利用者は、タッチペン142Aを使用し、画像551Lの右側の表示領域552Lに表示されているサムネイル画像を画像配置領域561L,562Lに移動させるなどして、2枚の撮影画像を選択する。
表示領域552Lには、6枚の撮影画像P101乃至P106を表すサムネイル画像が表示される。撮影画像P101乃至P106は、それぞれ1乃至6枚目の撮影画像である。表示領域552Lに表示されるサムネイル画像は、アップ画像のサムネイル画像である。左側の利用者により選択されたシールデザインは2枚のアップ画像を用いたシールデザインであるから、天井カメラ画像のサムネイル画像は表示されずに、アップ画像のサムネイル画像だけが表示される。
左側の利用者は、自分が選択したシールデザインに使用する2枚のアップ画像を選択することになる。
一方、領域501Rの画像551Rには、画像配置領域561R,562Rが縦に並べて形成される。画像配置領域562Rには天井カメラ画像が配置済みであり、画像配置領域562Rの全体がグレーアウトした状態で表示される。画像配置領域562Rに配置する撮影画像の差し替えは不可とされる。
この例においては、右側の利用者により選択されたシールデザインはアップ画像と天井カメラ画像を用いたシールデザインであり、天井カメラ画像の撮影が1回しか行われていないから、画像配置領域561Rに配置するアップ画像だけを選択することができるようになっている。撮影画像の選択を受け付けるか否かが、シールデザインのデフォルトの撮影画像の画角に応じて、シール用画像生成部422などにより切り替えられることになる。
右側の利用者は、タッチペン142Bを使用し、画像551Rの右側の表示領域552Rに表示されているサムネイル画像を画像配置領域561Rに移動させるなどして、1枚の撮影画像を選択する。表示領域552Rには、表示領域552Lに表示されているサムネイル画像と同じサムネイル画像が表示される。
このような表示を用いて、2人の利用者は、それぞれ、シールデザイン選択画面のサンプル画像に配置されていた撮影画像に関わらず、好みの撮影画像を、自分が選択したシールデザインに使用することができる。シールデザインに使用する撮影画像をシールデザインの選択後に選択することができることから、利用者は、デフォルトの撮影画像を、シールデザインに合う撮影画像に差し替えることが可能となる。
例えば、左側の利用者が画像配置領域561L,562Lに配置する撮影画像を選択した場合、図13等を参照して説明したシールデザインを表すテンプレートを用いた画像処理がシール用画像生成部422により行われる。
シールデザインの上段に配置する撮影画像に対しては、柄画像P12を用いた画像処理が施され、シール用画像が生成される。
また、シールデザインの下段に配置する撮影画像に対しては、柄画像P12とともにくっつきスタンプ画像P13を用いた画像処理が施される。例えば、左側の利用者が下段の画像配置領域562Lに撮影画像P104を配置した場合、図21に示すように、撮影画像P104に対して、柄画像P12とくっつきスタンプ画像P13を用いた画像処理が施される。図21の例においては、2人の利用者の背景に柄画像P12が合成されるとともに、2人の利用者のそれぞれの頭の位置を基準として決定された合成位置にくっつきスタンプ画像P13が合成されている。
右側の利用者が画像配置領域561Rに配置する撮影画像を選択した場合も同様に、図17等を参照して説明したシールデザインを表すテンプレートを用いた画像処理がシール用画像生成部422により行われる。
以上のような画像選択画面を用いた撮影画像の選択が終了したと図11のステップS36において判定されるまで、ステップS35に戻り、撮影画像の選択が続けられる。撮影画像が選択されたとステップS36において判定された場合、処理はステップS37に進む。
ステップS37において、シール用画像生成部422は、利用者により選択された撮影画像に対して、利用者により選択されたシールデザインを適用し、シール用画像を生成する。また、シール用画像生成部422は、シール用画像を、利用者により選択されたシールデザインを構成するシール縁画像に合成することによってレイアウト画像を生成し、レイアウト画像のデータを印刷データとして出力する。
その後、図10のステップS12に戻り、それ以降の処理が行われる。レイアウト画像の印刷が完了した場合、印刷済みのシール紙がシール紙排出口161から取り出される。
図22は、印刷済みのシール紙の例を示す図である。
例えば、図13と図17を参照して説明したシールデザインが選択された場合、図22に示すように、それぞれのシールデザインのレイアウト画像が印刷されたシール紙s1,s2が利用者に提供される。
このように、写真シール作成装置1のゲームにおいては、シール紙に印刷された状態で提供される画像に対する落書きが行われない。利用者は、シールデザインを選択し、撮影画像を選択するだけで、シール紙の印刷内容を決定することができる。
・変形例
シールデザインの選択後に撮影画像の選択が行われるものとしたが、撮影画像の選択後にシールデザインの選択が行われるようにしてもよい。1つの画面を用いて、シールデザインの選択と撮影画像の選択を行うことができるようにしてもよい。
シールデザインの選択と撮影画像の選択のうちの一方を先に行い、他方をその後に行った後に、先に行った選択に戻ることができるようにしてもよい。
シールデザインの選択時にゲームテーマを再度選択させるようにしてもよい。
利用者毎にゲームテーマを選択することができるようにしてもよい。例えば、2人の利用者がそれぞれ異なるゲームテーマを選択できるようにすることにより、利用者の満足度を向上させることが可能となる。
<携帯専用落書きについて>
・携帯専用落書き画面の画面構成
図23は、携帯専用落書き画面の表示例を示す図である。
図23に示すように、携帯専用落書き画面は、基本的に、中央のサムネイル表示領域603を挟んで各表示が左右対称に設けられることによって構成される。左側の領域は左側の利用者により用いられる領域である。右側の領域は右側の利用者により用いられる領域である。
なお、図23に示される携帯専用落書き画面上の各領域を囲む矩形の破線は、画面に実際に表示されるものではない。
携帯専用落書き画面の中央に設けられるサムネイル表示領域603は、撮影画像を表すサムネイル画像の表示領域である。利用者は、サムネイル表示領域603に表示されているサムネイル画像を用いて、落書き対象とする撮影画像を選択する。
サムネイル表示領域603には6枚のアップ画像と1枚の天井カメラ画像を表すサムネイル画像とが並べて表示される。携帯専用落書きは、全ての撮影画像を対象として行われる。
図23の例においては、左側の利用者により左上のサムネイル画像が選択され、右側の利用者により右上のサムネイル画像が選択されている。左上のサムネイル画像は1枚目の撮影画像P101を表し、右上のサムネイル画像は4枚目の撮影画像P104を表す。
左側の領域の略中央には、落書き入力領域601Lが設けられる。落書き入力領域601Lは、サムネイル画像を用いて選択された、落書き対象となる撮影画像の表示領域である。利用者は、タッチペン142Aを用いて編集ツールを選択し、落書き入力領域601Lに表示された撮影画像P101の編集を行うことができる。
落書き入力領域601Lの右側には、消しゴムツールを選択するときに押下されるボタン、落書きをリセットするときに押下されるボタン、1つ前の操作に戻るときに押下されるボタンなどが並ぶツール領域602Lが設けられる。
落書き入力領域601Lの下方にはパレット領域604Lが設けられる。パレット領域604Lは、落書き入力領域601Lに表示されている撮影画像に合成させる各種の編集ツールの選択に用いられるボタンなどが表示される領域である。
パレット領域604Lの上方には、編集ツールのカテゴリの選択に用いられるタブが用意される。利用者は、パレット領域604Lに表示させる編集ツールを、タブを用いて切り替えることができる。図23の例においては、なりきりスタンプ、MAKE、STAMP、PENのタブが用意され、そのうちのなりきりスタンプのタブが選択されている。MAKE、STAMP、PENのタブは、それぞれ、顔のメイクに用いられる編集ツールであるメイクツール、スタンプ画像の合成に用いられるスタンプツール、ペン画像の合成に用いられるペンツールのタブである。
パレット領域604Lには、なりきりスタンプの種類の選択に用いられるボタンである選択ボタン611-1乃至611-5が表示される。選択ボタン611-1乃至611-5は、それぞれ、「うさぎ」、「お月さま」、「チェリー」、「ねこ」、「ワイヤーライト」の名前が設定されたなりきりスタンプの選択に用いられる。
なお、右側の利用者により用いられる右側の領域には、上述した左側の領域の構成と同じ構成が、位置を対称にして配置される。
・なりきりスタンプについて
なりきりスタンプは、ゲームテーマに応じたスタンプ画像を落書き対象の撮影画像に合成するときに用いられる編集ツールである。落書きに使用できるなりきりスタンプの種類が、ゲームテーマに応じて切り替わる。
なりきりスタンプを用いた1回の入力により、ゲームテーマに応じたデザインの複数のスタンプ画像がまとめて合成される。なりきりスタンプは、複数のスタンプ画像により構成される。
なりきりスタンプを構成するコンテンツであるそれぞれのスタンプ画像は、上述したくっつきスタンプ画像と同様に、撮影画像を解析することによって認識された利用者の特定の部位の位置を基準として決定される合成位置に合成される。
例えば、左側の利用者により選択ボタン611-3が押下された場合、図24に示すように、「チェリー」のなりきりスタンプが落書き対象の撮影画像P101に合成される。図24の例においては、撮影画像P101に写る利用者U1と利用者U2のそれぞれの顔などに複数のスタンプ画像が合成されている。
図25は、図24の落書き入力領域601Lの表示を拡大して示す図である。
撮影画像P101に写る利用者U1と利用者U2のそれぞれの頭の位置には、「cherry」の文字を含む吹き出し状のスタンプ画像P201が合成される。スタンプ画像P201を図26Aに拡大して示す。スタンプ画像P201は、例えば、撮影画像に写る利用者の頭の位置を基準として決定された合成位置に合成されたスタンプ画像である。
また、撮影画像P101に写る利用者U1と利用者U2のそれぞれの目の下の位置には、2個のチェリーの画像をセットにしたスタンプ画像P202が合成される。スタンプ画像P202を図26Bに拡大して示す。スタンプ画像P202は、例えば、撮影画像に写る利用者の顔の中心を基準として決定された合成位置に合成されたスタンプ画像である。例えば、顔の中心として鼻の位置が用いられる。
このように、なりきりスタンプを用いた1回の操作が行われた場合、複数のスタンプ画像が、それぞれ、利用者の特定の部位の位置を基準として決定された合成位置にまとめて合成される。
また、撮影画像に写るそれぞれの利用者に対して複数のスタンプ画像が合成される。2個のチェリーの画像のセットを1個のスタンプ画像P202として考えると、図25の例においては、4個のスタンプ画像が1枚の撮影画像P101に合成されることになる。スタンプ画像P202を構成する2個のチェリーの画像がそれぞれ別のスタンプ画像として合成されるようにしてもよい。
・なりきりスタンプの合成態様の調整について
なりきりスタンプによって合成された複数のスタンプ画像は、それぞれ別のコンテンツとして各種の調整が可能な画像である。
図27は、なりきりスタンプを構成するスタンプ画像の調整時の操作の例を示す図である。
図27の左側に示すように、例えば左側に写る利用者U1の頭の位置に合成されたスタンプ画像P201を利用者がタッチペン142で選択した場合、図27の右側に示すように、スタンプ画像P201を囲む矩形の枠が表示される。矩形の枠の右下と左上には、それぞれ、円形の拡大縮小ボタン621と削除ボタン622が表示される。
拡大縮小ボタン621は、スタンプ画像の拡大または縮小に用いられるボタンである。後述するように、拡大縮小ボタン621は、スタンプ画像の回転などにも用いられる。削除ボタン622は、スタンプ画像の削除に用いられるボタンである。
図28は、スタンプ画像P201の拡大の例を示す図である。
図28に示すように、スタンプ画像の拡大は、拡大縮小ボタン621を押下した状態のままタッチペン142を右下方向に移動させることによって行われる。例えばタッチペン142を拡大縮小ボタン621から離すことによって、スタンプ画像P201のサイズが決定される。
反対に、タッチペン142で拡大縮小ボタン621を押下した状態のままタッチペン142を左上方向に移動させることにより、タッチペン142の移動に追従してスタンプ画像P201が縮小することになる。
図29は、スタンプ画像P202の拡大の例を示す他の図である。
図29の左側に示すように、例えば左側に写る利用者U1の顔の中心に合成されたスタンプ画像P202を利用者がタッチペン142で選択した場合、スタンプ画像P202を囲む矩形の枠が表示される。矩形の枠の右下と左上には、それぞれ、拡大縮小ボタン621と削除ボタン622が表示される。
拡大縮小ボタン621を押下した状態のままタッチペン142を右下方向に移動させることにより、図29の右側に示すように、タッチペン142の移動に追従してスタンプ画像P202が拡大する。例えば、タッチペン142を拡大縮小ボタン621から離すことによって、スタンプ画像P202のサイズが決定される。
反対に、拡大縮小ボタン621を押下した状態のままタッチペン142を左上方向に移動させることにより、タッチペン142の移動に追従してスタンプ画像P202が縮小することになる。
利用者U2を対象として合成されたスタンプ画像P201とスタンプ画像P202についても、それぞれ拡大縮小が可能とされる。
図30は、調整の種類を示す図である。図30には、調整の種類がスタンプ画像P201を用いて示されている。
図30Aに示すように、拡大縮小ボタン621を用いることにより、スタンプ画像P201の拡大または縮小が可能とされる。
図30Bに示すように、拡大縮小ボタン621を用いることにより、スタンプ画像P201の回転が可能とされる。例えば、スタンプ画像の回転は、拡大縮小ボタン621を押下した状態のままタッチペン142を上方向または下方向に移動させることによって行われる。タッチペン142の移動に追従してスタンプ画像P201が回転し、タッチペン142を拡大縮小ボタン621から離すことによって、スタンプ画像の向きが決定される。
スタンプ画像の回転に用いられるボタンが拡大縮小ボタン621とは別に用意されるようにしてもよい。スタンプ画像の回転に用いられるボタンは、例えば、スタンプ画像を囲む枠の四隅のうちのいずれかの隅に表示される。これにより、回転に用いられるボタンであることを視覚的に理解しやすくすることが可能となる。
図30Cに示すように、削除ボタン622を用いることにより、スタンプ画像P201の削除が可能とされる。例えば2つのスタンプ画像が合成される場合、一方のスタンプ画像だけを削除したり、両方のスタンプ画像を削除したりして、好みのデザインに調整することが可能となる。
このように、利用者は、なりきりスタンプを用いることによって自動的に合成されたスタンプ画像の合成態様を、スタンプ画像毎に、すなわち、部分的に、調整することができる。
スタンプ画像の合成態様の調整として、位置の調整(移動)も可能とされる。合成態様の調整には、図30に示すサイズの調整、向きの調整、削除だけでなく、位置の調整も含まれる。
図31は、スタンプ画像の移動の例を示す図である。
スタンプ画像の移動は、例えば、矩形の枠などが表示された状態のスタンプ画像をタッチペン142で押下し、その状態のままタッチペン142を移動させることによって行われる。タッチペン142の移動に追従してスタンプ画像が移動し、タッチペン142を離すことによって、スタンプ画像の位置が決定される。図31の例においては、デフォルトの位置である位置p31に合成されていたスタンプ画像P201が、位置p31より左側の位置である位置p32に移動している。
利用者U1を対象として合成されたスタンプ画像P202、利用者U2を対象として合成されたスタンプ画像P201,P202についても、それぞれ移動させることが可能とされる。利用者は、なりきりスタンプによって合成された複数のスタンプ画像のそれぞれの位置を、デフォルトの位置から好みの位置に調整することができる。
このように、なりきりスタンプによって合成された複数のスタンプ画像は、それぞれ別のコンテンツとして、移動による調整とともに、拡大/縮小、回転、削除による他の調整を行うことが可能なコンテンツである。
所定のなりきりスタンプを用いてスタンプ画像が合成された状態で、他のなりきりスタンプを選択する操作が選択ボタン611-1乃至611-5を用いて行われた場合、合成済みのスタンプ画像に代えて、新たに選択されたなりきりスタンプのスタンプ画像が合成される。落書き対象の撮影画像は、合成済みのスタンプ画像が消え、新たに選択されたなりきりスタンプのスタンプ画像が合成された状態になる。なりきりスタンプは、それぞれの撮影画像に対して、複数種類の中から選択した1種類のみ、利用可能な編集ツールである。
例えば、「チェリー」のなりきりスタンプが合成された図24の状態で選択ボタン611-4が押下され、「ねこ」のなりきりスタンプが選択された場合、合成済みのスタンプ画像P201,P202に代えて、「ねこ」のなりきりスタンプのスタンプ画像が合成される。「ねこ」のなりきりスタンプも複数のスタンプ画像により構成される。
ここで、合成済みの、「チェリー」のなりきりスタンプを構成するスタンプ画像P201,P202に対して上述した調整が行われている場合、調整の中には、「ねこ」のなりきりスタンプの合成に引き継がれるものがある。
例えば、「チェリー」のなりきりスタンプを構成するスタンプ画像P201に対して移動が行われている場合、「ねこ」のなりきりスタンプを構成する、頭の位置を基準として合成位置が決まるスタンプ画像は、デフォルトの位置ではなく、スタンプ画像P201の移動後の位置と同じ位置に最初から合成される。この場合、スタンプ画像の移動の内容が引き継がれる。
図32は、スタンプ画像の調整の引き継ぎの例を示す図である。
図32の左側に示す状態は、図31を参照して説明したようにして、スタンプ画像P201がデフォルトの位置である位置p31から位置p32に移動した状態である。利用者U1を対象として、スタンプ画像P202が位置p41に合成され、利用者U2を対象として、スタンプ画像P201,P202がそれぞれ位置p42,p43に合成されている。位置p41は、利用者U1の顔の中心を基準として決定されたデフォルトの合成位置である。位置p42,p43は、それぞれ、利用者U2の頭の位置と顔の中心を基準として決定されたデフォルトの合成位置である。
この状態で、選択ボタン611-4が押下され、「ねこ」のなりきりスタンプが選択された場合、図32の右側に示すように「ねこ」のなりきりスタンプのスタンプ画像が合成される。
「ねこ」のなりきりスタンプは、左右のねこ耳の画像をセットにしたスタンプ画像P211と、左右のヒゲと鼻(ドット)の画像とをセットにしたスタンプ画像P212とから構成される。スタンプ画像P211は、撮影画像に写る利用者の頭の位置を基準として決定された合成位置に合成されるスタンプ画像である。また、スタンプ画像P212は、撮影画像に写る利用者の顔の中心を基準として決定された合成位置に合成されるスタンプ画像である。
「チェリー」のなりきりスタンプと「ねこ」のなりきりスタンプのように、なりきりスタンプの中には、同じ位置を基準として合成位置が決定されるものが含まれる。
図32の右側の例においては、利用者U1を対象としたスタンプ画像P211が位置p32に合成され、スタンプ画像P212が位置p41に合成されている。また、利用者U2を対象としたスタンプ画像P211が位置p42に合成され、スタンプ画像P212が位置p43に合成されている。
すなわち、スタンプ画像P211については、「ねこ」のなりきりスタンプの選択前の移動の内容が引き継がれ、スタンプ画像P201の移動先であった位置p32に最初から合成されている。
図33は、合成位置の違いを示す図である。
図33の左側に示す状態は、「ねこ」のなりきりスタンプを構成するそれぞれのスタンプ画像がデフォルトの位置に合成されている状態である。「ねこ」のなりきりスタンプの選択前にスタンプ画像の移動が行われていない場合、図33の左側に示すように、スタンプ画像P211,P212は、それぞれ、撮影画像に写る利用者の頭の位置を基準として決定された合成位置と、利用者の顔中心を基準として決定された合成位置に合成される。
図33の右側に示す状態は、図32を参照して説明したように、移動の内容が引き継がれた状態である。
このように、なりきりスタンプの種類を切り替えたときに合成態様の調整の内容が引き継がれることにより、利用者は、なりきりスタンプを用いた落書きを効率的に行うことが可能となる。例えば、「チェリー」のなりきりスタンプのスタンプ画像を移動させたにもかかわらず、「ねこ」のなりきりスタンプに切り替えたときに、「ねこ」のなりきりスタンプのスタンプ画像がデフォルトの位置に合成されるとした場合、利用者は、移動を再度行う必要があることになるが、そのような手間を省くことが可能になる。
なりきりスタンプの合成対象の調整のうち、移動の内容が引き継がれるものとしたが、拡大/縮小の内容が引き継がれるようにしてもよいし、回転の内容が引き継がれるようにしてもよい。また、削除の内容が引き継がれるようにしてもよい。
例えば、削除の内容が引き継がれる場合において、「チェリー」のなりきりスタンプを選択した後にスタンプ画像P201を削除していたとき、「ねこ」のなりきりスタンプに切り替えることに応じて、スタンプ画像P211は合成されずに、スタンプ画像P212だけが合成される。
このように、引き継がれる調整の内容は任意に変更可能である。複数種類の合成態様の調整のうち、少なくともいずれかの内容が引き継がれる。
これにより、利用者は、自動的に合成されたそれぞれのスタンプ画像の合成態様を個別に調整し、合成態様が整った、写りのよい携帯専用画像を作成することができる。
また、利用者は、なりきりスタンプを用いた落書きや、なりきりスタンプによって合成されたスタンプ画像の以上のような調整を撮影画像毎に行うことができる。利用者は、それぞれの撮影画像に基づいて、写りのよい複数枚の携帯専用画像を作成することができる。
スタンプ画像の移動が行われた後に戻るボタンが押下された場合、スタンプ画像の位置は移動前の位置に戻る。上述したように、ツール領域602Lには、1つ前の操作に戻るときに押下されるボタンが設けられる。戻るボタンが押下された場合の挙動として、スタンプ画像の位置が移動前の位置に戻るのではなく、なりきりスタンプの操作自体が取り消され、なりきりスタンプによって合成された全てのスタンプ画像が削除されるようにしてもよい。
なりきりスタンプによって合成されたスタンプ画像に対して位置の変更が行われ、その後、削除された場合、例えば、削除前の位置が記憶される。なりきりスタンプを用いた落書きが再度行われた場合に、削除前の位置にスタンプ画像が合成されるようにすることにより、利用者が位置の調整を再度行う手間を減らすことができる。
・変形例
なりきりスタンプを用いて合成されるスタンプ画像として、顔の目の位置に合成されるアイシャドウ、アイライン、まつげの画像、頬の位置に合成されるチーク画像、唇の位置に合成される唇画像などの、メイク用の画像が用いられるようにしてもよい。
これにより、利用者は、複数のメイク用の画像をまとめて入力することが可能になる。また、利用者は、複数のメイク用の画像の合成態様をそれぞれ調整することができる。
以上においては、選択ボタン611-1乃至611-5を押下するなどの所定の操作を行ったときになりきりスタンプのスタンプ画像が合成されるものとしたが、そのような操作を行うことなく、落書き開始時に自動的に合成されるようにしてもよい。例えば、ゲームテーマに応じて用意された複数種類のスタンプ画像の中から所定のスタンプ画像がランダムに選択され、まとめて合成される。
これにより、利用者は、ゲームテーマを選択するだけで、なりきりスタンプの複数のスタンプ画像を容易に入力することができる。このように自動的に合成されたスタンプ画像の合成態様についても、上述したようにして調整することが可能とされる。
シールデザインの選択によって合成されたくっつきスタンプ画像の合成態様を、なりきりスタンプのスタンプ画像と同様に調整することができるようにしてもよい。シールデザインの選択によって複数のくっつきスタンプ画像が合成される場合、利用者は、それぞれのくっつきスタンプ画像の合成態様を調整することができる。
以上においては、落書きなどの操作がタッチペン142を用いて行われるものとしたが、指で行われるようにしてもよい。
<その他>
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、汎用のパーソナルコンピュータなどにインストールされる。
インストールされるプログラムは、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)や半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディアに記録して提供される。また、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供されるようにしてもよい。プログラムは、ROMや記憶部に、あらかじめインストールしておくことができる。
コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。