JP7583282B2 - 錠剤粉砕機、錠剤粉砕機のキャップのシール部材、錠剤粉砕機の洗浄方法 - Google Patents

錠剤粉砕機、錠剤粉砕機のキャップのシール部材、錠剤粉砕機の洗浄方法 Download PDF

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Description

本発明は、錠剤粉砕機に関する。
主に薬局又は病院において、錠剤を砕いて粉にするために、錠剤粉砕機が用いられる。特開2004-290795号公報(特許文献1)には、錠剤粉砕機が開示される。この錠剤粉砕機は、モータを内蔵する本体と、容器台と、容器台に着脱自在な容器と、容器台に回転自在に軸支された回転軸とともに容器内で回転駆動されるカッター刃とを備える。
特開2020-151679号公報(特許文献2)に開示された錠剤粉砕機は、モータを内蔵する本体部と、本体部に着脱可能であって、刃状部材を旋回可能に保持する粉砕機構部と、錠剤を出し入れするための開口部を粉砕機構部に対して着脱しうる容器部と、を備える。
特開2004-290795号公報 特開2020-151679号公報
上記従来の錠剤粉砕機は、カッター刃を回転可能に軸支する容器台が、モータを内蔵する本体に対して着脱可能に取り付けられる。この容器台に、錠剤を入れた容器が取り付けられる。容器台及び容器で囲まれた空間内で、カッター刃の回転により錠剤が粉砕される。錠剤粉砕後に、逆さまにした状態(容器台開口部が上方をむいた状態)で容器台及び容器が本体から取り外される。さらに、容器台が、錠剤の粉が入った容器から取り外される。これにより、容器から錠剤の粉を回収できる。
粉砕された錠剤は、人が服用する。そのため、錠剤粉砕機において、錠剤の粉に意図しない物が混入すること(コンタミネーション)や、粉砕しようとする錠剤の薬剤と意図しない他の薬剤との反応による着色又は変色を避ける必要がある。そのため、錠剤粉砕機は、錠剤の粉砕が終わると、その都度、念入りに洗浄し、錠剤の粉の残りや水分を除去する必要がある。
また、錠剤粉砕機は、固体の錠剤を粉砕の対象とするため、カッター刃を用いた粉砕時に容器内の空間に液体が充填されることはない。そのため、錠剤粉砕機では、例えば、粉砕動作時における回転軸周りの防水機能は不要である。その一方で、ジューサーミキサーのように内容物の液体による冷却効果が得られないため、カッター刃の高速回転(例えば、10000rpm程度)に伴う摩擦による温度上昇を抑えるための構成が必要となる。
発明者は、錠剤粉砕機の洗浄を容易にするための構成について検討した。具体的には、容器台及びカッター刃の水洗いを容易にすることを検討した。検討において、錠剤粉砕機の上記の特有の事情による課題があることがわかった。すなわち、錠剤の粉砕動作時は、防水機能は不要で、回転軸の摩擦を小さくする構成が求められる。一方、洗浄時には、防水機能が求められる。これらの両方を満たそうとすると、部品数が増加する等、装置の構造が複雑になることがわかった。
そこで、本発明は、簡単な構成で、部品の洗浄を容易にする錠剤粉砕機、錠剤粉砕機のキャップのシール部材、及び、錠剤粉砕機の洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態における錠剤粉砕機は、錠剤を受ける受け面と貫通孔とを有する受け板を含む容器台と、前記容器台に着脱可能に取り付けられる容器と、前記貫通孔を貫通した状態で回転可能に支持される回転軸と、記回転軸に着脱可能に取り付けられるカッター刃と、前記回転軸に着脱可能に取り付けられ、前記回転軸に締結されるキャップと、を備える。
前記カッター刃は、前記キャップと前記受け板との間で前記キャップによって固定された状態で取り付けられる。前記キャップは、前記回転軸に締結される本体部と、前記本体部に嵌められたシール部材とを有する。前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材は、前記受け板の前記貫通孔の周方向の全周にわたって前記受け板に接し、前記受け板と前記回転軸の間をシールするように、前記キャップが構成される
本開示によれば、錠剤粉砕機において、簡単な構成で、部品の洗浄を容易にできる。
本実施形態における錠剤粉砕機1の構成例を示す斜視図である。 図1に示す錠剤粉砕機1の容器4を取り外した状態を示す斜視図である。 図1に示す錠剤粉砕機1の断面図である。 図1~図3のカッター刃8を斜め下方から見た斜視図である。 図3のキャップ6付近の拡大図である。 カッター刃が取り付けられていない回転軸にキャップが締結された状態の容器台3の斜視図である。 図6に示すキャップ6付近の断面図である。 本実施形態におけるシール部材を斜め上から見た斜視図である。 シール部材を斜め下から見た斜視図である。 シール部材の平面図である。 シール部材の正面図である。 図10のA-A’線断面図である。 図10のB-B’線断面図である。 シール部材の背面図である。 シール部材の右側面図である。 シール部材の左側面図である。 シール部材の底面図である。 本体部にシール部材が嵌められた状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態における錠剤粉砕機は、モータを内蔵する本体と、粉砕される錠剤を受ける受け面と貫通孔を有する受け板を含み、前記本体に着脱可能に取り付けられる容器台と、前記容器台に着脱可能に取り付けられる容器と、前記受け板の貫通孔を貫通した状態で、前記モータの回転を伝達する回転軸と、前記回転軸に着脱可能に取り付けられるカッター刃と、前記回転軸に着脱可能に取り付けられ、前記回転軸に対して締結されるキャップと、を備える。
前記容器と前記受け板で囲まれる空間において、前記回転軸の前記貫通孔から突出した部分に前記カッター刃が取り付けられ、前記回転軸に締結された前記キャップによって、前記カッター刃が前記回転軸に対して固定される。
前記回転軸は、前記受け板の貫通孔との間に隙間がある状態で、前記容器台に支持される。
前記キャップは、前記回転軸に締結される本体部と、前記本体部に嵌められたシール部材とを含む。
前記回転軸に取り付けられた前記キャップの前記シール部材は、前記回転軸の方向から見て、前記受け板の貫通孔の外周を囲む部分を含む。
前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材は、前記受け板に接し、前記受け板と前記回転軸の間をシールするように、前記キャップが構成される。
上記構成においては、容器台が本体に対して着脱可能である。容器台は、受け面と貫通孔を有する受け板を含む。容器台は、貫通孔を貫通する回転軸を回転可能に支持する。貫通孔と回転軸の間には隙間がある。容器台には、容器が着脱可能に取り付けられる。容器台の受け面と容器で囲まれる空間において、カッター刃が回転軸に着脱可能に取り付けられる。カッター刃は、回転軸に締結されるキャップによって固定される。キャップは、本体部と、本体部に嵌められたシール部材とを含む。シール部材は、キャップが回転軸に取り付けられた状態で、軸方向から見て、貫通孔の外周を囲む部分を含む。カッター刃が取り付けられていない回転軸に締結されたキャップのシール部材は、受け板に接し、受け板の前記貫通孔と前記回転軸の間をシールする。
上記構成によれば、粉砕時には、キャップによりカッター刃が回転軸に固定される。洗浄時には、容器台、カッター刃、及び容器を、それぞれ、独立して取り外し洗浄することができる。また、容器台の洗浄時には、キャップを回転軸に締結することで、キャップのシール部材により、容器台の受け面の貫通孔と回転軸の間の隙間をシールできる。そのため、容器台の水洗いが容易になる。キャップは、粉砕時のカッター刃を固定する機能と、洗浄時のシール機能を兼ねる。これにより、錠剤の粉砕に求められる構成を確保しながらも、洗浄時の防水機能を得ることができる。また、キャップの本体部にはシール部材が嵌められることで、本体部とシール部材が一体化されている。本体部とシール部材を含むキャップは、1つの部材として取り扱うことができる。そのため、部品数を増やすことなく1つのキャップの構成により、洗浄を容易にできる。
キャップにおいて、シール部材は、本体部に嵌められることで、本体部と一体化する。ここで、一体化は、シール部材が、本体部に対して着脱可能であるが、容易には外れないように装着される状態である。例えば、シール部材を弾性変形させた状態で本体部に嵌めることで、シール部材自体の弾性力によりシール部材が本体部に嵌められた状態が維持される。シール部材と本体部が一体化したキャップに重力が作用した程度では、シール部材は本体部から外れない。シール部材を本体部から取り外すには、そのための特段の操作が必要となる。このような、シール部材が本体部に嵌められた構成により、シール部材と本体部が一体化した状態で、キャップを回転軸に締結、及びキャップを回転軸から取り外しができる。また、キャップの使用によりシール部材が劣化した場合には、シール部材を交換できる。
前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材は、前記貫通孔の周方向全体にわたって前記受け板に接することで、前記受け板と前記回転軸の間をシールする構成であってもよい。前記キャップの前記シール部材は、例えば、前記受け板の貫通孔の外側、縁又は内周面の少なくとも1つに接することで、前記受け板と前記回転軸の間をシールするよう構成されてもよい。
本発明の実施形態における錠剤粉砕機は、錠剤を受ける受け面と貫通孔とを有する受け板を含む容器台と、前記容器台に着脱可能に取り付けられる容器と、前記貫通孔を貫通した状態で回転可能に支持される回転軸と、前記回転軸に着脱可能に取り付けられるカッター刃と、前記回転軸に着脱可能に取り付けられ、前記回転軸に締結されるキャップと、を備える。
前記カッター刃は、前記キャップと前記受け板との間で前記キャップによって固定された状態で取り付けられる。前記キャップは、前記回転軸に締結される本体部と、前記本体部に嵌められたシール部材とを有する。前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材は、前記受け板の前記貫通孔の周方向の全周にわたって前記受け板に接し、前記受け板と前記回転軸の間をシールするように、前記キャップが構成される。
この構成において、粉砕時にはキャップによりカッター刃が固定される。容器台、カッター刃、及び容器を、それぞれ、独立して取り外し洗浄することができる。洗浄時には、キャップのシール部材により、容器台の受け板と回転軸の間の隙間をシールできる。そのため、錠剤の粉砕に求められる構成を確保しながらも、洗浄時の防水機能を得ることができる。また、キャップの本体部にはシール部材が嵌められることで、本体部とシール部材が一体化されている。そのため、部品数を増やすことなく1つのキャップの構成により、洗浄を容易にできる。このように、上記構成の錠剤粉砕機は、簡単な構成で、洗浄が容易になっている。
前記容器台は、前記貫通孔に対して前記キャップと反対側において、前記回転軸を回転可能に支持する転がり軸受を有してもよい。回転軸を転がり軸受で支持する構成とすることで、すべり軸受を用いる場合に比べて、回転軸の回転の摩擦係数を低くできる。そのため、回転による温度上昇を抑えやすくなる。また、洗浄時には、キャップのシール部材により、受け板の受け面の液体が貫通孔から侵入して、転がり軸受を濡らすことが抑えられる。このように、回転軸の摩擦を低くして、錠剤の粉砕に適した構成を確保しながらも、洗浄時の防水機能を得ることができる。すなわち、錠剤の粉砕に適した回転軸の支持構成と、洗浄を容易にする防水機能を、簡単な構成により実現できる。
発明者は、錠剤粉砕機を水洗い容易にするために、錠剤粉砕機の回転軸の支持にブッシュのようなすべり軸受を用いることを検討した。しかし、すべり軸受は、転がり軸受に比べて、摩擦が大きいため、錠剤の粉砕時の温度上昇を抑える観点からは適切でないことがわかった。また、転がり軸受を用いた場合、洗浄時に転がり軸受に水が侵入すると、故障の原因となる得ることがわかった。さらに、転がり軸受を、耐水機能を有する構成にした場合、錠剤の粉砕に必要な回転軸の回転数に対応するのが難しくなることも見出した。そこで、さらなる検討の結果、上記のように、シール部材を含むキャップで、受け板と回転軸の間をシールする構成と、受け板の貫通孔に対してキャップと反対側において、回転軸を転がり軸受で支持する構成とを組み合わせることに想到した。この構成により、錠剤粉砕機に適した粉砕時の構成と洗浄容易性を両立させることができる。
前記転がり軸受は、前記受け板の前記キャップの前記シール部材が接する面と反対側に配置されてもよい。すなわち、前記回転軸に前記カッター刃が取り付けられていない状態において、前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材と、前記転がり軸受との間に前記受け板が配置されてもよい。
前記シール部材は筒状であり、前記本体部に対して、径方向の内側及び外側の少なくとも一方において面接触した状態で嵌められるよう構成されてもよい。これにより、シール部材と本体部の一体化がより維持されやすくになる。
前記シール部材は、前記本体部と接する面を含む胴部と、前記胴部から軸方向に突出し、前記胴部よりも厚みが小さい突出部とを含んでもよい。これにより、シール部材と本体部の一体化がより維持されやすく、且つ、シール部材によるシール性能を高めることができる。
前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材は、前記貫通孔と前記回転軸との間の隙間に前記シール部材の一部が配置されるように、前記キャップが構成されてもよい。これにより、シール部材によるシール性能を高めることができる。一例として、前記シール部材の前記突出部が、前記貫通孔と前記回転軸との間の隙間に配置されるように、前記キャップが構成されてもよい。
前記カッター刃が取り付けられた前記回転軸に締結された前記キャップは、前記カッター刃に接してもよい。これにより、キャップがカッター刃を直接押さえる構造となる。キャップとカッター刃との間にワッシャ等の他の部品は設けられない。そのため、部品数を少なくできる。なお、この場合、キャップの本体部又はシール部材の少なくとも一方がカッター刃に接してもよい。
前記受け板は、前記貫通孔の周囲に前記回転軸の軸方向へ突出する縦壁を有してもよい。この場合、前記縦壁が、前記回転軸の径方向から見て、前記回転軸に取り付けられた前記カッター刃の一部と重なってもよい。これにより、回転軸にカッター刃が取り付けられた状態において、回転軸に貫通孔との隙間に、粉等の異物が侵入しにくくなる。
前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記本体部の軸方向の下端は、前記縦壁の径方向の外側において前記縦壁と径方向から見て重なり、且つ、前記本体部の前記下端の径方向内側において、前記シール部材が前記受け板の縦壁に接して、前記受け板と前記回転軸の間をシールするように、前記キャップが構成されてもよい。これにより、シール性能を向上させることができる。なお、回転軸の軸方向の上方は、回転軸が貫通する受け板の貫通孔から受け板の外側へ向かう方向とし、軸方向の下方は、貫通孔から受け板の内側へ向かう方向とする。
前記キャップは、前記回転軸の先端部に着脱可能に取り付けられるよう構成されてもよい。これにより、より簡単な構成で、1つのキャップによる、カッター刃の固定、及び、洗浄時のシールの両方の機能を実現できる。
前記キャップの前記本体部は、前記回転軸に締結されるねじを有してもよい。これにより、より簡単な構成で、キャップの機能を実現できる。
上記の錠剤粉砕機の洗浄方法も、本発明の実施形態に含まれる。前記錠剤粉砕機の洗浄方法は、前記容器台から前記容器を取り外す工程と、前記回転軸から前記キャップを取り外し、さらに前記カッター刃を取り外す工程と、前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に、前記キャップを締結し、前記キャップの前記シール部材を前記受け板に接触させて、前記回転軸と前記受け板との間をシールする工程と、前記キャップの前記シール部材が前記回転軸と前記受け板との間をシールした状態で、前記受け板に液体を流して、前記受け板を洗浄する工程とを有する。
上記洗浄方法によれば、カッター刃を回転軸に固定するためのキャップを、カッター刃を取り外した回転軸に締結して、受け板と回転軸の間をシールできる。キャップにより、受け板と回転軸の間をシールした状態で、液体を受け板に流して洗浄できる。そのため、錠剤粉砕機を簡単な構成としながらも、洗浄を容易にすることができる。
錠剤粉砕機のキャップのシール部材も、本発明の実施形態に含まれる。シール部材の実施形態において、錠剤粉砕機は、モータを内蔵する本体と、粉砕される錠剤を受ける受け面と貫通孔を有する受け板を含み、前記本体に着脱可能に取り付けられる容器台と、前記容器台に着脱可能に取り付けられる容器と、前記受け板の貫通孔を貫通した状態で、前記モータの回転を伝達する回転軸と、前記回転軸に着脱可能に取り付けられるカッター刃と、前記回転軸着脱可能に取り付けられ、前記回転軸に対して締結された状態で前記カッター刃を固定するキャップと、を備える。
前記シール部材は、前記キャップの本体部に嵌められるよう構成される。
前記キャップが前記回転軸に取り付けられた状態において、前記キャップの前記本体部に嵌められた前記シール部材は、前記回転軸の方向から見て、前記受け板の貫通孔の外周を囲む部分を含む。
前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材は、前記受け板に接し、前記受け板と前記回転軸の間をシールするように、前記シール部材が構成される。
上記のようにシール部材を構成することで、キャップにシール部材を一体化できる。このシール部材と一体化したキャップは、カッター刃を回転軸へ固定すること、及び、洗浄時に受け板の貫通孔と回転軸との隙間をシールすることの両方に用いることができる。これにより、錠剤粉砕機を簡単な構成にしながらも、洗浄が容易になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(錠剤粉砕機の構成例)
図1は、本実施形態における錠剤粉砕機1の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示す錠剤粉砕機1の容器4を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、図1に示す錠剤粉砕機1の断面図である。図1~図3に示すように、錠剤粉砕機1は、モータ5を内蔵する本体2と、本体2に着脱可能に取り付けられる容器台3と、容器台3に着脱可能に取り付けられる容器4を備える。容器4は、開口を有する。容器4が容器台3に取り付けられると、容器4の開口が容器台3で塞がれる。
図3に示すように、容器台3は、筒体3a、内板3b、及び受け板3dを含む。筒体3aは、容器台3の外壁を形成する。筒体3aの内部に軸方向に垂直な方向に延びる内板3bが形成される。内板3bにより受け板3dが支持される。受け板3dは、粉砕される錠剤を受ける受け面3d1と貫通孔3d2を有する。貫通孔3d2を貫通する回転軸7が、容器台3によって回転可能に支持される。回転軸7と貫通孔3d2との間には隙間がある。この例では、回転軸7は、貫通孔3d2に接触せずに回転できるように配置される。これにより、回転軸7の回転による摩擦を小さくできる。容器台3が本体2に取り付けられると、回転軸7は、モータ5に接続される。回転軸7は、モータ5の回転を伝達する。筒体3aは、回転軸7と同軸に形成される。
容器台3は、回転軸7を回転可能に支持する軸受3eを有する。軸受3eは、受け板3dの下方に配置される。すなわち、軸受3eは、貫通孔3d2に対して、キャップ6とは反対側に配置される。図3の例では、受け板3dから延びるリブによって軸受3eが支持される。なお、軸受3eの支持構造はこれに限られない。例えば、内板3bが軸受3eを支持してもよい。
軸受3eは、例えば、転がり軸受で構成される。一例として、軸受3eは、玉軸受(ボールベアリング)であってもよい。軸受3eを転がり軸受とすることで、ブッシュ等のすべり軸受に比べて回転の摩擦係数を低くし、温度上昇を抑えることができる。転がり軸受は、転動体と、転動体の軌道を有する内輪及び外輪を備えてもよい。この場合、軸受の内輪が回転軸7に固定され、外輪が容器台3に固定される。一例として、内輪、外輪及び転動体は、いずれも、金属(例、ステンレス等)で形成されてもよい。これにより、軸受は、錠剤粉砕機で求められる回転数に対応でき、且つ十分な耐久性を備えることが容易になる。軸受3eは、これに限られないが、例えば、許容回転数が、10000rpm以上であることが好ましい。これにより、錠剤を粉砕するのに適した回転数を確保することができる。
発明者らは、オイルを使わない耐水性能が高いジルコニアセラミックベアリングを回転軸の軸受とした錠剤粉砕機の試作を実施したが、このベアリングは許容回転数が低いため錠剤粉砕機の軸受としては不適切であることがわかり、製品採用を断念した。また、玉軸受の材料として、種々の樹脂を用いて試作を繰り返したが、いずれも、錠剤粉砕機で求められる粉砕機能に適さないことがわかった。このように、軸受の構成を、耐水性能が高いものにしようとすると、粉砕機能と洗浄時の防水性との両立が難しくなることがわかった。このような状況において、発明者らによる鋭意検討の結果、後述するように、簡単な構成で、粉砕機能と洗浄時の防水性の両立が可能となる錠剤粉砕機の構成に想到した。
図3に示すように、本体2は、モータ5を内蔵する。本体2は、本体筐体2aを含む。本体筐体2a内にモータ5が配置される。モータ5は、駆動軸5aが錠剤粉砕機1の上下方向になるように本体筐体2aに支持される。駆動軸5aは、モータ5の回転を出力する出力軸である。駆動軸5aには、容器台3に支持される回転軸7に接続するための接続部5bが取り付けられている。回転軸7の下端は、接続部5bに嵌合する。これにより、回転軸7が、モータ5の駆動軸5aと接続されて一体に回転するようになる。
図1に示すように、容器台3は、本体2の上部に取り付けられる。容器台3の筒体3aが、本体筐体2aの上部において上方に延びる筒状の接続壁2a1に嵌められる。筒体3aの切り欠き3a2に、接続壁2a1から径方向外方に突出する突起2a11が配置される。切り欠き3a2は、筒体3aの下部から軸方向に延びた後、直角に曲がって周方向に延びて形成される。容器台3の筒体3aを接続壁2a1に嵌めて回転させることで、突起2a11が切り欠き3a2の奥に入る。この突起2a11により、容器台3が本体2に対して軸方向に動かないように係止される。なお、容器台3を本体2に対して着脱可能にする構成は、上記例に限られない。解除可能な係止部材を用いる機構の他、例えば、ねじ機構、弾性体を用いた機構、磁性体の磁力を用いた構成、等を容器台3の本体2に対する着脱機構として用いることができる。
また、本体筐体2aの外面には、モータ5を操作するためのスイッチ12a、12bが設けられてもよい。図1の例では、モータ5をオンするための粉砕スイッチ7aと、モータ5をオフするためのオフスイッチ7bが設けられている。
図3に示すように、筒体3aと受け板3dの間には、環状パッキン3fが設けられる
環状パッキン3fは、容器台3に取り付けられた容器4の開口の縁が接する。環状パッキン3fにより、容器台3と容器4との間がシールされる。容器4が取り付けられた状態では、筒体3aから内側に突出する突起3a1と、容器4の開口の縁のフランジが上下方向に重なる。これにより、容器4が容器台3に対してはずれないよう係止される。突起3a1及びフランジは、共に周方向の一部に設けられている。容器4の開口の縁が環状パッキン3fに接した状態で容器4を回転させることで、筒体3aの突起3a1と容器4のフランジが上下方向において重なる状態にすることができる。なお、容器4を容器台3に着脱可能にする構成は、上記例に限られない。解除可能な係止部材を用いる機構の他、例えば、ねじ機構、弾性体を用いた機構、磁性体の磁力を用いた構成、等を、容器4の容器台3に対する着脱機構として用いることができる。
図2及び図3に示すように、回転軸7にはカッター刃8が着脱可能に取り付けられる。カッター刃8は、容器4と受け板3dで囲まれる空間において、回転軸7の貫通孔3d2から突出した部分に取り付けられる。カッター刃8は、中央に貫通孔8aを有する。カッター刃8が回転軸7に取り付けられた状態では、カッター刃8の貫通孔8aを回転軸7が貫通する。回転軸7は、カッター刃8の貫通孔8aよりも径方向の寸法が大きくなる部分を有する。この部分に、カッター刃8の貫通孔8aの周りの部分が載ることで、カッター刃8が回転軸7に支持される。カッター刃8は、貫通孔8aより上方の位置で回転軸7に支持される。カッター刃8は回転軸7と共に回転する。カッター刃8の貫通孔8aを非円形とすることで、回転軸7の回転に伴ってカッター刃8が回転するよう構成することができる。容器4と受け板3dで囲まれる空間内に錠剤が入れられ、カッター刃8が回転することで、錠剤が粉砕される。粉砕された錠剤の粉は、容器4と受け板3dで囲まれる空間内に保持される。
図4は、図1~図3のカッター刃8を斜め下方から見た斜視図である。カッター刃8は、貫通孔8aを有する中央部8cと、中央部8cから下方に湾曲して延びる下方刃8dと、中央部8cから上方に湾曲して延びる上方刃8eを有する。なお、カッター刃8の形状は、図4に示す例に限られない。
回転軸7の先端部にはキャップ6が取り付けられる。図5は、図3のキャップ6付近の拡大図である。キャップ6は、回転軸7に締結される。キャップ6の内周面に形成された雌ねじと、回転軸7の先端部の外周に形成された雄ねじが噛み合うことで、キャップ6が回転軸7に締結される。カッター刃8が取り付けられた回転軸7に、キャップ6が締結されることにより、カッター刃8が回転軸7に対して固定される。具体的には、キャップ6のねじが締められることにより、キャップ6が、回転軸7に支持されたカッター刃8へ移動して、キャップ6がカッター刃8を下方に押し付ける状態となる。これにより、カッター刃8が回転軸7に固定される。
キャップ6は、本体部6a及びシール部材6bを有する。シール部材6bは、本体部6aに嵌められている。これにより、本体部6aとシール部材6bが一体化した構成となっている。本体部6aは、回転軸7に締結されるねじを有する。シール部材6bは、ねじ方向(ねじを締める回転によってキャップが進む方向)において、本体部6aより引っ込んだ状態で本体部6aに嵌められる。そのため、キャップ6がねじを締める回転により回転軸7に締結されてカッター刃8に近づくと、本体部6aがシール部材6bより先にカッター刃8に接することになる。なお、シール部材6bは、ねじ方向において、本体部6aより突出した状態で本体部6aに嵌められてもよい。或いは、シール部材6bは、ねじ方向の端部が、本体部6aのねじ方向の端部と同じ位置になるよう本体部6aに嵌められてもよい。
キャップ6がカッター刃8の上面に接した状態で、キャップ6がカッター刃8を固定する。これにより、カッター刃8の上面とキャップ6との間の隙間はなくなる。そのため、例えば、カッター刃8の上面にワッシャ等の別部品を設けなくても、カッター刃8の貫通孔8aへの粉等の侵入を抑えることができる。
このように、カッター刃8が取り付けられた回転軸7に締結されたキャップ6はカッター刃8に接する。また、カッター刃8が取り付けられていない回転軸7にキャップ6が締結された場合、キャップ6のシール部材6bは、受け板3dの貫通孔3d2の周方向の全体において、受け板3dに接する。
図6は、カッター刃8が取り付けられていない回転軸7に、キャップ6が締結された状態の容器台3の斜視図である。図7は、図6に示すキャップ6付近の断面図である。このように、カッター刃8が取り付けられていない回転軸7にキャップ6を締結することで、受け板3dと回転軸7との間がシール部材6bによってシールされる。これにより、受け板3dに水を流して洗浄した場合に、回転軸7の軸受3eへ水が侵入にくくなる。そのため、洗浄が容易になる。
図7に示すように、シール部材6bは、キャップ6が回転軸7に取り付けられた状態で、回転軸7の方向(z方向)から見て、受け板3dの貫通孔3d2の外周を囲む部分を含む。これにより、カッター刃8が取り付けられていない回転軸7にキャップ6を締結した場合に、シール部材6bが、貫通孔3d2の周方向の全体にわたって受け板3dに接し、受け板3dと回転軸7の間をシールすることができる。シール部材6bは、貫通孔3d2の周方向の全体にわたって、受け板3dの貫通孔3d2の外側、貫通孔3d2の縁、又は、貫通孔3d2の内周面の少なくとも1つに接するように構成される。図7に示す例では、貫通孔3d2と回転軸7との間の隙間にシール部材6bの一部が配置される。すなわち、シール部材6bが受け板3dの貫通孔3d2と回転軸7との隙間の開口を塞ぐ位置に配置される。このように、シール部材6bを構成することで、シール性能をより向上させることができる。
図7では、図示を省略しているが、受け板3dに対して、キャップ6のシール部材6bと反対側に、軸受3eが配置される(図3参照)。この場合、キャップ6が、カッター刃8が取り付けられていない回転軸7に締結された状態で、シール部材6bが受け板3dに接し、且つ、シール部材6bと軸受3eの間に受け板3dの一部が配置されるように容器台3が構成される。シール部材6bは、軸受3eと同軸になる。この構成では、シール部材6bにより、軸受3eへの水の侵入が防止される。そのため、受け板3dの受け面3d1に水を流して洗浄する場合に、貫通孔3d2から水が侵入して軸受3eを濡らすことがない。そのため、軸受3eに防水機能は不要になる。さらに、上記のように、軸受3eを転がり軸受とすることで、錠剤を粉砕する時には、小さい摩擦で十分な回転数で回転軸7を回転させることが容易になる。その結果、粉砕に適した構成と、洗浄を容易にする構成を両立させることができる。
図7に示す例では、シール部材6bは、胴部6b1と突出部6b2を有する。胴部6b1は、本体部6aと接する面を含む。突出部6b2は、胴部6b1から軸方向に突出し、胴部6b1よりも厚みが小さい。突出部6b2は、キャップ6が、カッター刃8が取り付けられていない回転軸7に締結された状態において、回転軸7と受け板3dとの隙間に配置されるよう形成される。
また、キャップ6の本体部6aのねじ穴の深さは、カッター刃8が取り付けられていない回転軸7にキャップ6を締結した場合に、シール部材6bが受け板3dに接することができる深さとなっている。このように、ねじで回転軸7に接続されたキャップ6の回転軸7に対する軸方向の可動域が、回転軸7に取り付けられたカッター刃8にキャップ6が接する位置と、カッター刃8がない場合にシール部材6bが受け板3dに接する位置の両方を含むように、本体部6aのねじが構成される。
本実施形態では、1つのキャップ6が、錠剤粉砕時におけるカッター刃8の固定及び粉侵入の抑制と、洗浄時における貫通孔3d2の防水に寄与する構成となっている。これにより、錠剤粉砕機1の部品数を増やさずに、簡単な構成としたままで、洗浄を容易になる。
図5に示す例では、受け板3dは、貫通孔3d2の周囲に回転軸7の軸方向の上向きに突出する縦壁3d3を有する。縦壁3d3は、回転軸7の径方向(x方向)から見て、回転軸7に取り付けられたカッター刃8の一部と重なる。これにより、回転軸7及びカッター刃8が回転して錠剤を粉砕する時に、粉が貫通孔3d2に侵入しにくくなる。また、ワッシャ等の部品を追加することなく、粉侵入を抑えることができる。
図4及び図5に示す例では、貫通孔3d2の周囲の全周にわたって取り囲む縦壁3d3が形成される。カッター刃8が回転軸7に取り付けられた状態では、この縦壁3d3を、カッター刃8の中央部8cに設けられた凹部8bの側面が取り囲むように配置される。カッター刃8と縦壁3d3により、粉が貫通孔3d2へ到達する経路を入り組ませたラビリンス構造が形成される。ラビリンス構造は、図4及び図5に示す例に限られない。例えば、カッター刃8の中央部8cに、縦壁3d3を取り囲むように、下方に突出する凸部が形成されてもよい。
また、図7に示す例では、キャップ6の本体部6aの軸方向の下端6adは、受け板3dの縦壁3d3の径方向外側に位置する。下端6adは、径方向から見て縦壁3d3と重なる位置にある。本体部6aの下端6adの径方向内側において、シール部材6bが受け板3dの縦壁3d3に接する。シール部材6bは、受け板3dの貫通孔3d2と回転軸7の間をシールする。この構成により、シール性能をより高めることができる。この例では、キャップ6が回転軸7に締結された状態で、キャップ6の本体部6aの下端6adは、縦壁3d3の径方向外側を取り囲み、且つ、シール部材6bが縦壁3d3に接するように、キャップ6が構成される。また、キャップ6のシール部材6bが、縦壁3d3の上面に接するようにキャップ6が構成される。
(シール部材の構成例)
図8は、シール部材6bを斜め上から見た斜視図である。すなわち、図8は、シール部材6bの背面、平面及び左側面を表すである。図9は、シール部材6bを斜め下から見た斜視図である。すなわち、図9は、シール部材6bの背面、底面及び左側面を表す図である。図10は、シール部材6bの平面図である。図11は、シール部材6bの正面図、図12は、図10のA-A’線断面図、図13は、B-B’線断面図、図14は、背面図、図15は、右側面図、図16は、左側面図、図17は、底面図である。図18は、本体部6aにシール部材6bが嵌められた状態を示す斜視図である。
図8及び図9に示す例では、シール部材6bは、筒状である。シール部材6bは、本体部6aに対して、径方向の内側及び外側の少なくとも一方において面接触した状態で嵌められる。すなわち、シール部材6bが本体部6aに嵌められた状態では、シール部材6bの筒の内周面6gn及び外周面6bgの少なくとも一方が本体部6aに接する。これにより、シール部材6bは、本体部6aから容易に外れなくなり、本体部6aと一体化する(図18も参照)。
図5に示す例では、シール部材6bは、径方向の内側及び外側の両方において本体部6aを面接触した状態で、本体部6aに嵌められている。この例では、本体部6aは、回転軸7に接続される側の端部において、軸方向に突出する内周壁6a2及び外周壁6a1を有する。外周壁6a1は、内周壁6a2の外側を囲むように設けられる。シール部材6bは、内周壁6a2と外周壁6a1の間に嵌められる。この例では、本体部6aの端部において、ねじ部の外側を囲むように形成された溝に、シール部材6bが嵌められる。
シール部材6bは、弾性体で形成される。シール部材6bの径方向の幅を、本体部6aの溝より若干大きく形成してもよい。この場合、シール部材6bは、径方向に弾性圧縮変形させた状態で、本体部6aの溝に嵌められる。シール部材6bは弾性力により本体部6aに付勢された状態で嵌められる。これにより、シール部材6bは、より本体部6aから外れにくくなる。
なお、シール部材6bは、径方向の内側又は外側のいずれか一方のみで本体部6aに面接触した状態で嵌められてもよい。シール部材6bの筒の内周面のみが本体部6aに接する場合は、シール部材6bの内周面の直径を、本体部6aにおける接触対象の外周面の直径より若干小さく形成してもよい。この場合、シール部材6bの内周面の直径を拡張するよう弾性変形させた状態で、シール部材6bが本体部6aに嵌められる。或いは、シール部材6bの筒の外周面のみが本体部6aに接する場合は、シール部材6bの外周面の直径を、本体部6aにおける接触対象の内周面の直径より若干大きく形成してもよい。この場合、シール部材6bの外周面の直径を縮小するよう弾性変形させた状態で、シール部材6bが本体部6aに嵌められる。
図12及び図13に示す例では、シール部材6bの断面形状は、軸方向の寸法が径方向の寸法より長い形状となっている。これにより、シール部材6bを本体部6aに深く嵌めることができ、より外れにくくなる。
また、シール部材6bは、軸方向の両端のうち一方の端の面が平面となっている。シール部材6bの軸方向の両端のうち、本体部6aに嵌められた状態で露出する側の端とは反対側の端面を平面とすることができる。これにより、シール部材6bが、軸方向の奥側において本体部6aに面接触した状態で本体部6aに嵌められる。
また、図12及び図13に示すように、シール部材6bは、本体部6aと接する面を含む胴部6b1と、胴部6b1から軸方向に突出し、胴部6b1よりも厚みが小さい突出部6b2とを含む。シール部材6bが本体部6aに嵌められた状態では、突出部6b2は、本体部6aから突出する。すなわち、突出部6b2は、シール部材6bの軸方向の両端のうち、本体部6aに嵌められた状態で露出する側の端に設けられる。このように、突出部6b2を設けることで、シール部材6bが接する相手部材に対する追随性を高めることができる。これにより、シール性能が向上する。
例えば、図12及び図13に示すように、突出部6b2を内周に寄る位置に形成することで、軸方向の圧力がシール部材6bに負荷された場合に、シール部材6bの接触部が外周へ逃げず、内周側へ寄るによう変形させることができる。
また、例えば、図12及び図13に示すように、シール部材6bの断面において、シール部材6bの軸方向の両端のうち、本体部6aに嵌められた状態で露出する側の端に丸みを帯びたRの部分を形成することで、よりシール性能を高めることができる。
図12及び図13に示す例では、シール部材6bの断面形状は、軸方向両端のうち奥側の端の角部が削られ、角部が直角でない形状となっている。すなわち、シール部材6bの端部は、面取りされている。これにより、シール部材6bが本体部6aの溝(凹部)の奥まで入りやすくなる。なお、面取りは省略されてもよい。
図12及び図13に示す例では、突出部6b2が設けられる側のシール部材6bの内周面は、奥に入るに従って直径が小さくなるようテーパ状に形成されている。このように、シール部材6bの軸方向の両端のうち、本体部6aに嵌められた状態で露出する側の端において、内周面にテーパを形成することで、シール部材6bと回転軸7との干渉を抑えることができる。なお、シール部材6bの突出部6b2側の内周面はテーパ形状でなく、軸方向において直径が一定であってもよい。
図8及び図9に示す例では、シール部材6bの内周面に軸方向に延びる溝6bkが形成される。溝6bkにより、シール部材6bを本体部6aに取り付ける際の空気抜きの通路が確保される。これにより、シール部材6bを本体部6aから取り付ける作業が容易になる。シール性能を確保する観点から、溝6bkは、シール部材6bが相手部材と接する部分に達しないことが好ましい。また、溝6bkは、シール部材6bの外周面に設けられてもよい。或いは、溝6bkは省略されてもよい。
(錠剤粉砕機の洗浄方法例)
ここで、図面の参照しながら、本実施形態における錠剤粉砕機の洗浄方法の例を説明する。まず、前提となる錠剤の粉砕工程を説明する。錠剤粉砕機1は、図1に示すように、本体2に容器台3が取り付けられ、容器台3に容器4が取り付けられた状態で、錠剤を粉砕する。粉砕された錠剤の粉は、容器台3と容器4によって囲まれる空間内に保持される。次に、容器4を付けた状態で容器台3を本体2から取り外し、容器4が下になるように容器台3を逆さまにすることで、錠剤の粉を容器4に収容する。錠剤の粉が容器4に収容された状態で、容器台3を容器4から取り外し、容器4の錠剤の粉を回収する。錠剤の粉が回収された後も、容器台3、カッター刃8及び容器4に、錠剤の粉の残りが付着している場合がある。このような場合、洗浄により付着した粉を取り除く必要が生じる。
洗浄する際には、容器台3、カッター刃8及び容器4をそれぞれ独立して洗浄できるよう分解する。分解工程には、上記の本体2から容器台3を取り外す工程、及び、容器台3から容器4を取り外す工程が含まれる。分解工程は、さらに、回転軸7からカッター刃8を取り外す工程を含む。例えば、図2に示すように、容器台3に支持された回転軸7に、カッター刃8がキャップ6で固定されている状態から、キャップ6を緩めて取り外し、カッター刃8を回転軸7から抜き取ることで、カッター刃8が取り外される(図4参照)。
次に、カッター刃8が取り付けられていない回転軸7に、キャップ6を締結する。具体的には、キャップ6のシール部材6bが、受け板3dの貫通孔3d2の外周を囲む部分に接触するまでキャップ6を締める。これにより、容器台3は、図6及び図7に示す状態となる。すなわち、キャップ6のシール部材6bが、受け板3dの貫通孔3d2の外周を囲む部分に接触した状態となる。これにより、受け板3dと回転軸7の間はシールされ防水される。この状態で、受け板3dに水等の液体を流して、受け板3dを洗浄する。キャップ6のシール部材6bが、受け板3dの貫通孔3d2の外周を囲む部分に接触した状態で、受け板3dの受け面3d1に液体を流しても、貫通孔3d2に液体が侵入することはない。また、回転軸7が容器台3に取り付けられた状態で洗浄することができる。そのため、洗浄が容易になる。
(その他の変形例)
上記例では、シール部材6bが筒状であるが、シール部材6bの形状は、筒状に限定されない。例えば、シール部材6bの断面は円形であってもよい。
キャップ6と回転軸7の締結構成は、上記例に限られない。例えば、キャップ6の本体部が外周面に雄ねじを有し、回転軸7が内周面に雌ねじを有するねじ穴を備える構成であってもよい。また、キャップ6、ねじ以外の機構により、回転軸7に締結されてもよい。例えば、キャップ6は、回転軸7の外周に係合する突起又は凹部を有してもよい。或いは、キャップ6は、弾性体又は磁石等により回転軸7に対して付勢される構成であってもよい。また、上記例では、キャップ6は、回転軸7の先端部を覆う構成であるが、例えば、回転軸7がキャップ6を貫通するよう構成されてもよい。
上記例では、モータ5が、本体2に内蔵される構成であるが、モータ5は、例えば、容器台3に設けられてもよい。また、回転軸7の動力源として、モータ5の代わりに他の動力源が用いられてもよい。
上記実施形態では、1つのキャップ6が、粉砕動作時にカッター刃8を固定する機能と、洗浄時のシール機能とを有する。これに対して、粉砕動作時にカッター刃8を固定するキャップと、洗浄時に、受け板3dと回転軸7の間をシールするキャップとを、それぞれ別に設けてもよい。すなわち、錠剤粉砕機は、上記実施形態の1つのキャップの代わりに、カッター刃が取り付けられた回転軸に締結され、カッター刃を固定する第1のキャップと、カッター刃が取り付けられていない回転軸に締結され、受け板と回転軸との間をシールする第2のキャップとを備える構成であってもよい。この場合、第2のキャップが、回転軸に締結される本体部と、本体部に嵌められたシール部材とを有する構成であってもよい。すなわち、カッター刃が取り付けられていない回転軸に締結された第2のキャップのシール部材は、受け板の貫通孔の周方向の全周にわたって受け板に接するよう、第2のキャップが構成されてもよい。この場合も、錠剤粉砕機において、簡単な構成で、部品の洗浄を容易にできる。第2のキャップは、例えば、上記実施形態のキャップ6のように構成されてもよい。第1のキャップは、回転軸に締結される構成であれば、シール部材を有していなくもよい。なお、この第1及び第2のキャップを設ける場合、キャップ以外の錠剤粉砕機の構成は、上記実施形態と同様にすることができる。
なお、上記の実施形態は、本発明の例であって、本発明は、この例に限られない。また、上記の実施形態で説明する構成及び処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
1:錠剤粉砕機、2:本体、3:容器台、3d:受け板、4:容器、5:モータ、6:キャップ、6a:本体部6a:シール部材、7:回転軸、8:カッター刃

Claims (11)

  1. モータを内蔵する本体と、
    粉砕される錠剤を受ける受け面と貫通孔を有する受け板を含み、前記本体に着脱可能に取り付けられる容器台と、
    前記容器台に着脱可能に取り付けられる容器と、
    前記受け板の貫通孔を貫通した状態で、前記モータの回転を伝達する回転軸と、
    前記回転軸に着脱可能に取り付けられるカッター刃と、
    前記回転軸に着脱可能に取り付けられ、前記回転軸に対して締結されるキャップと、を備え、
    前記容器と前記受け板で囲まれる空間において、前記回転軸の前記貫通孔から突出した部分に前記カッター刃が取り付けられ、前記回転軸に締結された前記キャップによって、前記カッター刃が前記回転軸に対して固定され、
    前記回転軸は、前記受け板の貫通孔との間に隙間がある状態で、前記容器台に支持され、
    前記キャップは、前記回転軸に締結される本体部と、前記本体部に嵌められたシール部材とを含み、
    前記回転軸に取り付けられた前記キャップの前記シール部材は、前記回転軸の方向から見て、前記受け板の貫通孔の外周を囲む部分を含み、
    前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材は、前記受け板に接し、前記受け板と前記回転軸の間をシールするように、前記キャップが構成される、錠剤粉砕機。
  2. 錠剤を受ける受け面と貫通孔とを有する受け板を含む容器台と、
    前記容器台に着脱可能に取り付けられる容器と、
    前記貫通孔を貫通した状態で回転可能に支持される回転軸と、
    前記回転軸に着脱可能に取り付けられるカッター刃と、
    前記回転軸に着脱可能に取り付けられ、前記回転軸に締結されるキャップと、を備え、
    前記カッター刃は、前記キャップと前記受け板との間で前記キャップによって固定された状態で取り付けられ、
    前記キャップは、前記回転軸に締結される本体部と、前記本体部に嵌められたシール部材とを有し、
    前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材は、前記受け板の前記貫通孔の周方向の全周にわたって前記受け板に接し、前記受け板と前記回転軸の間をシールするように、前記キャップが構成される、錠剤粉砕機。
  3. 請求項1又は2に記載の錠剤粉砕機であって、
    前記容器台は、前記貫通孔に対して前記キャップと反対側において、前記回転軸を回転可能に支持する転がり軸受を有する、錠剤粉砕機。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の錠剤粉砕機であって、
    前記シール部材は筒状であり、前記本体部に対して、径方向の内側及び外側の少なくとも一方において面接触した状態で嵌められる、錠剤粉砕機。
  5. 請求項4に記載の錠剤粉砕機であって、
    前記シール部材は、前記本体部と接する面を含む胴部と、前記胴部から軸方向に突出し、前記胴部よりも厚みが小さい突出部とを含む、錠剤粉砕機。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の錠剤粉砕機であって、
    前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材は、前記貫通孔と前記回転軸との間の隙間に前記シール部材の一部が配置されるように、前記キャップが構成される、錠剤粉砕機。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の錠剤粉砕機であって、
    前記カッター刃が取り付けられた前記回転軸に締結された前記キャップは、前記カッター刃に接する、錠剤粉砕機。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の錠剤粉砕機であって、
    前記受け板は、前記貫通孔の周囲に前記回転軸の軸方向へ突出する縦壁を有し、
    前記縦壁は、前記回転軸の径方向から見て、前記回転軸に取り付けられた前記カッター刃の一部と重なる、錠剤粉砕機。
  9. 請求項8に記載の錠剤粉砕機であって、
    前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記本体部の軸方向の下端は、前記縦壁の径方向の外側において前記縦壁と径方向から見て重なり、且つ、前記本体部の前記下端の径方向内側において、前記シール部材が前記受け板の縦壁に接して、前記受け板と前記回転軸の間をシールするように、前記キャップが構成される、錠剤粉砕機。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の錠剤粉砕機の洗浄方法であって、
    前記容器台から前記容器を取り外す工程と、
    前記回転軸から前記キャップを取り外し、さらに前記カッター刃を取り外す工程と、
    前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に、前記キャップを締結し、前記キャップの前記シール部材を前記受け板に接触させて、前記回転軸と前記受け板との間をシールする工程と、
    前記キャップの前記シール部材が前記回転軸と前記受け板との間をシールした状態で、前記受け板に液体を流して、前記受け板を洗浄する工程と、
    を有する、錠剤粉砕機の洗浄方法。
  11. モータを内蔵する本体と、
    粉砕される錠剤を受ける受け面と貫通孔を有する受け板を含み、前記本体に着脱可能に取り付けられる容器台と、
    前記容器台に着脱可能に取り付けられる容器と、
    前記受け板の貫通孔を貫通した状態で、前記モータの回転を伝達する回転軸と、
    前記回転軸に着脱可能に取り付けられるカッター刃と、
    前記回転軸に着脱可能に取り付けられ、前記回転軸に対して締結された状態で前記カッター刃を固定するキャップと、を備える錠剤粉砕機の前記キャップのシール部材であって、
    前記キャップの本体部に嵌められるよう構成され、
    前記キャップが前記回転軸に取り付けられた状態において、前記キャップの前記本体部に嵌められた前記シール部材は、前記回転軸の方向から見て、前記受け板の貫通孔の外周を囲む部分を含み、
    前記カッター刃が取り付けられていない前記回転軸に締結された前記キャップの前記シール部材は、前記受け板に接し、前記受け板と前記回転軸の間をシールするように、構成される、錠剤粉砕機のキャップのシール部材。
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