JP7565745B2 - 簡易構造物 - Google Patents
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Description
以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
簡易構造物Aは、図1(a)(b)に示すように、前後方向で所定の間隔を空けて立設された一対の水上側支柱bと、水上側支柱bと対向するように所定の間隔を空けて立設された一対の水下側支柱cと、一対の水上側支柱bの上面に架設された水上側桁1と、一対の水下側支柱cの上面に架設され、水上側桁1と互いに離間して対向するように設けられる水下側桁2と、水上側桁1と水下側桁2との間に適宜間隔をおいて架設された複数の垂木3及び妻垂木4と、垂木3及び妻垂木4に載置固定された折板屋根5とを備えている。
水上側支柱bと水下側支柱cの上端部は、水平方向において同じ高さとなるようにされている。
折板屋根5は、図1(a)及び図7(a)(b)に示すように、山・谷が交互に連続する複数の折板5aを山・谷方向が前後方向となるように並列状に配設して構成されている。
図7、図8に示すように、折板5aは、隣り合う折板5aの前後の端部となる山部50同士が上下に重ねられていると共に、重ねられた山部50の下面が垂木3の上面に載置された状態で、山部50を垂木3にルーフボルトrによりねじ止めしている。
すなわち、垂木3は、折板5aの端部同士を連結する折板5aの連結部としても機能する。
また、最も前側に配設された折板5aの前端側の山部50の下面が前側の妻垂木4に載置されていると共に、山部50の下面が妻垂木4の上面に載置された状態で、山部50が垂木3にルーフボルトrによりねじ止めされている。
最も後側に配設された折板5aの後端側の山部50も、その下面が後側の妻垂木4に載置されていると共に、山部50の下面が妻垂木4の上面に載置された状態で、ルーフボルトrを折板5aの山部50の固定部分に打ち込み、垂木3の中空部で固定している。
また、隣り合う折板5aの上下で重なり合ってなる山部50の下面が垂木3の上面に載置された状態でねじ止めされているため、垂木3が山部50に入り込んだ状態となり、これによって、垂木3を目立たせることなく折板5aを固定することができる。
また、最も前側及び後側の折板5aの山部50の下面が妻垂木4の上面に載置された状態でねじ止めされているため、妻垂木4が山部50に入り込んだ状態となり、これによって、垂木3を目立たせることなく折板5aを固定することができると共に、重なり合った山部50同士の連結状態を確実に保持でき、しかも、垂木3で折板屋根5を支えることができるから強度が高い。
したがって、梁が不要であると共に、垂木3及び妻垂木4を目立たせることなく折板屋根5を構成することができるため、施工性及び意匠性を高めることができ、しかも、重なり合った山部50同士の連結状態を確実に保持できるため、折板屋根5の強度を高めることができる。
水上側桁1は、図3及び図4に示すように、外周側に設けられた立壁部1aと、水上側桁1の内側に一体に設けられた樋部1bと、水上側桁1の上面及び樋部1bの上端に設けられた支持面1cと、水上側支柱bに連結するための連結具1dと、連結具1dを前後方向にスライド案内するレール部1eとを備えている。
水下側桁2は、図3及び図4に示すように、外周側に設けられた立壁部2aと、水上側桁1の内側に一体に設けられた樋部2bと、水下側桁2の上面及び樋部2bの上端に設けられた支持面2cと、水上側支柱cに連結するための連結具2dと、連結具2dを前後方向にスライド案内するレール部2eとを備えている。
立壁部2aは、水下側桁2の上部に突設され、上端部が折板屋根5の水下側の端部よりも高い位置、且つ折板屋根5の水下側の端部の外側に設けられている。
すなわち、この立壁部1a、2aで、水上側及び水下側から折板屋根5、垂木3、妻垂木4を見えないように隠している。
また、図2及び図7に示すように、妻垂木4の外側には、上端部が立壁部1aの上端部と立壁部2aの上端部と同じ高さに設定された後枠40及び前枠50が取り付けられている。
すなわち、立壁部1a及び立壁部2a並びに前後枠40、50によって、垂木3と折板5aとが外周側から隠されることで、簡易構造物Aの四方すべての外側から視覚される屋根部分が水平として現れるため、簡易構造物Aの意匠性を高めることができる。
なお、前後枠40、50に排水機能をもたせるようにすれば、垂木3を架け渡すのは、前後枠40.50間としてもよい。
レール部1e、2eは、それぞれ水上側桁1及び水下側桁2の下面に長手方向の全域に沿って凹設されている。
連結具1d、2dには、上面側からボルトn1がねじ込まれており、このボルトn1の頭がレール部1e、2eに係合されている。
ボルトn1は、連結具1d、2dの下面に配置されるナットn2に対してねじ込まれ、締め付けることによって連結具1d、2dの位置を保持し、緩めることによって連結具1d、2dがレール部1e、2eの長手方向に沿ってスライド自在となり、このスライドによって連結具1d、2dの位置の変更が行われる。(図7で示す矢印)。
連結具1d、2dの位置の変更により、簡易構造物Aを配置する場所に応じて水上側支柱bと水下側支柱cの位置を任意に設定することができる。
水上側の支持面1cは、その上端位置が水下側の支持面2cの上端位置よりもわずかに高い位置に設定されており、架設された垂木3及び妻垂木4が水上側から水下側へ低くなる水勾配(略0.2度)をつけるようにされている。
また、支持面1c、2cは、架設される垂木3及び妻垂木4のがたつきを防ぐため、前述の垂木3及び妻垂木4の水勾配の角度に対応する角度とする傾斜が形成されている。
前述のように水上側桁1と水下側桁2との外周側の立壁部の上面高さは同じで、水上側桁1と水下側桁2の内周側に設けられた支持面1c、2cの高さは異なっている。
垂木3及び妻垂木4に支持された折板屋根5の水上側の端部及び水下側の端部の位置は、樋部1b、2bの上部開口10、20の上方の中途に設定されている。
すなわち、図5(a)及び図6(a)に示すように、折板屋根5上の水上側から水下側へ流れる雨水は、折板屋根5の谷部51の上面を流れて樋部2bに排水される。
また、水上側から屋根下に浸水した雨水の一部は、水上側の樋部1bに排水される。
また、垂木3及び妻垂木4は、中空のものであり、水上側から屋根下に浸水した雨水の一部が垂木3内及び妻垂木4内に入り込んで、垂木3及び妻垂木4の傾斜に案内されて水下側に流れると共に、水下側の端部から支持面2cに排水され、排水された雨水が支持面2cを伝って水下側の樋部2bに排水される(図5(a)(b)で示す矢印)。
以上の構成より、折板屋根5上の水を排水できると共に、水上側支柱bと水下側支柱cとの高さを揃えることができるため意匠性を高めることができる。
なお、垂木3及び妻垂木4の傾斜角度は、略0.2度程度のわずかな傾斜角度であることが、施工性と雨水の水下側への案内という観点から好ましい。
このため、この隙間sを塞ぐ水切りカバー6が設けられている。
水切りカバー6は、隙間sの長手方向(水上側桁1・水下側桁2の長手方向)の全域をカバーする前後長さを有していると共に、折板屋根5の山部50上から立壁部1a、2aの内側面に至る幅を有している。
水切りカバー6は、図6(a)に示すように垂木3の上面に設けられた被係合部60に対し、水切りカバー6の上面から貫通して係合する係合部61により取付けられている。
係合部61は手動による回転によって被係合部60に対して係脱するものであり、係合状態においては水切りカバー6が固定され、係合解除したときに係合部61を被係合部60から抜き取ることができ、抜き取られた状態において図6(b)に示すように水切りカバー6を取外すことができる。
水切りカバー6を取外すことによって、隙間sから樋部1b、2bが望むことができ、これによって、樋部1b、2bの清掃等を行うことができる。
また、この水切りカバー6によって隙間sが塞がれるので、意匠性の向上が期待できる。
b:水上側支柱
c:水下側支柱
1:水上側桁
1a:立壁部
1b:樋部
1c:支持面
1d:連結具
1e:レール部
10:上部開口
2:水下側桁
20:上部開口
2a:立壁部
2b:樋部
2c:支持面
2d:連結具
2e:レール部
3:垂木
3a:垂木の長手方向端部
4:妻垂木
4a:妻垂木の長手方向端部
40:後枠
50:前枠
5:折板屋根
5a:折板
50:山部
51:谷部
6:水切りカバー
60:被係合部
61:係合部
r:ルーフボルト
n1:ボルト
n2:ナット
s:隙間
Claims (1)
- 桁と、垂木と、折板とを備え、梁を有しない構造であり、桁は、二つの桁が支柱に支持されて互いに離間して対向するように設けられ、垂木は、桁間に複数取り付けられており、折板は、折板の山部下面が垂木上面に載置されており、垂木及び折板の小口端面が桁で隠れていることを特徴とする簡易構造物。
Priority Applications (1)
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| JP2020172468A JP7565745B2 (ja) | 2020-10-13 | 2020-10-13 | 簡易構造物 |
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|---|---|---|---|
| JP2020172468A JP7565745B2 (ja) | 2020-10-13 | 2020-10-13 | 簡易構造物 |
Publications (2)
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| JP2022064002A JP2022064002A (ja) | 2022-04-25 |
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ID=81378571
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| JP2020172468A Active JP7565745B2 (ja) | 2020-10-13 | 2020-10-13 | 簡易構造物 |
Country Status (1)
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