JP7551539B2 - エンジン、船外機および船舶 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンと、該エンジンを有する船外機と、該船外機を備える船舶とに関する。
この種の装置として、従来、2つのスロットルボディを有し、この2つのスロットルボディを用いてV型に配置された各バンクのそれぞれの吸気口が吸気する吸気量を調整する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2006-62413号公報
しかしながら、特許文献1記載の装置のような2つのスロットルボディを有する装置の場合、一方のスロットルボディに流入する空気の温度のみを測定すると、各バンクに導かれる実際の吸気温度と、測定した吸気温度との間に誤差が生じるおそれがある。
本発明の一態様であるエンジンは、V型に配置された第1バンクおよび第2バンクを有するエンジン本体と、第1バンクおよび第2バンクのそれぞれが有する吸気口に空気を導く吸気装置と、を備える。吸気装置は、空気が流入するチャンバ部と、チャンバ部に流入した空気を第1バンクおよび第2バンクそれぞれの吸気口に導くインテークマニホールドと、チャンバ部とインテークマニホールドとの間に介装され、第1バンクおよび第2バンクそれぞれの吸気口が吸気する吸気量を調整する一対のスロットルボディと、一対のスロットルボディに流入される空気の温度を検出する単一の温度センサと、を有する。チャンバ部は、一対のスロットルボディが接続される一対の開口部と、一対の開口部のそれぞれから延在し、一対のスロットルボディのそれぞれを接続可能に構成された一対の筒状部と、筒状部間に、エンジン本体から還元されたブローバイガスが流入する還元チャンバ部と、を有し、温度センサは、チャンバ部の内部における一対の開口部の開口部間に配置され、温度を測定するセンサ部と、センサ部をチャンバ部に固定するカプラ部と、を有し、カプラ部は、還元チャンバ部の近傍の一対の筒状部の筒状部間でチャンバ部に固定される。
本発明の他の態様である船外機は、上記エンジンと、このエンジンの駆動で回転するプロペラと、を備える。エンジンは、鉛直方向に延在するクランクシャフトを収容するクランクケースと、クランクケースに取り付けられるシリンダブロックと、シリンダブロックに取り付けられ、吸気口と第1バンクおよび第2バンクのそれぞれが有する排気口とが設けられるシリンダヘッドと、をさらに有するエンジン本体を備える。
本発明の他の態様である船外機は、V型に配置された第1バンクおよび第2バンクを有するエンジン本体と、第1バンクおよび第2バンクのそれぞれが有する吸気口に空気を導く吸気装置と、を有するエンジンと、エンジンの駆動で回転するプロペラと、を備える。エンジン本体は、鉛直方向に延在するクランクシャフトを収容するクランクケースと、クランクケースに取り付けられるシリンダブロックと、シリンダブロックに取り付けられ、吸気口と第1バンクおよび第2バンクのそれぞれが有する排気口とが設けられるシリンダヘッドと、をさらに有する。吸気装置は、空気が流入するチャンバ部と、チャンバ部に流入した空気を第1バンクおよび第2バンクそれぞれの吸気口に導くインテークマニホールドと、チャンバ部とインテークマニホールドとの間に介装され、第1バンクおよび第2バンクそれぞれの吸気口が吸気する吸気量を調整する一対のスロットルボディと、温度を測定するセンサ部とセンサ部をチャンバ部に固定するカプラ部とを有し、一対のスロットルボディに流入される空気の温度を検出する単一の温度センサと、を有する。チャンバ部は、一対のスロットルボディが接続される一対の開口部を有する。カプラ部は、センサ部が船外機の推進方向の前方を向いた状態でチャンバ部の内部に配置されるように、チャンバ部の後端部に設けられた一対の開口部の間に取り付けられる。温度センサは、船外機をチルトアップしたときに、上方に位置するようにチャンバ部の後端部に設けられた一対の開口部の間に取り付けられる。
本発明の他の態様である船舶は、上記船外機と、この船外機が取り付けられる船体と、を備える。
本発明によれば、2つのスロットルボディから吸入された空気の吸入温度と、スロットルボディに吸入される空気の吸入温度を測定した測定温度との誤差を低減させることができる。
本発明の実施形態に係る船外機が搭載された船舶の外観斜視図。 本発明の実施形態に係る船外機の要部構成をエンジンカバーの一部を切り欠いて示す縦断面図。 本発明の実施形態に係る船外機の有するエンジンの平面図。 本発明の実施形態に係る吸気サイレンサのサイレンサ本体の斜視図。 図4のV-V線に沿った断面図。 本発明の実施形態に係るエンジンの有する吸気装置の要部拡大図。 図5のサイレンサ本体に設けられる還元チャンバ部を示す図。 本発明の実施形態に係る船外機をチルトアップさせた図。
以下、図1~図8を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る船外機が搭載された船舶の外観斜視図である。なお、以下では、便宜上、図示のように前後方向(推進方向)、左右方向および上下方向を定義し、この定義に従い各部を説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る船舶100は、船体101と、船体101の船尾に取り付けられる船外機1とを有し、操船者の操作に応じて駆動する船外機1の動力により、船体101が推進するように構成される。船体101の操縦席102の前方には、操船者によって回転操作可能なステアリングホイール103と、操船者によってシフト操作可能なシフトレバー(シフト・スロットルレバー)104とが設けられる。シフトレバー104は、初期位置から前後方向にシフト操作自在に構成され、操船者からのシフトチェンジ指示(フォワード/リバース/ニュートラル切り替え指示)と、エンジン回転数の調整指示と、を入力する。
図2は、本実施形態に係る船外機1の要部構成をエンジンカバー2bの一部を切り欠いて示す縦断面図である。図2に示すように、船外機1は、前方に設けられるスターンブラケット10を介して、船体101の船尾に位置するトランサムボード101aに取り付けられる。スターンブラケット10の後方には、スイベルケース11が設けられ、スイベルケース11の内部には、鉛直軸周りに回転自在のスイベルシャフト12が収容される。スイベルシャフト12は、減速ギア機構(図示せず)およびマウントフレーム13を介して転舵用電動モータ14に接続され、転舵用電動モータ14の回転に応じて船体101を左右に操舵する転舵軸を構成する。
スターンブラケット10の左右両側には、船外機1をチルトアップおよびダウンもしくはトリムアップおよびダウンさせるパワーチルトユニット(図示せず)が設けられる。パワーチルトユニットは、チルト角調整用油圧シリンダおよびトリム角調整用油圧シリンダを有し、これら油圧シリンダを伸縮させることでチルティングシャフト15を回転軸としてスイベルケース11が回動する。これにより、船外機1がチルトアップおよびダウン、もしくはトリムアップまたはダウンする。
船外機1の上部には、後述するエンジン2が搭載されており、エンジン2は、エンジンカバー2bに覆われている。エンジン2のクランクシャフト31は鉛直方向に延在しており、クランクシャフト31の下端は、鉛直方向に延在するドライブシャフト20の上端に接続される。ドライブシャフト20の下端は、シフト機構21を介して水平方向に延在するプロペラシャフト22の一端に接続され、プロペラシャフト22の他端には、プロペラ23が取り付けられる。プロペラシャフト22は、トリム角が初期角度の状態のときに軸線22aが水平に対して略平行になるように配置される。
シフト機構21は、ドライブシャフト20に接続されて回転する前進ベベルギア21aおよび後進ベベルギア21bと、前進ベベルギア21aおよび後進ベベルギア21bのいずれかにプロペラシャフト22を係合させるクラッチ21cと、シフトロッド21dおよびシフトスライダ21eと、を有する。シフトロッド21dの上端には、シフト機構21を動作させてシフトチェンジを行うシフト用電動モータ24の出力軸が減速ギア機構25を介して接続され、シフトロッド21dの下端には、シフトスライダ21eが接続される。
シフト用電動モータ24を駆動すると、シフトロッド21dおよびシフトスライダ21eが適宜変位することでクラッチ21cが動作し、シフトポジションがフォワード、リバースおよびニュートラルの間で切り替え自在となる。シフト機構21がフォワードポジションあるいはリバースポジションのとき、ドライブシャフト20の回転は、シフト機構21を介してプロペラシャフト22に伝達されてプロペラ23が回転し、船体101を前進あるいは後進させる方向の推進力を発生させる。
図3は、本発明の実施形態に係る船外機1の有するエンジン2の平面図である。図3に示すように、エンジン2は、複数のシリンダが上下方向に並んで形成される一対のバンクをV型に配置したV型多気筒エンジンであり、図2に示すように、各バンクに3気筒を備えたV型6気筒エンジンにより構成される。以下、エンジン2の右側のバンクを第1バンクRB1、左側のバンクを第2バンクLB1と呼ぶ。
エンジン2は、第1バンクRB1および第2バンクLB1を有するエンジン本体2aと、エンジン本体2aの上部に設けられる吸気装置7と、エンジン本体2aの下部に設けられるマウントケース8と、マウントケース8の下部に設けられるオイルパン9と、を備える。
エンジン本体2aは、鉛直方向に延在するクランクシャフト31を収容するクランクケース3と、クランクケース3に取り付けられるシリンダブロック4と、シリンダブロック4に取り付けられ、吸気口51および排気口52が設けられるシリンダヘッド5と、シリンダヘッド5を覆うシリンダヘッドカバー6と、を備える。第1および第2バンクRB1,LB1は、主に、シリンダブロック4と、シリンダヘッド5と、シリンダヘッドカバー6と、を有して構成される。
クランクケース3は、シリンダブロック4とでクランク室30を構成し、クランクシャフト31はクランク室30内に収容される。クランクシャフト31の下端は、クランク室30から延在してドライブシャフト20の上端に接続される。クランクシャフト31の上端には、クランク室30から延在した部分にクランクプーリ32が取り付けられる。
シリンダブロック4は、上下方向に並ぶ3つのシリンダ40を有し、3つのシリンダ40は、第1および第2バンクRB1,LB1のそれぞれに形成される。各シリンダ40は、ピストン41を摺動自在に収容し、各ピストン41には、コネクティングロッド42の一端が連結される。コネクティングロッド42の他端は、クランクシャフト31に連結され、ピストン41がシリンダ40内を摺動することでクランクシャフト31が回転する。
シリンダヘッド5は、シリンダブロック4とでシリンダ40毎の燃焼室50を構成し、各燃焼室50には、吸気口51および排気口52が設けられる。吸気口51および排気口52には、吸気バルブ54および排気バルブ55が設けられる。シリンダヘッド5の燃焼室50が設けられる側と反対側(後側)には、鉛直方向に延在するカムシャフト53が回転自在に支持されており、カムシャフト53の回転にて、吸気バルブ54および排気バルブ55が駆動し、吸気口51および排気口52が開閉されるように構成される。
カムシャフト53の上端には、カム室60から延在した部分にカムプーリ56が取り付けられる。カムプーリ56およびクランクプーリ32には、タイミングベルト57が巻き掛けられており、クランクシャフト31が回転すると、タイミングベルト57を介してカムシャフト53も回転する。なお、タイミングベルト57には、タイミングベルト57の軌道を形成するためのアイドルプーリ58およびタイミングベルト57に所定の張力を与えるテンショナプーリ59も巻き掛けられている。
シリンダヘッドカバー6は、シリンダヘッド5とでカムシャフト53を収容するカム室60と、シリンダブロック4およびシリンダヘッド5等を介してブローバイガスが流入される不図示のガス室と、を有する。シリンダヘッドカバー6には、ガス室と連通するブリーザチューブ61(図3)が接続されており、ガス室に流入したブローバイガスは、ブリーザチューブ61を介して吸気装置7に導入されるように構成される。
マウントケース8は、エンジン本体2aとオイルパン9との間に介装され、エンジン本体2aを支持可能に構成される。マウントケース8の内部空間とシリンダヘッドカバー6の内部空間とは、オイル戻しチューブ80を介して連通されており、シリンダヘッドカバー6の内部空間に流入したオイルは、マウントケース8を介してオイルパン9に流入される。
オイルパン9は、エンジン本体2aの内部を潤滑するオイルを貯留する。オイルパン9に貯留されたオイルは、オイルポンプ91により汲み上げられ、マウントケース8、シリンダブロック4およびシリンダヘッド5に形成される油路(図示せず)を通って、クランクシャフト31およびカムシャフト53の軸受け部等に供給される。
吸気装置7は、エンジンカバー2bに形成される空気導入部2cから導入される空気を、第1および第2バンクRB1,LB1のそれぞれに形成される複数のシリンダ40のそれぞれの燃焼室50の吸気口51に導く。また吸気装置7は、ブリーザチューブ61を介してシリンダヘッドカバー6の内部空間から導入されるブローバイガスを上記の空気とともに吸気口51に導いて還元する。
吸気装置7は、吸気サイレンサ70と、左右一対のスロットルボディ(以下、単に一対のスロットルボディと呼ぶ)71,71と、インテークマニホールド72と、単一の温度センサ(以下、単に温度センサと呼ぶ)73と、を有する。吸気サイレンサ70は、排熱部75およびチャンバ部76を有するサイレンサ本体74と、排熱部75を覆う第1カバー75aと、チャンバ部76を覆う第2カバー76aと、を有する。第1カバー75aは、シール部材75bを介して排熱部75を被覆することで排熱空間を構成する。第2カバー76aは、後部に左右一対の吸気口(図示せず)を有するとともに、シール部材76bを介してチャンバ部76を被覆することで吸気空間を構成する。
図4は、本実施形態に係る吸気サイレンサ70のサイレンサ本体74の斜視図である。図4に示すように、サイレンサ本体74は、前方から後方に向けて左右方向の長さが漸次長くなる形状に形成されており、平面視して、略三角形状を構成する。サイレンサ本体74は、吸気サイレンサ70の前方に位置する排熱部75と、吸気サイレンサ70の後方に位置するチャンバ部76と、を有する。
排熱部75には、排気ファン(図示せず)が設けられ、この排気ファンを介してエンジン本体2aの熱が排熱空間に導入される。チャンバ部76には、エンジンカバー2bの空気導入部2cから流入される空気が導かれ、吸気空間に導入される。具体的には、空気導入部2cから流入される空気は、下降流路により鉛直方向に導かれ(図2の矢印A)、反転流路により左右方向に分岐しながら後方から前方に反転(図2の矢印B)した後、第2カバー76aの左右一対の吸気口を介してチャンバ部76の吸気空間内に流入(図2の矢印C)する。
図5は、図4のV-V線に沿った断面図である。図5に示すように、チャンバ部76は、後端部76cに、一対のスロットルボディ71,71のそれぞれを接続可能に構成された左右一対の接続部(以下、単に一対の接続部と呼ぶ)77,77を有する。一対の接続部77,77のそれぞれは、後端部76cに形成され、吸気空間と連通する開口部77aと、開口部77aから後方に延在して設けられ、一対のスロットルボディ71,71のそれぞれを接続可能に構成された筒状部77bと、を有する。開口部77aには、フレームトラップ77c(後述の図7)が配置され、筒状部77bには、グロメット71b(後述の図6)が配置される。
一対のスロットルボディ71,71のそれぞれは、一端が、チャンバ部76に形成された左右一対の筒状部77b、77bのそれぞれに、グロメット71bを介して接続され、他端が、インテークマニホールド72に接続される。一対のスロットルボディ71,71のそれぞれは、不図示のアクチュエータにより開閉されるスロットルバルブ71aを有し、スロットルバルブ71aの開度が調整されることで第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51に吸気される吸気量が調整される。
インテークマニホールド72は、一端が、一対のスロットルボディ71,71それぞれの他端に接続され、他端が第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51に連通する吸気管に接続される。インテークマニホールド72は、一対のスロットルボディ71,71により吸気量が調整された空気を、吸気管を介して第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51に導く。
吸気管にはインジェクタが接続され、インジェクタはスロットルバルブ71aで吸気量が調整された空気にガソリン燃料を噴射する。噴射された燃料は吸入された空気と混合して混合気を形成し、混合気は吸気口51が開弁されるときに燃焼室50に流入する。燃焼室50に流入した混合気は点火プラグで点火されて燃焼し、ピストン41を下方に駆動してクランクシャフト31を回転させる。燃焼によって生じた排気ガスは、排気口52が開弁されるときに排気管を介してエンジン2の外部に排出される。
温度センサ73は、温度を測定するセンサ部73aと、センサ部73aを固定するカプラ部73bと、を有し、センサ部73aで一対のスロットルボディ71,71に流入される空気の温度を検出する。
ところで、上述のような一対のスロットルボディ71,71を有するV型のエンジン2の場合、一方のスロットルボディ71に流入する空気の温度のみを測定すると、第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51に送られる空気の温度と、温度センサ73により測定された温度との間に誤差が生じるおそれがある。
そこで、本実施形態では、一対のスロットルボディ71,71のそれぞれに流入される直前の空気の温度、すなわち、吸気サイレンサ70のチャンバ部76に設けられた一対の開口部77a,77aの開口部77a間で、吸気空間内の空気の温度を測定する。これにより、第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51に送られる空気の温度と、温度センサ73により測定された温度との間の誤差を低減させることができる。このような動作を良好に実現するため、本実施形態では、以下のような船外機1のエンジン2を構成する。
図6は、本実施形態に係るエンジン2の有する吸気装置7の要部拡大図である。図6に示すように、チャンバ部76の後端部76cに形成される一対の開口部77a,77aの開口部77a間(開口部77aと開口部77aとの間)には、温度センサ73を取り付け可能に構成されたセンサ取付け部78が設けられる。センサ取付け部78は、チャンバ部76の後端部76cにて、一対の開口部77a,77aの開口部77a間の略中央に設けられる(図5)。
センサ取付け部78は、センサ部73aがチャンバ部76内の吸気空間に位置するように、センサ部73aを後方から差し込んだ状態で、カプラ部73bを取り付け可能に構成される。すなわち、温度センサ73をセンサ取付け部78に取り付けた状態では、センサ部73aが前後方向に略平行な状態で吸気空間に位置し、カプラ部73bが一対の筒状部77b,77bの筒状部77b間(筒状部77bと筒状部77bとの間)の遊休空間に位置した状態となる。なお、ここでいう遊休空間とは、活用されていない空間を意味し、吸気装置7では、遊休空間には、一対のスロットルボディ71,71に接続される一対の接続部77,77の接続部77間からスロットルボディ71間の空間が含まれる。
またチャンバ部76は、エンジン本体2a(シリンダヘッドカバー6のガス室)から還元されるブローバイガスが流入される還元チャンバ部79をさらに有する。図7は、図5のサイレンサ本体74のチャンバ部76が有する還元チャンバ部79を示す図である。図7では、サイレンサ本体74から該サイレンサ本体74の一部を構成する部材74b(図5)を取り外して一対の開口部77a,77aのそれぞれ等を露出させた状態を示している。なお、部材74bは、ねじ部材やボルトナット等によりサイレンサ本体74に固定可能に構成される。
図5および図7に示すように、還元チャンバ部79は、一対の筒状部77b,77bの筒状部77b間、かつセンサ取付け部78の下方に設けられる。すなわち、還元チャンバ部79も接続部77間からスロットルボディ71間に存在する遊休空間に設けられる。
還元チャンバ部79は、ブローバイガスが流入されるチャンバ部本体79aと、ブリーザチューブ61が接続される接続部79bと、チャンバ部本体79aと一対の筒状部77b,77bそれぞれと連通する一対の連通部79c,79cと、を有する。チャンバ部本体79aは、サイレンサ本体74に溝状に形成されており、部材74bをサイレンサ本体74に取り付けることで還元空間を構成する。なお、チャンバ部本体79aの形状および大きさは、これに限らず適宜変更することができる。接続部79bは、部材74bに設けられており、チャンバ部本体79aの還元空間とブリーザチューブ61のチューブ内空間とを連通させる。接続部79bは、部材74bから上方に突出して設けられており、ブリーザチューブ61の先端で接続部79bを被覆してブリーザチューブ61が取り付けられるように構成される。一対の連通部79c,79cのそれぞれは、一対の筒状部77b,77bそれぞれの内部空間とチャンバ部本体79aの還元空間とを連通させる。
図8は、本発明の実施形態に係る船外機1をチルトアップさせた図である。図8に示すように、船外機1をチルトアップさせると、船外機1の上方に位置するエンジン2は、チルティングシャフト15を回転軸として前方に回動する。これに伴い、吸気サイレンサ70も前方に回動する。このため、船外機1をチルトアップした状態では、吸気サイレンサ70は、前方側が下方に位置し、後方側が上方に位置した状態となる。これにより、吸気サイレンサ70の後方側(チャンバ部76の後端部76c)に取り付けられた温度センサ73は、船外機1をチルトアップした状態では、上方に位置した状態で保持される。このときセンサ部73aは、下方を向いた状態となる。そのため、チャンバ部76に水分や油分が混入したまま船舶100を保管した場合においても、チルトアップにより温度センサ73が上方で保持されることから、水分や油分等で温度センサ73が破損等することを防止することができる。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)エンジン2は、V型に配置された第1バンクRB1および第2バンクLB1を有するエンジン本体2aと、第1バンクRB1および第2バンクLB1のそれぞれが有する吸気口51に空気を導く吸気装置7と、を備える。吸気装置7は、空気が流入する吸気サイレンサ70のチャンバ部76と、チャンバ部76に流入した空気を第1バンクRB1および第2バンクLB1それぞれの吸気口51に導くインテークマニホールド72と、チャンバ部76とインテークマニホールド72との間に介装され、第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51が吸気する吸気量を調整する一対のスロットルボディ71,71と、一対のスロットルボディ71,71に流入される空気の温度を検出する単一の温度センサ73と、を有する。チャンバ部76は、一対のスロットルボディ71,71が接続される一対の開口部77a,77aを有し、温度センサ73は、チャンバ部76の内部における一対の開口部77a,77aの開口部77a間に配置される。
この構成により、V型に配置された第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51が吸気する吸気温度と、温度センサ73が検出する吸気温度との間に誤差が生じることを抑制することができる。
例えば、吸気口51が吸気する実際の吸気温度と、温度センサ73により測定される吸気温度との間に誤差が生じる、すなわち、吸気口51が吸気する吸気温度をある程度正確に把握できないと、空燃比に基づく燃料供給に不具合が生じるおそれがある。具体的には、混合気に含まれる燃料は、吸気温度が低いと気化し難いが、吸気温度が高いと気化し易いので、混合気は、吸気温度によって空燃比が変化する。このため、実際の吸気温度と温度センサ73により測定された吸気温度とに誤差が生じると、運転モードによっては、燃料噴射の過多等が生じ、燃費を悪化させるおそれがある。またエミッションの浄化効率を低下させるおそれがある。
そこで、本実施形態に係るエンジン2のように、チャンバ部76に設けられた一対の開口部77a,77aの開口部77a間に温度センサ73を配置することで、一対のスロットルボディ71,71に分配される直前の吸気温度を検出可能になる。このため、第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51に吸気される吸気温度と、この温度センサ73により測定された温度との間の誤差を低減することができる。これにより、燃料噴射の過多等を抑制可能になり、エンジン2における経済性や品質および性能等を向上させることができる。
また例えば、一対の温度センサを用い、一対の温度センサのそれぞれを一対のスロットルボディ71,71のそれぞれと対応する箇所に配置しようとすると、一対のスロットルボディ71,71のそれぞれにつながる流通路に配置することが考えられる。しかし、この場合、一対の温度センサそれぞれの配置箇所が、吸気サイレンサ70のエンジン本体2aへの固定箇所の近傍となるおそれがある。またこの箇所を回避しようとすると、一対のスロットルボディ71,71のそれぞれにつながる流通路と、一対の温度センサそれぞれとの位置が離れてしまい、吸気口51が吸気する吸気温度と一対の温度センサそれぞれが検出する吸気温度との間に誤差が生じたり、温度センサの振動や振動に伴う騒音等が発生したりするおそれがある。本実施形態に係る温度センサ73の配置構成では、これらの問題も払拭することができる。
(2)温度センサ73は、一対の開口部77a,77aの開口部77a間の略中央部に配置される。この構成により、第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51に吸気される吸気温度と、この温度センサ73により測定された温度との間の誤差をより一層低減させることができる。
(3)温度センサ73は、温度を測定するセンサ部73aと、センサ部73aをチャンバ部76に固定するカプラ部73bと、を有する。チャンバ部76は、一対の開口部77a,77aのそれぞれから延在し、一対のスロットルボディ71,71のそれぞれを接続可能に構成された一対の筒状部77b,77bを有する。カプラ部73bは、一対の筒状部77b,77bの筒状部77b間でチャンバ部76に固定される。この構成により、一対の筒状部77b,77bの筒状部77b間の遊休空間に、カプラ部73b(温度センサ73)を配置することができる。このため、エンジン2を小型化することができる。
(4)チャンバ部76は、一対の筒状部77b,77bの筒状部77b間に、エンジン本体2aから還元されたブローバイガスが流入する還元チャンバ部79を有する。カプラ部73bは、還元チャンバ部79の下方でチャンバ部76の後端部76cに固定される。この構成により、一対の筒状部77b,77bの筒状部77b間の遊休空間に、還元チャンバ部79およびカプラ部73b(温度センサ73)を配置することができるので、エンジン2を小型化することができる。
(5)船外機1は、上記エンジン2と、このエンジン2の駆動で回転するプロペラ23とを備える。エンジン2は、鉛直方向に延在するクランクシャフト31を収容するクランクケース3と、クランクケース3に取り付けられるシリンダブロック4と、シリンダブロック4に取り付けられ、吸気口51および排気口52が設けられるシリンダヘッド5と、をさらに有するエンジン本体2aを備える。
この構成により、船外機1のエンジン2においても、V型に配置された第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51が吸気する吸気温度と、温度センサ73が検出する吸気温度との間に誤差が生じることを抑制することができる。このため、燃料噴射の過多等を抑制可能になり、船外機1における経済性や品質および性能等を向上させることができる。
(6)上記温度センサ73は、温度を測定するセンサ部73aと、センサ部73aをチャンバ部76に固定するカプラ部73bと、を有する。カプラ部73bは、センサ部73aが船外機1の推進方向の前方を向いた状態でチャンバ部76の内部に配置されるように、チャンバ部76の後端部76cに設けられた一対の開口部77a,77aの開口部77a間に取り付けられる。この構成により、船外機1をチルトアップした場合に、温度センサ73が上方で保持された状態になるので、被水に対して温度センサ73を有利な配置構成とすることができる。
(7)上記温度センサ73は、船外機1をチルトアップしたときに、上方に位置するようにチャンバ部76の後端部76cに設けられた一対の開口部77a,77aの開口部77a間に取り付けられる。この構成により、被水に対して温度センサ73を有利な配置構成とすることができる。
(8)船舶100は、上記船外機1と、この船外機1が取り付けられる船体101と、を備える。この構成により、船舶100の船外機1の有するエンジン2においても、V型に配置された第1および第2バンクRB1,LB1それぞれの吸気口51が吸気する吸気温度と、温度センサ73が検出する吸気温度との間に誤差が生じることを抑制することができる。このため、燃料噴射の過多等を抑制可能になり、船舶100における経済性や品質および性能等を向上させることができる。
上記実施形態は種々の形態に変形することができる。以下、変形例について説明する。
上記実施形態では、サイレンサ本体74と、排熱部75を覆う第1カバー75aと、チャンバ部76を覆う第2カバー76aとを有する吸気サイレンサ70を用いて説明したが、第1カバー75aおよび第2カバー76aがサイレンサ本体74と一体成形された吸気サイレンサであってもよい。すなわち、吸気サイレンサは、分割タイプまたは一体タイプのいずれのタイプであってもよい。
上記実施形態では、V型6気筒エンジンを用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、V型の多気筒エンジンに好ましく用いられる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
1 船外機、2 エンジン、2a エンジン本体、7 吸気装置、51 吸気口、70 吸気サイレンサ、71 一対のスロットルボディ、72 インテークマニホールド、73 温度センサ、73a センサ部、73b カプラ部、 76 チャンバ部、77 一対の接続部、77a 一対の開口部、77b 一対の筒状部、RB1 第1バンク、LB1 第2バンク

Claims (8)

  1. V型に配置された第1バンクおよび第2バンクを有するエンジン本体と、
    前記第1バンクおよび前記第2バンクのそれぞれが有する吸気口に空気を導く吸気装置と、を備え、
    前記吸気装置は、
    空気が流入するチャンバ部と、
    前記チャンバ部に流入した空気を前記第1バンクおよび前記第2バンクそれぞれの前記吸気口に導くインテークマニホールドと、
    前記チャンバ部と前記インテークマニホールドとの間に介装され、前記第1バンクおよび前記第2バンクそれぞれの前記吸気口が吸気する吸気量を調整する一対のスロットルボディと、
    前記一対のスロットルボディに流入される空気の温度を検出する単一の温度センサと、を有し、
    前記チャンバ部は、前記一対のスロットルボディが接続される一対の開口部と、前記一対の開口部のそれぞれから延在し、前記一対のスロットルボディのそれぞれを接続可能に構成された一対の筒状部と、前記筒状部間に、前記エンジン本体から還元されたブローバイガスが流入する還元チャンバ部と、を有し、
    前記温度センサは、前記チャンバ部の内部における前記一対の開口部の開口部間に配置され、温度を測定するセンサ部と、該センサ部を前記チャンバ部に固定するカプラ部と、を有し、
    前記カプラ部は、前記還元チャンバ部の近傍の前記一対の筒状部の筒状部間で前記チャンバ部に固定されることを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    前記温度センサは、前記開口部間の略中央部に配置されることを特徴とするエンジン。
  3. 請求項1または2に記載のエンジンにおいて、
    前記チャンバ部は、分割可能に構成されることを特徴とするエンジン。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載のエンジンと、該エンジンの駆動で回転するプロペラと、を備え、
    前記エンジンは、鉛直方向に延在するクランクシャフトを収容するクランクケースと、前記クランクケースに取り付けられるシリンダブロックと、前記シリンダブロックに取り付けられ、前記吸気口と前記第1バンクおよび前記第2バンクのそれぞれが有する排気口とが設けられるシリンダヘッドと、をさらに有するエンジン本体を備えることを特徴とする船外機。
  5. 請求項に記載の船外機において
    前記カプラ部は、前記センサ部が前記船外機の推進方向の前方を向いた状態で前記チャンバ部の内部に配置されるように、前記チャンバ部の後端部に設けられた前記一対の開口部の前記開口部間に取り付けられることを特徴とする船外機。
  6. 請求項またはに記載の船外機において、
    前記温度センサは、前記船外機をチルトアップしたときに、上方に位置するように前記チャンバ部の後端部に設けられた前記一対の開口部の間に取り付けられることを特徴とする船外機。
  7. V型に配置された第1バンクおよび第2バンクを有するエンジン本体と、前記第1バンクおよび前記第2バンクのそれぞれが有する吸気口に空気を導く吸気装置と、を有するエンジンと、
    前記エンジンの駆動で回転するプロペラと、を備え、
    前記エンジン本体は、鉛直方向に延在するクランクシャフトを収容するクランクケースと、前記クランクケースに取り付けられるシリンダブロックと、前記シリンダブロックに取り付けられ、前記吸気口と前記第1バンクおよび前記第2バンクのそれぞれが有する排気口とが設けられるシリンダヘッドと、をさらに有し、
    前記吸気装置は、
    空気が流入するチャンバ部と、
    前記チャンバ部に流入した空気を前記第1バンクおよび前記第2バンクそれぞれの前記吸気口に導くインテークマニホールドと、
    前記チャンバ部と前記インテークマニホールドとの間に介装され、前記第1バンクおよび前記第2バンクそれぞれの前記吸気口が吸気する吸気量を調整する一対のスロットルボディと、
    温度を測定するセンサ部と該センサ部を前記チャンバ部に固定するカプラ部とを有し、前記一対のスロットルボディに流入される空気の温度を検出する単一の温度センサと、を有し、
    前記チャンバ部は、前記一対のスロットルボディが接続される一対の開口部を有し、
    前記カプラ部は、前記センサ部が前記船外機の推進方向の前方を向いた状態で前記チャンバ部の内部に配置されるように、前記チャンバ部の後端部に設けられた前記一対の開口部の間に取り付けられ、
    前記温度センサは、前記船外機をチルトアップしたときに、上方に位置するように前記チャンバ部の後端部に設けられた前記一対の開口部の間に取り付けられることを特徴とする船外機。
  8. 請求項からのいずれか1項に記載の船外機と、該船外機が取り付けられる船体と、を備えることを特徴とする船舶。
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