JP7522906B1 - 酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物 - Google Patents

酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 高い酸素イオン導電性を有し、且つ、触媒を担持させた際に高い改質機能(高い触媒機能、及び、触媒機能の長期安定性)を有する電極の材料として使用可能な酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物を提供すること。【解決手段】 下記式[1]で表される組成を有し、比表面積が20m2/g以下であることを特徴とする酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。(ZrO2)1-x-y(CeO2)x(M2O3)y[1]ただし、式[1]において、x、及び、yは、0.10≦x≦0.40、0.02≦y≦0.12を満たす数であり、Mは、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選択される1種以上である。【選択図】 なし

Description

本発明は、酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物に関する。
従来、SOFC(Solid Oxide Fuel Cell,固体酸化物燃料電池)におけるアノード材料としては、Ni粒子と、酸素イオン導電性を示すセラミックス粉末とをサーメット化したものが使用されている。
特許文献1には、(Sc0.10(CeO0.01(ZrO0.89を電極サーメット材料に適用し、水蒸気改質によるメタン内部改質燃料電池システムの検討を行ったことが開示されている。
特許文献2には、ドライリフォーミング反応を対象とした触媒として、CeO、ZrO、Al、SiO、TiOが検討されており、酸素吸蔵放出能によりCeOが高い改質性能と炭素析出抑制効果による耐久性を有していることが示されている。
特許文献3には、Ce0.5Zr0.5の検討が開示されており、複合化により酸素吸蔵放出能が強化されたことに起因し、CeO、ZrOと比較して高い改質性能と炭素析出抑制効果を持つことが示されている。
特許文献4には、Niの担体として、Mg、La、CaをCe0.5Zr0.5へ固溶させ、酸素空孔を導入することで触媒性能と耐久性の向上を図ったことが示されている。
Carbon deposition behavior on Ni-ScSZ anodes for internal reforming solid oxide fuel cells Nickel based catalysts for methane dry reforming: Effect of supports on catalytic activity and stability Ni/CexZr1-xO2catalyst prepared via one-step co-precipitation for CO2 reforming of CH4 to produce syngas: role of oxygen storage capacity (OSC) and oxygen vacancy formation energy (OVFE) High performance NiO/MOx-Ce0.5Zr0.5O2catalysts promoted with metal oxides for CH4-H2O reforming
現在、市販されている燃料電池システムでは、発電を行うスタックの前段に改質器が設けられており、改質器にて都市ガスなどが改質されて水素が作られ、この水素がスタックに供給されることにより発電が行われている。スタックとは別に設けられた改質器により水素が作られ、この水素がスタックへ供給されるため、スタックへの負荷は軽減される。一方、スタックとは別に改質器を備えるため、システム全体としての装置サイズが大きくなるといった問題や、装置コストが高くなるといった問題がある。
前記問題に対して、近年、改質前の燃料をスタックに直接導入し、スタックの電極上で改質を行う内部改質が検討されている。
しかしながら、CHとCOとから水素を得るドライリフォーミングを主とした内部改質型の燃料電池システムの場合、改質反応によって析出する炭素により、改質能力が低下したり、電気化学反応活性点の失活が生じたりするといった問題がある。ドライリフォーミング反応によるメタン内部改質燃料電池システムでは、より炭素が析出しやすい条件で改質反応が進行することから、アノードサーメットを構成するセラミックス材料として、例えば、非特許文献1に開示されている(Sc0.10(CeO0.01(ZrO0.89を使用することはできない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高い酸素イオン導電性を有し、且つ、触媒を担持させた際に高い改質機能(高い触媒機能、及び、触媒機能の長期安定性)を有する電極の材料として使用可能な酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物を提供することにある。
本発明は、以下を提供する。
(1)下記式[1]で表される組成を有し、
比表面積が20m/g以下であることを特徴とする酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
(ZrO1-x-y(CeO(M [1]
ただし、式[1]において、x、及び、yは、0.10≦x≦0.40、0.02≦y≦0.12を満たす数であり、Mは、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選択される1種以上である。
ジルコニウム材料への酸化セリウムの固溶は、酸素吸蔵放出能を高め、触媒を担持させた際の改質機能を高めることができるが、酸素イオン導電性を高めることはできない。一方、酸化スカンジウム、酸化イットリウム、酸化イッテルビウムのジルコニウム材料への固溶は、ジルコニウム材料へ酸素空孔を導入することができ、酸素イオン導電性を向上させることができるが、酸素吸蔵放出能を持たない。
前記(1)の構成によれば、上記式[1]で表される組成を有し、x、及び、yは、0.10≦x≦0.40、0.02≦y≦0.12を満たす数であり、Mは、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選択される1種以上である。
前記xが0.10以上であるため、酸素吸蔵放出能を高め、炭素析出を抑制することができ、触媒を担持させた際の改質機能を高めることができる。また、前記xが0.40以下であるため、結果としてMの酸化物を適量含有させることができ、酸素イオン導電性を高めることができる。
また、前記yが0.02以上であるため、酸素イオン導電性を高めることができる。
また、前記yが0.12以下であるため、結果として酸化セリウムを適量含有させることができ、触媒を担持させた際の改質機能を高めることができる。
このように、前記構成によれば、酸化セリウムと前記Mの酸化物とを一定の組成範囲で含むため、高い酸素イオン導電性を有し、且つ、触媒を担持させた際の高い改質機能を有する電極の材料として使用可能となる。
また、通常、触媒材料として使用される担体は、触媒金属の凝集防止の観点から、高い比表面積を有することが好ましいとされているが、電極材料として使用する場合、焼結時の体積収縮により物理的欠陥が生じることがある。
前記(1)の構成によれば、比表面積が20m/g以下であるため、電極材料として使用する際の、焼結時の体積収縮により物理的欠陥が生じることを防止することができる。
なお、非特許文献3、非特許文献4に開示されている材料は、触媒用途を想定した材料である。特に、非特許文献4では、反応活性点となるNi粒子の分散性を十分に担保するため50m/g以上の比表面積を有することが開示されているが、電極材料としての使用を考えた場合、焼結時の焼結体積変化に起因する物理的欠陥が生じることを考慮すると電極材料として使用することができない。
さらに、非特許文献3、非特許文献4に開示されている材料は、触媒用途を想定した材料であるため、非特許文献3、非特許文献4では、燃料電池の電極材料として使用するために必要となる酸素イオン導電性の向上に関する施策は検討されていない。
このように、前記(1)の構成によれば、組成、及び、比表面積が最適化されているため、高い酸素イオン導電性を有し、且つ、触媒を担持させた際に高い改質機能(高い触媒機能、及び、触媒機能の長期安定性)を有する電極の材料として使用可能である。
また、廃棄物等を発酵して生成するバイオガスは、CH及びCOを主成分とするガスであり、その組成はおおよそCH:CO=50:50~70:30である。ドライリフォーミングはメタンを改質して水素を得るためにCOを使用することから、バイオマスガスをそのまま改質に使用することができる。
前記(1)の構成によれば、ドライリフォーミングによる改質反応において、高い改質機能を有することから、燃料電池の燃料としてバイオガスを好適に使用することができる。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(2)前記Mは、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選択される1種であることを特徴とする前記(1)に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(3)前記Mは、スカンジウムであることを特徴とする前記(1)に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(4)前記x、及び、前記yは、0.10≦x≦0.30、0.06≦y≦0.10を満たす数であることを特徴とする前記(1)~前記(3)のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
前記x、及び、前記yが、0.10≦x≦0.30、0.06≦y≦0.10を満たす数であると、より高い酸素イオン導電性を有し、且つ、触媒を担持させた際により高い改質機能を有する電極の材料として使用可能である。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(5)前記yは、0.08≦y≦0.10を満たす数であることを特徴とする前記(1)~前記(4)のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
前記yが、0.08≦y≦0.10を満たす数であると、さらに高い酸素イオン導電性を有し、且つ、触媒を担持させた際にさらに高い改質機能を有する電極の材料として使用可能である。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(6)750℃での酸素吸放出能が5μmol/m以上であることを特徴とする前記(1)~前記(5)のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
750℃での酸素吸放出能が5μmol/m以上であると、触媒を担持させた際の改質機能をより高くすることができる。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(7)下記熱処理条件Aで熱処理した後の、700℃における導電率が9.0×10-4S/cm以上であることを特徴とする前記(1)~前記(6)のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
<熱処理条件A>
冷間等方圧加圧法を用いて1.0t/cmの圧力で2分間成型した後、大気中、1450℃、2時間熱処理する。
上記熱処理条件Aで熱処理した後の、700℃における導電率が9.0×10-4S/cm以上であると、高い酸素イオン導電性を有するため、電極材料として好適に使用できる。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(8)下記熱処理条件Aで熱処理した後の、800℃における導電率が3.0×10-3S/cm以上であることを特徴とする前記(1)~前記(7)のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
<熱処理条件A>
冷間等方圧加圧法を用いて1.0t/cmの圧力で2分間成型した後、大気中、1450℃、2時間熱処理する。
上記熱処理条件Aで熱処理した後の、800℃における導電率が3.0×10-3S/cm以上であると、高い酸素イオン導電性を有するため、電極材料としてより好適に使用できる。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(9)下記熱処理条件Aで熱処理した後の、900℃における導電率が7.5×10-3S/cm以上であることを特徴とする前記(1)~前記(8)のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
<熱処理条件A>
冷間等方圧加圧法を用いて1.0t/cmの圧力で2分間成型した後、大気中、1450℃、2時間熱処理する。
上記熱処理条件Aで熱処理した後の、900℃における導電率が7.5×10-3S/cm以上であると、高い酸素イオン導電性を有するため、電極材料としてさらに好適に使用できる。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(10)遷移金属を担持する担体として使用されることを特徴とする前記(1)~前記(9)のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
遷移金属を担持する担体として使用すると、電極としたときに、より高い酸素イオン導電性を有し、且つ、より高い改質機能を持たせることができる。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(11)前記遷移金属が、ニッケルであることを特徴とする前記(10)に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
前記遷移金属が、ニッケルであると、電極としたときに、さらに高い酸素イオン導電性を有し、且つ、さらに高い改質機能を持たせることができる。
さらに、本発明は、以下を提供する。
(12)下記熱処理条件Bで熱処理した後、800℃で、CH:CO:N=4.5:4.5:1の混合ガスを空間速度8000h-1で流通させた際のCH転化率が90%以上、CO転化率が85%以上、H選択率が40%以上、且つ、CO選択率が40%以上であることを特徴とする前記(1)~前記(11)のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
<熱処理条件B>
前記組成物に、酸化ニッケルを、含有量が60質量%となるよう混合し、大気中、1300℃、2時間熱処理を行い、サーメット化する。
上記熱処理条件Bで熱処理した後、800℃で、CH:CO:N=4.5:4.5:1の混合ガスを空間速度8000h-1で流通させた際のCH転化率が90%以上、CO転化率が85%以上、H選択率が40%以上、且つ、CO選択率が40%以上であると、原料であるCH、COが効率よく消費され、Hと副生成物であるCOとが効率よく得られているといえる。
本発明によれば、高い酸素イオン導電性を有し、且つ、触媒を担持させた際に高い改質機能(高い触媒機能、及び、触媒機能の長期安定性)を有する電極の材料として使用可能な酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。ただし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。なお、本明細書において、酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物とは一般的なものであり、ハフニウムを含めた10質量%以下の不純物金属化合物を含むものである。また、本明細書において、「含有」及び「含む」なる表現については、「含有」、「含む」、「実質的にからなる」及び「のみからなる」という概念を含む。
以下で示される各成分の含有量の最大値、最小値は、他の成分の含有量に関係なく、それぞれ独立して本発明の好ましい最小値、好ましい最大値である。
また、以下で示される各種パラメータ(測定値等)の最大値、最小値は、各成分の含有量(組成)に関係なく、それぞれ独立して本発明の好ましい最小値、最大値である。
[酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物]
本実施形態に係る酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物は、
下記式[1]で表される組成を有し、
比表面積が20m/g以下である。
(ZrO1-x-y(CeO(M [1]
ただし、式[1]において、x、及び、yは、0.10≦x≦0.40、0.02≦y≦0.12を満たす数であり、Mは、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選択される1種以上である。
ジルコニウム材料への酸化セリウムの固溶は、酸素吸蔵放出能を高め、触媒を担持させた際の改質機能を高めることができるが、酸素イオン導電性を高めることはできない。一方、酸化スカンジウム、酸化イットリウム、酸化イッテルビウムのジルコニウム材料への固溶は、ジルコニウム材料へ酸素空孔を導入することができ、酸素イオン導電性を向上させることができるが、酸素吸蔵放出能を持たない。
前記酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物によれば、上記式[1]で表される組成を有し、x、及び、yは、0.10≦x≦0.40、0.02≦y≦0.12を満たす数であり、Mは、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選択される1種以上である。
前記xが0.10以上であるため、酸素吸蔵放出能を高め、触媒を担持させた際の改質機能を高めることができる。また、前記xが0.40以下であるため、結果としてMの酸化物を適量含有させることができ、酸素イオン導電性を高めることができる。
また、前記yが0.02以上であるため、酸素イオン導電性を高めることができる。
また、前記yが0.12以下であるため、結果として酸化セリウムを適量含有させることができ、触媒を担持させた際の改質機能を高めることができる。
このように、前記酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物は、酸化セリウムと前記Mの酸化物とを一定の組成範囲で含むため、高い酸素イオン導電性を有し、且つ、触媒を担持させた際の高い改質機能を有する電極の材料として使用可能となる。
前記xは、好ましくは0.10以上、より好ましくは、0.20以上である。
前記xは、好ましくは0.30以下である。
前記xは、好ましくは0.10≦x≦0.30を満たす数であり、より好ましくは、0.20≦x≦0.30を満たす数である。
前記yは、好ましくは0.06以上、より好ましくは、0.08以上である。
前記yは、好ましくは0.10以下である。
前記yは、好ましくは0.06≦y≦0.10を満たす数であり、より好ましくは、0.08≦y≦0.10を満たす数である。
前記Mは、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選択される1種であることが好ましい。
前記Mは、スカンジウムであることがより好ましい。
前記Mがスカンジウムであると、他元素(イットリウム、イッテルビウム)と比較して高い導電率を示すことができる。
前記酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物の比表面積は、20m/g以下である。比表面積が20m/g以下であるため、電極材料として使用する際の、焼結時の体積収縮により物理的欠陥が生じることを防止することができる。
前記比表面積は、好ましくは15m/g以下、より好ましくは12m/g以下である。
前記比表面積は、ドライリフォーミング反応を行うための面積を確保する観点から、5m/g以上が好ましく、7m/g以上がより好ましい。
前記比表面積は、好ましくは5m/g以上15m/g以下、より好ましくは7m/g以上12m/g以下である。
前記酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、Ce、Sc、Y、Yb以外の希土類元素をさらに含んでいても構わない。Ce、Sc、Y、Yb以外の希土類元素の含有量は、焼結特性、触媒活性、酸素イオン導電性の低下を抑制する観点から、好ましくは1mol%以下、より好ましくは0.5mol%以下、さらに好ましくは0.1mol%以下である。
前記酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、製造工程等に由来する、NaO、SO、Clを含んでいても構わない。NaO、SO、Clの含有量は、焼結特性、触媒活性、酸素イオン導電性の低下を抑制する観点から、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0.01質量%以下、さらに好ましくは0.005質量%以下である。NaO、SO、Clの含有量は、合成条件や洗浄工程をコントロールすることにより、0.1質量%以下とすることができる。
前記酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、焼結特性の向上のため、Alを焼結助剤として含んでもよい。Alの含有量は、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下、さらに好ましくは0.25質量%以下、特に好ましくは0.01質量%以下である。
前記酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、750℃での酸素吸放出能(Oxygen Storage Capacity:OSC)が5μmol/m以上であることが好ましい。750℃での酸素吸放出能が5μmol/m以上であると、触媒を担持させた際の改質機能をより高くすることができる。
750℃での酸素吸放出能は、より好ましくは7μmol/m以上、さらに好ましくは10μmol/m以上、特に好ましくは13μmol/m以上、特別に好ましくは14μmol/m以上、格別に好ましくは17μmol/m以上である。
750℃での酸素吸放出能は、大きいほど好ましいが、例えば、40μmol/m以下、50μmol/m以下等である。
750℃での酸素吸放出能は、より好ましくは7μmol/m以上50μmol/m以下、さらに好ましくは10μmol/m以上50μmol/m以下、特に好ましくは13μmol/m以上50μmol/m以下、特別に好ましくは14μmol/m以上50μmol/m以下、格別に好ましくは17μmol/m以上40μmol/m以下である。
前記酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、下記熱処理条件Aで熱処理した後の、700℃における導電率が9.0×10-4S/cm以上であることが好ましい。
<熱処理条件A>
冷間等方圧加圧法を用いて1.0t/cmの圧力で2分間成型した後、大気中、1450℃、2時間熱処理する。
上記熱処理条件Aで熱処理した後の、700℃における導電率が9.0×10-4S/cm以上であると、高い酸素イオン導電性を有するため、電極材料として好適に使用できる。
前記700℃における導電率は、より好ましくは0.95×10-3S/cm以上、さらに好ましくは1.0×10-3S/cm以上、特に好ましくは2.0×10-3S/cm以上、特別に好ましくは3.0×10-3S/cm以上、格別に好ましくは5.0×10-3S/cm以上である。
前記700℃における導電率は、大きいほど好ましいが、例えば、4.0×10-2S/cm以下、5.0×10-2S/cm以下等である。
前記700℃における導電率は、より好ましくは0.95×10-3S/cm以上5.0×10-2S/cm以下、さらに好ましくは1.0×10-3S/cm以上5.0×10-2S/cm以下、特に好ましくは2.0×10-3S/cm以上5.0×10-2S/cm以下、特別に好ましくは3.0×10-3S/cm以上5.0×10-2S/cm以下、格別に好ましくは5.0×10-3S/cm以上4.0×10-2以下である。
前記酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、下記熱処理条件Aで熱処理した後の、800℃における導電率が3.0×10-3S/cm以上であることが好ましい。
<熱処理条件A>
冷間等方圧加圧法を用いて1.0t/cmの圧力で2分間成型した後、大気中、1450℃、2時間熱処理する。
上記熱処理条件Aで熱処理した後の、800℃における導電率が3.0×10-3S/cm以上であると、高い酸素イオン導電性を有するため、電極材料としてより好適に使用できる。
前記800℃における導電率は、より好ましくは3.5×10-3S/cm以上、さらに好ましくは4.0×10-3S/cm以上、特に好ましくは5.0×10-3S/cm以上、特別に好ましくは8.0×10-3S/cm以上、格別に好ましくは1.0×10-2S/cm以上である。
前記800℃における導電率は、大きいほど好ましいが、例えば、9.0×10-2S/cm以下、1.0×10-1S/cm以下等である。
前記800℃における導電率は、より好ましくは3.5×10-3S/cm以上1.0×10-1S/cm以下、さらに好ましくは4.0×10-2S/cm以上1.0×10-1S/cm以下、特に好ましくは5.0×10-3S/cm以上1.0×10-1S/cm以下、特別に好ましくは8.0×10-3S/cm以上1.0×10-1S/cm以下、格別に好ましくは1.0×10-2S/cm以上9.0×10-2S/cm以下である。
前記酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、下記熱処理条件Aで熱処理した後の、900℃における導電率が7.5×10-3S/cm以上であることが好ましい。
<熱処理条件A>
冷間等方圧加圧法を用いて1.0t/cmの圧力で2分間成型した後、大気中、1450℃、2時間熱処理する。
上記熱処理条件Aで熱処理した後の、900℃における導電率が7.5×10-3S/cm以上であると、高い酸素イオン導電性を有するため、電極材料としてさらに好適に使用できる。
前記900℃における導電率は、より好ましくは9.0×10-3S/cm以上、さらに好ましくは1.0×10-2S/cm以上、特に好ましくは1.5×10-2S/cm以上、特別に好ましくは1.8×10-2S/cm以上、格別に好ましくは2.0×10-2S/cm以上である。
前記900℃における導電率は、大きいほど好ましいが、例えば、2.0×10-1S/cm以下、2.5×10-1S/cm以下等である。
前記900℃における導電率は、より好ましくは9.0×10-3S/cm以上2.5×10-1S/cm以下、さらに好ましくは1.0×10-2S/cm以上2.5×10-1S/cm以下、特に好ましくは1.5×10-2S/cm以上2.5×10-1S/cm以下、特別に好ましくは1.8×10-2S/cm以上2.5×10-1S/cm以下、格別に好ましくは2.0×10-2S/cm以上2.0×10-1S/cm以下である。
前記酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、下記熱処理条件Bで熱処理した後、800℃で、CH:CO:N=4.5:4.5:1の混合ガスを空間速度8000h-1で流通させた際のCH転化率が90%以上、CO転化率が85%以上、H選択率が40%以上、且つ、CO選択率が40%以上であることが好ましい。
<熱処理条件B>
前記組成物に、酸化ニッケルを、含有量が60質量%となるよう混合し、大気中、1300℃、2時間熱処理を行い、サーメット化する。
上記熱処理条件Bで熱処理した後、800℃で、CH:CO:N=4.5:4.5:1の混合ガスを空間速度8000h-1で流通させた際のCH転化率が90%以上、CO転化率が85%以上、H選択率が40%以上、且つ、CO選択率が40%以上であると、原料であるCH、COが効率よく消費され、Hと副生成物であるCOとが効率よく得られているといえる。
ここで、前記CH転化率、前記CO転化率、前記H選択率、前記CO選択率は、以下の式により得られる値である。
[CH転化率(%)]=〔[(導入CH流量)-(出口側CH流量)]/[導入CH流量]〕×100
[CO転化率(%)]=〔[(導入CO流量)-(出口側CO流量)]/[導入CO流量]〕×100
[H選択率(%)]=〔(出口側H流量)/〔2×〔[(導入CH流量)-(出口側CH流量)]+[(導入CO流量)-(出口側CO流量)]〕〕〕×100
[CO選択率(%)]=〔(出口側CO流量)/〔2×〔[(導入CH流量)-(出口側CH流量)]+[(導入CO流量)-(出口側CO流量)]〕〕〕×100
前記CH転化率は、より好ましくは95%以上、さらに好ましくは96%以上、特に好ましくは96.5%以上、特別に好ましくは96.7%以上である。
前記CH転化率は、大きいほど好ましいが、例えば、98%以下、99%以下等である。
前記CH転化率は、より好ましくは95%以上99%以下、さらに好ましくは96%以上99%以下、特に好ましくは96.5%以上99%以下、特別に好ましくは96.7%以上98%以下である。
前記CO転化率は、より好ましくは88%以上、さらに好ましくは89%以上、特に好ましくは90%以上、特別に好ましくは90.5以上である。
前記CO転化率は、大きいほど好ましいが、例えば、98%以下、99%以下等である。
前記CO転化率は、より好ましくは88%以上99%以下、さらに好ましくは89%以上98%以下、特に好ましくは90%以上99%以下、特別に好ましくは90.5%以上98%以下である。
前記H選択率は、より好ましくは43%以上、さらに好ましくは44%以上、特に好ましくは44.5%以上、特別に好ましくは44.8%以上である。
前記H選択率は、大きいほど好ましいが、例えば、48%以下、49%以下等である。
前記H選択率は、より好ましくは43%以上49%以下、さらに好ましくは44%以上49%以下、特に好ましくは44.5%以上49%以下、特別に好ましくは44.8%以上48%以下である。
前記CO選択率は、より好ましくは40.3%以上、さらに好ましくは40.4%以上、特に好ましくは40.5%以上、特別に好ましくは40.7%以上である。
前記CO選択率は、大きいほど好ましいが、例えば、48%以下、49%以下等である。
前記CO選択率は、より好ましくは40.3%以上49%以下、さらに好ましくは40.4%以上49%以下、特に好ましくは40.5%以上49%以下、特別に好ましくは40.7%以上48%以下である。
前記酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、下記熱処理条件Bで熱処理した後、800℃で、CH:CO:N=4.5:4.5:1の混合ガスを空間速度8000h-1で2時間流通させ、その後、He流通下で200℃、20min前処理を行い、その後、20%O-He(20体積%のOを含むHe)の50ml/minの流通下で950℃まで10℃/minで昇温し、昇温酸化法により検出されるCO検出量が、20mmol/g以下であることが好ましい。前記CO検出量が、20mmol/g以下であると、炭素析出が少ないといえる。
<熱処理条件B>
前記組成物に、酸化ニッケルを、含有量が60質量%となるよう混合し、大気中、1300℃、2時間熱処理を行い、サーメット化する。
前記CO検出量は、より好ましくは17mmol/g以下、さらに好ましくは16.5mmol/g以下、特に好ましくは16mmol/g以下、特別に好ましくは15.5mmol/g以下である。
前記CO検出量は、少ないほど好ましいが、例えば、8mmol/g以上、5mmol/g以上等である。
前記CO検出量は、より好ましくは5mmol/g以上17mmol/g以下、さらに好ましくは5mmol/g以上16.5mmol/g以下、特に好ましくは5mmol/g以上16mmol/g以下、特別に好ましくは8mmol/g以上15.5mmol/g以下である。
前記酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、遷移金属を担持する担体として使用することができる。遷移金属を担持する担体として使用すると、電極としたときに、より高い酸素イオン導電性を有し、且つ、より高い改質機能を持たせることができる。
前記遷移金属としては、例えば、Ni、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Cu、Zn等が挙げられる。なかでも、Ni(ニッケル)が好ましい。前記遷移金属が、ニッケルであると、電極としたときに、さらに高い酸素イオン導電性を有し、且つ、さらに高い改質機能を持たせることかできる。
[酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物の製造方法]
以下、酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物の製造方法の一例について説明する。ただし、本発明の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物の製造方法は、以下の例示に限定されない。
本実施形態に係る酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物の製造方法においては、まず、ジルコニウム塩溶液に、硫酸塩化剤を添加して塩基性硫酸ジルコニウム(塩基性硫酸ジルコニウム含有スラリー)を得る。
硫酸塩化剤としては、ジルコニウムイオンと反応して硫酸塩を生成させるもの(すなわち、硫酸塩化させる試薬)であれば限定されず、例えば、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アンモニウム等が例示される。硫酸塩化剤は、粉末状、溶液状等のいずれの形態でもよいが、溶液(特に水溶液)が好ましい。溶液を用いる場合の溶液の濃度は適宜設定できる。
混合液のフリーの酸濃度は、0.2~2.2N(規定)とすることが好ましい。フリーの酸としては、硫酸、硝酸、塩酸等が例示される。フリーの酸の種類は限定されないが、塩酸が工業的規模での生産性が高い点で好ましい。
ジルコニウム塩としては、ジルコニウムイオンを供給するものであればよく、例えば、オキシ硝酸ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム、硝酸ジルコニウム等を使用できる。これらは1種又は2種以上で使用できる。
ジルコニウム塩溶液を作るための溶媒としては、ジルコニウム塩の種類に応じて選択すればよい。通常は水(純水、イオン交換水)が好ましい。
ジルコニウム塩溶液の濃度は特に制限されないが、一般的には溶媒1000g中に酸化ジルコニウム(ZrO)として5~250g(特に20~150g)含有されることが望ましい。
添加する硫酸塩化剤は、硫酸根(SO 2-)/ZrOの重量比が0.3以上0.7以下となるように添加することが好ましい。
次に、後述する中和工程の前に、塩基性硫酸ジルコニウム(塩基性硫酸ジルコニウム含有スラリー)に、下記式[1]の組成となるように、セリウム、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選ばれる1種又は2種以上の金属の塩溶液、又は、化合物を添加する。
(ZrO1-x-y(CeO(M [1]
ただし、式[1]において、x、及び、yは、0.10≦x≦0.40、0.02≦y≦0.12を満たす数であり、Mは、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選択される1種以上である。
次に、前記塩基性硫酸ジルコニウムを中和することにより水酸化ジルコニウムを生成させる。具体的には、塩基性硫酸ジルコニウムをアルカリで中和することにより、水酸化ジルコニウムとする。アルカリとしては限定されず、例えば、水酸化アンモニウム、重炭酸アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が使用できる。この中でも、工業的なコスト面から水酸化ナトリウムが好ましい。
アルカリの添加量は、塩基性硫酸ジルコニウムの溶液から沈殿物として水酸化ジルコニウムを生成させることができれば特に限定されない。通常は上記溶液のpHが11以上、好ましくは12以上となるように添加する。
中和反応後は、水酸化ジルコニウム含有溶液を35~60℃で1時間以上保持することが好ましい。これにより、生成した沈殿が熟成されるとともに、濾別が容易となる。
次に、水酸化ジルコニウムを固液分離法により回収する。例えば、濾過、遠心分離、デカンテーション等が利用できる。
水酸化ジルコニウムを回収後、水酸化ジルコニウムを水洗し、付着している不純物を除去することが好ましい。
水酸化ジルコニウムは、自然乾燥又は加熱乾燥により乾燥してもよい。
次に、前記水酸化ジルコニウムを熱処理(焼成)することにより酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物を得る。
熱処理温度は、800℃以上が好ましく、900℃以上がより好ましい。
熱処理温度は、1300℃以下が好ましく、1200℃以下がより好ましい。
熱処理温度は、800℃以上1300℃以下が好ましく、900℃以上1200℃以下がより好ましい。
熱処理時間は、1時間以上が好ましく、2時間以上がより好ましい。
熱処理時間は、10時間以下が好ましく、6時間以下がより好ましい。
熱処理時間は、1時間以上10時間以下が好ましく、2時間以上6時間以下がより好ましい。
熱処理温度、及び、熱処理時間を前記数値範囲内とすることにより、好適に比表面積を20m/g以下にコントロールすることができる。
熱処理雰囲気は、大気中又は酸化性雰囲気中が好ましい。
得られた酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物は、必要に応じてハンドリング性向上などの目的で、凝集を解す処理をしてもよい。
以上、本実施形態に係る酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物の製造方法について説明した。
以下、本発明に関し実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例及び比較例において得られた酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物中には、不可避不純物としてハフニウムがジルコニウムに対して1~3質量%含まれる(下記式(X)にて算出)。
<式(X)>
([ハフニウムの質量]/([ジルコニウムの質量]+[ハフニウムの質量]))×100(%)
以下の実施例で示される各成分の含有量の最大値、最小値は、他の成分の含有量に関係なく、本発明の好ましい最小値、好ましい最大値と考慮されるべきである。
また、以下の実施例で示される測定値の最大値、最小値は、各成分の含有量(組成)に関係なく、本発明の好ましい最小値、最大値であると考慮されるべきである。
[酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物の作製]
(実施例1)
ZrO濃度16質量%のオキシ塩化ジルコニウム水溶液623gと25質量%硫酸ナトリウム水溶液805gを混合後、96℃に加熱することで塩基性硫酸ジルコニウムを得た。
得られた塩基性硫酸ジルコニウムに(ZrO0.88(CeO0.10(Sc0.02の組成になるようCeO濃度20重量%塩化セリウム水溶液79gとSc濃度10質量%塩化スカンジウム水溶液25gを添加し均一に混合した。次に、得られた混合溶液に25質量%水酸化ナトリウム水溶液をpHが13以上になるよう500g添加し、水酸化物沈殿を生成した。
得られた水酸化物沈殿を固液分離し水洗した。次に水酸化物を電気炉にて1095℃、大気中、5時間焼成した。得られた酸化物を湿式ボールミルにて粉砕、分散した後、得られたスラリーを120℃で乾燥し、実施例1に係る酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物を得た。
(実施例2)
組成を(ZrO0.85(CeO0.10(Sc0.05としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例3)
組成を(ZrO0.82(CeO0.10(Sc0.08としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例4)
組成を(ZrO0.80(CeO0.10(Sc0.10としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例5)
組成を(ZrO0.78(CeO0.10(Sc0.12としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例6)
組成を(ZrO0.78(CeO0.20(Sc0.02としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例7)
組成を(ZrO0.75(CeO0.20(Sc0.05としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例8)
組成を(ZrO0.72(CeO0.20(Sc0.08としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例9)
組成を(ZrO0.70(CeO0.20(Sc0.10としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例10)
組成を(ZrO0.68(CeO0.20(Sc0.12としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例11)
組成を(ZrO0.68(CeO0.30(Sc0.02としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例12)
組成を(ZrO0.65(CeO0.30(Sc0.05としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例13)
組成を(ZrO0.62(CeO0.30(Sc0.08としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例14)
組成を(ZrO0.60(CeO0.30(Sc0.10としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例15)
組成を(ZrO0.58(CeO0.30(Sc0.12としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例16)
組成を(ZrO0.58(CeO0.40(Sc0.02としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例17)
組成を(ZrO0.55(CeO0.40(Sc0.05としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例18)
組成を(ZrO0.52(CeO0.40(Sc0.08としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例19)
組成を(ZrO0.50(CeO0.40(Sc0.10としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例20)
組成を(ZrO0.48(CeO0.40(Sc0.12としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例21)
組成を(ZrO0.82(CeO0.10(Y0.08としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例22)
組成を(ZrO0.815(CeO0.125(Y0.06としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例23)
組成を(ZrO0.71(CeO0.25(Y0.04としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例24)
組成を(ZrO0.82(CeO0.10(Yb0.08としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(実施例25)
組成を(ZrO0.75(CeO0.20(Yb0.05としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(比較例1)
組成を(ZrO0.89(CeO0.01(Sc0.10としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(比較例2)
組成を(ZrO0.92(Y0.08としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(比較例3)
組成を(ZrO0.68(CeO0.20(Sc0.12としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(比較例4)
組成を(ZrO0.68(CeO0.20(Sc0.12としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
(比較例5)
組成を(ZrO0.50(CeO0.50としたこと、及び、焼成温度を表1に記載の通りに変更したこと以外は実施例1と同様に処理した。
[比表面積の測定]
実施例、比較例の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物の比表面積を、比表面積計(「マックソーブ」マウンテック製)を用いてBET法にて測定した。結果を表1に示す。
[750℃での酸素吸放出能の測定]
実施例、比較例の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物を、マイクロトラック・ベル社製BELCAT IIにて、5%H/Airの流通下、750℃にて10分間の還元処理後、Oパルス導入による消費量から酸素吸放出能(OSC)を算出した。結果を表1に示す。
[700℃における導電率の測定]
実施例、比較例の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物を、冷間等方圧加圧法を用いて1.0t/cmの圧力で2分間成型した後、電気炉で、大気中、1450℃、2時間熱処理し、測定用の焼結サンプルを得た。4端子法を用い、Solartron Analytical社製SI1287にて、得られた焼結サンプルの導電率を測定した。導電率の測定は、700℃に保持した電気炉内で行った。結果を表1に示す。
[800℃における導電率の測定]
導電率の測定を、800℃に保持した電気炉内で行ったこと以外は、「700℃における導電率の測定」と同様にして、焼結サンプルの導電率を測定した。結果を表1に示す。
[900℃における導電率の測定]
導電率の測定を、900℃に保持した電気炉内で行ったこと以外は、「700℃における導電率の測定」と同様にして、焼結サンプルの導電率を測定した。結果を表1に示す。
[焼結特性評価]
10mol%のSc及び1mol%のCeを含む安定化ジルコニア(第一稀元素化学工業株式会社製)、安定化ジルコニアに対し15質量%のPVB(ポリビニルブチラール)及び15質量%のフタル酸エステルを混合し、安定化ジルコニア固形分濃度が60質量%になるようエタノールを添加し、ボールミルにてスラリー化したものをキャスト法にてグリーンシートを製膜した。
得られたグリーンシート上に実施例、比較例の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物、酸化セリウム安定化酸化ジルコニウムに対し15質量%のPVB及び15質量%のフタル酸エステルを混合し、酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム固形分濃度が60質量%になるようにエタノールを添加した。ボールミルにてスラリー化したものをキャスト法にて塗布し、得られたシートを電気炉で大気中500℃、2時間の脱脂処理を行った。続いて電気炉で大気中1450℃、2時間の熱処理を行い、焼結体を得た。得られた焼結体についてひび割れ、剥離を含む欠陥を目視にて確認した。
ひび割れ、剥離がなかった場合を○、ひび割れ、剥離のいずれか片方又は両方があった場合を×として評価した。結果を表1に示す。
なお、グリーンシート上に実施例、比較例の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物を製膜して焼結特性を評価したのは、電極の作製を想定した試験のためである。
[CH転化率、CO転化率、H選択率、CO選択率の測定]
実施例、比較例の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物に、酸化ニッケルを、含有量が60質量%となるよう混合し、大気中、1300℃、2時間熱処理を行い、サーメット化した。
得られたサーメットサンプルを充填した石英管(サイズ:内径7mm)を800℃まで加熱し、CH=22.5ml/min、CO=22.5ml/min、N=5ml/minの混合ガス(体積比でCH:CO:N=4.5:4.5:1の混合ガス)を空間速度8000h-1で流通させた。
サーメットサンプルを流通したガスをガスクロマトグラフにより分析を行い、CH転化率、CO転化率、H選択率、CO選択率を算出した。結果を表2に示す。
[CH転化率(%)]=〔[(導入CH流量)-(出口側CH流量)]/[導入CH流量]〕×100
[CO転化率(%)]=〔[(導入CO流量)-(出口側CO流量)]/[導入CO流量]〕×100
[H選択率(%)]=〔(出口側H流量)/〔2×〔[(導入CH流量)-(出口側CH流量)]+[(導入CO流量)-(出口側CO流量)]〕〕〕×100
[CO選択率(%)]=〔(出口側CO流量)/〔2×〔[(導入CH流量)-(出口側CH流量)]+[(導入CO流量)-(出口側CO流量)]〕〕〕×100
[CO検出量の測定]
前記「CH転化率、CO転化率、H選択率、CO選択率の測定」に使用した後のサーメットサンプルに、He流通下で200℃、20min前処理を行い、その後、20%O-He(20体積%のOを含むHe)の50ml/minの流通下で950℃まで10℃/minで昇温し、昇温酸化法によりCO検出量を算出した。結果を表2に示す。
なお、前記「CH転化率、CO転化率、H選択率、CO選択率の測定」では、混合ガスの流通を2時間行っている。

Claims (12)

  1. 下記式[1]で表される組成を有し、
    比表面積が5m /g以上20m/g以下であることを特徴とする酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
    (ZrO1-x-y(CeO(M [1]
    ただし、式[1]において、x、及び、yは、0.10≦x≦0.40、0.02≦y≦0.12を満たす数であり、Mは、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選択される1種以上である。
  2. 前記Mは、スカンジウム、イットリウム、及び、イッテルビウムからなる群から選択される1種であることを特徴とする請求項1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
  3. 前記Mは、スカンジウムであることを特徴とする請求項1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
  4. 前記x、及び、前記yは、0.10≦x≦0.30、0.06≦y≦0.10を満たす数であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化ジルコニウム組成物。
  5. 前記yは、0.08≦y≦0.10を満たす数であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物。
  6. 750℃での酸素吸放出能が5μmol/m以上であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物。
  7. 下記熱処理条件Aで熱処理した後の、700℃における導電率が9.0×10-4S/cm以上であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物。
    <熱処理条件A>
    冷間等方圧加圧法を用いて1.0t/cmの圧力で2分間成型した後、大気中、1450℃、2時間熱処理する。
  8. 下記熱処理条件Aで熱処理した後の、800℃における導電率が3.0×10-3S/cm以上であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物。
    <熱処理条件A>
    冷間等方圧加圧法を用いて1.0t/cmの圧力で2分間成型した後、大気中、1450℃、2時間熱処理する。
  9. 下記熱処理条件Aで熱処理した後の、900℃における導電率が7.5×10-3S/cm以上であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物。
    <熱処理条件A>
    冷間等方圧加圧法を用いて1.0t/cmの圧力で2分間成型した後、大気中、1450℃、2時間熱処理する。
  10. 遷移金属を担持する担体として使用されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物。
  11. 前記遷移金属が、ニッケルであることを特徴とする請求項10に記載の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物。
  12. 下記熱処理条件Bで熱処理した後、800℃で、CH:CO:N=4.5:4.5:1の混合ガスを空間速度8000h-1で流通させた際のCH転化率が90%以上、CO転化率が85%以上、H選択率が40%以上、且つ、CO選択率が40%以上であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の酸化セリウム安定化酸化ジルコニウム組成物。
    <熱処理条件B>
    前記組成物に、酸化ニッケルを、含有量が60質量%となるよう混合し、大気中、1300℃、2時間熱処理を行い、サーメット化する。
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