JP7514701B2 - 泡消火設備 - Google Patents
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Description
しかし、特許文献2に記載されている消火剤混合装置は、消火剤濃度を一定にする能力が充分でないという課題があった。
本発明の他の目的は、消火剤を送る主管から分岐された分岐管が配設される区画ごとに泡放出ヘッドの設置数が異なっていても、各ヘッドから一定濃度の希釈消火剤を放出させることができる泡消火設備を提供することにある。
エリア内の各区画に配設された複数の泡放出ヘッドと、
送水用ポンプと、
流入した水に対して泡消火剤を混合させて所定の濃度に希釈して送出する第1の混合器および第2の混合器と、
1つの流入口と2つの吐出口を有し、前記流入口より流入した水の流路を切替え可能な三方切替え弁と、
泡消火剤を貯留し、前記第1の混合器および第2の混合器へ泡消火剤を供給可能な泡消火剤貯留タンクと、
前記送水用ポンプと第1の混合器および第2の混合器との間に設けられた第1の配管と、
前記第1の混合器および第2の混合器と前記泡放出ヘッドとの間に設けられた第2の配管と、を備えた泡消火設備において、
前記第1の混合器は前記第2の混合器よりも多くの希釈泡消火剤を流出可能に構成され、前記三方切替え弁の一方の吐出口は他方の吐出口よりも断面積が大きく設定され、前記一方の吐出口には前記第1の混合器が接続され、前記他方の吐出口には前記第2の混合器が接続されているように構成したものである。
前記1つの流入口と前記2つの吐出口を有するシリンダと、
前記流入口より流入した水が流入可能な空間を有し前記シリンダの内部に軸方向移動可能に収納されたピストンと、
前記一方の吐出口と前記ピストンの前記空間との間を連通する流通路を有し、前記一方の吐出口に対応する側に設けられた第1オリフィス板と、
前記一方の吐出口と前記ピストンの前記空間との間を連通する流通路を有し、前記他方の吐出口に対応する側に設けられた第2オリフィス板と、
前記ピストンを前記一方の吐出口の側へ付勢する付勢手段と、
を備え、前記第2オリフィス板の前記流通路は前記第1オリフィス板の前記流通路よりも流路抵抗が大きくなるよう設定されているようにする。
かかる構成によれば、比較的シンプルな構成で、流入口と吐出口との差圧によって自動的に流路を切り替えるように動作する三方切替え弁を実現することができるため、コストアップを抑制することができる。
かかる構成によれば、放出作動するヘッドの数が変わることで、流量が広範囲にわたって連続的に変化したとしても、2つの混合器により一定濃度に希釈された泡消火剤をヘッドへ供給することができる。
かかる構成によれば、小流量に対応した混合器と大流量に対応した混合器を設計する際に、一方の混合器を設計すれば、他方の混合器は寸法を比例縮小または比例拡大するだけで簡単に設計することができる。
閉鎖型のフォームヘッドを使用した泡消火設備においては、解放のフォームヘッドを使用した泡消火設備に比べて頻繁に作動するヘッドの数が変わる(増加する)ため、流量が広範囲にわたって連続的に変化したとしても一定濃度に希釈された泡消火剤をヘッドへ供給することができる本発明の泡消火設備は、閉鎖型のフォームヘッドを使用したシステムに適用すると極めて有効である。
図1に示すように、本実施例の三方切替え弁10は、有底円筒状をなす弁本体としてのシリンダ11と、該シリンダ11の開口側(図では右側)の端部を閉塞するプラグ12と、シリンダ11の内部に軸方向に移動可能に配設されたピストン14と、該ピストン14を一方(図では右方)の側へ付勢する圧縮バネ15と、を備えている。シリンダ11は円筒状に限定されるものでなく、角筒状であっても良い。
また、シリンダ11の外周壁の、上記オリフィス板16Aと16Bに挟まれた空間に対応する部位に流入口11aが形成されている。また、プラグ12には小流量側吐出口13Aが形成され、シリンダ11の底壁には上記小流量側吐出口13Aよりも径の大きな大流量側吐出口13Bが形成されている。
上記オリフィス板16Aと16Bの開口16aと16bは、吐出口13Aと13Bの外側すなわちプラグ12の内面とシリンダ11の底壁の内面に対向する位置にそれぞれ形成されている。
図3に示す泡消火設備は、水を送るポンプ101と、泡消火剤を貯蔵するタンク102と、ポンプ101で送られてきた水とタンク102から供給される泡消火剤とを混合して希釈する混合器103A,103Bと、混合器103A,103Bの上流側に設けられた上述の三方切替え弁10と、ポンプ101と混合器103A,103Bとの間に接続された送水用の主配管104と主配管104から分岐されて泡消火剤貯蔵タンク102に接続された加圧水側配管105と、泡消火剤貯蔵タンク102と三方切替え弁10との間に接続された消火剤側配管106を備える。
泡消火剤貯蔵タンク102は、その内部が隔膜によって加圧水領域と消火剤領域とに隔てられており、主配管104は三方切替え弁の入口側にて加圧水側配管105を経て泡消火剤貯蔵タンク102の加圧水領域に接続され、泡消火剤貯蔵タンク102の消火剤領域は消火剤側配管106を経て混合器103A,103Bの絞り部に接続されている。
主配管104の途中には、逆止弁107、フレキ管108、仕切弁109等が設けられている。また、加圧水側配管105と消火剤側配管106の途中にも逆止弁や仕切弁が設けられている。
閉鎖型フォームヘッド112は、平常時は出口が閉鎖されており、所定の温度に達すると感熱部が作動することによって出口が開放することで泡消火剤を放出する。
通常時、三方切替え弁10は流入口11aより流入される液体の圧力が低いため、ピストン14が圧縮バネ15のバネ復元力より大流量側吐出口13Bへ押し付けられ、大流量側吐出口13Bはオリフィス板16Bにより閉塞されている。
閉鎖型フォームヘッド112の作動により流水が発生した場合、流水検知器115により検知されてポンプ101が起動されて、送出された消火水は三方切替え弁10の流入口12aへ流入する。
なお、消火後、制御弁等の開上により泡消火剤の供給が停止され、三方切替え弁10の流入口11aより流入される消火水の圧力が下がると、ピストン14は再び圧縮バネ15のバネ復元カにより大流量側に押し付けられた状態に復帰することとなる。
図4に示す泡消火設備と図3に示す閉鎖型泡消火設備との差異は、図4の泡消火設備水では、各区画に配設されている分岐管113A,113Bに、それぞれ閉鎖型でない開放型フォームヘッド116がそれぞれ接続されている。また、各区画には、火災感知機能を有する複数の感知ヘッド117が配設されているとともに、分岐管113A,113Bの始端側には一斉開放弁118が設けられている点にある。
そして、感知ヘッド117は配管119を介して一斉開放弁118に接続されており、感知ヘッド117が火災を感知すると対応する区画の一斉開放弁118が開かれて、泡消火剤がフォームヘッド116から放出される。
また、三方切替え弁10は簡素な構成であるとともに、電磁弁を使用しないため、泡消火設備のコストダウンが可能である。
さらに、特許文献1の様に、3種類(小流量、中流量、大流量)の混合器を使用する場合は、それぞれの流量に適合させた前記三方弁切替え弁10を2つを用意して、図5に示すようにカスケード接続して用いることで3種類(小流量、中流量、大流量)の流量(混合器)に対応することもできる。
さらに、図3および図4では、入り口側と出口側の差圧を利用して自動的に流路が切り替わる図1の三方切替え弁を使用したが、各吐出口の流量が異なるように構成されたものであれば電磁弁を使用するようにしても良い。
11 シリンダ
12 プラグ
13A 小流量側吐出口
13B 大流量側吐出口
14 ピストン
15 圧縮バネ
16A,16B オリフィス板
101 ポンプ
102 泡消火剤貯蔵タンク
103A,103B 混合器
112 閉鎖型フォームヘッド(泡放出ヘッド)
115 流水検知器
116 開放型フォームヘッド(泡放出ヘッド)
117 感知ヘッド
118 一斉開放弁
Claims (5)
- エリア内の各区画に配設された複数の泡放出ヘッドと、
送水用ポンプと、
流入した水に対して泡消火剤を混合させて所定の濃度に希釈して送出する第1の混合器および第2の混合器と、
1つの流入口と2つの吐出口を有し、前記流入口より流入した水の流路を切替え可能な三方切替え弁と、
泡消火剤を貯留し、前記第1の混合器および第2の混合器へ泡消火剤を供給可能な泡消火剤貯留タンクと、
前記送水用ポンプと第1の混合器および第2の混合器との間に設けられた第1の配管と、
前記第1の混合器および第2の混合器と前記泡放出ヘッドとの間に設けられた第2の配管と、を備えた泡消火設備であって、
前記第1の混合器は前記第2の混合器よりも多くの希釈泡消火剤を流出可能に構成され、前記三方切替え弁の一方の吐出口は他方の吐出口よりも断面積が大きく設定され、前記一方の吐出口には前記第1の混合器が接続され、前記他方の吐出口には前記第2の混合器が接続されていることを特徴とする泡消火設備。 - 前記三方切替え弁は、
前記1つの流入口と前記2つの吐出口を有するシリンダと、
前記流入口より流入した水が流入可能な空間を有し前記シリンダの内部に軸方向移動可能に収納されたピストンと、
前記一方の吐出口と前記ピストンの前記空間との間を連通する流通路を有し、前記一方の吐出口に対応する側に設けられた第1オリフィス板と、
前記一方の吐出口と前記ピストンの前記空間との間を連通する流通路を有し、前記他方の吐出口に対応する側に設けられた第2オリフィス板と、
前記ピストンを前記一方の吐出口の側へ付勢する付勢手段と、
を備え、前記第2オリフィス板の前記流通路は前記第1オリフィス板の前記流通路よりも流路抵抗が大きくなるよう設定されていることを特徴とする請求項1記載の泡消火設備。 - 前記第1の混合器の流量範囲と前記第2の混合器の流量範囲は、一部が重なるように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の泡消火設備。
- 前記第1の混合器の流量範囲における最小流量と最大流量との比は、前記第2の混合器の流量範囲における最小流量と最大流量との比と同一であることを特徴とする請求項3に記載の泡消火設備。
- 前記泡放出ヘッドは、閉鎖型のヘッドであることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の泡消火設備。
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