JP7510820B2 - 画像表示素子 - Google Patents

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本発明は、マイクロ発光素子を含む画像表示素子に関する。
基板(backplane)上に、画素を構成するマイクロ発光素子が複数配置された表示素子が提案されている。例えば、特許文献1に開示されている技術では、シリコン基板の上に駆動回路が形成され、駆動回路の上に紫外光を発光する微小な発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))アレイが配置される。また、上記技術では、発光ダイオードアレイの上に、紫外光を赤色、緑色、及び青色の可視光へ変換する波長変換層(wavelength conversion layer)が設けられる事により、カラー画像を表示するマイクロディスプレイ素子が開示されている。別の形態として、青、緑、赤の発光をする化合物半導体を駆動回路上に積層した単色表示素子を用いて、フルカラー表示する方法も提案されている。
このような表示素子は、小型でありながら、輝度が高く、耐久性も高いという特性を有している。この為、眼鏡型端末(glasses-like devices)、ヘッドアップディスプレイ(HUD(Head-Up Display))等の表示素子として期待されている。
特開2002-141492号公報(2002年5月17日公開)
眼鏡型端末に用いられる、高解像度・高輝度のマイクロマイクロディスプレイ素子では、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路が形成されたシリコン基板上に、強い可視光や近紫外光、紫外光を発する発光素子が積層されている。シリコン基板からなる駆動回路基板への光の漏洩が避けられない。シリコン基板表面には、Nウエル/Pウエルが配置され、それぞれPMOSトランジスタ、NMOSトランジスタを含んでいる。シリコン基板表面に達した光は、シリコンによって吸収され、両ウエル内で電子・正孔対が発生する。この様な電子、正孔は、トランジスタのソース・ドレインに流れ込み、トランジスタのリーク電流となる。この様なリーク電流が大きいと、設計通りの回路動作が出来なくなる。
上記の様な問題を避ける為に、トランジスタを覆う光遮蔽層を設ける事が考えられる。金属製の光遮蔽層を設けると、発光素子と接続する電極部との間に隙間が必要となる。配線間を埋める層間絶縁膜は透明である為、層間絶縁膜を介して、光がトランジスタまで達する。従って、完全に光の侵入経路をゼロにする事は難しい。絶縁性材料によって、遮光する場合には、この様な問題は生じないが、完全に光の侵入を防ぐ為には、非常に厚い層が必要となり、駆動回路基板と発光素子の間に非常に長い配線が必要となり、電気抵抗や熱抵抗が大きいという別の問題を生じる。
本発明の目的は、高解像度・高輝度のマイクロマイクロディスプレイ素子に於いても、駆動回路基板のトランジスタ付近への光侵入を防止する事で、安定した、高精度の制御を実現する事である。
前記の課題を解決するために、本発明の一実施形態は、アレイ状に配列された複数のマイクロ発光素子と、前記複数のマイクロ発光素子を発光させる駆動回路が配置された半導体層を含む画像表示素子であって、前記半導体層の第1面に前記駆動回路を構成するトランジスタと配線層が配置されており、前記半導体層の、前記第1面とは反対側の第2面に、前記複数のマイクロ発光素子が配置されており、前記トランジスタ及び前記配線層は、前記半導体層を貫通する貫通電極によって、前記マイクロ発光素子と電気的に接続されている。
高解像度・高輝度のマイクロマイクロディスプレイ素子に於いて、駆動回路基板のトランジスタ付近への光侵入を防止する事で、画像表示の制御精度を向上し、表示画質を向上し、消費電力を低減できる。
本発明の実施形態1に係る画像表示素子の断面模式図である。 本発明の実施形態1に係る画像表示素子のマイクロ発光素子と半導体層との接続部に関する、断面模式図である。 本発明の実施形態1に係る画像表示素子の駆動回路を構成するトランジスタの周辺部分の断面模式図である。 本発明の実施形態2に係る画像表示素子のマイクロ発光素子と半導体層の接続部に関する、断面模式図である。 本発明の実施形態3に係る画像表示素子の駆動回路を構成するトランジスタの周辺部分の断面模式図である。 本発明の実施形態4に係る画像表示素子のマイクロ発光素子と半導体層の接続部に関する、断面模式図である。 本発明の実施形態5に係る画像表示素子のマイクロ発光素子と半導体層の接続部に関する、断面模式図である。 本発明の実施形態6に係る画像表示素子のマイクロ発光素子と半導体層の接続部に関する、断面模式図である。 本発明の実施形態7に係る画像表示素子の駆動回路を構成するトランジスタの周辺部分の断面模式図である。
以下に、複数のマイクロ発光素子100を有する画像表示素子200を例に挙げ、図1から図9を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、画像表示素子200は、複数のマイクロ発光素子100と、駆動回路基板50とを含み、駆動回路基板50は画素領域(pixel region)1にあるマイクロ発光素子100に電流を供給し、発光を制御する。マイクロ発光素子100は画素領域1において、アレイ状に配置されている。マイクロ発光素子100は、駆動回路基板50とは反対側に光を放出する。特に断らない限り、マイクロ発光素子100が空気中へ光を放出する面を光放出面(light emitting surface)と呼ぶ。なお、画像表示素子200の構成の説明において、特に断らない限り、光放出面を上面、光放出面側とは反対側の面を下面、上面及び下面以外の側方の面を側面と称する。同様に、光放出方向を上方、反対方向を下方と呼ぶ。光放出面に対する垂線方向で、空気中へ向かう方向を前方とも呼ぶ。
マイクロ発光素子100の上面側の電極を第1電極、下面側の電極を第2電極と呼び、マイクロ発光素子100を構成する化合物半導体の上面側の導電層を第1導電層、下面側の導電層を第2導電層と呼ぶ。尚、以下では、発光部として、化合物半導体を使用する構成のマイクロ発光素子100につい記述するが、マイクロ発光素子100として、有機LEDや量子ドットLED等、他の素材からなる発光素子を使用する事も可能である。
駆動回路基板50は、画素領域1では、各マイクロ発光素子100に供給する電流を制御するマイクロ発光素子駆動回路(micro light emitting element driving circuit)を配置し、2次元マトリックス状に配置されたマイクロ発光素子100の各行を選択する行選択回路や、各列に発光信号を出力する列信号出力回路、入力信号に基づいて発光信号を算出する画像処理回路、入出力回路、等を画素領域1の外側に配置している。駆動回路基板50は、一般的には、LSI(Large Scale Integration)が形成されたシリコン基板(半導体基板)であり、公知の技術で製造できる為、その機能、構成に関しては詳述しない。また、実施形態では、トランジスタとしてMOS-FET(Field Effect Transistor)を例示しているが、バイポーラトランジスタでも同様な構成は可能である。
なお、マイクロ発光素子100の平面視での形状は特に限定されない。マイクロ発光素子100は矩形、多角形、円形、楕円形など様々な平面形状を取り得るが、最も大きな長さが、10μm以下を想定している。画像表示素子200は画素領域1に、3千個以上のマイクロ発光素子100を集積している事を想定している。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の実施形態1に係る画像表示素子200の断面模式図である。図1に示す様に、画像表示素子200は、複数のマイクロ発光素子100がアレイ状に配列された画素領域1と、マイクロ発光素子100の第1電極30を接続する接続領域3とを含む。本実施形態では、画像表示素子200は単色の表示素子であり、マイクロ発光素子100が1画素を構成している。本構成では、マイクロ発光素子100の上面が光放出面である。
マイクロ発光素子100は、化合物半導体層14と、P電極(第2電極)23Pと、N電極(第1電極)30とを備えている。化合物半導体層14は放出光を発する発光層(light emission layer)12と、発光層12へ電子を注入するN型層(N-type layer、第1導電層)11、発光層12へ正孔を注入するP型層(P-type layer、第2導電層)13よりなる。化合物半導体層14は、例えば、紫外光から赤色までの波長帯で発光するマイクロ発光素子では、窒化物半導体(AlInGaN系)であり、黄緑色から赤色までの波長帯で発光する場合は、AlInGaP系である。赤色から赤外線の波長帯では、AlGaAs系やGaAs系である。化合物半導体層14としては、無機化合物半導体だけでなく、有機エレクトロルミネッセンス素子や量子ドットエレクトロルミネッセンス素子でも良い。
本構成では、マイクロ発光素子100の化合物半導体層14について、光放出側にN型層11を配置する構成について説明するが、P型層13を光放出側に配置する構成も可能である。N型層11、発光層12、P型層13は、通常、単層では無く複数の層を含んで最適化されているが、本特許構成とは直接関係しないので、各層の詳細な構造は記載しない。図1では、隣接するマイクロ発光素子100間は分断されているが、N型層11によって、繋がっていても良い。
駆動回路基板50は半導体層60と配線層70より成り、半導体層60の第1面に配線層70が配置されている。半導体層60の第1面とは反対側の第2面に、マイクロ発光素子100がアレイ状に配列されている。半導体層60は、例えば、単結晶シリコンよりなるが、これに限定されない。配線層70と半導体層60の境界部分に、駆動回路を構成するトランジスタ80が配置されている。トランジスタ80のチャネル部分や、ソース・ドレインを構成する拡散層は半導体層60側に含まれ、ゲート電極、ゲート絶縁膜、トランジスタの端子間を接続する配線は、配線層70に含まれる。半導体層60の第1面側表面には、トランジスタを配置するPウエル61やNウエル64が配置されており、更に内部には半導体層本体63が配置されている。半導体層本体63は、例えば、単結晶シリコン基板その物か、エピ成長層であり、通常P型であるが、これに限定されない。
半導体層60には、貫通電極40が設けられている。画素領域1では、マイクロ発光素子駆動回路を構成するトランジスタ80と、マイクロ発光素子100のP電極23Pとが、貫通電極40と電極接続部20とを介して、接続されている。隣接するマイクロ発光素子100間、マイクロ発光素子100と駆動回路基板50との間は、アンダーフィル16によって埋められている。アンダーフィルは無機材でも有機材でも良く、遮光性を有する事が好ましい。
接続領域3では、N電極30と駆動回路基板50の配線(例えばグランド配線)を接続する為の接続素子110とが設けられている。接続素子110は、マイクロ発光素子100を構成する化合物半導体層14と同じ化合物半導体層14を含み、N電極30と導通するN配線18を有している。N配線18は、貫通電極40と電極接続部20とを介して、配線層70へ接続されている。
トランジスタ80から貫通電極40と電極接続部20とを通して、P電極23Pへ電流が供給され、P電極23Pから、P型層13を経て、発光層12へキャリアが注入され、発光が生じる。N型層11からN電極30へ流れる電流は、接続素子110のN配線18から、電極接続部20、貫通電極40を経て、配線層70のグランド線へと流れる。この様にして、駆動回路基板50が、個々のマイクロ発光素子100の発光量を制御し、画像を表示する。
従来技術では、配線層70の、半導体層60とは反対側の面に、マイクロ発光素子100が配置されている。配線層70は、アルミニュウムや銅を主とする配線部分と、配線間を絶縁する層間絶縁膜71からなる。層間絶縁膜71はシリコン酸化膜等の透明絶縁膜が使用される為、配線層70内において、完全に光の光路を遮断する事が出来ない。何故なら、完全に光の光路を遮断する為に、透明絶縁膜を断絶する事は、配線間をショートする事になるからである。従って、マイクロ発光素子100が発した光の内、光放出方向とは反対側である配線層70側に漏れ出た光が、一定量半導体層60へ達する事は避けられない。半導体層60に達した光は、トランジスタのソース・ドレインを構成する拡散層の近傍で吸収され、リーク電流を生じる。
本構成では、マイクロ発光素子100が、半導体層60の、配線層70とは反対側の表面に配置されている。マイクロ発光素子100が発した光の内、光放出方向とは反対側である半導体層60側に漏れ出た光は、半導体層60に吸収され、トランジスタ80の近傍までには達しない。従って、トランジスタ80にリーク電流が発生する事を防止できる。半導体層60の厚さは、2μmから20μm程度である事が好ましい。シリコンの吸収係数は、長波長程小さくなる為、発光波長が長い程、半導体層60を厚くする必要がある。
この様な構造は次の様に製造できる。駆動回路を形成したシリコン基板の、トランジスタ80や配線層70が形成された面とは反対側の面を研磨し、シリコン基板部分を必要な厚さにする。これにより、配線層70と半導体層60が出来る。次いで、半導体層60の第2面側から、半導体層60の第1面側に達する穴を開口し、穴の内部に絶縁膜を形成する。絶縁膜は穴を埋め尽くさず、穴の中央部には空間を残す。穴の底部の絶縁膜は除去し、穴の側壁にのみ絶縁膜を残す。これにより貫通電極保護膜41が形成される。
次いで、貫通電極保護膜41によって囲まれた空間に、導電体を埋め込む事で、貫通電極導電部42が形成される。これらの製造工程には、公知の技術が活用できる。この様にして貫通電極40を形成し、電極接続部20を介して、マイクロ発光素子100を貼り付ける事で、画像表示素子200が出来上がる。詳細については、本発明とは関係ない為、省略する。
貫通電極40の平面形状は、円形、四角形、長方形等、どの様な形状でも良い。絶縁膜はCVD(Chemical Vapor Deposition)法や、ALD(Atomic Layer Deposition)法等で形成できる絶縁膜なら、どの様な素材でも良い。貫通電極導電部42を構成する導電体は、金属でも半導体でも良い。貫通電極40は、半導体層60の第2面から第1面に向かうにつれて、水平方向の寸法が徐々に小さくなっても良いし、一定であっても良い。
マイクロ発光素子100及び、その半導体層60と接続部の断面図を図2に示す。半導体層60に関しては、マイクロ発光素子100と接続する側の一部のみ(半導体層本体63の一部)を描いている。マイクロ発光素子100は、個々に分割されており、マイクロ発光素子100の発光層12の側面は絶縁性の保護膜15に覆われている。P電極23Pは、P型層13と接して配置されており、銀やアルミニュウム等の反射率の高い金属材料で構成されても良いし、異なる金属材料を複数層積層しても良い。或は、P型層13側から、透明導電膜、誘電体多層膜、金属膜と積層した構造でも良い。
N電極30は透明導電膜であり、例えばITO(Indium-Tin-Oxide、インジュウム錫酸化物)、IZO(Indium-Zinc-Oxide、インジュウム亜鉛酸化物)等の酸化物半導体であっても良いし、銀ナノファイバー膜等であっても良い。画素領域1では、N電極30は、N型層11と接している。図2に示す様に、接続領域3では、N電極30はN型層11と接続し、N型層11を介して、N配線18と電気的に導通している。但し、N電極30とN配線18とが直接導通しても良い。
電極接続部20はバンプ、ペースト、異方性導電膜等の接続部材である。P電極23P側に配置して、貫通電極40と接続しても良いし、貫通電極40側に配置して、P電極23Pと接続しても良いし、P電極23P側と貫通電極40側の両方に、電極接続部20の一部を配置し、接着しても良い。
貫通電極40は、半導体層60を貫通する貫通電極導電部(導電体)42と、その周囲を覆う貫通電極保護膜(絶縁層)41よりなる。また、半導体層60の、マイクロ発光素子100との接合面側に半導体層保護膜43が配置されている。半導体層保護膜43は、半導体層60を介して、隣接するP電極23P間で電流が流れる事を防止する。但し、マイクロ発光素子100を発光させる為に、電極接続部20に印加される電圧によって、電極接続部20と半導体層60との間で、電流が流れなければ、省略する事が出来る。貫通電極保護膜41や半導体層保護膜43はSiO2やSiN等の絶縁膜であり、透明である。光の透過を抑制する為、その厚さは200nm以下である事が好ましい。また、貫通電極保護膜41への光の侵入を低減する為、貫通電極40の表面は、電極接続部20によって、完全に覆われる事が好ましい。即ち、貫通電極導電部42と貫通電極保護膜41の両方の表面が電極接続部20によって覆われる事が好ましい。この様な構造では、光が貫通電極保護膜41を通して、半導体層60内部へ光が浸透する事を防止できる。
トランジスタ80の周辺部分の拡大図を図3に示す。尚、見易くする為に、図3では、図1と上下方向が逆転している。図3の下方にマイクロ発光素子100が配置されている。半導体層60に関しては、トランジスタ80側の一部のみを描いている。画素領域1では、貫通電極40を介して、マイクロ発光素子100へ電流を供給するNMOSトランジスタを例示している。Pウエル61中に、ソース82とドレイン83が配置され、トレンチ素子分離85によって、他のトランジスタから分離されている。ソース82とドレイン83は共に、N拡散層である。ソース82とドレイン83との間に、ゲート絶縁膜84を介して、ゲート電極81が設けられている。ソース82と貫通電極40とが接続している。配線層70は、コンタクトプラグ72、1層目配線73、ビアプラグ74、層間絶縁膜71等よりなる。図3では、1層目配線73のみを示し、2層目以降の配線を省略したが、配線層は複数層を有している。また、図3ではゲート電極81や1層目配線73は何処にもつながっていない様に見えるが、紙面奥側や手前側で、他の配線に繋がっている事を想定している。図示していないが、Nウエル(第2ウエル)64の中に形成されたPMOS-FETも配置されている。
ゲート電極81にプラス電圧が印加されると、トランジスタ80が導通し、1層目配線73から供給される電流が、ドレイン83からソース82へ流れ、ソース82から貫通電極40を介して、半導体層60の反対側にあるマイクロ発光素子100へ電流が流れる。
本構成では、図3の接続領域3において、N電極30に接続する貫通電極40を配線(例えばグランド配線)にP型拡散層87を介して接続している。本構成では、トランジスタ80を介さずに、貫通電極40とグランド線とを接続しているが、画素領域1と同様の構造によって、トランジスタ80を介して、接続しても良い。接続領域3に示す様に、Nウエル64には、接続するN型拡散層86を介して、電源配線より電源電圧を供給されている。
本構成では、従来とは逆に、半導体層60の、配線層70とは反対側の面にマイクロ発光素子100を配置する事で、マイクロ発光素子100が発する光がトランジスタ80の近傍まで侵入し、トランジスタ80にリーク電流を生じる事を防止する事ができる。従って、回路動作の精度を上げる事で、画像表示精度を向上できる。更に、本構成では、半導体層60が薄くなる事で、半導体層60による熱抵抗が減少し、マイクロ発光素子100が発する熱を速やかに排出する事ができる。これはマイクロ発光素子100の温度上昇を低減し、発光効率を向上できる。
〔実施形態2〕
実施形態2について、図4を用いて説明する。本構成の画像表示素子200aでは、半導体層60aの構成のみが、実施形態1と異なる。それ以外の点は、実施形態1と同様である。実施形態1では、半導体層60の、マイクロ発光素子100を配置する側の面に、半導体層保護膜43を配置しているが、本構成では、保護拡散層44を設けている。
本構成では、隣接するマイクロ発光素子100の電極接続部20間に於けるリーク電流の発生を防止する為に、保護拡散層44を配置している。保護拡散層44は、半導体層本体63とは反対導電型(本実施形態ではN型導電層)である。保護拡散層44は、貫通電極40の周囲を囲って、半導体層60aの表面部に形成されている。隣接する貫通電極40毎に、保護拡散層44は分断されている。本構成では、電極接続部20が直接保護拡散層44と接触する。即ち、電極接続部20はシリコンと直接接触する為、貫通電極保護膜41への光の侵入を防止する事が出来る。隣接する電極接続部間では、半導体層60aの表面には、NPN接合ができている為、リーク電流は発生しない。
本構成によっても、実施形態1と同様の効果を実現できる。
〔実施形態3〕
実施形態3について、図5を用いて説明する。本構成の画像表示素子200bでは、半導体層60bの構成のみが、実施形態1と異なる。それ以外の点は、実施形態1と同様である。画像表示素子200bでは、画素領域1に深いNウエル(第3ウエル)62が追加されている点において、実施形態1と異なる。
本構成では、半導体層60bにおいて、トリプルウエル構造を採用している。CMOS回路を構成する為のPウエル(第1ウエル)61とNウエル(第2ウエル)64とに加えて、深いNウエル(第3ウエル)62を有しており、深いNウエル62によって、Pウエル61が、半導体層60の半導体層本体63から分離されている。深いNウエル62には電源電圧が印加され、グランドレベルに保たれるPウエル61と半導体層本体63の間の接合は逆バイアスされる事で、空乏層が生じる。この空乏層によって、半導体層60bのトランジスタ80近傍に達した光によって生じるキャリアを捕獲する事で、トランジスタのリーク電流発生を防止する事が出来る。マイクロ発光素子100の発する波長が非常に長い場合や、画像表示素子200bに赤外線が入射し得る場合には、半導体層60bを非常に厚くしないと、光を吸収しきれな。しかし、半導体層60bが厚くなるほど、貫通電極40の作製は難しくなる。従って、多少の光の侵入を許容し、この様なトリプルウエル構造によってリーク電流の発生を抑制する事が出来る。尚、通常の製造方法では、半導体層本体63が元のシリコン基板か、エピ層が有る場合にはエピ層の部分に対応しており、トリプルウエル構造は後から作り込まれるウエル構造である。
図5の接続領域3では、深いNウエル62はNウエル64と繋がっており、Nウエル64に接続するN型拡散層86を介して、電源配線より電源電圧を供給されている。
本構成においても、実施形態1と同様の効果を実現できる。
〔実施形態4〕
実施形態4について、図6を用いて説明する。本構成の画像表示素子200cでは、マイクロ発光素子100cの構成のみが、実施形態1と異なる。それ以外の点は、実施形態1と同様である。マイクロ発光素子100cでは、光放出方向にP型層13が配置されている点、電極接続部20を有しない点、周囲に隔壁24を有する点において、実施形態1とは異なる。
実施形態1~3のマイクロ発光素子100の構成は、一旦、その形状に加工された後に、電極接続部20を介して、半導体層60と貼り合わされる事で、画像表示素子として形成される製造方法に適している。例えば、化合物半導体層14を成長させる基板上において、化合物半導体層14を加工し、保護膜15やP電極23Pを形成した後、電極接続部20を介して、半導体層60と接合し、アンダーフィル16を形成する。その後、基板を剥離し、N電極30を形成する事で画像表示素子200cが完成する。即ち、半導体層60では、アンダーフィル16の形成と、N電極30の形成が主な工程であった。本構成のマイクロ発光素子100cは、マイクロ発光素子100cの製造を半導体層60上で行う製造方法に適している。
図6に示す様に、マイクロ発光素子100cでは、貫通電極40上にN電極23N(第2電極)が配置され、その上に化合物半導体層14cが配置されている。N電極23Nは貫通電極保護膜41が露出しない様に、貫通電極40全体を覆っている。化合物半導体層14cはN電極23N側から、N型層11、発光層12、P型層13の順で積層されている。隣接するN電極23N間には、隔壁24が設けられている。隔壁24は導電性である事が好ましい。隔壁24はマイクロ発光素子100cの外周を囲っており、平面視ではメッシュ状に配置される。隔壁24は、少なくとも側面が光反射性である事が好ましい。マイクロ発光素子100cから、隣接部への光放出を抑制でき、光クロストークを防止できる。
また。隔壁24の側面は、光放出方向に向かって、開く様に傾斜している事が好ましい。水平方向に放出される光を、光放出方向に向けて反射する事で、光放出効率を向上できる。従って、隔壁24は、銀やアルミニュウムの様に、可視光に対して高い反射率を有する材料を主成分として構成するか、少なくとも表面には、これらの金属材料を配置し、内部は無機材料や有機材料より構成する、複合部材であっても良い。
化合物半導体層14cの周囲は保護膜15cに覆われている。保護膜15cは、マイクロ発光素子100cが発する光に対して透明な絶縁膜である。化合物半導体層14cのP型層13の表面は、保護膜15cから露出しており、P電極30c(第1電極)が接している。P電極30cは透明電極である。図6では保護膜15cが、化合物半導体層14cのP型層13表面と同じ高さまで埋め込まれ、平坦な表面を有しているが、N電極23Nや、化合物半導体層14cを一定の厚さで覆っても良い。
接続領域3では、隔壁24が貫通電極40と接している。即ち、図6の構成に於いては、接続素子110cは、隔壁24とP電極30cよりなる。但し、P電極30cは省略しても良いし、画素領域1内のN電極23Nや化合物半導体層14cと同じ構造を配置し、隔壁24を重ねて配置しても良い。隔壁24は画素領域1から接続領域3まで、連続して配置されており、マイクロ発光素子100cの第1電極側の配線抵抗を低減している。これにより、透明電極であるP電極30cを薄くする事が可能となり、P電極30cの光吸収を低減し、光出力を向上できる。
本構成では、マイクロ発光素子100cに占める化合物半導体層14cの面積が非常に狭い。従って、化合物半導体層全体を、半導体層60に貼り付けた後に、図6の様なボックス状の化合物半導体層14cへ加工すると、化合物半導体層14c間に存在した化合物半導体層は加工によって失われてしまう。多くの化合物半導体層が無駄となる。しかし、予めボックス状に加工した化合物半導体層14cを、間引いて、半導体層60上に転写する製造方法を取る事で、化合物半導体層14cを有効に活用する事が出来る。この様に、マイクロ発光素子100cに占める化合物半導体層14cの面積が非常に狭い本構成では、化合物半導体層を有効活用する事が可能である。
本構成ではN電極23Nや隔壁24として金属材料を用いる事が好ましく、これらの部分から、半導体層60への光漏洩は防止できる。しかし、N電極23Nや隔壁24には必ず隙間が生じる為、半導体層60へ光が漏洩する。漏洩した光は、半導体層60によって吸収され、トランジスタ80には達しない。従って、本構成に於いても、実施形態1と同様の効果を実現できる。
〔実施形態5〕
実施形態5について、図7を用いて説明する。本構成の画像表示素子200dは、実施形態4と類似しているが、隔壁24dの構成に半導体層60dの表面部分を使用している点で、実施形態4と異なる。
実施形態1~4での半導体層60の、マイクロ発光素子100側の面は平坦であったが、図7に示す様に、半導体層60dの表面はすり鉢状に掘り込まれている。凹部の底部に貫通電極40が配置され、凸部が隔壁24dの本体部分を構成している。半導体層60dの表面には、半導体層保護膜43dが形成されている。凹部の底に、N電極23Nが、貫通電極40全体を覆って、配置されている点は実施形態4と同じである。隔壁24dの側壁表面には、隔壁反射層25が配置されている。隔壁反射層25は、導電性が高く、且つ、可視光に対する反射性も高い薄膜より構成される。例えば、銀やアルミニュウムを主成分とする金属膜である。本構成では、N電極23Nと隔壁反射層25とを同一材料によって、同時に形成する事が出来ると言う利点がある。マイクロ発光素子100dにおいて、化合物半導体層14cを覆う保護膜15dや、透明電極よりなるP電極30dが有る点は実施形態4と同様である。
接続領域3では、画素領域1と同様に、半導体層60dの表面に凹凸が形成されており、凹部の底に貫通電極40が配置されている。貫通電極40は隔壁反射層25と接続している。隔壁反射層25は、画素領域1から連続して繋がっており、第1電極側の配線となっている。接続素子110dでは、隔壁24dからなる。尚、図7では,接続領域3では、P電極30dを除去した構成となっているが、実施形態4と同様に、P電極30dを配置しても良い。
本構成に於いても、実施形態1と同様の効果を実現できる。
〔実施形態6〕
実施形態6について、図8を用いて説明する。本構成の画像表示素子200eは、マイクロ発光素子の構成は実施形態4と類似しているが、フルカラー表示素子である点に於いて異なる。実施形態1~5の表示素子は、単色表示であり、化合物半導体層14が発する光を、そのまま外部へ放出している。本構成では、マイクロ発光素子は励起光発光素子105と波長変換部(青色波長変換部31、赤色波長変換部32、緑色波長変換部33)からなる。励起光発光素子105は、例えば、窒化物半導体層14e、N電極(第2電極)23N、P電極(第1電極)30cからなり、紫外線、近紫外線、青色光等を放出する。励起光発光素子105の光放出面側に配置された波長変換部が、励起光を吸収し、ダウンコンバートした長波長光を外部へ放出する。
図8に示す様に、青色マイクロ発光素子100Bは、励起光発光素子105の上に、青色波長変換部31を配置している。青色波長変換部31は、励起光発光素子105が発する励起光を吸収し、青色光を放出する。青色波長変換部31は、例えば、蛍光体粒子や、量子ドット粒子、蛍光分子よりなる染料等を含む樹脂層である。青色波長変換部31の周囲は、隔壁24によって囲われており、赤色マイクロ発光素子100Rや緑色マイクロ発光素子100G、或は他画素に属する青色マイクロ発光素子100Bへの光漏洩を防止している。また、隔壁24の側壁が、光放出方向に開く様に傾斜している為、光放出効率を向上できる。
赤色マイクロ発光素子100Rや緑色マイクロ発光素子100Gも、赤色波長変換部32と緑色波長変換部33の構成材料が異なるだけで、青色マイクロ発光素子100Bと同様である。また、青色光を発する様に、励起光発光素子105を構成する場合には、青色波長変換部31は必要無い。但し、青色波長変換部31の代わりに、透明樹脂部を配置する事で、光取り出し効率を向上する事が出来る。
本構成では、励起光発光素子105が発する励起光だけでなく、ダウンコンバートされた青色光、緑色光、赤色光も、トランジスタ80近傍へ浸透する可能性がある。特に赤色光はシリコンの吸収係数が小さい為、半導体層60の厚さを、赤色光の侵入を阻止する様に設定する事で、励起光を含む全ての光の侵入を防止できる。
本構成に於いても、実施形態1と同様の効果を実現できる。また、単一画像表示素子によって、フルカラー表示を実現する事が出来る。
〔実施形態7〕
実施形態7について、図9を用いて説明する。本構成の画像表示素子200fは、第1面に、貫通電極40とトランジスタ80の拡散層等を接続する接続電極45を有している点において、実施形態1の画像表示素子200と異なる。その他は実施形態1と変わらない。
貫通電極40を形成する上で、水平方向の寸法が大きい方が、容易に形成できる。しかし、寸法が大きい貫通電極40をそのままトランジスタ80等に接続しようとすると、第1面に面積の広い拡散層を形成する必要が有る。この点は、画素面積を縮小する上で、好ましく無い。そこで、第1面に形成されたトランジスタ80のソース82を構成する拡散層から、半導体層60の内側に、接続電極45を形成し、貫通電極40を接続電極45と接続する事で、拡散層の面積増加を防止する事ができる。接続電極45は、次の様にして形成できる。ソース82やP型拡散層87から、半導体層60の内部に向けて、径の小さな穴を形成し、穴の内部に接続電極保護膜46を形成する。CVD法によって、SiO2等の絶縁膜を堆積し、ドライエッチング法によってエッチバックする事で、穴の側壁のみに、絶縁膜を残す事ができる。続いて、接続電極保護膜46に覆われていない、穴の空間に、導電材を埋込み、接続電極45を形成する。接続電極45は、第1面側で拡散層の表面と接触し、ソース82やP型拡散層87と電気的に接続する事が好ましい。
接続電極45は限られた面積に形成できる。第1面に接続電極45を形成しておく事で、水平方向の断面積が大きな貫通電極40を使用する事ができる。従って、貫通電極40を容易に製造できる。
本構成に於いても、実施形態1と同様の効果を実現できる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る画像表示素子は、アレイ状に配列された複数のマイクロ発光素子と、複数のマイクロ発光素子を発光させる駆動回路が配置された半導体層を含む画像表示素子であって、半導体層の第1面に駆動回路を構成するトランジスタと配線層が配置されており、半導体層の、第1面とは反対側の第2面に、複数のマイクロ発光素子が配置されており、トランジスタ及び配線層は、半導体層を貫通する貫通電極によって、マイクロ発光素子と電気的に接続されている。
上記構成によれば、半導体層の、配線層とは反対側の面にマイクロ発光素子を配置する事で、マイクロ発光素子が発する光がトランジスタの近傍まで侵入し、トランジスタにリーク電流を生じる事を防止する事ができる。
本発明の態様2に係る画像表示素子は、上記態様1において、貫通電極の断面は、平面視において、外側に絶縁層を配置し、内側に導電体を配置している。
本発明の態様3に係る画像表示素子は、上記態様1または2において、貫通電極は、マイクロ発光素子の各々に設けられている。
本発明の態様4に係る画像表示素子は、上記態様1から3のいずれかにおいて、第2面において、貫通電極は、電極接続部によって、全体を覆われている。
上記構成によれば、半導体層内部へ光が浸透する事を防止できる。
本発明の態様5に係る画像表示素子は、上記態様1から3のいずれかにおいて、第2面において、貫通電極は、マイクロ発光素子の一方の電極によって、全体を覆われている。
上記構成によれば、半導体層内部へ光が浸透する事を防止できる。
本発明の態様6に係る画像表示素子は、上記態様1から5のいずれかにおいて、第1面において、貫通電極は、N型拡散層またはP型拡散層と接続している。
本発明の態様7に係る画像表示素子は、上記態様1から6のいずれかにおいて、半導体層の第2面は、貫通電極部を除き、絶縁膜に覆われている。
上記構成によれば、半導体層を介して、隣接する電極間で電流が流れる事を防止できる。
本発明の態様8に係る画像表示素子は、上記態様1から6のいずれかにおいて、半導体層の第2面において、貫通電極は、半導体層本体とは逆導電型の拡散層に覆われている。
上記構成によれば、隣接するマイクロ発光素子の電極接続部間に於けるリーク電流の発生を防止できる。
本発明の態様9に係る画像表示素子は、上記態様1から8のいずれかにおいて、複数のマイクロ発光素子が配置された画素領域に於いて、半導体層の第1面側には、トランジスタが配置される第1のウエルと、第1のウエルの第2面側に、第1のウエルとは反対導電型の第3のウエルが配置されている。
本発明の態様10に係る画像表示素子は、上記態様9において、第3のウエルは、第1のウエルとは反対導電型の第2のウエルを介して、配線層と接続している。
上記構成によれば、空乏層によって、半導体層のトランジスタ近傍に達した光によって生じるキャリアを捕獲する事で、トランジスタのリーク電流発生を防止できる。
本発明の態様11に係る画像表示素子は、上記態様1から10のいずれかにおいて、マイクロ発光素子は、マイクロ発光素子の光放出面側に第1電極を有しており、光放出面とは反対側の面に、第1電極とは逆の極性の第2電極を有しており、第2電極は貫通電極と導通している。
本発明の態様12に係る画像表示素子は、上記態様11において、複数のマイクロ発光素子が配置された画素領域の外側に接続領域が配置されており、接続領域には、複数のマイクロ発光素子の第1電極と配線層を接続する接続素子と、接続素子に接続する貫通電極が配置されている。
本発明の態様13に係る画像表示素子は、上記態様1から12のいずれかにおいて、マイクロ発光素子は、励起光発光素子と波長変換部からなる。
上記構成によれば、単一画像表示素子によって、フルカラー表示を実現できる。
本発明の態様14に係る画像表示素子は、上記態様1から13のいずれかにおいて、マイクロ発光素子は、半導体層の第2面に形成された隔壁によって、周囲を囲われている。
上記構成によれば、隔壁として金属材料を用いる事により、半導体層への光漏洩は防止できる。
本発明の態様15に係る画像表示素子は、上記態様14において、隔壁は、半導体層の第2面に配置された、半導体層からなる凸部を含む。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
100、100c、100d マイクロ発光素子
100B 青色マイクロ発光素子
100R 赤色マイクロ発光素子
100G 緑色マイクロ発光素子
110、110c、110d 接続素子
105 励起光発光素子
1 画素領域
3 接続領域
11 N型層
12 発光層
13 P型層
14、14c 化合物半導体層
14e 窒化物半導体層
15、15c、15d 保護膜
16 アンダーフィル
18 N配線
20 電極接続部
23P P電極(第2電極)
23N N電極(第2電極)
24、24d 隔壁
25 隔壁反射層
30 N電極(第1電極)
30c、30d P電極(第1電極)
31 青色波長変換部
32 赤色波長変換部
33 緑色波長変換部
40 貫通電極
41 貫通電極保護膜(絶縁層)
42 貫通電極導電部(導電体)
43、43d 半導体層保護膜(絶縁膜)
44 保護拡散層
45 接続電極
46 接続電極保護膜
50 駆動回路基板
60、60a、60b、60d 半導体層
61 Pウエル(第1ウエル)
62 深いNウエル(第3ウエル)
63 半導体層本体
64 Nウエル(第2ウエル)
70 配線層
71 層間絶縁膜
72 コンタクトプラグ
73 1層目配線
74 ビアプラグ
80 トランジスタ
81 ゲート電極
82 ソース
83 ドレイン
84 ゲート絶縁膜
85 トレンチ素子分離
86 N型拡散層
87 P型拡散層
200、200a,200b、200c、200d、200e、200f 画像表示素子

Claims (14)

  1. アレイ状に配列された複数のマイクロ発光素子と、前記複数のマイクロ発光素子を発光させる駆動回路が配置された半導体層を含む画像表示素子であって、
    前記半導体層の第1面に前記駆動回路を構成するトランジスタと配線層が配置されており、
    前記半導体層の、前記第1面とは反対側の第2面に、前記複数のマイクロ発光素子が配置されており、
    前記トランジスタ及び前記配線層は、前記半導体層を貫通する貫通電極によって、前記マイクロ発光素子と電気的に接続され、
    前記半導体層は、前記マイクロ発光素子が発する光を吸収し、当該光が前記駆動回路を構成する前記トランジスタまで到達しない厚さで形成されており、
    前記第1面において、前記貫通電極は、N型拡散層またはP型拡散層と直接接続していることを特徴とする画像表示素子。
  2. アレイ状に配列された複数のマイクロ発光素子と、前記複数のマイクロ発光素子を発光させる駆動回路が配置された半導体層を含む画像表示素子であって、
    前記半導体層の第1面に前記駆動回路を構成するトランジスタと配線層が配置されており、
    前記半導体層の、前記第1面とは反対側の第2面に、前記複数のマイクロ発光素子が配置されており、
    前記トランジスタ及び前記配線層は、前記半導体層を貫通する貫通電極によって、前記マイクロ発光素子と電気的に接続され、
    前記半導体層は、前記マイクロ発光素子が発する光を吸収し、当該光が前記駆動回路を構成する前記トランジスタまで到達しない厚さで形成されており、
    前記半導体層の第2面において、前記貫通電極の周囲は、前記半導体層の内部にある半導体層本体とは逆導電型の拡散層に覆われており、前記拡散層は前記第2面において前記半導体層と接していることを特徴とする画像表示素子。
  3. アレイ状に配列された複数のマイクロ発光素子と、前記複数のマイクロ発光素子を発光させる駆動回路が配置された半導体層を含む画像表示素子であって、
    前記半導体層の第1面に前記駆動回路を構成するトランジスタと配線層が配置されており、
    前記半導体層の、前記第1面とは反対側の第2面に、前記複数のマイクロ発光素子が配置されており、
    前記トランジスタ及び前記配線層は、前記半導体層を貫通する貫通電極によって、前記マイクロ発光素子と電気的に接続され、
    前記半導体層は、前記マイクロ発光素子が発する光を吸収し、当該光が前記駆動回路を構成する前記トランジスタまで到達しない厚さで形成されており、
    前記複数のマイクロ発光素子が配置された画素領域に於いて、前記半導体層の第1面側には、前記トランジスタが配置される第1のウエルと、前記第1のウエルの前記第2面側に、前記第1のウエルとは反対導電型の第3のウエルが配置されていることを特徴とする画像表示素子。
  4. 前記第3のウエルは、前記第1のウエルとは反対導電型の第2のウエルを介して、前記配線層と接続していることを特徴とする請求項に記載の画像表示素子。
  5. アレイ状に配列された複数のマイクロ発光素子と、前記複数のマイクロ発光素子を発光させる駆動回路が配置された半導体層を含む画像表示素子であって、
    前記半導体層の第1面に前記駆動回路を構成するトランジスタと配線層が配置されており、
    前記半導体層の、前記第1面とは反対側の第2面に、前記複数のマイクロ発光素子が配置されており、
    前記トランジスタ及び前記配線層は、前記半導体層を貫通する貫通電極によって、前記マイクロ発光素子と電気的に接続され、
    前記半導体層は、前記マイクロ発光素子が発する光を吸収し、当該光が前記駆動回路を構成する前記トランジスタまで到達しない厚さで形成されており、
    前記マイクロ発光素子は、前記マイクロ発光素子の光放出面側に第1電極を有しており、前記光放出面とは反対側の面に、前記第1電極とは逆の極性の第2電極を有しており、前記第2電極は前記貫通電極と導通していることを特徴とする画像表示素子。
  6. 前記複数のマイクロ発光素子が配置された画素領域の外側に接続領域が配置されており、前記接続領域には、前記複数のマイクロ発光素子の前記第1電極と前記配線層を接続する接続素子と、前記接続素子に接続する貫通電極が配置されていることを特徴とする請求項に記載の画像表示素子。
  7. 前記貫通電極の断面は、平面視において、前記半導体層に接して絶縁層を配置し、前記絶縁層の内側に前記半導体層と接しないように導電体を配置していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像表示素子。
  8. 前記貫通電極は、前記マイクロ発光素子の各々に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像表示素子。
  9. 前記第2面において、前記貫通電極は、電極接続部によって、全体を覆われていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像表示素子。
  10. 前記第2面において、前記貫通電極は、前記マイクロ発光素子の一方の電極によって、全体を覆われていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像表示素子。
  11. 前記半導体層の第2面は、前記貫通電極を除き、絶縁膜に覆われていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像表示素子。
  12. 前記マイクロ発光素子は、励起光発光素子と波長変換部からなり、前記波長変換部は前記励起光発光素子が発する励起光を吸収し、ダウンコンバートして、前記励起光より長波長の光を放出することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像表示素子。
  13. 前記マイクロ発光素子は、前記半導体層の前記第2面に形成された隔壁によって、周囲を囲われており、前記隔壁は導電性であり、前記隔壁の側壁は光放出方向に向かって開くように傾斜していることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の画像表示素子。
  14. 前記隔壁は、前記半導体層の前記第2面からなる凸部を含むことを特徴とする請求項13に記載の画像表示素子。
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