JP7504354B2 - 電気温水器システム - Google Patents
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Description
このように構成された本発明の一実施形態においては、制御部は、電気温水器グループ内の複数の電気温水器について貯水タンク内の水の排水動作要求がある場合に、電気温水器グループ内の電気温水器のうち1つの電気温水器の排水動作を開始させた後、電気温水器グループ内の残りの電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作を開始させる排水タイミング調整モードを備える。これにより、電気温水器グループの全ての電気温水器が同時に排水を共通の排水流路に排水することを防ぐと共に、電気温水器グループ内の電気温水器からの共通の排水流路内への排水のタイミングをずらすことができ、電気温水器グループ内の電気温水器からの排水が共通の排水流路内で同じタイミングで合流されてしまい排水流路で排水しきれなくなった排水が排水ホッパーから溢れ出る漏水を抑制できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、制御部の排水タイミング調整モードは、電気温水器グループ内の電気温水器のうち1つの電気温水器の排水動作を開始させた後且つ電気温水器グループ内の電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作が完了した後に、電気温水器グループ内の残りの電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作を開始させる。これにより、電気温水器グループの全ての電気温水器が同時に排水を共通の排水流路に排水することをより防ぐと共に、電気温水器グループ内の電気温水器からの共通の排水流路内への排水のタイミングをよりずらすことができ、電気温水器グループ内の電気温水器からの排水が共通の排水流路内で同じタイミングで合流されてしまい排水流路で排水しきれなくなった排水が排水ホッパーから溢れ出る漏水をより抑制できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、制御部の排水タイミング調整モードは、電気温水器グループ内の電気温水器のうち1つの電気温水器の排水動作を開始させた後且つ電気温水器グループ内の電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作が完了してから所定時間が経過した後、電気温水器グループ内の残りの電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作を開始させる。これにより、電気温水器グループの全ての電気温水器が同時に排水を共通の排水流路に排水することをより防ぐと共に、電気温水器グループ内の電気温水器からの共通の排水流路内への排水のタイミングをさらにずらすことができ、排水動作が完了した電気温水器からの排水が排水流路内を流下する時間の猶予をさらに与えることができ、電気温水器グループ内の電気温水器からの排水が共通の排水流路内で同じタイミングで合流されてしまい排水流路で排水しきれなくなった排水が排水ホッパーから溢れ出る漏水をさらに抑制できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、制御部の排水タイミング調整モードは、電気温水器グループ内の電気温水器のうち1つの電気温水器の排水動作を開始させた後、推定終了時間が経過した後、電気温水器グループ内の残りの電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作を開始させる。これにより、排水の推定終了時間の推定に基づいて、電気温水器グループの全ての電気温水器が同時に排水を共通の排水流路に排水することをより防ぐと共に、電気温水器グループ内の電気温水器からの共通の排水流路内への排水のタイミングをずらすことができ、電気温水器グループ内の電気温水器からの排水が共通の排水流路内で同じタイミングで合流されてしまい排水流路で排水しきれなくなった排水が排水ホッパーから溢れ出る漏水を抑制できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、制御部は、上記第1検出部によって検出された水の温度の低下と上記第2検出部によって検出された水の温度の低下とに基づいて上記貯水タンクからの排水の推定終了時間を推定でき、これにより、排水の推定終了時間の推定に基づいて、電気温水器グループの全ての電気温水器が同時に排水を共通の排水流路に排水することをより防ぐと共に、電気温水器グループ内の電気温水器からの共通の排水流路内への排水のタイミングをずらすことができ、電気温水器グループ内の電気温水器からの排水が共通の排水流路内で同じタイミングで合流されてしまい排水流路で排水しきれなくなった排水が排水ホッパーから溢れ出る漏水を抑制できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、制御部の排水タイミング調整モードは、電気温水器グループ内の電気温水器のうち1つの電気温水器の排水動作を開始させてから所定時間が経過した後、電気温水器グループ内の残りの電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作を開始させる。これにより、電気温水器グループの全ての電気温水器が同時に排水を共通の排水流路に排水することをより防ぐと共に、電気温水器グループ内の電気温水器からの共通の排水流路内への排水のタイミングをよりずらすことができ、排水動作が開始された電気温水器からの排水が排水流路内を流下する時間の猶予を与えることができ、電気温水器グループ内の電気温水器からの排水が共通の排水流路内で同じタイミングで合流されてしまい排水流路で排水しきれなくなった排水が排水ホッパーから溢れ出る漏水をさらに抑制できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、電気温水器は、さらに、貯水タンク内の水の温度を検出する検出部を備え、制御部の排水タイミング調整モードは、電気温水器グループ内の電気温水器のうち1つの電気温水器の排水動作を開始させた後、且つ検出部によって検出された水の温度が所定値以下となった後に、電気温水器グループ内の残りの電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作を開始させる。これにより、制御部は、検出部によって検出された水の温度が所定値以下となったことにより、貯水タンクからの排水が所定の程度まで進んだことを判断でき、貯水タンクからの排水が一定程度まで進んだ後に、電気温水器グループ内の残りの電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作を開始させる。よって、電気温水器グループの全ての電気温水器が同時に排水を共通の排水流路に排水することをより防ぐと共に、電気温水器グループ内の電気温水器からの共通の排水流路内への排水のタイミングをよりずらすことができ、電気温水器グループ内の電気温水器からの排水が共通の排水流路内で同じタイミングで合流されてしまい排水流路で排水しきれなくなった排水が排水ホッパーから溢れ出る漏水をより抑制できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、制御部の排水タイミング調整モードは、電気温水器グループ内の電気温水器のうち1つの電気温水器の排水動作を開始させた後、且つ第1検出部によって検出された温度と、第2検出部によって検出された温度との差分値が所定値を超えてから再びこの差分値が所定値以下となった後、電気温水器グループ内の残りの電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作を開始させる。これにより、第1検出部又は第2検出部の一方が水を検知した後、第1検出部及び第2検出部の両方が水を検知して差分値が所定値以下となり、貯水タンクからの排水が一定程度まで進んだことを判断でき、貯水タンクからの排水が一定程度まで進んだ後に、電気温水器グループ内の残りの電気温水器のうち少なくとも1つの電気温水器の排水動作が開始される。よって、電気温水器グループの全ての電気温水器が同時に排水を共通の排水流路に排水することをより防ぐと共に、電気温水器グループ内の電気温水器からの共通の排水流路内への排水のタイミングをよりずらすことができ、電気温水器グループ内の電気温水器からの排水が共通の排水流路内で同じタイミングで合流されてしまい排水流路で排水しきれなくなった排水が排水ホッパーから溢れ出る漏水をより抑制できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、制御部の排水タイミング調整モードにおいて、電気温水器の排水動作を開始させるときに、電気温水器グループ内において最も低い階層に設けられた電気温水器を、この最も低い階層に設けられた電気温水器よりも高い階層に設けられた電気温水器よりも先に排水動作を開始させる。これにより、最も低い階層に設けられた電気温水器の排水動作を先に開始させた後、高い階層に設けられた電気温水器の排水動作を開始させることができ、高い階層に設けられた電気温水器からの排水が排水流路を流れる際に、既に最も低い階層に設けられた電気温水器からの排水が排水流路を流れ去っている可能性が高くなり、電気温水器グループ内の電気温水器からの共通の排水流路内への排水のタイミングをさらにずらすことができ、電気温水器グループ内の電気温水器からの排水が共通の排水流路内で同じタイミングで合流されてしまい排水流路で排水しきれなくなった排水が排水ホッパーから溢れ出る漏水をさらに抑制できる。
図1は本発明の一実施形態による電気温水器システムの構成図であり、図2は本発明の一実施形態による電気温水器システムの電気温水器を排水ホッパーを介して排水流路に接続している状態を示す構成図であり、図3は本発明の一実施形態による電気温水器システムの電気温水器の内部構成を示す構成図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態による電気温水器システム1は、複数の電気温水器2を備えている。排水を共通の排水流路4に排水する複数の電気温水器2が電気温水器グループ6として設定される。すなわち、電気温水器システム1は、複数の電気温水器2により構成される電気温水器グループ6を備えている。
出湯装置14は、貯水タンク20内で沸かされた湯である温水(水)を、加水せずに沸かされた温度のまま吐水するように構成されている。
電気温水器2は、水又は温水を貯める貯水タンク20と、貯水タンク20内の水(水又は温水)を加熱する加熱部22と、後述する制御部40により制御され、貯水タンク20内の水(水又は温水)を排水流路4に排水させる排水部24と、水道等の給水源から延びる第1給水路26が貯水タンク20の下部に接続される第1給水路26と、貯水タンク20の上部に接続される第1排出路28と、貯水タンク20の上部に接続される第2排出路30と、水道等の給水源から延びると共に第2排出路30に接続される第2給水路32と、第2排出路30から分岐される第3排出路34と、水道等の給水源から延びると共に湯水混合水栓装置12に接続される第3給水路36と、貯水タンク20内の水(水又は温水)の温度を検出する検出部である第1検出部42と、第1検出部42と異なる高さ位置に設けられた検出部である第2検出部44とを備えている。
第2排出路30には、その途中において第2給水路32が接続されている。第2排出路30と第2給水路32との接続箇所には混合弁31が設けられている。混合弁31は、第2排出路30内を水(水又は温水)が通過する際に、第2給水路32から水が引き込まれて混合されるように形成されている。よって、第2排出路30には、混合弁31を介して第2給水路32から水が供給され、温水の温度が火傷をしにくい温度まで低下されるようになっている。第2排出路30は、第2給水路32の接続箇所の混合弁31の下流側において、第3排出路34と接続されている。第2排出路30には、排水部24が設けられ、排水部24の下流側において第2排出路30が排水ホッパー16に接続される。よって、排水部24が開状態とされた場合に、貯水タンク20内の水(水又は温水)が第2排出路30を通って排水ホッパー16及び排水流路4に排出される。
制御部40は、例えば制御部40が取付けられている1つの電気温水器2について貯水タンク20内の水の排水動作要求がある場合に、排水動作の制御を開始させる(図4のスタート)。
S1において、制御部40は、電気温水器グループ6内の他の電気温水器2について貯水タンク20内の水の排水動作要求があるか否かの情報を、他の電気温水器2の制御部40等から取得する。制御部40は、電気温水器グループ6内の複数の電気温水器2について貯水タンク20内の水の排水動作要求があることを認識すると、電気温水器グループ6内の複数の電気温水器2について貯水タンク20内の水の排水動作要求がある場合であると判断する。上述のように、制御部40は、例えば、自動給排水機能を備える。これにより、複数の電気温水器2の制御部40が定期的に各電気温水器2の貯水タンク20内の水を排水したいという排水動作要求を生じることとなる。
S1において、制御部40が、電気温水器グループ6内の複数の電気温水器2(自己を含む複数の電気温水器2)について貯水タンク20内の水の排水動作要求がないと判断する場合(NOの場合)、他の電気温水器2からの排水を考慮する必要はないと判断できるため、S2に進む。
排水タイミング調整モードは、例えば、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2の排水動作を開始させた後且つ排水動作を開始した電気温水器2の排水動作が完了した後に、電気温水器グループ6内の残りの電気温水器2のうち少なくとも1つの電気温水器2の排水動作を開始させてもよい。
S3において、制御部40が、排水タイミング調整モードの制御を実行し、排水部24を閉状態から開状態にさせ、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2、例えば制御部40が取付けられている1つの電気温水器2の排水動作を開始させ、貯水タンク20から排水を開始させた後、S14に進む。
制御部40が、排水部24が開状態から閉状態に制御され、排水動作を開始した電気温水器2の排水動作が完了したと判断する場合(YESの場合)、電気温水器2からの排水が完了し、排水流路4内の排水が減少すると判断できるので、S15に進む。
S15において、制御部40は、上記電気温水器2の排水動作を開始させた後、エンドに進み、排水タイミング調整モード及び排水動作の制御を終了させる。また、制御部40は、各電気温水器2について貯水タンク20から意図する量の排水を実行して排水動作を終了する。
排水タイミング調整モードは、例えば、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2の排水動作を開始させた後且つ排水動作を開始した電気温水器2の排水動作が完了してから所定時間が経過した後、電気温水器グループ6内の残りの電気温水器2のうち少なくとも1つの電気温水器2の排水動作を開始させてもよい。
制御部40が、排水動作を開始した電気温水器2の排水動作が完了してから所定時間が経過したと判断する場合(YESの場合)、排水動作が完了した後に排水が排水流路を流れ下る時間を考慮することにより、他の電気温水器2からの排水が排水開始後に排水動作が完了した電気温水器2からの排水と排水流路4内で合流して排水流量が増大するリスクをより抑制できると判断できるので、S26に進む。
制御部40は、例えば、第1検出部42及び/又は第2検出部44によって検出された水の温度の低下に基づいて貯水タンク20からの排水の推定終了時間を推定し、排水タイミング調整モードは、例えば、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2の排水動作を開始させ且つ推定終了時間が経過した後、電気温水器グループ6内の残りの電気温水器2のうち少なくとも1つの電気温水器2の排水動作を開始させてもよい。
S3において、制御部40は、排水タイミング調整モードの制御を実行し、排水部24を閉状態から開状態にさせ、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2、例えば制御部40が取付けられている1つの電気温水器2の排水動作を開始させ、貯水タンク20から排水を開始させた後、S34に進む。
S34において、制御部40は、第1検出部42及び/又は第2検出部44において検出された温度低下が排水タイミング調整モードの実行開始時の温度から所定の温度低下、例えば10℃以上の温度低下となる場合(YESの場合)には、第1検出部42及び/又は第2検出部44の高さ位置まで水が貯水タンク20内に供給された、すなわち、その分だけ温水が貯水タンク20から排出されたと判断できるので、S35に進む。
S35において、制御部40は、第1検出部42及び/又は第2検出部44において所定の温度低下を生じるまでにかかった時間に基づき推定された貯水タンク20からの温水の排水の推定終了時間が経過している場合(YESの場合)には、貯水タンク20からの温水の排水が終了しており貯水タンク20からの温水の排水が終了されていると推定されるので、S36に進む。
S37において、制御部40は、上記電気温水器2の排水動作を開始させた後、エンドに進み、排水タイミング調整モード及び排水動作の制御を終了させる。また、制御部40は、各電気温水器2について貯水タンク20から意図する量の排水を実行して排水動作を終了する。
排水タイミング調整モードは、例えば、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2の排水動作を開始させてから所定時間が経過した後、電気温水器グループ6内の残りの電気温水器2のうち少なくとも1つの電気温水器2の排水動作を開始させてもよい。
S3において、制御部40は、排水タイミング調整モードの制御を実行し、排水部24を閉状態から開状態にさせ、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2、例えば制御部40が取付けられている1つの電気温水器2の排水動作を開始させ、貯水タンク20から排水を開始させた後、S44に進む。
制御部40が、排水動作を開始した電気温水器2の排水動作を開始させてから所定時間が経過したと判断する場合(YESの場合)、排水動作を開始した電気温水器2からの排水動作が完了した可能性が高いと判断できるため、排水部24の制御によることなく、S45に進む。
上記排水タイミング調整モードは、例えば、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2の排水動作を開始させた後、且つ第1検出部42及び/又は第2検出部44によって検出された水の温度が所定値以下となった後に、電気温水器グループ6内の残りの電気温水器2のうち少なくとも1つの電気温水器2の排水動作を開始させてもよい。
S3において、制御部40は、排水タイミング調整モードの制御を実行し、排水部24を閉状態から開状態にさせ、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2、例えば制御部40が取付けられている1つの電気温水器2の排水動作を開始させ、貯水タンク20から排水を開始させた後、S54に進む。
S54において、制御部40は、第1検出部42及び/又は第2検出部44において検出された温度低下が所定値以下となる場合(YESの場合)には、第1検出部42及び/又は第2検出部44の高さ位置と、検出された水の温度とから、貯水タンクからの排水が所定の程度まで進んだと推定でき、貯水タンク20内における温水と水の入れ替えの推定の割合が所定の基準まで達していると判断できるため、S55に進む。例えば、制御部40は、貯水タンク20からの排水の程度が貯水タンク20内の水がほぼ全部入れ替わっているまで達していると判断する場合には、貯水タンク20からの温水の排水が終了しており貯水タンク20からの温水の排水が終了されていると判断できる。
S55において、制御部40は、上記電気温水器2の排水動作を開始させた後、エンドに進み、排水タイミング調整モード及び排水動作の制御を終了させる。また、制御部40は、各電気温水器2について貯水タンク20から意図する量の排水を実行して排水動作を終了する。
排水タイミング調整モードは、例えば、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2の排水動作を開始させた後、且つ第1検出部42によって検出された温度と、第2検出部44によって検出された温度との差分値が所定値を超えてから再びこの差分値が所定値以下となった後、電気温水器グループ6内の残りの電気温水器2のうち少なくとも1つの電気温水器2の排水動作を開始させてもよい。
S3において、制御部40は、排水タイミング調整モードの制御を実行し、排水部24を閉状態から開状態にさせ、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2、例えば制御部40が取付けられている1つの電気温水器2の排水動作を開始させ、貯水タンク20から排水を開始させた後、S64に進む。
S64において、制御部40は、第1検出部42において検出された温度低下が排水タイミング調整モードの実行開始時の温度から所定の温度低下、例えば10℃以上の温度低下となっている場合(YESの場合)には、第1検出部42の高さ位置まで水が貯水タンク20内に供給されたと推定され、その分だけ温水が貯水タンク20から排出されたと判断できるので、S65に進む。
S65において、制御部40は、第1検出部42によって検出された温度と、第2検出部44によって検出された温度との差分値が、排水タイミング調整モード開始以後に一旦所定値を超えてから再びこの差分値が所定値以下となっている場合(YESの場合)には、第1検出部42及び第2検出部44の高さ位置まで水が貯水タンク20内に供給されていると推定され、貯水タンク20からの排水が一定程度まで進んだと判断できるので、S66に進む。
S66において、制御部40は、上記電気温水器2の排水動作を開始させた後、エンドに進み、排水タイミング調整モード及び排水動作の制御を終了させる。また、制御部40は、各電気温水器2について貯水タンク20から意図する量の排水を実行して排水動作を終了する。
制御部40は、例えば、施設内において電気温水器グループ6内のそれぞれの電気温水器2が設けられている階層の情報を認識でき、排水タイミング調整モードにおいて、例えば、電気温水器2の排水動作を開始させるときに、電気温水器グループ6内において最も低い階層に設けられた電気温水器2を、この最も低い階層に設けられた電気温水器2よりも高い階層に設けられた電気温水器2よりも先に排水動作を開始させてもよい。
S1において、制御部40が、電気温水器グループ6内の複数の電気温水器2(自己を含む複数の電気温水器2)について貯水タンク20内の水の排水動作要求があると判断する場合(YESの場合)、排水流路4において排水を抑制する必要があると判断できるため、排水タイミング調整モードを実行して、S73に進む。
図15に示すように、例えば、施設内において、電気温水器グループ6内の複数の電気温水器2が下位階層及び上位階層に配置されている。仮に電気温水器グループ6内の下位階層における紙面の左端から1つ目の電気温水器2、及び上位階層における紙面の左端から3つ目の電気温水器2が排水動作要求有となった場合、制御部40は、電気温水器グループ6内において排水動作要求があるうちの最も低い階層に設けられた電気温水器2を、この最も低い階層に設けられた電気温水器2よりも高い階層に設けられた電気温水器2よりも先に排水動作を開始させる。よって、制御部40は、下位階層における紙面の左端から1つ目の電気温水器2の排水動作を開始させる。このとき、制御部40は、所定期間にわたり、上位階層における紙面の左端から3つ目の電気温水器2の排水動作を開始させずに待機させる。
制御部40が、排水動作が開始された電気温水器2の排水部24が開状態から閉状態となったと判断する場合(YESの場合)、排水動作が開始された電気温水器2からの排水が完了し、以後、排水流路4内の排水が減少すると判断できるので、S75に進む。このとき、制御部40は最も低い階層に設けられた電気温水器2から排水を実行させていたので、排水は基本的に最も低い階層よりさらに下方側の排水流路4内を流れている。
このように構成された本発明の一実施形態においては、制御部40は、電気温水器グループ6内の複数の電気温水器2について貯水タンク20内の水の排水動作要求がある場合に、電気温水器グループ6内の電気温水器2のうち1つの電気温水器2の排水動作を開始させた後、電気温水器グループ6内の残りの電気温水器2のうち少なくとも1つの電気温水器2の排水動作を開始させる排水タイミング調整モードを備える。これにより、電気温水器グループ6の全ての電気温水器2が同時に排水を共通の排水流路4に排水することを防ぐと共に、電気温水器グループ6内の電気温水器2からの共通の排水流路4内への排水のタイミングをずらすことができ、電気温水器グループ6内の電気温水器2からの排水が共通の排水流路4内で同じタイミングで合流されてしまい排水流路4で排水しきれなくなった排水が排水ホッパー16から溢れ出る漏水を抑制できる。また、排水タイミング調整モードにより、電気温水器2が複数設けられている場合に、複数の排水ホッパー16から水が漏洩することも抑制できる。さらに、排水タイミング調整モードにより、使用者から見えにくい位置に設けられることが多い排水ホッパー16からの漏水をより抑制できる。
2 電気温水器
4 排水流路
6 電気温水器グループ
16 排水ホッパー
20 貯水タンク
22 加熱部
24 排水部
40 制御部
42 第1検出部
44 第2検出部
Claims (8)
- 電気温水器システムであって、
電気温水器であって、排水を共通の排水流路に排水する複数の上記電気温水器が電気温水器グループとして設定される、上記電気温水器と、
上記電気温水器の排水動作を制御する制御部と、
上記電気温水器と上記排水流路との間に設けられる排水ホッパーと、を備え、
上記電気温水器は、
水を貯める貯水タンクと、
上記貯水タンク内の水を加熱する加熱部と、
上記制御部により制御され、上記貯水タンク内の水を上記排水流路に排水させる排水部と、
上記貯水タンク内の水の温度を検出する第1検出部と、上記第1検出部と異なる高さ位置に設けられた第2検出部と、を備え、
上記制御部は、上記電気温水器グループ内の複数の上記電気温水器について上記貯水タンク内の水の排水動作要求がある場合に、上記電気温水器グループ内の上記電気温水器のうち1つの上記電気温水器の排水動作を開始させた後、上記電気温水器グループ内の残りの上記電気温水器のうち少なくとも1つの上記電気温水器の排水動作を開始させる排水タイミング調整モードを備え、
上記排水タイミング調整モードは、上記電気温水器グループ内の上記電気温水器のうち1つの上記電気温水器の排水動作を開始させた後、且つ上記第1検出部によって検出された温度と、上記第2検出部によって検出された温度との差分値が所定値を超えてから再びこの差分値が所定値以下となった後、上記電気温水器グループ内の残りの上記電気温水器のうち少なくとも1つの上記電気温水器の排水動作を開始させることを特徴とする電気温水器システム。 - 電気温水器システムであって、
電気温水器であって、排水を共通の排水流路に排水する複数の上記電気温水器が電気温水器グループとして設定される、上記電気温水器と、
上記電気温水器の排水動作を制御する制御部と、
上記電気温水器と上記排水流路との間に設けられる排水ホッパーと、を備え、
上記電気温水器は、
水を貯める貯水タンクと、
上記貯水タンク内の水を加熱する加熱部と、
上記制御部により制御され、上記貯水タンク内の水を上記排水流路に排水させる排水部と、を備え、
上記制御部は、施設内において上記電気温水器グループ内のそれぞれの上記電気温水器が設けられている階層の情報を認識でき、
上記制御部は、上記電気温水器グループ内の複数の上記電気温水器について上記貯水タンク内の水の排水動作要求がある場合に、上記電気温水器グループ内の上記電気温水器のうち1つの上記電気温水器の排水動作を開始させた後、上記電気温水器グループ内の残りの上記電気温水器のうち少なくとも1つの上記電気温水器の排水動作を開始させる排水タイミング調整モードを備え、
上記排水タイミング調整モードにおいて、上記電気温水器グループ内において排水動作要求があるうちの最も低い階層に設けられた上記電気温水器を、この最も低い階層に設けられた上記電気温水器よりも高い階層に設けられた上記電気温水器よりも先に排水動作を開始させることを特徴とする電気温水器システム。 - 上記制御部の上記排水タイミング調整モードは、上記電気温水器グループ内の上記電気温水器のうち1つの上記電気温水器の排水動作を開始させた後且つ排水動作を開始した上記電気温水器の排水動作が完了した後に、上記電気温水器グループ内の残りの上記電気温水器のうち少なくとも1つの上記電気温水器の排水動作を開始させる、請求項2に記載の電気温水器システム。
- 上記制御部の上記排水タイミング調整モードは、上記電気温水器グループ内の上記電気温水器のうち1つの上記電気温水器の排水動作を開始させた後且つ上記電気温水器グループ内の上記電気温水器のうち少なくとも1つの上記電気温水器の排水動作が完了してから所定時間が経過した後、上記電気温水器グループ内の残りの上記電気温水器のうち少なくとも1つの上記電気温水器の排水動作を開始させる、請求項3に記載の電気温水器システム。
- 上記電気温水器は、さらに、上記貯水タンク内の水の温度を検出する検出部を備え、
上記制御部は、上記検出部によって検出された水の温度の低下に基づいて上記貯水タンクからの排水の推定終了時間を推定し、
上記制御部の上記排水タイミング調整モードは、上記電気温水器グループ内の上記電気温水器のうち1つの上記電気温水器の排水動作を開始させ、且つ上記推定終了時間が経過した後、上記電気温水器グループ内の残りの上記電気温水器のうち少なくとも1つの上記電気温水器の排水動作を開始させる、請求項2に記載の電気温水器システム。 - 上記電気温水器は、さらに、上記貯水タンク内の水の温度を検出する第1検出部と、上記第1検出部と異なる高さ位置に設けられた第2検出部とを備え、
上記制御部は、上記第1検出部によって検出された水の温度の低下と上記第2検出部によって検出された水の温度の低下とに基づいて上記貯水タンクからの排水の推定終了時間を推定し、
上記制御部の上記排水タイミング調整モードは、上記電気温水器グループ内の上記電気温水器のうち1つの上記電気温水器の排水動作を開始させ、且つ上記推定終了時間が経過した後、上記電気温水器グループ内の残りの上記電気温水器のうち少なくとも1つの上記電気温水器の排水動作を開始させる、請求項2に記載の電気温水器システム。 - 上記制御部の上記排水タイミング調整モードは、上記電気温水器グループ内の上記電気温水器のうち1つの上記電気温水器の排水動作を開始させてから所定時間が経過した後、上記電気温水器グループ内の残りの上記電気温水器のうち少なくとも1つの上記電気温水器の排水動作を開始させる、請求項2に記載の電気温水器システム。
- 上記電気温水器は、さらに、上記貯水タンク内の水の温度を検出する検出部を備え、
上記制御部の上記排水タイミング調整モードは、上記電気温水器グループ内の上記電気温水器のうち1つの上記電気温水器の排水動作を開始させた後、且つ上記検出部によって検出された水の温度が所定値以下となった後に、上記電気温水器グループ内の残りの上記電気温水器のうち少なくとも1つの上記電気温水器の排水動作を開始させる、請求項2に記載の電気温水器システム。
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