JP7499374B2 - 防災システム - Google Patents

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Description

本発明は、開閉システムに関する。
従来、監視領域を管理する機器としてP型防災受信機が知られていた(例えば、特許文献1参照)。このP型防災受信機は、一般的には、ベル装置や防火戸装置の如き防災設備に電気的に接続されており、当該防災設備側に電力を供給して防災設備を動作させることにより、防災を行っていた。
特開2008-234533号公報
しかしながら、P型防災受信機には配線を介して防災設備が複数接続されていたので、配線の一部で短絡等の異常が発生した場合、異常の防災設備全体に波及してしまう可能性があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、異常の悪影響の波及範囲を削減することが可能な開閉システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の防災システムは、P型防災受信機に電気的に接続される複数の対象機器における一部の対象機器と前記P型防災受信機との間を電気的に開閉する開閉装置を備えた防災システムであって、前記開閉装置は、前記一部の対象機器側で異常が発生していない場合に、閉じて前記P型防災受信機と前記一部の対象機器とを相互に電気的に接続し、前記一部の対象機器側で異常が発生した場合に、開いて前記P型防災受信機と前記一部の対象機器とを相互に電気的に遮断する開閉手段を備え、前記複数の対象機器は、所定のグループ単位で鳴動する区分鳴動方式にて鳴動する複数のベル装置であり、前記複数の対象機器各々は、前記P型防災受信機から延在している共通回線であって前記複数の対象機器が共通して電気的に接続される前記共通回線と、前記共通回線を介さずに前記P型防災受信機から直接延在している個別回線あって前記複数の対象機器各々に個別に電気的に接続される前記個別回線と、を介して前記P型防災受信機に電気的に接続されており、前記開閉手段は、前記一部の対象機器側で異常が発生した場合に、前記共通回線又は前記個別回線の内の前記共通回線のみにおける当該異常が発生した位置よりも前記P型防災受信機側を開く。
また、請求項2に記載の防災システムは、請求項1に記載の防災システムにおいて、前記複数の対象機器各々は、前記共通回線の複数の分岐点各々から延在している分岐回線及び前記共通回線を介して前記P型防災受信機に電気的に接続されており、前記開閉手段は、前記一部の対象機器側で異常が発生した場合に、前記一部の対象機器が接続されている前記分岐回線に対応する分岐点よりも前記P型防災受信機側を開く。
請求項1に記載の防災システムによれば、例えば、異常の悪影響の波及範囲を削減することが可能となる。
本実施の形態に係る防災システムの接続図である。 切離用中継装置を示すブロック図である。 切離処理のフローチャートである。 短絡位置を示す防災システムの接続図である。 他の防災システムの接続図である。 他の防災システムの接続図である。
以下に、本発明に係る開閉システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、開閉システムに関するものである。
ここで、「開閉システム」とは、防災受信機に電気的に接続される複数の対象機器における一部の対象機器と防災受信機との間を電気的に開閉するシステムであり、例えば、開閉手段を備えるものであり、任意で出力手段を備えるものである。
また、「防災受信機」とは、監視領域を管理する機器であり、具体的には、火災、又はガス漏れ等の防災を行うものであって、例えば、対象機器に電力を供給するものであり、一例としては、R型受信機又はP型受信機等含む概念である。「R型受信機」とは、感知器と間で伝送を行うことにより防災を行う機器であり、また、「P型受信機」とは、感知器との間で個々に配線されて防災を行う機器である。
また、「感知器」とは、監視領域の火災又はガス漏れ等を検出する機器であって、防災受信機に対して電気的に接続される機器であり、例えば、煙感知器、熱感知器、火災感知器及びガス感知器等を含む概念である。「監視領域」とは、防災受信機による管理の対象となっている領域であり、具体的には、一定の広がりを持った空間であり、例えば、建築物のフロア(例えば、1階部分、2階部分等)、建築物の部屋(例えば、1階の部屋A、1階の部屋B、2階の部屋C等)、廊下、階段等を含む概念である。
また、「複数の対象機器」とは、防災受信機に電気的に接続される機器であり、例えば、防災受信機側から延在している共通電力線であって、複数の対象機器が共通して電気的に接続される当該共通電力線を介して防災受信機に電気的に接続されている機器等を含む概念であり、また、共通電力線の分岐点から延在している分岐電力線と共通電力線を介して防災受信機に電気的に接続される機器(以下、「分岐対象機器」と称する)等を含む概念である。「複数の対象機器」とは、例えば、防災受信機側から電力が入力される機器であり、一例としては、防災設備等を含む概念である。「防災設備」は、防災のために用いられる設備であって、例えば、ベル装置、防火戸装置、前述の感知器、ガス漏れ検知器、排煙ダンパー装置、発信機、及び中継器等を含む概念である。
また、「ベル装置」とは、例えば、火災発生時に非常ベルを鳴動する公知の装置であり、例えば、複数のベル装置が一斉に鳴動する一斉鳴動方式、あるいは、複数のベル装置が区分に関するグループ単位で鳴動し得る区分鳴動方式にて鳴動するように構成し得る装置等を含む概念である。また、「防火戸装置」とは、例えば、火災発生時に閉じて火災が広がることを防止する公知の装置であり、また、「ガス漏れ検知器」とは、例えば、ガス漏れを検知する公知の装置であり、また、「排煙ダンパー装置」とは、例えば、煙を排出する公知の装置であり、また、「発信機」とは、例えば、押下することにより火災を報知したり断定したりするための公知の装置である。なお、ここでの「ガス漏れ検知器」及び前述の「ガス漏れ感知器」については、相互に同様な概念であるものと解してもよいが、ここでは、例えば、壁に設けられるものが「ガス漏れ検知器」であり、天井に設けられるものが「ガス漏れ感知器」であることとして、説明する。また、「中継器」とは、防災受信機と防災設備との間で中継する装置であり、具体的には、防災受信機と防災設備との間に電気的に接続されるものであり、例えば、変電室やエレベータシャフトの如き点検が困難な場所の設置された感知器を外部から遠隔試験を行うための遠隔試験機能付中継器、あるいは、当該遠隔試験機能付中継器以外の任意の中継器等を含む概念である。
また、「開閉手段」とは、一部の対象機器側で異常が発生していない場合に、閉じて防災受信機と一部の対象機器とを相互に電気的に接続し、一部の対象機器側で異常が発生した場合に、開いて防災受信機と一部の対象機器とを相互に電気的に遮断する手段であり、例えば、一部の対象機器側で異常が発生した場合に、共通電力線における当該異常が発生した位置よりも防災受信機側を開く手段等を含む概念であり、また、分岐対象機器側で異常が発生した場合に、分岐電力線おける当該異常が発生した位置よりも分岐点側を開く手段等を含む概念である。なお、「異常」については、後述する。
また、「一部の対象機器」とは、複数の対象機器の中の一部の対象機器であり、例えば、開閉手段を介して防災受信機に電気的に接続されている対象機器等を含む概念である。また、「出力手段」とは、開閉手段の開閉状態を出力する手段である。
そして、以下の実施形態では、「防災受信機」がP型受信機であり、「対象機器」がベル装置であり、当該ベル装置が一斉鳴動方式にて鳴動するように構成されている場合について説明する。
[実施の形態の具体的内容]
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る防災システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る防災システムの接続図である。
防災システム900は、開閉システムであり、具体的には、監視領域である1個の建物の防災を行うシステムであり、例えば、受信機9、切離用中継装置1、及びベル装置2、を備える。
(構成-受信機)
受信機9は、防災受信機であり、例えば、P型受信機である。この受信機9の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、特記する部分を除いて従来のP型受信機と同様に構成されており、一例としては、ベル装置2を管理又は制御する装置である。受信機9は、例えば、共通回線L11が電気的に接続されている。
(構成-回線)
防災システム900の共通回線L11は、前述の共通電力線であり、具体的には、建物の一階に設置されている受信機9から当該建物の各階に延在している回線であり、例えば、いわゆるBF線及びBC線であり、一例としては、任意の位置から分岐回線L21~L24が分岐している回線である。分岐回線L21~L24は、前述の分岐電力線であり、具体的には、共通回線L11の任意の位置から分岐している回線であり、例えば、建物の階数単位で設けられている回線であり、一例としては、各階のベル装置2が渡り配線され終端抵抗8で終端されるいわゆるBF線及びBC線である。なお、共通回線L11と分岐回線L21~L24とが相互に電気的に接続されている位置が、「分岐点」に対応する。
(構成-ベル装置)
ベル装置2は、前述の対象機器であり、具体的には、分岐対象機器を含む機器である。このベル装置2の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、建物の1階~4階に設けられているベル装置21~24等を備えて構成することができる。そして、ベル装置21~24は、分岐回線L21~L24、及び共通回線L11を介して受信機9に電気的に接続されており、受信機9の制御により鳴動するよう構成されている。
(構成-切離用中継装置)
図2は、切離用中継装置を示すブロック図である。なお、図1の切離用中継装置11~13は、相互に別体の装置であるが、相互に同様にして構成することができるので、個別に説明する必要がある場合を除いて、総称である切離用中継装置1にて説明する。切離用中継装置1は、例えば、開閉装置であって、共通回線L11の任意の位置に電気的に接続されており、一例としては、図1に図示されているように、分岐回線L21、L22が電気的に接続されている位置の間に電気的に接続されている切離用中継装置11、分岐回線L22、L23が電気的に接続されている位置の間に電気的に接続されている切離用中継装置12、分岐回線L23、L24が電気的に接続されている位置の間に電気的に接続されている切離用中継装置13等を備える。切離用中継装置1は、例えば、図2に示すように、一次側端子Ti、二次側端子To、開閉スイッチSw、記録部31、及び制御部32を備える。
(構成-切離用中継装置-一次側端子)
図2の一次側端子Tiは、入力手段である。この一次側端子Tiの具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図1に示す一次側端子Ti11~Ti13各々として構成することができる。
(構成-切離用中継装置-二次側端子)
図2の二次側端子Toは、出力手段である。この二次側端子Toの具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図1に示す二次側端子To11~To13各々として構成することができる。
(構成-切離用中継装置-開閉スイッチ)
図2の開閉スイッチSwは、前述の開閉手段である。この開閉スイッチSwの具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図1に示す開閉スイッチSw11~Sw13各々として構成することができる。
開閉スイッチSw11は、例えば、一次側端子Ti11と二次側端子To11との間にて電気的に接続されており、閉じて電気的に接続することにより通電可能にしたり、開いて電気的に遮断することにより通電不可能にしたりするものである。なお、開閉スイッチSw12、Sw13については、開閉スイッチSw11と同様な構成であるので、その説明を省略する。
(構成-切離用中継装置-記録部)
図2の記録部31は、切離用中継装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
(構成-切離用中継装置-制御部)
制御部32は、切離用中継装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して切離用中継装置1にインストールされることで、制御部32の各部を実質的に構成する。
この制御部32は、機能概念的に、出力部321を備える。出力部321は、開閉スイッチSwの開閉状態を出力する出力手段である。なお、この制御部32の各部により行われる処理については、後述する。
(処理)
次に、このように構成される防災システム900によって実行される切離処理について説明する。図3は、切離処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。図4は、短絡位置を示す防災システムの接続図である。「切離処理」とは、概略的には、切離用中継装置1によって実行される処理であり、具体的には、開閉スイッチSwの下流側で異常が発生した場合に当該開閉スイッチSwを開いて電気的に遮断する処理である。この切離処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、切離用中継装置1の電源をオンした場合に実行を開始し、繰り返し実行するものとし、実行が開始されたところから説明する。なお、切離用中継装置11~13にて行われる切離処理は相互に同様であるので、ここでは、例えば、図4に示すように、分岐回線L23が短絡する場合を例示して説明する。なお、「上流側」とは、受信機9が接続されている側であり、また、「下流側」とは、受信機9が接続されている側とは反対側である。
なお、「異常」とは、通常とは異なる状態であり、具体的には、利用し続けることにより防災システム900の動作に対して悪影響を与える可能性がある状態であり、例えば、短絡等を含む概念である。また、切離用中継装置1の電源をオンした場合に、切離用中継装置1の開閉スイッチSwは閉じて電気的に接続した状態になることとして、以下説明する。また、図1の受信機9は、火災発生時に共通回線L11、分岐回線L21~L23を介してベル装置2を一斉に鳴動させることになるが、この処理は公知の処理を適用することができるので、説明を省略する。
図3のSA1において制御部32は、自己の直近の下流側で異常が発生したか否かを判定する。なお、「自己の直近の下流側」とは、切離用中継装置1の下流側の共通回線L11又は分岐回線であって、他の切離用中継装置1を介さずに電気的に接続されている各回線である。つまり、例えば、切離用中継装置11の「自己の直近の下流側」は、共通回線L11における切離用中継装置11、12の相互間の一部、及び分岐回線L22に対応しており、また、切離用中継装置12の「自己の直近の下流側」は、共通回線L11における切離用中継装置12、13の相互間の一部、及び分岐回線L23に対応しており、また、切離用中継装置13の「自己の直近の下流側」は、共通回線L11における切離用中継装置13及び切離用中継装置13の下流側の不図示の切離用中継装置の相互間の一部、及び分岐回線L24に対応している。
SA1について具体的には任意であるが、例えば、異常である短絡が発生した場合に電圧が低下することに着目して判定したり、あるいは、過電流が流れることに着目して判定したりすることができるが、ここでは、例えば、電圧が低下することに着目して判定する場合について説明する。詳細には、切離用中継装置1に、開閉スイッチSwの下流側に対して短絡しているか否かを確認するための確認電圧(例えば、ベル装置2が動作しない程度の電圧)を印加するための電圧印加部が設けられており、また、開閉スイッチSwの下流側の電圧を測定する不図示の電圧測定部が設けられており、また、開閉スイッチSwの下流側について短絡が発生したか否かを判定する基準となる閾値である電圧閾値が記録部31に記録されていることとし、以下のように処理を行う。
まず、制御部32は、開閉スイッチSwを閉じた状態を維持し、開閉スイッチSwの下流側に確認電圧を印加して、電圧測定部にて開閉スイッチSwの下流側の電圧を測定する。次に、制御部32は、記録部31から電圧閾値を取得し、前述の測定した電圧と電圧閾値とを比較し、比較結果に基づいて判定を行う。そして、測定した電圧が電圧閾値以上である場合、短絡が発生していないので、異常が発生していないものと判定し(SA1のNO)、異常が発生したものと判定するまで、繰り返しSA1を実行する。また、測定した電圧が電圧閾値未満である場合、開閉スイッチSwの下流側(具体的には、「自己の直近の下流側」又は当該「自己の直近の下流側」よりも更に下流側)で短絡が発生している可能性があるので、「自己の直近の下流側」での短絡であるか否かを切り分けるために、以下の処理を行う。
具体的には、開閉スイッチSwを開いた後、前述と同様にして、電圧印加部から開閉スイッチSwの下流側に確認電圧を印加して、電圧測定部にて当該開閉スイッチSwの下流側の電圧を測定する。そして、前述の測定した電圧と電圧閾値とを比較し、測定した電圧が電圧閾値以上である場合、「自己の直近の下流側」では短絡が発生していないので、異常が発生していないものと判定し(SA1のNO)、開閉スイッチSwを閉じた後、異常が発生したものと判定するまで、繰り返しSA1を実行する。また、測定した電圧が電圧閾値未満である場合、「自己の直近の下流側」で短絡が発生したものと判断した上で、異常が発生したものと判定し(SA1のYES)、開閉スイッチSwを閉じた後、SA2に移行する。なお、ここでは、例えば、防災システム900の切離用中継装置1に不図示の通信手段(例えば、有線通信のための通信線、あるいは、無線通信を行うためのアンテナ等を含む手段)が設けられており、切離用中継装置1が相互に同期して動作可能となるように構成されており、各切離用中継装置1が、開閉スイッチSwを開く処理を相互に同じタイミングで行えるように構成されていることとし、つまり、当該処理により、各切離用中継装置1の「自己の直近の下流側」が同時に相互に分離されるように構成されていることとする。そして、このように構成されているので、前述の処理を行うことにより、「自己の直近の下流側」での短絡であるか否かを切り分けることが可能となる。
ここでは、例えば、図4に示すように、分岐回線L23にて短絡が発生した場合、切離用中継装置12が開閉スイッチSw12を閉じた状態において、切離用中継装置12が測定した電圧が電圧閾値未満となり、また、切離用中継装置11~13が開閉スイッチSw11~Sw13を開いた後においても、切離用中継装置12が測定した電圧が電圧閾値未満となるので、切離用中継装置12の制御部32は、「自己の直近の下流側」で短絡が発生したものと判断した上で、異常が発生したものと判定する(SA1のYES)。
図3のSA2において制御部32は、切り離しを行う。具体的には任意であるが、例えば、SA1で異常が発生しているものと判定した切離用中継装置1の制御部32は、自己の開閉スイッチSwを開いて電気的に遮断する。この場合、短絡が発生している位置と、受信機9とが相互に電気的に切り離されるので、短絡の悪影響が広がること(例えば、短絡に起因して受信機9のヒューズが飛ぶことにより、防災システム900のベル装置2の鳴動を行えなくなること等)を防止できる。すなわち、火災発生時に、電力を供給した場合、短絡位置が切り離されているので、切り離されていないベル装置2(ここでは、ベル装置21、22)を正常に動作させることが可能となる。
図3のSA3において出力部321は、異常を報知する。具体的には任意であるが、例えば、切離用中継装置1の前述の不図示の通信手段が外部装置との間の通信も可能にするように構成されていることとし、SA2で開閉スイッチSwを開いた切離用中継装置1の制御部32は、開閉スイッチSwが開いたことを通知する通知信号を、当該通信手段を介して出力することにより異常を報知する。なお、ここでの通知信号の出力先は任意であり、例えば、管理者の端末装置(例えば、スマートフォン、又は、据え置き型のコンピュータ等)に出力して、当該端末装置にて開閉スイッチSwが開いたことをテキスト又は画像にて表示させてもよいし、あるいは、当該通知信号を受信機9に出力し、この受信機9にて表示灯の点灯等により開閉スイッチSwが開いたことを表示出力したり、あるいは、スピーカから開閉スイッチSwが開いたことを音声出力したりしてもよい。このように構成した場合、ユーザが、開閉スイッチSwの開閉状態(つまり、異常の発生)を把握することができるので、復旧のための作業を適切なタイミングで行うことが可能となる。これにて、切離処理を終了する。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、一部のベル装置2側で異常である短絡が発生していない場合に、閉じて電気的に接続し、一部のベル装置2側で異常が発生した場合に、開いて相互に電気的に遮断することにより、例えば、異常である短絡が発生した場合に、当該異常が発生した部分を切り離すことができるので、異常の悪影響の波及範囲を削減することが可能となる。
また、一部のベル装置2側で異常が発生した場合に、共通回線L11における当該異常が発生した位置よりも受信機9側を開くことにより、例えば、異常が発生した場合に、共通回線L11の一部を切り離すことができるので、異常の悪影響の波及範囲を削減することが可能となる。
また、開閉状態を出力することにより、例えば、ユーザが防災システム900に関する点検を行うタイミングを適切に判断することができるので、防災性を向上させることが可能となる。
また、受信機9がP型防災受信機であることにより、例えば、異常である短絡が発生した場合に、当該異常である短絡が発生した部分を切り離すことができるので、P型防災受信機である受信機9を含む防災システム900において、異常である短絡の悪影響の波及範囲を削減することが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
(処理の省略について)
また、上記実施の形態の図3のSA1の判定にて開閉スイッチSwを開閉しているが、例えば、短絡が発生しているものと判定した場合、閉じずに開いた状態を維持して、SA2の処理を省略してもよい。
(異常の判定について)
また、上記実施の形態の図3のSA1で説明した手法とは異なる手法を用いて、図3の自己の直近の下流側で異常が発生したか否かを判定してもよい。この場合、開閉スイッチSwを開閉せずに、回線の電流値自体又は電圧値自体から判定してもよいし、あるいは、他の公知の手法を用いて判定してもよい。
(復旧について)
また、図3のSA2の後に、切離用中継装置1の制御部32が、復旧を判定してもよい。具体的には任意であるが、例えば、SA1の場合と同様にして、電圧印加部から確認電圧を印加して、電圧測定部にて電圧を測定した上で、測定した電圧と電圧閾値とを比較し、比較結果に基づいて復旧した否か(つまり、短絡が解消したか否か)を判定し、復旧したと判定した場合には、開閉スイッチSwを閉じてもよい。
(開閉状態の出力について(その1))
また、上記実施の形態では、図3のSA3の異常の報知にて開閉状態を報知する場合について説明したが、これに限らず、任意のタイミング(例えば、ユーザからの求めに応じて、あるいは、1日のうちの決まった時間(例えば、午前8時と午後5時等))で、出力部321が、開閉スイッチSwが開いているか閉じているかを確認し、開いているか閉じているかを示す開閉状態の信号である開閉状態信号を出力してもよい。なお、開閉状態信号の出力手法は任意であるが、例えば、実施の形態の通知信号と同様にして出力してもよい。
(開閉状態の出力について(その2))
また、出力部321が、切離用中継装置1側にて開閉状態を出力してもよい。具体的には任意であるが、例えば、切離用中継装置1の不図示の筐体にLEDの如き表示灯を設けて、この表示灯の表示にて開閉状態を示すことにより、当該開閉状態を出力してもよい。
(切離用中継装置の位置について(その1))
また、切離用中継装置1を設ける位置を任意に変更してもよい。図5及び図6は、他の防災システムの接続図である。図5の防災システム901は、図1の防災システム900における切離用中継装置1の代わりに、切離用中継装置41(開閉装置)を設けたものである。なお、図5の切離用中継装置41については、説明の便宜上、開閉スイッチの図示が省略されている(図6も同様である)。
図5の防災システム901のように、切離用中継装置41を分岐回線L21~L24におけるベル装置21~24よりも上流側(共通回線L11側)に設けて、実施の形態で説明した処理と同様な処理を行い、切離用中継装置41が自己の下流側での異常を判定した場合に、自己の開閉スイッチを開くように構成してもよい。このように構成した場合、異常である短絡が発生した場合に、分岐回線L21~L24おける当該異常が発生した位置よりも分岐点側を開くことにより、例えば、異常が発生した場合に、分岐回線L21~L24の一部を切り離すことができるので、異常の悪影響の波及範囲を削減することが可能となる。
図6の防災システム902は、ベル装置2を区分鳴動方式にて鳴動するシステムである。この防災システム902の共通回線L31は、前述の共通電力線であり、具体的には、建物の一階に設置されている受信機9から当該建物の各階に延在している回線であり、例えば、いわゆるBC線であり、一例としては、任意の位置から分岐回線L41~L44が分岐している回線である。分岐回線L41~L44は、前述の分岐電力線であり、具体的には、共通回線L31の任意の位置から分岐している回線であり、例えば、建物の階数単位で設けられている回線であり、一例としては、各階のベル装置2が渡り配線され終端抵抗8で終端されるいわゆるBC線である。個別回線L51~L54は、受信機9から建物の階数単位で設けられている回線であり、一例としては、各階のベル装置2が渡り配線され終端抵抗8で終端されるいわゆるBF線である。なお、共通回線L31と分岐回線L41~L44とが相互に電気的に接続されている位置が、「分岐点」に対応する。そして、切離用中継装置42(開閉装置)を共通回線L31に設けて、実施の形態で説明した処理と同様な処理を行うように構成してもよい。また、不図示であるが、切離用中継装置を分岐回線L41~L44に設けたり、あるいは、個別回線L51~L54に設けたりしてもよい。
(切離用中継装置の位置について(その2))
また、切離用中継装置については、実施の形態又は「(切離用中継装置の位置について(その1))」で説明した各位置のうちの任意の位置に設けてもよい。つまり、共通回線、分岐回線、個別回線のうちの任意に位置に設けてもよい。
(アドレスについて)
また、上記実施の形態の切離用中継装置1に通信用のアドレスを設定し、通信のために送受信する信号に対して当該アドレスを含めてもよい。なお、「アドレス」とは、切離用中継装置1と他の装置との通信において自己である切離用中継装置1を一意に識別するための識別情報であり、詳細には、切離用中継装置11~13の各記録部31に対して任意の方法で記録されて設定される情報である。より詳細には、切離用中継装置11~13の各記録部31には、例えば、切離用中継装置11~13を一意に識別するために「Adrr1」、「Adr2」、「Adr3」が記録されることとなる。また、「他の装置」とは、各切離用中継装置1を基準にして各切離用中継装置1以外の装置であり、例えば、前述の外部装置を含む概念であり、一例としては、管理者の端末装置(例えば、スマートフォン、又は、据え置き型のコンピュータ等)、あるいは、受信機9等を含む概念である。そして、切離用中継装置11~13が、他の装置に対して情報を送信する場合、自己のアドレスも含めて送信することとする。なお、ここでの送信する情報は任意であるが、例えば、図3のSA3の場合に適用して、このSA3において出力部321が、自己の記録部31に記録されているアドレスを取得し、取得したアドレスを前述の通知信号(つまり、開閉スイッチSwが開いたことを通知するための信号)に含めて、このアドレスが含まれている通信信号を、不図示の通信手段を介して、管理者の端末装置(例えば、スマートフォン、又は、据え置き型のコンピュータ等)、又は、受信機9に送信してもよい。この場合、切離用中継装置1の各アドレスと当該切離用中継装置1の設置位置(物理的な設置位置、又は、配線上の設置位置等)とを相互に対応付けた情報を、端末装置又は受信機9に記録しておくことにより、当該記録されている情報と通知信号に含まれているアドレスとに基づいて、異常発生箇所を報知することが可能となる。このように構成した場合、切離用中継装置1には、他の装置との通信において当該切離用中継装置1を識別するための識別情報であるアドレスが設定されていることにより、例えば、他の装置との通信において切離用中継装置1を識別することができるので、切離用中継装置1に設けられている開閉スイッチSwの開閉状態を他の装置に送信することにより、他の装置側で異常発生箇所を把握することが可能となる。つまり、管理者が現場に訪問することなく、異常発生箇所を迅速に把握することが可能となる。なお、ここでの他の装置に送信する信号の送信タイミング及び当該信号が示す情報は任意であり、例えば、一定時間毎(例えば、20分~30分毎等)に、出力部321が、自己の開閉スイッチSwが閉じているか開いているかをを判定し、判定結果及びアドレスを含む信号を送信するように構成してもよい。
(信号経路について)
また、上記実施の形態の不図示の通信手段を用いて行われる通信信号の経路を、本願発明を適用するシステムに応じて任意に構成してもよい。例えば、無線自火報システム(感知器、受信用中継機、及び受信機が設けられており、感知器が受信用中継器との間の無線通信、及び受信用中継機と受信機との間の有線通信を介して受信機と通信するシステム)に適用する場合、感知器回線(特に、受信用中継機と受信機との間の有線の回線)を、通信信号の経路の全部又は一部として利用してもよい。詳細には、切離用中継装置1からの信号を「受信用中継機」に送信し、受信用中継機を介して受信機に信号を送信するように構成してもよい。
(対象機器について)
また、上記実施の形態では、対象機器がベル装置である場合について説明したが、これに限らず、対象機器としてベル装置と共に、あるいは、ベル装置の代わりに、防火戸装置、感知器、ガス漏れ検知器、排煙ダンパー装置、発信機、又は中継器を設ける場合においても、実施の形態で説明した場合と同様にして構成してもよい。
(切離用中継装置の集約化について)
また、上記実施の形態の各切離用中継装置1を複数個選択して、選択した切離用中継装置1を集約化(統合)して1つの切離用中継装置(以下、集約化切離用中継装置)を構成してもよい。
(その他の機能)
また、上記実施の形態の切離用中継装置1に対して、本体内蔵形式又はプラグイン形式にて、その他の機能を実装してもよく、例えば、避雷機能を実装してもよく、あるいは、MRIの電磁波によるノイズが上流側に伝達されることを防止するノイズ防止機能を実装してもよい。
(特徴について)
また、実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組み合わせてもよい。
(付記)
付記1の開閉システムは、防災受信機に電気的に接続される複数の対象機器における一部の対象機器と前記防災受信機との間を電気的に開閉する開閉システムであって、前記一部の対象機器側で異常が発生していない場合に、閉じて前記防災受信機と前記一部の対象機器とを相互に電気的に接続し、前記一部の対象機器側で異常が発生した場合に、開いて前記防災受信機と前記一部の対象機器とを相互に電気的に遮断する開閉手段、を備える。
付記2の開閉システムは、付記1に記載の開閉システムにおいて、前記複数の対象機器は、前記防災受信機側から延在している共通電力線であって、前記複数の対象機器が共通して電気的に接続される当該共通電力線を介して前記防災受信機に電気的に接続されており、前記開閉手段は、前記一部の対象機器側で異常が発生した場合に、前記共通電力線における当該異常が発生した位置よりも前記防災受信機側を開く。
付記3の開閉システムは、付記1又は2に記載の開閉システムにおいて、前記複数の対象機器は、前記防災受信機側から延在している共通電力線であって、前記複数の対象機器が共通して電気的に接続される当該共通電力線を介して前記防災受信機に電気的に接続されており、前記複数の対象機器は、前記共通電力線の分岐点から延在している分岐電力線と前記共通電力線を介して前記防災受信機に電気的に接続される分岐対象機器を含み、前記開閉手段は、前記分岐対象機器側で異常が発生した場合に、前記分岐電力線における当該異常が発生した位置よりも前記分岐点側を開く。
付記4の開閉システムは、付記1から3の何れか一項に記載の開閉システムにおいて、前記開閉手段の開閉状態を出力する出力手段、を備える。
付記5の開閉システムは、付記1から4の何れか一項に記載の開閉システムにおいて、前記防災受信機は、P型防災受信機である。
付記6の開閉システムは、付記1から5の何れか一項に記載の開閉システムにおいて、前記開閉手段は、開閉装置に設けられており、前記開閉装置には、他の装置との通信において当該開閉装置を識別するための識別情報が設定されている。
(付記の効果)
付記1に記載の開閉システムによれば、一部の対象機器側で異常が発生していない場合に、閉じて電気的に接続し、一部の対象機器側で異常が発生した場合に、開いて相互に電気的に遮断することにより、例えば、異常が発生した場合に、当該異常が発生した部分を切り離すことができるので、異常の悪影響の波及範囲を削減することが可能となる。
付記2に記載の開閉システムによれば、一部の対象機器側で異常が発生した場合に、共通電力線における当該異常が発生した位置よりも防災受信機側を開くことにより、例えば、異常が発生した場合に、共通電力線の一部を切り離すことができるので、異常の悪影響の波及範囲を削減することが可能となる。
付記3に記載の開閉システムによれば、異常が発生した場合に、分岐電力線における当該異常が発生した位置よりも分岐点側を開くことにより、例えば、異常が発生した場合に、分岐電力線の一部を切り離すことができるので、異常の悪影響の波及範囲を削減することが可能となる。
付記4に記載の開閉システムによれば、開閉状態を出力することにより、例えば、ユーザが防災システムに関する点検を行うタイミングを適切に判断することができるので、防災性を向上させることが可能となる。
付記5に記載の開閉システムによれば、防災受信機がP型防災受信機であることにより、例えば、異常が発生した場合に、当該異常が発生した部分を切り離すことができるので、P型防災受信機を含む防災システムにおいて、異常の悪影響の波及範囲を削減することが可能となる。
付記6に記載の開閉システムによれば、開閉装置には、他の装置との通信において当該開閉装置を識別するための識別情報が設定されていることにより、例えば、他の装置との通信において開閉装置を識別することができるので、開閉装置に設けられている開閉手段の開閉状態を他の装置に送信することにより、他の装置側で異常発生箇所を把握することが可能となる。つまり、管理者が現場に訪問することなく、異常発生箇所を迅速に把握することが可能となる。
1 切離用中継装置
2 ベル装置
8 終端抵抗
9 受信機
11 切離用中継装置
12 切離用中継装置
13 切離用中継装置
21 ベル装置
22 ベル装置
23 ベル装置
31 記録部
32 制御部
41 切離用中継装置
42 切離用中継装置
321 出力部
900 防災システム
901 防災システム
902 防災システム
L11 共通回線
L21 分岐回線
L22 分岐回線
L23 分岐回線
L24 分岐回線
L31 共通回線
L41 分岐回線
L42 分岐回線
L43 分岐回線
L44 分岐回線
L51 個別回線
L52 個別回線
L53 個別回線
L54 個別回線
Sw 開閉スイッチ
Sw11 開閉スイッチ
Sw12 開閉スイッチ
Sw13 開閉スイッチ
Ti 一次側端子
Ti11 一次側端子
Ti12 一次側端子
Ti13 一次側端子
To 二次側端子
To11 二次側端子
To12 二次側端子
To13 二次側端子

Claims (2)

  1. P型防災受信機に電気的に接続される複数の対象機器における一部の対象機器と前記P型防災受信機との間を電気的に開閉する開閉装置を備えた防災システムであって、
    前記開閉装置は、
    前記一部の対象機器側で異常が発生していない場合に、閉じて前記P型防災受信機と前記一部の対象機器とを相互に電気的に接続し、前記一部の対象機器側で異常が発生した場合に、開いて前記P型防災受信機と前記一部の対象機器とを相互に電気的に遮断する開閉手段を備え、
    前記複数の対象機器は、所定のグループ単位で鳴動する区分鳴動方式にて鳴動する複数のベル装置であり、
    前記複数の対象機器各々は、
    前記P型防災受信機から延在している共通回線であって前記複数の対象機器が共通して電気的に接続される前記共通回線と、
    前記共通回線を介さずに前記P型防災受信機から直接延在している個別回線あって前記複数の対象機器各々に個別に電気的に接続される前記個別回線と、
    を介して前記P型防災受信機に電気的に接続されており、
    前記開閉手段は、前記一部の対象機器側で異常が発生した場合に、前記共通回線又は前記個別回線の内の前記共通回線のみにおける当該異常が発生した位置よりも前記P型防災受信機側を開く、
    防災システム。
  2. 前記複数の対象機器各々は、前記共通回線の複数の分岐点各々から延在している分岐回線及び前記共通回線を介して前記P型防災受信機に電気的に接続されており、
    前記開閉手段は、前記一部の対象機器側で異常が発生した場合に、前記一部の対象機器が接続されている前記分岐回線に対応する分岐点よりも前記P型防災受信機側を開く、
    請求項1に記載の防災システム。
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