JP7497020B2 - 補助手すり - Google Patents

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Description

本発明は、特に浴室内で使用する際に便利な補助手すりに関する。
従前より、介護等に使用される補助手すりが多数開発されている(例えば、特許文献1)。
例えば、特許文献1に開示された補助手すり(動作補助装置)は、略長方形状のベースと、一対の支柱と、これら一対の支柱の先端同士をつなぐ手すりとを備えている。
これにより、所望の場所にベースを載置することで介護等に必要な手すりを提供することができるようになっている。
登録実用新案第3217350号公報
しかしながら、例えば、比較的狭小な空間である浴室等で補助手すりを使用する際には、同じく介護等に使用される浴室用いす(シャワーチェア)を併用するケースが多く、これら補助手すりおよび浴室用いすを設置するスペースが取れないという問題があった。
また、例えば、浴室用いすに座った状態から立ち上がる際に補助手すりを使用したいと思っても、浴室用いすの脚先が補助手すりのベースに当たってしまうことから、当該浴室用いすを補助手すりに対して十分に寄せて配置することができず、補助手すりを適切に利用できないという問題もあった。
本発明はこのような従来の補助手すりに存在していた問題を解消したものであり、その目的は、狭小な空間であっても例えば浴室用いすと併用することが可能であり、また、補助手すりに対して例えば浴室用いすを十分に寄せて配置することができる補助手すりを提供することにある。
本発明の一局面によれば、
ベースと、
前記ベースに立設された支持部材と、
前記支持部材から延設された手すり部材とを備える補助手すりであって、
前記ベースは、凹所を有しており、
前記ベースは、前記支持部材が取り付けられる複数の支持部材取付部を有しており、
前記手すり部材は、前記支持部材取付部に取り付けられた一対の前記支持部材の間に架設されており、
前記支持部材取付部は、少なくとも、前記凹所に正対する正位置に前記手すり部材を配置する正位置用の一対の前記支持部材取付部と、前記正位置に交差する交差位置に前記手すり部材を配置する交差位置用の一対の前記支持部材取付部とを有しており、
正位置用の一対の前記支持部材取付部同士の間隔と、交差位置用の一対の前記支持部材取付部同士の間隔とは、同一である
補助手すりが提供される。
好適には、
前記ベースは、前記凹所が形成された位置とは反対側に第2凹所を有している。
本発明によれば、補助手すりのベースにおいて、凹所が形成されている。これにより、ベースによる手すり部材の支持能力にほとんど影響を与えることなく、例えば浴室用いすを手すり部材により近い位置まで寄せることが可能となり、狭小な空間であっても浴室用いすと併用することができ、また、手すり部材に対して例えば浴室用いすその他の浴室に位置する利用物もしくは設置物などを十分に寄せて配置することができる補助手すりを提供できた。
本発明が適用された実施形態に係る補助手すり10の斜視図である。 本発明が適用された実施形態に係る補助手すり10の正面図である。 本発明が適用された実施形態に係る補助手すり10の右側面図である。 本発明が適用された実施形態に係る補助手すり10の平面図である。 本発明が適用された実施形態に係る補助手すり10の底面図である。 マット部材32を外した状態を示す補助手すり10の斜視図である。 本発明が適用された実施形態に係る補助手すり10の一部拡大底面図である。 実施形態に係る支持部材14の透過斜視図である。 実施形態に係る支持部材14の断面図である。 実施形態に係る手すり部材16および支持部材14の透過斜視図である。 実施形態に係る中間部材18および支持部材14の透過斜視図である。 実施形態に係る補助手すり10を浴室内に配置した状態を示す平面図である。 実施形態に係る2セットの補助手すり10を浴室内に配置した状態を示す平面図である。 変形例1に係るサポート部材150の底面図である。 変形例1に係るサポート部材150の右側図である。 変形例1に係るサポート部材150の断面図である。 変形例1に係る補助手すり10を浴室内に配置した状態を示す平面図である。
(補助手すり10の構成について)
図1から図5を用いて、本実施形態に係る補助手すり10の構成について説明する。本実施形態に係る補助手すり10は、大略、ベース12と、支持部材14と、手すり部材16と、中間部材18とを備えている。なお、中間部材18は本発明の必須構成要素ではなく、当該中間部材18を設けることなく補助手すり10を構成してもよい。
ベース12は平板状の部材であり、本実施形態では、図中で手すり部材16が延びる方向に沿った長手方向に延びる本体部20と、この本体部20の両端にそれぞれ位置しており、長手方向と略直交する方向に延びる一対の側部22とで、略「H」字状に形成されている。換言すれば、ベース12には、本体部20および一対の側部22で3辺が囲まれた凹所24,26が2つ形成されている。つまり、一方の凹所24が形成された位置とは反対側に第2凹所26が形成されている。
また、ベース12には、支持部材14が取り付けられる複数の支持部材取付部28が形成されている。本実施形態に係るベース12であれば、凹所24に正対する正位置に手すり部材16を配置する「正位置用」の一対の支持部材取付部28a,28bと、正位置に直交する直交位置に手すり部材16を配置する「直交位置用」の一対の支持部材取付部28c,28dと、一対の支持部材取付部28c,28dが形成された位置とは反対側に形成された、同じく「直交位置用」の一対の支持部材取付部28e,28fとが形成されている。
なお、本明細書全体を通して、「正対」とは、凹所24と、手すり部材16とが互いに臨む位置関係をいい、さらに好適には凹所24の長手方向と、手すり部材16が延びる方向と略一致する位置関係にあることをいう。また、凹所が複数ある場合は、凹所24と第2凹所26のように互いに臨む位置関係をいい、さらに好適には凹所24の長手方向と第2凹所26の長手方向とが略一致する位置関係にあることをいう。
また、上述した正位置用の一対の支持部材取付部28a,28b同士の間隔と、直交位置用の一対の支持部材取付部28c,28d同士の間隔と、別の直交位置用の一対の支持部材取付部28e,28f同士の間隔とは、それぞれ同一になっている。
もちろん、支持部材取付部28の数は、本実施例のものに限定されることはなく、少なくとも正位置用の一対の支持部材取付部28a,28b、あるいは、直交位置用の一対の支持部材取付部28c,28dがあればよい。
さらに、本実施形態に係るベース12は、本体板材30と、マット部材32と、縁部材34とで構成されている。なお、マット部材32を外した状態を示す補助手すり10の斜視図を図6に示す。
本体板材30は、略「H」字状に形成された板状の部材であり、支持部材取付部28を構成する支持部材取付孔36および固定用ネジ貫通孔37や、後述するスペーサー38を取り付けるためのスペーサー取付孔40が必要な位置に必要な個数形成されている。
マット部材32は、本体板材30の表面に取り付けられる、比較的軟質な材料で形成された板状の部材である。マット部材32には、支持部材取付部28に取り付けられた支持部材14が貫通する支持部材通孔42が必要な位置に必要な個数形成されている。
縁部材34は、図7に示すように、本体板材30の全周縁に取り付けられた部材である。本実施形態の場合、この縁部材34は複数に分割して構成されている。また、縁部材34には、本体板材30の周縁が嵌め込まれる本体部材嵌込凹所44が形成されている。これにより、工具不要で、縁部材34を本体板材30に取り付けることができる。また、縁部材34の材質は、ゴムやエラストマのように弾性を有するものではなく、PP(ポリプロピレン)等の比較的硬質の樹脂を用いるのが好適である。
スペーサー38は、本体板材30の裏面から突出するように取り付けられる部材である。このように本体板材30の裏面からスペーサー38を突出させておくことにより、補助手すり10を浴室の床面等に設置したとき、スペーサー38が当該床面等に当接して床面等と本体板材30との間の隙間が確保されるので、縁部材34や支持部材14の底端が当該床面等に当接するのを避けられる。
なお、スペーサー38の材質としては、例えば、シリコンやTPEなどのエラストマーが考えられる。
図1から図5に戻り、支持部材14は、丸棒状の部材であり、その底端がベース12(本体板材30)に取り付けられているとともに、その先端(上端)に手すり部材16が取り付けられている。つまり、支持部材14は、ベース12から立設されている。もちろん、支持部材14の形状は丸棒状に限定されるものではなく、角棒状であってもよいし、少なくとも一部がより複雑な三次元形状であってもよい。また、支持部材14の材質としては、例えば、ステンレスやアルミニウム等の金属が考えられる。
本実施形態に係る支持部材14は、図8および図9に示すように、大略、上側部材46と、下側部材48と、底部材50とを備えている。
上側部材46は円筒状の部材であり、下側部材48に挿入されるようになっている。また、上側部材46の下端部には、後述する位置決めネジ52が挿入される位置決めネジ挿入孔54が形成されている。
下側部材48は円筒状の部材であり、上端面に上側部材46が挿入される上側部材挿入孔56が形成されている。また、下側部材48の側周面には、位置決めネジ52およびストッパーネジ58が挿設される複数のネジ孔60が上下方向に所定の間隔をあけて形成されている。なお、位置決めネジ52およびストッパーネジ58には、六角穴付きボルトが使用されている。
下側部材48に挿入する上側部材46の長さを調節することで、手すり部材16の高さを調節することができるようになっている。具体的には、図9に示すように、ストッパーネジ58を所望のネジ孔60に挿入し、当該ストッパーネジ58の先端を下側部材48の内周面におけるネジ孔60に対向する位置に押し当てるようにして固定する。次に、下側部材48の上側部材挿入孔56に対して上側部材46を挿入していき、当該上側部材46の下端をストッパーネジ58に当接させる。然る後、位置決めネジ52を所定のネジ孔60および上側部材46に形成された位置決めネジ挿入孔54に挿入し、当該位置決めネジ52の先端を上側部材46の内周面における位置決めネジ挿入孔54に対向する位置に押し当てるようにして固定する。これにより、下側部材48に対する上側部材46の位置調節および固定が完了する。
底部材50は、下側部材48の底端面に取り付けられる部材である。本実施形態に係る底部材50は、本体部62と、当該本体部62から突出する突出部64とで構成されている。
本体部62は、円形リング状部66と、当該円形リング状部66の周縁からそれぞれ外向きに突出する4つの脚部68とで構成されている。また、4つの脚部68の内、互いに向かい合う位置に形成された一対の脚部68は、それらの先端部が円弧状に形成されており、別の一対の脚部68は、それらの先端部が直線状に形成されている。さらに、各脚部68の先端部には、底部材50をベース12の本体板材30に固定する固定用ネジ72が取り付けられる固定用ネジ孔74がそれぞれ形成されている。
突出部64は、上述した本体部62から突出するように形成された部分であり、下側部材48の下端面に形成された底部材嵌挿孔70に対して嵌め込まれている。本実施形態の場合、下側部材48の下端部における側周面に底部材50を下側部材48に対して固定するための止めネジ76を螺入させる止めネジ用ネジ孔78が90°間隔で4つ形成されており、4つの止めネジ76の先端で底部材50の突出部64の周側面を押圧することにより、底部材50が下側部材48に対して固定されるようになっている。なお、止めネジ76としては、六角穴付きボルトが使用されている。
図7を参照して、底部材50を用いた支持部材14のベース12への取り付け方法について説明する。上述のように、ベース12の本体板材30には予め支持部材取付孔36および固定用ネジ貫通孔37が形成されており、支持部材取付孔36には底部材50の本体部62における脚部68の形状に合わせて先端部が円弧状に形成された部分と先端部が直線状に形成された部分とが用意されている。
このような形状に合わせて、本体板材30の表面側から当該支持部材取付孔36に底部材50を嵌め込み、当該底部材50の本体部62が本体板材30の裏面に出たところで支持部材14全体を約45°回転させる。回転させた後の位置において、脚部68に形成された固定用ネジ孔74の位置と、本体板材30に形成された固定用ネジ貫通孔37の位置とが一致するので、本体板材30の表面から固定用ネジ72を螺入して本体板材30に対して底部材50を固定する。以上で、支持部材14のベース12への取り付けが完了する。
手すり部材16は、図10に示すように、一対の支持部材14の間に架設された略直線状の棒材であり、本体部材80と、一対の取付部材82とを有している。
本体部材80は、円筒状の略直線状の部材であり、両端は、それぞれ取付部材82に挿入されるようになっている。本実施形態の場合、本体部材80は、円筒部材84と、当該円筒部材84の両端に嵌め込まれた一対の端部材86とで構成されている。また、一対の端部材86における、補助手すり10を設置したときに鉛直下向きとなる位置に、本体部材80を取付部材82に固定する本体部材固定ネジ88が螺入する本体部材固定ネジ穴90が形成されている。なお、本体部材固定ネジ88には、六角穴付きボルトが使用されている。
取付部材82は、手すり部材16を一対の支持部材14に取り付けるためのエルボー状の部材である。取付部材82の一方の端部には、本体部材固定ネジ88が嵌挿される本体部材固定ネジ嵌挿孔92が形成されている。また、取付部材82の他方の端部には、支持部材14の上側部材46の先端部に形成された支持部材固定ネジ穴94に螺入される支持部材固定ネジ96が嵌挿される支持部材固定ネジ嵌挿孔98が形成されている。なお、支持部材固定ネジ96には、六角穴付きボルトが使用されている。
一対の支持部材14に対して手すり部材16を取り付ける際は、本体部材固定ネジ88を用いて本体部材80の両端にそれぞれ取付部材82を固定し、然る後、支持部材固定ネジ96を用いて取付部材82の両端にそれぞれ支持部材14における上側部材46の先端部を固定する。もちろん、先に支持部材14に対して取付部材82を固定しておき、然る後、当該取付部材82に対して本体部材80を固定してもよい。
中間部材18は、図11に示すように、一対の支持部材14の略中央部の間に架設された略直線状の棒材であり、中間本体部材100と、一対の中間取付部材102とを有している。
中間本体部材100は、円筒状の略直線状の部材であり、両端は、それぞれ中間取付部材102に挿入されるようになっている。本実施形態の場合、中間本体部材100は、中間円筒部材104と、当該中間円筒部材104の両端に嵌め込まれた一対の中間端部材106とで構成されている。また、一対の中間端部材106における、補助手すり10を設置したときに鉛直下向きとなる位置に、中間本体部材100を中間取付部材102に固定する中間本体部材固定ネジ108が螺入する中間本体部材固定ネジ穴110が形成されている。なお、中間本体部材固定ネジ108には、六角穴付きボルトが使用されている。
中間取付部材102は、中間取付部材102を一対の支持部材14に取り付けるための「T」字状の部材である。中間取付部材102の中央部の端部には、中間本体部材固定ネジ108が嵌挿される中間本体部材固定ネジ嵌挿孔112が形成されている。
また、中間取付部材102における一方の端部と他方の端部とは連通しており、これら一方の端部から他方の端部にかけて、支持部材14の上側部材46が嵌挿される。
中間本体部材100が挿入される、中間取付部材102の中央部に形成された中間本体部材挿入穴114の底面には、中間取付部材102を支持部材14の上側部材46における所定の位置に固定するための中間取付部材固定ネジ116を螺入する中間取付部材固定ネジ孔118が形成されている。中間本体部材挿入穴114側から、中間取付部材固定ネジ116を中間取付部材固定ネジ孔118に螺入していき、当該中間取付部材固定ネジ116の先端で支持部材14の上側部材46における周側面を押圧することにより、中間取付部材102を支持部材14の上側部材46における所定の位置に固定できるようになっている。
一対の支持部材14に対して中間部材18を取り付ける際は、中間取付部材固定ネジ116を用いて中間取付部材102を支持部材14の上側部材46に対して固定しておき、然る後、中間本体部材固定ネジ108を用いて中間本体部材100を中間取付部材102に対して固定する。
(補助手すり10の特徴)
本実施形態にかかる補助手すり10によれば、補助手すり10のベース12において、手すり部材16に正対する位置に凹所24が形成されている。これにより、ベース12による手すり部材16の支持能力にほとんど影響を与えることなく、図12に示すように、例えば浴室用いすXを手すり部材16により近い位置まで寄せることが可能となり、狭小な空間であっても浴室用いすXと併用することができ、かつ、手すり部材16に対して浴室用いすXを十分に寄せて配置することができる補助手すり10を提供できる。
また、正位置用の一対の支持部材取付部28a,28b同士の間隔と、直交位置用の一対の支持部材取付部28c,28d(あるいは、28e,28f)同士の間隔とを同一にすることで、手すり部材16と一対の支持部材14とのセットを正位置および直交位置のいずれかに付け替えるのを容易に行うことができる。
さらに、ベース12において、凹所24が形成された位置とは反対側に第2凹所26を形成することにより、図13に示すように、複数の補助手すり10を組み合わせて使用することができる。具体的には、一方の補助手すり10(手すり部材16が正位置に取り付けられている)に形成された凹所24と、他方の補助手すり10(手すり部材16が直交位置に取り付けられている)に形成された第2凹所26とが連続することによって、浴室用いすXに座ったユーザーの前方および側方にそれぞれ手すり部材16を配置しつつ、当該浴室用いすXがいずれの補助手すり10にも干渉しないように配置できる。
(変形例1)
上述した実施形態に係る補助手すり10に対して、図14から16に示すようなサポート部材150を追加してもよい。
このサポート部材150は、例えば支持部材14の上側部材46に取り付けられる部材であり、大略、支持取付部材152と、腕部材154と、当接部材156とを備えている。
支持取付部材152は、第1取付部材158と、第2取付部材160とで構成されている。第1取付部材158は、半円状の支持取付第1凹所162と、腕部材154の一端部が挿設される腕部材挿設部174と、第1フランジ部166とを有している。
また、腕部材挿設部174の周側面には、後述する腕部材固定ネジ176が嵌挿される腕部材固定ネジ嵌挿孔180が形成されている。
さらに、第2取付部材160は、上述した第1取付部材158に対して回動可能に取り付けられた部材であり、半円状の支持取付第2凹所168と、第2フランジ部170とを有している。
なお、これら第1取付部材158および第2取付部材160は、第1フランジ部166および第2フランジ部170でフランジ固定ネジ171によって回動が固定されるようになっている。
腕部材154は、円筒状の第1腕部材172を備えている。
本実施形態の場合、第1腕部材172の周側面には、当該第1腕部材172を腕部材挿設部174に対して固定する腕部材固定ネジ176が螺合する複数の腕部材固定ネジ孔178が長手方向に所定の間隔で形成されている。
これにより、腕部材挿設部174から出ている腕部材154の長さを調節することができる。
当接部材156は、支持部材14や手すり部材16をより確実に支持固定するために、浴室の壁や浴槽Yの縁に当接する部材であり、当接部材本体182と、この当接部材本体182の先端に形成された当接部184と、当接部材本体182に対して着脱可能な縁押さえ部材186とを備えている。
当接部材本体182は、本実施形態の場合、円柱状の部材である。
当接部184は、当接部材本体182の先端部に形成された平板状の部分であり、当接部材本体182の断面よりも広い面で浴室の壁や浴槽Yの縁に当接できるようになっている。
縁押さえ部材186は、略L字状の部材であり、当接部材本体182が挿通可能な当接部材本体挿通孔188が形成されている。当接部材本体挿通孔188に当接部材本体182を挿通させることにより、図示するように当接部184の近傍に縁押さえ部材186の一部を配置することができる。これにより、当接部184の当接面を浴槽Yの縁に当接させたとき、当該浴槽Yの縁の上面を縁押さえ部材186で押さえることができるようになる。
このサポート部材150の取り付け手順について簡単に説明すると、最初に、支持取付部材152を支持部材14の上側部材46に取り付ける。
補助手すり10を所望の位置に配置した後、図17に示すように、当接部材156における当接部184を浴室の壁や浴槽Yの縁に当接させた状態を維持しつつ(もちろん、当接部184を浴室の壁に当接させる場合は、予め、縁押さえ部材186を外しておくのが好適である。)、腕部材固定ネジ176を用いて第1腕部材172(腕部材154)と腕部材挿設部174に対して固定する。
これにより、ユーザーが手すり部材16に体重をかけた時の水平方向の荷重を、サポート部材150を介して浴室の壁や浴槽Yの縁に掛けることができるので、より安定して安全性の高い補助手すり10を提供することができる。
(変形例2)
上述した実施形態に係る補助手すり10では、ベース12から立設された一対の支持部材14の間に手すり部材16が架設されていたが、これに変えて、例えば、一本の支持部材14の先端に手すり部材16を一体的に取り付けるなどして延設することによって全体を略L字状に形成し、当該支持部材14の他端をベース12に取り付けることによって補助手すり10を構成してもよい。この場合、手すり部材16は、いわゆる「片持ち梁」状態になる。
(変形例3)
上述した実施形態に係る補助手すり10では、補助手すり10のベース12において、手すり部材16に正対する位置に凹所24が形成されていたが、これに変えて、手すり部材16に正対する位置に対して直交する位置に凹所24を形成してもよい。また、この場合も一方の凹所24が形成された位置とは反対側に第2凹所26を形成することができる。この第2凹所26も手すり部材16に正対する位置に対して直交する位置にある。
(その他の実施形態)
(浴室)
ここまで説明してきた補助手すり10は、浴室内に位置するものに限定されるものではなく、例えば寝室、玄関ないしはその他の屋内に位置するものとしてもよく、補助手すり10によれば、比較的狭小な空間からなる住居空間を有効に利用することが可能となる。
(ベース12)
ベース12は、板状の長方形状(正方形状を含む。)とされるが、これに限定されるものではなく、浴室の室内構造に適合するように、または、補助手すり10が配置される浴室以外のその他の場所の構造に適合するように、正方形状、台形状、多角形状または円形状でもよい。
(凹所24)
凹所24は、ベース12における所定の位置にあればよく、浴室用椅子Xとの関係に限定されるものではなく、例えば排水溝の位置に凹所24を設けてもよい。その他、浴室内に位置する鏡面台や物置台その他の設置物・利用物との位置関係にあわせて十分に寄せて配置できる位置に凹所24を設けてもよい。
また、凹所24の形状に合わせた部材を本体部20に係合させておき、当該部材を取り外し自在とすることにより、必要に応じて凹所24を形成する形態でもよい。
(手すり部材16)
上述した実施形態において、手すり部材16は、ベース12に固定されるものとされるが、これに限定されるものではなくベース12に対して支持部材14を支軸に回動自在とする形態でもよい。
また、手すり部材16は凹所24に正対する位置にあるが、これに限定されるものではなく、浴室内に位置する配置物・利用物との位置関係にあわせてベース12における所定の位置にあればよい。
(支持部材取付部28)
支持部材取付部28は、手すり部材16が凹所24に正対するように位置しているが、これに限定されるものではなく、浴室内に位置する配置物・利用物との位置関係にあわせてベース12の所定の位置にあればよい。
また、ベース12の形状にあわせて、正位置用の支持部材取付部28と直交位置用の支持部材取付部28の形態を説明したが、これに限定されるものではなく、正位置用の支持部材取付部28に交差する位置に交差位置用の支持部材取付部28を設ける形態でもよい。
(まとめ)
一般的な浴室の形状・配置物の関係からして、浴室内の空間を有効利用できるように、ベース12は、長方形状(正方形状を含む。)ないしは正方形状が好適であり、凹所24は、これら長方形状ないしは正方形状のベース12のいずれの辺に設けられるので好適である。さらには複数の凹所24と第2凹所26が正対するのが好適である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…補助手すり、12…ベース、14…支持部材、16…手すり部材、18…中間部材、20…本体部、22…側部、24…凹所、26…第2凹所、28…支持部材取付部、30…本体板材、32…マット部材、34…縁部材、36…支持部材取付孔、37…固定用ネジ貫通孔、38…スペーサー、40…スペーサー取付孔、42…支持部材通孔、44…本体部材嵌込凹所、46…上側部材、48…下側部材、50…底部材、52…位置決めネジ、54…位置決めネジ挿入孔、56…上側部材挿入孔、58…ストッパーネジ、60…ネジ孔、62…本体部、64…突出部、66…円形リング部、68…脚部、70…底部材嵌挿孔、72…固定用ネジ、74…固定用ネジ孔、76…止めネジ、78…止めネジ用ネジ孔、80…本体部材、82…取付部材、84…円筒部材、86…端部材、88…本体部材固定ネジ、90…本体部材固定ネジ穴、92…本体部材固定ネジ嵌挿孔、94…支持部材固定ネジ穴、96…支持部材固定ネジ、98…支持部材固定ネジ嵌挿孔、100…中間本体部材、102…中間取付部材、104…中間円筒部材、106…中間端部材、108…中間本体部材固定ネジ、110…中間本体部材固定ネジ穴、112…中間本体部材固定ネジ嵌挿孔、114…中間本体部材挿入穴、116…中間取付部材固定ネジ、118…中間取付部材固定ネジ孔
150…サポート部材、152…支持取付部材、154…腕部材、156…当接部材、158…第1取付部材、160…第2取付部材、162…支持取付第1凹所、166…第1フランジ部、168…支持取付第2凹所、170…第2フランジ部、171…フランジ固定ネジ、172…第1腕部材、174…腕部材挿設部、176…腕部材固定ネジ、178…腕部材固定ネジ孔、180…腕部材固定ネジ嵌挿孔、182…当接部材本体、184…当接部、186…縁押さえ部材、188…当接部材本体挿通孔

Claims (2)

  1. ベースと、
    前記ベースに立設された支持部材と、
    前記支持部材から延設された手すり部材とを備える補助手すりであって、
    前記ベースは、凹所を有しており、
    前記ベースは、前記支持部材が取り付けられる複数の支持部材取付部を有しており、
    前記手すり部材は、前記支持部材取付部に取り付けられた一対の前記支持部材の間に架設されており、
    前記支持部材取付部は、少なくとも、前記凹所に正対する正位置に前記手すり部材を配置する正位置用の一対の前記支持部材取付部と、前記正位置に交差する交差位置に前記手すり部材を配置する交差位置用の一対の前記支持部材取付部とを有しており、
    正位置用の一対の前記支持部材取付部同士の間隔と、交差位置用の一対の前記支持部材取付部同士の間隔とは、同一である
    補助手すり。
  2. 前記ベースは、前記凹所が形成された位置とは正対する位置に第2凹所を有している
    請求項1に記載の補助手すり。
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