JP3996865B2 - 家具の座体または天板の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平面視円形状の椅子及びテーブル等の家具に座面や天板を取り付けるに際し、用途に応じて簡単に着脱及び移動を可能とする取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、椅子に座体を取り付ける構造は、直線状に配置されたベース台上に、下面に凹部を形成した座体を固定手段を介し該凹部をベース台を嵌合させて固定した例がある(特許文献1参照)。
【0003】
しかし、これらの座体は、固定手段としてスライダと固定部材と共にねじ部材にて固定している為、構造が複雑で製造コストが嵩み、またメンテナンスや着脱する際に作業が煩雑になるという問題があった。更にこれらの座体は、直線状のベース台に設置される為、必然的に端部のものが存在し、その固定手段は強固なものにするか、若しくはその端部にストッパー等を設ける必要があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−8771号公報
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、家具に座面や天板を取り付けるに際し、用途に応じて簡単に着脱および移動を可能とすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、平面視円形状のベース台と、そのベース台上に設置される平面視扇型の座体または天板の取付構造として、前記ベース台には、貫通孔または凹孔若しくは平面視環状の凹溝を設けて、前記座体または天板の下方に少なくとも一つの凸片を設けてなり、該凸片を、前記貫通孔または凹孔若しくは凹溝のみと嵌合させ、或いは前記貫通孔または凹孔若しくは凹溝と前記ベース台の外周面部に嵌合させて構成した。
【0006】
更に前記ベース台は、平面視ドーナツ型であることが好ましい。
【0007】
更に具合的には、前記座体の一部に肘掛を一体的に形成したことが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1は家具の本体へ椅子の座体を取り付けた状態を示し、図2は椅子の座体の取付構造を示し、図3は要部のの一部断面図を示し、図4はテーブル天板や椅子の肘掛を取り付けた状態を示している。また、図中の符号1は家具本体、2は椅子の座体、3はベース台、4は脚体、5は支柱、6は支柱連結部材、7は椅子の肘掛付座体、8はテーブルの天板をそれぞれ示している。
【0009】
まず家具の本体1は、図1〜図4に示すように、平面視円形状のベース台3とそのベース台3上に平面視扇型の椅子用の座体2やテーブルの天板8を設置するにあたり、ベース台3の中心部に貫通孔31を設けて、座体2や天板8の下方には、それぞれ凸片21、22、81、82を設けてなり、該凸片21、22、81、82をそれぞれを貫通孔31とベース台3の外周面部32に嵌合させている。ここで、ベース台3の貫通孔31の代わりに図示しないが凹孔や平面視環状の凹溝を設けてもよい。これら凹孔や凹溝は、貫通孔31と同様にベース台3の中心部に設けてもよいが、必要に応じて適宜部分に単数または複数個設けてもよい。
【0010】
更に、ベース台3を平面視でドーナツ型とすると、家具本体1に座体2や天板8を設置後に自在にその中心部の貫通孔31や外周面部32に沿って水平回転方向に移動することができる。
【0011】
更に、座体7の一部に肘掛71を一体的に形成すると、簡単な構造でベース台3に座体7と肘掛71を一緒に取り付けることができると共に移設することができる。
【0012】
次に具体的には、家具本体1は、公共施設やオフィスの室内等の床上に設置され、図1、図3に示すように中心部に支柱5を立設し、その支柱5の上端部には、他の家具本体の支柱(図示せず)と連結するための支柱連結部材6を連結固定している。そして、脚体4は、脚支柱40とその脚支柱40から水平方向に上下2箇所に設けた連結棒体41、42とその端部にブラケット44を設けて、前記支柱5の側面にブラケット44の係止部材(図示しないが、フックやねじ)により取り付けている。そして、脚体4の上側の連結棒体41の上面には、ベース台3を載置し固定する為の載置板43を一体的に設けている。この実施例のベース台3は、図2に示すようにドーナツ型であって直線部31にて2分割され、支柱5に脚体4を取り付けた後に、その支柱5を貫通孔31を形成するように挟み込んで取り付けられる。最後にそのベース台3に椅子用の座体2やテーブルの天板8を後述するように取り付けて家具本体1を構成している。
【0013】
次に、椅子の座体2やテーブルの天板8の取付構造について、以下に詳述する。
【0014】
まず椅子の座体2は、平面視扇形でクッション性のある材料により形成し、下面に前記ベース台3の貫通孔31にのみに嵌合する位置に凸片21を設けるか、或いは貫通孔31とベース台3の外周面部32に嵌合する位置にそれぞれ凸片21、22設ける。この内、凸片21は、貫通孔31の内壁面31aに係合するように設けているが、前述した貫通孔31の代わりに凹孔とした場合は、その内壁面に係合し(図示せず)、凹溝の場合はその凹溝内に嵌合するように設ければよい(図示せず)。この貫通孔31、凹孔や凹溝を複数設けた場合には、その全てまたは一部に凸片21が嵌合するようにする。この貫通孔31、凹孔や凹溝は、図2に示すようにベース台3中心部に設けるほか、その中心部以外の位置に設けてもよい。
【0015】
このように座体2を平面視扇型であって、その下面に凸片21、22を形成すれば、ベース台3の貫通孔31の内壁面31aと外周面部32に沿って円を描くように移動(水平回転)さすことができる。更に座体2を扇型としたので円を描くように移動する以外(例えば、使用者が着座時に座体2を直線的に摩るように移動するなど)は、座体2が横移動することはない。
【0016】
次にテーブルの天板8は、図2に示すように略前記座体2と同様に凸片81、82形成し、その上方に天板本体83を天板支柱85にて支持するように構成している。尚、天板本体83の高さは、平均的体系の使用者が座体2に着座した場合を想定し、その肘の高さ位置より少し上方に位置するように設定している。ここで図中の天板8は、凸片81、82と天板本体83と天板支柱85にて別体構成としたが、座面2と略同一の一体構成とし、天板上面を水平面とし、ベース台3の高さを通常のテーブル高さとして構成してもよい。
【0017】
このように天板8は、略略前記座体2と同様に凸片81、82を形成したので、使用者が非用意に天板本体側面部84に当たった場合であっても、椅子の座体2と同様横移動することはない。
【0018】
また、図4に示すように、座体7は、座面73と肘掛74を一体的に形成している。この場合に肘掛74は、硬質の材料で座面73を軟質の材料とする2色成形をするとよい。また、使用者が肘掛74に不用意に当たり、座体7が上方へ抜けるのを防止するために、凸片72とベース台3の下面に固定手段(図示せず)を設けてもよい。更に、図4に示すように肘掛付座体7に隣接するように座体2を設置すれば抜け防止効果が向上する。尚、この固定手段は座体2や天板8に設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明の家具の座体または天板の取付構造は、平面視円形状のベース台と、そのベース台上に設置される平面視扇型の座体または天板の取付構造であって、前記ベース台には、貫通孔または凹孔若しくは平面視環状の凹溝を設け、前記座体または天板の下方に少なくとも一つの凸片を設けてなり、該凸片を、前記貫通孔または凹孔若しくは凹溝のみと嵌合させ、或いは前記貫通孔または凹孔若しくは凹溝と前記ベース台の外周面部に嵌合させてなるので、家具に座面や天板を取り付けるに際し、用途に応じて簡単に着脱および移動を可能とするできる。
【0020】
請求項2によれば、請求項1において、前記ベース台は平面視ドーナツ型としてなるので、ベース台3の貫通孔31の内壁面31aと外周面部32に沿って円を描くように移動さすことができる。このように座体2を扇型とし、ベース台を平面視ドーナツ型としたので円を描くように移動する以外(例えば、使用者の着座時に座体2を直線的に摩るように移動するなど)は、座体2が横移動することはない。
【0021】
請求項3によれば、請求項1乃至請求項2において、前記座体の一部に肘掛を一体的に形成してなるので、簡単な構造でベース台3に座体7と肘掛71を一緒に取り付けることができると共に移設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体斜視図である。
【図2】本発明の一部分解斜視図である。
【図3】本発明の一部断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1 家具本体
2 座体
3 ベース台
4 脚体
5 支柱
6 支柱連結材
7 肘掛付椅子付
8 天板
Claims (3)
- 平面視円形状のベース台と、そのベース台上に設置される平面視扇型の座体または天板の取付構造であって、
前記ベース台には、貫通孔または凹孔若しくは平面視環状の凹溝を設け、
前記座体または天板の下方に少なくとも一つの凸片を設けてなり、
該凸片を、前記貫通孔または凹孔若しくは凹溝のみと嵌合させ、或いは前記貫通孔または凹孔若しくは凹溝と前記ベース台の外周面部に嵌合させたことを特徴とする家具の座体または天板の取付構造。 - 請求項1において、前記ベース台は平面視ドーナツ型であることを特徴とする家具の座体または天板の取付構造。
- 請求項1乃至請求項2において、前記座体の一部に肘掛を一体的に形成したことを特徴とする家具の座体または天板の取付構造。
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