JP7492993B2 - 制御パラメータ調整方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

制御パラメータ調整方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本明細書で開示される主題は、制御パラメータ調整方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
フラットパネルディスプレイ(FPD)の製造工程では、コータと呼ばれる基板処理装置が用いられる場合がある。コータは、ガラスなどの基板に対して、ノズルからレジスト液などの処理液を吐出させながら、基板に対してノズルを走査させる。コータは、レジスト液等の処理液に圧力を付与することによって、ノズルから処理液を吐出する。また、移動機構がノズルに対して基板を相対的に移動させることによって、基板の表面に処理液の塗布膜が形成される。
この種の基板処理装置においては、基板全体に亘って、塗布膜の膜厚を均一にすることが求められる場合がある。膜厚を均一にするために、吐出制御パラメータの調整が適宜行われる。この調整作業では、例えば、技術者が、目視で吐出圧力の波形を確認しつつ、複数の吐出制御パラメータの調整を行う。このため、調整作業は、技術者の知識や経験に依存するところが大きい。したがって、吐出制御パラメータの調整は、技術者の多大な時間と労力を要する。また、処理液や基板を大量に消費してしまうおそれがある。そのため、制御パラメータを効率的に調整する技術がこれまでにも提案されている。
例えば特許文献1には、基板以外に処理液を吐出する疑似吐出工程と、疑似吐出工程における処理液の吐出特性を計測する吐出特性計測工程と、計測された吐出特性の目標特性からのずれの状態量を導出する状態量導出工程と、パラメータの変更に伴う状態量の変化を機械学習して学習モデルを構築する学習工程とを有する基板処理方法について記載されている。この基板処理方法では、状態量が所定の許容範囲を超えている間、学習モデルに基づいてパラメータを変更した上で、疑似吐出工程、吐出特性計測工程、状態量導出工程および学習工程を繰り返して実行する一方、状態量が許容範囲に入ると、最後に変更されたパラメータを処理液供給工程で処理液を吐出する際のパラメータとして設定する。
特開2020-040046号公報
特許文献1では、吐出制御パラメータを疑似吐出に基づいて調整するため、基板の消費を抑えることが可能である。しかしながら、疑似吐出は、実際に基板に処理液を吐出する場合とはノズル周りの環境等の種々の条件が異なる。このため、疑似吐出によって調整された吐出制御パラメータを使用した場合、実際に基板に処理液を塗布する際に理想的な圧力波形を再現することが困難な場合があった。
本発明の目的は、基板の消費を抑えつつ、実際に基板に処理液を吐出する環境に合わせて吐出制御パラメータを適切に調整することができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、第1態様は、ノズルからの処理液の吐出を制御するための吐出制御パラメータを調整する制御パラメータ調整方法であって、a)ノズルから基板以外の箇所に処理液を吐出する疑似塗布を行った場合の、前記ノズル内の圧力変化を示す第1圧力波形に基づいて、前記吐出制御パラメータを調整する工程と、b)前記工程a)によって調整された前記吐出制御パラメータにしたがって、前記ノズルから基板に処理液を吐出する実塗布を行った場合の、前記ノズル内の圧力変化を示す第2圧力波形を取得する工程と、c)前記第2圧力波形に基づいて、前記吐出制御パラメータを再調整するかどうかを判定する工程と、d)前記工程c)によって再調整すると判定された場合、前記疑似塗布を行った場合の前記ノズル内の圧力変化を示す第3圧力波形に基づいて、前記吐出制御パラメータを再調整する工程と、e)前記工程d)によって再調整された前記吐出制御パラメータにしたがって、前記実塗布を行った場合の前記ノズル内の圧力変化を示す第4圧力波形を取得する工程と、f)前記第4圧力波形に基づいて、前記吐出制御パラメータを再調整するかどうかを判定する工程と、g)前記工程f)によって再調整すると判定された場合、前記実塗布を行った場合の前記ノズル内の圧力変化を示す第5圧力波形に基づいて、前記吐出制御パラメータを再調整する工程とを含む。
第2態様は、第1態様の制御パラメータ調整方法であって、h)前記ノズルに対する前記基板の相対的な移動を制御するための移動制御パラメータを調整する工程、をさらに含み、前記実塗布は、前記工程h)によって調整された移動制御パラメータにしたがって前記基板を前記ノズルに対して相対的に移動させつつ、前記ノズルから前記基板に処理液を吐出する。
第3態様は、第2態様の制御パラメータ調整方法であって、前記工程h)は、前記ノズルに対する前記基板の相対速度の変化を示す速度波形に基づいて、前記移動制御パラメータが調整される。
第4態様は、コンピュータが実行可能なプログラムであって、前記コンピュータに第1態様または第2態様の制御パラメータ調整方法を実行させる。
第5態様は、コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、第4態様のプログラムが記録されている。
第1態様から第4態様の制御パラメータ調整方法によれば、疑似塗布で得られる圧力波形に基づいて吐出制御パラメータを調整および再調整することにより、基板の消費を抑えることができる。また、疑似塗布で得られる圧力波形に基づいて調整された吐出制御パラメータを、実塗布で得られる第5圧力波形に基づいて再調整することによって、実塗布に合うように吐出制御パラメータを調整できる。
第2態様の制御パラメータ調整方法によれば、移動制御パラメータを調整することによって、基板に対する塗布を適切に行うことができる。
第3態様の制御パラメータ調整方法によれば、速度波形に基づき、移動制御パラメータを適切に調整できる。
実施形態に係る塗布装置の全体構成を模式的に示す図である。 処理液供給機構の構成を示す図である。 図2に示されるポンプの作動ディスク部の移動パターンを示すグラフである。 制御ユニットの構成例を示すブロック図である。 制御ユニットが制御パラメータを調整する流れを示す図である。 図5に示される第1調整工程の詳細を示すフローチャートである。 図5に示される第2調整工程の詳細を示すフローチャートである。 図5に示される第3調整工程の詳細を示すフローチャートである。 第2理想波形の設定例を示す図である。 図5に示される第4調整工程の詳細を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張又は簡略化して図示されている場合がある。
<1. 実施形態>
図1は、実施形態に係る塗布装置1の全体構成を模式的に示す図である。塗布装置1は、基板Sの上面Sfに処理液を塗布する基板処理装置である。基板Sは、例えば、液晶表示装置用のガラス基板である。なお、基板Sは、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、磁気・光ディスク用のガラス又はセラミック基板、有機EL用ガラス基板、太陽電池用ガラス基板又はシリコン基板、その他フレキシブル基板およびプリント基板などの電子機器向けの各種被処理基板であってもよい。塗布装置1は、例えばスリットコータである。
図1においては、塗布装置1の各要素の配置関係を説明するため、XYZ座標系を定義している。基板Sの移動方向は、「X方向」である。X方向において基板Sが進行する方向(移動方向の下流へ向かう方)が+X方向、その逆方向(移動方向の上流へ向かう方)が-X方向である。また、X方向に直交する方向はY方向であり、X方向及びY方向に直交する方向はZ方向である。以下の説明では、Z方向を鉛直方向とし、X方向およびY方向を水平方向とする。Z方向において、+Z方向を上方向、-Z方向を下方向とする。
塗布装置1は、+X方向に向かって順に、入力コンベヤ100と、入力移載部2と、浮上ステージ部3と、出力移載部4と、出力コンベヤ110とを備えている。入力コンベヤ100と、入力移載部2と、浮上ステージ部3と、出力移載部4と、出力コンベヤ110とは、基板Sが通過する移動経路を構成する。また、塗布装置1は、移動機構5と、塗布機構7と、処理液供給機構8と、制御ユニット9とをさらに備える。
基板Sは、上流側から入力コンベヤ100に搬送される。入力コンベヤ100は、コロコンベヤ101と、回転駆動機構102とを備えている。回転駆動機構102は、コロコンベヤ101の各コロを回転させる。コロコンベヤ101の各コロの回転によって、基板Sは、水平姿勢で下流(+X方向)に搬送される。「水平姿勢」とは、基板Sの主面(面積が最大の面)が水平面(XY平面)に対して平行な状態をいう。
入力移載部2は、コロコンベヤ21と回転・昇降駆動機構22とを備えている。回転・昇降駆動機構22は、コロコンベヤ21の各コロを回転させるとともに、コロコンベヤ21を昇降させる。コロコンベヤ21の回転によって、基板Sは、水平姿勢で下流(+X方向)に搬送される。また、コロコンベヤ21の昇降により、基板SのZ方向における位置が変更される。基板Sは、入力コンベヤ100から入力移載部2を介して浮上ステージ部3へ移載される。
図1に示されるように、浮上ステージ部3は、略平板状である。浮上ステージ部3は、X方向に沿って3分割されている。浮上ステージ部3は、+X方向に向かって順に、入口浮上ステージ31と、塗布ステージ32と、出口浮上ステージ33とを備えている。入口浮上ステージ31の上面、塗布ステージ32の上面、および出口浮上ステージ33の上面は、同一平面上にある。浮上ステージ部3は、リフトピン駆動機構34と、浮上制御機構35と、昇降駆動機構36とをさらに備えている。入口浮上ステージ31には、複数のリフトピンが配置されている。リフトピン駆動機構34は、複数のリフトピンを昇降させる。浮上制御機構35は、基板Sを浮上させるための圧縮空気を、入口浮上ステージ31、塗布ステージ32、および出口浮上ステージ33に供給する。昇降駆動機構36は、出口浮上ステージ33を昇降させる。
入口浮上ステージ31の上面、および、出口浮上ステージ33の上面には、浮上制御機構35から供給される圧縮空気を噴出する多数の噴出穴がマトリクス状に配置されている。各噴出穴から圧縮空気が噴出すると、基板Sが浮上ステージ部3に対して上方に浮上する。すると、基板Sの下面Sbが浮上ステージ部3の上面から離間しつつ、水平姿勢で支持される。基板Sが浮上した状態における、基板Sの下面Sbと浮上ステージ部3の上面との間の距離(浮上量)は、好ましくは10μm以上である。当該距離は、好ましくは500μm以下である。
塗布ステージ32の上面には、浮上制御機構35から供給される圧縮空気を噴出する噴出穴と、気体を吸引する吸引穴とが、X方向およびY方向において、交互に配置されている。浮上制御機構35は、噴出穴からの圧縮空気の噴出量と、吸引穴からの空気の吸引量とを制御する。これにより、塗布ステージ32の上方を通過する基板Sの上面SfのZ方向における位置が規定値となるように、塗布ステージ32に対する基板Sの浮上量が精密に制御される。なお、塗布ステージ32に対する基板Sの浮上量は、後述するセンサ61またはセンサ62の検出結果に基づいて、制御ユニット9により算出される。また、塗布ステージ32に対する基板Sの浮上量は、好ましくは、気流制御によって高精度に調整可能とされる。
浮上ステージ部3に搬入された基板Sは、コロコンベヤ21から+X方向への推進力が付与され、入口浮上ステージ31上に搬送される。入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33は、基板Sを浮上状態で支持する。浮上ステージ部3として、例えば、特許第5346643号に記載された構成が採用されてもよい。
移動機構5は、浮上ステージ部3の下方に配置されている。移動機構5は、チャック機構51と、吸着・走行機構52とを備える。チャック機構51は、吸着部材に設けられた吸着パッド(図示省略)を備えている。チャック機構51は吸着パッドを基板Sの下面Sbの周縁部に当接させた状態で、基板Sを下側から支持する。吸着・走行機構52は、吸着パッドに負圧を付与することにより、基板Sを吸着パッドに吸着する。また、吸着・走行機構52は、チャック機構51をX方向に往復走行させる。
チャック機構51は、基板Sの下面Sbが浮上ステージ部3の上面よりも高い位置に位置する状態で、基板Sを保持する。チャック機構51により基板Sの周縁部が保持された状態で、基板Sは、浮上ステージ部3から付与される浮力により水平姿勢を維持する。
図1に示されるように、塗布装置1は、板厚測定用のセンサ61を備えている。センサ61は、コロコンベヤ21の近傍に配置されている。センサ61は、チャック機構51に保持された基板Sの上面SfのZ方向における位置を検出する。また、センサ61の直下に基板Sを保持していない状態のチャック(図示省略)が位置することで、センサ61は吸着部材の上面である吸着面の鉛直方向Zにおける位置を検出可能となっている。
チャック機構51は、浮上ステージ部3に搬入された基板Sを保持しつつ、+X方向に移動する。これにより、基板Sが入口浮上ステージ31の上方から塗布ステージ32の上方を経由して、出口浮上ステージ33の上方へ搬送される。そして、基板Sは、出口浮上ステージ33から出力移載部4へ移動される。
出力移載部4は、基板Sを出口浮上ステージ33の上方の位置から出力コンベヤ110へ移動させる。出力移載部4は、コロコンベヤ41と、回転・昇降駆動機構42とを備えている。回転・昇降駆動機構42は、コロコンベヤ41を回転駆動するとともに、コロコンベヤ41をZ方向に沿って昇降させる。コロコンベヤ41の各コロが回転することによって、基板Sが+X方向へ移動する。また、コロコンベヤ41が昇降することによって、基板SがZ方向に変位する。
出力コンベヤ110は、コロコンベヤ111と、回転駆動機構112とを備えている。出力コンベヤ110は、コロコンベヤ111の各コロの回転により基板Sを+X方向に搬送し、基板Sを塗布装置1外へ払い出す。なお、入力コンベヤ100および出力コンベヤ110は、塗布装置1の一部である。ただし、入力コンベヤ100及び出力コンベヤ110は、塗布装置1とは別の装置に組み込まれていてもよい。
塗布機構7は、基板Sの上面Sfに処理液を塗布する。塗布機構7は、基板Sの移動経路の上方に配置されている。塗布機構7は、ノズル71を有する。ノズル71は、下面にスリット状の吐出口を有するスリットノズルである。ノズル71は、位置決め機構(不図示)に接続されている。位置決め機構は、ノズル71を、塗布ステージ32の上方の塗布位置(図1中、実線で示される位置)と、後述するメンテナンス位置との間で移動させる。処理液供給機構8は、ノズル71に接続されている。処理液供給機構8がノズル71に処理液を供給することによって、ノズル71の下面に配置された吐出口から処理液が吐出される。
塗布装置1では、処理液を吐出するノズル71に対して、移動機構5が基板Sを移動させることによって、基板Sに処理液が塗布される。しかしながら、移動機構5が、一定位置に配置された基板Sに対してノズル71を移動させるように構成されていてもよい。また、移動機構5が、ノズル71および基板Sの双方を移動させるように構成されてもよい。この場合、基板Sの移動方向は、ノズル71の移動方向と反対であってもよい。また、基板Sの移動方向は、ノズル71の移動方向と同じであってもよい。この場合、搬送される基板Sの速度よりも速い速度でノズル71が基板Sを追いかけるように、移動機構5がノズル71および基板Sを搬送してもよい。
図2は、処理液供給機構8の構成を示す図である。処理液供給機構8は、ポンプ81と、配管82と、処理液補充ユニット83と、配管84と、開閉弁85と、圧力計86と、駆動部87とを備えている。ポンプ81は、処理液をノズル71に送給するための送給源であり、体積変化により処理液を送給する。ポンプ81は、例えば、特開平10-61558号公報に記載されたベローズタイプのポンプであってもよい。図2に示されるように、ポンプ81は、径方向において弾性膨張収縮自在である可撓性チューブ811を有する。可撓性チューブ811の一方端は、配管82を介して処理液補充ユニット83と接続される。可撓性チューブ811の他方端は、配管84を介してノズル71と接続される。
ポンプ81は、軸方向において弾性変形自在であるベローズ812を有する。ベローズ812は、小型ベローズ部813と、大型ベローズ部814と、ポンプ室815と、作動ディスク部816とを有する。ポンプ室815は、可撓性チューブ811とベローズ812との間に位置する。ポンプ室815には、非圧縮性媒体が封入される。作動ディスク部816は、駆動部87に接続される。
処理液補充ユニット83は、処理液を貯留する貯留タンク831を有する。貯留タンク831は、配管82を介してポンプ81と接続される。配管82には、開閉弁833が介挿される。開閉弁833は、制御ユニット9からの指令に応じて開閉する。開閉弁833が開かれると、貯留タンク831からポンプ81の可撓性チューブ811への処理液の補給が可能となる。また、開閉弁833が閉じると、貯留タンク831からポンプ81の可撓性チューブ811への処理液の補充が規制される。
配管84は、ポンプ81の出力側に接続されている。開閉弁85は、配管84に介挿されている。開閉弁85は、制御ユニット9からの指令に応じて開閉する。開閉弁85が開閉することにより、ノズル71に対する処理液の送液と送液停止とが切り替えられる。圧力計86は、配管84に配置されている。圧力計86は、ノズル71に送液される処理液の圧力(吐出圧力)を検出し、検出した圧力値を示す信号を制御ユニット9に出力する。
図3は、図2に示されるポンプ81の作動ディスク部816の移動パターンを示すグラフである。図3中、横軸は時刻を示しており、縦軸は作動ディスク部816の移動速度を示す。駆動部87は、制御ユニット9からの指令に応じて、図3に示されるような移動パターン(時間経過に対する作動ディスク部816の速度の変化を示すパターン)で作動ディスク部816を軸方向に変位させる。作動ディスク部816の変位により、ベローズ812の内側の容積が変化する。これにより、可撓性チューブ811が径方向に膨張収縮してポンプ動作を実行し、処理液補充ユニット83から補給される処理液がノズル71に向けて送給される。作動ディスク部816の移動パターンは、ノズル71から吐出される処理液の吐出特性と密接に関係しているため、移動パターンに応じて、吐出圧力の時間変化を示す圧力波形が得られる。なお、吐出圧力の増減に応じて、吐出量(ノズル71から吐出される処理液の量)が増減する。
本実施形態では、作動ディスク部816の移動を規定する各種パラメータ(加速時間、定常速度、定常速度時間、減速時間など)を調整することによって、ノズル71から吐出される処理液の、吐出圧力の圧力波形を理想的な波形と一致あるいは近似させる最適化処理(調整処理)が適宜行われる。この最適化処理については、後に詳述する。
図1および図2に示されるように、処理液供給機構8から処理液が供給されるノズル71には、センサ62が配置される。センサ62は、基板SのZ方向における高さを非接触で検知する。センサ62は、制御ユニット9とデータ通信可能に接続される。センサ62の検出結果に基づいて、制御ユニット9は、浮上している基板Sと、塗布ステージ32の上面との間の距離(離間距離)を測定する。制御ユニット9は、センサ62によって測定された離間距離に基づいて、位置決め機構によるノズル71の塗布位置を調整する。なお、センサ62としては、光学式センサ、または、超音波センサを採用し得る。
塗布機構7は、ノズル洗浄待機ユニット72を備えている。ノズル洗浄待機ユニット72は、メンテナンス位置に配置されたノズル71に対して所定のメンテナンスを行う。ノズル洗浄待機ユニット72は、ローラ721と、洗浄部722と、ローラバット723とを有している。ノズル洗浄待機ユニット72は、ノズル71に対して洗浄および液だまりの形成を行うことによって、ノズル71の吐出口を塗布処理に適した状態に整える。また、塗布装置1においては、処理液に加わる吐出圧力を評価するため、ノズル71がメンテナンス位置(疑似塗布位置)に配置された状態、すなわち、ノズル71の吐出口がローラ721の外周面に対向する状態で、ノズル71からローラ721の外周面に処理液を吐出する。このとき、ローラ721が回転することによって、ノズル71から吐出される処理液を、移動する面に塗布することができる。すなわち、移動する基板Sに塗布する塗布を疑似的に再現できる。
ノズル71からローラ721の表面に処理液を吐出することは、基板S以外の箇所で処理液を吐出する「疑似塗布」と称する。また、ノズル71から基板Sに処理液を塗布することを、「実塗布」と称する。
図4は、制御ユニット9の構成例を示すブロック図である。制御ユニット9は、塗布装置1の各要素の動作を制御する。制御ユニット9は、コンピュータであって、演算部91と、記憶部93と、ユーザインターフェース95とを備えている。演算部91は、CPU(Central Processing Unit)またはGPU(Graphics Processing Unit)などで構成されるプロセッサである。記憶部93は、RAM(Random Access Memory)などの一過性の記憶装置、および、HDD(Hard Disk Drive)およびSSD(Solid State Drive)などの非一過性の補助記憶装置で構成される。
ユーザインターフェース95は、ユーザに情報を表示するディスプレイ、および、ユーザによる入力操作を受け付ける入力機器を含む。制御ユニット9としては、例えばデスクトップ型、ラップトップ型、あるいはタブレット型のコンピュータを用いることができる。
記憶部93は、プログラム931を記憶する。プログラム931は、記録媒体Mによって提供される。すなわち、記録媒体Mは、プログラム931を、コンピュータである制御ユニット9によって読取可能に記録されている。記録媒体Mは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)などの光学ディスク、磁気ディスクなどである。
演算部91は、プログラム931を実行することにより、吐出制御部910、吐出圧力測定部911、移動制御部912、速度測定部913、吐出制御パラメータ調整部915および移動制御パラメータ調整部917として機能する。
吐出制御部910は、ノズル71に処理液を送給するポンプ81の動作(送給動作)を制御する。吐出制御部910は、予め設定された吐出制御パラメータにしたがって、ポンプ81の送給動作を制御する。
吐出圧力測定部911は、吐出圧力の時間変化を示す圧力波形を測定する。すなわち、吐出圧力測定部911は、所定のサンプリング周期で圧力計86が測定した吐出圧力を周期的に取得する。これにより、ノズル71から処理液が吐出される期間において処理液に与えられた吐出圧力が取得され、圧力波形を示すデータ(吐出データ)として記憶部93に記憶される。吐出データは、ある時刻とその時刻に測定された吐出圧力の関係(すなわち、吐出圧力の経時変化)を示すデータである。
移動制御部912は、ノズル71に対して基板Sを移動させる吸着・走行機構52の動作(移動動作)を、予め設定された移動制御パラメータに基づいて制御する。
速度測定部913は、チャック機構51および吸着・走行機構52による基板Sの移動速度を測定する。速度測定部913は、吸着・走行機構52の出力(例えば、ロータリーエンコーダの出力など)に基づいて、基板Sの移動速度を測定する。速度測定部913は、取得した速度を、速度データとして記憶部93に記憶させる。速度データは、時刻とその時刻に測定された移動速度の関係(すなわち、移動速度の経時変化)を示すデータである。
吐出制御パラメータ調整部915は、吐出制御パラメータを最適化する処理を行う。吐出制御パラメータ調整部915は、例えば、疑似塗布を行うことによって得られる圧力波形を評価し、その評価結果に基づいて吐出制御パラメータを更新する。吐出制御パラメータ調整部915は、疑似塗布および圧力波形の取得、圧力波形の評価、および吐出制御パラメータの更新を繰り返すことによって、吐出制御パラメータを最適化する。
塗布装置1において、ノズル71から吐出される処理液を基板Sの上面Sfに均一な膜厚で塗布するためには、ノズル71から吐出される際の処理液の吐出速度、つまり吐出圧力を調整することが重要である。このため、吐出圧力の圧力波形が理想波形に近づくように、圧力波形と密接に関連する吐出制御パラメータが最適化される。具体的には、最適化対象の吐出制御パラメータは、作動ディスク部816の移動を規定する設定値であって、図3および以下に示す16個のポンプ制御用の設定値である。
・定常速度V1
・加速時間T1:停止状態から定常速度V1に加速させる時間
・定常速度時間T2:定常速度V1を継続させる時間
・定常速度V2
速時間T3:定常速度V1から定常速度V2に減速させる時間
・定常速度時間T4:定常速度V2を継続させる時間
・定常速度V3
・加速時間T5:定常速度V2から定常速度V3に加速させる時間
・定常速度時間T6:定常速度V3を継続させる時間
・定常速度V4
速時間T7:定常速度V3から定常速度V4に減速させる時間
・定常速度時間T8:定常速度V4を継続させる時間
・定常速度V5
・加速時間T9:定常速度V4から定常速度V5に加速させる時間
・定常速度時間T10:定常速度V5を継続させる時間
・減速時間T11:定常速度V5から停止状態に減速させる時間
上記16個の吐出制御パラメータは、ノズル71に処理液を送給するポンプ81の動作(送給動作)を制御するための制御量に相当する。なお、吐出制御パラメータの種類および個数は、特に制限されるものではなく、ポンプ81の送給動作を制御する制御量である限り、任意に設定され得る。
移動制御パラメータ調整部917は、移動制御パラメータを調整する。移動制御パラメータ調整部917は、疑似移動に基づいて、移動制御パラメータを更新する。「疑似移動」とは、実塗布時におけるノズル71に対する基板Sの相対的な移動を、疑似的に再現することをいう。疑似移動では、基板Sに対する処理液の塗布は行われない。例えば、本実施形態の疑似移動は、移動制御パラメータにしたがって、移動制御部912が吸着・走行機構52を制御することによってチャック機構51を移動させることをいう。なお、この疑似移動において、チャック機構51は、実際に基板Sを保持ししていてもよいし、基板S以外の模擬的部材を保持していてもよい。また、チャック機構51は、何も保持していなくてもよい。
移動制御パラメータ調整部917は、疑似移動によって得られる速度波形を評価し、その評価結果に基づいて、移動制御パラメータを更新する。そして、更新された移動制御パラメータに基づいて、疑似移動を再び実行する。このように、移動制御パラメータ調整部917は、疑似移動および速度波形の取得、速度波形の評価、および、移動制御パラメータの更新を繰り返すことによって、移動制御パラメータを最適化する。
<制御パラメータの調整>
図5は、制御ユニット9が制御パラメータを調整する流れを示す図である。図5に示されるように、制御パラメータの調整は、第1調整工程S1、第2調整工程S2、第3調整工程S3および第4調整工程S4を含む。なお、制御パラメータの調整は、第1調整工程S1、第2調整工程S2、第3調整工程S3、第4調整工程S4の順で行われる。以下、各工程について説明する。
<第1調整工程S1>
図6は、図5に示される第1調整工程S1の詳細を示すフローチャートである。第1調整工程S1は、塗布装置1において実塗布を行うに当たり、疑似塗布によって事前に吐出制御パラメータを調整する工程である。
図6に示されるように、第1調整工程S1が開始されると、まず、吐出制御パラメータ調整部915は、吐出制御パラメータを所定の初期値に設定する(ステップS11)。初期値は、任意の値であってもよいし、あるいは、所定のアルゴリズムに基づいて設定される値であってもよい。吐出制御パラメータ調整部915は、設定した吐出制御パラメータを、記憶部93に記憶させる。なお、吐出制御パラメータ調整部915は、ユーザからの初期値の入力を受け付け、受け付けた初期値を記憶部93に記憶させてもよい。
ステップS11によって吐出制御パラメータが設定された後、制御ユニット9は、疑似塗布を行うとともに、圧力波形を取得する(ステップS12)。具体的には、制御ユニット9は、ノズル71を所定のメンテナンス位置(ローラ721と対向する位置)へ移動させる。そして、制御ユニット9は、第1調整工程S1によって設定された制御パラメータにしたがってポンプ81を制御し、ノズル71からローラ721に処理液を吐出させる。また、疑似塗布が行われている間、吐出圧力測定部911は、圧力計86によって測定される吐出圧力をサンプリングし、圧力波形のデータを取得する。ステップS12によって取得される圧力波形は、「第1圧力波形」の一例である。
ステップS12によって疑似塗布の圧力波形が取得された後、圧力波形の評価が行われる(ステップS13)。評価方法の一例として、吐出制御パラメータ調整部915は、ステップS12によって取得された圧力波形が、理想とする圧力波形である第1理想波形Wt1(図9参照)と同じであるかを判定する。具体的には、ステップS12によって取得された圧力波形の、第1理想波形Wt1からのずれ量が、所定の許容範囲を越えているか否かを判定する。
なお、ステップS13においては、ユーザが圧力波形を評価してもよい。この場合、吐出制御パラメータ調整部915は、圧力波形と、第1理想波形Wt1とをディスプレイに表示させてもよい。また、吐出制御パラメータ調整部915は、上記ずれ量をディスプレイに表示させてもよい。このように、ディスプレイに各種情報が表示されることによって、ユーザが評価することを適切に支援できる。また、吐出制御パラメータ調整部915は、入力機器によって、ユーザからの評価結果の入力を受け付け、入力された評価結果を記憶部93に記憶させてもよい。
ステップS13によって疑似塗布の圧力波形が第1理想波形Wt1と同じであると評価された場合(例えば、ずれ量が許容範囲内である場合。ステップS13においてYes)、塗布装置1は、第1調整工程S1を終了する。一方、ステップS13によって疑似塗布の圧力波形が第1理想波形Wt1とは異なると評価された場合(例えば、ずれ量が許容範囲を越える場合。ステップS13においてNoの場合)、塗布装置1は、吐出制御パラメータを更新する(ステップS14)。具体的には、吐出制御パラメータ調整部915は、ステップS13の評価結果に基づいて、疑似塗布を行った場合の圧力波形が第1理想波形Wt1となるように、記憶部93に記憶されている吐出制御パラメータを更新する。吐出制御パラメータを更新するアルゴリズムしては、例えば、ベイズ最適化、遺伝的アルゴリズム、勾配法、線形計画法など、任意に選択し得る。
なお、吐出制御パラメータの更新は、特許文献1に記載されているように、吐出制御パラメータの変更量と、上記ずれ量の関係を学習した学習済モデルを用いて行われてもよい。学習用のモデルとしては、ニューラルネットワークを利用することができる。
また、ステップS14においては、ユーザが、吐出制御パラメータを更新できるようにしてもよい。この場合、吐出制御パラメータ調整部915は、入力機器によって、新たな吐出制御パラメータの入力を受け付け、受け付けた吐出制御パラメータを記憶部93に記憶させてもよい。
以上のように、第1調整工程S1では、実塗布を行うための吐出制御パラメータの調整を、ステップS12の疑似塗布で得られる圧力波形に基づいて行う。このため、実塗布で吐出制御パラメータを調整する場合よりも、基板Sの消費を抑えることができる。
<第2調整工程S2>
図7は、図5に示される第2調整工程S2の詳細を示すフローチャートである。第2調整工程S2は、塗布装置1において実塗布を行うに当たり、疑似移動によって事前に移動制御パラメータを調整する工程である。
図7に示されるように、第2調整工程S2が開始されると、まず、移動制御パラメータ調整部917は、移動制御パラメータを所定の初期値に設定する(ステップS21)。初期値は、任意の値であってもよいし、あるいは、所定のアルゴリズムに基づいて設定される値であってもよい。移動制御パラメータ調整部917は、設定した移動制御パラメータを、記憶部93に記憶させる。なお、移動制御パラメータ調整部917は、ユーザからの初期値の入力を受け付け、受け付けた初期値を記憶部93に記憶させてもよい。
ステップS21によって移動制御パラメータが設定された後、制御ユニット9は、疑似移動を実行するとともに、速度波形を取得する(ステップS22)。具体的には、移動制御部912が、移動制御パラメータにしたがって、吸着・走行機構52を制御することによって、基板Sを保持したチャック機構51を移動させる。また、疑似移動が行われている間、速度測定部913は、吸着・走行機構52の出力に基づいて、チャック機構51の移動速度をサンプリングし、速度波形のデータを取得する。
ステップS22によって疑似移動の速度波形が取得された後、速度波形の評価が行われる(ステップS23)。評価方法の一例として、移動制御パラメータ調整部917は、速度波形の形状が、ステップS11において調整された圧力波形の形状と同じかどうかを評価する。なお、速度波形の形状および圧力波形の形状を比較するに当たっては、速度波形における速度のスケールと、圧力波形の圧力のスケールとを一致させる正規化が行われる。そして、速度波形の、圧力波形からのずれ量が、所定の許容範囲を越えているか否かが判定される。
なお、速度波形および圧力波形を所定の関数で回帰して得られる回帰パラメータを、評価値として導出し、当該評価値に基づいて、形状が一致するかどうかが判定されてもよい。
また、ステップS23においては、ユーザが速度波形を評価してもよい。この場合、移動制御パラメータ調整部917は、正規化された速度波形および圧力波形をディスプレイに表示させてもよい。また、移動制御パラメータ調整部917は、上記ずれ量をディスプレイに表示させてもよい。このように、ディスプレイに各種情報が表示されることによって、ユーザが評価することを適切に支援できる。また、移動制御パラメータ調整部917は、入力機器によって、ユーザからの評価結果の入力を受け付け、入力された評価結果を記憶部93に記憶させてもよい。
ステップS23によって疑似移動の速度波形が圧力波形の形状と同じであると評価された場合(例えば、ずれ量が許容範囲内である場合。ステップS23においてYes)、塗布装置1は、第2調整工程S2を終了する。一方、ステップS23によって疑似移動の速度波形が圧力波形の形状とは異なると評価された場合(例えば、ずれ量が許容範囲を越える場合。ステップS23においてNo)、塗布装置1は、移動制御パラメータを更新する(ステップS24)。具体的には、移動制御パラメータ調整部917は、疑似移動を行った場合の移動波形の形状が圧力波形となるように、記憶部93に記憶されている移動制御パラメータを更新する。移動制御パラメータを更新するアルゴリズムとしては、例えば、ベイズ最適化、遺伝的アルゴリズム、勾配法、線形計画法など、任意に選択し得る。
また、移動制御パラメータの更新は、移動制御パラメータの変更量と、上記ずれ量の関係を学習した学習済モデルを用いて行われてもよい。学習用のモデルとしては、ニューラルネットワークを利用することができる。
また、ステップS24においては、ユーザが、移動制御パラメータを更新できるようにしてもよい。この場合、移動制御パラメータ調整部917は、入力機器によって、ユーザからの新たな移動制御パラメータの入力を受け付けるとともに、受け付けた移動制御パラメータを記憶部93に記憶させてもよい。
以上のように、第2調整工程S2では、速度波形の形状が、圧力波形の形状と一致するように移動制御パラメータが調整される。このように調整された移動制御パラメータに従って実塗布を行うことによって、処理液を均一な厚さで基板Sに塗布することが可能となる。
<第3調整工程S3>
図8は、図5に示される第3調整工程S3の詳細を示すフローチャートである。第3調整工程S3は、塗布装置1において実塗布を行うに当たり、第1調整工程S1で調整された吐出制御パラメータを、疑似塗布で得られる圧力波形に基づいて再調整する工程である。
第3調整工程S3が開始されると、塗布装置1は、第1調整工程S1によって調整された吐出制御パラメータ、および、第2調整工程S2によって調整された移動制御パラメータにしたがって、実塗布を行うとともに、圧力波形を取得する(ステップS31)。具体的には、塗布機構7は、ノズル71を塗布位置に移動させる。そして、移動制御部912は、移動制御パラメータにしたがって吸着・走行機構52を制御することによって、基板Sを移動させるとともに、吐出制御部910は、吐出制御パラメータにしたがってポンプ81を制御することによって、ノズル71から基板Sに処理液を吐出させる。また、実塗布が行われている間、吐出圧力測定部911は、圧力計86によって測定される吐出圧力をサンプリングすることによって、圧力波形を取得する。ステップS31で取得される圧力波形は、「第2圧力波形」の一例である。
ステップS31によって実塗布の圧力波形が取得された後、当該圧力波形の評価が行われる(ステップS32)。ステップS32における圧力波形の評価方法は、図6に示されるステップS13における圧力波形の評価方法と同じとしてもよい。すなわち、吐出制御パラメータ調整部915は、ステップS31によって取得された圧力波形の、第1理想波形Wt1からのずれ量が、所定の許容範囲を越えているか否かを判定してもよい。
なお、ステップS32においては、ユーザが実塗布の圧力波形を評価してもよい。この場合、吐出制御パラメータ調整部915は、圧力波形と、第1理想波形Wt1とをディスプレイに表示させてもよい。また、吐出制御パラメータ調整部915は、上記ずれ量をディスプレイに表示させてもよい。このように、ディスプレイに各種情報が表示されることによって、ユーザが評価することを適切に支援できる。また、吐出制御パラメータ調整部915は、入力機器によって、ユーザからの評価結果の入力を受け付け、入力された評価結果を記憶部93に記憶させてもよい。
ステップS32によって、実塗布の圧力波形が第1理想波形と同じであると評価された場合(例えば、ずれ量が許容範囲内である場合。ステップS32においてYes)、塗布装置1は、第3調整工程S3を終了する。一方、ステップS32において、実塗布の圧力波形が第1理想波形Wt1とは異なると評価された場合(例えば、ずれ量が許容範囲を越える場合。ステップS32においてNo)、制御ユニット9は、吐出制御パラメータを再調整する必要があるものと判断し、吐出制御パラメータの再調整を行う。
吐出制御パラメータの再調整では、吐出制御パラメータ調整部915が、吐出制御パラメータを更新する(ステップS33)。具体的には、吐出制御パラメータ調整部915は、疑似塗布を行った場合の圧力波形が、後述する第2理想波形Wt2(図6参照)となるように、記憶部93に記憶されている吐出制御パラメータを更新する。吐出制御パラメータを更新するアルゴリズムとしては、例えば、ベイズ最適化、遺伝的アルゴリズム、勾配法、線形計画法など、任意に選択し得る。
なお、吐出制御パラメータの更新は、特許文献1に記載されているように、吐出制御パラメータの変更量と、上記ずれ量の関係を学習した学習済モデルを用いて行われてもよい。学習用のモデルとしては、ニューラルネットワークを利用することができる。
また、ステップS33においては、ユーザが、吐出制御パラメータを更新できるようにしてもよい。この場合、吐出制御パラメータ調整部915は、入力機器によって、ユーザからの新たな吐出制御パラメータの入力を受け付け、受け付けた吐出制御パラメータを記憶部93に記憶させてもよい。
図9は、第2理想波形Wt2の設定例を示す図である。第2理想波形Wt2は、例えば、吐出制御パラメータ調整部915によって生成され、記憶部93に保存される。第2理想波形Wt2は、第1理想波形Wt1とは異なる形状を有する。具体的には、第2理想波形Wt2は、第1理想波形Wt1を、ステップS31で取得された実塗布の圧力波形Wr1と第1理想波形Wt1との差分値(ずれ量)に基づいて変形された形状を有する。より具体的には、第2理想波形Wt2は、第1理想波形Wt1から上記差分値を差し引いた形状を有する。なお、第2理想波形Wt2の形状は、図9に示される形状に限定されるものではなく、適宜設定され得る。
図8に戻って、ステップS33によって吐出制御パラメータが更新された後、塗布装置1は、更新された吐出制御パラメータにしたがって、疑似塗布を行う(ステップS34)。ノズル71が塗布ステージ32上方の塗布位置にある場合、塗布機構7は、ノズル71をメンテナンス位置まで移動させる。そして、ノズル71から回転するローラ721に処理液が吐出される。疑似塗布が行われている間、吐出圧力測定部911は、圧力計86によって測定される吐出圧力をサンプリングすることによって、圧力波形を取得する。ステップS34によって取得される圧力波形は、「第3圧力波形」の一例である。
ステップS34によって疑似塗布の圧力波形が取得された後、当該圧力波形が評価される(ステップS35)。圧力波形の評価方法は、図6に示されるステップS13における圧力波形の評価方法と同じとしてもよい。ただし、ステップS35では、第1理想波形Wt1の代わりに、第2理想波形Wt2が使用される。具体的には、吐出制御パラメータ調整部915は、ステップS34によって取得された圧力波形の、第2理想波形Wt2からのずれ量が、所定の許容範囲を越えているか否かを判定してもよい。
なお、ステップS35においては、ユーザが圧力波形を評価してもよい。この場合、ステップS35において、吐出制御パラメータ調整部915は、圧力波形と、第2理想波形Wt2とをディスプレイに表示させてもよい。また、吐出制御パラメータ調整部915は、上記ずれ量をディスプレイに表示させてもよい。このように、ディスプレイに各種情報が表示されることによって、ユーザが評価することを適切に支援できる。また、吐出制御パラメータ調整部915は、入力機器によって、ユーザからの評価結果の入力を受け付け、入力された評価結果を記憶部93に記憶させてもよい。
ステップS35によって疑似塗布の圧力波形が第2理想波形Wt2と異なると評価された場合(例えば、ずれ量が許容範囲を越える場合。ステップS35においてNo)、塗布装置1は、再びステップS33(吐出制御パラメータの更新)を行う。一方、ステップS35によって疑似塗布の圧力波形が第2理想波形Wt2と同じと評価された場合(例えば、ずれ量が許容範囲内である場合。ステップS35においてYes)、塗布装置1は、再びステップS31(実塗布の圧力波形の取得)を行う。このように、塗布装置1は、疑似塗布で得られる圧力波形が第2理想波形Wt2と同じと評価されるまで、ステップS33~ステップS35を繰り返し行うことによって、吐出制御パラメータを再調整する。
以上のように、第3調整工程S3では、ステップS32によって、実塗布の圧力波形が理想的な波形でないと評価された場合、ステップS34の疑似塗布で得られる圧力波形に基づいて吐出制御パラメータが再調整される。これにより、基板Sの消費を抑えつつ、吐出制御パラメータの再調整を行うことができる。基板Sの消費が抑制されることによって、環境負荷を低減できる。
疑似塗布と実塗布とでは、環境条件が異なるため、同じ吐出制御パラメータであっても、得られる圧力波形が変化してしまう場合がある。本実施形態では、疑似塗布の圧力波形を評価する基準となる第2理想波形Wt2を、第1理想波形Wt1を実塗布の圧力波形Wr1と第1理想波形Wt1との差分値に応じて変形させた形状としている。このため、実塗布の圧力波形が第1理想波形Wt1となるように、吐出制御パラメータを適切に再調整できる。
<第4調整工程S4>
図10は、図5に示される第4調整工程S4の詳細を示すフローチャートである。第4調整工程S4は、塗布装置1において実塗布を行いながら、第3調整工程S3によって調整された吐出制御パラメータを、実塗布で得られる圧力波形に基づいて再調整する工程である。
第4調整工程S4が開始されると、塗布装置1は、第3調整工程S3によって調整された吐出制御パラメータ、および、第2調整工程S2によって調整された移動制御パラメータにしたがって実塗布を行うとともに、圧力波形を取得する(ステップS41)。第3調整工程S3によって調整された吐出制御パラメータを使用した実塗布で取得される圧力波形は、「第4圧力波形」の一例である。
ステップS41によって実塗布の圧力波形が取得された後、圧力波形の評価が行われる(ステップS42)。評価方法の一例として、吐出制御パラメータ調整部915は、ステップS41によって取得された実塗布の圧力波形が、第1理想波形Wt1と同じであるかを判定する。より具体的には、実塗布の圧力波形の、第1理想波形Wt1からのずれ量が、許容範囲を越えるか否かを判定する。
なお、ステップS42においては、ユーザが圧力波形を評価してもよい。この場合、吐出制御パラメータ調整部915は、圧力波形と、第1理想波形Wt1とをディスプレイに表示させてもよい。また、吐出制御パラメータ調整部915は、上記ずれ量をディスプレイに表示させてもよい。このように、ディスプレイに各種情報が表示されることによって、ユーザが評価することを適切に支援できる。また、吐出制御パラメータ調整部915は、入力機器によって、ユーザからの評価結果の入力を受け付けるとともに、入力された評価結果を記憶部93に記憶させてもよい。
ステップS42によって実塗布の圧力波形が第1理想波形Wt1と異なると評価された場合(例えば、ずれ量が許容範囲を越える場合。ステップS42においてNo)、吐出制御パラメータ調整部915は、吐出制御パラメータを更新する(ステップS43)。具体的には、吐出制御パラメータ調整部915は、ステップS42の評価結果に基づき、実塗布の圧力波形が第1理想波形Wt1となるように、記憶部93が記憶している吐出制御パラメータを更新する。吐出制御パラメータを更新するアルゴリズムとしては、例えば、ベイズ最適化、遺伝的アルゴリズム、勾配法、線形計画法など、任意に選択し得る。
また、吐出制御パラメータの更新は、例えば特許文献1に記載されているように、吐出制御パラメータの変更量と、上記ずれ量の関係を学習した学習済モデルを用いて行うことも可能である。学習用のモデルとしては、ニューラルネットワークを利用することができる。
ステップS43によって吐出制御パラメータが更新されると、塗布装置1は、再びステップS41(実塗布による圧力波形の取得)を実行する。更新された吐出制御パラメータを使用して取得される実塗布の圧力波形は、「第5圧力波形」の一例である。
ステップS42によって実塗布の圧力波形が第1理想波形Wt1と同じであると評価された場合(例えば、ずれ量が許容範囲内である場合。ステップS42においてYes)、塗布装置1は、実塗布を終了するか否かを判定する(ステップS43)。ステップS43によって、実塗布を終了すると判定された場合(例えば、塗布処理するべき基板Sがない場合。ステップS43においてYes)、塗布装置1は、第4調整工程S4を終了する。ステップS43によって、実塗布を継続すると判定された場合(例えば、塗布処理するべき基板Sがある場合。ステップS43においてNo)、塗布装置1は、ステップS41を再び行う。
以上のように、第1調整工程S1および第3調整工程S3では、疑似塗布で得られる圧力波形に基づいて吐出制御パラメータが更新されるため、実塗布に合うように吐出制御パラメータを充分に調整しきれない場合が起こり得る。これに対して、第4調整工程S4では、実塗布で得られる圧力波形に基づいて、吐出制御パラメータが更新される。このため、実塗布に合うように吐出制御パラメータを調整できる。したがって、実塗布において、理想的な圧力波形を再現できる。
また、第1調整工程S1および第3調整工程S3を行わずに、第4調整工程S4のみで吐出制御パラメータを調整しようとした場合、大量の基板を消費することによって、環境負荷が増大するおそれがある。本実施形態では、先に第1調整工程S1および第3調整工程S3によって吐出制御パラメータをある程度調整してから、第4調整工程S4を行うため、基板Sの消費を抑えることができる。これにより、環境負荷を低減できる。
<2. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、疑似塗布を、ローラ721上に塗布液を吐出することとしている。しかしながら、ローラ721以外の箇所に塗布液が吐出されてもよい。例えば、ローラバット723など、ノズル71から吐出された塗布液を受けることが可能な容器に対して、塗布液が吐出されてもよい。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
1 塗布装置
5 移動機構
7 塗布機構
8 処理液供給機構
9 制御ユニット
51 チャック機構
52 吸着・走行機構
71 ノズル
81 ポンプ
83 処理液補充ユニット
86 圧力計
910 吐出制御部
911 吐出圧力測定部
912 移動制御部
913 速度測定部
915 吐出制御パラメータ調整部
917 移動制御パラメータ調整部
931 プログラム
M 記録媒体
S 基板

Claims (5)

  1. ノズルからの処理液の吐出を制御するための吐出制御パラメータを調整する制御パラメータ調整方法であって、
    a) ノズルから基板以外の箇所に処理液を吐出する疑似塗布を行った場合の、前記ノズル内の圧力変化を示す第1圧力波形に基づいて、前記吐出制御パラメータを調整する工程と、
    b) 前記工程a)によって調整された前記吐出制御パラメータにしたがって、前記ノズルから基板に処理液を吐出する実塗布を行った場合の、前記ノズル内の圧力変化を示す第2圧力波形を取得する工程と、
    c) 前記第2圧力波形に基づいて、前記吐出制御パラメータを再調整するかどうかを判定する工程と、
    d) 前記工程c)によって再調整すると判定された場合、前記疑似塗布を行った場合の前記ノズル内の圧力変化を示す第3圧力波形に基づいて、前記吐出制御パラメータを再調整する工程と、
    e) 前記工程d)によって再調整された前記吐出制御パラメータにしたがって、前記実塗布を行った場合の前記ノズル内の圧力変化を示す第4圧力波形を取得する工程と、
    f) 前記第4圧力波形に基づいて、前記吐出制御パラメータを再調整するかどうかを判定する工程と、
    g) 前記工程f)によって再調整すると判定された場合、前記実塗布を行った場合の前記ノズル内の圧力変化を示す第5圧力波形に基づいて、前記吐出制御パラメータを再調整する工程と、
    を含む、制御パラメータ調整方法。
  2. 請求項1に記載の制御パラメータ調整方法であって、
    h) 前記ノズルに対する前記基板の相対的な移動を制御するための移動制御パラメータを調整する工程、
    をさらに含み、
    前記実塗布は、前記工程h)によって調整された移動制御パラメータにしたがって前記基板を前記ノズルに対して相対的に移動させつつ、前記ノズルから前記基板に処理液を吐出する、制御パラメータ調整方法。
  3. 求項2に記載の制御パラメータ調整方法であって、
    前記工程h)は、前記ノズルに対する前記基板の相対速度の変化を示す速度波形に基づいて、前記移動制御パラメータが調整される、制御パラメータ調整方法。
  4. コンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータに請求項1または請求項2に記載の制御パラメータ調整方法を実行させる、プログラム。
  5. コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、
    請求項4に記載のプログラムが記録されている、記録媒体。
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