JP7492428B2 - ホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置 - Google Patents

ホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置 Download PDF

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Description

本発明は、ページデータをホログラム記録再生する方法および装置に関し、特に、2次元の変調ブロックに変調され、ホログラム記録されたビット列情報を再生する際に、ニューラルネットワーク等の機械学習法を用いて復調するホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置に関する。
ホログラムメモリーにおいては、光源からの光束を2経路に分割し、一方はページデータを表示するSLM(Spatial Light Modulator:空間光変調器)によって変調して信号光とし、他方は無変調の参照光として、これら信号光と参照光とを同時にホログラム記録媒体に照射し、その際に生成された干渉縞をホログラム記録媒体に書き込むことによってデータを記録している。
また、再生時には、上記干渉縞に参照光を照射することで、元の信号光が担持していたデータを回折光として再生することができ、これをカメラで撮像し取得する。一度の光照射で二次元の情報を一括で記録あるいは再生できるため、転送速度が大きいという利点がある。また、ホログラム記録装置は、角度多重、位相コード多重、球面参照光シフト多重等の様々な多重方式を用いることで、同一箇所にホログラムを多重記録可能であり、これにより高密度に情報を記録することができる。
近年ではさらなる大容量化に向けて、ページデータを従来の2値符号から多値符号にすることで情報量を増大させると同時に、振幅情報だけでなく位相情報を保存することができるホログラムの特徴を利用して、振幅変調と位相変調を組み合わせた記録再生手法が提案されている(非特許文献1を参照)。
ホログラム記録再生に係る光学系を図11に示す。記録時、レーザー光源101から出射された光はレンズ102によって拡大され、光学軸方向を調整された1/2波長板103によってp偏光に変換されるので、PBS104を透過する。
PBS104を透過したp偏光は、光学軸方向を調整された1/2波長板105によって斜め(45度)偏光とされ、さらにPBS106によってp偏光とs偏光に分割される。PBS106において反射するs偏光は、振幅変調SLM107により振幅変調され、位相変調SLM108により位相変調されることで、振幅位相変調されたページデータ情報を担持し、レンズ群109の光路中に配された光記録体積を狭小化するための高周波遮断フィルター110を通過した後、ホログラム記録媒体114の所定位置に信号光121として照射される。
一方、PBS106からのp偏光は、ミラー111によって反射され、1/2波長板112によってs偏光に調整され、ミラー113によって入射角度が調整されて、ホログラム記録媒体114の上記所定位置に記録時参照光122として照射される。
これら信号光121および参照光122の2つの光は互いに干渉し、これにより生じた干渉縞がホログラムとしてホログラム記録媒体114に記録される。
また、再生時には、記録時と同様にレーザー光源101から出射した光はレンズ102で拡大された後、光学軸方向を調整された1/2波長板103によって斜め(45度)偏光とされ、PBS104でp偏光とs偏光の光に分割される。PBS104を透過するp偏光については、光学軸方向を調整された1/2波長板105において、偏光状態はP偏光のままとされるので、PBS106も透過することになる(PBS106からの反射光は生じない)。この後、PBS106を透過したp偏光は、ミラー111で反射され、1/2波長板112でs偏光に調整され、ミラー113で入射角度を調整されて、再生時参照光122としてホログラム記録媒体114の上記所定位置に照射される。これにより、s偏光の再生光124がホログラム記録媒体114から出射される。
一方、PBS104によって反射されたs偏光は、再生用のプローブ光123となる。補正用位相変調SLM116によって面内の位相むらが無いように調整されたプローブ光123と、上記再生光124とを合波させると、同位相の領域では光が強め合い、逆位相の領域では光が打ち消される。また、ピエゾ変調器117により、プローブ光123の位相を0、π/2、π、3/2πと変化させ、その度にこのプローブ光123を、上述したPBS104からのs偏光と合波させ、得られた干渉縞の像を合計4枚撮影し、演算装置120にて4ステップ位相シフト法(例えば、特開2019-33467を参照)に基づく演算を行うことにより、位相情報を強度情報に変換して取得することができる。
ところで、ページデータは1インチ相当の面積を有するため、ホログラム記録媒体の膨張・収縮や位置ずれ、光学系により発生する歪曲や各種収差等の影響で、面内で低周波のノイズむらが生じる。同様の理由で、ページデータに像のぼやけが生じ、ページデータ内の輝点から暗点へ光が漏れ出す等の、符号間干渉が生じる。そのため、変調コードとして、差分コードを用いる手法等により、ページデータを分割したある一定の範囲(変調ブロック)内で輝点と暗点の判定を行う技術が提案されている(例えば、特許第3209493号を参照)。再生時の諸条件からのずれや、レーザー光の面内方向の輝度むら等があっても、変調ブロック内で相対的に輝度値の大小を決定できるため、ページデータ全体で生じるむらの影響をある程度軽減することができ、振幅・位相のいずれの信号においても同様に効果を奏することが可能である。
一方で、多値数の増大によって、振幅値や位相値をより正確に判定して復調することが必要となるため、上記差分コードの利用に加えて、ノイズの補償技術が必要となる。例えば、すべての画素値が、8bit表示の場合で255(白画素)であるリファレンスのページデータを、実際に使用する光学系において事前に再生しておき、カメラで取得した画像からページデータ面内に重畳されるノイズ情報を特定する、振幅ノイズの補償方法が提案されている(特許文献1を参照)。ノイズが重畳された画素では輝度値が低下するため、取得したノイズ情報分を再生ページデータから除算あるいは減算することで補償が可能である。位相ノイズについても同様に補償可能である。
しかしながら、特許文献1の手法では、符号間干渉を抑制することはできない。
これに対し、非特許文献2では、画素毎に構成したニューラルネットワークモデルによる等化器で信号処理を行えば、符号間干渉を抑制できるとしている。しかしながら、非特許文献2の手法ではページデータの画素毎にニューラルネットワークを構成するため、等化器を作成するための計算量と時間は膨大となる。
一方、上記のようなノイズ除去手法ではなく、ノイズが混入したページデータから機械学習によって正確に信号を抽出する技術も報告されている(特許文献2、非特許文献3を参照)。この技術では、再生されたページデータを、変調ブロック毎にビット列を復調する。すなわち、事前に畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network:以下CNNと称する)にノイズの混入したページデータを繰り返し入力することで、ノイズの中に埋もれた信号の特性を学習しているため、正確に復調することができる。
特許第4863913号 特開2019-46520号公報
Teruyoshi Nobukawa and Takanori Nomura, "Multilevel recording of complex amplitude data pages in a holographic data storage system using digital holography," Opt. Express, Vol. 24, No. 18, (2016), pp. 21001-21011 H. Osawa et al., "Neural Network Equalizer Matched to Recording Code in Holographic Data Storage," Jpn. J. Appl. Phys., 50, 09MB05, 2011. T. Shimobaba et al., "Convolutional neural network-based data page classification for holographic memory." Appl. Opt., 56(26): 7327-7330 (2017)
機械学習法(ニューラルネットワーク)を復調に用いる場合、多値数が増大するとネットワークが膨大な大きさになるという大きな問題がある。
例えば、特許文献2では、振幅のみの変調符号として5:9変調符号を用いて変調ブロックを作成している。これは、記録するビット列を5ビット毎に区切り、3×3シンボルで構成された9シンボルの変調ブロックに変換するものである。これを復調するCNNは、逆に9シンボルの変調ブロックを入力し、5ビット毎のビット列信号を出力するものになる。5ビットであれは、2の5乗、すなわち32種類の尤度が出力されることになり、その中でもっとも高い尤度であるものが復調ビットと推定され復調される。CNNは、畳み込み層での畳み込み処理の後、全結合層で行列の積によって定めた数の情報が出力できるように構成するのが一般的である。例えば、畳み込み層で100種類の情報(1, 100)が出力されたとすると、全結合層では重み行列(100, 32)を掛けることで、出力が(1, 32)となり、32種類の尤度が出力される。
すなわち、多値数が増え、1変調ブロックあたりの記録可能なデータ数が増加すると、CNNの出力数が大きくなり、全結合層の重み行列が膨大なサイズとなる。計算速度が遅くなることに加えて、事前に学習した重み行列をメモリーに保存しておかならければならないため、CNNのネットワークサイズが大きくなり、復調演算処理に必要な記録容量も膨大なものとなってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ホログラム記録媒体から再生されたページデータを復調する際において、機械学習のネットワークサイズの縮小化を図り、復調演算処理に必要な記録容量を大幅に低減するとともに復調演算処理の高速化を図り得るホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置を提供することを目的とするものである。
なお、本発明は、記録されたホログラムから元の信号を再生する際の技術であって、光の干渉効果を用いて得られた被検体のホログラム記録像を、位相ステップ法等の面倒な計算処理を大幅に軽減しつつ、正確に、かつ高速で再生し得る信号再生技術に関するものである。本発明者等は、長年研究を重ねてきたホログラム再生技術の延長上に、上記目的を達成し得る、以下のような構成を有するホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置を見出したものである。
本発明のホログラム記録再生方法は、情報記録用のホログラム記録媒体に記録されたページデータを読み出して変調ブロック毎に分割し、該変調ブロック内に配された輝点について第1の機械学習処理により第1のビット列データを復調するとともに、該輝点に重畳された振幅位相信号について第2の機械学習処理により第2のビット列データを復調し、復調された前記2つのビット列データを1つのビット列データとして関連付けることを特徴とするものである。
前記第1の機械学習処理が第1のニューラルネットワークによる処理とし、前記第2の機械学習処理が第2のニューラルネットワーク処理とすることが可能である。
また、前記第2のビット列データ、および複数の前記輝点のうちの所望の輝点であることを特定するラベル情報を、前記第2のニューラルネットワークに入力して前記振幅位相信号を復調することが好ましい。
また、前記ラベル情報は、ワンホット形式で表されることが好ましい。
また、読み出された前記ページデータを位相シフトさせて得た複数枚の再生画像を前記第2のニューラルネットワークに入力することにより、位相シフト法による位相演算処理を用いることなく前記振幅位相信号を復調することが好ましい。
また、前記第2のニューラルネットワークは、前記複数枚の再生画像毎に前記振幅位相信号を復調するネットワーク部を構築し、構築された該ネットワーク部を複製して、前記複数の前記輝点の数に相当する所定数の該ネットワーク部を構築しておき、該所定数の該ネットワーク部の復調処理を、並列にかつ同時に行うことが好ましい。
さらに、本発明のホログラム記録再生装置は、情報記録用のホログラム記録媒体に記録され、読み出されたページデータを変調ブロック毎に分割するページデータ分割手段と、該変調ブロック内に配された輝点の位置に基づき第1のビット列データを復調する第1の機械学習手段と、該輝点の各々に重畳された振幅位相信号に基づき第2のビット列データを復調する第2の機械学習手段と、復調された前記2つのビット列データを1つのビット列データとして関連付けるビット列データ接続手段を備えたことを特徴とするものである。
なお、本願明細書の記載においては、「シンボル」単体を複数個集合させてグループ化した「シンボル」の群を「ブロック」と称するものとする。
本発明のホログラム記録再生方法および装置によれば、輝点位置信号復調用の第1の機械学習処理と振幅位相信号復調用の第2の機械学習処理を独立に行うことで、機械学習のネットワークサイズの縮小化を図り、復調演算処理に必要な記録容量を大幅に低減して復調処理速度の高速性を保つことができる。加えて、輝点位置信号復調処理と振幅位相信号復調処理を並列して実行することができるとともに、各信号のノイズ特性に応じて機械学習のハイパーパラメーターを独立に設定することができ、復調処理の高速化および正確性の向上を図ることができる。
なお、振幅位相信号の復調のための輝点数分のネットワーク部(CNN)を用意することなく、1つの振幅位相復調用のネットワーク部(CNN)で複数の輝点に重畳された信号を順次復調するように構成すれば、事前学習時に調整されたネットワーク部(CNN)内の重みを演算処理装置内に保存する記録領域を小さくすることができる。
また、1つの振幅位相復調用のネットワーク部(CNN)を複製して他の輝点のネットワーク部(CNN)を構築し、これら複数のネットワーク部(CNN)の処理を並列して行うことにより、データの共有化を図って記録領域を小さくすることができるとともに、復調処理の高速化を図ることができる。
本発明の実施例に係るホログラム記録再生方法における記録再生手順を示すフローチャートである。 図1に示すホログラム記録再生方法において用いられる20:9変調による変調ブロック生成を説明するための概略図((a)、(b)共に)である。 図1に示すホログラム記録再生方法において用いられる20:9変調による変調ブロック内のシンボル番号を示す図(a)、および輝点位置変換テーブルを示す図(b)である。 図1に示すホログラム記録再生方法において用いられる20:9変調における振幅位相信号のコンスタレーションマップを示す図である。 図1に示すホログラム記録再生方法において、2つのCNNによる20:9変調符号再生データの復調処理を示す図である。 図1に示すホログラム記録再生方法において、振幅位相信号を復調する対象シンボルを表すラベル情報を示す図である((a)は変調ブロックのスキャン例、(b)は各輝点に対応するラベル情報態様の例)。 図1に示すホログラム記録再生方法において、振幅位相信号復調CNNへの入力例を示す図である((a)、(b)、(c)共に)。 復調に硬判定を用いた従来技術(比較例)に係るホログラム記録再生方法における記録再生手順を示すフローチャートである。 図8に示す従来技術(比較例)に係る20:9変調における輝点位置信号および振幅位相信号のコンスタレーションマップ(a)および復調例((b)、(c))を示す図である。 図1に示すホログラム記録再生方法において設定された、CNNのハイパーパラメーターの一例を示すテーブルである。 一般的な、振幅位相信号を記録再生するホログラム記録装置の光学系の構成例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態に係るホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置について、図面を参照しながら説明する。
(実施例に係るホログラム記録再生方法)
本発明の実施例に係るホログラム記録再生方法の概略的な流れを図1に示す。
まず、ホログラム記録媒体への信号記録処理時においては、記録すべきビット列を用意し(S1)、このビット列に対して20:9変調処理を行う(S2)。ここで20:9変調処理とは、20bitのビット列データを、3×3のシンボルからなるブロックデータに変調する処理である。
次に、上記変調処理によって得られた変調ブロック30を2次元状に並べてページデータを作成する(S3)。
この後、例えば、図11に示すようなホログラム記録再生装置の光学系10を用いて、上記ページデータをホログラム記録媒体114にホログラム記録する(S4)。
また、信号再生処理時においては、ホログラム記録媒体114の光学系10を用いてホログラム記録媒体114からページデータを再生する(S5)。この再生処理により、ホログラム記録媒体114からページデータを再生し、変調ブロック30を取り出す(S6)。
次に、取り出された変調ブロック30のブロックデータに対して、本実施例方法のポイントとなるCNN復調処理を施す(S7)。これにより、3×3のシンボルからなるブロックデータから20bitのビット列データを得る(S8)。
以下、上述した各手順について、詳しい説明を補足する。
まず、上述した20:9変調について説明する。
図2に示すように変調ブロック30は3×3シンボルで構成される(本実施例では中央のマスに基準シンボル23が配されている)。記録するデータ列を20ビット毎に区切り、変調によって構成した変調ブロック30を2次元的に配列してページデータとする。ページデータの振幅信号は振幅変調SLM107に、位相信号は位相変調SLM108にそれぞれ入力し表示させて、信号光121に担持させる。
本実施例方法の20:9変調では、先頭4ビットが変調ブロック30内の4つの輝点位置信号に、また、残りの16ビットが、各輝点(I~IV)に重畳された振幅位相信号に変調される。
先頭4ビットと変調ブロック30中の輝点位置の関係を表す変換テーブルを図3に示す。
図3(a)に示すように、変調ブロック30内の9つのマスのうち、基準シンボル23用の中央のマスを除く8つのマスの各シンボル番号に0または1がセットされるように準備される。
そして、入力されたビット列の先頭4ビット値に応じ、図3(b)のテーブルにしたがって、各シンボル番号の対応位置(上記8つのマス)に、暗点の場合は0、輝点(暗点以外の明るさの点)の場合は1がセットされる。例えば、入力4ビット値が「1101」の場合、シンボル番号1から8のマスには、順に「00011101」となるようにセットされる。
次に、振幅位相信号と対応するビット列を表すコンスタレーションマップを図4に示す。このコンスタレーションマップは極座標で表現され、動径が輝度値、偏角が位相値に設定される。変調ブロック30のうち中央のマスに位置する基準シンボル23は、例えば、輝度値が255、位相値が0に固定され、変調ブロック30内のその余のマスに位置する8つのシンボル値に対する基準を示すシンボルとして機能する。
記録再生中のノイズにより、再生されたデータの輝度値や位相値が変動するが、上記8つのシンボルを復調する前処理として、既知の輝度値および位相値を有する基準シンボル23を参照し、各シンボルの輝度値や位相値を、この基準シンボル23の既知の輝度値および位相値によって規格化することで、変調ブロック30全体に発生するノイズの影響を補償することができる。
また、信号再生処理時においては、ホログラム記録媒体114から再生されたページデータをカメラ119で取得する。取得された再生ページデータから変調ブロック30を順次取り出し、演算装置120内に構築されたCNNを用いて復調処理を行う。
この復調処理に、前述した特許文献2や非特許文献3に示した手法を適用した場合には、9つのシンボルを有する変調ブロック30を入力し、20ビットの信号を出力することになるため、CNNの全結合層では2の20乗、すなわち1,048,576種類の尤度を出力するための巨大な行列が必要となり、一般的な演算装置によっては、計算速度の低下およびメモリー不足をきたし、演算処理においてエラーが発生してしまう。
これに対して、本実施例の手法においては、図5に示すように輝点位置情報を有する4ビットと、振幅位相情報を有する16ビットをそれぞれ独立とされた2つのCNNで復調する。輝点位置信号復調CNNでは、4ビットの輝点位置信号を復調すべく2の4乗、すなわち16種類の尤度を出力する。なお、この輝点位置信号復調CNNへは、ピエゾ変調器117でプローブ光123の位相を順次変更して得られた4枚の再生ページデータから抽出された4つの変調ブロック30を入力することで、4チャネル入力とされている。
一方の振幅位相信号復調CNNについても、同様に4つの変調ブロック30を入力し、16ビットを復調するネットワーク構成にすることができる。これにより、上記従来技術のものに比べて復調するネットワーク構成を小型化することができる。
ただし、このような16ビットを復調するネットワーク構成によっても2の16乗、すなわち65,536種類の尤度を出力する大きなネットワークとなることが避けられない。そこで、より好ましくは、振幅位相信号4ビットの輝点毎に分割し、各々を順次復調する。その際、どの輝点に重畳された振幅位相信号を復調するかの特定を行うため、4つの変調ブロック30に加えて、4チャネルのラベル情報40を振幅位相信号復調CNNに入力する構成とし、全体で8チャネル入力とする。
上記ラベル情報40の生成手法を図6に示す。基準シンボル23を除いた8つのシンボルのうち、4つの輝点(I~IV)のシンボル位置をラスタスキャン順にナンバリングし((a)を参照)、ワンホット形式(対象のみが“1”、それ以外はすべて“0”)で表現する((b)を参照)。
図7に例示するように、変調ブロック30内の左下のシンボルは中央の基準シンボル23を除くと、スキャン順に3番目の輝点IIIであるので、ラベル情報40は、図6(b)に示すように(黒, 黒, 白, 黒)で表現できる。したがって、ラベル情報40に相当する5~8チャネルは、それぞれ変調ブロック30と同じサイズの3×3シンボルで構成された全黒または全白の画像とする。
したがって、4つの輝点(I~IV)の各々に重畳された振幅位相信号から合計16ビットのデータを復調するためには、4つの変調ブロック30に加えて、(白, 黒, 黒, 黒)、(黒, 白, 黒, 黒)、(黒, 黒, 白, 黒)および(黒, 黒, 黒, 白)の4つのラベル情報を、順次変えて振幅位相信号復調CNNに入力すればよい。
ラベル情報40の入力サイズは、振幅位相信号復調CNNへ入力する変調ブロック30のサイズと同一になる。例えば、上記実施例のものとは異なる他の変調符号を用いた場合や、ノイズ耐性を向上させるために変調ブロック30の周辺に隣接するシンボルまで含めて振幅位相信号復調CNNに入力する場合等で、振幅位相信号復調CNNに入力する変調ブロック30のサイズを例えば5×5とした場合であれば、ラベル情報40も各々5×5の全白または全黒のシンボルにより構成する。
(実施例に係るホログラム記録再生装置)
本実施例に係るホログラム記録再生装置は、上述した、本実施例に係るホログラム記録再生方法を実施する装置であって、そのホログラムの記録再生に係る光学系は図11に示すものを用いることができる。ただし、演算装置120を構成する各手段は少なくとも以下の構成を備えていることが要求される。
すなわち、演算装置120は、ホログラム記録媒体114に記録されたページデータ(カメラ119から入力される)を変調ブロック30毎に分割するページデータ分割手段と、この変調ブロック30内に配された輝点の位置に基づき第1のビット列データを復調する第1の機械学習手段(CNN)と、上記輝点に重畳された振幅位相信号に基づき第2のビット列データを復調する第2の機械学習手段(CNN)と、復調されたこれら2つのビット列データを1つのビット列データとして接続するビット列データ接続手段を備えてなる。
この実施例に係るホログラム記録再生装置によっても、上記本実施例に係るホログラム記録再生方法と同様の作用効果を奏することができる。
以上に説明したように、輝点位置信号、および各輝点に重畳された振幅位相信号をそれぞれ4ビットずつ独立にCNNで復調することにより、CNNのネットワークサイズを巨大化させずに、記録されたホログラムメモリーのデータを復調することができる。特に、変調ブロック30が多値変調符号である場合には、本実施例の方法により奏される効果は大きい。
それぞれのCNNの学習には、ホログラム記録再生装置から再生されたデータと元の記録ビット列をペアとしたデータセットが使用される。ホログラム記録再生装置のノイズの特性に応じて正確にデータを復調できるよう、CNN内の重みが調整される。事前学習によって調整されたCNNの重みを保存しておく必要があるが、振幅位相信号復調CNN内の重みを複製したCNNを各輝点に応じた数だけ用意しておけば、輝点位置信号復調CNNを含めたすべてのCNN復調処理(本実施例では1つの輝点位置信号復調CNNと4つの振幅位相信号復調CNNからなる5つのCNN復調処理)を同時に並列して実行することができ、復調処理のさらなる高速化を図ることができる。
ここで、記録再生時に生じるノイズを付加したシミュレーションについての検証結果について、本実施例を比較例と比較することにより説明する。
なお、ノイズ源としては、図11中のレーザー光源101における固定パターンノイズ、高周波遮断フィルター110による符号間干渉ノイズ、プローブ光123中の固定パターンノイズ、振幅変調SLM107および位相変調SLM108とカメラ119の画素ピッチ差によるサンプリングノイズ、振幅変調SLM107、位相変調SLM108およびカメラ119に生じるランダムノイズを想定した。
(比較例の検証結果)
比較例は、硬判定を用いて復調する場合とした。比較例に係るホログラム記録再生方法における記録再生手順を図8に示す。なお、図8に示された手順は、ページデータを記録し、そのページデータを光学的に読み出す処理に係るステップ(S101~S105)までは、前述した図1に示された手順におけるステップ(S1~S5)と同様であるので、ここでは4ステップ位相シフト法を用いた処理ステップ以降のステップ(S106~S111)についてのみ説明する。
硬判定の場合には、再生された4枚のページデータに基づき4ステップ位相シフト法の演算を用いて、再生ページデータの振幅(輝度)情報および位相情報の両者を求める(S106)。ページデータから変調ブロック30を順次抽出し、復調する(S107)。その際に、抽出した変調ブロック30の各シンボル(基準シンボル23以外の各シンボル)の輝度値および位相値を、基準シンボル23の既知の輝度値および位相値により規格化して、変調ブロック30全体に発生するノイズの影響を補償しておく(S108)。
基準シンボル23以外の8シンボルについて、規格化された、輝度値と位相値に基づいてコンスタレーションマップを作成する。このコンスタレーションマップの一例を図9(a)に示す。
図9(a)に示すように、上記8シンボルの各位置のうち、外周側から順に選択した4点(すなわち輝度値が高い順に選択した4点:図9(a)では丸内に5、8、4、6の数字が付されている点)が輝点と推定できる。これにより、シンボル番号1から8は、順に「00011101」と決定される(輝点について1が、それ以外の暗点について0が付与される)から、図3(b)に示す変換テーブルに基づき、再生4ビット値は「1101」と判断され、図9(b)、(c)に示すように、まず、20ビットのうちの先頭4ビットが復調される(S109)。
次に、この4点に重畳された振幅位相信号を復調する。4点について、変調ブロック30内の左上のシンボルからラスタスキャン順(図6(a)と同様)に、図9(a)のマップ内で振幅位相信号点の中から最も距離が近いものを復調ビットとして判定する。これを各4輝点(I~IV)に対して行い、図9(b)、(c)に示すように、得られた各復調ビットを結合させて16ビット(「0010001110001100」)のビット列とする(S110)。このビット列を、上記輝点位置信号から復調された4ビット(「1101」)に続けて結合することで、図9(c)に示すような20ビットの復調ビット列(再生ビット列)が得られる(S111)。
なお、本比較例においては、記録再生時のノイズによって、シンボル番号4の輝点に重畳された振幅位相信号の復調に誤りが生じている。記録時の正しいビット列は「0001」であったが、振幅ノイズおよび位相ノイズによってコンスタレーションマップ上で記録時の振幅位相信号点「0001」から位置ずれが生じ、もっとも距離の近い振幅位相信号点が「0010」となってしまったため、2ビットの復調誤りが生じた。
なお、硬判定を用いて復調する比較例の場合、復調後のビット誤り率は4.1×10-3であった。また、輝点位置信号と振幅位相信号のそれぞれの復調誤りは、2.8×10-3、5.1×10-3であった
(実施例の検証結果)
本実施例においては、硬判定結果から輝点位置信号よりも振幅位相信号の復調時に誤りが多く発生したことを参照し、振幅位相信号復調CNNの層数や重み数を増やすことにより、ノイズに対してロバストなネットワーク構成としている。また、輝点位置信号復調CNNについては、層数や重み数を減らし、復調速度の高速化と学習後の重みを保存する記録領域の削減を図った。このようにして最適化したCNNの構成や学習時の条件を図10に示す。
このように本実施例に係るCNN復調においては、輝点位置信号復調CNNおよび振幅位相信号復調CNNともに出力は4ビットであるが、ネットワークの構成を特性に応じて変えることが可能であることから、復調速度と復調精度を最適化することができる。
このように、それぞれの信号におけるノイズ量や信号のノイズ耐性が異なることが原因で、輝点位置信号は正確に復調できたものの振幅位相信号では復調誤りが生じているような場合に、前述した比較例では、これを改善していくことが難しい。本実施例はこの点において、比較例と大きく相違する。
また、上記のようにして生成されたCNNを用いて復調する本実施例の場合、復調後のビット誤り率は2.1×10-3であり、比較例に比して、ビット誤り率を約半分に低減できた。また、輝点位置信号と振幅位相信号のそれぞれの復調誤りは、1.3×10-4、2.6×10-3であり、両信号ともに比較例に比して正確に復調できた。
また、図1と図8の比較からもわかるとおり、比較例に係る硬判定ではプローブ光123の位相を変えて再生した4枚のページデータについて、4ステップ位相シフト法による演算処理、および規格化の計算処理が復調前に必要であるのに対し、本実施例に係るCNN復調では事前処理なくそのまま4枚のページデータ画像をCNNに入力すればよいため、演算処理を大幅に簡略化できる。加えて、比較例に係る硬判定では、振幅位相信号を復調するためには、先に輝点位置信号を復調する必要があるが、本実施例に係るCNN復調では両信号を同時に並列に復調できるため、高速化が可能である。
なお、本発明のホログラム記録再生方法およびホログラム記録再生装置としては上記実施形態のものに限られるものではなく、その他の種々の変更の態様をとることが可能である。例えば、本実施形態では、機械学習の手法として画像認識に優れるCNNを用いているが、これに替えて畳み込み層を含まない多層パーセプトロン等のニューラルネットワークや他の機械学習手法を用いてもよい。また、本実施形態では4ステップ位相法を考慮してCNNへの入力を4枚の変調ブロックとしているが、これに限られるものではなく、4枚以外の任意の複数枚に係る変調ブロックとすることが可能である。
10、110 光学系
23 基準シンボル
30 変調ブロック
40 ラベル情報
101 レーザー光源
102、115 レンズ
103、105、112 1/2波長板
104、106 PBS
107 振幅変調SLM
108 位相変調SLM
109 レンズ群
110 高周波遮断フィルター
111、113 ミラー
114 ホログラム記録媒体
116 補正用位相変調SLM
117 ピエゾ変調器
118 ビームスプリッタ(BS)
119 カメラ
120 演算装置
121 信号光
122 参照光
123 プローブ光
124 再生光

Claims (7)

  1. 情報記録用のホログラム記録媒体に記録されたページデータを読み出して変調ブロック毎に分割し、該変調ブロック内に配された輝点について第1の機械学習処理により第1のビット列データを復調するとともに、該輝点に重畳された振幅位相信号について第2の機械学習処理により第2のビット列データを復調し、復調された前記2つのビット列データを1つのビット列データとして関連付けることを特徴とするホログラム記録再生方法。
  2. 前記第1の機械学習処理が第1のニューラルネットワークによる処理であり、前記第2の機械学習処理が第2のニューラルネットワークによる処理であることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録再生方法。
  3. 前記第2のビット列データ、および複数の前記輝点のうちの所望の輝点であることを特定するラベル情報を、前記第2のニューラルネットワークに入力して前記振幅位相信号を復調することを特徴とする請求項2に記載のホログラム記録再生方法。
  4. 前記ラベル情報は、ワンホット形式で表されることを特徴とする請求項3に記載のホログラム記録再生方法。
  5. 読み出された前記ページデータを位相シフトさせて得た複数枚の再生画像を前記第2のニューラルネットワークに入力することにより、位相シフト法による位相演算処理を用いることなく前記振幅位相信号を復調することを特徴とする請求項2~4のうちいずれか1項に記載のホログラム記録再生方法。
  6. 前記第2のニューラルネットワークは、前記複数枚の再生画像毎に前記振幅位相信号を復調するネットワーク部を構築し、構築された該ネットワーク部を複製して、前記複数の前記輝点の数に相当する所定数の該ネットワーク部を構築しておき、該所定数の該ネットワーク部の復調処理を、並列にかつ同時に行うことを特徴とする請求項3または4を引用する請求項5に記載のホログラム記録再生方法。
  7. 情報記録用のホログラム記録媒体に記録され、読み出されたページデータを変調ブロック毎に分割するページデータ分割手段と、該変調ブロック内に配された輝点の位置に基づき第1のビット列データを復調する第1の機械学習手段と、該輝点の各々に重畳された振幅位相信号に基づき第2のビット列データを復調する第2の機械学習手段と、復調された前記2つのビット列データを1つのビット列データとして関連付けるビット列データ接続手段を備えたことを特徴とするホログラム記録再生装置。
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