JP7491699B2 - 囲繞部材及び囲繞部材の設置構造 - Google Patents
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Description
上記問題点を解決するための囲繞部材は、建築物の区画体を厚さ方向に貫通する貫通孔内に配置され、当該貫通孔から引き出される配線・配管材を、単独で前記貫通孔内で囲繞方向に沿って囲繞するとともに、囲繞することによって向き合う対面により前記厚さ方向に延びる境界を形成する本体を有する囲繞部材であって、前記境界の向き合う前記対面の一方は、前記厚さ方向の両端から中央に向かうに従い膨らむように折れ曲がり、向き合う前記対面は、前記一方の対面に沿うように当該対面が前記厚さ方向に延びる途中で折れ曲がっており、前記本体は、向き合う前記対面としての切り割面を有する筒状であり、一対の前記切り割面を前記囲繞方向に沿って離間させることで前記配線・配管材を内部に配置可能であることを要旨とする。
囲繞部材について、前記本体の外面側には外装部材が設けられ、前記外装部材は前記区画体に固定するための固定部を有していてもよい。
囲繞部材について、前記本体において前記配線・配管材の外面に向き合う面を内面とし、前記内面に沿い、かつ前記囲繞方向に交差する方向を交差方向とすると、前記本体は、前記交差方向に沿った途中又は端部に、前記本体の内面と前記配線・配管材の外面との間に充填される充填材を受け止めるための延設片を有していてもよい。
上記問題点を解決するための囲繞部材は、建築物の区画体を厚さ方向に貫通する貫通孔内に配置され、当該貫通孔から引き出される配線・配管材を、単独で前記貫通孔内で囲繞方向に沿って囲繞するとともに、囲繞することによって向き合う対面により前記厚さ方向に延びる境界を形成する本体を有する囲繞部材であって、前記境界の向き合う前記対面の一方は、前記厚さ方向の両端から中央に向かうに従い膨らむように折れ曲がり、向き合う前記対面は、前記一方の対面に沿うように当該対面が前記厚さ方向に延びる途中で折れ曲がっており、前記本体は、前記囲繞方向に沿って筒状に変形させることで前記配線・配管材を囲繞する一枚の板状部材から構成され、向き合う前記対面は、前記配線・配管材を囲繞するために前記本体を変形させることで突き合わされる前記本体における前記囲繞方向の両端面により構成されることを要旨とする。
囲繞部材について、前記本体の全体は圧縮変形可能であってもよい。
次に、囲繞部材及び囲繞部材の設置構造を具体化した第1の実施形態を図1~図6にしたがって説明する。
防火区画壁Wの貫通孔Waには、囲繞部材11の本体12が挿入されるとともに、貫通孔Waの開口縁部にフランジ13が当接した状態で係止している。なお、フランジ13と防火区画壁Wの開口縁部とは、粘着テープ又は接着剤によって固着してもよい。また、フランジ13の表面から防火区画壁Wの表面にかけて難燃性のパテを塗り、このパテ内にフランジ13を埋め込んで囲繞部材11を防火区画壁Wに固定してもよい。
図1に示すように、本体12内には電線管Pが挿通されるとともに、電線管Pは防火区画壁Wを厚さ方向に貫通して引き出されている。そして、本体12は、電線管Pの外周面との間に間隙を空けて第2方向Y2の全体に亘って電線管Pを囲繞している。囲繞部材11によって電線管Pを囲繞することにより、囲繞部材11の本体12における境界が第1対面15aと第2対面15bによって形成される。また、囲繞部材11の複数の延設片16cは電線管Pに沿って充填空間K内へ向けて突出するように変形している。貫通孔Waの奥方では、複数の延設片16cよりなる受け部16により充填空間Kが閉鎖されている。
さて、図1に示すように、防火区画壁Wに囲繞部材11の設置構造が設けられた建築物において、防火区画壁Wの壁面側で火災等が発生すると、火災等や電線管Pの燃焼により発生した熱により本体12及び充填材21の露出面側が加熱される。すると、本体12及び充填材21が膨張する。さらに、電線管Pが燃え進むと、充填材21が内周面から加熱されるとともに、充填材21を伝播した熱により本体12が内周面から加熱される。すると、充填材21及び本体12が内周面側から膨張する。
(1-1)囲繞部材11において、電線管Pを囲繞することによって第2方向Y2に向き合う第1対面15aと第2対面15bは、境界を屈曲させる屈曲面である。このため、本体12が圧縮変形し、第1対面15aと第2対面15bの間でスリット14が広がり隙間ができても、第1方向Y1に沿った隙間の先には第1対面15a又は第2対面15bが位置し、隙間が、防火区画壁Wの厚さ方向に沿って一直線状に延びることはない。その結果、防火区画壁Wの一方の壁表側から他方の壁表側が視認できない。よって、貫通孔Waを一直線に貫通する隙間が形成されることを抑制できる。
(1-7)境界を形成する第1対面15a及び第2対面15bが全面で圧接していれば、火災等の発生時に電線管Pやその他のものの燃焼により煙が発生しても、貫通孔Waが煙の経路となることが抑止され、防火区画壁Wの他方の壁面側へ煙が伝わる不都合がなくなる。
次に、囲繞部材及び囲繞部材の設置構造を具体化した第2の実施形態を図7~図8にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の部分及び重複する部分についてはその詳細な説明を省略する。
外装部材30は、防火区画壁Wの貫通孔Wa内に配置される中空円筒状の筒状部31と、該筒状部31の中心軸線の延びる方向の一端側から外方に突出した板状の固定部32と、該筒状部31の中心軸線の延びる方向の他端側の開口を閉塞する閉鎖部33とを備える。なお、筒状部31の中心軸線の延びる方向を筒状部31の軸方向とする。また、閉鎖部33は、筒状部31の軸方向の途中に設けられていてもよい。
(2-1)囲繞部材11は、本体12に装着された外装部材30を備える。外装部材30は固定部32を備えるため、固定部32により、囲繞部材11の貫通孔Wa内へのそれ以上の入り込みを防止できる。
次に、囲繞部材及び囲繞部材の設置構造を具体化した第3の実施形態を図9~図11にしたがって説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態と同様の部分及び重複する部分についてはその詳細な説明を省略する。
厚さ方向に沿って支持面42aを見た場合、スリット47は、支持面42aの一対の長側縁同士を連結するように第1方向Y1全体に亘って屈曲して延びるとともに、耐火材本体43の第2方向Y2へ等間隔おきに存在する。厚さ方向に沿って支持面42aを見た場合、各スリット47は、両方の長側縁から、第1対面42eに向けて屈曲するように膨らみ、第1方向Y1の中央付近で最も膨らむように屈曲する形状である。スリット47は、耐火材本体43の第1長側面42cから第2長側面42dに至るまで、耐火材本体43の第1方向Y1の全体に亘って延びている。
(3-1)囲繞部材41の設置構造において、左右方向に隣り合う熱膨張性耐火材42の第1対面42e及び第2対面42fは屈曲面である。このため、囲繞部材41の設置構造において、熱膨張性耐火材42の圧縮変形により、熱膨張性耐火材42のブロック状部材45が圧縮変形し、第1対面42eと第2対面42fとの間に隙間ができても、隙間の第1方向Y1の先には第1対面42e又は第2対面42fが位置し、隙間が、防火区画壁Wの厚さ方向に沿って一直線状に延びることはない。その結果、防火区画壁Wの一方の壁表側から他方の壁表側が視認できない。よって、貫通孔Waを一直線に貫通する隙間が形成されることを抑制できる。
次に、囲繞部材及び囲繞部材の設置構造を具体化した第4の実施形態を図12~図13にしたがって説明する。なお、第4の実施形態は、第1の実施形態と同様の部分及び重複する部分についてはその詳細な説明を省略する。
次に、囲繞部材及び囲繞部材の設置構造を具体化した第5の実施形態を図14~図16にしたがって説明する。なお、第5の実施形態は、第1の実施形態と同様の部分及び重複する部分についてはその詳細な説明を省略する。
本体12の第2方向Y2の一方面である第1切り割面15cは、本体12の厚さ方向における内面11a側に位置する第1突条61を有する。第1突条61は、本体12の第2方向Y2の他方面である第2切り割面15d側に向けて突出する。第1突条61は、本体12の第1方向Y1の全体に亘って延びる。また、本体12の第2切り割面15dは、本体12の厚さ方向における外面11b側に位置する第2突条62を有する。第2突条62は、本体12の第2方向Y2の一方面である第1切り割面15c側に向けて突出する。
第1突条61は、本体12の第2切り割面15dに対向する第1先端面61aを有するとともに、本体12の厚さ方向における外面11b側の面に第1対面61bを有する。第2突条62は、本体12の第1切り割面15cに対向する第2先端面62aを有するとともに、本体12の厚さ方向における内面11a側の面に第2対面62bを有する。そして、第1突条61の第1対面61bと、第2突条62の第2対面62bとは、本体12の厚さ方向である内外方向に向き合っている。
(5-1)貫通孔Waの径方向に本体12が圧縮変形し、スリット14が広がり隙間ができても、隙間の先には第1対面61b又は第2対面62bが位置し、隙間が、防火区画壁Wの厚さ方向に沿って一直線状に延びることはない。その結果、防火区画壁Wの一方の壁表側から他方の壁表側が視認できない。よって、貫通孔Waを一直線に貫通する隙間が形成されることを抑制できる。
○ 図17に示すように、第3の実施形態の熱膨張性耐火材42において、第2方向Y2の第1対面42eを構成するブロック状部材45の材質を、第2方向Y2の第2対面42fを構成するブロック状部材45の材質より圧縮変形し難い材質としてもよい。この場合、熱膨張性耐火材42を支持面42aから見た場合、第1対面42eは、第2方向Y2の先端に向かうに従い膨らむ屈曲形状であり、第2対面42fは直線状である。
○ 熱膨張性耐火材42は、複数のブロック状部材45と、複数のブロック状部材45を第2方向Y2に並べた状態に繋いで一体化すべく、各ブロック状部材45に貼着されたシート材と、から構成してもよい。
○ 熱膨張性耐火材42のスリット47の数は、適宜変更してもよい。
○ 熱膨張性耐火材42の複数のスリット47の深さは、全て同じでなく、異なっていてもよい。
○ 区画体は、壁でなく床であってもよい。
○ 区画体の貫通孔Waを貫通する配線・配管材は電線管以外の管材でもよいし、配線でもよい。
Claims (13)
- 建築物の区画体を厚さ方向に貫通する貫通孔内に配置され、当該貫通孔から引き出される配線・配管材を、単独又は複数の組み合わせによって前記貫通孔内で囲繞方向に沿って囲繞するとともに、囲繞することによって向き合う対面により前記厚さ方向に延びる境界を形成する本体を有する囲繞部材であって、
前記本体は、熱により膨張する熱膨張性能を有し、
前記境界の向き合う前記対面の一方は、前記厚さ方向の両端から中央に向かうに従い膨らむように折れ曲がり、向き合う前記対面は、前記一方の対面に沿うように当該対面が前記厚さ方向に延びる途中で折れ曲がっていることを特徴とする囲繞部材。 - 建築物の区画体を厚さ方向に貫通する貫通孔内に配置され、当該貫通孔から引き出される配線・配管材を、単独で前記貫通孔内で囲繞方向に沿って囲繞するとともに、囲繞することによって向き合う対面により前記厚さ方向に延びる境界を形成する本体を有する囲繞部材であって、
前記境界の向き合う前記対面の一方は、前記厚さ方向の両端から中央に向かうに従い膨らむように折れ曲がり、向き合う前記対面は、前記一方の対面に沿うように当該対面が前記厚さ方向に延びる途中で折れ曲がっており、
前記本体は、向き合う前記対面としての切り割面を有する筒状であり、一対の前記切り割面を前記囲繞方向に沿って離間させることで前記配線・配管材を内部に配置可能であることを特徴とする囲繞部材。 - 前記本体の外面側には外装部材が設けられ、前記外装部材は前記区画体に固定するための固定部を有する請求項2に記載の囲繞部材。
- 前記本体において前記配線・配管材の外面に向き合う面を内面とし、前記内面に沿い、かつ前記囲繞方向に交差する方向を交差方向とすると、前記本体は、前記交差方向に沿った途中又は端部に、前記本体の内面と前記配線・配管材の外面との間に充填される充填材を受け止めるための延設片を有する請求項2に記載の囲繞部材。
- 建築物の区画体を厚さ方向に貫通する貫通孔内に配置され、当該貫通孔から引き出される配線・配管材を、単独で前記貫通孔内で囲繞方向に沿って囲繞するとともに、囲繞することによって向き合う対面により前記厚さ方向に延びる境界を形成する本体を有する囲繞部材であって、
前記境界の向き合う前記対面の一方は、前記厚さ方向の両端から中央に向かうに従い膨らむように折れ曲がり、向き合う前記対面は、前記一方の対面に沿うように当該対面が前記厚さ方向に延びる途中で折れ曲がっており、
前記本体は、前記囲繞方向に沿って筒状に変形させることで前記配線・配管材を囲繞する一枚の板状部材から構成され、向き合う前記対面は、前記配線・配管材を囲繞するために前記本体を変形させることで突き合わされる前記本体における前記囲繞方向の両端面により構成されることを特徴とする囲繞部材。 - 向き合う前記対面のうちの一方面は、当該一方面が前記厚さ方向に延びる途中に、向き合う前記対面のうちの他方面側に入り込む突出部を有し、前記他方面は、前記突出部が入り込む凹部を有する請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の囲繞部材。
- 前記本体は、複数のブロック状部材からなり、向き合う前記対面は、前記囲繞方向に隣り合う前記ブロック状部材同士の対向する側面により構成される請求項1に記載の囲繞部材。
- 向き合う前記対面の少なくとも一方は、前記囲繞方向へ圧縮変形可能である請求項1~請求項7のうちいずれか一項に記載の囲繞部材。
- 前記本体の全体は圧縮変形可能である請求項1~請求項8のうちいずれか一項に記載の囲繞部材。
- 建築物の区画体を厚さ方向に貫通する貫通孔内には、当該貫通孔から引き出される配線・配管材を、単独又は複数の組み合わせによって前記貫通孔内で囲繞方向に沿って囲繞するとともに、囲繞することによって向き合う対面により前記厚さ方向に延びる境界を形成する本体を有する囲繞部材が配置され、
前記本体は、熱により膨張する熱膨張性能を有し、
前記境界が前記厚さ方向に沿った前記区画体の一端から他端に向けて延びる途中で折れ曲がるように、前記向き合う対面の一方は、前記厚さ方向の両端から中央に向かうに従い膨らむように折れ曲がっていることを特徴とする囲繞部材の設置構造。 - 建築物の区画体を厚さ方向に貫通する貫通孔内には、当該貫通孔から引き出される配線・配管材を前記貫通孔内で囲繞方向に沿って囲繞するとともに、囲繞することによって向き合う対面により前記厚さ方向に延びる境界を形成する本体を有する囲繞部材が配置され、
前記本体は、熱により膨張する熱膨張性能を有し、
前記囲繞部材は、複数のブロック状部材が前記囲繞方向に並んでおり、向き合う前記対面は、前記囲繞方向に隣り合う前記ブロック状部材同士の対向する側面により形成され、前記境界が前記厚さ方向に沿った前記区画体の一端から他端に向けて延びる途中で折れ曲がるように、前記向き合う対面の一方は、前記厚さ方向の両端から中央に向かうに従い膨らむように折れ曲がっていることを特徴とする囲繞部材の設置構造。 - 前記囲繞部材において前記境界を構成する部位は圧縮変形可能な材質により構成されているとともに前記厚さ方向の全体に亘って面接触している請求項10又は請求項11に記載の囲繞部材の設置構造。
- 向き合う前記対面は、全面に亘って面接触する請求項10~請求項12のうちいずれか一項に記載の囲繞部材の設置構造。
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