JP7490320B2 - パウダー容器 - Google Patents
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Description
そして、パフをメッシュシートに当接させ、内容器の底壁に向けて下方に押し込むと、メッシュシートの中央部分が撓むため、メッシュシートの開孔を通してパフにパウダーを適量付着させることができるようになっている。
この点、開孔が小さく網目の細かいメッシュシートを使用すれば、過剰な量のパウダーの通過を抑制することが可能となるが、メッシュシートを通過するパウダーの量が極端に少なくなって、使用時にパフにパウダーを適量付着させることが困難になり、また目詰まりも発生しやすくなるという問題を生じる。
口筒部を有してパウダーを収容する容器本体と、固定側メッシュシートを有して口筒部に固定された固定中皿と、固定側メッシュシートに上に重ねて配置される回転側メッシュシートを有して固定中皿20の上部に回転可能に設けられた回転中皿と、口筒部に対して螺着される上蓋とを備えるパウダー容器であって、
固定側メッシュシート及び回転側メッシュシートは、共に格子状に交差する複数の縦線と横線とを有して形成されており、
上蓋で口筒部を閉塞した閉蓋状態では、固定側メッシュシートの縦線及び横線によって形成される開孔の上に、回転側メッシュシートの縦線及び横線が夫々傾斜にクロスする状態で配置され、上蓋を回して口筒部から取り外した開蓋状態では、固定側メッシュシートの縦線及び横線の上に、回転側メッシュシートの縦線及び横線の各方向が一致する状態で配置されるようにしたことを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる手段では、閉蓋状態にしたときには両メッシュシートの開孔率を低く(目を細かく)することができるため、不使用状態において必要以上に多量のパウダーがパウダー収容室から両メッシュシートを通過してパフ保管室に入り込むことを抑制することが可能となる。また開蓋状態にしたときには両メッシュシートの開孔率を高く(目を粗く)することができるため、パフを両メッシュシートに押し込んで撓み変形させることにより、パウダーをパフに適量付着させることが可能となる。
上記手段では、両メッシュシートを構成する縦線と横線の密集度が等しいため、固定側メッシュシートに設けられている多数の開孔の上に、回転側メッシュシートの縦線及び横線を確実に配置することが可能となり、結果として開孔率のばらつきを抑制することができる。
上記手段では、回転中皿を回転させると、両メッシュシートがパウダーを介して間接的に又は直接的に擦れ合うことが可能となるため、結果として開孔部分に付着しているパウダーを除去し目詰まりを解消することができる。
上記手段では、回転中皿が回転する範囲を設定できるため、閉蓋状態にしたときには確実に両メッシュシートの開孔率を低くすることができ、また開蓋状態にしたときには確実に両メッシュシートの開孔率を高くすることができる。
上記手段では、回転中皿の所定の回転角度内における回転を、上蓋の開蓋操作及び閉蓋操作に連動して行わせることができる。
上記手段では、回転中皿を反時計回り方向に45度回転させることにより両メッシュシートの開孔率を高くすることができ、また時計回り方向に45度回転させることにより両メッシュシートの開孔率を低くすることができる。
また回転側メッシュシートは固定側メッシュシートの上に、接触する状態で又は近接する状態で配置されているので、回転中皿を回転させると、両メッシュシートはパウダーを介して間接的に又は直接的に擦れ合うことが可能となるため、両メッシュシートの開孔部分に付着しているパウダーを除去して目詰まりを解消することができる。
以下の説明において、回転方向(周方向)とは容器軸Oを中心とする時計回り方向又は反時計回り方向を意味する。また径方向とは容器軸Oに直交する方向を意味する。尚、容器軸Oは互いに直交するx軸とy軸の交点に対して鉛直方向に延びて垂直に交差する軸である。
図1(a)(b)に示すように、容器本体10は、円板状の底部11の外周縁に円筒状の側壁12が起立する有底筒状の部材であり、この内部のパウダー収容室S1内にパウダーPを収容することが可能となっている。側壁12の上部には外周面に雄ネジ14が刻設された口筒部13が形成され、更に口筒部13の上端には環状に形成された被嵌合壁15が周設されている。
回転側嵌合部32は、固定中皿20の固定側側壁21の上端に嵌合可能であると共に、嵌合した状態で固定側側壁21に沿って周方向に摺動可能に構成されている。
このように両メッシュシート23、33のメッシュサイズを同一とすると、両メッシュシート23、33の縦線と横線の密集度が等しくなることから、固定側メッシュシート23に設けられている多数の開孔の上に、回転側メッシュシート33の縦線及び横線を確実に配置することが可能となり、結果として開孔率のばらつきを抑制することができる。
そして、上蓋40は、側壁42を容器本体10の口筒部13に外挿させながら雄ネジ14と雌ネジ43とを螺合させることにより、容器本体10に装着することが可能となっている。
図1(a)に示す閉蓋状態(不使用時(流通時や携行時))では、固定側メッシュシート23の縦線及び横線はx軸及びy軸に対して夫々平行に配置されているのに対し、回転側メッシュシート33の縦線及び横線はx軸及びy軸に対して夫々45度傾斜した状態にある。このため、両メッシュシート23、33を上方から覗くと、下側の固定側メッシュシート23の縦線と横線との開孔の上に、上側の回転側メッシュシート33の縦線及び横線が傾斜状にクロスする状態で配置され、全体的に目が細かい状態にある。すなわち、両メッシュシート23、33が上下に重なったメッシュシート全体の開孔率を、各メッシュシート23、33単独の場合に比較して低下させた状態に設定されている。
図1(a)(b)に示す閉蓋状態から上蓋40を反時計回り方向に回転させると、上蓋側リブ44が回転側リブ34に当接して周方向に押圧するため、回転中皿30は上蓋40と一緒に反時計回り方向に回転する。この際、規制リブ24が、回転中皿30の一方の保持凸部36aを相対的に時計回り方向に乗り越え、更に規制凹部35内を移動する。そして、図3(a)(b)に示すように、上蓋40の反時計回り方向への回転角度が45度になると、規制リブ24は他方の保持凸部36bを相対的に乗り越え、他方の端部35bに当接するため、回転中皿30の反時計回り方向への回転が規制される。この間、回転中皿30は上蓋40と一緒に反時計回り方向に45度回転することになる。尚、規制リブ24は保持凸部36bと他方の端部35bとの間に保持される。
続けて上蓋40を反時計回り方向に回転させると、上蓋側リブ44が回転側リブ34を反時計回り方向の乗り越えるため、上蓋40を容器本体10から取り外すことができる。
また回転側メッシュシート33は固定側メッシュシート23の上に、接触する状態で又は近接する状態で配置されているので、回転中皿30を回転させると、両メッシュシート23、33はパウダーPを介して間接的に又は直接的に擦れ合うことが可能であり、結果として開孔部分に付着しているパウダーPを除去し目詰まりを解消することができる。
10 : 容器本体
11 : 底部
12 : 側壁
13 : 口筒部
14 : 雄ネジ
15 : 被嵌合壁
20 : 固定中皿
21 : 固定側側壁
22 : 固定側嵌合部
23 : 固定側メッシュシート
24 : 規制リブ
30 : 回転中皿
31 : 回転側側壁
32 : 回転側嵌合部
33 : 回転側メッシュシート
34 : 回転側リブ
35 : 規制凹部
35a : 規制凹部の一方の端部
35b: 規制凹部の他方の端部
36a、36b : 保持凸部
40 : 上蓋
41 : 頂壁部
42 : 側壁
43 : 雌ネジ
44 : 上蓋側リブ
O : 容器軸
P : パウダー
Pf : パフ
S1 : パウダー収容室
S2 : パフ保管室
Claims (6)
- 口筒部(13)を有してパウダー(P)を収容する容器本体(10)と、固定側メッシュシート(23)を有して前記口筒部(13)に固定された固定中皿(20)と、前記固定側メッシュシート(23)に上に重ねて配置される回転側メッシュシート(33)を有して前記固定中皿(20)の上部に回転可能に設けられた回転中皿(30)と、前記口筒部(13)に対して螺着される上蓋(40)とを備えるパウダー容器であって、
固定側メッシュシート(23)及び前記回転側メッシュシート(33)は、共に格子状に交差する複数の縦線と横線とを有して形成されており、
前記上蓋(40)で前記口筒部(13)を閉塞した閉蓋状態では、固定側メッシュシート(23)の縦線及び横線によって形成される開孔の上に、回転側メッシュシート(33)の縦線及び横線が夫々傾斜にクロスする状態で配置され、
前記上蓋(40)を回して前記口筒部(13)から取り外した開蓋状態では、前記固定側メッシュシート(23)の縦線及び横線の上に、前記回転側メッシュシート(33)の縦線及び横線の各方向が一致する状態で配置されるようにしたことを特徴とするパウダー容器。 - 固定側メッシュシート(23)及び回転側メッシュシート(33)が同じメッシュサイズで形成されている請求項1記載のパウダー容器。
- 回転側メッシュシート(33)が固定側メッシュシート(23)の上に、近接する状態又は接触する状態で配置されている請求項1又は2記載のパウダー容器。
- 固定中皿(20)と回転中皿(30)の一方に規制リブ(24)を設け、他方に前記規制リブの相対的な周方向への所定範囲内での移動の許容と所定範囲外への移動を規制する規制凹部(35)が設けられている請求項求項1乃至3のいずれか一項に記載のパウダー容器。
- 回転中皿(30)の回転側側壁(31)の内周面に回転側リブ(34)を設け、上蓋(40)の頂壁部(41)の下面に前記回転側リブ(34)を周方向に押圧すると共に周方向に乗り越え可能に形成された上蓋側リブ(44)が垂下設されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパウダー容器。
- 閉蓋状態と開蓋状態の間における回転中皿(30)の回転角度が45度に設定されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載のパウダー容器。
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