JP7486686B1 - 温度計測装置 - Google Patents

温度計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7486686B1
JP7486686B1 JP2023571222A JP2023571222A JP7486686B1 JP 7486686 B1 JP7486686 B1 JP 7486686B1 JP 2023571222 A JP2023571222 A JP 2023571222A JP 2023571222 A JP2023571222 A JP 2023571222A JP 7486686 B1 JP7486686 B1 JP 7486686B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
radio wave
signal
temperature measuring
resonant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023571222A
Other languages
English (en)
Inventor
兼三 牧野
淳二 堀
広幸 蔦田
秀哲 有田
靖久 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP7486686B1 publication Critical patent/JP7486686B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

温度計測装置は、第1のアンテナ(8)と信号処理部(3)とを有する信号送受信ユニット(1)と、第2のアンテナ(5)と検温素子(4)とを有するセンサユニット(2)とを有する。検温素子(4)は、計測対象の温度(Θ)に応じて共振周波数(x*(Θ))が変化する共振特性を持ち、第1のアンテナ(8)から送信された送信電波を第2のアンテナ(5)を介して受信しながら、共振周波数(x*(Θ))を反映した応答電波を第2のアンテナ(5)を介して送信する。信号処理部(3)は、送信電波を生成しながら応答電波を第1のアンテナ(8)を介して受信し、異なる2つ以上の送信周波数(xi,xi-1)の送信電波の各々に対する応答電波の信号強度(Ai)に基づいて検温素子(4)の共振周波数(x*(Θ))の推定値を計算し、共振周波数(x*(Θ))の推定値に基づいて前記送信周波数(xi+1)を制御する。

Description

本開示は、温度計測装置に関する。
測定対象に配置されたセンサユニットと該センサユニットから離れて配置された信号送受信ユニットとから構成された温度計測装置の提案がある(例えば、特許文献1を参照)。この信号送受信ユニットは、送信期間において所定周波数のバースト波からなる励振信号(送信電波)をセンサユニットに送信し、送信期間の後の受信期間において受信信号をセンサユニットから受信し、励振信号による共振残響信号を受信信号から検出し、共振残響信号の共振周波数から物理量としての温度を検出し、共振残響信号の信号強度が閾値よりも高い場合に励振信号の信号強度を低下させる。
国際公開第2014/129071号
しかしながら、上記従来の温度計測装置では、送信期間において励振信号を送信し、受信期間において受信信号を受信し、共振残響信号を受信信号から検出しており、送信期間と受信期間とを分ける必要がある。そのため、短時間で温度が変動する測定対象の温度を正確に計測することができない。
本開示は、測定対象の温度を正確に計測することができる温度計測装置を提供することを目的とする。
本開示の温度計測装置は、第1のアンテナと信号処理部とを有する信号送受信ユニットと、第2のアンテナと検温素子とを有するセンサユニットと、を有し、前記検温素子は、計測対象の温度に応じて共振周波数が変化する共振特性を持ち、前記第1のアンテナから送信された送信電波を前記第2のアンテナを介して受信しながら、前記共振周波数を反映した応答電波を前記第2のアンテナを介して送信し、前記信号処理部は、前記送信電波を生成しながら前記応答電波を前記第1のアンテナを介して受信し、異なる2つ以上の送信周波数の前記送信電波の各々に対する前記応答電波の前記信号強度に基づいて前記検温素子の前記共振周波数の推定値を計算し、前記共振周波数の前記推定値に基づいて前記送信周波数を制御し、前記信号送受信ユニットは、前記共振周波数より小さい第1の周波数の送信電波と、前記共振周波数より大きい第2の周波数の送信電波とをそれぞれ送信して、前記第1の周波数の送信電波に対する前記センサユニットの応答電波の第1の信号強度と、前記第2の周波数の送信電波に対する前記センサユニットの応答電波の第2の信号強度とをそれぞれ測定し、前記第1の周波数、前記第2の周波数、前記第1の信号強度、及び前記第2の信号強度に基づいて前記共振周波数の前記推定値を計算し、前記推定値に基づいて、前記第1の周波数が前記共振周波数より小さく、前記第2の周波数が前記共振周波数より大きくなるように制御し、前記計測対象の温度変化に追従して、前記送信周波数を逐次変更することを特徴とする。
本開示の装置によれば、測定対象の温度を正確に計測することができる。
実施の形態に係る温度計測装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態に係る温度計測装置の信号送受信ユニットのハードウェア構成の例を示す図である。 センサユニットの共振特性が温度に応じて変化することを示す図である。 (A)は、センサユニットの検温素子の共振周波数の温度特性の例を示す図であり、(B)は、信号送受信ユニットの温度換算部がセンサユニットの共振周波数の推定値から温度を計算することで、計測対象の温度を推定することができることを示す図である。 (A)及び(B)は、比較例の温度計測装置の動作を示す図である。 (A)及び(B)は、実施の形態に係る温度計測装置の動作を示す図である。 実施の形態に係る温度計測装置の動作を示すフローチャートである。 図7のステップS1からS3の処理を示す図である。 (A)及び(B)は、共振周波数の推定値の計算方法の例を示す図である。 (A)及び(B)は、図7のステップS5の処理を示す図である。 (A)から(C)は、共振周波数の推定方法の他の例を示す図である。 共振特性の差分特性の計算の例を示す図である。 共振特性の差分特性の計算の他の例を示す図である。 (A)及び(B)は、図7のステップS7における送信電波の周波数の設定の例を示す図である。 (A)から(C)は、図7のステップS7における送信電波の周波数の設定の他の例を示す図である。 (A)から(C)は、図7のステップS7における送信電波の周波数の設定の他の例を示す図である。
以下に、実施の形態に係る温度計測装置を、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、各実施の形態を適宜変更することが可能である。
図1は、実施の形態に係る温度計測装置の構成を示す機能ブロック図である。実施の形態に係る温度計測装置は、第1のアンテナ8と信号処理部3とを有する信号送受信ユニット1と、第2のアンテナ5と検温素子4とを有するセンサユニット2とから構成される。検温素子4は、例えば、水晶振動子である。信号送受信ユニット1は、センサユニット2から離れて配置される。信号送受信ユニット1は、センサユニット2に送信電波を送信し、センサユニット2から応答電波を受信し、応答電波に基づいて計測対象の温度Θを換算(計算)する。
センサユニット2は、測定対象上又は測定対象内などに配置される。センサユニット2(特に、検温素子4)は、例えば、温度の計測対象である機器に接して配置される。計測対象である機器は、例えば、動く機器、短時間で温度変化が発生する機器、温度変化を瞬時に計測することが必要な機器、などである。計測対象である機器の具体例は、モータの回転子である。
検温素子4は、計測対象の温度Θに応じて共振周波数x(Θ)が変化する共振特性を持つ。検温素子4は、信号送受信ユニット1の第1のアンテナ8から送信された送信電波(励振信号)を第2のアンテナ5を介して受信しながら、共振周波数x(Θ)を反映した応答電波を第2のアンテナ5を介して送信する。応答電波の信号強度分布は共振周波数x(Θ)でピーク値となることから、応答電波には共振周波数x(Θ)が反映されている。
信号処理部3は、周波数制御部6と、送信部7と、受信部9と、記憶部10と、共振周波数推定部11と、温度換算部12とを有している。信号処理部3では、送信部7が送信電波を生成しながら、受信部9が応答電波を第1のアンテナ8を介して受信する。信号処理部3では、共振周波数推定部11は、異なる2つ以上の送信周波数(例えば、x,xi-1)の送信電波の各々に対する応答電波の信号強度(例えば、A,Ai-1)に基づいて検温素子4の共振周波数x(Θ)の推定値(すなわち、計算値)
Figure 0007486686000001
を計算する。
本出願では、共振周波数x(Θ)の推定値
Figure 0007486686000002
を、“x*~ ”とも表記する。
周波数制御部6は、共振周波数x(Θ)の推定値“x*~ ”に基づいて、次に送信する送信電波の送信周波数xi+1を制御する。温度換算部12は、共振周波数の推定値“x*~ ”に基づいて、計測温度を計算する。
信号処理部3を構成する、周波数制御部6と、送信部7と、受信部9と、記憶部10と、共振周波数推定部11と、温度換算部12とは、信号処理部3の各機能を機能ブロックとして表したものであり、これらの機能ブロックは、共通の処理回路によって構成されてもよい。
信号送受信ユニット1は、例えば、以下のように動作する。信号送受信ユニット1は、共振周波数x(Θ)より小さい第1の周波数xの送信電波と、共振周波数x(Θ)より大きい第2の周波数xi-1の送信電波とをそれぞれ送信して、第1の周波数xの送信電波に対するセンサユニット2の応答電波の第1の信号強度Aと、第2の周波数の送信電波に対するセンサユニット2の応答電波の第2の信号強度Ai-1をそれぞれ測定し、第1の周波数、第2の周波数、第1の信号強度、及び第2の信号強度に基づいて共振周波数x(Θ)の推定値“x*~ ”を計算し、推定値“x*~ ”に基づいて、第1の周波数xが共振周波数x(Θ)より小さく、第2の周波数xi-1が共振周波数x(Θ)より大きくなるように設定し、計測対象の温度変化に追従して、送信周波数xi+1を逐次変更する。
また、信号送受信ユニット1は、第1の周波数の送信電波と第2の周波数の送信電波とを周期的に交互に送信し、第1の周波数の送信電波と第2の周波数の送信電波とのそれぞれに対するセンサユニット2の応答電波の信号強度を記憶し、第1の周波数又は第2の周波数の測定結果と、記憶部10に記録した測定結果とを参照することで、測定毎に検温素子の共振周波数の推定値を計算してもよい。
また、信号送受信ユニット1は、共振周波数より小さい第1の周波数の送信電波を送信して、センサユニット2の応答電波の第1の信号強度を計測し、検温素子4の共振特性をもとに、第1の信号強度から第1の送信周波数と共振周波数との差分を推定し、差分を用いて共振周波数の推定値を計算してもよい。
また、信号送受信ユニット1は、共振周波数より大きい第2の周波数の送信電波を送信して、センサユニット2の応答電波の第2の信号強度を計測し、検温素子4の共振特性をもとに、第2の信号強度から第2の送信周波数と共振周波数との差分を推定し、差分を用いて共振周波数の推定値を計算してもよい。
また、信号送受信ユニット1は、第1の周波数の送信電波を送信してセンサユニット2の応答電波の第1の信号強度を計測し、第2の周波数の送信電波を送信してセンサユニット2の応答電波の第2の信号強度を計測し、第1の周波数と第2の周波数との周波数差分と、第1の信号強度と第2の信号強度との信号強度差分とを計算し、検温素子の共振特性の差分特性をもとに、信号強度差分から、第1の周波数又は第2の周波数又は第1の周波数と第2の周波数の中心周波数と前記共振周波数との周波数差分を推定することで、共振周波数の推定値を計算してもよい。
信号送受信ユニット1は、共振周波数より小さい第1の周波数の送信電波を送信してセンサユニット2の応答電波の第1の信号強度を計測し、共振周波数より大きい第2の周波数の送信電波を送信してセンサユニット2の応答電波の第2の信号強度を計測し、第1の周波数と第2の周波数の周波数差分と、第1の信号強度と第2の信号強度の信号強度差分から一次微分係数を計算し、検温素子の共振特性の一次微分特性をもとに、一次微分係数から、第1の周波数、第2の周波数、又は第1の周波数と第2の周波数の中心周波数との周波数差分を推定することで、共振周波数の推定値を計算してもよい。
信号送受信ユニット1は、推定した検温素子の共振周波数の推定値を基に、第1の周波数を共振周波数の推定値から所定の周波数だけ小さい値に変更する処理を行うことができる。また、信号送受信ユニット1は、共振周波数の推定値を基に、第2の周波数を共振周波数の推定値から所定の周波数だけ大きい値に変更することができる。
信号送受信ユニット1は、共振周波数の推定値を基に、第1の周波数と第2の周波数との平均値である平均周波数と、共振周波数の推定値とを比較し、推定値が平均周波数より小さい場合は、第1の周波数又は第2の周波数を所定の周波数だけ減少させ、推定値が平均周波数より大きい場合は、第1の周波数又は第2の周波数を所定の周波数だけ増加させるよう動作してもよい。
信号送受信ユニット1は、共振周波数を、予め準備して記憶部10に格納されている換算表又は換算式を用いて温度に換算し、温度データを時系列に記録し、ローパスフィルタを用いて平滑化する処理を行って、平滑化された温度データを出力してもよい。
信号送受信ユニット1は、計測対象の加熱・冷却に関する情報を制御入力として受け取り、計測対象の温度変化量を予測して周波数の変化量の範囲を予測することで、送信電波の周波数更新量を変更する制御を行ってもよい。
信号送受信ユニット1は、計算した温度が所定の第1の閾値以上の場合、又は所定の第2の閾値以下の場合、又は温度が所定の第1の閾値以上の場合及び温度が所定の第2の閾値以下の場合の両方で、音、ライト、表示画面などで、アラートを外部に送信する機能を備えてもよい。
図2は、実施の形態に係る温度計測装置の信号送受信ユニット1のハードウェア構成の例を示す図である。信号送受信ユニット1は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ101と、記憶装置としてのメモリ102と、不揮発性の記憶装置103と、送信部7と、受信部9とを有している。また、信号送受信ユニット1は、単一回路、複合回路、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの処理回路で構成されてもよい。信号送受信ユニット1を処理回路で構成する場合、処理回路はプロセッサ101と、プロセッサ101によって実行されるプログラムを記憶するメモリ102とを含んでもよい。
記憶装置103は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などのストレージである。メモリ102は、RAM(Random Access Memory)などの半導体メモリである。
図3は、センサユニット2の共振特性が検温素子4の温度Θ(すなわち、計測対象の温度)に応じて変化することを示す図である。センサユニット2の検温素子4は、計測対象の温度Θによって共振周波数x(Θ)が変化する特性を持つ。
信号送受信ユニット1の第1のアンテナ8から、センサユニット2の第2のアンテナ5へ送信電波を送信すると、センサユニット2から応答電波が反射される。応答電波は、計測対象の温度Θに応じた共振特性の信号強度分布を持つ。信号送受信ユニット1では、受信部9は、センサユニット2からの応答電波を第1のアンテナ8で受信し、信号強度又は直交位相振幅を計算する。
図3は、計測対象の温度ΘがΘのときのセンサユニット2の共振特性(共振周波数はx(Θ)である。)と、温度ΘがΘのときのセンサユニット2の共振特性(共振周波数はx(Θ)である。)とを示している。ここで、共振特性とは、各周波数の送信電波を信号送受信ユニット1から送信したときに、センサユニット2から反射された応答電波を信号送受信ユニット1で受信したときの信号強度[a.u.]の分布のことである。図3に示されるように、計測対象の温度Θに応じて、センサユニット2の共振周波数x(Θ)が変化する。なお、各図において、a.u.は、任意単位(arbitrary unity)を示す。
図4(A)は、センサユニット2の検温素子4の共振周波数x(Θ)の温度特性の例を示す図である。図4(A)は、温度ΘがΘであるときの共振周波数がx(Θ)であり、温度ΘがΘに上がったときの共振周波数がx(Θ)であることを示している。
図4(B)は、信号送受信ユニット1の温度換算部12がセンサユニット2の共振周波数の推定値“x*~”から温度(すなわち、温度の換算値)
Figure 0007486686000003
を計算することで、センサユニット2が取り付けられた計測対象の温度を推定することができることを示す図である。
本出願では、
Figure 0007486686000004
を、“Θ”とも表記する。
図5(A)及び(B)は、特許文献1に示される比較例の温度計測装置の動作を示す図である。比較例の温度計測装置では、時刻0からTの間で、信号送受信ユニットからセンサユニットに送信信号を送信し、時刻Tから2Tの間で、信号送受信ユニットはセンサユニットからの応答電波である残響信号の強度に基づいて共振周波数xを推定する。続いて、時刻2Tから3Tの間で、信号送受信ユニットからセンサユニットに送信信号を送信し、時刻3Tから4Tの間で、信号送受信ユニットはセンサユニットからの応答電波である残響信号の強度に基づいて共振周波数xの推定値x*~を計算する。このように、比較例では、送信期間と受信期間とが別々に設定されていたので、信期間と受信期間との合計の時間である2Tの間隔で共振周波数xを推定する。
図6(A)及び(B)は、実施の形態に係る温度計測装置の動作を示す図である。実施の形態に係る温度計測装置では、時刻0からTの間で、信号送受信ユニット1からセンサユニット2に送信信号を送信し、時刻Tから2Tの間で、信号送受信ユニット1はセンサユニット2からの応答電波の強度に基づいて共振周波数xの推定値“x*~ ”を計算する。続いて、時刻Tから2Tの間で、信号送受信ユニット1からセンサユニット2に送信信号を送信し、時刻2Tから3Tの間で、信号送受信ユニット1はセンサユニット2からの応答電波の強度に基づいて共振周波数xを推定値“x*~ ”を計算する。続いて、時刻2Tから3Tの間で、信号送受信ユニットからセンサユニットに送信信号を送信し、時刻3Tから4Tの間で、信号送受信ユニットはセンサユニットからの応答電波の強度に基づいて共振周波数xを推定値“x*~ ”を計算する。このように、実施の形態に係る温度計測装置では、時間Tの間隔で共振周波数xを推定する。なお、実施の形態に係る温度計測装置の共振周波数の推定には、センサユニット2の残響信号ではなく、過渡応答信号が用いられる。
図7は、実施の形態に係る温度計測装置の動作を示すフローチャートである。ステップS1において、信号送受信ユニット1の信号処理部3は、先ず、測定番号を表す変数iを0として、送信電波の周波数xとして予め決められた初期値の周波数x,xを設定する。
ステップS2において、信号送受信ユニット1の信号処理部3は、周波数x,xの送信電波に対する、センサユニット2からの応答電波の信号強度A,Aを測定する。
ステップS3において、信号送受信ユニット1の信号処理部3は、送信電波の周波数として周波数xを設定する。
ループL1(開始)において、信号送受信ユニット1の信号処理部3は、変数iを1増加させ(i←i+1)て、ステップS4からS7を実行する。
ステップS4において、信号送受信ユニット1の信号処理部3は、送信周波数xの送信電波に対する、センサユニット2からの応答電波の信号強度Aを測定する。
ステップS5において、信号送受信ユニット1の信号処理部3は、今回の測定結果(x,A)と1回前の測定結果(xi-1,Ai-1)とに基づいて、センサユニット2の共振周波数の推定値“x*~ ”計算する。
ステップS6において、信号送受信ユニット1の信号処理部3は、センサユニット2の共振周波数の推定値“x*~ ”を温度
Figure 0007486686000005
に換算する。また、本出願において、温度
Figure 0007486686000006
は、“Θ ”とも表記する。
ステップS7において、信号送受信ユニット1の信号処理部3は、共振周波数の推定値“x*~ ”と送信電波の周波数x及びxi-1とから、次回の送信電波の周波数xi+1を設定する。その後、処理は、ループL1(開始)に戻り、終了指令を受領するまで、ループL1の処理であるステップS4からS7を繰り返す。
図8は、図7のステップS1からS3の処理を示す図である。まず、予め、信号処理部3は、周波数制御部6で送信電波の周波数xを掃引して、応答電波の信号強度の共振特性A(x)を測定し、応答信号の強度分布のピーク値である共振ピーク値A及び半値半幅σを計算する。
図7のステップS1では、信号送受信ユニット1の信号処理部3は、共振周波数の初期推定値
Figure 0007486686000007
を基に、第1の周波数を共振周波数より低周波側に、第2の周波数を共振周波数より高周波側になるように、送信周波数の初期値x及びxを決める。また、本出願において、共振周波数の初期推定値
Figure 0007486686000008
は、“x*~ ”とも表記する。
共振周波数の初期推定値“x*~ ”は、例えば、別の温度センサで計測した周囲環境温度Θとセンサユニット2の共振周波数の温度特性(図4(A))から計算した以下の共振周波数としてもよい。
Figure 0007486686000009
或いは、共振周波数の初期推定値“x*~ ”は、予め得られた共振特性A(x)から計算した以下の共振周波数としてもよい。
Figure 0007486686000010
或いは、共振特性が極小特性の場合は、共振周波数の初期推定値“x*~ ”は、予め得られた共振特性A(x)から計算した以下の共振周波数としてもよい。
Figure 0007486686000011
また、信号処理部3は、送信周波数の初期値x,xを、例えば、共振周波数x(Θ)と共振特性の半値半幅σとを用いて、以下のように設定することができる。
=x(Θ)-σ
=x(Θ)+σ
計測対象の温度Θは、時間によって変化し、それに伴い、共振周波数x(Θ)も時間によって変化すると考えられる。
そこで、信号処理部3は、共振周波数の推定値“x*~ ”を精度よく計算するために、送信周波数の値を共振特性の傾きが急峻な領域、すなわち、共振周波数から半値幅離れた2つの周波数(x+σ)と(x-σ)の近傍の値になるよう、周波数制御部6で第1の周波数と第2の周波数を更新する(ステップS4以降)。共振特性の傾きが急峻な領域では、周波数の変化に対して信号強度の変化が大きいため、測定した信号強度の変化から周波数の変化を推定しやすい。
図9(A)及び(B)は、図7のステップS5における共振周波数の推定値“x*~ ”の計算方法の例を示す図である。図9(A)は、第1の周波数から共振周波数の推定値“x*~ ”を計算する例を示し、図9(B)は、第2の周波数から共振周波数の推定値“x*~ ”を計算する例を示す。図9(A)及び(B)は、共振特性が極大特性の場合を示す。
図9(A)では、x<xi-1であり、xが第1の周波数であり、共振周波数x(Θ)より十分小さく設定しているため、信号処理部3は、x≦x(Θ)と仮定して共振周波数の推定値“x*~ ”を計算する。信号処理部3は、共振周波数x(Θ)より低周波側の共振特性を基に信号強度Aからx(Θ)とxの周波数差Δx<0を算出する。
図9(B)では、xi-1<xであり、xが第2の周波数であり、共振周波数x(Θ)より十分大きく設定しているため、信号処理部3は、x(Θ)≦xと仮定して共振周波数の推定値“x*~ ”を計算する。信号処理部3は、共振周波数x(Θ)より高周波側の共振特性を基に信号強度Aからx(Θ)とxの周波数差Δx>0を算出する。
共振周波数の推定値“x*~ ”は、周波数差Δxを用いて以下の式で表される。
Figure 0007486686000012
Δxの算出方法としては、以下の方法がある。例えば、検温素子4の共振特性がローレンツ関数形の場合、共振特性を以下の式
Figure 0007486686000013
のように置くと、A(x+Δx)=Aの解Δxは、以下の式のようになる。
Figure 0007486686000014
この式では、図9(A)に示すx<xi-1の場合は、負の解を用い、図9(B)に示すxi-1<xの場合は、正の解を用いる。
図10(A)及び(B)は、図7のステップS5における共振周波数の推定値“x*~ ”の計算方法の例を示す図である。図10(A)は、第1の周波数から共振周波数の推定値を計算する例を示し、図10(B)は、第2の周波数から共振周波数の推定値を計算する例を示す。図10(A)及び(B)は、共振特性が極小特性の場合を示す。図10(A)及び(B)は、共振特性が極小特性の場合を示す点を除き、共振特性が極大特性の場合を示す図9(A)及び(B)の場合と同様である。
図11(A)から(C)は、共振周波数の推定方法の他の例を示す図である。図11(A)は、信号強度の測定を示し、図11(B)は、共振特性の差分特性を示し、図11(C)共振周波数の推定を示す。
図11(A)に示すように、信号処理部3は、i-1番目の測定結果(xi-1,Ai-1)と、i番目の測定結果(x,A)を取得する。信号処理部3は、周波数の差分wと、信号強度の差分ΔAとをそれぞれ計算する。wは、周波数の差分の半幅を示し、以下の式によってwが計算される。
Figure 0007486686000015
信号強度の差分ΔAは、以下の式によって計算される。
ΔA=A-Ai-1
図11(B)に、共振特性の差分特性B(x;w)から周波数差Δxを計算する例を示す。
図11(C)に、計算したΔxと平均周波数
Figure 0007486686000016
とから共振周波数を以下の式で推定する。
Figure 0007486686000017
図12は、共振特性の差分特性B(x;w)の計算の例を示す図である。ステップS1で予め得られた共振特性を、A(x)とおくと、共振特性がローレンツ関数形の場合、共振特性は以下の式のようになる。
Figure 0007486686000018
差分特性として、離調ξは、以下の式で表される。
ξ=x-x
差分特性B(x;w)は、離調ξを用いて以下のように定義される。
Figure 0007486686000019
以下の式
Figure 0007486686000020
を解いて、解ξ=Δxを得る。
図13は、共振特性の差分特性の計算の他の例を示す図である。Δxの近似的な計算方法として、差分特性を原点(共振点)で線形化して求める方法がある。原点におけるB(ξ;w)の傾きを“a”とすると、以下の式が成立する。
Figure 0007486686000021
また、
Figure 0007486686000022
と線形近似した方程式を解いて、解
Figure 0007486686000023
として、Δxを近似的に求めてもよい。
また、微分係数を用いた解法として、以下の式
Figure 0007486686000024
を用いて、
Figure 0007486686000025
と一次微分係数を近似した方程式を解いて解ξ=Δxを計算してもよい。
図14(A)及び(B)は、図7のステップS7における送信電波の周波数の設定の例を示す図である。図14(A)及び(B)は、共振特性が極大特性の場合を示す。図14(A)は、x<xi-1の場合を示し、図14(B)は、xi-1<xの場合を示す。
図7のステップS7では、共振周波数の推定値
Figure 0007486686000026
と送信電波の周波数x,xi-1との関係から、次回の送信電波の周波数xi+1を設定する。
δを所定の周波数更新量とした場合にx<xi-1ならば、以下のように送信電波の周波数xi+1を設定する。
Figure 0007486686000027
δを所定の周波数更新量とした場合にxi-1<xならば、以下のように送信電波の周波数xi+1を設定する。
Figure 0007486686000028
図15(A)から(C)及び図16(A)から(C)は、図7のステップS7における送信電波の周波数の設定の他の例を示す図である。図15(A)から(C)及び図16(A)から(C)は、共振特性が極大特性の場合を示す。
共振周波数の推定値
Figure 0007486686000029
と送信電波の周波数x,xi-1との関係から、次回の送信電波の周波数xi+1を設定する。δを所定の周波数更新量とし、
Figure 0007486686000030
をx,xi-1の平均周波数としたときに、平均値は以下の式で表される。
Figure 0007486686000031
Figure 0007486686000032
ならば、xi+1=xi-1-δである。
Figure 0007486686000033
ならば、xi+1=xi-1である。
Figure 0007486686000034
ならば、xi+1=xi-1+δである。
この方法では、送信電波がδステップで更新されるため、送信部7の構成が簡便にできる。例えば、所定の周波数更新量δを、δ=σ/10としてもよい。
Figure 0007486686000035
以上に説明したように、実施の形態に係る温度計測装置によれば、対象の温度の過渡応答を計測することができる。また、1回の温度推定に必要な時間を短くすることができるため、温度が短時間に時間変化する計測対象の温度過渡応答を計測することができる。
また、計測対象の温度変化によって検温素子4の共振周波数が変化しても、現時刻の共振周波数を推定することができる。
また、2つの信号強度の差分から共振周波数を推定しているため、受信部の信号強度のオフセットの揺らぎ(低周波ノイズ)を打ち消すことができ、共振周波数の推定精度が向上する。
また、送信周波数を共振周波数の推定に適した値になるように逐次変更するので、温度の計測精度が向上する。
1 信号送受信ユニット、 2 センサユニット、 3 信号処理部、 4 検温素子、 5 第2のアンテナ、 6 周波数制御部、 7 送信部、 8 第1のアンテナ、 9 受信部、 10 記憶部、 11 共振周波数推定部、 12 温度換算部、 Θ 温度、 x(Θ) 共振周波数。

Claims (8)

  1. 第1のアンテナと信号処理部とを有する信号送受信ユニットと、
    第2のアンテナと検温素子とを有するセンサユニットと、
    を有し、
    前記検温素子は、
    計測対象の温度に応じて共振周波数が変化する共振特性を持ち、
    前記第1のアンテナから送信された送信電波を前記第2のアンテナを介して受信しながら、前記共振周波数を反映した応答電波を前記第2のアンテナを介して送信し、
    前記信号処理部は、
    前記送信電波を生成しながら前記応答電波を前記第1のアンテナを介して受信し、
    異なる2つ以上の送信周波数の前記送信電波の各々に対する前記応答電波の信号強度に基づいて前記検温素子の前記共振周波数の推定値を計算し、
    前記共振周波数の前記推定値に基づいて前記送信周波数を制御し、
    前記信号送受信ユニットは、
    前記共振周波数より小さい第1の周波数の送信電波と、前記共振周波数より大きい第2の周波数の送信電波とをそれぞれ送信して、
    前記第1の周波数の送信電波に対する前記センサユニットの応答電波の第1の信号強度と、前記第2の周波数の送信電波に対する前記センサユニットの応答電波の第2の信号強度とをそれぞれ測定し、
    前記第1の周波数、前記第2の周波数、前記第1の信号強度、及び前記第2の信号強度に基づいて前記共振周波数の前記推定値を計算し、
    前記推定値に基づいて、前記第1の周波数が前記共振周波数より小さく、前記第2の周波数が前記共振周波数より大きくなるように制御し、前記計測対象の温度変化に追従して、前記送信周波数を逐次変更する
    ことを特徴とする温度計測装置。
  2. 前記信号送受信ユニットは、
    前記第1の周波数の送信電波と前記第2の周波数の送信電波とを周期的に交互に送信し、前記第1の周波数の送信電波と前記第2の周波数の送信電波とのそれぞれに対する前記センサユニットの前記応答電波の信号強度を記憶し、
    前記第1の周波数又は前記第2の周波数の測定結果と、記憶部に記録した測定結果とを参照することで、各測定毎に検温素子の共振周波数の推定値を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度計測装置。
  3. 前記信号送受信ユニットは、
    前記第1の周波数の送信電波を送信してセンサユニットの応答電波の第1の信号強度を計測し、前記第2の周波数の送信電波を送信してセンサユニットの応答電波の第2の信号強度を計測し、
    前記第1の周波数と前記第2の周波数との周波数差分と、前記第1の信号強度と前記第2の信号強度との信号強度差分とを計算し、前記検温素子の共振特性の差分特性をもとに、前記信号強度差分から、前記第1の周波数又は前記第2の周波数又は前記第1の周波数と前記第2の周波数の中心周波数と前記共振周波数との周波数差分を推定することで、前記共振周波数の前記推定値を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度計測装置。
  4. 前記信号送受信ユニットは、
    前記共振周波数より小さい第1の周波数の送信電波を送信して前記センサユニットの応答電波の第1の信号強度を計測し、
    前記共振周波数より大きい第2の周波数の送信電波を送信して前記センサユニットの応答電波の第2の信号強度を計測し、
    前記第1の周波数と前記第2の周波数の周波数差分と、前記第1の信号強度と前記第2の信号強度の信号強度差分から一次微分係数を計算し、
    前記検温素子の共振特性の一次微分特性をもとに、前記一次微分係数から、前記第1の周波数、前記第2の周波数、又は前記第1の周波数と前記第2の周波数の中心周波数との周波数差分を推定することで、前記共振周波数の推定値を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度計測装置。
  5. 前記信号送受信ユニットは、
    推定した検温素子の共振周波数の前記推定値を基に、前記第1の周波数を前記共振周波数の推定値から所定の周波数だけ小さい値に変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度計測装置。
  6. 前記信号送受信ユニットは、
    前記共振周波数の前記推定値を基に、前記第2の周波数を前記共振周波数の推定値から所定の周波数だけ大きい値に変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度計測装置。
  7. 前記信号送受信ユニットは、
    前記共振周波数の前記推定値を基に、前記第1の周波数と前記第2の周波数との平均値である平均周波数と、前記共振周波数の推定値とを比較し、
    前記推定値が前記平均周波数より小さい場合は、前記第1の周波数又は前記第2の周波数を所定の周波数だけ減少させ、
    前記推定値が前記平均周波数より大きい場合は、前記第1の周波数又は前記第2の周波数を所定の周波数だけ増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度計測装置。
  8. 前記信号送受信ユニットは、計測対象の加熱・冷却に関する情報を制御入力として受け、計測対象の温度変化量を予測して周波数の変化量の範囲を予測することで、送信電波の周波数更新量を変更する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の温度計測装置。
JP2023571222A 2023-06-12 2023-06-12 温度計測装置 Active JP7486686B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023021756 2023-06-12

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7486686B1 true JP7486686B1 (ja) 2024-05-17

Family

ID=91067378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023571222A Active JP7486686B1 (ja) 2023-06-12 2023-06-12 温度計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7486686B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024177A (ja) 2006-07-21 2008-02-07 Alps Electric Co Ltd タイヤ情報検出装置
JP2009537821A (ja) 2006-05-18 2009-10-29 ソシエテ ドゥ テクノロジー ミシュラン 直接的な物理的接続を介した表面弾性波装置をインタロゲートするシステム及び方法
WO2019102586A1 (ja) 2017-11-24 2019-05-31 三菱電機株式会社 温度検出装置および温度検出方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537821A (ja) 2006-05-18 2009-10-29 ソシエテ ドゥ テクノロジー ミシュラン 直接的な物理的接続を介した表面弾性波装置をインタロゲートするシステム及び方法
JP2008024177A (ja) 2006-07-21 2008-02-07 Alps Electric Co Ltd タイヤ情報検出装置
WO2019102586A1 (ja) 2017-11-24 2019-05-31 三菱電機株式会社 温度検出装置および温度検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5369350B2 (ja) パルス圧縮における送信波形生成方法、送信波形生成プログラム及び送信波形生成方法によって製造されたパルス圧縮装置
JP2846125B2 (ja) 超音波測定信号の適応的最適化方法
JP2011511575A5 (ja)
CN116840821B (zh) 基于数据分析的双频测深控制系统
JP4637111B2 (ja) 誘電体材料の湿度及び密度を決定するための方法
JP7486686B1 (ja) 温度計測装置
JP2003232851A (ja) レーダおよびその特性調整方法
GB2523468A (en) Detecting device, fish finder and detecting method
CN110031229B (zh) 一种马达带宽的测量方法及装置
US11921242B2 (en) Method and device for time-of-flight estimate
TW200800656A (en) System and method for reducing search time and increasing search accuracy during interrogation of resonant devices
JPH0290082A (ja) 物体への距離“h”を検出する測定装置
CN108476419A (zh) 用于无线通信的装置和方法、参数优化装置和方法
US8593908B2 (en) Method for determining an echo distance in an acoustic pulse-echo ranging system
JP3784640B2 (ja) 波源検出装置及び波源検出方法
JP2005043164A (ja) 音波伝播時間測定装置
JP4624046B2 (ja) センシング装置
JP2016208556A (ja) デマンド予測装置及びデマンド予測方法
KR102172085B1 (ko) 레이더 장치 및 이를 이용한 타겟 거리 측정 방법
JP7205949B2 (ja) 音波センサの質問
JP2016188786A (ja) 窓関数決定装置、パルス圧縮装置、レーダ信号解析装置、レーダ装置、窓関数決定方法およびプログラム
RU2626068C2 (ru) Способ калибровки параметрического тракта и устройство для его осуществления
CN117972637B (zh) 角振动台的角速度数据融合方法和角速度数据融合装置
TWI790000B (zh) 都卜勒雷達裝置及其窄頻干擾抑制方法
KR101096521B1 (ko) 트랜스듀서의 등가 모델 파라미터 추정 방법 및 이를 이용한 소나 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231115

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231115

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20231115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7486686

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150