JP7486288B2 - 澱粉分解物、並びに該澱粉分解物を用いた飲食品用組成物、飲食品、コク付与剤、飲食品の製造方法、及びコク付与方法 - Google Patents
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Description
(1)x≧40のとき、y≧-0.3x+24
本技術に係る澱粉分解物は、前記xと、前記yとを、下記(1’)を満たすようにすることもできる。
(1’)x≧40のとき、y≧-0.3x+26
本技術に係る澱粉分解物は、前記xと、前記澱粉分解物をイソアミラーゼ及びプルラナーゼで処理した後の分子量2000~40000の含有量(z(質量%))とを、下記(2)を満たすようにすることもできる。
(2)x≧40のとき、z≧10
本技術に係る澱粉分解物は、グルコース重合度(DP)4の含有量(x(質量%))と、分子量10000~60000の含有量(y(質量%))とが、下記(1)を満たす澱粉分解物である。
(1)x≧40のとき、y≧-0.3x+24
(1’)x≧40のとき、y≧-0.3x+26
(2)x≧40のとき、z≧10
本技術に係る澱粉分解物は、その組成自体が新規であって、その収得の方法については特に限定されることはない。例えば、澱粉原料を、一般的な酸や酵素を用いた処理や、各種クロマトグラフィー、膜分離、エタノール沈殿等の所定操作を適宜、組み合わせて行うことによって得ることができる。
本技術に係る澱粉分解物は、コク付与効果を有するため、飲食品のコク付与の目的で用いることができる。
本技術に係る澱粉分解物を有効成分として、コク付与剤として流通させる形態を採用することもできる。本技術に係るコク付与剤は、前述した本技術に係る澱粉分解物を含んでいれば、前述した本技術に係る澱粉分解物のみで構成されていてもよいし、本発明の効果を損なわない限り、他の成分を1種又は2種以上、自由に選択して含有させることもできる。他の成分としては、例えば、通常製剤化に用いられている賦形剤、pH調整剤、着色剤、安定剤、乳化剤、増粘剤等の成分を用いることができる。更に、公知の又は将来的に見出される機能を有する成分を、適宜目的に応じて併用することも可能である。前述した本技術に係る澱粉分解物は、食品に分類されるため、当該本技術に係る澱粉分解物以外の成分の選択次第では、本発明に係るコク付与剤を食品として取り扱うことも可能である。
本技術に係る飲食品の製造方法、及びコク付与方法は、前述した本技術に係る澱粉分解物を、対象飲食品又は対象飲食品の原材料へ添加する工程を行う方法である。対象飲食品又は対象飲食品の原材料へ、前述した本技術に係る澱粉分解物を添加することにより、製造された飲食品にコクを付与することができる。
[マルトテトラオース生成酵素]
本実施例では、マルトテトラオース生成酵素の一例として、Pseudomonas saccharophila由来の酵素(「Optimalt4G」デュポン社製)を用いた。
0.1Mリン酸緩衡液(pH7.0)に溶解した2.0質量%可溶性澱粉0.5mLに、適量の酵素を加え、全量1.0mLで、温度40℃で酵素反応を行い、生成するマルトテトラオース及びその他還元糖をソモギ・ネルソン法で定量する。この条件で、1分間に1μmoLのグルコースに相当する還元糖を生成する酵素活性量を、酵素活性量1単位とした。
「澱粉糖関連工業分析法」(澱粉糖技術部会編)のレイン・エイノン法に従って算出した。
Brix5%に調整した澱粉分解物溶液について、下記表1に示す条件で液体クロマトグラフィーにて分析を行い、保持時間に基づいて、DP4の含有量を測定した。
Brix5%に調整した澱粉分解物溶液200μLに、1M酢酸緩衝液(pH5.0)を2μL、イソアミラーゼ(Pseudomonas sp.由来、Megazyme製)を固形分(g)当たり125単位、プルラナーゼ(Klebsiella planticola由来、Megazyme社製)を固形分(g)当たり800単位添加した。これを40℃で24時間酵素反応させた後、煮沸により反応を停止した。これに600μLの水を加え、12000rpmにて5分間遠心分離を行った。上清900μLを脱塩、フィルター処理し、下記の表2に示す条件で、ゲルろ過クロマトグラフィーにて分析を行った。分子量スタンダードとして、ShodexスタンダードGFC(水系GPC)カラム用Standard P-82(昭和電工株式会社製)を使用し、分子量スタンダードの溶出時間と分子量の相関から算出される検量線に基づいて、澱粉分解物中の分子量2000~40000の画分の含有量を算出した。
[実施例1]
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した25質量%のコーンスターチスラリーに、αアミラーゼ(クライスターゼT10S、天野エンザイム株式会社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE6になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり3単位、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり2質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが33になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度75質量%に濃縮し、実施例1の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した25質量%の甘藷澱粉スラリーに、αアミラーゼ(ターマミル120L、ノボザイムズ社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE8になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり1単位、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり0.8質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが25になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度50質量%に濃縮した。更に濃縮液をスプレードライヤーで粉末化し、実施例2の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した30質量%のコーンスターチスラリーに、αアミラーゼ(スピターゼHK、ナガセケムテックス株式会社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE10になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり2単位、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり1.2質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが31になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度60質量%に濃縮し、実施例3の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した30質量%のタピオカ澱粉スラリーに、αアミラーゼ(ターマミル120L、ノボザイムズ社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE9になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり3単位、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり1質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが32になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度50質量%に濃縮した。更に濃縮液をスプレードライヤーで粉末化し、実施例4の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した25質量%のコーンスターチスラリーに、αアミラーゼ(クライスターゼT10S、天野エンザイム株式会社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE4になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり2単位、枝作り酵素(ブランチザイム、ノボザイム社製)を固形分(g)当たり1質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが31になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度60質量%に濃縮し、実施例5の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した30質量%のコーンスターチスラリーに、αアミラーゼ(ターマミル120L、ノボザイムズ社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE8になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり2単位、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり1質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが31になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度60質量%に濃縮し、実施例6の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した25質量%のワキシーコーンスターチスラリーに、αアミラーゼ(スピターゼHK、ナガセケムテックス株式会社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE6になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり1単位、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり1.2質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが27になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度50質量%に濃縮した。更に濃縮液をスプレードライヤーで粉末化し、実施例7の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した25質量%のコーンスターチスラリーに、αアミラーゼ(クライスターゼT10S、天野エンザイム株式会社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE5になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり4単位添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが35になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度75質量%に濃縮し、実施例8の澱粉分解物を得た。
10%塩酸にてpH2.5に調整した30質量%のコーンスターチスラリーを、130℃の温度条件でDE5まで分解した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり4単位、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり2質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが35になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度75質量%に濃縮し、参考例9の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した30質量%のコーンスターチスラリーに、αアミラーゼ(スピターゼHK、ナガセケムテックス株式会社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE9になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり0.5単位、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり0.8質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが22になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度50質量%に濃縮した。更に濃縮液をスプレードライヤーで粉末化し、比較例1の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した25質量%のコーンスターチスラリーに、αアミラーゼ(クライスターゼT10S、天野エンザイム株式会社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE7になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり3単位、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり2質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが25になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.8に調整した後、αアミラーゼを固形分(g)当たり0.02質量%添加し、80℃で反応を行い、経時的にDEを測定して、DEが32になった時点で、塩酸でpH4に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度70質量%に濃縮し、比較例2の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した30質量%のコーンスターチスラリーに、αアミラーゼ(スピターゼHK、ナガセケムテックス株式会社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE4になった時点で、糖液のpHを5.0に調整した。その後、マルトテトラオース生成酵素を固形分(g)当たり3単位、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり2質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが31になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度70質量%に濃縮し、比較例3の澱粉分解物を得た。
10質量%消石灰にてpH5.8に調整した30質量%のコーンスターチスラリーに、αアミラーゼ(クライスターゼT10S、天野エンザイム株式会社製)を、固形分(g)当たり0.2質量%添加し、ジェットクッカー(温度110℃)で液化して、この液化液を95℃で保温して、継時的にDEを測定して、DE5になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。反応を停止した糖液のpHを5.0に調整した後、枝切り酵素(クライスターゼPLF、天野エンザイム株式会社製)を固形分(g)当たり2質量%、αアミラーゼを固形分当たり0.02質量%添加し、60℃で反応させた。経時的にDEを測定して、DEが33になった時点で、10%塩酸でpH4.0に調整し、煮沸により反応を停止した。この澱粉分解物の溶液を、活性炭脱色、イオン精製し、固形分濃度50質量%に濃縮した。更に濃縮液をスプレードライヤーで粉末化し、比較例4の澱粉分解物を得た。
前記で得られた実施例1~8、参考例9及び比較例1~4について、それぞれ、DE、グルコース重合度(DP)4の含有量(x(質量%))、分子量10000~60000の含有量(y(質量%))、澱粉分解物をイソアミラーゼ及びプルラナーゼで処理した後の分子量2000~40000の含有量(z(質量%))を、前述した方法で測定した。結果を下記の表3及び4に示す。
前記で得られた実施例1~8、参考例9及び比較例1~4の澱粉分解物を、以下に示す食品へ使用した場合について、コク付与効果を検討した。なお、コク付与効果は、10名の専門パネルが下記の評価基準に従って、1~5点の5段階で評価し、その平均値を評価点とした。
5:コクが強い
4:コクがある
3:ややコクがある
2:コクが弱い
1:コクがない
鍋に、卵黄60gと、砂糖50g、コーンスターチ20gを入れ、泡だて器で混ぜ合わせた。これに、固形分40質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液82gと、50℃に温めた牛乳500gを少しずつ加えて、裏ごし器を通した後、中火でクリーム状になるまで掻き混ぜて、カスタードクリームを得た。得られた澱粉分解物含有カスタードクリームについて、コクの評価を行った。結果を下記の表5に示す。
ボウルに全卵210gと砂糖40gを入れ、泡立てないように撹拌した。これに50℃に温めた牛乳620gを混ぜ、裏ごし器を通した後、固形分40質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液を130g添加して混ぜ合わせて、卵液とした。卵液をカップに注ぎ、蒸し器を用いて弱火で6分間加熱したあと余熱で10分間保温して、プリンを得た。得られた澱粉分解物含有プリンについて、コクの評価を行った。結果を下記の表6に示す。
出し汁400gを鍋に入れて煮立たせ、みりん、醤油、塩を加えて味を調えた。出し汁の粗熱をとり、溶きほぐした全卵100gを加えて混ぜ合わせて卵液とした。卵液44gと、固形分40質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液6gを混ぜ合わせ、裏ごし器を用いてこしながらカップに注いだ。蒸し器を用いて強火で2分、弱火で13分蒸し、茶碗蒸しを得た。得られた澱粉分解物含有茶碗蒸しについて、コクの評価を行った。結果を表7に示す。
卵黄50g、サラダ油250g、酢40g、塩10g、固形分40質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液50gを、ミキサーで撹拌し、マヨネーズを得た。得られた澱粉分解物含有マヨネーズについて、コクの評価を行った。結果を表8に示す。
ボウルに卵黄100gと砂糖100gを入れ、ハンドミキサーで白っぽくなるまで撹拌した後、生クリーム500gと牛乳150g、固形分50質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液90gを加えて混ぜ合わせ、冷却した。これを、アイスクリームフリーザーを用いてフリージングし、アイスクリームを得た。得られた澱粉分解物含有アイスクリームについて、コクの評価を行った。結果を表9に示す。
ボウルに全卵150gとグラニュー糖140gを入れ、ハンドミキサーで撹拌した。薄力粉150gと、固形分40質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液65gを加えて混ぜ合わせ、ゴムベラで混ぜ合わせ、生地を作製した。生地をカップに注ぎ、180℃で予熱したオーブンで20分焼成し、スポンジケーキを得た。得られた澱粉分解物含有スポンジケーキについて、コクの評価を行った。結果を表10に示す。
薄力粉50g、ベーキングパウダー2g、砂糖20gを篩でふるい、そこに溶きほぐした全卵25g、牛乳25g、固形分50質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液を5g加え、泡だて器で混ぜ合わせた。サラダ油12gを加えてさらに混ぜ、生地を作製した。生地をカップに流し入れ、蒸し器で中火で10分蒸し、蒸しパンを得た。得られた澱粉分解物含有蒸しパンについて、コクの評価を行った。結果を表11に示す。
食感であった。
中力小麦粉(特初穂、昭和産業株式会社製)800g、澱粉分解物40g、食塩30g、水400gを、減圧下でミキシングし、通常のロール製麺により生うどんを製造した(切刃角10番:麺厚2.0mm)。これを沸騰水で8分間茹でた後、十分水洗し、水切りをして、うどんを得た。得られた澱粉分解物含有うどんについて、コクの評価を行った。結果を表12に示す。
天ぷら粉(金天ぷら粉、昭和産業株式会社製)90g、澱粉分解物10gに水160gを加えて溶かし、バッター液を得た。エビに打ち粉とバッター液を付けて油で揚げ、エビの天ぷらを得た。得られた澱粉分解物含有エビの天ぷらについて、コクの評価を行った。結果を表13に示す。
玉ねぎをみじん切りにし、60gをフライパンで飴色になるまで炒めた。これをボウルに移し、余熱をとった後、合挽肉180g、パン粉16g、牛乳14g、全卵30g、塩2g、ナツメグ1g、固形分40質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液6gを加え、よく混ぜ合わせた。これを50g/個の小判型に成形し、サラダ油を引いたフライパンで片面7分ずつ焼き、ハンバーグを得た。得られた澱粉分解物含有ハンバーグについて、コクの評価を行った。結果を表14に示す。
氷水を当てたボウルに生クリーム120g、砂糖10g、澱粉分解物5gを加え、泡立て器で空気を抱き込むように撹拌した、泡立て器を持ち上げ、ツノがしっかりと立った時点で撹拌終了とし、ホイップクリームを得た。得られた澱粉分解物含有ホイップクリームについて、コクの評価を行った。結果を表15に示す。
りんごの皮を剥き、1cm角にカットした。これを鍋に300g入れ、グラニュー糖120g、レモン果汁15g、濃度10%となるように水で調整した澱粉分解物溶液100gを加えた。鍋を中火にかけ、あくを取りながら煮詰めた後、室温まで冷却し、りんごジャムを得た。得られた澱粉分解物含有りんごジャムについて、コクの評価を行った。結果を表16に示す。
中細挽きしたコーヒー豆12gを、ペーパーフィルターに入れ、140gのお湯で抽出した。得られたコーヒー抽出液100gに、牛乳100g、固形分50質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液2gを加えて混ぜ合わせ、コーヒー飲料を得た。得られた澱粉分解物含有コーヒー飲料について、コクの評価を行った。結果を表17に示す。
市販のオレンジジュース100gに対して、固形分50質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液2gを加えて混ぜ合わせ、オレンジジュースを得た。得られた澱粉分解物含有オレンジジュースについて、コクの評価を行った。結果を表18に示す。
市販のトマトジュース100gに対して、固形分50質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液6gを加えて混ぜ合わせ、トマトジュースを得た。この澱粉分解物含有トマトジュースについて、コクの評価を行った。結果を表19に示す。
一口大にカットしたかぼちゃ400gと、醤油6g、固形分2.5質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液200gを鍋に入れ、落し蓋をして中火にかけた。水分がなくなるまで煮詰め、かぼちゃの煮物を得た。得られた澱粉分解物含有のかぼちゃの煮物について、コクの評価を行った。結果を表20に示す。
鍋に、白玉粉150g、砂糖150g、固形分50質量%となるように水で調整した澱粉分解物溶液300g、水100gを入れ、よく混ぜ合わせた。弱火で加熱しながら練り、生地全体にねばりが出るまで練り上げ、餅生地を作製した。この餅生地で餡を包み、大福を得た。得られた澱粉分解物含有の大福について、コクの評価を行った。結果を表21に示す。
Claims (8)
- 下記(1)、及び下記(2)を満たし、
液化澱粉原料のマルトテトラオース生成酵素処理生成物である、澱粉分解物(ただし、G1(グルコース):1.6%、G2(マルトース):4.5%、G3(マルトトリオース):9.1%、G4(マルトテトラオース):51.2%、G5(マルトペンタオース)以上:33.6%、DE:25.2のシラップを除く)。
(1)グルコース重合度(DP)4の含有量(x(質量%))と、分子量10000~60000の含有量(y(質量%))とが、x≧40、かつ、y≧-0.3x+24
(2)前記xと、前記澱粉分解物をイソアミラーゼ及びプルラナーゼで処理した後の分子量2000~40000の含有量(z(質量%))とが、x≧40、かつ、z≧13 - 前記xと、前記yとが、下記(1’)を満たす、請求項1記載の澱粉分解物。
(1’)x≧40、かつ、y≧-0.3x+26 - 請求項1又は2に記載の澱粉分解物を含有する飲食品用組成物。
- 請求項1又は2に記載の澱粉分解物、又は、請求項3記載の飲食品用組成物を含有する、飲食品。
- 請求項1又は2に記載の澱粉分解物を有効成分とするコク付与剤。
- 請求項1又は2に記載の澱粉分解物を、対象飲食品又は対象飲食品の原材料へ添加する工程を少なくとも行う、飲食品の製造方法。
- 請求項1又は2に記載の澱粉分解物を、対象飲食品又は対象飲食品の原材料へ添加する工程を少なくとも行う、コク付与方法。
- 液化された澱粉原料にマルトテトラオース生成酵素を作用させる工程を有する、
下記(1)、及び下記(2)を満たす澱粉分解物(ただし、G1(グルコース):1.6%、G2(マルトース):4.5%、G3(マルトトリオース):9.1%、G4(マルトテトラオース):51.2%、G5(マルトペンタオース)以上:33.6%、DE:25.2のシラップを除く)の製造方法。
(1)グルコース重合度(DP)4の含有量(x(質量%))と、分子量10000~60000の含有量(y(質量%))とが、x≧40、かつ、y≧-0.3x+24
(2)前記xと、前記澱粉分解物をイソアミラーゼ及びプルラナーゼで処理した後の分子量2000~40000の含有量(z(質量%))とが、x≧40、かつ、z≧13
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