JP7486035B2 - 洗米炊飯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貯米庫の内部に送風ファンを備えた洗米炊飯装置に関するものである。
従来、米を貯蔵する貯米タンクと、貯米タンクの直下に取り付けられ、米を計量し、投下するロータリーバルブとを内部に有する貯米庫と、ロータリーバルブの下方に設けられ、ロータリーバルブから投下された米を洗浄する洗米タンクと、洗米タンク内で洗浄された米を炊飯する炊飯装置を備えた洗米炊飯装置が知られている。
このような洗米炊飯装置においては、米の洗浄後に、洗米タンクの内部に水気が残るとともに、炊飯時に炊飯装置から立ち昇る蒸気が貯米庫内に侵入することによって、あるいは洗米タンクの内部で発生した湿気が上昇することによって、ロータリーバルブの近傍に湿気が溜まってしまい、衛生的に問題があった。
以上のような湿気の問題を解決すべく、例えば特許文献1には、貯米庫内の空気を、送風ファンを用いて貯米庫の下部から前方に放出することによって、炊飯装置から立ち昇る蒸気を分散させ、貯米庫内への蒸気の侵入を防止することが可能な洗米炊飯装置が開示されている。
さらに、特許文献2には、コンプレッサを用いて洗米タンクの内部へ空気を供給することによって、残留する水気を除去することができる洗米炊飯装置が開示されている。
特開平11-151161 特開2019-177355
しかしながら、特許文献1に記載された洗米炊飯装置においては、送風ファンを用いて炊飯時に炊飯装置から立ち昇る蒸気を拡散可能であり、同時に、貯米庫内に存在する過度な湿気を取り除くことができるが、洗米タンクの内部に残留する水気を除去することが不可能であった。
また、特許文献2に記載された従来の洗米炊飯装置においては、コンプレッサを用いて洗米タンクの内部に残留する水気を取り除くことができるが、貯米庫内の湿気を取り除くことが不可能であった。
本発明は、このような状況を鑑みて、貯米庫内に取り付けられた送風ファンを用いて、貯米タンクの下方に設けられたロータリーバルブと、洗米タンクの内部の両方を乾燥させ、衛生的に保つことができる洗米炊飯装置を提供することを目的とするものである。
本発明のかかる目的は、
米を収容する貯米タンクと、前記貯米タンク内に収容された米を計量し投下するロータリーバルブとを内部に備えた貯米庫と、
前記ロータリーバルブの下方に設けられ、米を洗う洗米タンクと、
前記洗米タンクの下方に設けられた炊飯装置とを備えた洗米炊飯装置であって、
前記貯米庫の外部に存在する空気を、前記貯米庫内の前記ロータリーバルブが設けられた空間に供給可能に構成された送風ファンを備え、
前記空間と、前記洗米タンクの内部空間とを仕切る仕切り部材に、前記洗米タンクの内部空間と連通する第一の通気口が形成されたことを特徴とする洗米炊飯装置によって達成される。
本発明によれば、送風ファンによって、貯米庫の外部に存在する空気を、ロータリーバルブが設けられた空間に取り込み可能であると同時に、ロータリーバルブが設けられた空間と、洗米タンクの内部空間とを仕切る仕切り部材に形成された第一の通気口を通じて、洗米タンクの内部にも外気を取り入れることができるから、貯米庫内に設けられたロータリーバルブと、洗米タンクの内部の両方を乾燥させ、衛生的に保つことができる。
本発明の好ましい実施態様においては、
前記仕切り部材に、平面視において前記洗米タンクの外側に位置し、前記洗米タンクの側方に連通する第二の通気口が形成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、送風ファンによって、第二の通気口を通じて洗米タンクの側方に空気を送ることができるから、洗米タンクが炊飯装置から立ち昇る蒸気に晒され、洗米タンクの外側表面に結露が発生することを防止でき、その結果、洗米タンクの内面に米が付着する事態を防止することができる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、
米を収容する貯米タンクと、前記貯米タンク内に収容された米を計量し投下するロータリーバルブとを内部に備えた貯米庫と、
前記ロータリーバルブの下方に設けられ、米を洗う洗米タンクと、
前記洗米タンクの下方に設けられた炊飯装置と、
前記貯米庫の前面に設けられた操作パネルとを備えた洗米炊飯装置であって、
前記貯米庫の外部に存在する空気を、後方から前方に向けて送ることによって、前記貯米庫内の前記ロータリーバルブが設けられた空間に供給可能に構成された送風ファンを前記貯米庫内の後部に備え、
前記空間と、前記洗米タンクの内部空間とを仕切る仕切り部材に、前記洗米タンクの内部と連通する第一の通気口と、平面視において前記洗米タンクの外側に位置し、前記洗米タンクの側方に連通する第二の通気口とが形成され、
前記ロータリーバルブは、その長手方向が前記貯米庫の前後方向と平行になる向きで配置され、
前記第一の通気口は、前記ロータリーバルブよりも前方の位置に形成され、
前記第二の通気口は、前記ロータリーバルブの左右両側に設けられている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、貯米庫内において、その後部に設けられた送風ファンによって外気が前方へ向けて供給され、このとき、第一の通気口がロータリーバルブよりも前方の位置に形成されているから、ロータリーバルブの近傍へ効率的に外気を供給することができるとともに、ロータリーバルブの長手方向が、送風ファンによる風の向きと平行になるように配置されているから、ロータリーバルブの近傍の湿気を効果的に取り除くことができ、衛生的に保つことが可能になる。
さらに、本発明のこの好ましい実施態様によれば、仕切り部材に形成された第一の通気口を通じて、洗米タンクの内部にも外気を取り入れることができるから、ロータリーバルブに加え、洗米タンクの内部をも乾燥させることができ、衛生的に保つことが可能になる。
また、本発明のこの好ましい実施態様によれば、仕切り部材に形成された第二の通気口を通じて洗米タンクの側方にも空気を送ることができるから、洗米タンクが炊飯装置から立ち昇る蒸気に晒されることを防止でき、その結果、洗米タンクの内面に米が付着する事態を防止することができる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、
前記洗米タンクの上部排水を可能にするオーバーフロー管が、その上端部を上方に向けて開口した状態で前記洗米タンクの上部側面に接続され、
前記第一の通気口は、前記オーバーフロー管の前記開口、および前記オーバーフロー管と前記洗米タンクとの接続部分を介して洗米タンクの内部空間と連通している。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、貯米庫内に設けられた送風ファンによって、貯米庫の底部に形成された第一の通気口およびオーバーフロー管の上端部に形成された開口を通じて、オーバーフロー管内へ外気を供給することによって、その内部に残留する湿気を取り除くことができる。
また、本発明のこの好ましい実施態様によれば、第一の通気口から供給される空気がオーバーフロー管内を下方に向けて流れることによって生じる負圧を受け、洗米タンクの内部に残留する湿気が、洗米タンクとオーバーフロー管との接続部分およびオーバーフロー管内を通じて排出されるから、オーバーフロー管だけでなく、洗米タンクの内部も乾燥させ、衛生的に保つことが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、
さらに、前記洗米タンクの下部からその内部へエアを供給するエア供給手段と、
前記洗米タンクの下部から延びる排水流路を開閉する排水弁とを備え、
前記エア供給手段によってエアが供給されているときには、前記送風ファンを駆動させるとともに、前記排水弁によって排水流路を閉じるように構成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、排水弁で排水流路を閉じることによって、エア供給手段から供給されるエアが、洗米タンクの上部に接続されたオーバーフロー管を介さずに直ちに排水流路を通じて排出されてしまうことを防止した状態で、エア供給手段によって洗米タンク内へエアを供給することによって、オーバーフロー管を通じて洗米タンク内(特に下部)の湿気を速やかに外部へ排出することができる。また、エア供給手段による湿気の排出に際して、送風ファンを駆動させることによって、仕切り部材に形成された通気口から貯米庫内へ湿気が上昇する事態を防止することができる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、
前記エア供給手段は間欠的にエアの供給を行い、エアが供給されていないときは、前記送風ファンを駆動させるとともに、前記排水弁によって前記排水流路を開くように構成されている。
本発明のこの好ましい実施態様によれば、エア供給手段によるエアの供給を行っていない時間においても、送風ファンの駆動によって、オーバーフロー管を通じて、または排水流路を通じて洗米タンク内部の湿気を排出し、乾燥させることができるから、エア供給手段によって連続的にエアを供給する場合に比して、エア供給に伴う騒音が発生する時間を短縮することができる。
本発明によれば、送風ファンによって、貯米庫の外部に存在する空気を、ロータリーバルブが存在する空間に供給可能であると同時に、貯米庫の底部に形成された第一の通気口を通じて、洗米タンクの内部にも外気を取り入れることができるから、貯米庫の内部に設けられたロータリーバルブの近傍と、洗米タンクの内部の両方を乾燥させ、衛生的に保つことができる洗米炊飯装置を提供することが可能になる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる洗米炊飯装置の略正面図である。 図2は、図1に示された洗米炊飯装置の略右側面図である。 図3は、図1に示された洗米炊飯装置による一連の炊飯運転を構成する各工程を示す説明図である。 図4は、図1に示された洗米炊飯装置における貯米庫および洗米装置を右方から見た部分断面図である。 図5は、図1に示された洗米炊飯装置の制御系、検出系、駆動系および入力系のブロックダイアグラムである。 図6は、図1に示された洗米炊飯装置の貯米庫内に設けられたタンク下方空間の近傍の略斜視図である。 図7は、フロアパネルに形成された第一の通気口、一対の第二の通気口および洗米タンクの位置関係を示す略平面図である。 図8は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる洗米炊飯装置の洗米タンクにおいて、内部の洗浄が行われる際のタイムチャートである。 図9は、他の好ましい実施態様にかかる洗米炊飯装置の乾燥工程において、給気モータが動作しているときの空気の流れを示す部分断面図である。 図10は、乾燥工程において、給気モータが停止しているときの空気の流れを示す部分断面図である。 図11は、乾燥工程におけるファン駆動モータ、給気モータおよび排水弁のそれぞれのオンオフまたは開閉の状態を示すタイムチャートである。
以下、添付図面に基づいて、本発明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる洗米炊飯装置1の略正面図であり、図2は、図1に示された洗米炊飯装置の略右側面図である。
図1および図2に示されるように、本実施態様にかかる洗米炊飯装置1は、炊飯すべき米を貯蔵し、計量を行う貯米庫2と、貯米庫2の下方に取り付けられ、炊飯すべき米を洗う洗米タンク13を有する洗米装置7と、洗米タンク13内で洗われた米を炊飯するための炊飯釜59を有する炊飯装置9と、これらを支持するフレーム10を備えている。また、本実施態様においては、図2に示されるように、貯米庫2の内部に送風ファン4が設けられており、貯米庫2内および洗米タンク13内へ風を供給することによって、短時間で水気を取り除くように構成されている。
図1および図2に示されるように、貯米庫2の正面には操作パネル12が配置されており、以下の説明において、洗米炊飯装置1の操作パネル12が設けられている側を「前」といい、その反対側を「後」という。なお、図2においては、前方が「F」および矢印によって示されている。
図1および図2に示されるように、フレーム10の下部には、架台66が設けられており、架台66は、その前面に取り付けられた把手67の操作によって前方に引き出し可能に構成され、架台66の上面に炊飯装置9が載置されている。また、フレーム10の下面にはキャスター65が取り付けられており、洗米炊飯装置1を移動可能に構成されている。
図1に示されるように、貯米庫2の正面に設けられた操作パネル12の右下方には、ロッカスイッチにより構成された電源スイッチ86が配置されており、電源スイッチ86の操作によって洗米炊飯装置1を起動または終了可能に構成されている。
操作パネル12はその内部にコントローラ(図1および図2には図示せず)が設けられており、操作パネル12の前面中央部には、タッチパネル式のディスプレイで構成された操作画面68が設けられている。
操作画面68の近傍には、設定された時刻に炊飯運転を行う「予約運転」を設定するための予約スイッチ87と、「予約運転」において、炊飯運転を実行する時刻を設定するための予約時刻設定スイッチ88と、炊飯運転を開始するためのスタートスイッチ89が設けられている。また、本実施態様においては、予約スイッチ87および予約時刻設定スイッチ88を操作することによって、設定された時刻に送風ファンによる送風を行う予約送風運転の開始日時および送風の継続時間(1時間、2時間など)を設定することができる。このように、送風の継続時間を任意に設定可能に構成されているので、操作パネル12上で、送風停止の操作を行わなくても、自動的に送風を停止させることができ、利便性を向上させることができる。また、洗米タンク13の内部および貯米庫2内において、水気または湿気が多いときは継続時間を長く設定し、水気または湿気が少ないときは継続時間を短く設定することによって、送風にかかる消費電力を節電することが可能になる。
これらのスイッチと、操作画面68はコントローラに接続され、コントローラには記憶装置(図1および図2には図示せず)が接続されており、操作画面68上で設定された炊飯条件は記憶装置に格納され、設定された炊飯条件に従って、一連の炊飯運転を実行する。また、以下の説明において、操作画面68を基準とした場合に、予約スイッチ87が設けられている側を「左」といい、スタートスイッチ89が設けられている側を「右」という。
図3は、図1に示された洗米炊飯装置1による一連の炊飯運転を構成する各工程を示す説明図である。
スタートスイッチ89が押圧操作されると、まず、貯米庫2内での米の計量と洗米タンク13への投下が行われた後に、洗米タンク内において洗米が行われる。
洗米が終了すると、米の芯まで水を浸透させる浸漬と、洗米タンク13の内壁に付着した米がそのまま残存することを防止するための撹拌が行われた後に、水加減の工程において、操作パネル12上で設定された炊飯条件に基づき、所定の量の水が洗米タンク13内に供給される。
次いで、供給された水と米が洗米タンク13から炊飯釜59内へ投下され、炊飯装置9において、米の炊飯が行われる。米が炊き上がると、操作パネル12上で設定された時間にわたって米を蒸らすことにより、一連の炊飯運転が終了する。
本実施態様にかかる洗米炊飯装置1においては、炊飯運転を1回のみ実行して終了する「単一運転」と、操作パネル12上で設定された2以上の回数の炊飯運転を連続的に実行する「連続運転」を択一的に実行可能に構成され、操作者は、操作パネル12上でいずれかに設定することができる。
ここに、連続運転が実行されている場合において、洗米タンク13から炊飯釜59へ米と水が投下され、炊飯工程が開始された時点で、炊飯工程の完了後に、さらに次の炊飯運転が予定されている場合には、炊飯装置9における炊飯工程および蒸らし工程と平行的に、次の炊飯運転における米の計量工程ないし水加減の工程が実行可能に構成されている。
図4は、図1に示された洗米炊飯装置1における貯米庫2および洗米装置7を右方から見た部分断面図である。
図4に示されるように、貯米庫2は、米を貯留する貯米タンク30と、貯米タンク30内に貯留された米を計量し、洗米タンク13内へ投下する計量器19と、貯米庫2の底部に略水平に設けられた平板状のフロアパネル3と、上端部が貯米タンク30により、下端部がフロアパネル3によりそれぞれ画定されたタンク下方空間96と、これら貯米タンク30、計量器19、フロアパネル3およびタンク下方空間96の後方、左方、右方および上方を囲う壁部26と、貯米庫2の前部に設けられた開閉扉27を備えている。
本実施態様においては、貯米タンク30は、その上部に位置し、内部に貯留された米の前後左右を囲う枠状部22と、下部に位置し、ホッパ状をなすホッパ部23を備え、枠状部22とホッパ部23とは連続的に形成されている。
貯米タンク30の上方を覆う壁部26には、米投入口15および米投入口15を覆う蓋16が設けられており、蓋16を開いて米投入口15から貯米タンク30の内部に米を投入可能に構成され、貯米タンク30の内部には、異物が混入することを防止するための網31が取り付けられている。
タンク下方空間96は、その上部を貯米タンク30のホッパ部23によって、下端部をフロアパネル3によって、左方、右方および後方を壁部26によって、前方を開閉扉27によってそれぞれ画定されている。タンク下方空間96には、ロータリーバルブ25を有する計量器19、種々のモータや配管、貯米庫2の外部から空気を取り入れるための送風ファン4などが設けられ、モータや配管の一部はフロアパネル3上に載置されている。
フロアパネル3は、貯米タンク30の下方において、計量器19や給水管35などが設けられたタンク下方空間96と、洗米タンク13の内部空間とを仕切る仕切り部材として機能し、フロアパネル3によって、洗米タンク13の内部から上方、すなわち、タンク下方空間96への水跳ねを防ぐことができる。
本実施態様においては、計量器19の下端部は、フロアパネル3の下面の上下位置まで延びており、フロアパネル3には、計量器19の下部の形状(略矩形)に合致するように構成された米投下用開口部92が形成されている。すなわち、計量器19は、米投下用開口部92に挿入されており、その結果、米投下用開口部92を通じて、洗米タンク13の内部へ米を投下することができる。なお、本実施態様においては、計量器19(およびその直下に位置する米投下用開口部92)は、上部給水管36、駆動モータ50、洗米モータ52などよりも右側(図面手前側)に設けられているが、図4においては、一点鎖線で示された計量器19よりも左側(図面奥側)に設けられた上部給水管36などの状態を見易くするために、計量器19を透けさせて、その奥が視認できるように図示されている。
また、駆動モータ50および洗米モータ52は、操作者の手に触れないように、カバーで覆われているが、図面においては便宜上省略されている。
さらに、本実施態様においては、フロアパネル3に、洗米タンク13の内部へ外気を供給するための第一の通気口94および洗米タンク13の側方に外気を供給するための第二の通気口(図1ないし図4には図示せず)が形成されている。
開閉扉27は、本実施態様においては、タンク下方空間96の右方(図4においてはタンク下方空間96の手前側)に配置された壁部26の内面(タンク下方空間96に対向する面)前部に取り付けられた蝶番(図示せず)によって開閉可能に構成されている。送風ファン4や計量器19などをメンテナンスしたい場合には、開閉扉27を開くことによって、タンク下方空間96に設けられたこれらの部材をメンテナンスすることができる。また、上述の操作パネル12は、開閉扉27の前面に取り付けられている。
一方、洗米装置7は、洗米タンク13と、洗米タンク13の上部排水を可能にするオーバーフロー管70と、オーバーフロー管70の下端部に接続された排水箱56と、洗米タンク13および排水箱56に接続されたジャケット排水管42と、排水箱56に接続された排水ホース8を備えている。
排水箱56の内部には、コントローラによって開閉可能な排水弁53が設けられ、その下端部には、排水口54が設けられている。
図4に示されるように、洗米タンク13は、その上端部98が、フロアパネル3の下面に接触した状態で固定されており、本実施態様においては、フロアパネル3は、貯米庫2の下端部よりもやや上方に設けられている。
洗米タンク13は、その下部にジャケット部34を備えており、排水弁53が開かれると、図4において矢印付きの二点鎖線で示されるように、洗米タンク13内に貯留された水が、ジャケット部34、ジャケット排水管42、排水箱56の排水口54および排水ホース8を通じて外部へ排水されるように構成されている。
洗米タンク13のジャケット部34の下面に設けられた開口部は、排米弁48によって開閉可能に構成されている。
洗米タンク13に給水するための給水管35は、貯米庫2のタンク下方空間96内に設けられており、洗米タンク13の上方に配置された上部給水管36と、洗米タンク13の側方を延びる下部給水管37とに給水可能に構成されている。給水管35には流量センサ57が設けられ、上部給水管36および下部給水管37にはそれぞれ、流量センサ57の計測値に応じて開閉制御される電磁弁38、電磁弁39が設けられている。
上部給水管36の下端部にはシャワーノズル40が設けられており、上方から洗米タンク13の内部に給水することができる。
下部給水管37は、可撓性を有するホースによって構成され、その下端部がジャケット部34の側面に接続されているため、洗米タンク13の下部から洗米タンク13の内部に給水することができる。
図2および図4に示されるように、ジャケット部34の側面には、送気管46が接続されており、炊飯運転の洗米工程において、コントローラは、水が供給された状態で、給気モータ(図1ないし図4には図示せず)を駆動することによって、エアを洗米タンク13の下部から供給する。また、同時に、コントローラは、タンク下方空間96内に設けられた洗米モータ52を駆動して、洗米タンク13の上部から下方に延びる複数の撹拌棒51を回転させるように構成されている。このように構成することによって、洗米タンク13内に気泡が発生した状態で洗米が行われ、その結果、高い洗米効果を得られると同時に、気泡の存在により撹拌棒51が米と当接する際の衝撃が緩和され、米が割れる事態を防止することができる。
図4に示されるように、洗米タンク13の上部には、洗米タンク13内の水量を検出する水位センサ58が設けられている。また、洗米タンク13の後部には、洗米タンク13が満水状態にあるときに、さらに水が供給された場合に、水が、米投下用開口部92を通じてタンク下方空間96内に溢れないように水を逃がすための開口部69が設けられており、開口部69に接続されたオーバーフロー管70を通じて、溢れた水を、排水箱56の下端部に設けられた排水口54および排水ホース8を介して洗米炊飯装置1の外部へ排水することができる。
一方、洗米が終了すると、排水弁ソレノイド(図1ないし図4には図示せず)によって、排水箱56内の排水弁53が開かれ、その結果、米の研ぎ汁が、排水弁53、排水口54および排水ホース8を介して排出される。
研ぎ汁の排水が終了すると、排水弁ソレノイドにより排水弁53が開かれた状態で、シャワーノズル40から間欠的に散水され、操作パネル上で設定された浸漬時間にわたって米の浸漬が行われる。
撹拌工程においては、コントローラは、まず、図4に示された排水弁53を閉じ、電磁弁39を開いて、下部給水管37から洗米タンク13内に給水する。
その結果、水位センサ58が洗米タンク13内に供給された水の水位が所定の水位であることを検出すると、コントローラは、電磁弁39を閉じて、下部給水管からの給水を停止し、洗米モータ52によって撹拌棒51を所定の時間回転させた後に、排水弁53を開き、洗米タンク13内の水を排水する。
水加減工程においては、コントローラは、操作パネル12上で設定された水加減および炊き方に基づき、下部給水管37から所定の量の水を洗米タンク13内に供給する。
水加減工程の後に、コントローラは、炊飯運転工程を、炊飯装置9の炊飯釜59への米と水の投下の工程へ移行させる。具体的には、図4に示されるように、排米弁48の上部に取り付けられた排米軸49が、タンク下方空間96内に設けられた駆動モータ50によって下方にスライドされて排米弁48が降下し、ジャケット部34の下面の開口部から米と水が炊飯釜59へ投下される。
図1および図2に示されるように、炊飯装置9は、釜加熱用バーナ60とその上に設けられた炊飯釜59を備えている。炊飯釜59の蓋61は、モータ(図1ないし図4には図示せず)により駆動される自動開閉手段62によって、その中央部が開閉可能に構成され、洗米タンク13から米と水が投下される際には蓋61の中央部が自動開閉手段62により開かれ、米と水の投下後に自動開閉手段62により蓋61の中央部が閉じられる。
炊飯条件の設定時に、操作パネル12上で、釜加熱用バーナ60を自動で点火するように設定されている場合には、炊飯釜59に米と水が投入された後に、コントローラにより釜加熱用バーナ60が自動点火されて、加熱炊飯処理が開始される。
これに対し、釜加熱用バーナ60を手動で点火するように設定されている場合には、炊飯釜59への米と水の投下後、コントローラは、操作者が釜加熱用バーナ60に点火するまで、点火をせずに、待機するように構成されている。
釜加熱用バーナ60の点火後、操作パネル12上で設定された炊き方によって炊飯を行った後、炊飯運転工程は蒸らしの工程に移行する。炊飯後、操作パネル12上で設定された蒸らし時間が経過すると、炊飯運転が完了する。
図5は、図1に示された洗米炊飯装置1の制御系、検出系、駆動系および入力系のブロックダイアグラムである。
図5に示されるように、洗米炊飯装置1の制御系は、洗米炊飯装置1全体の動作を制御するコントローラ72と、制御プログラムなどが格納されたROM74および種々のデータが格納されるRAM75を含む記憶装置73を備えている。
図5に示されるように、洗米炊飯装置1の検出系は、給水管35に設けられ、洗米タンク13への給水量を計量する流量センサ57(図4参照)と、洗米タンク13内に供給された水の水位を検出する水位センサ58を備えている。
図5に示されるように、洗米炊飯装置1の駆動系は、計量器19のロータリーバルブ25を回転駆動するモータ20と、タンク下方空間96内の後部に設けられた送風ファン4(図4参照)を駆動するファン駆動モータ41と、上部給水管36を開閉する電磁弁38と、下部給水管37を開閉する電磁弁39と、送気管46から洗米タンク13にエアを供給するための給気モータ47と、撹拌棒51を回転させる洗米モータ52と、排米弁48に接続された排米軸49を上下動させる駆動モータ50と、排水口54から排水するための排水弁53を開閉する排水弁ソレノイド55と、炊飯釜59の蓋61の自動開閉手段62を駆動させるモータ64を備えている。
図5に示されるように、洗米炊飯装置1の入力系は操作パネル12を備え、操作パネル12は、操作画面68と、操作画面68の近傍に設けられた予約スイッチ87、予約時刻設定スイッチ88およびスタートスイッチ89を備えている。
以上のように構成された本実施態様にかかる洗米炊飯装置1においては、単一運転または連続運転のいずれに設定された場合にも、コントローラ72は、排米弁48を降下させ、洗米および水を炊飯釜59内へ投下した後に、送風ファン4を、炊飯工程の時間よりも長い所定の時間にわたって駆動させるように構成されている。その結果、以下のようにして、ロータリーバルブ25が設けられたタンク下方空間96と、洗米ないし投下の工程が終了した洗米タンク13の内部と、ジャケット排水管42の内部と、排水箱56の内部とに外気が供給されることによって、ロータリーバルブ25、洗米タンク13の内部、ジャケット排水管42の内部および排水箱56の内部の乾燥を促進させることができる。同時に、すなわち、炊飯工程が実行されている間に、送風ファン4の駆動によって、以下のようにして、洗米タンク13の側方に上方から送風されることによって、炊飯釜59から立ち昇る蒸気に、洗米タンク13が晒されることを防止することができる。さらに、コントローラ72は、操作者が予約スイッチ87および予約時刻設定スイッチ88を操作することによって設定された日時に、設定された時間にわたって、送風ファン4による送風を行う予約送風運転を実行するように構成されている。
図6は、図1に示された洗米炊飯装置1の貯米庫2内に設けられたタンク下方空間96の近傍の略斜視図である。
図6には、貯米庫2の開閉扉27と、ロータリーバルブ25が設けられたタンク下方空間96の右方に配置された壁部26と、フレーム10が取り除かれた状態が示されており、図4に示された種々のモータや配管は便宜上省略されている。
図6に示されるように、計量器19は、米を計量し投下するロータリーバルブ25と、ロータリーバルブ25の左右を覆い、上部および下部が開口されたケース24を備えている。
ケース24は、上部が開口されていることによって、その上方に設けられた貯米タンク30の内部から落下する米を、ロータリーバルブ25内に案内可能に構成され、下部が開口されていることによって、ロータリーバルブ25から投下される米を、フロアパネル3の米投下用開口部92を通じて、洗米タンク13の内部へ供給可能に構成されている。
本実施態様においては、ケース24の下端部は、フロアパネル3に形成された米投下用開口部92内に挿入されている。
ロータリーバルブ25は、内部に形成された米収容空間79と、米収容空間79に米を供給し、または米収容空間79から米を下方へ投下するための開口部80を備えている。
また、ロータリーバルブ25は、前後方向に延びる回転軸28を中心に回転可能で、炊飯運転に必要な米の量に応じた分だけ、モータ20(図6には図示せず)によって回転駆動され、その結果、上方から、すなわち、貯米タンク30からロータリーバルブ25内に供給される米を計量した後に、下方へ、すなわち、洗米タンク13内へ米を投下することができる。
本実施態様においては、ロータリーバルブ25は、その長手方向、すなわち、回転軸28が延びる方向が、貯米庫2の前後方向と略平行となるように配置されている。
図6に示されるように、貯米庫2の後部壁17には、後部壁17を前後方向に貫通する外気取り込み口97が、貯米タンク30の枠状部22とホッパ部23の境目よりも下方に形成されている。また、後部壁17の内面において、外気取り込み口97の左右にはマグネット32が設けられている。
一方、ロータリーバルブ25が設けられたタンク下方空間96内において、送風ファン4は、外気取り込み口97に対応する位置、すなわち、タンク下方空間96の後部に設けられており、後方から前方へ空気を送出可能に構成されている。本実施態様においては、送風ファン4は、鉄を含むステンレス部材(図示せず)を備え、後部壁17に取り付けられた左右一対のマグネット32に固定されている。なお、図6においては、送風ファン4が一対のマグネットに固定される際の様子が示されている。
外気取り込み口97と送風ファン4との間には、フィルター14が、挟まれた状態で支持されており、送風ファン4の駆動に伴うタンク下方空間96への埃などの侵入を、フィルター14によって防止することができる。フィルター14は、左右一対のマグネット32の間に配置され、前後方向の長さが、一対のマグネット32の前後方向の長さと略同一に構成されている。
ここに、左右一対のマグネット32の磁力は、マグネット32の前面に送風ファン4を固定することができ、かつ、操作者が送風ファン4を一対のマグネット32から取り外すことが可能な強さに構成されている。したがって、操作者は、図4に示された開閉扉27を開き、送風ファン4をマグネット32から剥すことによって、フィルター14を容易に取り出して、掃除することができる。
図6に示されるように、フロアパネル3は、前後方向の長さの方が、左右幅よりも長く構成されている。また、洗米タンク13は、フロアパネル3の前後方向中央部に対してやや前方に偏った位置に配置され、図2に示されるように、炊飯釜59も、洗米タンク13の位置に合わせて、開閉扉27を除いた貯米庫2の前後方向中央部に対し、やや前方に偏った位置に配置されている。したがって、上述のように、送風ファン4および外気取り込み口97が貯米庫2の後部に設けられていることによって、貯米庫2の左部または右部に送風ファン4および外気取り込み口97が設けられた場合に比して、炊飯装置9から立ち昇る蒸気が、ロータリーバルブ25が設けられたタンク下方空間96内に取り込まれ難い。
図7は、フロアパネル3に形成された第一の通気口94、一対の第二の通気口95および洗米タンク13の位置関係を示す略平面図である。
図6および図7に示されるように、フロアパネル3には、上下方向に貫通する第一の通気口94および一対の第二の通気口95が形成され、第一の通気口94および第二の通気口95に金網6が取り付けられている。
図7に示されるように、第一の通気口94は、平面視において、洗米タンク13の内側で、かつ、米投下用開口部92よりも前方の位置に形成されており、洗米タンク13の内部に連通している。その結果、ファン駆動モータ41が駆動されている間は、送風ファン4によって貯米庫2の後方の外気取り込み口97から取り込まれた外気が、図6および図7に矢印付きの一点鎖線で示されるように、ロータリーバルブ25およびその近傍に供給された後に、第一の通気口94を通じて、洗米タンク13の内部へ供給される。このようにして、洗米タンク13の内部へ供給された外気は、さらに、ジャケット部34およびジャケット排水管42を介して、排水箱56内に供給される。したがって、ロータリーバルブ25と、洗米タンク13、ジャケット排水管42および排水箱56の内部を乾燥させることができる。
一方、図7に示されるように、一対の第二の通気口95はそれぞれ、平面視において洗米タンク13の上端部98の外側に形成されており、洗米タンク13の側方の空間に連通している。その結果、ファン駆動モータ41が駆動されている間は、送風ファン4によって貯米庫2の後方の外気取り込み口97から取り込まれた空気が、図6および図7に二点鎖線および矢印付きの二点鎖線で示されるように、第二の通気口95を通じて、洗米タンク13の側方に供給される。したがって、洗米タンク13の下方に位置する炊飯装置9の炊飯釜59から立ち昇る蒸気を拡散させ、洗米タンク13が、蒸気に晒される事態を防止することができる。
本実施態様によれば、図6に示されるように、送風ファン4を用いて、貯米庫2の外部から空気を貯米庫2内に形成されたタンク下方空間96内に供給することによって、タンク下方空間96内に設けられたロータリーバルブ25およびその近傍の湿気を取り除くことができる。同時に、タンク下方空間96と洗米タンク13の内部空間とを仕切るフロアパネル3に形成された第一の通気口94を通じて、洗米タンク13の内部に外気を供給し、乾燥させることができるから、ロータリーバルブ25および洗米タンク13の内部を衛生的に保つことが可能になる。
また、本実施態様によれば、貯米庫2内の後部に設けられた送風ファン4が、外気を後方の外気取り込み口97から前方へ供給可能に構成され、第一の通気口94がロータリーバルブ25よりも前方の位置に形成されているから、ロータリーバルブ25の近傍へ効率的に外気を供給することができ、また、ロータリーバルブ25の長手方向が、送風ファン4による風の向きと略平行、すなわち、貯米庫2の前後方向と略平行に配置されているから、ロータリーバルブ25の近傍の湿気を効果的に取り除くことができる。
さらに、本実施態様によれば、送風ファン4によって、平面視において洗米タンク13の外側に形成された第二の通気口95を通じて、洗米タンク13の側方にも空気を送ることができるから、炊飯工程において、炊飯装置9から立ち昇る蒸気を拡散させ、その結果、洗米タンク13の外側表面の結露を防止することができる。したがって、特に、連続運転が設定され、炊飯装置9において炊飯が行われている場合に、洗米タンク13の外側表面の結露によって、洗米タンク13が冷却され、その内面に、次の炊飯運転にかかる米が付着する事態を防止することが可能になる。
図8は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる洗米炊飯装置1の洗米タンク13において、内部の洗浄が行われる際のタイムチャートである。
本実施態様にかかる洗米炊飯装置1においては、単一運転または連続運転を実行した後に、「洗浄+乾燥モード」を実行可能に構成されており、「洗浄+乾燥モード」を実行するか否かを操作パネル12上で設定することができる。
ここに、「洗浄+乾燥モード」とは、洗米タンク13の内部を洗浄し、さらに、洗浄後に、送気管46を介して洗米タンク13内に空気を供給する給気モータ47および送風ファン4を駆動するファン駆動モータ41を駆動させ、洗米タンク13の内部およびロータリーバルブ25の近傍の乾燥を行うものである(以下、「洗浄+乾燥モード」において、洗米タンク13の内部を洗浄する工程を「洗浄工程」といい、洗米タンク13の内部およびロータリーバルブ25の近傍を乾燥させる工程を「乾燥工程」という。)。なお、「洗浄+乾燥モード」における洗米タンク13内の「洗浄」は、洗米タンク13内に米が収容されていない状態で行われるもので、洗米タンク13自体の洗浄を目的とするものである。
本実施態様においては、図8に示されるように、「洗浄+乾燥モード」における「洗浄工程」は、P1ないしP5の5つのステップによって構成され、「洗浄+乾燥モード」が選択された場合には、以下のような処理が実行される。
まず、ステップP1においては、図4に示された排米弁48および排水弁53が閉じられた状態で、電磁弁39が開かれ、図8に示されるように、下部給水管37から洗米タンク13への給水が開始される。同時に、給気モータ47によって洗米タンク13にエアが供給されている状態で、洗米モータ52によって複数の撹拌棒51が回転され、洗米タンク13内部の洗浄が行われる。
ステップP2においては、ステップP1の状態が継続され、洗米タンク13が満水になったことを水位センサ58が検出してから、第一の所定の時間T1が経過するまで、下部給水管37からの給水が継続され、水中を浮遊する塵埃類が、洗米タンク13の上部に形成された開口部69およびオーバーフロー管70を経て、排水口54から排出される。
ステップP3においては、第一の所定の時間T1が経過した後に、下部給水管37の電磁弁39が閉められて給水が停止され、排水弁ソレノイド55により排水弁53が開かれて、洗米炊飯装置1の外部へ排水される。このとき、給気モータ47によって洗米タンク13にエアの供給が継続されているため、排水弁53からの排水の勢いが増大される。
ステップP4においては、洗米モータ52およびエアを供給する給気モータ47が駆動されている間に、電磁弁38が開かれて上部給水管36から給水が開始され、洗米タンク13の内面のすすぎが行われる。第二の所定の時間T2が経過した後に、上部給水管36からの給水を終了する。
さらに、ステップP5において、第三の所定の時間T3が経過した後に、洗米モータ52および給気モータ47の駆動が停止され、洗米タンク13内の洗浄が終了する。
一方、「洗浄+乾燥モード」の「乾燥工程」においては、コントローラ72は、以下のようにして、ロータリーバルブ25の近傍および洗米タンク13の内部に空気を供給するように構成されている。
図9は、他の好ましい実施態様にかかる洗米炊飯装置1の乾燥工程において、給気モータ47が動作しているときの空気の流れを示す部分断面図であり、図10は、乾燥工程において、給気モータ47が停止しているときの空気の流れを示す部分断面図である。
図9に示されるように、本実施態様においては、給気モータ47を内部に備えたポンプ33から延びる送気管46は、ジャケット部34の左側面に接続され、洗米タンク13の内部にエアを供給可能に構成されている。
一方、ジャケット部34の右側面には、ジャケット排水管42が接続され、ジャケット排水管42には排水箱56が接続されており、洗米タンク13内に貯留された水を、ジャケット排水管42を介して、排水箱56の下部に設けられた排水口54から排水ホース8へ排出可能に構成されている。
また、本実施態様においては、排水弁53は、排水箱56とジャケット排水管42とに跨って設けられている。
図9に示されるように、本実施態様においては、オーバーフロー管70は、その上部に位置するタンク接続体44と、タンク接続体44の下部および排水箱56の上部に接続されたホース43を備え、洗米タンク13の右側に、送気管46と対向するように設けられている。
タンク接続体44は、その上端部において、上方に向けて開口された上方開口部76と、洗米タンク13の上部に形成された開口部69に接続されたタンク接続部77と、下部に設けられたホース接続部78を備えている。洗米タンク13の内部へ給水された結果、水位が開口部69まで達すると、水は、タンク接続部77を通じて、オーバーフロー管70の内部を通過した後に、排水箱56の下部に設けられた排水口54から排水ホース8へ排水される。
さらに、本実施態様においては、フロアパネル3を上下方向に貫通する第一の通気口94が、オーバーフロー管70の上方開口部76の上方に形成され、上方開口部76およびタンク接続部77を介して、洗米タンク13の内部空間と連通するように構成されている。したがって、送風ファン4によって図4および図6に示されたタンク下方空間96に取り入れられた外気は、第一の通気口94および上方開口部76を通じて、オーバーフロー管70内を、上方から下方へ通過した後に、排水箱56を介して、排水ホース8へ供給される。このとき、図10に示されるように、エア供給手段として機能するポンプ33によるエアの供給が行われていない間であっても、洗米タンク13の内部に存在する湿気が、負圧によって、上部に形成された開口部69を通じてオーバーフロー管70内に引き込まれた後に、排水箱56を介して排水ホース8から外部へ排出される。さらに、このとき、排水弁53が開かれている場合には、洗米タンク13の下部に存在する湿気が、負圧によって、排水弁53を通じて、排水ホース8から外部へ排出される。
図11は、乾燥工程におけるファン駆動モータ41、給気モータ47および排水弁53のそれぞれのオンオフまたは開閉の状態を示すタイムチャートである。
本実施態様においては、「洗浄+乾燥モード」の乾燥工程が継続される時間tを、予約時刻設定スイッチ88を操作して、1分ないし600分の間で1分刻みで設定可能に構成されており、季節によって異なる水気の残り具合に応じて、乾燥工程の継続時間を調節することができる。
図11に示されるように、乾燥工程においては、ポンプ33の給気モータ47の駆動と排水弁53の開閉は連動するように構成され、給気モータ47が駆動されているときには排水弁53が閉められ、給気モータ47が停止しているときには、排水弁53が開かれる。
具体的には、図9に示されるように、給気モータ47が駆動されているときには、送気管46を通じて洗米タンク13の内部へエアが供給される。このとき、排水弁53は閉じられているので、供給されたエアが排水弁53から排水箱56へ抜けることなく、洗米タンク13の下部から上方へ効率的にエアが供給される。したがって、洗米タンク13内に存在する湿気を、送気管46と左右対向して形成された開口部69を通じてオーバーフロー管70へと速やかに排出することができる。
図11に示されるように、乾燥工程においては、ファン駆動モータ41は、連続的に駆動されているから、オーバーフロー管70内へ移送された湿気は、第一の通気口94を通じて上方から供給される外気とともに、排水箱56を介して、排水ホース8から外部へ排出される。
一方、図10に示されるように、給気モータ47が駆動されていないときには、送風ファン4の駆動によって、外気が、第一の通気口94を通じて、オーバーフロー管70および排水箱56を介して排水ホース8へ通過するに伴って、負圧によって、洗米タンク13内の湿気が、開口部69から外気とともに排水ホース8へと排出される。
さらに、図11に示されるように、給気モータ47が駆動されていないときには、排水弁53が開かれているから、洗米タンク13の下部に存在する湿気も、負圧によって、排水弁53を通じて、排水ホース8から外部へ排出される。
以上、「洗浄+乾燥モード」における乾燥工程について説明を加えたが、本実施態様にかかる洗米炊飯装置1においては、単一運転または連続運転を実行した後に、「洗浄+乾燥モード」に代えて、「乾燥工程」と同様にして、ロータリーバルブ25の近傍および洗米タンク13の内部の乾燥を行う「乾燥モード」を実行可能に構成されている。すなわち、「乾燥モード」においては、洗米タンク13の内部の洗浄が行われない。
さらに、本実施態様においては、コントローラ72は、設定された時刻に炊飯運転を実行する「予約運転」の予約時刻が、操作者が予約を確定した時刻から起算して24時間以上後である場合には、予約を確定した時刻から所定の時間が経過した時点から、「予約運転」の開始直前までの間で、上述した乾燥工程と同様にして、ロータリーバルブ25の近傍および洗米タンク13の内部を乾燥させるように構成されている。したがって、予約された時刻に、炊飯運転を衛生的に行うことができる。
本実施態様においては、図9および図10に示されるように、フロアパネル3に形成された第一の通気口94が、オーバーフロー管70の上方開口部76の上方に形成されている。したがって、貯米庫2のタンク下方空間96内に設けられた送風ファン4を駆動させ、第一の通気口94およびオーバーフロー管70の上方開口部76を通じて、オーバーフロー管70内へ外気を供給することによって、オーバーフロー管70の内部、排水箱56の内部、および排水ホース8内を乾燥させることができる。
さらに、本実施態様においては、図9および図10に示されるように、フロアパネル3を貫通する第一の通気口94が、オーバーフロー管70の上方開口部76の上方の位置に形成され、洗米タンク13の上部かつ側部に形成された開口部69に、オーバーフロー管70のタンク接続部77が接続されている。その結果、第一の通気口94が、オーバーフロー管70の上方開口部76およびタンク接続部77ならびに洗米タンク13の開口部69を介して(換言すれば、オーバーフロー管70と洗米タンク13との接続部分を介して)、洗米タンク13の内部空間と連通している。
したがって、第一の通気口94から供給される外気が、オーバーフロー管70内を下方に向けて通過する際に生じる負圧によって、洗米タンク13の内部に残留する湿気が、開口部69からオーバーフロー管70内に引き込まれ、外気とともに下方へ排出されるから、洗米タンク13の内部を乾燥させ、衛生的に保つことができる。
また、本実施態様においては、「洗浄+乾燥モード」の乾燥工程において、図9に示されたポンプ33の駆動によって、洗米タンク13のジャケット部34から内部へエアが供給されている間は、図11に示されるように、流路開閉手段として機能する排水弁53を閉じるように構成されている。
したがって、供給されたエアが、排水流路、すなわち、ジャケット排水管42、排水箱56および排水ホース8へと順に抜けることなく、洗米タンク13の下部から上方へ効率的にエアを供給することができ、洗米タンク13内に存在する湿気を、その上部に形成された開口部69を通じてオーバーフロー管70へと速やかに排出することができる。
加えて、タンク下方空間96に設けられた送風ファン4によって、外気が、第一の通気口94を通じて下方へ供給されているので、洗米タンク13の内部から運ばれた湿気を排水ホース8へ排出することができる。また、ポンプ33から供給されるエアによってオーバーフロー管70へ排出された湿気が、第一の通気口94を通じてタンク下方空間96へ運ばれる事態を防止することが可能になる。
さらに、本実施態様によれば、「洗浄+乾燥モード」の乾燥工程において、ポンプ33の給気モータ47の駆動によるエアの供給は、図11に示されるように、間欠的に行われるように構成されているから、エアの供給に伴う騒音が発生する時間を短縮することができる。
一方、給気モータ47が駆動されていないときには、図10に示された排水弁53が開かれる。したがって、第一の通気口94およびオーバーフロー管70内を通過した空気が、排水箱56から排水ホース8へ排出されるに伴って生じる負圧によって、洗米タンク13の下部およびジャケット排水管42内、および排水弁53の近傍に存在する湿気を排水ホース8へ引き込み、排出することができる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、図1ないし図8に示された実施態様においては、計量器19のケース24の下端部が、フロアパネル3に形成された米投下用開口部92に挿入されているが、計量器19のケース24の下端部が、フロアパネル3に形成された米投下用開口部92に挿入されていることは必ずしも必要でなく、ケース24の下端部がフロアパネル3の上方に位置するように構成してもよい。この場合には、米投下用開口部92に開閉可能なシャッターを設けることによって、ロータリーバルブ25が設けられたタンク下方空間96への水の飛び散りを防ぐことができる。
また、図1ないし図8に示された実施態様においては、炊飯運転を1回のみ実行して終了する単一運転または炊飯運転を複数回連続して実行する連続運転のいずれに設定された場合にも、コントローラ72は、各投下工程の後に、送風ファン4を、炊飯工程の時間よりも長い所定の時間にわたって駆動させるように構成されているが、送風ファン4を、炊飯工程の時間よりも長い所定の時間にわたって駆動させることは必ずしも必要はなく、炊飯工程において、炊飯釜59から蒸気が立ち昇るタイミングで、送風ファン4を駆動させることによって、第二の通気口95から外気を洗米タンク13の側方に供給し、洗米タンク13が蒸気に晒される事態を防ぐことができる。
さらに、第一の通気口94および第二の通気口95にそれぞれ、互いに独立して開閉制御可能なシャッターを設けることによって、第一、第二の通気口94または95から水滴がタンク下方空間96へ浸入することを防止できるだけでなく、例えば、連続運転において、N回目(Nは2以上の自然数)の炊飯運転における洗米ないし投下の工程が予定されているにも関わらず、炊飯工程(N-1回目)において、炊飯釜59から立ち昇る蒸気を拡散させるべく、第二の通気口95を介して洗米タンク13の側方に外気を供給する際に、第一の通気口94を介して洗米タンク13の内部に外気が供給されることを防止することができ、したがって、効率的に第二の通気口95の下方へ外気を供給することが可能になる。
さらに、図1ないし図8に示された実施態様においては、ロータリーバルブ25が設けられたタンク下方空間96と洗米タンク13の内部空間とを仕切るフロアパネル3が、図6に示されるように、壁部26の下端部よりも上方に配置されているが、フロアパネル3をこのように壁部26の下端部よりも上方に配置することは必ずしも必要でなく、例えば、略直方体状をなす貯米庫の底板を仕切り部材として用いて、洗米タンク13の上端部98を仕切り部材の下面に固定するように構成してもよく、さらに、洗米タンク13と仕切り部材との間に形成される間隙からの異物の混入を防止し、洗米炊飯装置の周囲への水の飛び散りを防止可能であれば、洗米タンク13の上端部98を、仕切り部材の下面に必ずしも当接させる必要はない。また、仕切り部材は洗米タンク13の上部の蓋(隔壁)として構成してもよい。すなわち、仕切り部材を、平面視において、図7に示されるように、洗米タンク13の外側まで延ばして構成することは必ずしも必要でない。
さらに、図1ないし図11に示された各実施態様においては、洗米炊飯装置1は、単一の第一の通気口が形成された単一の仕切り部材3を備えているが、洗米タンク13の上部または上方に複数の仕切り部材3を設け、それぞれの仕切り部材に外気供給用の第一の通気口を形成してもよい。
また、図1ないし図8に示された実施態様においては、洗米タンク13の側方に連通する第二の通気口95は、図7に示されるように、平面視で、フロアパネル3における洗米タンク13の左右の位置にそれぞれ1つずつ形成されているが、第二の通気口95が連通する洗米タンク13の側方とは、必ずしも洗米タンク13の左方および右方に限定されず、送風ファン4からの風が、洗米タンク13の四方八方いずれに供給されるように構成してもよく、通気口の数もとくに限定されるものではない。
さらに、図1ないし図11に示された各実施態様においては、単一の送風ファン4が、貯米庫2内に形成されたタンク下方空間96の後部に設けられているが、送風ファン4の数は1つに限定されるものではなく、さらに、第一の通気口94または第二の通気口の上方に送風ファンを追加し、または、送風ファン4をオーバーフロー管70の上方または上部に設け、あるいは移動可能に構成することにより、洗米タンク13の内部、オーバーフロー管70または洗米タンク13の側方に供給される風を一層強くすることができ、その結果、洗米タンク13の内部またはオーバーフロー管70を一層衛生的に保つことができ、または炊飯釜59から立ち昇る蒸気を一層拡散させることが可能になる。
また、図8ないし図11に示された実施態様においては、設定された時刻に炊飯運転を実行する「予約運転」の予約時刻が、操作者が予約を確定した時刻から起算して24時間以上後に設定されている場合には、予約を確定した時刻から所定の時間が経過した時点から、「予約運転」の開始直前まで、送風ファン4およびポンプ33を用いて、ロータリーバルブ25の近傍および洗米タンク13の内部を乾燥させるように構成されているが、送風ファン4およびポンプ33の駆動は、操作者が操作パネル12上で設定した時間にわたって継続されるように構成してもよい。
さらに、図8ないし図11に示された実施態様においては、「洗浄+乾燥モード」および「乾燥モード」をそれぞれ、単一運転または連続運転の終了後に実行可能に構成されているが、「洗浄+乾燥モード」および「乾燥モード」を、洗米工程の後に、炊飯工程、蒸らし工程の終了を待たずに、直ちに実行するように構成してもよく、また、それぞれ洗米にかける時間を異にする標準、急速、念入り、無洗米の各モードを選択可能な洗米モードに、「洗浄モード」および「洗浄+乾燥モード」を追加可能に構成してもよい。
また、図8ないし図11に示された実施態様においては、洗米タンク13の排水流路において、ジャケット部34と排水箱56との間にジャケット排水管42が設けられているが、ジャケット排水管42を設けることは必ずしも必要でない。
さらに、図8ないし図11に示された実施態様においては、オーバーフロー管70の上方に設けた第一の通気口94の大きさは、図9および図10に示されるように、オーバーフロー管70の上方開口部76の大きさに合わせて形成されているが、第一の通気口94を、上方開口部76よりも大きく構成することによって、第一の通気口94が、洗米タンク13の側方の空間に連通する第二の通気口95を兼ねることができ、その結果、第一の通気口94を介して、オーバーフロー管70内のみならず、その周囲にも風を供給することができるから、単一の通気口によって、オーバーフロー管70、排水箱56、排水ホース8および洗米タンク13内部の乾燥と、炊飯釜59から立ち昇る蒸気の拡散を図ることが可能になる。
1 洗米炊飯装置
2 貯米庫
3 フロアパネル
4 送風ファン
5 通気孔
6 通気口の金網
7 洗米装置
8 排水ホース
9 炊飯装置
10 フレーム
11 レール
12 操作パネル
13 洗米タンク
14 フィルター
15 米投入口
16 貯米庫の蓋
17 後部壁
18 ケース
19 計量器
20 モータ
22 枠状部
23 ホッパ部
24 ケース
25 ロータリーバルブ
26 壁部
27 開閉扉
28 回転軸
29 本体
30 貯米タンク
31 網
32 マグネット
33 ポンプ
34 ジャケット部
35 給水管
36 上部給水管
37 下部給水管
38 電磁弁
39 電磁弁
40 シャワーノズル
41 ファン駆動モータ
42 ジャケット排水管
43 ホース
44 タンク接続体
46 送気管
47 給気モータ
48 排米弁
49 排米軸
50 駆動モータ
51 撹拌棒
52 洗米モータ
53 排水弁
54 排水口
55 排水弁ソレノイド
56 排水箱
57 流量センサ
58 水位センサ
59 炊飯釜
60 釜加熱用バーナ
61 炊飯釜の蓋
62 自動開閉手段
63 センサ
64 モータ
65 キャスター
66 架台
67 架台の把手
68 操作画面
69 開口部
70 オーバーフロー管
72 コントローラ
73 記憶装置
74 ROM
75 RAM
76 上方開口部
77 タンク接続部
78 ホース接続部
79 米収容空間
80 開口部
86 電源スイッチ
87 予約スイッチ
88 予約時刻設定スイッチ
89 スタートスイッチ
92 米投下用開口部
94 第一の通気口
95 第二の通気口
96 タンク下方空間
97 外気取り入れ口
98 洗米タンク上端部

Claims (4)

  1. 米を収容する貯米タンクと、前記貯米タンク内に収容された米を計量し投下するロータリーバルブとを内部に備えた貯米庫と、
    前記ロータリーバルブの下方に設けられ、米を洗う洗米タンクと、
    前記洗米タンクの下方に設けられた炊飯装置と、
    前記貯米庫の前面に設けられた操作パネルとを備えた洗米炊飯装置であって、
    前記貯米庫の外部に存在する空気を、後方から前方に向けて送ることによって、前記貯米庫内の前記ロータリーバルブが設けられた空間に供給可能に構成された送風ファンを前記貯米庫内の後部に備え、
    前記空間と、前記洗米タンクの内部空間とを仕切る仕切り部材に、前記洗米タンクの内部と連通する第一の通気口と、平面視において前記洗米タンクの外側に位置し、前記洗米タンクの側方に連通する第二の通気口とが形成され、
    前記ロータリーバルブは、その長手方向が前記貯米庫の前後方向と平行になる向きで配置され、
    前記第一の通気口は、前記ロータリーバルブよりも前方の位置に形成され、
    前記第二の通気口は、前記ロータリーバルブの左右両側に設けられたことを特徴とする洗米炊飯装置。
  2. 前記洗米タンクの上部排水を可能にするオーバーフロー管が、その上端部を上方に向けて開口した状態で前記洗米タンクの上部側面に接続され、
    前記第一の通気口は、前記オーバーフロー管の前記開口、および前記オーバーフロー管と前記洗米タンクとの接続部分を介して洗米タンクの内部空間と連通していることを特徴とする請求項に記載の洗米炊飯装置。
  3. さらに、前記洗米タンクの下部からその内部へエアを供給するエア供給手段と、
    前記洗米タンクの下部から延びる排水流路を開閉する排水弁とを備え、
    前記エア供給手段によってエアが供給されているときには、前記送風ファンを駆動させるとともに、前記排水弁によって排水流路を閉じるように構成されたことを特徴とする請求項に記載の洗米炊飯装置。
  4. 前記エア供給手段は間欠的にエアの供給を行い、エアが供給されていないときは、前記送風ファンを駆動させるとともに、前記排水弁によって前記排水流路を開くように構成されたことを特徴とする請求項に記載の洗米炊飯装置。
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