JP7484600B2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル Download PDF

Info

Publication number
JP7484600B2
JP7484600B2 JP2020151710A JP2020151710A JP7484600B2 JP 7484600 B2 JP7484600 B2 JP 7484600B2 JP 2020151710 A JP2020151710 A JP 2020151710A JP 2020151710 A JP2020151710 A JP 2020151710A JP 7484600 B2 JP7484600 B2 JP 7484600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
igniter
connector
case
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020151710A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022045941A (ja
Inventor
祐樹 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2020151710A priority Critical patent/JP7484600B2/ja
Priority to US17/468,859 priority patent/US11776739B2/en
Priority to CN202111054641.1A priority patent/CN114171308A/zh
Publication of JP2022045941A publication Critical patent/JP2022045941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7484600B2 publication Critical patent/JP7484600B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/02Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/02Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
    • F02P3/04Layout of circuits
    • F02P3/0407Opening or closing the primary coil circuit with electronic switching means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/022Encapsulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/24Magnetic cores
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F3/00Cores, Yokes, or armatures
    • H01F3/10Composite arrangements of magnetic circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines
    • H01F2038/127Ignition, e.g. for IC engines with magnetic circuit including permanent magnet

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、内燃機関用点火コイルに関する。
内燃機関用点火コイル(点火コイルという。)は、内燃機関としてのエンジンの燃焼室において、燃料と燃焼用空気との混合気に点火するために用いられる。点火コイルは、一次コイル、一次コイルの外周側に同軸状に配置されて一次コイルに磁気的に結合される二次コイル、一次コイルへの通電を断続するスイッチング素子が内蔵されたイグナイタ、一次コイル及び二次コイルによって生じる磁束を通過させる中心コア及び外周コア等を備えている。
イグナイタは、スイッチング素子からの発熱によって高温に加熱される。そのため、イグナイタを耐熱温度の範囲内に維持するために、イグナイタの冷却を促進する工夫がなされている。例えば、特許文献1の点火コイルにおいては、コイルケース内に配置されたイグナイタを外周コアに対面させ、イグナイタと外周コアとの間の隙間に絶縁固定用樹脂を充填している。また、イグナイタ内の回路基板に設けられた放熱板を外周コアの側に配置し、イグナイタが発する熱を外周コアに吸収させて、イグナイタの温度上昇を抑制している。
特開2009-188364号公報
近年の排ガス・燃費規制強化に伴って点火コイルの高出力化が求められている。この高出力化の手段として、例えば、一次コイルへの通電を遮断するときの電流値を大きくすることがある。しかし、この場合には、イグナイタのスイッチング素子における消費電力が増加し、イグナイタの冷却をより促進することが必要になる。
特許文献1の点火コイルにおいては、イグナイタと外周コアとの間に意図的に隙間を設け、この隙間に絶縁固定用樹脂を充填している。しかし、イグナイタと外周コアとの間の隙間が大きくなると、イグナイタから外周コアへの放熱の効率を十分に確保できなくなる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、イグナイタから外周コアへの放熱効率を効果的に高めることができる内燃機関用点火コイルを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
スイッチング素子によって通電及び通電の遮断が行われる一次コイル(2)と、
前記一次コイルの外周側に前記一次コイルと同軸状に配置され、前記一次コイルへの通電の遮断を受けて誘導起電力を発生させる二次コイル(3)と、
前記一次コイルの内周側に配置された中心コア(41)と、
前記二次コイルの軸方向(L)の両側及び前記軸方向に直交する幅方向(W)の両側を含む四角環形状を有し、前記中心コアとともに閉磁路を形成する外周コア(42)と、
前記スイッチング素子を有し、前記外周コアの前記軸方向の低電圧側(L2)に隣接して配置されたイグナイタ(43)と、
前記軸方向及び前記幅方向の双方に直交する装着方向(D)の一方側に開口部(52)を有するとともに前記装着方向の他方側に底部(53)を有し、前記一次コイル、前記二次コイル、前記中心コア、前記外周コア及び前記イグナイタを収容するコイルケース(5)と、
前記コイルケース内の隙間に充填され、前記一次コイル、前記二次コイル、前記中心コア、前記外周コア及び前記イグナイタを絶縁して固着する絶縁固着樹脂(6)と、を備え、
前記コイルケースにおける、前記装着方向の前記底部側に位置する内面には、前記底部側に行くほど前記軸方向への突出量が大きいテーパ形状を有し、かつ前記イグナイタの前記装着方向の前記底部側の角部に当接して、前記イグナイタを前記外周コアに押し当てるケース側リブ(54)が形成されている、内燃機関用点火コイル(1)にある。
本発明の他の態様は、
スイッチング素子によって通電及び通電の遮断が行われる一次コイル(2)と、
前記一次コイルの外周側に前記一次コイルと同軸状に配置され、前記一次コイルへの通電の遮断を受けて誘導起電力を発生させる二次コイル(3)と、
前記一次コイルの内周側に配置された中心コア(41)と、
前記二次コイルの軸方向(L)の両側及び前記軸方向に直交する幅方向(W)の両側を含む四角環形状を有し、前記中心コアとともに閉磁路を形成する外周コア(42)と、
前記スイッチング素子を有し、前記外周コアの前記軸方向の低電圧側(L2)に隣接して配置されたイグナイタ(43)と、
前記軸方向及び前記幅方向の双方に直交する装着方向(D)の一方側に開口部(52)を有するとともに前記装着方向の他方側に底部(53)を有し、前記一次コイル、前記二次コイル、前記中心コア、前記外周コア及び前記イグナイタを収容するコイルケース(5)と、
前記コイルケースの前記軸方向の低電圧側の一部を形成するコネクタ壁部(241)を有し、前記コイルケースの外部に突出する状態で、前記コイルケースに装着されたコネクタ(24)と、
前記コイルケース内の隙間に充填され、前記一次コイル、前記二次コイル、前記中心コア、前記外周コア及び前記イグナイタを絶縁して固着する絶縁固着樹脂(6)と、を備え、
前記コネクタ壁部の内面には、前記装着方向の前記開口部側に行くほど前記軸方向への突出量が大きくなるテーパ部位(261)を有し、かつ前記イグナイタを前記外周コアに押し当てるコネクタ側リブ(26)が形成されている、内燃機関用点火コイル(1)にある。
(一態様の内燃機関用点火コイル)
前記一態様の内燃機関用点火コイル(点火コイルという。)においては、コイルケースの内面にケース側リブを形成し、ケース側リブによってイグナイタを外周コアに押し当てるようにしている。ケース側リブは、装着方向の底部側に位置する内面において、底部側に行くほど軸方向への突出量が大きくなるテーパ形状に形成されている。そして、イグナイタが、外周コア等が配置されたコイルケース内に配置されるときには、テーパ形状のケース側リブに、イグナイタの装着方向の底部側の角部が当接する。
このとき、イグナイタがケース側リブによって外周コアの側に位置ずれし、イグナイタを適切に外周コアに押し当てることができる。これにより、イグナイタから外周コアへの放熱効率を効果的に高めることができる。
前記一態様の点火コイルによれば、イグナイタから外周コアへの放熱効率を効果的に高めることができる。
(他の態様の内燃機関用点火コイル)
前記他の態様の内燃機関用点火コイル(点火コイルという。)においては、コイルケースに装着されるコネクタのコネクタ壁部の内面にコネクタ側リブを形成し、コネクタ側リブによってイグナイタを外周コアに押し当てるようにしている。コネクタ側リブは、装着方向の開口部側に行くほど軸方向への突出量が大きくなるテーパ部位を有する。そして、イグナイタが、外周コア等が配置されたコイル組付体に配置されるとき、又はイグナイタ、外周コア等が配置されたコイルケースにコネクタが装着されるときには、コネクタ側リブのテーパ部位に、イグナイタが当接する。
このとき、イグナイタがコネクタ側リブのテーパ部位によって外周コアの側に位置ずれし、イグナイタを適切に外周コアに押し当てることができる。これにより、イグナイタから外周コアへの放熱効率を効果的に高めることができる。
前記他の態様の点火コイルによっても、イグナイタから外周コアへの放熱効率を効果的に高めることができる。
なお、本発明の各態様において示す各構成要素のカッコ書きの符号は、実施形態における図中の符号との対応関係を示すが、各構成要素を実施形態の内容のみに限定するものではない。
図1は、実施形態1にかかる、点火コイルの断面を示す説明図である。 図2は、実施形態1にかかる、コイルケースに配置される前のコイル組付体の断面を示す説明図である。 図3は、実施形態1にかかる、絶縁固着樹脂が充填される前の点火コイルの断面を、図1に直交する方向から見た状態で示す説明図である。 図4は、実施形態1にかかる、図1の一部を拡大した説明図である。 図5は、実施形態1にかかる、コイルケースにおけるケース側リブを示す斜視図である。 図6は、実施形態1にかかる、コイルケースにおけるケース側リブを、軸方向から見た状態で示す説明図である。 図7は、実施形態1にかかる、コイルケースにコイル組付体を配置する状態を示す説明図である。 図8は、実施形態1にかかる、コイルケースに形成された複数のケース側リブを示す斜視図である。 図9は、実施形態2にかかる、点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図10は、実施形態2にかかる、コネクタ部におけるコネクタ側リブを、軸方向から見た状態で示す説明図である。 図11は、実施形態2にかかる、ボビン成形体にイグナイタを配置する状態を拡大して示す説明図である。 図12は、実施形態2にかかる、他の点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図13は、実施形態3にかかる、点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図14は、実施形態3にかかる、コイルケースにコネクタを配置する状態を拡大して示す説明図である。 図15は、実施形態4にかかる、点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図16は、実施形態4にかかる、他の点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図17は、実施形態4にかかる、他の点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図18は、実施形態4にかかる、他の点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図19は、実施形態4にかかる、他の点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図20は、実施形態4にかかる、他の点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図21は、実施形態4にかかる、他の点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図22は、実施形態4にかかる、他の点火コイルの一部の断面を拡大して示す説明図である。 図23は、実施形態4にかかる、他の点火コイルの一部を拡大して示す説明図である。 図24は、実施形態4にかかる、他の点火コイルの一部を拡大して示す説明図である。
前述した内燃機関用点火コイルにかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本形態の内燃機関用点火コイル1(点火コイル1という。)は、図1~図3に示すように、一次コイル2、二次コイル3、中心コア41、外周コア42、イグナイタ43、コイルケース5及び絶縁固着樹脂6を備える。図1は、点火コイル1のコイルケース5内の隙間に絶縁固着樹脂6が充填された状態を示す。図3は、点火コイル1のコイルケース5内の隙間に絶縁固着樹脂6が充填される前の状態を示す。
一次コイル2は、スイッチング素子によって通電及び通電の遮断が行われるものである。二次コイル3は、一次コイル2の外周側に一次コイル2と同軸状に配置されており、一次コイル2への通電の遮断を受けて誘導起電力を発生させるものである。中心コア41は、一次コイル2の内周側に配置されている。外周コア42は、二次コイル3の軸方向Lの両側L1,L2及び軸方向Lに直交する幅方向Wの両側を含む四角環形状を有しており、中心コア41とともに閉磁路を形成するものである。
図1に示すように、イグナイタ43は、スイッチング素子を有しており、外周コア42の軸方向Lの低電圧側L2に隣接して配置されている。コイルケース5は、軸方向L及び幅方向Wの双方に直交する装着方向Dの一方側に開口部52を有するとともに装着方向Dの他方側に底部53を有している。コイルケース5は、一次コイル2、二次コイル3、中心コア41、外周コア42及びイグナイタ43を収容するものである。絶縁固着樹脂6は、コイルケース5内の隙間に充填されており、一次コイル2、二次コイル3、中心コア41、外周コア42及びイグナイタ43を絶縁して固着するものである。
図4に示すように、コイルケース5における、装着方向Dの底部53側としての底側D1に位置する内面には、底側D1に行くほど軸方向Lの高電圧側L1への突出量が大きいテーパ形状を有するケース側リブ54が形成されている。ケース側リブ54は、イグナイタ43の装着方向Dの底側D1の角部に当接して、イグナイタ43を外周コア42に押し当てるよう構成されている。
以下に、本形態の点火コイル1について詳説する。
(点火コイル1)
図1に示すように、点火コイル1は、車両の内燃機関としてのエンジンにおいて、シリンダヘッドカバー7に配置され、シリンダヘッドに配置されたスパークプラグから、シリンダヘッドの燃焼室内に火花放電を発生させるために用いられる。本形態の点火コイル1は、車載用のものである。点火コイル1は、一次コイル2、二次コイル3、イグナイタ43、コイルケース5等によって構成されたコイル本体部11と、コイル本体部11から突出して、二次コイル3とスパークプラグとを高圧端子45及びバネ46を介して電気的に接続するためのジョイント部12とを有する。コイル本体部11は、シリンダヘッドカバー7に配置され、ジョイント部12は、シリンダヘッドカバー7のプラグホール71に配置される。
(軸方向L,装着方向D,幅方向W)
図1~図7に示すように、軸方向Lとは、一次コイル2及び二次コイル3の断面の中心(図心)を通る仮想線としての中心軸線が延びる方向のことをいう。軸方向Lにおいて、二次コイル3に高電圧が生じる側を高電圧側L1といい、高電圧側L1の反対側を低電圧側L2という。装着方向Dとは、軸方向Lに直交する方向であって、コイルケース5の開口部52と底部53とが並ぶ方向のことをいう。コイルケース5の装着方向Dにおいて、底部53が位置する側及びスパークプラグが配置される側を底側D1といい、底側D1の反対側であって開口部52が位置する側を開口側D2という。また、軸方向L及び装着方向Dの双方に直交する方向を幅方向Wという。
(一次コイル2)
図1~図3に示すように、一次コイル2は、巻線としてのマグネットワイヤを、一次ボビン21の筒状部22の外周面に巻き付けることによって形成されている。一次コイル2は、イグナイタ43のスイッチング素子によって、通電及び通電の遮断が繰り返されるものである。
(二次コイル3)
図1~図3に示すように、二次コイル3は、一次コイル2の外周側において、一次コイル2と同軸状に配置されている。二次コイル3は、巻線としてのマグネットワイヤを、二次ボビン31の筒状部32の外周面に巻き付けることによって形成されている。二次コイル3の巻線は一次コイル2の巻線よりも細く、二次コイル3の巻線数は一次コイル2の巻線数よりも多い。二次コイル3は、一次コイル2への通電が遮断されたときに、相互誘導作用による誘導起電力を発生させるものである。一次コイル2及び二次コイル3の中心軸線は、コイルケース5の開口部52に対して直交する方向に向けられている。二次コイル3の巻線の低電圧側L2の端部は、イグナイタ43における、グラウンド又は電源の端子に接続されている。二次コイル3の巻線の高電圧側L1の端部は、スパークプラグの中心側電極に繋がる高圧端子45に接続されている。
(中心コア41)
図1~図3に示すように、一次コイル2の内周側には、一次コイル2及び二次コイル3によって生じる磁束を通過させるための中心コア41が配置されている。本形態の中心コア41は、軟磁性材料からなる板状の電磁鋼板が複数積層されて形成されている。中心コア41は、直方体形状に形成されている。なお、中心コア41は、軟磁性材料からなる粉末が圧縮成形されて形成されたものであってもよい。
(外周コア42)
図1~図3に示すように、二次コイル3の外周側には、一次コイル2及び二次コイル3によって生じる磁束を通過させるための外周コア42が配置されている。本形態の外周コア42は、軟磁性材料からなる板状の電磁鋼板が複数積層されて形成されている。外周コア42は、装着方向Dから見た断面において、中心コア41を内側に配置する四角環形状に形成されている。なお、外周コア42は、軟磁性材料からなる粉末が圧縮成形されて形成されたものであってもよい。
外周コア42は、二次コイル3の外周側であって幅方向Wの両側に位置する一対の側方コア部421と、二次コイル3の軸方向Lの両側L1,L2に位置して一対の側方コア部421を連結する一対の連結コア部422とを有する。イグナイタ43は、外周コア42における、二次コイル3の軸方向Lの低電圧側L2に位置する連結コア部422に対面して配置される。イグナイタ43と連結コア部422との間には、隙間がほとんど形成されておらず、絶縁固着樹脂6がほとんど配置されていない。
中心コア41と外周コア42とによって、磁束が通過する閉磁路が形成されている。中心コア41と外周コア42との間には、磁気飽和を防止するための永久磁石44が配置されている。
(イグナイタ43)
図1及び図4に示すように、イグナイタ43は、一次コイル2及び二次コイル3の軸方向Lにおいて、外周コア42の連結コア部422の低電圧側L2に対面して配置されている。イグナイタ43は、コイルケース5に装着されるコネクタ24と外周コア42の連結コア部422との間に配置されている。イグナイタ43は、スイッチング回路を形成するスイッチング素子等の電子部品が設けられた回路形成部431と、回路形成部431に一体化された放熱板432と、回路形成部431及び放熱板432を覆うモールド樹脂433と、回路形成部431からモールド樹脂433の外部に引き出されたイグナイタ導体434とを有する。
イグナイタ導体434は、モールド樹脂433から装着方向Dの開口側D2に突出している。イグナイタ43におけるスイッチング素子は、点火コイル1の外部に配置された電子制御装置による指令を受けて、一次コイル2への通電及び通電の遮断を行う。イグナイタ43によって点火コイル1が動作するときには、スイッチング素子が主に発熱し、イグナイタ43の熱は、放熱板432を介して連結コア部422に放熱される。
(一次ボビン21)
図1、図2及び図4に示すように、一次ボビン21の外周には、一次コイル2が巻き付けられている。一次ボビン21は、熱可塑性樹脂の成形品によって形成されている。一次ボビン21には、イグナイタ43の装着方向Dの開口側D2の端部に当接するボビン当接部231が設けられている。ボビン当接部231は、一次ボビン21の軸方向Lの低電圧側L2の端部から、外周コア42の連結コア部422及びイグナイタ43のそれぞれの装着方向Dの開口側D2の位置に延設されている。イグナイタ43は、ボビン当接部231とケース側リブ54とに挟まれることによって、コイルケース5における装着方向Dの位置が固定される。
図2に示すように、本形態においては、一次ボビン21とコネクタ24としてのコネクタ部240とがボビン成形体210として一体成形されている。ボビン成形体210は、四角形状の筒状部22と、筒状部22の軸方向Lの両端に形成された鍔部221と、コネクタ部240と、筒状部22とコネクタ部240とを中継する中継部23とを有する。本形態のボビン当接部231は、中継部23に形成されている。
図4に示すように、中継部23における装着方向Dの底側D1には、外周コア42の連結コア部422及びイグナイタ43が配置される配置凹部232が形成されている。中継部23には、ボビン当接部231に隣接して、イグナイタ43のイグナイタ導体434及びコネクタ部240のコネクタ導体25が挿通される挿通穴233が形成されている。なお、コネクタ部240は、コネクタ24として、一次ボビン21の筒状部22と別体に形成してもよい。
一次コイル2の巻線は、一次ボビン21の筒状部22における、鍔部221同士の間の外周面に巻き付けられている。コネクタ部240には、イグナイタ43におけるイグナイタ導体434に接続されるコネクタ導体25が、インサート成形によって設けられている。コネクタ部240は、コイルケース5の外部に突出する状態に形成されている。コネクタ部240には、コイルケース5の軸方向Lの低電圧側L2の壁部の一部を形成するコネクタ壁部241が設けられている。
イグナイタ43の複数のイグナイタ導体434と、コネクタ部240の複数のコネクタ導体25とは、コイルケース5内における、装着方向Dの開口側D2の位置において互いに対向して配置されている。そして、複数のイグナイタ導体434と複数のコネクタ導体25とは、半田付け、溶接等によって互いに接合されている。また、複数のイグナイタ導体434は、一次コイル2の巻線の両端部に接続されたコイル導体、及び二次コイル3の巻線の低電圧側端部に接続されたコイル導体と、半田付け、溶接等によって互いに接合されている。
(二次ボビン31)
図2及び図3に示すように、二次ボビン31の外周には、二次コイル3が巻き付けられている。二次ボビン31は、熱可塑性樹脂の成形品によって形成されている。二次ボビン31は、四角筒形状の筒状部32と、筒状部32の外周における軸方向Lの複数箇所において、筒状部32の外周から突出する複数の鍔部33とを有する。鍔部33は、筒状部32の外周を、軸方向Lに並ぶ複数の凹部321に仕切っている。二次コイル3の巻線は、複数の凹部321に分けられて配置されている。
(コイルケース5)
図1及び図7に示すように、コイルケース5は、熱可塑性樹脂の成形品として形成されている。コイルケース5は、一次コイル2、二次コイル3、中心コア41、外周コア42、イグナイタ43等を収容する収容部51を有する。コイルケース5の開口部52は、収容部51の装着方向Dの開口側D2の端部に形成されている。一次コイル2、一次ボビン21、二次コイル3、二次ボビン31、中心コア41、外周コア42、イグナイタ43等のコイル組付体10は、開口部52から収容部51に配置される。また、液状の絶縁固着樹脂6は、開口部52からコイルケース5内の隙間に注入される。
コイルケース5の一部には、イグナイタ43を外部の電子制御装置と電気接続するための、ボビン成形体210のコネクタ部240が配置されている。ボビン成形体210は、一次ボビン21の筒状部22に中心コア41を配置するとともに、コネクタ部240にコネクタ導体25を配置した、樹脂のインサート成形を行って形成されている。
図4に示すように、コイルケース5には、ボビン成形体210のコネクタ部240が装着される装着用切欠き56が形成されている。コイルケース5の一部の壁部は、コネクタ部240のコネクタ壁部241によって形成される。コネクタ壁部241の、装着方向Dの底側D1の端部及び幅方向Wの両側の端部には、装着用切欠き56の縁部を両側から挟持する挟持部242が形成されている。
また、図1に示すように、コイルケース5の装着方向Dの底側D1に位置する底部53には、ジョイント部12を構成するタワー部57が形成されている。タワー部57には、点火コイル1とプラグホール71との間を封止するためのシールラバー58が装着されている。
(ケース側リブ54)
図4~図6に示すように、ケース側リブ54は、コイルケース5における、装着方向Dの底側D1であって軸方向Lの低電圧側L2に位置する内側角部531を構成する内面に形成されている。ケース側リブ54は、幅方向Wから見て、軸方向L及び装着方向Dに対して傾斜するテーパ先端部541を有する三角形状に形成されている。ケース側リブ54の幅方向Wの幅は、先端側としての軸方向Lの高電圧側L1に行くほど小さくなっている。また、ケース側リブ54は、根元位置から先端位置に行くほど幅方向Wの幅が小さくなる先細り形状に形成されている。換言すれば、ケース側リブ54における、テーパ先端部541の先端ラインに垂直な方向の断面において、ケース側リブ54の幅方向Wの幅は、テーパ先端部541に近づくほど小さくなっている。
図4に示すように、本形態のケース側リブ54は、イグナイタ43が当接したときに塑性変形するよう薄く形成されている。ケース側リブ54は、その幅方向Wの厚みがコイルケース5の最小厚みよりも小さい状態で形成されている。ケース側リブ54は、コイルケース5の開口部52からコイルケース5内にイグナイタ43が挿入されたときに、イグナイタ43の装着方向Dの底側D1の角部によって、先端側の一部としてのテーパ先端部541の一部が潰される位置に形成されている。
ケース側リブ54のテーパ先端部541の一部がイグナイタ43によって潰される構成としたことにより、ケース側リブ54によって、イグナイタ43が外周コア42の連結コア部422に押し当てられた後に、この押し当てられた状態を適切に維持することができる。
ケース側リブ54は、イグナイタ43の幅方向Wの中心位置に当接するよう、コイルケース5の軸方向Lの低電圧側L2の内側角部531に1つ形成されている。図8に示すように、ケース側リブ54は、コイルケース5の軸方向Lの低電圧側L2の内側角部531に、幅方向Wに複数並ぶ状態で形成してもよい。また、ケース側リブ54は、幅方向Wの幅をある程度大きくして、イグナイタ43によって、ほとんど塑性変形しない剛性を有する形状に形成してもよい。
(絶縁固着樹脂6)
図1及び図7に示すように、絶縁固着樹脂6は、熱硬化性樹脂によって構成されている。コイルケース5内に、一次コイル2、一次ボビン21、二次コイル3、二次ボビン31、中心コア41、外周コア42、イグナイタ43等が組み付けられたコイル組付体10が配置された後に、このコイルケース5内の隙間に液状の熱硬化性樹脂が注入され、この液状の熱硬化性樹脂が硬化される。熱硬化性樹脂からなる絶縁固着樹脂6によって、コイルケース5内の一次コイル2、一次ボビン21、二次コイル3、二次ボビン31、中心コア41、外周コア42、イグナイタ43等が絶縁された状態で互いに固着される。
(イグナイタ43と外周コア42との間の隙間)
イグナイタ43と外周コア42の連結コア部422とは密着していることが好ましい。また、イグナイタ43と連結コア部422との間には、0.13mm以下の隙間があってもよい。この0.13mmの値は、点火コイル1の高出力化に伴ってイグナイタ43における消費電力が増加しても、イグナイタ43の温度を150℃以下に保つために必要な値として想定する。
(イグナイタ43とケース側リブ54との当接)
図7に示すように、イグナイタ43は、一次コイル2、二次コイル3、二次ボビン31、中心コア41及び外周コア42がボビン成形体210に組み付けられたコイル組付体10に対して配置される。そして、コイル組付体10におけるボビン成形体210のコネクタ部240のコネクタ壁部241がコイルケース5の装着用切欠き56に装着されるときに、イグナイタ43がコイルケース5内に配置される。
イグナイタ43は、ボビン成形体210の中継部23におけるボビン当接部231に当接することによって、装着方向Dの開口側D2への移動が規制される。また、イグナイタ43の装着方向Dの開口側D2の端部においては、イグナイタ導体434がコネクタ部240のコネクタ導体25に当接することによって、軸方向Lの低電圧側L2への移動が規制される。
図4に示すように、コネクタ壁部241がコイルケース5の装着用切欠き56に装着されるときには、イグナイタ43の装着方向Dの底側D1の角部が、コイルケース5のケース側リブ54のテーパ先端部541に当接する。このとき、イグナイタ43は、ケース側リブ54のテーパ先端部541によって外周コア42の連結コア部422の側に押し出される。そして、イグナイタ43は、外周コア42の連結コア部422に当接する位置まで押し出される。
その後、コネクタ壁部241がコイルケース5の装着用切欠き56の装着位置に装着されたときには、イグナイタ43がボビン成形体210の中継部23におけるボビン当接部231によって受け止められた状態で、ケース側リブ54のテーパ先端部541の一部がイグナイタ43の装着方向Dの底側D1の角部によって押し潰される。そして、テーパ先端部541の一部には、イグナイタ43が食い込んだ痕である食い込み痕542が形成される。
(作用効果)
本形態の点火コイル1においては、コイルケース5の内面にケース側リブ54を形成し、ケース側リブ54によってイグナイタ43を外周コア42の連結コア部422に押し当てるようにしている。特に、ケース側リブ54は、イグナイタ43の装着方向Dの底側D1の端部が連結コア部422から離れないように、イグナイタ43の装着方向Dの底側D1の端部を連結コア部422へ押し出す。
ケース側リブ54は、装着方向Dの底部53側に位置する内面において、底部53側に行くほど軸方向Lへの突出量が大きくなるテーパ形状に形成されている。そして、ボビン成形体210に配置されたイグナイタ43がコイルケース5内に配置されるときには、テーパ形状のケース側リブ54のテーパ先端部541に、イグナイタ43の装着方向Dの底部53側の角部が当接する。
このとき、イグナイタ43が、ケース側リブ54のテーパ先端部541を滑ることによって外周コア42の連結コア部422の側に位置ずれし、イグナイタ43を適切に外周コア42に押し当てることができる。そして、連結コア部422に押し当てられたイグナイタ43は、ボビン当接部231とケース側リブ54との間に挟まれた状態で、コイルケース5内に維持される。これにより、イグナイタ43から外周コア42への放熱効率を効果的に高めることができる。
コイルケース5にケース側リブ54が形成されていない従来の点火コイルにおいては、コイル組付体10が配置されたコイルケース5内において、イグナイタ43の装着方向Dの底側D1の端部が連結コア部422から離れるように、イグナイタ43が装着方向Dに対して傾斜することがある。この場合には、イグナイタ43から連結コア部422への放熱(伝熱)効率が低下する。本形態の点火コイル1によれば、このような放熱効率の低下を防止することができる。
本形態の点火コイル1によれば、イグナイタ43から外周コア42への放熱効率を効果的に高めることができる。
<実施形態2>
本形態は、図9及び図10に示すように、コイルケース5にケース側リブ54を形成する代わりに、コネクタ24としてのコネクタ部240にコネクタ側リブ26を形成する場合について示す。図10は、コネクタ24を軸方向Lの高電圧側L1から見た状態で示す。本形態においては、図11に示すように、コイル組付体10を形成する際に、ボビン成形体210にイグナイタ43が配置されるときに、このイグナイタ43が外周コア42の連結コア部422に押し当てられる構成を採用している。
図9及び図11に示すように、本形態のコネクタ24は、実施形態1の場合と同様に、コネクタ部240として、一次ボビン21を形成するボビン成形体210に一体成形されている。コネクタ部240のコネクタ壁部241の内面には、イグナイタ43を外周コア42に押し当てるコネクタ側リブ26が形成されている。コネクタ側リブ26は、装着方向Dの開口側D2に行くほど軸方向Lへの突出量が大きくなるテーパ部位261と、テーパ部位261の開口側D2に連続して形成されて、軸方向Lへの突出量が一定であるストレート部位262とを有する。
本形態のコネクタ側リブ26のテーパ部位261は、装着方向Dの底側D1に行くほど幅方向Wの幅が小さくなる状態に形成されている。コネクタ側リブ26は、イグナイタ43の幅方向Wの中心位置に当接するよう、コネクタ壁部241の内面に1つ形成されている。コネクタ側リブ26は、コネクタ壁部241に、幅方向Wに複数並ぶ状態で形成してもよい。また、コネクタ側リブ26は、ストレート部位262を有さず、テーパ部位261のみによって形成されていてもよい。
(イグナイタ43とコネクタ側リブ26との当接)
本形態においても、イグナイタ43が、一次コイル2、二次コイル3、二次ボビン31、中心コア41及び外周コア42がボビン成形体210に組み付けられたコイル組付体10に対して配置される。そして、図11に示すように、ボビン成形体210の配置凹部232にイグナイタ43が配置されるときには、イグナイタ43の装着方向Dの開口側D2の角部が、コネクタ部240のコネクタ側リブ26のテーパ部位261に当接する。
このとき、イグナイタ43は、コネクタ側リブ26のテーパ部位261によって外周コア42の連結コア部422の側に押し出される。そして、イグナイタ43は、外周コア42の連結コア部422に当接する位置まで押し出される。次いで、イグナイタ43の側面がコネクタ側リブ26のストレート部位262に当接し、イグナイタ43が外周コア42の連結コア部422に押し当てられた状態が維持される。
また、イグナイタ43は、ボビン成形体210の中継部23におけるボビン当接部231に当接することによって、装着方向Dの開口側D2への移動が規制される。その後、コネクタ部240のコネクタ壁部241がコイルケース5の装着用切欠き56に装着されるとともに、イグナイタ43がボビン成形体210に組み付けられたコイル組付体10が、コイルケース5の収容部51に配置される。
(作用効果)
本形態の点火コイル1においては、コイルケース5に装着される、コネクタ部240のコネクタ壁部241の内面にコネクタ側リブ26を形成し、コネクタ側リブ26によってイグナイタ43を外周コア42の連結コア部422に押し当てるようにしている。コネクタ側リブ26は、装着方向Dの開口側D2に行くほど軸方向Lへの突出量が大きくなるテーパ部位261を有する。そして、イグナイタ43が、外周コア42等が配置されたコイル組付体10に配置されるときには、コネクタ側リブ26のテーパ部位261に、イグナイタ43が当接する。
このとき、イグナイタ43が、コネクタ側リブ26のテーパ部位261を滑ることによって外周コア42の連結コア部422の側に位置ずれし、イグナイタ43を適切に外周コア42に押し当てることができる。そして、コイル組付体10がコイルケース5に配置されたときには、連結コア部422に押し当てられたイグナイタ43は、ボビン当接部231とコネクタ側リブ26との間に挟まれた状態で、コイルケース5内に維持される。これにより、イグナイタ43から外周コア42への放熱効率を効果的に高めることができる。
本形態の点火コイル1によっても、イグナイタ43から外周コア42への放熱効率を効果的に高めることができる。
図12に示すように、本形態のコイルケース5にも、ケース側リブ54が形成されていてもよい。この場合には、イグナイタ43は、コネクタ側リブ26及びケース側リブ54の両方によって連結コア部422に押し当てられ、イグナイタ43と連結コア部422とをより効果的に密着させることができる。
本形態の点火コイル1における、その他の構成、作用効果等については、実施形態1の点火コイル1の構成、作用効果等と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の構成要素と同様である。
<実施形態3>
本形態は、図13に示すように、コイルケース5に装着されるコネクタ24が、一次ボビン21と別体に形成された場合について示す。本形態においては、図14に示すように、イグナイタ43、外周コア42等が配置されたコイルケース5の装着用切欠き56にコネクタ24のコネクタ壁部241を装着するときに、コネクタ24によって、イグナイタ43が外周コア42の連結コア部422に押し当てられる構成を採用している。
図13に示すように、本形態のコネクタ24は、コネクタ側リブ26が内面に形成されたコネクタ壁部241を有する。コネクタ壁部241は、コイルケース5の装着用切欠き56に装着されてコイルケース5の一部を形成する。コネクタ壁部241の内面には、イグナイタ43の装着方向Dの開口側D2の端部に当接するコネクタ当接部27が形成されている。
本形態のコネクタ当接部27は、テーパ部位261によって構成されたコネクタ側リブ26から連続して形成されている。より具体的には、コネクタ当接部27は、コネクタ側リブ26のテーパ部位261の装着方向Dの開口側D2に隣接して形成されている。なお、コネクタ当接部27は、コネクタ側リブ26から独立して形成してもよい。コネクタ当接部27は、1つ形成するだけでなく、幅方向Wに並んで複数形成してもよい。コネクタ当接部27により、イグナイタ43の装着方向Dの開口側D2への移動を規制することができる。
図13に示すように、本形態のコイルケース5の内面としての内側角部531には、実施形態1の場合と同様のケース側リブ54が形成されている。本形態のケース側リブ54は、イグナイタ43によって塑性変形しない形状に形成されている。また、コイルケース5の底部53の内面には、ケース側リブ54から連続して、イグナイタ43の装着方向Dの底側D1の端部に当接するケース当接部55が形成されている。なお、ケース当接部55は、ケース側リブ54から独立して形成してもよい。ケース当接部55は、1つ形成するだけでなく、幅方向Wに並んで複数形成してもよい。
ケース当接部55の形成により、イグナイタ43を装着方向Dの底側D1から受け止めることができる。そして、イグナイタ43は、コネクタ当接部27とケース当接部55との間に挟まれて、コイルケース5内における装着方向Dの位置が固定される。ケース当接部55は、実施形態1のボビン成形体210が用いられる場合に採用してもよい。
(イグナイタ43とコネクタ側リブ26との当接)
本形態においては、一次コイル2、二次コイル3、二次ボビン31、中心コア41及び外周コア42がボビン成形体210に組み付けられたコイル組付体10と、イグナイタ43とがコイルケース5内に配置される。次いで、図14に示すように、コイルケース5の装着用切欠き56に対してコネクタ24のコネクタ壁部241が装着される。
このとき、コネクタ壁部241におけるコネクタ側リブ26のテーパ部位261に、イグナイタ43の装着方向Dの開口側D2の角部が当接し、コイルケース5内のイグナイタ43が、コネクタ側リブ26のテーパ部位261によって外周コア42の連結コア部422の側に押し出される。そして、イグナイタ43は、外周コア42の連結コア部422に当接する位置まで押し出される。次いで、コネクタ当接部27及びケース当接部55がイグナイタ43に当接し、コイルケース5内におけるイグナイタ43の位置が固定され、イグナイタ43が外周コア42の連結コア部422に押し当てられた状態が維持される。
本形態の点火コイル1における、その他の構成、作用効果等については、実施形態1,2の点火コイル1の構成、作用効果等と同様である。また、本形態においても、実施形態1,2に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1,2の構成要素と同様である。
<実施形態4>
本形態においては、図15~図24に示すように、イグナイタ43のイグナイタ導体434及びコネクタ24としてのコネクタ部240のコネクタ導体25の少なくとも一方に、弾性変形可能な弾性変形部253,435を形成した場合について示す。イグナイタ導体434は、イグナイタ43におけるモールド樹脂433の装着方向Dの開口側D2の端部から、装着方向Dの開口側D2に引き出されている。図1及び図2に示したように、コネクタ導体25の一端部は、ボビン成形体210のコネクタ部240からコイルケース5の外部に突出しており、コネクタ導体25の他端部は、コネクタ部240からコイルケース5の内部に突出している。
コネクタ導体25は、イグナイタ導体434に軸方向Lから対面して、イグナイタ導体434に接合されている。イグナイタ導体434及びコネクタ導体25の少なくとも一方は、互いに密着しやすくするために、互いに接近する方向に若干傾斜して形成されている。
図15に示すように、本形態の弾性変形部253は、コネクタ導体25の一部がU字状に折り返された、弾性変形可能なバネ構造を有する折返し部254によって構成されている。コネクタ導体25は、導電性を有する板状素材によって形成されており、折返し部254は、板状素材の一部が、板面に垂直な厚み方向に折り返されることによって形成されている。折返し部254は、コネクタ導体25における、イグナイタ導体434との対面部251に対して屈曲した屈曲部252に形成されている。対面部251には、イグナイタ導体434と接触する凸状部251Aが形成されていてもよい。
折返し部254は、図15に示すように、傾斜状に折り返されていてもよく、図16に示すように、互いに平行な部分を形成する状態に折り返されていてもよい。また、折返し部254は、図17に示すように、互いに平行な部分が複数並ぶ状態で折り返されていてもよい。
また、折返し部254は、図18に示すように、対面部251の先端部を折り返す状態で形成されていてもよい。この場合、折返し部254は、対面部251に互いに平行な部分を形成する状態で形成すればよい。
また、図19に示すように、弾性変形部435は、イグナイタ導体434の一部がZ字状に折り曲げられた、弾性変形可能なバネ構造を有する折曲げ部436によって構成されていてもよい。イグナイタ導体434は、導電性を有する板状素材によって形成され、折曲げ部436は、板状素材の一部が、板面に垂直な厚み方向に折り曲げられることによって形成される。折曲げ部436は、イグナイタ導体434がイグナイタ43のモールド樹脂433から装着方向Dの開口側D2に引き出された位置を、軸方向Lにオフセットするように形成される。
また、コネクタ導体25における折返し部254と、イグナイタ導体434における折曲げ部436とを併用してもよい。
弾性変形部253は、図20に示すように、コネクタ導体25の一部の断面積が絞られた、弾性変形可能な絞り部255によって構成されていてもよい。絞り部255は、コネクタ導体25の他の一般部の断面積よりも断面積が小さいことにより、コネクタ導体25が弾性変形するときの起点を形成することができる。絞り部255は、コネクタ導体25の対面部251に対して屈曲した屈曲部252に形成される。絞り部255は、コネクタ導体25を構成する板状素材の一部が、厚みが最も小さい板面方向に絞られることによって形成される。
また、弾性変形部435は、図21に示すように、イグナイタ導体434の一部の断面積が絞られた、弾性変形可能な絞り部437によって構成されていてもよい。また、図22に示すように、コネクタ導体25に形成された絞り部255と、イグナイタ導体434に形成された絞り部437とを併用してもよい。
絞り部255は、図23に示すように、コネクタ導体25の屈曲部252において、板面に平行な幅方向Wに絞られていてもよい。図23は、コネクタ導体25の周辺を装着方向Dの開口側D2から見た状態で示す。また、絞り部437は、図24に示すように、イグナイタ導体434において、板面に平行な幅方向Wに絞られていてもよい。図24は、イグナイタ導体434の周辺を軸方向Lの高電圧側L1から見た状態で示す。
(作用効果)
ケース側リブ54又はコネクタ側リブ26によって、イグナイタ43が外周コア42の連結コア部422に押し当てられるときには、コネクタ導体25とイグナイタ導体434とが互いに接触する部位に応力が生じる。このとき、コネクタ導体25又はイグナイタ導体434が弾性変形部253,435によって弾性変形することによって、コネクタ導体25とイグナイタ導体434との間に生じる応力を低減させることができる。これにより、イグナイタ43に内蔵されたスイッチング素子を含む回路形成部431に、点火コイル1の組付時の不要な応力が作用しないようにすることができる。
本形態の構成は、一次ボビン21とは別体に成形された実施形態3のコネクタ24を用いる場合に採用してもよい。また、折返し部254及び絞り部255を併用してもよく、折曲げ部436及び絞り部437を併用してもよい。
本形態の点火コイル1における、その他の構成、作用効果等については、実施形態1~3の点火コイル1の構成、作用効果等と同様である。また、本形態においても、実施形態1~3に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1~3の構成要素と同様である。
本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。さらに、本発明から想定される様々な構成要素の組み合わせ、形態等も本発明の技術思想に含まれる。
1 点火コイル
2 一次コイル
3 二次コイル
42 外周コア
43 イグナイタ
5 コイルケース
54 ケース側リブ
6 絶縁固着樹脂

Claims (9)

  1. スイッチング素子によって通電及び通電の遮断が行われる一次コイル(2)と、
    前記一次コイルの外周側に前記一次コイルと同軸状に配置され、前記一次コイルへの通電の遮断を受けて誘導起電力を発生させる二次コイル(3)と、
    前記一次コイルの内周側に配置された中心コア(41)と、
    前記二次コイルの軸方向(L)の両側及び前記軸方向に直交する幅方向(W)の両側を含む四角環形状を有し、前記中心コアとともに閉磁路を形成する外周コア(42)と、
    前記スイッチング素子を有し、前記外周コアの前記軸方向の低電圧側(L2)に隣接して配置されたイグナイタ(43)と、
    前記軸方向及び前記幅方向の双方に直交する装着方向(D)の一方側に開口部(52)を有するとともに前記装着方向の他方側に底部(53)を有し、前記一次コイル、前記二次コイル、前記中心コア、前記外周コア及び前記イグナイタを収容するコイルケース(5)と、
    前記コイルケース内の隙間に充填され、前記一次コイル、前記二次コイル、前記中心コア、前記外周コア及び前記イグナイタを絶縁して固着する絶縁固着樹脂(6)と、を備え、
    前記コイルケースにおける、前記装着方向の前記底部側に位置する内面には、前記底部側に行くほど前記軸方向への突出量が大きいテーパ形状を有し、かつ前記イグナイタの前記装着方向の前記底部側の角部に当接して、前記イグナイタを前記外周コアに押し当てるケース側リブ(54)が形成されている、内燃機関用点火コイル(1)。
  2. 前記ケース側リブの前記幅方向の幅は、前記軸方向の先端側に行くほど小さくなっており、
    前記ケース側リブは、前記コイルケースの前記開口部から前記コイルケース内に前記イグナイタが挿入されたときに、前記イグナイタによって先端側の一部が潰される位置に形成されている、請求項1に記載の内燃機関用点火コイル。
  3. 前記一次コイルが外周に巻き付けられた一次ボビン(21)には、前記イグナイタの前記装着方向の前記開口部側の端部に当接するボビン当接部(231)が設けられており、
    前記コイルケースの前記底部の内面には、前記ケース側リブから連続して、又は前記ケース側リブから独立して、前記イグナイタの前記装着方向の前記底部側の端部に当接するケース当接部(55)が形成されている、請求項1又は2に記載の内燃機関用点火コイル。
  4. 前記コイルケースには、前記コイルケースの前記軸方向の低電圧側の一部を形成するコネクタ壁部(241)を有し、前記コイルケースの外部に突出するコネクタ(24)が装着されており、
    前記コネクタ壁部の内面には、前記装着方向の前記開口部側に行くほど前記軸方向への突出量が大きくなる部位を有し、かつ前記イグナイタを前記外周コアに押し当てるコネクタ側リブ(26)が形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の内燃機関用点火コイル。
  5. 前記コネクタ壁部の内面には、前記イグナイタの前記装着方向の前記開口部側の端部に当接するコネクタ当接部(27)が形成されている、請求項4に記載の内燃機関用点火コイル。
  6. スイッチング素子によって通電及び通電の遮断が行われる一次コイル(2)と、
    前記一次コイルの外周側に前記一次コイルと同軸状に配置され、前記一次コイルへの通電の遮断を受けて誘導起電力を発生させる二次コイル(3)と、
    前記一次コイルの内周側に配置された中心コア(41)と、
    前記二次コイルの軸方向(L)の両側及び前記軸方向に直交する幅方向(W)の両側を含む四角環形状を有し、前記中心コアとともに閉磁路を形成する外周コア(42)と、
    前記スイッチング素子を有し、前記外周コアの前記軸方向の低電圧側(L2)に隣接して配置されたイグナイタ(43)と、
    前記軸方向及び前記幅方向の双方に直交する装着方向(D)の一方側に開口部(52)を有するとともに前記装着方向の他方側に底部(53)を有し、前記一次コイル、前記二次コイル、前記中心コア、前記外周コア及び前記イグナイタを収容するコイルケース(5)と、
    前記コイルケースの前記軸方向の低電圧側の一部を形成するコネクタ壁部(241)を有し、前記コイルケースの外部に突出する状態で、前記コイルケースに装着されたコネクタ(24)と、
    前記コイルケース内の隙間に充填され、前記一次コイル、前記二次コイル、前記中心コア、前記外周コア及び前記イグナイタを絶縁して固着する絶縁固着樹脂(6)と、を備え、
    前記コネクタ壁部の内面には、前記装着方向の前記開口部側に行くほど前記軸方向への突出量が大きくなるテーパ部位(261)を有し、かつ前記イグナイタを前記外周コアに押し当てるコネクタ側リブ(26)が形成されている、内燃機関用点火コイル(1)。
  7. 前記コネクタ壁部の内面には、前記イグナイタの前記装着方向の前記開口部側の端部に当接するコネクタ当接部(27)が形成されている、請求項6に記載の内燃機関用点火コイル。
  8. 前記コネクタは、前記一次コイルが外周に巻き付けられた一次ボビン(21)に一体成形されており、
    前記コネクタには、前記イグナイタの前記装着方向の前記開口部側の端部に当接するボビン当接部(231)が形成されている、請求項6又は7に記載の内燃機関用点火コイル。
  9. 前記イグナイタの前記装着方向の前記開口部側の端部には、前記開口部側に向けてイグナイタ導体(434)が引き出されており、
    前記コネクタには、前記イグナイタ導体に前記軸方向から対面して、前記イグナイタ導体に接合されたコネクタ導体(25)が設けられており、
    前記イグナイタ導体及び前記コネクタ導体の少なくとも一方には、弾性変形可能な弾性変形部(253,435)が形成されている、請求項4~8のいずれか1項に記載の内燃機関用点火コイル。
JP2020151710A 2020-09-10 2020-09-10 内燃機関用点火コイル Active JP7484600B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020151710A JP7484600B2 (ja) 2020-09-10 2020-09-10 内燃機関用点火コイル
US17/468,859 US11776739B2 (en) 2020-09-10 2021-09-08 Ignition coil for internal combustion engine
CN202111054641.1A CN114171308A (zh) 2020-09-10 2021-09-09 内燃机点火线圈

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020151710A JP7484600B2 (ja) 2020-09-10 2020-09-10 内燃機関用点火コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022045941A JP2022045941A (ja) 2022-03-23
JP7484600B2 true JP7484600B2 (ja) 2024-05-16

Family

ID=80469947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020151710A Active JP7484600B2 (ja) 2020-09-10 2020-09-10 内燃機関用点火コイル

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11776739B2 (ja)
JP (1) JP7484600B2 (ja)
CN (1) CN114171308A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328990A (ja) 2005-05-24 2006-12-07 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル
JP2009117487A (ja) 2007-11-02 2009-05-28 Diamond Electric Mfg Co Ltd 内燃機関用点火コイル
JP2012156427A (ja) 2011-01-28 2012-08-16 Denso Corp 内燃機関用の点火コイル及びその製造方法
JP2013123010A (ja) 2011-12-12 2013-06-20 Denso Corp 内燃機関用点火コイル
JP2015018921A (ja) 2013-07-10 2015-01-29 株式会社デンソー 内燃機関用点火コイルのイグナイタ接合構造
JP2016081970A (ja) 2014-10-10 2016-05-16 株式会社デンソー 内燃機関用点火コイル
JP2017045760A (ja) 2015-08-24 2017-03-02 株式会社デンソー 内燃機関用の点火コイル
US20200158071A1 (en) 2018-11-21 2020-05-21 Denso Corporation Ignition coil unit

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4978497B2 (ja) 2008-02-11 2012-07-18 株式会社デンソー 点火コイル
JP6977512B2 (ja) * 2017-11-30 2021-12-08 株式会社デンソー 内燃機関用点火コイル

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328990A (ja) 2005-05-24 2006-12-07 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル
JP2009117487A (ja) 2007-11-02 2009-05-28 Diamond Electric Mfg Co Ltd 内燃機関用点火コイル
JP2012156427A (ja) 2011-01-28 2012-08-16 Denso Corp 内燃機関用の点火コイル及びその製造方法
JP2013123010A (ja) 2011-12-12 2013-06-20 Denso Corp 内燃機関用点火コイル
JP2015018921A (ja) 2013-07-10 2015-01-29 株式会社デンソー 内燃機関用点火コイルのイグナイタ接合構造
JP2016081970A (ja) 2014-10-10 2016-05-16 株式会社デンソー 内燃機関用点火コイル
JP2017045760A (ja) 2015-08-24 2017-03-02 株式会社デンソー 内燃機関用の点火コイル
US20200158071A1 (en) 2018-11-21 2020-05-21 Denso Corporation Ignition coil unit
JP2020088082A (ja) 2018-11-21 2020-06-04 株式会社デンソー 点火コイル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022045941A (ja) 2022-03-23
CN114171308A (zh) 2022-03-11
US11776739B2 (en) 2023-10-03
US20220076883A1 (en) 2022-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4992926B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2009038199A (ja) 点火コイル
US7239224B2 (en) Ignition coil having center core
US7212092B2 (en) Device for energy storage and energy transformation
JP5846741B2 (ja) 内燃機関用の点火コイル
US7626481B2 (en) Ignition coil
JP7484600B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2009299614A (ja) 内燃機関用点火装置
JP7225728B2 (ja) 点火コイル
JP3207076B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP4063304B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP3629983B2 (ja) 点火コイル
JP5299317B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2008172162A (ja) 点火コイル用の軟磁性体
JP7191177B1 (ja) 点火コイル
JP2004019486A (ja) 内燃機関用点火装置
JP2022143012A (ja) 内燃機関用の点火コイル
JP6061284B2 (ja) 内燃機関用の点火コイル
JP7384082B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2008277459A (ja) 点火コイル
JPH062643A (ja) 内燃機関用点火装置
JP5038171B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2011071246A (ja) 内燃機関用点火コイル装置
JP2023053698A (ja) 内燃機関用の点火コイル
JP2023028463A (ja) 内燃機関用の点火コイル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7484600

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150