JP7484430B2 - 液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法 - Google Patents

液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法に関する。
例えば特許文献1には、布帛等の浸透性の高い媒体に対してヘッドのノズルから液体を複数回に亘り吐出する記録装置が、液体吐出装置の一例として開示されている。この記録装置では、媒体に対して1回目の液体の吐出を行った後、その1回目の吐出による液体が媒体上で湿っている状態で、その上に2回目の吐出による液体が重なるように、1回目の吐出での吐出量よりも少ない吐出量での2回目の液体の吐出が行われる。
特開2014-114529号公報
上記の記録装置では、浸透性の高い媒体に対して液体を複数回に亘って吐出する際に、1回目の液体の吐出量を2回目の液体の吐出量よりも多くしている。そのため、1回目に媒体に吐出された液体のうちの多くが、媒体上で乾燥する前に媒体内に浸透してしまい、発色性が低下する虞があった。こうした発色性の低下を避けるためには、1回目の液体の吐出時に更に多くの液体を吐出する必要があるため、液体の消費量が増加してしまうという課題がある。
上記課題を解決する液体吐出装置は、浸透性を有する媒体に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドの駆動を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、第1の吐出として、前記媒体の所定領域に前記液体吐出ヘッドから第1の量の前記液体を吐出させた後、第2の吐出として、前記媒体の前記所定領域に前記液体吐出ヘッドから前記第1の量よりも多い第2の量の前記液体を吐出させる。
上記課題を解決する液体吐出装置の制御方法は、浸透性を有する媒体に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置の制御方法であって、前記媒体の所定領域に前記液体吐出ヘッドから第1の量の前記液体を吐出させることと、その後に前記媒体の前記所定領域に前記液体吐出ヘッドから前記第1の量よりも多い第2の量の前記液体を吐出させることと、を含む。
一実施形態の液体吐出装置の内部構造を模式的に示す側断面図。 液体吐出ヘッドを搭載したキャリッジの底面図。 変形例の液体吐出ヘッドを搭載したキャリッジの底面図。
以下、液体吐出装置の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図1では、液体吐出装置11が水平面上に置かれているものとし、図1における上下方向を鉛直方向Zとする。また、液体吐出装置11を図1における左側面である正面から見た場合の鉛直方向Zと直交する2つの方向のうち、図1では紙面と直交する方向を幅方向Xとし、図1における左右方向を奥行方向Yとする。奥行方向Yは、図1での左側を前側又は正面側とし、図1での右側を後側又は背面側とする。
図1に示すように、液体吐出装置11は、筐体となる装置本体12を有している。装置本体12の内部には、例えば布帛等の浸透性を有する媒体Pを積層状態にして収容可能な媒体収容部13と、媒体Pに対して液体の一例であるインク等の液滴を吐出する液体吐出部14と、媒体収容部13から媒体Pを液体吐出部14に向けて搬送する媒体搬送部15とが設けられている。すなわち、液体吐出装置11は、媒体搬送部15により液体吐出部14を経由する搬送経路16を搬送される媒体Pに対して液体吐出部14において液滴を吐出することにより媒体Pに文字、図形等の画像を形成するインクジェット式のプリンターである。
媒体搬送部15は、媒体収容部13内に積層された媒体Pに接触して回転することにより、媒体Pを液体吐出部14が位置する下流側に給送する給送ローラー17を備えている。媒体Pの給送方向において給送ローラー17よりも下流側であって且つ給送ローラー17よりも上方となる位置には、幅方向Xに沿う軸18を中心にして回転する反転ローラー19が設けられている。反転ローラー19は、その周面に媒体Pを巻き付けた状態で、図1において反時計回り方向に回転することにより、媒体収容部13から給送ローラー17が反転ローラー19まで送り出した媒体Pを反転させて下流側に搬送する。
反転ローラー19の周りには、反転ローラー19との間に媒体Pを挟んで従動回転する2つの従動ローラー20,21が回転自在に設けられている。2つの従動ローラー20,21のうち媒体Pの搬送方向で下流側に位置する従動ローラー21の前方斜め下方には、反転ローラー19の周面から下流側に送り出された媒体Pが前方の液体吐出部14に向けて搬送されるように媒体Pをガイドするガイド部材22が設けられている。すなわち、媒体Pは、搬送経路16を反転ローラー19からガイド部材22を経て液体吐出部14に向かうとき、奥行方向Yで後側から前側に向かう方向となる搬送方向Y1に搬送される。
さらに、媒体搬送部15は、ガイド部材22よりも搬送方向Y1の下流側に、搬送ローラー対23と排出ローラー対24とを備えている。媒体Pの搬送方向Y1において、搬送ローラー対23は、液体吐出部14よりも上流側に設けられ、排出ローラー対24は、液体吐出部14よりも下流側に設けられている。搬送ローラー対23及び排出ローラー対24は、それぞれ駆動ローラー23a,24aと従動ローラー23b,24bとからなり、媒体Pを奥行方向Yに沿う水平な方向に搬送する。そして、液体吐出部14から液滴を吐出されて画像形成された媒体Pは、排出ローラー対24の回転に伴い液体吐出部14から更に下流側に搬送され、装置本体12の正面に開口形成された排出口25を介して外部に排出される。
液体吐出部14は、搬送ローラー対23及び排出ローラー対24により挟持されて下流側に搬送される媒体Pを下面側から支持する媒体支持部26を備えている。媒体支持部26は、装置本体12の幅方向Xでもある媒体Pの幅方向を長手方向とする平面視矩形状をなす支持台であり、その長手方向の長さは媒体Pの幅寸法よりも長い。また、鉛直方向Zで媒体支持部26の上方となる位置には、ガイド軸27が幅方向Xに延びるように架設されている。ガイド軸27には、キャリッジ28が媒体Pに対する主走査方向となる幅方向Xに沿って往復移動するように支持され、そのキャリッジ28には、媒体支持部26上に支持された媒体Pに向けて液体を吐出する液体吐出ヘッド30が搭載されている。この点で、本実施形態の液体吐出装置11は、キャリッジ28を主走査方向に移動させながら、そのキャリッジ28に搭載された液体吐出ヘッド30から媒体Pに対して液体を吐出させる、所謂シリアル型のプリンターである。
図1及び図2に示すように、液体吐出ヘッド30は、複数のヘッド31,32を含んで構成されている。すなわち、液体吐出ヘッド30は、第1ヘッド31と、媒体Pの搬送方向Y1において第1ヘッド31よりも下流に配置される第2ヘッド32と、で構成されている。第1ヘッド31及び第2ヘッド32の各下面31a,32aには、搬送方向Y1に沿って並ぶ多数のノズル33からなる複数のノズル列B1~B4,C1~C4,M1~M4,YE1~YE4が、それぞれ形成されている。これら複数のノズル列B1~B4,C1~C4,M1~M4,YE1~YE4は、2列ずつ幅方向Xに近接して対をなす複数対のノズル列同士が、幅方向Xにおいて隣り合う他の対のノズル列同士との間に所定の間隔をおくようにして平行に形成されている。
本実施形態の場合、図2において左側から右側への列順で第1列~第8列までの8つのノズル列B1,B2,C1,C2,M1,M2,YE1,YE2が、各ヘッド31,32の下面31a,32aにおける搬送方向Y1での中途よりも上流側の領域に形成される。そして、同じく列順で第9列~第16列までの8つのノズル列B3,B4,C3,C4,M3,M4,YE3,YE4が、各ヘッド31,32の下面31a,32aにおける搬送方向Y1での中途よりも下流側の領域に形成される。なお、搬送方向Y1の上流側に形成される8つのノズル列B1,B2,C1,C2,M1,M2,YE1,YE2と、搬送方向Y1の下流側に形成される8つのノズル列B3,B4,C3,C4,M3,M4,YE3,YE4とは、上記した所定の間隔の半分の距離だけ幅方向Xに位置をずらせるように形成される。
因みに、ノズル列B1~B4のノズル33からは液体の一種であるブラックインクが吐出され、ノズル列C1~C4のノズル33からは液体の一種であるシアンインクが吐出される。また、ノズル列M1~M4のノズル33からは液体の一種であるマゼンタインクが吐出され、ノズル列YE1~YE4のノズル33からは液体の一種であるイエローインクが吐出される。そして、本実施形態の場合、各カラーインクのノズル列B1~B4,C1~C4,M1~M4,YE1~YE4は、濃色インクのノズル列B1,B2,C1,C2,M1,M2,YE1,YE2と、淡色インクのノズル列B3,B4,C3,C4,M3,M4,YE3,YE4と、で構成されている。
第1ヘッド31と第2ヘッド32の各内部には、制御部34により駆動制御される図示しない圧電素子がノズル列B1~B4,C1~C4,M1~M4,YE1~YE4を形成する各ノズル33と個別対応するように配設されている。各圧電素子は、媒体搬送部15により搬送経路16を第1ヘッド31及び第2ヘッド32の下方位置まで搬送された媒体Pに対して、制御部34の駆動制御に基づき、各ノズル33からインク等の画像形成用の液体を吐出させる。このように、制御部34は、媒体Pを搬送する媒体搬送部15の駆動を制御する他に、媒体Pに液体を吐出する液体吐出部14の駆動を制御する。
すなわち、制御部34は、第1ヘッド31のノズル33から媒体Pに対して液体を吐出させる際には、第1の吐出として、第1の量の液体が吐出されるように、第1ヘッド31の各ノズル33と個別に対応する圧電素子の駆動を制御する。その一方、制御部34は、第2ヘッド32のノズル33から媒体Pに対して液体を吐出させる際には、第2の吐出として、第1の量よりも多い第2の量の液体が吐出されるように、第2ヘッド32の各ノズル33と個別に対応する圧電素子の駆動を制御する。
つまり、液体吐出装置11は、媒体Pの所定領域に液体吐出ヘッド30から第1の量の液体を吐出させることと、その後に媒体Pの所定領域に液体吐出ヘッド30から第1の量よりも多い第2の量の液体を吐出させることと、を含む液体吐出装置の制御方法によって駆動状態が制御される。因みに、第2の吐出時における液体の吐出量である第2の量は、一般的な液体吐出装置11において媒体Pの所定領域に1回目の液体の吐出を行った後に2回目の液体の吐出を行う場合の通常の吐出量に相当するものであり、不必要に多い量ではない。
本実施形態の場合、制御部34は、液体の吐出量が第1の吐出時には相対的に少ない第1の量となる一方で第2の吐出時には第1の量よりも多い第2の量となるように、第1ヘッド31と第2ヘッド32のノズル33から吐出される液体の液滴の大きさを調整する。つまり、制御部34は、第1ヘッド31のノズル33から第1の吐出として液体を吐出させる際には、吐出される液滴の大きさが相対的に小さくなるように圧電素子の駆動を制御することで、液体の吐出量を相対的に少ない第1の量に調整する。一例として、第1の吐出時には、第1ヘッド31のノズル33から吐出される液体の液滴の大きさが15ナノグラムとなるように、制御部34は、第1ヘッド31のノズル33と対応する圧電素子の駆動を制御する。
その一方、制御部34は、第2ヘッド32のノズル33から第2の吐出として液体を吐出させる際には、吐出される液滴の大きさが相対的に大きくなるように圧電素子の駆動を制御することで、液体の吐出量を第1の量よりも多い第2の量に調整する。一例として、第2の吐出時には、第2ヘッド32のノズル33から吐出される液体の液滴の大きさが30ナノグラムとなるように、制御部34は、第2ヘッド32のノズル33と対応する圧電素子の駆動を制御する。
また、制御部34は、第1ヘッド31及び第2ヘッド32を搭載して幅方向Xに往復移動するキャリッジ28の移動速度を制御することにより、第1の吐出時及び第2の吐出時における第1ヘッド31及び第2ヘッド32からの液体の吐出量を各々調整する。すなわち、制御部34は、キャリッジ28と共に移動する第1ヘッド31のノズル33から第1の吐出として液体を吐出させる際には、キャリッジ28の移動速度が相対的に速くなるように図示しないモーター等の移動用駆動源を制御する。その一方、制御部34は、第2ヘッド32のノズル33から第2の吐出として液体を吐出させる際には、キャリッジ28の移動速度が相対的に遅くなるように移動用駆動源を制御する。
例えば、圧電素子の駆動によるノズル33からの液体の吐出速度が一定である場合、第1ヘッド31及び第2ヘッド32を搭載したキャリッジ28の移動速度が相対的に速い場合と相対的に遅い場合とでは、相対的に速い場合の方が液体の吐出量は相対的に少ない。これは、キャリッジ28の移動速度が相対的に速い場合は、遅い場合に比べて、液体が着弾する間隔が広くなるためである。更に、キャリッジ28の移動速度を相対的に速くすることで、ノズル33から吐出された液体の液滴が媒体Pの表面上に着弾したときに、キャリッジ28の移動速度が相対的に遅い場合よりも斜め方向に着弾させることができるため、少ない液体の量で広い範囲に液体を吐出できる。
このように、制御部34は、第1ヘッド31及び第2ヘッド32を搭載したキャリッジ28の移動速度を相対的に速くさせることで、液体の吐出量を相対的に少ない第1の量に調整する。その一方、制御部34は、第1ヘッド31及び第2ヘッド32を搭載したキャリッジ28の移動速度を相対的に遅くさせることで、液体の吐出量を第1の量よりも多い第2の量に調整する。
さらに、制御部34は、少ない液体の量で広い範囲に液体を吐出するために、移動するキャリッジ28に搭載された第1ヘッド31及び第2ヘッド32のノズル33から吐出される液体の吐出速度を制御してもよい。すなわち、制御部34は、キャリッジ28と共に移動する第1ヘッド31のノズル33から第1の吐出として液体を吐出させる際には、液体の吐出速度が相対的に遅くなるように圧電素子の駆動を制御する。その一方、制御部34は、キャリッジ28と共に移動する第2ヘッド32のノズル33から第2の吐出として液体を吐出させる際には、液体の吐出速度が相対的に速くなるように圧電素子の駆動を制御する。
例えば、液体吐出ヘッド30を搭載したキャリッジ28の移動速度が一定である場合、液体吐出ヘッド30から吐出される液体の吐出速度が相対的に遅い場合と相対的に速い場合とでは、相対的に遅い場合の方が、移動中の液体吐出ヘッド30のノズル33から吐出された液体の液滴が媒体Pの表面上に着弾したときに、相対的に速い場合よりも斜め方向に着弾させることができるため、少ない液体の量で広い範囲に液体を吐出できる。
このように、制御部34は、移動するキャリッジ28に搭載された第1ヘッド31からの液体の吐出速度を相対的に遅くさせることで、少ない液体の量で広い範囲に液体を吐出する。
次に、上記実施形態の作用について説明する。
さて、媒体Pが媒体搬送部15により液体吐出部14まで搬送されると、制御部34の制御により、キャリッジ28が主走査方向となる幅方向Xに移動するとともに、その移動中に液体吐出ヘッド30から媒体支持部26上の媒体Pに対して液体が吐出される。そして、吐出された液体が媒体P上において乾燥することにより、媒体Pの表面に画像が形成される。
まず、媒体Pが媒体搬送部15により第1ヘッド31の下面31aと対向する位置まで搬送されると、第1の吐出として、第1ヘッド31のノズル33から媒体Pに対して第1の量の液体が吐出される。このとき、制御部34の制御により、第1ヘッド31のノズル33から吐出される液体の液滴の大きさが相対的に小さくされると共に、キャリッジ28の移動速度が相対的に速くされる。加えて、制御部34の制御により、第1ヘッド31のノズル33から吐出される液体の吐出速度が相対的に遅くされる。
すると、吐出される液体の液滴の大きさが相対的に小さいため、媒体Pの所定領域に吐出される液体の量が少なくなる。また、キャリッジ28の移動速度が相対的に速いため、この点でも、媒体Pの所定領域に吐出される液体の量が少なくなる。また、移動中の第1ヘッド31から吐出される液体の吐出速度は相対的に遅いため、液体の量が少なくても広い範囲に液体を吐出することができる。このように第1の吐出時には、媒体Pの所定領域に吐出される液体の量が相対的に少ない第1の量であるため、媒体Pの所定領域に吐出された第1の量の液体は媒体P内に浸透するよりも前に媒体P上で乾燥しやすい。
そして次に、媒体Pが媒体搬送部15により第1ヘッド31よりも下流側の第2ヘッド32の下面32aと対向する位置まで搬送されると、第2の吐出として、第2ヘッド32のノズル33から媒体Pに対して第1の量よりも多い第2の量の液体が吐出される。このとき、制御部34の制御により、第2ヘッド32のノズル33から吐出される液体の液滴の大きさが第1の吐出時よりは大きくされるとともに、キャリッジ28の移動速度が第1の吐出時よりは遅くされる。加えて、制御部34の制御により、第2ヘッド32のノズル33から吐出される液体の吐出速度が相対的に速くされる。
すると、吐出される液体の液滴の大きさが相対的に大きいため、媒体Pの所定領域に吐出される液体の量が第1の吐出時よりは多くなる。また、キャリッジ28の移動速度が相対的に遅いため、この点でも、媒体Pの所定領域に吐出される液体の量が第1の吐出時よりは多くなる。このように第2の吐出時には、第1の吐出時に第1の量の液体が吐出され且つ当該液体が相対的に早く乾燥した後の媒体Pの所定領域上に第1の量よりも多い第2の量の液体が重なるように吐出される。そのため、第2の吐出時には、媒体Pの所定領域上に吐出された第2の量の液体が、第1の吐出時に吐出された液体が表面上で乾燥した状態にある媒体P内には浸透しにくくなる。その結果、第1の吐出時及び第2の吐出時における媒体Pの所定領域上に吐出される液体の量を不必要に多くしなくても、媒体Pの表面上に液体の吐出によって形成される画像の発色性が確保される。
次に、上記実施形態の効果について説明する。
(1)第1の吐出時に媒体Pの所定領域に吐出された第1の量の液体が媒体P内に浸透するよりも前に媒体P上で乾燥しやすいため、その上に第2の吐出時に重なるように吐出された液体を媒体P内に浸透しにくくでき、少ない液体の吐出量で発色性を確保できる。
(2)媒体Pに対して、第1の吐出時には第1ヘッド31から液体を吐出させる一方、第2の吐出時には第1ヘッド31とは別の第2ヘッド32から液体を吐出させるため、媒体P上の広範囲の領域に対して液体を吐出できる。
(3)第1の吐出時には、第1ヘッド31から吐出される液体の液滴の大きさを、第2の吐出時における第2ヘッド32から吐出される液体の液滴の大きさよりも小さくすることで、媒体Pの所定領域に吐出される液体の量を相対的に少ない第1の量に調整できる。したがって、第1の吐出時における液体の消費量を容易に少なくすることができる。
(4)第1の吐出時には、液体吐出ヘッド30を搭載したキャリッジ28の移動速度を相対的に速くすることで、媒体Pの所定領域に吐出される液体の量を相対的に少ない第1の量に調整できるとともに、液体吐出ヘッド30から吐出された液体が媒体Pの表面に斜めに着弾するようにできる。したがって、第1の吐出時における液体の消費量を容易に少なくすることができるとともに、少ない液体の吐出量でも媒体P上の広範囲に液体を吐出することが可能となり、第1の吐出時における液体の消費量を更に抑制できる。
(5)第1の吐出時には、移動するキャリッジ28に搭載された液体吐出ヘッド30のノズル33からの液体の吐出速度を相対的に遅くすることで、液体吐出ヘッド30から吐出された液体が媒体Pの表面に斜めに着弾するようにできる。したがって、少ない液体の吐出量でも媒体P上の広範囲に液体を吐出することが可能となり、第1の吐出時における液体の消費量を更に抑制できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図3に示す変形例のように、第1ヘッド31の下面31aには、第1液体の一例である白色インクを吐出可能な多数のノズル33からなる16列のノズル列W1~W16が形成される構成であってもよい。この場合、第2ヘッド32の下面32aには、第2液体の一例であるカラーインクを吐出可能な多数のノズル33からなる16列のノズル列B1~B4,C1~C4,M1~M4,YE1~YE4が、上記実施形態と同様に形成される。
この変形例の場合、媒体Pが媒体搬送部15により第1ヘッド31の下面31aと対向する位置まで搬送されると、第1の吐出として、第1ヘッド31のノズル33から媒体Pに対して白色インクである第1液体が第1の量だけ吐出される。そして次に、媒体Pが媒体搬送部15により第1ヘッド31よりも下流側の第2ヘッド32の下面32aと対向する位置まで搬送されると、第2の吐出として、第2ヘッド32のノズル33から媒体Pに対して第1の量よりも多い第2の量のカラーインクである第2液体が吐出される。
なお、この変形例の場合も、上記実施形態の場合と同様に、第1の吐出時及び第2の吐出時には、吐出される液体の液滴の大きさ、キャリッジ28の移動速度、及びノズル33からの液体の吐出速度が制御部34により制御される。そして、かかる制御により、媒体Pに対する液体の吐出量が第1の吐出時には相対的に少ない第1の量に調整される一方で第2の吐出時には第1の量よりも多い第2の量に調整される。その結果、媒体P上には、白色インクである第1液体による下地印刷が第1液体の消費量を少なくして行われた後、その下地の上にカラーインクである第2液体による写真等の画像が発色性を確保して形成される。
・また、この変形例の構成の場合、第1の吐出として、第1ヘッド31のノズル33から媒体Pに対して白インクである第1液体を第1の量吐出した後、第2の吐出として、第1の吐出を行った上に、第1ヘッド31のノズル33から白インクである第1液体を第1の量よりも多い第2の量吐出することで、白色インクによる下地印刷を行い、その下地の上に、第2ヘッド32からカラーインクである第2液体を吐出して画像形成するようにしてもよい。こうすることで、媒体上に対して、白色インクを含む第1インクによる下地印刷を、消費量を少なくして行った後、第2液体による画像形成を、発色性を確保して行うことができる。
・制御部34は、第1の吐出時及び第2の吐出時に液体吐出ヘッド30から吐出される液体の吐出量を、液体吐出ヘッド30による液体の吐出周波数を制御することにより調整する構成であってもよい。この場合、第1の吐出時には、液体吐出ヘッド30による液体の吐出周波数が相対的に小さくなるように制御部34が液体吐出ヘッド30を制御することで、液体吐出ヘッド30からの液体の吐出量が相対的に少ない第1の量に調整される。その一方、第2の吐出時には、液体吐出ヘッド30による液体の吐出周波数が相対的に大きくなるように制御部34が液体吐出ヘッド30を制御することで、液体吐出ヘッド30からの液体の吐出量が第1の量よりも多い第2の量に調整される。一例として、液体吐出ヘッド30による液体の吐出周波数が、第1の吐出時には8キロヘルツとなり、第2の吐出時には10キロヘルツとなるように、制御部34は、液体吐出ヘッド30を制御する。この構成によれば、第1の吐出時には、液体吐出ヘッドによる液体の吐出周波数を第2の吐出時における液体吐出ヘッドによる液体の吐出周波数よりも小さくすることで、媒体の所定領域に吐出される液体の量を相対的に少ない第1の量に調整できる。したがって、第1の吐出時における液体の消費量を容易に少なくすることができる。
・制御部34は、第1の吐出時及び第2の吐出時に液体吐出ヘッド30から吐出される液体の吐出量を、各々のときに液体を吐出する液体吐出ヘッド30のノズル33の数を変更することにより調整する構成であってもよい。この場合、第1の吐出時には、第1列~第16列のうち一部のノズル列のノズル33から液体を吐出させることで、液体の吐出量が相対的に少ない第1の量に調整される。その一方、第2の吐出時には、第1列~第16列のうち第1の吐出時よりも多いノズル列のノズル33から液体を吐出させることで、液体の吐出量が第1の量よりも多い第2の量に調整される。
例えば、第1の吐出時には、第1列~第16列のうち奇数ノズル列又は偶数ノズル列のノズル33から液体を吐出させる一方、第2の吐出時には、第1列~第16列の全ノズル列のノズル33から液体を吐出させるようにしてもよい。又は、2列ずつ幅方向Xに近接して対をなすノズル列同士のうち、第1の吐出時には、片側1つのノズル列のノズル33から液体を吐出させる一方、第2の吐出時には、両側2つのノズル列のノズル33から液体を吐出させるようにしてもよい。
この構成によれば、第1の吐出時には、液体吐出ヘッドから液体を吐出するノズル33の数を第2の吐出時におけるノズル33の数よりも少なくすることで、媒体の所定領域に吐出される液体の量を相対的に少ない第1の量に調整できる。したがって、第1の吐出時における液体の消費量を容易に少なくすることができる。
・液体吐出装置11は、媒体Pの幅方向X全体をカバーするノズル33群を有する液体吐出ヘッド30を備えた所謂ラインヘッド型のプリンターであってもよい。
・液体吐出装置11は、媒体搬送部15により搬送中の媒体Pに対して液体吐出ヘッド30から液体を吐出するのではなく、液体吐出ヘッド30から液体を吐出して画像形成を行う度毎に、例えば手動等で媒体Pを媒体支持部26上にセットする構成でもよい。
・液体吐出装置11は、液体吐出ヘッド30が、第1ヘッド31及び第2ヘッド32のうち何れか一方の単一ヘッドで構成され、当該単一ヘッドで媒体Pの所定領域に、第1の吐出と第2の吐出という2回の液体の吐出を行う構成でもよい。この場合、第1の吐出時には、例えば単一ヘッドの下面における搬送方向Y1での中途よりも上流側及び下流側の何れか一方の領域に形成された8つのノズル列のノズル33から液体を吐出することで、液体の吐出量が相対的に少ない第1の量になる。そして、第2の吐出時には、上流側及び下流側の両領域に形成された全ノズル列のノズル33から液体を吐出することで、液体の吐出量が第1の量よりも多い第2の量になる。
・液体吐出ヘッド30は、複数のノズル33からではなく単一のノズル33から液体を吐出する構成であってもよい。
・媒体Pは、浸透性を有するならば、織物である布帛に限らず、編物であるニットや、和紙等の紙媒体であってもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)浸透性を有する媒体に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドの駆動を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、第1の吐出として、前記媒体の所定領域に前記液体吐出ヘッドから第1の量の前記液体を吐出させた後、第2の吐出として、前記媒体の前記所定領域に前記液体吐出ヘッドから前記第1の量よりも多い第2の量の前記液体を吐出させる液体吐出装置。
この構成によれば、第1の吐出時に媒体の所定領域に吐出された第1の量の液体が媒体内に浸透するよりも前に媒体上で乾燥しやすいため、その上に第2の吐出時に重なるように吐出された液体を媒体内に浸透しにくくでき、少ない液体の吐出量で発色性を確保できる。
(B)上記液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドは、第1ヘッドと、前記媒体が搬送される搬送方向において前記第1ヘッドよりも下流に設けられる第2ヘッドと、を有し、前記制御部は、前記第1ヘッドから前記第1の量の前記液体を吐出させ、前記第2ヘッドから前記第2の量の前記液体を吐出させる構成であってもよい。
この構成によれば、媒体に対して、第1の吐出時には第1ヘッドから液体を吐出させる一方、第2の吐出時には第1ヘッドとは別の第2ヘッドから液体を吐出させるため、媒体上の広範囲の領域に対して液体を吐出できる。
(C)上記液体吐出装置は、前記液体吐出ヘッドを搭載し、前記媒体が搬送される搬送方向と交差する主走査方向に移動可能なキャリッジを備え、前記第1の吐出の際の前記キャリッジの移動速度は、前記第2の吐出の際の前記キャリッジの移動速度よりも速い構成であってもよい。
この構成によれば、第1の吐出時には、液体吐出ヘッドを搭載したキャリッジの移動速度を相対的に速くすることで、媒体の所定領域に吐出される液体の量を相対的に少ない第1の量に調整できるとともに、液体吐出ヘッドから吐出された液体が媒体の表面に斜めに着弾するようにできる。したがって、第1の吐出時における液体の消費量を容易に少なくすることができるとともに、少ない液体の吐出量でも媒体上の広範囲に液体を吐出することが可能となり、第1の吐出時における液体の消費量を更に抑制できる。
(D)上記液体吐出装置は、前記液体吐出ヘッドを搭載し、前記媒体が搬送される搬送方向と交差する主走査方向に移動可能なキャリッジを備え、前記第1の吐出の際の前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出速度は、前記第2の吐出の際の前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出速度よりも遅い構成であってもよい。
この構成によれば、第1の吐出時には、移動するキャリッジに搭載された液体吐出ヘッドのノズルからの液体の吐出速度を相対的に遅くすることで、液体吐出ヘッドから吐出された液体が媒体の表面に斜めに着弾するようにできる。したがって、少ない液体の吐出量でも媒体上の広範囲に液体を吐出することが可能となり、第1の吐出時における液体の消費量を更に抑制できる。
(E)上記液体吐出装置において、前記第1の吐出の際の前記液体吐出ヘッドによる前記液体の吐出周波数は、前記第2の吐出の際の前記液体吐出ヘッドによる前記液体の吐出周波数よりも小さい構成であってもよい。
この構成によれば、第1の吐出時には、液体吐出ヘッドによる液体の吐出周波数を第2の吐出時における液体吐出ヘッドによる液体の吐出周波数よりも小さくすることで、媒体の所定領域に吐出される液体の量を相対的に少ない第1の量に調整できる。したがって、第1の吐出時における液体の消費量を容易に少なくすることができる。
(F)上記液体吐出装置において、前記第1の吐出の際に前記液体吐出ヘッドから吐出される前記液体の液滴の大きさは、前記第2の吐出の際に前記液体吐出ヘッドから吐出される前記液体の液滴の大きさよりも小さい構成であってもよい。
この構成によれば、第1の吐出時には、第1ヘッドから吐出される液体の液滴の大きさを第2の吐出時における第2ヘッドから吐出される液体の液滴の大きさよりも小さくすることで、媒体の所定領域に吐出される液体の量を相対的に少ない第1の量に調整できる。したがって、第1の吐出時における液体の消費量を容易に少なくすることができる。
(G)上記液体吐出装置において、前記第1の吐出の際に前記液体を吐出する前記ノズルの数は、前記第2の吐出の際に前記液体を吐出する前記ノズルの数よりも少ない構成であってもよい。
この構成によれば、第1の吐出時には、液体吐出ヘッドから液体を吐出するノズルの数を第2の吐出時におけるノズルの数よりも少なくすることで、媒体の所定領域に吐出される液体の量を相対的に少ない第1の量に調整できる。したがって、第1の吐出時における液体の消費量を容易に少なくすることができる。
(H)上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記液体吐出ヘッドから、第1液体を前記第1の吐出および前記第2の吐出で吐出させた後、前記第1液体とは異なる第2液体を吐出させて画像形成を行い、前記第1液体は白色インクを含む構成であってもよい。
この構成によれば、媒体上に対して、白色インクを含む第1液体による下地印刷を、消費量を少なくして行った後、第2液体による画像形成を、発色性を確保して行うことができる。
(I)浸透性を有する媒体に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置の制御方法であって、前記媒体の所定領域に前記液体吐出ヘッドから第1の量の前記液体を吐出させることと、その後に前記媒体の前記所定領域に前記液体吐出ヘッドから前記第1の量よりも多い第2の量の前記液体を吐出させることと、を含む液体吐出装置の制御方法。
この構成によれば、第1の吐出時に媒体の所定領域に吐出された第1の量の液体が媒体内に浸透するよりも前に媒体上で乾燥しやすいため、その上に第2の吐出時に重なるように吐出された液体を媒体内に浸透しにくくでき、少ない液体の吐出量で発色性を確保できる。
11…液体吐出装置、12…装置本体、13…媒体収容部、14…液体吐出部、15…媒体搬送部、16…搬送経路、17…給送ローラー、18…軸、19…反転ローラー、20,21…従動ローラー、22…ガイド部材、23…搬送ローラー対、23a…駆動ローラー、23b…従動ローラー、24…排出ローラー対、24a…駆動ローラー、24b…従動ローラー、25…排出口、26…媒体支持部、27…ガイド軸、28…キャリッジ、30…液体吐出ヘッド、31…第1ヘッド、32…第2ヘッド、P…媒体、X…幅方向、Y…奥行方向、Y1…搬送方向、Z…鉛直方向。

Claims (13)

  1. 浸透性を有する媒体に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドの駆動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、第1の吐出として、前記媒体の所定領域に前記液体吐出ヘッドから第1の量の前記液体を吐出させた後、第2の吐出として、前記媒体の前記所定領域に前記液体吐出ヘッドから前記第1の量よりも多い第2の量の前記液体を吐出させ
    前記液体吐出ヘッドを搭載し、前記媒体が搬送される搬送方向と交差する主走査方向に移動可能なキャリッジを備え、
    前記第1の吐出の際の前記キャリッジの移動速度は、前記第2の吐出の際の前記キャリッジの移動速度よりも速いことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 記第1の吐出の際の前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出速度は、前記第2の吐出の際の前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出速度よりも遅いことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1の吐出の際の前記液体吐出ヘッドによる前記液体の吐出周波数は、前記第2の吐出の際の前記液体吐出ヘッドによる前記液体の吐出周波数よりも小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 浸透性を有する媒体に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドの駆動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、第1の吐出として、前記媒体の所定領域に前記液体吐出ヘッドから第1の量の前記液体を吐出させた後、第2の吐出として、前記媒体の前記所定領域に前記液体吐出ヘッドから前記第1の量よりも多い第2の量の前記液体を吐出させ
    前記液体吐出ヘッドを搭載し、前記媒体が搬送される搬送方向と交差する主走査方向に移動可能なキャリッジを備え、
    前記第1の吐出の際の前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出速度は、前記第2の吐出の際の前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出速度よりも遅いことを特徴とする液体吐出装置。
  5. 前記第1の吐出の際の前記液体吐出ヘッドによる前記液体の吐出周波数は、前記第2の吐出の際の前記液体吐出ヘッドによる前記液体の吐出周波数よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 浸透性を有する媒体に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドの駆動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、第1の吐出として、前記媒体の所定領域に前記液体吐出ヘッドから第1の量の前記液体を吐出させた後、第2の吐出として、前記媒体の前記所定領域に前記液体吐出ヘッドから前記第1の量よりも多い第2の量の前記液体を吐出させ
    前記第1の吐出の際の前記液体吐出ヘッドによる前記液体の吐出周波数は、前記第2の吐出の際の前記液体吐出ヘッドによる前記液体の吐出周波数よりも小さいことを特徴とする液体吐出装置。
  7. 前記液体吐出ヘッドは、第1ヘッドと、前記媒体が搬送される搬送方向において前記第1ヘッドよりも下流に設けられる第2ヘッドと、を有し、
    前記制御部は、前記第1ヘッドから前記第1の量の前記液体を吐出させ、前記第2ヘッドから前記第2の量の前記液体を吐出させることを特徴とする請求項1~請求項6のうち何れか一項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記第1の吐出の際に前記液体吐出ヘッドから吐出される前記液体の液滴の大きさは、前記第2の吐出の際に前記液体吐出ヘッドから吐出される前記液体の液滴の大きさよりも小さいことを特徴とする請求項1~請求項7のうち何れか一項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記第1の吐出の際に前記液体を吐出する前記ノズルの数は、前記第2の吐出の際に前記液体を吐出する前記ノズルの数よりも少ないことを特徴とする請求項1~請求項8のうち何れか一項に記載の液体吐出装置。
  10. 前記制御部は、前記液体吐出ヘッドから、第1液体を前記第1の吐出および前記第2の吐出で吐出させた後、前記第1液体とは異なる第2液体を吐出させて画像形成を行い、前記第1液体は白色インクを含むことを特徴とする請求項1~請求項6のうち何れか一項に記載の液体吐出装置。
  11. 浸透性を有する媒体に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドを備え、前記液体吐出ヘッドを搭載し、前記媒体が搬送される搬送方向と交差する主走査方向に移動可能なキャリッジを備える液体吐出装置の制御方法であって、
    前記媒体の所定領域に前記液体吐出ヘッドから第1の量の前記液体を吐出させることと、その後に前記媒体の前記所定領域に前記液体吐出ヘッドから前記第1の量よりも多い第2の量の前記液体を吐出させることと
    前記第1の量の前記液体を吐出させる際の前記キャリッジの移動速度は、前記第2の量の前記液体を吐出させる際の前記キャリッジの移動速度よりも速いこと、を含むことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
  12. 浸透性を有する媒体に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドを備え、前記液体吐出ヘッドを搭載し、前記媒体が搬送される搬送方向と交差する主走査方向に移動可能なキャリッジを備える液体吐出装置の制御方法であって、
    前記媒体の所定領域に前記液体吐出ヘッドから第1の量の前記液体を吐出させることと、その後に前記媒体の前記所定領域に前記液体吐出ヘッドから前記第1の量よりも多い第2の量の前記液体を吐出させることと
    前記第1の量の前記液体を吐出させる際の前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出速度は、前記第2の量の前記液体を吐出させる際の前記液体吐出ヘッドからの前記液体の吐出速度よりも遅いことと、を含むことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
  13. 浸透性を有する媒体に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置の制御方法であって、
    前記媒体の所定領域に前記液体吐出ヘッドから第1の量の前記液体を吐出させることと、その後に前記媒体の前記所定領域に前記液体吐出ヘッドから前記第1の量よりも多い第2の量の前記液体を吐出させることと
    前記第1の量の前記液体を吐出させる際の前記液体吐出ヘッドによる前記液体の吐出周波数は、前記第2の量の前記液体を吐出させる際の前記液体吐出ヘッドによる前記液体の吐出周波数よりも小さいことと、を含むことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
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