JP7483432B2 - 走査装置及び測距装置 - Google Patents

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Description

本発明は、走査装置及び測距装置に関する。
近年、電磁波を検出した結果から周囲の物体などに関する情報を取得する装置が開発されている。例えば、赤外線カメラで撮像した画像中の物体の位置を、レーザレーダを用いて測定する装置などが知られている(例えば特許文献1参照)。また、電磁波を走査させる走査装置として、照射部から照射される電磁波を、反射ミラーによって反射させて偏向するものがある(例えば特許文献2参照)。
特開2011-220732号公報 特開2015-132762号公報
電磁波を走査させる走査装置において、電磁波を偏向する反射ミラーは、例えばマイクロマシン技術による電気機械変換素子などを用いて回転駆動される。このような装置において、回転駆動される反射ミラーの振れ角(振り角)を検出するため、この反射ミラーによって偏向された電磁波を検出するフォトダイオードのようなセンサが採用されることがある。このようなセンサは、反射ミラーによって偏向された電磁波を検出可能な位置に配置される必要がある。このため、電磁波によって走査を行う走査装置において、反射ミラーの振れ角度を検出するためのセンサが配置される位置によっては、電磁波を照射させる範囲(走査可能範囲)が制約され得る。
本開示の目的は、電磁波を照射させる範囲を確保又は拡張し得る走査装置及び測距装置を提供することにある。
一実施形態に係る走査装置は、
対象物を走査するための第1電磁波を照射する第1照射部と、
第2電磁波を照射する第2照射部と、
前記第1照射部によって照射された第1電磁波及び前記第2照射部によって照射された第2電磁波を偏向させて出力させる走査部と、
前記走査部によって出力された、前記第2電磁波の少なくとも一部を、前記第1電磁波と異なる方向に導く導波部と、
前記導波部によって前記第1電磁波と異なる方向に導かれた第2電磁波を検出する検出部と、
を有する。
また、一実施形態に係る測距装置は、一実施形態に係る操作装置を備える。
上述したように本開示の解決手段を走査装置及び測距装置として説明する。本開示は、これらを含む態様としても実現し得るものであり、また、これらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本開示の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
一実施形態によれば、電磁波を照射させる範囲を確保又は拡張し得る走査装置及び測距装置を提供することができる。
一実施形態に係る走査装置の概略構成を示す図である。 図1に示す走査装置の概略構成を他の観点から示す図である。 図1に示す走査装置の概略構成を他の観点から示す図である。 一実施形態に係る検出部が配置された基板を示す図である。 一実施形態に係る走査装置の効果を説明するための比較例の概略構成を示す図である。
以下、一実施形態に係る走査装置について、図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、一実施形態に係る走査装置の概略構成を示す図である。図1は、一実施形態に係る走査装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す走査装置の概略構成を、図1とは異なる観点から示す図(平面図)である。図3は、図1及び図2に示す走査装置の概略構成を、図1及び図2とは異なる観点から示す図(右側面図)である。
図1乃至図3に示す座標軸について、X軸正方向は図2において右方向に対応するものとし、X軸負方向は図2において左方向に対応するものとしてよい。図1乃至図3に示す座標軸について、Y軸正方向は図1において奥方向(反射ミラーによって反射された電磁波の進行方向)に対応するものとし、Y軸負方向は図1において手前方向に対応するものとしてよい。図1乃至図3に示す座標軸について、Z軸正方向は図3において上方向に対応するものとし、Z軸負方向は図3において下方向に対応するものとしてよい。
図1乃至図3に示すように、一実施形態に係る走査装置1は、基板10、第1検出部21、第2検出部22、第1照射部31、第2照射部32、合成部40、走査部50、導波部60、及び出射部70を含んで構成されてよい。一実施形態に係る走査装置1は、上述の機能部を全て備えてもよいし、上述の機能部以外のものを備えてもよいし、上述の機能部の一部を備えなくてもよい。
図1乃至図3において、上述の各機能部は、説明の便宜上、互いに充分に離間させてある。一実施形態に係る走査装置1を実際に構成する際には、走査装置1を構成する各機能部は、図1乃至図3に示される状態よりも密集させてもよい。例えば、走査装置1は、数センチメートル四方に収まる程度の小型に構成されるように、各機能部を配置してもよい。
図1乃至図3において、各機能ブロックから突出する矢印は、ビーム状の電磁波を示す。また、図1乃至図3に示す各機能ブロックは、適宜、当該各機能ブロックを制御及び/又は駆動する各種の機能部に有線又は無線で接続されてよい。図1乃至図3においては、説明の便宜上、各機能ブロックを制御及び/又は駆動する各種の機能部は省略してある。さらに、図1乃至図3に示す各機能ブロックは、適宜、当該各機能ブロックに電力を供給する機能部に接続されてよい。図1乃至図3においては、説明の便宜上、各機能ブロックに電力を供給する機能部は省略してある。図1乃至図3に示す各機能ブロックは、適宜、図1乃至図3に示すような各位置に、固定及び/又は位置決めされてよい。図1乃至図3においては、説明の便宜上、各機能ブロックを固定及び/又は位置決めする各種の部材は省略してある。
一実施形態に係る走査装置1は、以下さらに説明するように、電磁波を照射し、照射された電磁波を偏向させながら出力させることができる。走査装置1によって偏向された電磁波の少なくとも一部は、所定の対象物(物体など)によって反射されてよい。所定の物体などによって反射された電磁波(反射波)は、例えば電磁波検出装置などによって検出されてよい。一実施形態に係る走査装置1及び上述のような電磁波検出装置を含めて、一実施形態に係る情報取得システム(例えば測距装置)を構成してもよい。すなわち、一実施形態に係る測距装置は、一実施形態に係る走査装置1を備え、対象物までの距離を測定してもよい。一実施形態に係る情報取得システムは、例えば、「光検出と測距」又は「レーザ画像検出と測距」に用いられるLIDAR(Light Detection and Ranging, Laser Imaging Detection and Ranging)の技術を採用したものとしてよい。一実施形態に係る情報取得システムによれば、例えば、パルス状に発光するレーザ照射に対する散乱光を測定して、比較的遠距離にある対象までの距離、及び/又は、当該対象の性質などを分析し得る。
図1及び図2に示すように、走査装置1において、基板10は、X軸方向を長手方向とし、Y軸方向を短手方向とする基板としてよい。また、図3に示すように、基板10は、Z軸方向に厚さを有する基板としてよい。図1乃至図3に示すように、基板10は、走査装置1において、XY平面に平行になるように固定されてよい。図3に示すように、基板10は、第1面10A及び第2面10Bを有する。基板10の第1面10Aは、基板10においてZ軸負方向を向く面、すなわち基板10における下向きの面としてよい。基板10の第2面10Bは、基板10においてZ軸正方向を向く面、すなわち基板10における上向きの面としてよい。このように、基板10は、第1面10Aと、第1面10Aの反対側の第2面10Bと、を有してよい。
一実施形態において、基板10は、例えば絶縁体で構成された板状のものとしてよい。基板10は、絶縁体で構成された板状の部材の表面又は内部に、導体の配線が施されたものとしてもよい。すなわち、基板10は、電子部品が取り付けられる前の状態のプリント配線板(printed wiring board:PWB)としてよい。一方、基板10は、プリント配線板に電子部品がはんだ付けされて、電子回路として動作するようになったプリント回路板(printed circuit board:PCB)としてもよい。
基板10は、JIS規格においてJIS C 5603又はIEC 60194において定義されているような各種の基板としてよい。例えば、基板10は、プリント回路(printed circuits)、プリント配線(printed wiring)、プリント回路板(printed circuit board)、プリント回路実装品(printed circuit assembly)、プリント配線板(printed wiring board)、又はプリント板(printed board)などとしてよい。
以下、基板10は、リジッド基板を想定して説明する。しかしながら、基板10は、リジッド基板に限定されず、例えば、リジッドフレキシブル基板(flex-rigid/フレックスリジッド)としてもよいし、フレキシブル基板(FPC)としてもよい。
図1乃至図3に示すように、基板10は、通過部12を有してよい。基板10の通過部12については、さらに後述する。
第1検出部21及び第2検出部22は、図3に示すように、基板10の第1面10A、すなわち基板10における下向きの面に設けられてよい。図3は走査装置1の右側面を示しているため、第2検出部22のみが図示されており、第1検出部21は図示されていない。図1及び図2において、第1検出部21及び第2検出部22は、視認できない位置にあるため、破線によって示されている。
第1検出部21及び第2検出部22は、所定の電磁波を検出してよい。一実施形態において、第1検出部21は、当該第1検出部21に入射する例えば可視光を検出してよい。一実施形態において、第2検出部22は、当該第2検出部22に入射する例えば可視光を検出してよい。図1乃至図3において、第1検出部21及び第2検出部22が電磁波を検出する検出面は、Z軸負方向を向く面、すなわち第1検出部21及び第2検出部22における下向きの面としてよい。図1及び図3に示すように、第1検出部21は、例えば当該第1検出部21に入射する可視光VL(以下、電磁波VLとも記す)を検出してよい。同様に、第2検出部22は、例えば当該第2検出部22に入射する可視光VLを検出してよい。
第1検出部21及び第2検出部22は、例えば光検出器として機能する半導体ダイオードであるフォトダイオード(photodiode:PD)としてよい。後述のように、第1検出部21及び第2検出部22は、それぞれ、走査部50によって走査(偏向)された電磁波を検出してよい。このように、基板10の第1面10Aには、電磁波を検出する第1検出部21及び電磁波を検出する第2検出部22が設けられてよい。基板10の第1面10Aにおいて、第1検出部21及び第2検出部22が設けられる位置については、さらに後述する。
図1乃至図3に示す基板10において、2つの検出部として、第1検出部21及び第2検出部22が設けられている。以下、第1検出部21と第2検出部22とを特に区別しない場合、単に「検出部20」と記すことがある。一実施形態において、基板10に設けられる検出部は2つに限定されない。例えば、一実施形態に係る走査装置1において、基板10は、第1検出部21及び第2検出部22のいずれかのような検出部20を、1つのみ備えてもよい。また、一実施形態に係る走査装置1において、基板10は、第1検出部21及び第2検出部22のいずれかのような検出部20を、3つ以上備えてもよい。上述のように、検出部20は、第2照射部32によって照射された可視光VLを検出するフォトダイオードを備えてもよい。
第1照射部31は、所定の第1電磁波を照射してよい。一実施形態において、第1照射部31は、所定の対象物を走査するための電磁波として、例えば赤外線を照射してよい。図1及び図2に示すように、第1照射部31が第1電磁波を照射する方向は、例えばX軸正方向、すなわち図2における右方向としてよい。図1及び図2に示すように、第1照射部31は、例えば合成部40に向けて、X軸正方向に赤外線IR(以下、電磁波IRとも記す)を照射してよい。このため、第1照射部31は、第1照射部31によって照射される赤外線IRが合成部40に入射するように、位置決め及び/又は固定されてよい。
第1照射部31は、例えば半導体の再結合発光を利用したレーザとして機能する半導体レーザであるレーザダイオード(laser diode:LD)又はダイオードレーザ(diode laser)としてよい。このように、第1照射部31は、第1電磁波として赤外線を照射するレーザダイオードを備えてもよい。第1照射部31は、例えばパルス状の電磁波を照射してもよい。また、第1照射部31は、走査装置1において、例えば複数のレーザダイオード等によってアレイ状に構成されてもよい。
第2照射部32は、所定の第2電磁波を照射してよい。一実施形態において、第2照射部32は、走査用の電磁波の照射方向(すなわち反射ミラーの振れ角)を検出するための電磁波として、例えば可視光を照射してよい。図1乃至図3に示すように、第2照射部32が第2電磁波を照射する方向は、例えばY軸正方向、すなわち図1における奥方向としてよい。図1乃至図3に示すように、第2照射部32は、例えば合成部40に向けて、Y軸正方向に可視光VLを照射してよい。このため、第2照射部32は、第2照射部32によって照射される可視光VLが合成部40に入射するように、位置決め及び/又は固定されてよい。また、可視光VLは、視認性を高めるために、例えば赤色としてよい。
第2照射部32は、例えば半導体の再結合発光を利用したレーザとして機能する半導体レーザであるレーザダイオード(laser Diode:LD)又はダイオードレーザ(Diode Laser)としてよい。また、第2照射部32は、可視光を照射する発光ダイオード(light Emitting Diode:LED)などとしてもよい。このように、第2照射部32は、第2電磁波として可視光を照射するレーザダイオードを備えてもよい。第2照射部32は、例えば定常光を照射してもよい。
合成部40は、異なる方向から入力された2つの電磁波を、所定の方向に出力する。具体的には、合成部40は、第1照射部31から照射された第1電磁波と、第2照射部32から照射された第2電磁波との光軸を合致させることで合成してよい。そして、合成部40は、合成された電磁波を、走査部50に向けて出力してよい。図1及び図2に示すように、合成部40は、第1照射部31から入力される赤外線IRと、第2照射部32から入力される可視光VLとを合成して、合成された電磁波IR,VLを、走査部50に出力してよい。このため、合成部40は、第1照射部31から照射される赤外線IRが入射するように、位置決め及び/又は固定されてよい。また、合成部40は、第2照射部32から照射される可視光VLが入射するように、位置決め及び/又は固定されてよい。このように、合成部40は、第1照射部31によって照射される第1電磁波(赤外線IR)及び第2照射部32によって照射される第2電磁波(可視光VL)が入射するように位置付けられてもよい。さらに、合成部40は、合成された電磁波IR,VLが走査部50に入射するように、位置決め及び/又は固定されてよい。
合成部40は、例えばプリズム又はコールドミラーなどを含めて構成してよい。合成部40は、第1照射部31から照射された第1電磁波と、第2照射部32から照射された第2電磁波の進行方向を一致させて所定の方向に出力できれば、任意の構成のものを採用してよい。このように、合成部40は、第1電磁波(赤外線IR)の進行方向と第2電磁波(可視光VL)の進行方向とを一致させる機能を有してよい。
図1乃至図3において、合成部40は、第1照射部31から照射された第1電磁波と、第2照射部32から照射された第2電磁波とを同軸の電磁波として合成して、同軸の電磁波として所定の方向に出力してよい。合成部40は、第1照射部31から照射された第1電磁波と、第2照射部32から照射された第2電磁波とを、必ずしも同軸の電磁波として合成しなくてもよい。しかしながら、第1電磁波と第2電磁波との進行方向は、一致していることが望ましい。図1乃至図3において、合成部40は、第1照射部31及び第2照射部32から照射された第1電磁波及び第2電磁波のように、互いに直交する方向から照射された電磁波を合成する。また、図1乃至図3において、合成部40は、第1照射部31から照射された第1電磁波を透過させ、第2照射部32から照射された第2電磁波を第1電磁波が透過する方向へ反射させてよい。これにより、合成部40において、第1電磁波及び第2電磁波は、進行方向が一致し、合成される。合成部40は、合成された電磁波を、第1照射部31から照射された第1電磁波と同じ方向に、すなわちX軸正方向に出力する。なお、合成部40は、第1照射部31から照射された第1電磁波を走査部50に向けて出力するとともに、第2照射部32から照射された第2電磁波も走査部50に向けて出力するものであればよく、必ずしも両電磁波の進行方向が一致している必要はない。
走査部50は、合成部40から入力された電磁波を偏向させて出力させる。走査部50は、例えば入射された電磁波を偏向させる反射ミラーを含むものとしてよい。走査部50の反射ミラーは、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー、ポリゴンミラー、及びガルバノミラーなどを含む。以下、走査部50の反射ミラーは、MEMSミラーを含むものとして説明する。
図1乃至図3に示すように、走査部50は、Z軸に平行な回転軸を有し、この回転軸の周りを左右方向に回転運動する。ここで、回転運動とは、必ずしも周回運動でなくてもよく、例えば回転運動を部分的に含む(例えば一周未満)揺動運動としてもよい。図1及び図2に示すように、走査部50は、矢印Sによって示される方向に回転運動してよい。
図1及び図2に示すように、走査部50は、矢印Sのように回転運動することにより、合成部40から入力された電磁波IR,VLを、例えば導波部60に向けて偏向させてよい。図1乃至図3に示すように、走査部50によって偏向される電磁波IR,VLの軌跡は、XY平面に平行な平面に含まれるようにしてよい。図1及び図2に示すように、走査部50は、合成部40から照射される電磁波IR,VLが入射するように、位置決めされてよい。また、走査部50は、走査部50によって偏向された電磁波IR,VLが導波部60に入射するように、位置決めされてよい。
このように、走査部50は、第1照射部31によって照射された第1電磁波(赤外線IR)及び第2照射部32によって照射された第2電磁波(可視光VL)を変更させて出力させてよい。また、走査部50は、合成部40から出力される第1電磁波(赤外線IR)及び第2電磁波(可視光VL)を走査させてもよい。
導波部60は、入射された電磁波のうち、可視光を反射させて、赤外線を通過させてよい。すなわち、導波部60は、第1照射部31によって照射される第1電磁波(赤外線IR)を通過させて、第2照射部32によって照射される第2電磁波(可視光VL)を反射する。導波部60は、例えばコールドミラーなどを含めて構成してよい。このように、導波部60は、第1照射部31によって照射された赤外線IRを通過させ、第2照射部32によって照射された可視光VLを反射させてもよい。導波部60は、第1照射部31から照射される第1電磁波を通過させて、第2照射部32によって照射される第2電磁波を反射することができれば、任意の構成のものを採用してよい。
図1乃至図3に示すように、導波部60は、走査部50から入射する電磁波IR,VLのうち、赤外線IR(又は赤外線IRの少なくとも一部)を通過させる。また、図1乃至図3に示すように、導波部60は、走査部50から入射する電磁波IR,VLのうち、可視光VL(又は可視光VLの少なくとも一部)を反射させる。
図1及び図3に示すように、導波部60は、XY平面に平行な平面から所定の角度θだけ傾斜した状態で配置されてよい。このような角度θの傾斜によって、導波部60は、走査部50から入射する電磁波IR,VLのうち、可視光VL(又は電磁波VLの少なくとも一部)を、Z軸正方向に反射させることができる。このように、導波部60は、走査部50によって偏向された、第2電磁波(可視光VL)の少なくとも一部を、第1電磁波(赤外線IR)と異なる方向に導いてよい。
図1乃至図3に示すように、導波部60は、走査部50によって走査(偏向)される電磁波IR,VLが入射するように、位置決め及び/又は固定されてよい。また、導波部60は、導波部60によって反射された第2電磁波(可視光VL)が基板10の方に向くように、位置決め及び/又は固定されてよい。上述のように、基板10の第1面10Aにおいて、第1検出部21及び第2検出部22が配置されている。したがって、導波部60は、適切に位置決めされることにより、走査部50によって走査された電磁波VLを、第1検出部21及び第2検出部22の少なくとも一方に向けて導くことができる。このように、検出部20は、導波部60によって第1電磁波(赤外線IR)と異なる方向に導かれた第2電磁波VLを検出してよい。
出射部70は、走査部50によって走査される第1電磁波(赤外線IR)の少なくとも一部を、走査装置1から出射してよい。より具体的には、出射部70は、走査部50によって走査される第1電磁波(赤外線IR)及び第2電磁波(可視光VL)のうち、導波部60を通過する第1電磁波(赤外線IR)を出射してよい。
出射部70は、全体的に第1電磁波(赤外線IR)を通過させるように、例えばガラス又はアクリルなどで構成されてよい。また、出射部70は、第1電磁波(赤外線IR)が出射される部分のみにおいて、第1電磁波の少なくとも一部を通過させてもよい。この場合、出射部70は、第1電磁波(赤外線IR)が出射される部分以外の部分において、第1電磁波の少なくとも一部を通過させなくてもよい。このように、出射部70は、走査部50によって出力された第1電磁波(赤外線IR)を出射させてよい。この場合、導波部60は、走査部50によって出力された第1電磁波(赤外線IR)が出射部70によって出射されるまでの経路上に位置付けられてもよい。
以上説明したように、走査装置1において、第1照射部31から照射された赤外線IRは、走査部50によって偏向される。走査部50によって偏向された赤外線IRは、導波部60及び出射部70を通過して走査装置1から射出されて、周囲に存在する物体などを走査することができる。
また、走査装置1において、第2照射部32から照射された可視光VLは、第1照射部31から照射された赤外線IRとともに、走査部50によって偏向される。第2照射部32から照射された可視光VLは、走査部50によって偏向された後、導波部60によってZ軸正方向に反射される。導波部60によって反射された可視光VLは、回転運動する走査部50による可視光VLの偏向方向に応じて、第1検出部21及び/又は第2検出部22によって検出され得る。したがって、走査装置1は、走査部50の回転角度(振れ角)を検出することによって、赤外線IRの照射方向を検出することができる。
このように、走査装置1は、走査部50によって走査される電磁波IR,VLのうち、可視光VLのビームを第1検出部21及び/又は第2検出部22に入射させることができる。走査装置1は、回転運動する反射ミラーで反射した可視光VLが第1検出部21又は第2検出部22によって検出される時の反射ミラーの回転角度と、当該状態からの経過時間に対する反射ミラーの回転角度とを対応付けた角度検出テーブルを記憶してよい。このようにして、走査装置1は、第1検出部21及び第2検出部22のそれぞれの受光タイミングからの経過時間に基づいて、走査部50(反射ミラー)の回転角度を検出することができる。したがって、走査装置1は、赤外線IRの照射方向を検出することができる。なお、走査装置1は、走査部50の回転角度を検出する処理を行うために、図示しない制御部(CPU)を備えてもよい。この制御部は、第1検出部21及び/又は第2検出部22による第2電磁波の検出に基づき、走査部50の状態を検出してよい。このように、走査装置1は、第1検出部21及び/又は第2検出部22による第2電磁波の検出に基づき、走査部50の状態を検出する制御部を備えてもよい。
また、走査装置1は、走査用の赤外線IRの照射方向とは異なる方向において、走査用の赤外線IRの振れ角を把握するための可視光VLを検出することができる。すなわち、走査装置1において、赤外線IRの照射範囲には、可視光VLの検出部が配置されない。このため、走査装置1は、赤外線IRによる走査範囲を大きく設定する一方で、装置としてのサイズを小型化することができる。
一方、走査装置1をこのような構成にすると、図1乃至図3に示したように、第1検出部21及び第2検出部22は、可視光VLを検出するために、基板10において下向きの第1面10Aに配置される必要がある。この場合、第1検出部21及び第2検出部22は、基板10において上側から目視できない位置に配置されることも想定される。上述のように、走査装置1において、第1検出部21及び第2検出部22は、走査部50のMEMSミラーによって走査された可視光VLが入射する位置に配置される必要がある。すなわち、走査装置1において、第1検出部21及び第2検出部22は、可視光VLを検出可能な位置に、正確に位置決めされる必要がある。走査装置1の構造によっては、部品の寸法公差及び/又は組み立て公差などの原因により、組み立て時に第1検出部21及び第2検出部22の位置が調整されない限り、正確な位置決めを保証出来ないことも想定される。また、走査装置1の組み立て時に第1検出部21及び第2検出部22の位置を調整しようとしても、第1検出部21及び第2検出部22の位置が目視できないことも考えられる。この場合、第1検出部21及び第2検出部22の、可視光VLが入射する位置に対する目視による位置調整自体、困難になってしまう。
そこで、一実施形態に係る走査装置1は、組み立て時などに第1検出部21及び第2検出部22が目視できない場合であっても、その位置調整を正確かつ容易に行い得る基板10を採用する。以下、一実施形態に係る基板10について、さらに説明する。
図4(A)及び図4(B)は、一実施形態に係る基板10を示す図である。図4(A)及び図4(B)は、図1乃至図3に示した走査装置1における基板10を示す図である。図4(A)は、基板10の第2面10B側を示している。図4(B)は、基板10の第1面10A側を示している。
図4(A)は、図1及び図2と同様に、基板10を、Z軸負方向に向く視点から、すなわち上から下を見下ろす視点から示す図である。図4(A)において、第1検出部21及び第2検出部22は、視認できない位置(裏側)にあるため、破線によって示されている。
図4(B)は、基板10を、Z軸正方向に向く視点から、すなわち下から上を見上げる視点から示す図である。図4(B)において、第1検出部21及び第2検出部22は、視認可能な位置(表側)にあるため、実線によって示されている。
図4(A)及び図4(B)に示すように、基板10は、通過部12を有してよい。一実施形態に係る基板10において、通過部12は、例えば基板10に形成されたスリットとしてよい。すなわち、この場合、通過部12は、基板10を貫通して形成されてもよい。また、通過部12は、基板10において第1面10A及び第2面10Bを貫通して形成されてもよい。また、通過部12が基板10を貫通して形成されている場合、通過部12に透明な樹脂板又はフィルムなどを設けておくことで、そこを通過する可視光VLを視認しやすくすることができる。
図4(B)に示すように、通過部12は、第1面10Aにおいて第1検出部21及び第2検出部22を通る直線α上の位置に設けられてよい。図4(B)において、直線αは、仮想線として、一点鎖線により示されている。また、この場合、図4(A)に示すように、通過部12は、第2面10Bにおいて仮想線である直線α上の位置に対応する位置に設けられてもよい。このように、基板10の第2面10Bにおいて、第1検出部21及び第2検出部22は配置されていないが、仮想線である直線α上の位置に対応する位置に通過部12が設けられてもよい。
通過部12が基板10に形成されたスリットである場合、図1乃至図3に示すように、導波部60によって反射された可視光VLが通過部12に導かれると、可視光VLの少なくとも一部は通過部12を通過する。したがって、走査部50によって赤外線IRが偏向されると、赤外線IRとともに偏向される可視光VLは、導波部60によってZ軸正方向に反射されてから、通過部12を通過し得る。このように、通過部12は、第1面10Aに照射された可視光の少なくとも一部を第2面10Bに通過させてもよい。
一実施形態によれば、走査部50によって偏向された可視光VLが通過部12を通過している場合、可視光VLは通過部12の延長線上にある第1検出部21及び第2検出部22にも照射されると想定することができる。したがって、走査装置1を組み立てる作業員(ロボットなどの機械でもよい)は、基板10の位置決めを行う際に、通過部12を通過する可視光VLを目視で(視覚的に)確認できれば、第1検出部21及び第2検出部22の配置は適切と判断できる。すなわち、走査装置1を組み立てる作業員は、通過部12から可視光VLを視認できれば、第1検出部21及び第2検出部22が配置された基板10の位置は適切と判断できる。
一方、走査装置1を組み立てる作業員は、基板10の位置決めを行う際に、走査部50によって偏向された可視光VLの一部又は全部が、通過部12を通過することを目視で確認できなければ、第1検出部21及び第2検出部22の配置は適切でない(すなわち、第1検出部21及び第2検出部22が可視光VLを検出できない配置である)と判断できる。すなわち、走査装置1を組み立てる作業員は、通過部12から可視光VLを視認できなければ、第1検出部21及び第2検出部22が配置された基板10の位置は適切でないと判断できる。この場合、走査装置1を組み立てる作業員は、通過部12から可視光VLを視認できるように、第1検出部21及び第2検出部22が配置された基板10の位置をずらすなどして修正してよい。このように、一実施形態に係る基板10によれば、走査装置1において電磁波を検出する第1検出部21及び第2検出部22の位置決めを正確に行い得る。
上述のように、通過部12を通過する可視光VLの存在は、走査用の電磁波の照射方向(すなわち、反射ミラーの振れ角)を検出するための可視光VLが、第1検出部21及び第2検出部22に正しく照射されるか否かの判断の手がかりとして機能する。このため、例えば図4(B)に示す通過部12の幅(直線αに垂直な方向の幅)が、第1検出部21及び第2検出部22の幅(直線αに垂直な方向の幅)よりも大きいと、不都合が生じる場合がある。すなわち、可視光VLは、たとえ通過部12を通過していても、必ずしも第1検出部21及び第2検出部22に照射されない場合もあり得る。このような場合、このような可視光VLの存在は、、上述の手がかりとしての機能を果たさないことも想定される。したがって、例えば図4(B)に示すように、通過部12の幅(直線αに垂直な方向の幅)は、第1検出部21及び第2検出部22の幅(直線αに垂直な方向の幅)よりも小さくしてもよい。
このように、通過部12の直線αに垂直な方向の幅は、第1検出部21及び第2検出部22の直線αに垂直な方向の幅よりも小さく構成されてもよい。
基板10の通過部12は、種々の態様で実現することができる。要するに、基板10の通過部12は、可視光VLが通過部12を通過していることを視認可能にできれば、任意の構成としてよい。
図1及び図3に示すように、走査装置1は、導波部60によって第2電磁波(可視光VL)が導かれる個所を、走査部50によって出力される第1電磁波(赤外線IR)の照射範囲(すなわち走査部50からの第1電磁波の軌道)とは異なる箇所にすることができる。したがって、上述のように、検出部20は、導波部60によって第1電磁波(赤外線IR)の照射方向とは異なる方向に導かれた第2電磁波VLを検出してよい。この場合、検出部20は、走査部50によって出力される第1電磁波(赤外線IR)の照射範囲外(例えば基板10の第1面10A)に位置付けられてもよい。
このように、走査装置1は、走査用の赤外線IRの照射方向とは異なる方向において、走査部50の振れ角を把握するための可視光VLを検出することができる。すなわち、走査装置1において、赤外線IRの照射範囲には、可視光VLの検出部が配置されない。このため、走査装置1は、赤外線IRによる照射範囲を大きく設定することができる。したがって、一実施形態に係る走査装置1によれば、電磁波を照射させる範囲を確保又は拡張し得る。
図5は、一実施形態に係る走査装置1による効果を説明するための比較例を示す図である。図5に示す走査装置100が一実施形態に係る走査装置1とは異なる点は、主に、導波部60の有無、及び、これに伴う検出部20の配置である。図5に示す走査装置100は、導波部60を備えていない。このため、走査装置100において、合成部40から走査部50に向けて照射された赤外線IRと可視光VLは、走査部50によって同じ方向に走査される。この場合、図5に示すように、走査部50によって出力される可視光VLを検出する第1検出部21及び/又は第2検出部22は、走査部50によって赤外線IRが走査される範囲内に設置せざるを得ない。したがって、図5に示す走査装置100の照射範囲Φ2は、図1に示す範囲Φ1よりも小さくなる。すなわち、走査装置100の走査範囲は走査装置1の走査範囲よりも小さくなる。
一方、図1に示す走査装置1は、走査用の赤外線IRの照射方向とは異なる方向において、走査部50の振れ角を把握するための可視光VLを検出することができる。したがって、一実施形態に係る走査装置1の走査範囲は、例えば図1に示す範囲Φ1よりも大きくしてもよい。このように、一実施形態に係る走査装置1によれば、電磁波を照射させる範囲を確保又は拡張し得る。
以上説明した各実施形態において、基板10は、第1検出部21及び第2検出部22の2つの検出部を備える構成について説明した。一方、電磁波の照射方向又は反射ミラーの振れ角を検出するための可視光VLを検出するためには、基板10は、例えば、第1検出部21及び第2検出部22のような検出部20を1つのみ備えてもよい。
この場合、走査部50は、例えば、入射する電磁波を偏向させてもよい。また、導波部60は、例えばハーフミラーなどを含んで構成されてよい。この場合、導波部60は、走査部50によって偏向された電磁波を、第1電磁波(赤外線IR)と第2電磁波(可視光VL)とに分離してよい。そして、1つの検出部20は、導波部60によって分離された第2電磁波(可視光VL)を検出してよい。ここで、検出部20は、走査部50によって偏向された電磁波のうち導波部60によって分離された第1電磁波(赤外線IR)の照射範囲外に位置付けられてよい。
図1乃至図3に示した実施形態において、基板10は、導波部60の上側に配置されることを想定して説明した。このように、基板10は、走査部50によって走査された電磁波の軌跡を含む面(すなわちXY平面に平行な平面)の上方に位置付けられてよい。この場合、導波部60は、走査部50によって走査された電磁波を、第1検出部21及び/又は第2検出部22に向けて上方に導くように配置されてよい。
一方、他の実施形態において、基板10は、導波部60の下側に配置されてもよい。この場合、図1乃至図3は、Z軸方向の天地が逆の構成を採用してもよい。このように、基板10は、走査部50によって走査された電磁波の軌跡を含む面(すなわちXY平面に平行な平面)の下方に位置付けられてもよい。この場合、導波部60は、走査部50によって走査された電磁波を、第1検出部21及び/又は第2検出部22に向けて下方に導くように配置されてもよい。
図1乃至図3に示した実施形態において、合成部40は、第1照射部31から照射された第1電磁波と、第2照射部32から照射された第2電磁波との光軸を合致させることで合成されることを想定して説明した。一方、他の実施形態において、第1照射部31から照射された第1電磁波と、第2照射部32から照射された第2電磁波とは合成される必要はなく、両電磁波の進行方向が一致していればよい。例えば、合成部40から出力された、第1照射部31から照射された第1電磁波と、第2照射部32から照射された第2電磁波が、平行に走査部50へ進行してもよい。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本開示の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換が可能であることは当業者に明らかである。したがって、本開示は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形及び変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1 走査装置
10 基板
12 通過部
21 第1検出部
22 第2検出部
31 第1照射部
32 第2照射部
40 合成部
50 走査部
60 導波部
70 出射部

Claims (11)

  1. 対象物を走査するための第1電磁波を照射する第1照射部と、
    第2電磁波を照射する第2照射部と、
    前記第1照射部によって照射された第1電磁波及び前記第2照射部によって照射された第2電磁波を偏向させて出力させる走査部と、
    前記走査部によって出力された、前記第2電磁波の少なくとも一部を、前記第1電磁波と異なる方向に導く導波部と、
    前記導波部によって前記第1電磁波と異なる方向に導かれた第2電磁波を検出する検出部と、
    を有する、走査装置。
  2. 前記検出部は、前記走査部によって出力される第1電磁波の照射範囲外に位置付けられる、請求項1に記載の走査装置。
  3. 前記第1電磁波の進行方向と前記第2電磁波の進行方向とを一致させる合成部を有し、
    前記走査部は、前記合成部から出力される第1電磁波及び第2電磁波を走査させる、請求項1又は請求項2に記載の走査装置。
  4. 前記合成部は、前記第1照射部によって照射される第1電磁波及び前記第2照射部によって照射される第2電磁波が入射するように位置付けられる、請求項3に記載の走査装置。
  5. 前記走査部によって出力された第1電磁波を出射させる出射部を有し、
    前記導波部は、前記走査部によって出力された第1電磁波が前記出射部によって出射されるまでの経路上に位置付けられる、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の走査装置。
  6. 前記導波部は、前記第1照射部によって照射された第1電磁波を通過させ、前記第2照射部によって照射された第2電磁波を反射させる、請求項1乃至請求項5に記載の走査装置。
  7. 前記第1照射部は、前記第1電磁波として赤外線を照射するレーザダイオードを備える、請求項1乃至請求項6に記載の走査装置。
  8. 前記第2照射部は、前記第2電磁波として可視光を照射するレーザダイオードを備える、請求項1乃至請求項7に記載の走査装置。
  9. 前記検出部は、前記第2照射部によって照射された可視光を検出するフォトダイオードを備える、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の走査装置。
  10. 前記検出部による前記第2電磁波の検出に基づき、前記走査部の状態を検出する制御部を備える、請求項1乃至請求項9に記載の走査装置。
  11. 対象物までの距離を測定する測距装置であって、
    請求項1乃至請求項10に記載の走査装置を備える、測距装置。
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