JP7481953B2 - 搬送装置およびこれを備えた検査装置 - Google Patents
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Description
前記作業台4Rは、ターンテーブル2側の縁部がターンテーブル2の外周面21と摺動可能な円弧状に形成されており、当該縁部には、支持部41が形成されている。この支持部41は、前記保持部22とほぼ同形に構成された切欠き溝であり、ターンテーブル2の保持部22および切欠き凹部23と連続可能に構成されている。また、図2に示すように作業台4Fの上方および下方には、上方固定部材82および下方固定部材83が所定の高さで固定されており、下方固定部材83には、ターンテーブル2から作業台4FにワークWを移載させる移載手段5が設けられている。この移載手段5は、往復駆動源の一例として下方固定部材83に固定される移載シリンダ51を有している。この移載シリンダ51は、シリンダロッド等からなる可動部52が前記支持部41に対して平行移動可能に配されており、可動部52には、ワークWと嵌合可能な嵌合部材53が一体に連結されている。この嵌合部材53は、前記作業台4Fおよびターンテーブル2の上面に沿って移動する板材であり、支持部41と直交する方向に延びる平面視U字状の嵌合部54が形成されている。この嵌合部54は、前記ワークWの頭部外径より若干広く構成されており、保持部22の移動経路の上流側(シュートレール3側)に開口している。なお、移載シリンダ51は、嵌合部材53が保持部22および切欠き凹部23の移動経路上と前記支持部41上の所定の位置との間で往復するようにストロークが設定されており、前記保持部22の移動経路上に嵌合部材53が常時待機するよう構成されている。
制御部11は、起動信号が入力されると、供給装置を駆動させ、前記シュートレール3上にワークWを供給する。このシュートレール3に供給されたワークWは、シュートレール3に案内されてターンテーブル2まで滑落する。このターンテーブル2まで滑落してきたワークWは、シュートレール3に連接する前記保持部22に嵌合して吊り下げ支持される。この時、前記通過センサがワークWの通過を検出して、制御部11にワークWが保持部22に供給されたことを伝達する。ワークWが保持部22に供給された後、制御部11は、モータMを作動させ、ターンテーブル2を正転駆動させる。これにより、保持部22に保持されたワークWは、保持部22の移動経路に沿って作業台4F付近まで搬送される。この時、移載シリンダ51が可動部52を伸長させて待機しているため、保持部22が作業台4Fに連接した際、ワークWは嵌合部材53の嵌合部54に嵌合する。保持部が作業台4Fに連接すると制御部11は、ターンテーブル2の正転駆動を停止させるとともに、移載シリンダ51に駆動指令を出力して、前記可動部52を収縮させる。これにより、嵌合部材53は、ワークWを図3の二点鎖線に示すように作業台4F上に案内する。このようにワークWが検査ゲージ87の下方に達すると、制御部11は、移載シリンダ51を停止させるとともにねじ検査ツール84を駆動させる。
上述のように供給装置により、シュートレール3上に設置されたワークWは、前記振分けレール32まで滑落する。このように振分けレール32に支持されたワークWは、振分けブロック33により、保持部材73の保持部22に押し込まれる。このため、1台の供給装置でより多くのねじ検査ツール84にワークWを供給可能となる。これにより、搬送装置1より供給装置の待機時間を少なくでき、作業効率が向上する。これは、特にねじのゲージ検査等、供給装置の供給速度に比して、作業ツールの作業速度が遅いものに対して有用となる。また、この振分け機構31がターンテーブル7の保持部22にワークWを確実に押し込むことにより、ワークWが完全に供給されてない状況でターンテーブル7が回転することを防止する。さらに、搬送装置1′のターンテーブル7には、保持部22,22およびDカット部72がそれぞれ対象に配置されているため、ターンテーブル7の停止位置を変更するのみで段替えワーク用に切替可能となる。また、ターンテーブル7が連結部材71と保持部材73からなる構造であるため、保持部材73の交換のみで段替えをすることも可能となる。このように段替えが容易であるため、操作が容易で作業時間の効率化が図れる。
2 …ターンテーブル
22…保持部
23…落下開口部
3 …供給ステーション
4 …作業台
5 …移載手段
6 …排出手段
7 …ターンテーブル
71…連結部材
72…保持部材
8 …検査装置
84…ねじ検査ツール
M …回転駆動源
Claims (8)
- ワークを保持する保持部とワークを通過させる落下開口部とが外周に少なくとも一対設けられたターンテーブルと、
このターンテーブルを往復間欠回転駆動する間欠回転駆動源と、
前記ターンテーブルの間欠回転停止位置に連接して設けられたワークの供給ステーションと、
この供給ステーションに前記保持部が連接している時に前記落下開口部と連接する位置に設けられた作業ステーションと、
前記作業ステーションと保持部あるいは落下開口部との間でワークを移載可能な移載手段と、
前記回転駆動源を制御して保持部と落下開口部が交互に作業ステーションに連接するようターンテーブルを往復間欠回転駆動制御する制御部と、
前記ターンテーブルの下方に設けられ、落下開口部を通過したワークを所定の箇所まで排出可能な排出手段とを備え、
前記制御部は、前記保持部が前記作業ステーションに連接後、ワークを作業ステーションに移載するよう移載手段に移載指令を出力するとともに、前記落下開口部が作業ステーションに連接後、ワークを作業ステーションから排出するよう移載手段に復帰指令を出力するよう構成されていることを特徴とする搬送装置。 - ワークを保持する保持部とワークを通過させる落下開口部とが外周に少なくとも一対設けられたターンテーブルと、
このターンテーブルを往復間欠回転駆動する間欠回転駆動源と、
前記ターンテーブルの間欠回転停止位置に連接して設けられたワークの供給ステーションと、
この供給ステーションに前記保持部が連接している時に前記落下開口部と連接する位置に設けられた作業ステーションと、
前記回転駆動源を制御して保持部と落下開口部が交互に作業ステーションに連接するようターンテーブルを往復間欠回転駆動制御する制御部とを備え、
前記ターンテーブルには、前記保持部および落下開口部が複数対形成されており、その内少なくとも2対は、前記往復間欠回転により、保持部が供給ステーションに交互に連接するようターンテーブルの直径に対して線対称に構成されていることを特徴とする搬送装置。 - 前記作業ステーションは、前記供給ステーションに対して線対称に設置されており、線対称の作業ステーションには、前記ワークに同一の作業を実施可能な作業ツールが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
- 前記ターンテーブルには、前記保持部および落下開口部が複数対成され、その内少なくとも2対は当該ターンテーブルの中心に対して点対称に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の搬送装置。
- 前記点対称に構成された保持部および落下開口部に対応するように前記供給ステーションが複数個設けられていることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
- 前記ターンテーブルは、前記保持部が形成された保持部材と、この保持部材を支持する連結部材とからなることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の搬送装置。
- 請求項1ないし請求項6の何れかに記載の搬送装置を備え、前記作業ステーションには、ワークに所定の検査を行う検査ツールが設けられていることを特徴とする検査装置。
- 前記ワークには、ねじ部が形成されており、
前記検査ツールは、前記ねじ部と螺合可能な検査ゲージを備えていることを特徴とする請求項7に記載の検査装置。
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