JP7481848B2 - 水切り部材 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に水切り部材に関し、より詳細には壁面に固定される水切り部材に関する。
従来、サッシ等からの伝い水による外壁材の汚れ及び凍害を防止するために、水切り部材が用いられている。この技術の一例として特許文献1には、建物の開口部の下方位置に取り付けられる水切り部材が記載されている。この水切り部材は、立設部と導水部と側板部とを有している。側板部の下辺部には、第1水切り部と第2水切り部と第1凹部と第2凹部と第1接合部とが設けてある。側板部の下辺部の地盤面からの高さは、第1水切り部及び第2水切り部は第1凹部の頂点より下方に位置し、第1接合部は第2凹部より上方に位置し、第2凹部は第2水切り部より上方に位置する。
特開2017-066754号公報
しかしながら、特許文献1の水切り部材の見栄えについては、改良の余地がある。すなわち、特許文献1の水切り部材は、ビスで外壁材に固定されるが、このビスが外部から見えやすいため、美観を損なう原因の一つとなっている。
本発明の目的は、見栄えを良くすることができる水切り部材を提供することにある。
本発明の一態様に係る水切り部材は、ベースと、水切り本体と、を備える。前記ベースは、壁面に固定具で固定される。前記水切り本体は、前記ベースに取り付けられる。前記水切り本体は、前記壁面の法線方向から見たとき、前記固定具を隠蔽する。
本発明によれば、壁面に固定するための固定具が外部から見えにくくなることで、見栄えを良くすることができる。
図1Aは、本発明の第1実施形態に係る水切り部材の概略断面図である。図1Bは、同上の水切り部材の正面図である。 図2Aは、同上の水切り部材を構成するベースの側面図である。図2Bは、同上のベースの正面図である。 図3Aは、同上の水切り部材を構成する水切り本体の側面図である。図3Bは、同上の水切り本体の正面図である。図3Cは、同上の水切り本体の平面図である。図3Dは、同上の水切り本体の背面図である。図3Eは、同上の水切り本体の底面図である。 図4は、同上の水切り部材の施工方法を示す説明図である。 図5Aは、本発明の第2実施形態に係る水切り部材を構成するベースの斜視図である。図5Bは、同上の水切り部材を構成する水切り本体の斜視図である。 図6は、同上の水切り部材の施工状態を示す斜視図である。
(1)第1実施形態
(1.1)概要
図1A及び図1Bに本実施形態に係る水切り部材1を示す。水切り部材1は、窓サッシなどの伝い水による壁面4の汚れ及び凍害を抑制するために用いられる部材である。水切り部材1は、ベース2と、水切り本体3と、を備える。ベース2は、壁面4に固定具5で固定される。水切り本体3は、ベース2に取り付けられる。水切り本体3は、壁面4の法線方向から見たとき、固定具5を隠蔽する。
本実施形態に係る水切り部材1によれば、壁面4に固定するための固定具5が外部から見えにくくなることで、見栄えを良くすることができる。
(1.2)詳細
<水切り部材>
図1A及び図1Bに本実施形態に係る水切り部材1を示す。水切り部材1は、例えば、建物の開口部8(窓サッシ及び換気フードなど)の下部に取り付けられる(図6参照、ただし、図6中の水切り部材1は、後述の第2実施形態に係る水切り部材1である)。窓サッシなどの下部には、窓サッシの左右両端の下部に1つずつ取り付けられるが、1つの開口部8に対して取り付けられる水切り部材1の個数は、特に限定されない。雨水などが、窓サッシ及び換気フードから壁面4に伝い、この伝い水が、壁面4を汚したり凍害の原因となったりすることを、水切り部材1で抑制することができる。
以下では、水切り部材1が壁面4に取り付けられた状態を基準として、上下方向及び左右方向を規定する。壁面4の法線方向を前後方向という場合がある。前方は、屋外側に向かう向きを意味する。後方は、屋内側に向かう向きを意味する。前方から後方を見ることを正面視という場合がある。
水切り部材1は、少なくとも2つの部材で構成されている。すなわち、水切り部材1は、ベース2と、水切り本体3と、を備える。水切り部材1の材質は、樹脂でも金属でもよい。樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ABS樹脂及びAES樹脂が挙げられる。
<ベース>
図2A及び図2Bにベース2を示す。ベース2は、壁面4に固定具5で固定される部材である。壁面4は、例えば、外壁材の表面である。外壁材としては、特に限定されないが、例えば、窯業系サイディングが挙げられる。固定具5としては、特に限定されないが、例えば、ビスが挙げられる。
ベース2は、固定板20と、複数(本実施形態では2つ)の側板22と、複数(本実施形態では2つ)の取付部21と、を有する。
固定板20は、壁面4に固定される部位である。固定板20は、横長矩形状をなす板である。固定板20は、複数(本実施形態では2つ)の貫通孔6を有する。貫通孔6は、固定具5が挿入される孔である。複数の貫通孔6は、固定板20において左右対称の位置に存在する。このように、ベース2が複数の貫通孔6を有することで、ベース2を壁面4に固定具5で固定した後に、ベース2が傾くことを抑制することができる。
複数の側板22は、固定板20の左右両辺から突出する部位である。複数の側板22は、同じ向き(前方)に突出している。複数の側板22は、固定板20に対して垂直に突出している。複数の側板22の突出高さは、上下方向に亘ってほぼ一定である。
複数の取付部21は、ベース2において左右対称の位置に存在する。複数の取付部21は、正面視で固定板20の左下隅及び右下隅に位置する。
取付部21は、水切り本体3が取り付けられる部位である。取付部21は、支持板23と、底板24と、を有する。
支持板23は、固定板20よりも一回り以上小さい矩形状をなす板である。支持板23は、側板22の先端から、固定板20に対して平行に突出している。支持板23は、固定板20と対向している。
底板24は、固定板20の下端部、側板22の下端部、及び支持板23の下端部を連結している。図2Aに示すように、底板24の下面24aは、前方に向かって下方に傾斜している。底板24と支持板23との間に角部26が存在する。底板24の下面24aと、支持板23の前面23aとのなす角は鋭角であり、この鋭角の部分を角部26が有している。そのため、支持板23の前面23a、底板24の下面24a、及び側板22の側面22aに付着した雨水は、角部26で水切りされて流れ落ちる。
支持板23と固定板20との間に溝25が存在する。溝25は、上下方向において上側に開放され、かつ左右方向において内側に開放されている。溝25の下側は、底板24によって閉じられている。溝25の左右方向における外側は、側板22によって閉じられている。
本実施形態では、貫通孔6は、取付部21の上下幅の範囲内に位置する。取付部21の上下幅は、取付部21の上下方向の長さを意味する。換言すると、貫通孔6は、支持板23の上端部よりも低い位置に存在し、かつ、支持板23の下端部よりも高い位置に存在する。これにより、水切り部材1の上下方向の長さを短くすることができる。
さらに本実施形態では、貫通孔6は、壁面4の法線方向から見たとき、取付部21と重ならない箇所に位置する。換言すると、貫通孔6は、壁面4の法線方向から見たとき、複数の取付部21の間に存在する。本実施形態では、貫通孔6は、左側の支持板23の右辺よりも右側に存在し、かつ、右側の支持板23の左辺よりも左側に存在する。このように、貫通孔6が、壁面4の法線方向から見たとき、取付部21と重ならない箇所に位置するので、貫通孔6を取付部21の上下幅の範囲内に位置することができる。
以上のように、貫通孔6と取付部21との位置関係から、水切り部材1のコンパクト化を図ることができる。特に水切り部材1の上下方向の長さを短くすることができる。
<水切り本体>
図3A~図3Eに水切り本体3を示す。水切り本体3は、ベース2に取り付けられる部材である。
水切り本体3は、取付板30と、傾斜板31と、複数(本実施形態では2つ)の側板32と、水切り片33と、シーリング受け部34と、を有する。
取付板30は、横長矩形状をなす板である。取付板30は、ベース2の固定板20とほぼ同じ形状であって、左右幅及び上下幅が固定板20よりも若干小さい。取付板30の下端部は、ベース2の溝25に挿入されて嵌め込まれる。つまり、本実施形態では、水切り本体3は、ベース2に対して上下にスライドさせて嵌合される。この状態で、取付板30がベース2の貫通孔6を塞ぐ。取付板30の厚さは、ベース2の溝25の幅とほぼ同じである。
傾斜板31は、矩形状をなす板である。傾斜板31は、取付板30の上端部から前方に向かって下方に傾斜して突出している。傾斜板31の上面に落ちた雨水などは、傾斜板31の傾斜に沿って下方に流下する。傾斜板31は、水切り片33を有する。水切り片33は、傾斜板31の下方の先端から下向きに突出している。水切り片33によって水切りが良好となる。
複数の側板32は、傾斜板31の左右両辺から突出する部位である。複数の側板32は、上方突出部321と、下方突出部322と、を有する。上方突出部321は、傾斜板31から上方に突出している。下方突出部322は、傾斜板31から下方に突出している。
上方突出部321は、傾斜板31の前端から後方に向かって傾斜板31の後方に位置するシーリング受け部34にわたって設けられている。上方突出部321のシーリング受け部34に対応する部分の上端は、傾斜板31の上端よりも高い位置でほぼ水平に延びている。上方突出部321の傾斜板31に対応する部分の上端は、傾斜板31の表面(上面)よりも高い位置で当該表面とほぼ平行となるように前方に向かって下方に傾斜している。水切り本体3が、上方突出部321を有することで、傾斜板31の上面に落ちた雨水などが傾斜板31の左右両辺から流れ落ちることを抑制し、雨水などを傾斜板31の下方に導くことができる。
一方、下方突出部322は、上方突出部321と同様に、傾斜板31の前端から後方に向かってシーリング受け部34にわたって設けられている。図3Aに示すように、下方突出部322は、第一下端部322aと、第二下端部322bと、第三下端部322cと、第四下端部322eと、第五下端部322gと、を有する。第一下端部322a、第二下端部322b、第三下端部322c、第四下端部322e、及び第五下端部322gは、この順で繋がっている。
図3Aに示すように、水切り本体3を側方(左右方向)から見たとき、第一下端部322aは、シーリング受け部34の下方、及び取付板30の上方に存在し、前方にほぼ水平に延びている。
第二下端部322bは、第一下端部322aの前端からほぼ垂直下方に直線状に延びている。第二下端部322bは、取付板30の下端部よりも下方まで延びている。図3Aに示すように、水切り本体3を側方から見たとき、取付板30の上方に第一下端部322aが存在し、取付板30の前方に第二下端部322bが存在する。したがって、水切り本体3をベース2に取り付けていない状態(非取付状態)において、水切り本体3を側方から見たとき、取付板30は、視認可能となっている。
第三下端部322cは、第二下端部322bの下端から前方に向かって上方に直線状に傾斜し、傾斜板31の位置まで延びている。第二下端部322bと、第三下端部322cとの間に角部322dが存在する。第二下端部322bと、第三下端部322cとのなす角は鋭角(例えば15度以上60度以下の範囲内の角度)であり、この鋭角の部分を角部322dが有している。このように、鋭角の部分を有する角部322dが存在することにより、側板32に付着した雨水は、水切り部材1が壁面4に取り付けられた状態で、壁面4よりも前方に位置する角部322dで水切りがなされて、雨水が壁面4を伝うことを抑制することができる。
第四下端部322eは、第三下端部322cの上端(前端)から傾斜板31とほぼ平行に前方に向かって下方に傾斜している。これにより、第三下端部322cと、第四下端部322eとの間に凹部322fが形成される。上方突出部321の側面に付着した雨水は、凹部322fから第三下端部322cと第四下端部322eとに分かれて流れ落ちる。
第五下端部322gは、第四下端部322eの前端からほぼ垂直下方に延び、その後、前方に向かって下方に傾斜しながら延びている。第五下端部322gは、水切り片33の下端まで延びている。
シーリング受け部34は、傾斜板31の後端部から後方に延びて取付板30よりも後方に位置する窪みである。水切り部材1を壁面4に取り付ける際に、シーリング受け部34にシーリング材7が充填される(図1A参照)。これにより、水切り部材1よりも上方から壁面4を伝う水がベース2の裏面に浸入しにくくなるため、固定具5で形成された壁穴9に水が入ることを抑制することができる。
<施工方法>
本実施形態に係る水切り部材1の施工方法について図4を参照しながら説明する。
水切り部材1は、例えば、建物の開口部8の下部(具体的には、窓サッシの両端の下部、正面視円形の換気フードの最下点の下部、及び正面視矩形状の換気フードの両端の下部など)に取り付けられる(図6参照)。
まずベース2を壁面4に固定具5で固定する(図4参照)。具体的には、壁面4に固定板20の背面を当てて貫通孔6に固定具5をねじ込む。ここで、ベース2を正面から見たときに貫通孔6を塞ぐものがない。すなわち、ベース2には、固定具5のねじ込みを妨げるような部分が存在しないので、固定具5を壁面4に対して垂直にねじ込むことができる。換言すると、本実施形態では、固定具5を壁面4に対して傾斜させてねじ込む必要がない。固定具5を壁面4に対して垂直にねじ込むことにより、ベース2を壁面4に強固に固定することができる。なお、接着剤を用いて固定板20を壁面4に仮留めした後に、貫通孔6に固定具5をねじ込むようにしてもよい。
次にベース2に水切り本体3を取り付ける。具体的には、ベース2の溝25に、水切り本体3の取付板30の下端部を挿入して嵌め込む。このように、水切り本体3をベース2に対して上下にスライドさせて嵌合する(図4参照)。これにより、水切り本体3は、壁面4の法線方向から見たとき、固定具5を隠蔽する。具体的には、水切り本体3の取付板30の下端部が、固定具5を隠蔽する。
したがって、壁面4に固定するための固定具5が外部から見えなくなることで、見栄えを良くすることができる。さらに壁面4に取り付けられた水切り部材1を斜め下から見ても、固定具5は、水切り本体3の取付板30で隠蔽されているので見えない。そのため、通常の目線の高さよりも高い位置(見上げるような高さの位置)に水切り部材1が取り付けられたとしても、この水切り部材1の見栄えもよくすることができる。
なお、ベース2に水切り本体3を取り付けた後に、シーリング受け部34にプライマーを塗布した後、シーリング材7を充填する(図1参照)。必要に応じて、水切り部材1の左右両側にプライマーを塗布してシーリングをしてもよい。
(2)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係る水切り部材1について、図5A、図5B及び図6を参照して説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同様の構成要素には第1実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する場合がある。
<ベース>
図5Aにベース2を示す。本実施形態では、ベース2は、連結部27を更に有する。連結部27は、略直方体状をなす。連結部27は、ベース2の左右に存在する支持板23を連結している。連結部27の後方に固定板20が位置する。連結部27は、固定板20とも連結している。連結部27は、貫通孔6(本実施形態では1つ)を有する。貫通孔6は、連結部27のほぼ中央部を前後方向に貫通している。貫通孔6は、固定板20も前後方向に貫通している。貫通孔6の左右両側に肉抜き部27aが存在する。肉抜き部27aは、前方に開口している。肉抜き部27aは、連結部27の前面から固定板20の前面まで窪んでいる。肉抜き部27aは、固定板20を貫通していない。
左右の支持板23の各々の後面には、一対の突条23bが後方に突出して設けられている。すなわち、各突条23bは、水切り本体3の取付板30が差し込まれる溝25に面している。各突条23bは、上下方向に直線状に延びている。一対の突条23bは、左右方向に間隔をあけて並んでいる。前後方向における溝25の間隔が、突条23bのあるところで若干狭くなっているので、溝25に差し込まれた取付板30が、溝25から抜け難くなる。
固定板20の前面には、一対の縦溝20aが設けられている。各縦溝20aは、上下方向に直線状に延びている。一対の縦溝20aは、連結部27の左右両端部の上方に位置する。水切り部材1を施工するにあたって、ベース2の一対の縦溝20aは、建物の開口部8の下方において左右両端の位置合わせに利用することが可能である。
<水切り本体>
図5Bに水切り本体3を示す。水切り本体3の取付板30は、切欠き30aと、一対の差込片30bと、を有する。
切欠き30aは、取付板30の左右方向中央部のほぼ下半分に形成されている。切欠き30aは、横長矩形状をなしている。切欠き30aは、ベース2の連結部27を正面視でのサイズとほぼ同じサイズである。水切り本体3をベース2に取り付けた状態で、切欠き30aに連結部27が入る。
一対の差込片30bは、切欠き30aの左右両側に設けられている。一対の差込片30bは、ベース2の溝25に差し込まれる。
本実施形態では、図5Bに示すように、下方突出部322は、第一下端部322aと、第三下端部322cと、第四下端部322eと、第五下端部322gと、を有するが、第二下端部322bを有しない。第一下端部322a、第三下端部322c、第四下端部322e、及び第五下端部322gは、この順で繋がっている。
図5Bに示すように、水切り本体3を側方(左右方向)から見たとき、第一下端部322aは、取付板30の下方に存在し、前方にほぼ水平に延びている。
第三下端部322cは、第一下端部322aの前端から前方に向かって上方に直線状に傾斜し、傾斜板31の位置まで延びている。第一下端部322aと、第三下端部322cとの間に角部322dが存在する。第一下端部322aと、第三下端部322cとのなす角は鈍角であり、この鈍角の部分を角部322dが有している。
第四下端部322eは、第三下端部322cの上端(前端)から傾斜板31とほぼ平行に前方に向かって下方に傾斜している。これにより、第三下端部322cと、第四下端部322eとの間に凹部322fが形成される。上方突出部321の側面に付着した雨水は、凹部322fから第三下端部322cと第四下端部322eとに分かれて流れ落ちる。
第五下端部322gは、第四下端部322eの前端からほぼ垂直下方に延び、その後、前方に向かって下方に傾斜しながら延びている。第五下端部322gは、水切り片33の下端まで延びている。
水切り本体3を側方から見たとき、側板32(特に下方突出部322)が、取付板30(特に差込片30b)の側面を隠蔽している。さらに水切り本体3をベース2に取り付けた状態(つまり水切り部材1の状態)では、水切り本体3の側板32が、ベース2の側面(具体的には、固定板20の側面、支持板23の側面、及び底板24の側面)を隠蔽している。
(3)変形例
第1~2実施形態では、水切り本体3をベース2に対して上下にスライドさせて嵌合しているが、左右にスライドさせて嵌合してもよい。
第1~2実施形態では、ベース2に対する水切り本体3の取付は、嵌合により行っているが、接着により行うようにしてもよい。
第1~2実施形態では、固定具5よりも高い位置に傾斜板31が存在するが(図1A参照)、壁面4の法線方向から見たとき、水切り片33が、固定具5と重なる高さに存在してもよいし、傾斜板31が、固定具5と重なる高さに存在してもよい。
(4)態様
第1~2実施形態及び変形例から明らかなように、本発明は、下記の態様を含む。
第1の態様は、水切り部材1であって、ベース2と、水切り本体3と、を備える。前記ベース2は、壁面4に固定具5で固定される。前記水切り本体3は、前記ベース2に取り付けられる。前記水切り本体3は、前記壁面4の法線方向から見たとき、前記固定具5を隠蔽する。
この態様によれば、壁面4に固定するための固定具5が外部から見えにくくなることで、見栄えを良くすることができる。
第2の態様は、第1の態様に基づく水切り部材1である。第2の態様では、前記ベース2は、貫通孔6と、取付部21と、を有する。前記貫通孔6は、前記固定具5が挿入される。前記取付部21は、前記水切り本体3が取り付けられる。前記貫通孔6は、前記取付部21の上下幅の範囲内に位置し、かつ、前記壁面4の法線方向から見たとき、前記取付部21と重ならない箇所に位置する。
この態様によれば、貫通孔6と取付部21との位置関係から、水切り部材1のコンパクト化を図ることができる。
1 水切り部材
2 ベース
21 取付部
3 水切り本体
4 壁面
5 固定具
6 貫通孔

Claims (2)

  1. 壁面に固定具で固定されるベースと、前記ベースに取り付けられる水切り本体と、を備え、
    前記ベースは、固定板と、前記固定板と溝を介して対向する支持板と、を備え、
    前記溝は、上下方向において上側に開放されており、
    前記水切り本体は、取付板を備え、
    前記取付板は、その下端部が、前記ベースの前記溝に上下にスライドさせて挿入嵌合されてなり、
    前記水切り本体は、前記固定具を隠蔽する
    水切り部材。
  2. 前記ベースは、前記固定具が挿入される貫通孔と、前記水切り本体が取り付けられる取付部と、を有し、
    前記貫通孔は、前記取付部の上下幅の範囲内に位置し、かつ、前記壁面の法線方向から見たとき、前記取付部と重ならない箇所に位置する、
    請求項1に記載の水切り部材。
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