JP2024056352A - 改装建具及びその施工方法 - Google Patents

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正樹 大東
淳司 筒井
裕之 冨田
真吾 北村
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Abstract

【課題】施工時間を減らすことができる改装建具を提供すること。【解決手段】改装建具1は、建物100の開口部11に設けられる既設枠2と、既設枠2の内周側に配置される新設枠3と、を備え、既設枠2及び新設枠3の間に配置されるアタッチメント4を備え、アタッチメント41,43は、室内外方向に延びると共に、室内側の端部において室内外方向に延びる室内側延出部413,434を有して構成され、既設枠21,23及び新設枠31,33の少なくともいずれかに固定される第1固定部412,432と、第1固定部412,432よりも室内側に配置され既設枠21,23及び新設枠31,33の少なくともいずれかに固定される第2固定部413,433と、を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、改装建具及びその施工方法に関する。
従来、建物の開口部をリフォーム等で改装する方法として開口部に新たな建具を設置するカバー工法が採用されている。カバー工法において、建物の開口部に設けられる既設枠と、既設枠の内周側に配置される新設枠と、既設枠と新設枠との間に配置されるアタッチメントと、を備える改装建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2022-121234号公報
特許文献1に記載のアタッチメントは、様々な形状の枠(既設枠、新設枠)に対応できるように、室内外方向の中央側に配置される中央側アタッチメントと、室内側に配置される室内側アタッチメントと、室外側に配置される室外側アタッチメント、を有しており、少なくとも3部材で構成されている。そのため、部品点数が多く、施工に時間を要している。
本開示は、施工時間を減らすことができる改装建具を提供することを目的とする。
本開示は、建物の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠の内周側に配置される新設枠と、を備える改装建具であって、前記既設枠及び前記新設枠の間に配置されるアタッチメントを備え、前記アタッチメントは、室内外方向に延びると共に、室内側の端部において室内外方向に延びる室内側延出部を有して構成され、前記既設枠及び前記新設枠の少なくともいずれかに固定される第1固定部と、前記第1固定部よりも室内側に配置され前記既設枠及び前記新設枠の少なくともいずれかに固定される第2固定部と、を有する、改装建具に関する。
第1実施形態の改装建具の正面図である。 図1のA-A線断面図であって、第1実施形態の改装建具の上方側の部分の縦断面図である。 図1のB-B線断面図であって、第1実施形態の改装建具の左右方向の端部の横断面図である。 第2実施形態の改装建具の左右方向の端部の横断面図である。
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の改装建具1は、例えば、マンション等のビルなどの建物100の開口部11に設けられる。図1は、改装建具1を室内側から見た様子を示している。改装建具1は、すでに設置されている既設枠2に、新設枠3を取り付ける改修を行って形成される。
本明細書において、「見付方向」とは、建物100の壁に形成された開口部11に納められた改装建具1における障子12の面材の面方向を意味し、「見込方向」とは、上記面材の厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。「見込方向」は室内外方向でもある。「見付面」は、改装建具1における室外側及び室内側に面するそれぞれの面を意味し、「見込面」は、改装建具1において室内外方向に延びる面を意味する。図面において、改装建具1の見込方向の室外側を室外側X1とし、改装建具1の見込方向の室内側を室内側X2とする。改装建具1の見付方向における横方向を左右方向とする。
改装建具1は、図1に示すように、建物100の開口部11に設置された既設枠2の内周側に、アタッチメント4(図2及び図3参照)を介して、新設枠3を取り付けることで構成される。改装建具1は、既設枠2と、新設枠3と、アタッチメント4(図2及び図3参照)と、を有する。新設枠3の内側には、障子12,12が開閉可能に納められる。
既設枠2は、窓枠10と一体若しくは別体で構成され、開口部11に設けられる枠体である。既設枠2は、矩形の枠状に形成される。既設枠2は、アルミニウム製、アルミ樹脂複合製又は樹脂製の形材により構成される。既設枠2は、既設上枠21と、既設下枠22と、左右一対の既設縦枠23と、を有する。
既設上枠21は、開口部11の上方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。既設下枠22は、開口部11の下方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。一対の既設縦枠23は、開口部11の左右方向の両端部で上下方向に延びる長尺の部材である。
新設枠3は、アタッチメント4(図2及び図3参照)を介して、既設枠2の内周側に配置される。新設枠3は、矩形の枠状に形成される。新設枠3は、アルミニウム製の形材により構成される。新設枠3は、新設上枠31と、新設下枠32と、左右一対の新設縦枠33と、を有する。
新設上枠31は、開口部11の上方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。新設下枠32は、開口部11の下方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。一対の新設縦枠33は、開口部11の左右方向の両端部で上下方向に延びる長尺の部材である。
図2及び図3に示すように、アタッチメント4は、既設枠2と新設枠3の間に配置され、新設枠3を既設枠2に固定するための部材である。アタッチメント4は、アタッチメント上枠41(図2参照)と、アタッチメント下枠(図示せず)と、左右一対のアタッチメント縦枠43(図3参照)と、を有する。アタッチメント上枠41、アタッチメント下枠及び左右一対のアタッチメント縦枠43は、それぞれ、例えば、アルミニウム製の形材により構成される。
アタッチメント上枠41、アタッチメント下枠、左右一対のアタッチメント縦枠43は、それぞれ、既設上枠21、既設下枠22、既設縦枠23の長手方向に沿って配置される。アタッチメント上枠41、アタッチメント下枠、左右一対のアタッチメント縦枠43は、既設上枠21、既設下枠22、既設縦枠23の長手方向において、間隔を空けて複数配置されてもよいし、既設上枠21、既設下枠22、既設縦枠23の長手方向に延びる1部材により構成されていてもよい。
図2により、既設上枠21、新設上枠31及びアタッチメント上枠41の固定構造について説明する。
既設上枠21は、図2に示すように、建物100の開口部11の上部側に取り付けられている。既設上枠21は、室内外方向に延びる室内外方向延在板211と、室内外方向延在板211の室外側X1の端部から下方に延びる室外側上下方向延出板212と、室内外方向延在板211の室内側X2の端部から下方に延びる室内側上下方向延出板213と、室内外方向延在板211の室内外方向の途中から下方に向けて立設される既設障子用のガイドレール214、215と、室内外方向延在板211の室外側X1の端部から上方に突出する室外側L字片216と、室内外方向延在板211の室内側X2の端部から上方に突出する室内側L字片217と、室内側X2の端部に設けられるL字接続部材218と、を有する。ガイドレール214が室外側X1に設けられ、ガイドレール215が室内側X2に設けられる。
既設上枠21は、開口部11の上方において、室内側X2の端部が、L字状のL字接続部材218を介して、建物100の上縁部材101に固定されていると共に、室外側L字片216及び室内側L字片217において、建物100に固定されている。なお、本実施形態では、既設上枠21の室内側X2の端部に別体のL字接続部材218を接続したが、これに限定されない。L字接続部材218を設けずに、既設上枠21と一体で既設上枠21から突出するリブを設けてもよい。
アタッチメント上枠41は、既設上枠21と新設上枠31とを接続する。アタッチメント上枠41は、図2に示すように、開口部11の上方において、既設上枠21及び新設上枠31の間に配置され、左右方向に延びる長尺の部材である。アタッチメント上枠41は、既設上枠21の内周側に接続される。アタッチメント上枠41は、既設上枠21の下方に配置され、既設上枠21に固定される。
アタッチメント上枠41は、室内外方向に延びる。アタッチメント上枠41は、室内外方向に延びる室内外方向延在板411と、室内外方向延在板411の室内外方向の室外側X1の端部寄りに形成され上方に突出する突出片412(第1固定部)と、室内側X2の端部に配置される室内側端部延出部413(室内側延出部、第2固定部)と、を有する。
突出片412は、既設上枠21のガイドレール214の室内側X2の面に沿って室内外方向延在板411から上方に突出して形成され、ネジ111により、既設上枠21のガイドレール214に固定される。室内側端部延出部413は、室内外方向延在板411の室内側X2の端部に形成され、室内外方向に延びる。室内側端部延出部413は、ネジ114により、既設上枠21のL字接続部材218の水平板部218a及び新設上枠31の室内側水平延出板315(後述)に固定される。アタッチメント上枠41の室内外方向延在板411の下面には、上枠カバー部材51が固定されている。
上枠カバー部材51は、室内外方向に延びる室内外方向延在板511と、室内外方向延在板511の室外側X1の端部から上方に突出する突出板512と、突出板512の下端部の室外側X1に配置されるL字カバー部513と、を有する。
室内外方向延在板511は、アタッチメント上枠41の室内外方向延在板411の下面に沿って配置される。室内外方向延在板511の下面には、スペーサ部材611が配置されている。L字カバー部513は、既設上枠21よりも室外側X1に突出して配置され、室内側X2及び下方に向けて開放するL字状に形成される。L字カバー部513は、新設上枠31の室外側X1及び左右方向の外側を覆うように配置され、新設上枠31の室外側X1の端部の少なくとも一部を覆う。突出板512は、既設上枠21の室外側上下方向延出板212の室内側X2の面に沿って突出して形成される。
新設上枠31は、図2に示すように、アタッチメント上枠41の内周側(アタッチメント上枠41の下方)に、上枠カバー部材51及びスペーサ部材611を介して、取り付けられる。新設上枠31は、アタッチメント上枠41の室内外方向延在板411の下面との間に、上枠カバー部材51の室内外方向延在板511及び板状のスペーサ部材611を挟んだ状態で、スペーサ部材611の下面に配置される。
新設上枠31は、新設上枠室外側中空部311と、新設上枠室内側中空部312と、横樋構造部313と、室外側上下方向延出板部314と、室内側水平延出板315と、ガイドレール316、317と、を有する。
新設上枠室外側中空部311及び新設上枠室内側中空部312は、いずれも室内外方向に延びる細長い長方形状の中空状に形成され、室内外方向に並んで配置される。新設上枠室外側中空部311が室外側X1に配置され、新設上枠室内側中空部312が室内側X2に配置されている。
新設上枠室外側中空部311は、ネジ112により、アタッチメント上枠41に固定される。ネジ112は、下方から上方に向けて順に、新設上枠室外側中空部311、スペーサ部材611、上枠カバー部材51の室内外方向延在板511及びアタッチメント上枠41の室内外方向延在板411を貫通する。これにより、ネジ112は、新設上枠室外側中空部311、スペーサ部材611、上枠カバー部材51の室内外方向延在板511及びアタッチメント上枠41の室内外方向延在板411を共締めにより固定することで、新設上枠室外側中空部311をアタッチメント上枠41に固定する。
新設上枠室内側中空部312は、ネジ113により、アタッチメント上枠41に固定される。ネジ113は、下方から上方に向けて順に、新設上枠室内側中空部312、スペーサ部材611、上枠カバー部材51の室内外方向延在板511及びアタッチメント上枠41の室内外方向延在板411を貫通する。これにより、ネジ113は、新設上枠室内側中空部312、スペーサ部材611、上枠カバー部材51の室内外方向延在板511及びアタッチメント上枠41の室内外方向延在板411を共締めにより固定することで、新設上枠室内側中空部312をアタッチメント上枠41に固定する。
室内側水平延出板315は、新設上枠室内側中空部312の室内側X2の端部から室内側X2に延びる。室内側水平延出板315は、ネジ114により、アタッチメント上枠41の室内側端部延出部413に固定されると共に、建物100の天井部分に配置された既設上枠21のL字接続部材218の水平板部218aに固定される。
ネジ114は、下方から上方に向けて順に、室内側水平延出板315、アタッチメント上枠41の室内側端部延出部413及び既設上枠21のL字接続部材218の水平板部218aを貫通する。これにより、ネジ114は、室内側水平延出板315、アタッチメント上枠41の室内側端部延出部413及び既設上枠21のL字接続部材218の水平板部218aを共締めして固定することで、室内側水平延出板315を、アタッチメント上枠41に固定すると共に、建物100の天井部分において、既設上枠21のL字接続部材218の水平板部218aに固定する。このようにして、室内側X2の端部側において、新設上枠31、アタッチメント上枠41及び既設上枠21は、ネジ114により固定される。
ガイドレール316、317は、新設上枠室外側中空部311及び新設上枠室内側中空部312から、下方に向けて立設される。ガイドレール316,317は、障子12,12(図1参照)の上部をガイドする。ガイドレール316が室外側X1に設けられ、ガイドレール317が室内側X2に設けられる。
横樋構造部313は、新設上枠室外側中空部311の室外側X1に形成される。横樋構造部313は、下方に凹む凹状に形成されることで、上方に向けて開放する。これにより、横樋構造部313は、水を貯留して流すことができ、樋の機能を有する。横樋構造部313に浸入した水は、新設上枠31の長手方向の両端部に流れる。これにより、横樋構造部313を設けることにより、排水性能を向上できる。
室外側上下方向延出板部314は、横樋構造部313の室外側X1の端部から下方に延出する板状に形成される。
新設上枠31の室内側X2の下部には、樹脂アングル部材612が取り付けられる。樹脂アングル部材612には、上枠室内側化粧カバー613が取り付けられる。上枠室内側化粧カバー613は、室外側X1及び上方側が開放されたL字状に形成され、アタッチメント上枠41の室内側X2の端部側及び新設上枠31の室内側X2の端部側を覆うように配置される。
次に、図3により、既設縦枠23、新設縦枠33及びアタッチメント縦枠43の固定構造について説明する。
既設縦枠23は、図3に示すように、建物100の開口部11の左右方向の両端部に取り付けられている。既設縦枠23は、室内外方向に延びる室内外方向延在板231と、室内外方向延在板231の室外側X1の端部から左右方向の内側に延びる室外側延出板232と、室内外方向延在板231の室内側X2の端部から左右方向の内側に延びる室内側延出板233と、室内外方向延在板231の室内外方向の途中から左右方向の内側に突出する中間突出板234と、室内外方向延在板231の室外側X1の端部から左右方向の外側に突出する室外側L字片236と、室内外方向延在板231の室内側X2の端部から左右方向の外側に突出する室内側L字片235と、室内側X2の端部に設けられるL字接続部材237と、を有する。
既設縦枠23は、開口部11の左右方向の両端部において、室内側X2の端部が、L字状のL字接続部材237を介して、建物100の側縁部材102に固定されていると共に、室外側L字片236及び室内側L字片235において、建物100に固定されている。なお、本実施形態では、既設縦枠23の室内側X2の端部に別体のL字接続部材237を接続したが、これに限定されない。L字接続部材237を設けずに、既設縦枠23と一体で既設縦枠23から突出するリブを設けてもよい。
室外側延出板232には、縦枠カバー部材53が固定される。縦枠カバー部材53は、左右方向に延びる固定片531と、固定片531の左右方向の内側の端部に配置されるL字カバー部532と、を有する。
固定片531は、既設縦枠23の室外側延出板232の室内側X2の面に配置され、ネジ134により、既設縦枠23の室外側延出板232に固定される。
L字カバー部532は、既設縦枠23よりも室外側X1に突出して配置され、室内側X2及び左右方向の内側に向けて開放するL字状に形成される。L字カバー部532は、新設縦枠33の室外側X1及び左右方向の外側を覆うように配置され、新設縦枠33の室外側X1の端部の少なくとも一部を覆う。
アタッチメント縦枠43は、既設縦枠23と新設縦枠33とを接続する。アタッチメント縦枠43は、図3に示すように、開口部11の左右方向の両端部において、既設縦枠23及び新設縦枠33の間に配置され、上下方向に延びる長尺の部材である。アタッチメント縦枠43は、既設縦枠23の内周側に接続される。アタッチメント縦枠43は、既設縦枠23の左右方向の内側に配置され、既設縦枠23に固定される。
アタッチメント縦枠43は、室内外方向に延びる室内外方向延在板431と、室内外方向延在板431の室外側X1の端部に配置されるL字片432(第1固定部)と、室内外方向延在板431の室内側X2の端部に配置されるU字枠433(第2固定部、突出部)と、U字枠433の室内側X2の端部に配置される室内側端部延出部434(室内側延出部)と、を有する。
L字片432は、左右方向の内側及び室外側X1に向けて開放するL字状に形成される。L字片432は、室内外方向延在板431の室外側X1の端部から左右方向の外側に延びる左右方向外側延出部材432aと、左右方向外側延出部材432aの左右方向の外側の端部から室外側X1に突出する室外側突出片432bと、を有する。室外側突出片432bは、ネジ131により、既設縦枠23の室内外方向延在板231の室外側X1の部分に固定される。
U字枠433は、室内外方向延在板431の室内側X2の端部に接続される。U字枠433は、左右方向(見付方向)の外側に配置される既設縦枠23側に突出する。U字枠433は、左右方向の外側に配置される既設縦枠23側に凹んで形成され、左右方向の内側に開放するU字状に形成される。U字枠433は、既設縦枠23の室内側延出板233の室外側X1の面に沿って突出して配置される。既設縦枠23の室内側延出板233の左右方向(見付方向)の内側への突出長さは、室内側延出板233と室内側延出板233の室外側X1の面に沿って配置されるU字枠433とを室内外方向に延びるネジ132(第1ネジ)により室内外方向に差し込んで固定する場合に、ネジ132(第1ネジ)により固定可能な長さで形成される。
U字枠433は、室内外方向延在板431の室内側X2の端部から左右方向の外側に延びる室外側見付方向延出部433aと、室外側見付方向延出部433aの左右方向の外側の端部から室内側X2に所定幅で延びる閉鎖部433bと、閉鎖部433bの室内側X2の端部から左右方向の内側に延びる室内側見付方向延出部433cと、を有する。閉鎖部433bは、既設縦枠23の室内外方向延在板231の左右方向の内側の面に沿って配置される。室内側見付方向延出部433cは、既設縦枠23の室内側延出板233の室外側X1の面に沿って配置される。
U字枠433は、ネジ132により、既設縦枠23に固定される。ネジ132は、室内外方向に延びた状態で配置される。ネジ132(第1ネジ)は、頭部132a(第1頭部)と、室内外方向に延びる軸部132b(第1軸部)と、を有する。ネジ132は、頭部132aが、既設縦枠23の室内側延出板233の室内側X2の面に配置され、軸部132bが、室内側X2から室外側X1に向けて順に、既設縦枠23の室内側延出板233、U字枠433の室内側見付方向延出部433c及びU字枠433の室外側見付方向延出部433aを貫通する。このようにして、ネジ132が、U字枠433及び既設縦枠23を貫通して配置された状態で、U字枠433は、ネジ132により、既設縦枠23に固定される。ネジ132は、頭部132aがアタッチメント縦枠43の室内側X2に配置され、軸部132bが頭部132aから室外側X1に延びた状態で配置される。
これにより、ネジ132は、既設縦枠23の室内側延出板233、U字枠433の室内側見付方向延出部433c及びU字枠433の室外側見付方向延出部433aを共締めにより固定することで、U字枠433を既設縦枠23に固定する。よって、作業者は、室内側X2から、ネジ132により、U字枠433を既設縦枠23に容易に固定できる。
室内側端部延出部434は、U字枠433の室内側見付方向延出部433cの左右方向の内側の端部に接続され、室内側X2に延びる。室内側端部延出部434は、室内外方向において、既設縦枠23よりも室内側X2まで延びる。
新設縦枠33は、図3に示すように、アタッチメント縦枠43の内周側(アタッチメント縦枠43の左右方向の内側)に、スペーサ部材631を介して、取り付けられる。新設縦枠33は、アタッチメント縦枠43の室内外方向延在板431の左右方向の内側の面との間に、板状のスペーサ部材631を挟んだ状態で、スペーサ部材631の左右方向の内側の面に配置される。
新設縦枠33は、新設縦枠室外側中空部331と、新設縦枠室内側中空部332と、室内側水平延出板333と、を有する。
新設縦枠室外側中空部331及び新設縦枠室内側中空部332は、いずれも室内外方向に延びる細長い長方形状の中空状に形成され、室内外方向に並んで配置される。新設縦枠室外側中空部331が室外側X1に配置され、新設縦枠室内側中空部332が室内側X2に配置されている。
新設縦枠室外側中空部331は、ネジ133により、アタッチメント縦枠43に固定される。ネジ133は、新設縦枠室外側中空部331における左右方向の内側の内側板部331aの貫通孔331bを挿通させて、左右方向の内側から外側に向けて順に、新設縦枠室外側中空部331の左右方向の外側の外側板部331c、スペーサ部材631及びアタッチメント縦枠43の室内外方向延在板431を貫通する。これにより、ネジ133は、新設縦枠室外側中空部331の左右方向の外側の外側板部331c、スペーサ部材631及びアタッチメント縦枠43の室内外方向延在板431を共締めにより固定することで、新設縦枠室外側中空部331をアタッチメント縦枠43の室内外方向延在板431に固定する。
室内側水平延出板333は、新設縦枠室内側中空部332の室内側X2の端部から室内側X2に延びる板状に形成される。
新設縦枠33の室内側X2の左右方向の内側の部分には、樹脂アングル部材632が取り付けられる。樹脂アングル部材632には、縦枠室内側化粧カバー633が取り付けられる。縦枠室内側化粧カバー633は、室外側X1及び左右方向の外側が開放されたL字状に形成され、アタッチメント縦枠43の室内側X2の端部側及び新設縦枠33の室内側X2の端部側を覆うように配置される。
本実施形態の改装建具1において、既設縦枠23に新設縦枠33を施工する場合には、既設縦枠23及び新設縦枠33の間に、室内外方向に延びると共に室内側X2の端部において室内外方向に延びる室内側端部延出部413を有して構成されるアタッチメント縦枠43を配置して、アタッチメント縦枠43におけるL字片432(第1固定部)を、既設縦枠23に固定する(第1固定工程)と共に、アタッチメント縦枠43におけるL字片432よりも室内側X2に配置されるU字枠433(第2固定部)を、既設縦枠23に固定する(第2固定工程)。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。本実施形態の改装建具1においては、アタッチメント(アタッチメント上枠41,アタッチメント縦枠43)は、室内外方向に延びると共に、室内側X2の端部において室内外方向に延びる室内側端部延出部413,434を有して構成され、既設枠(既設上枠21,既設縦枠23)及び新設枠(新設上枠31,新設縦枠33)の少なくともいずれかに固定される第1固定部(突出片412,L字片432)と、第1固定部(突出片412,L字片432)よりも室内側X2に配置され既設枠(既設上枠21,既設縦枠23)及び新設枠(新設上枠31,新設縦枠33)の少なくともいずれかに固定される第2固定部(室内側端部延出部413,U字枠433)と、を有する。これにより、アタッチメント(アタッチメント上枠41,アタッチメント縦枠43)の室内側X2においてアタッチメント(アタッチメント上枠41,アタッチメント縦枠43)を補強するための補強部材を別体で設けなくてよいため、部品点数を減らすことができる。よって、改装建具1の施工時間を減らすことができる。
また、本実施形態においては、ネジ132がU字枠433及び既設縦枠23を貫通して配置された状態で、U字枠433は、ネジ132により、既設縦枠23に固定される。ネジ132は、既設縦枠23及びU字枠433の固定状態において、アタッチメント縦枠43の室内側X2に配置される頭部132aと、頭部132aから室外側X1に延びる軸部132bと、を有する。これにより、アタッチメント縦枠43の室内側X2の見付面において、改装建具1の室内側X2から、ネジ132により、アタッチメント縦枠43を既設縦枠23に容易に固定できる。よって、施工時間を減らすことができる。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、第2実施形態では、第1実施形態と重複する説明を適宜に省略する。
図4に示すように、第2実施形態は、第1実施形態と比べて、主に、既設縦枠23の室内側延出板233aの左右方向(見込方向)の内側への突出長さが異なると共に、U字枠433を固定する場合のネジ135の向きが異なる。具体的には、第2実施形態の既設縦枠23の室内側延出板233aの左右方向(見込方向)の内側への突出長さが、第1実施形態の既設縦枠23の室内側延出板233の左右方向(見込方向)の内側への突出長さよりも短い点において主に異なる。また、第1実施形態のネジ132が室内外方向に延びた状態でU字枠433(第2固定部)を固定しているのに対して、第2実施形態のネジ135が、左右方向に延びた状態でU字枠433を固定している点において主に異なる。
第1実施形態では、図3に示すように、既設縦枠23の室内側延出板233の左右方向(見込方向)の内側への突出長さが、室内側延出板233とU字枠433とを室内外方向に延びるネジ132(第1ネジ)により室内側X2から室内外方向に差し込んで固定する場合に、ネジ132で固定可能な長さであるのに対して、第2実施形態では、図4に示すように、既設縦枠23の室内側延出板233aの左右方向(見込方向)の内側への突出長さが、室内側延出板233aとU字枠433とを室内外方向に延びるネジにより室内側X2から室内外方向に差し込んで固定するには短い長さである。
そのため、既設縦枠23に新設縦枠33を施工する際において、アタッチメント縦枠43におけるL字片432よりも室内側X2に配置されるU字枠433(第2固定部)を、既設縦枠23に固定する(第2固定工程)場合に、既設縦枠23の室内側X2に形成され左右方向に延びる室内側延出板233,233aの長さに応じて、図3に示す第1実施形態のように室内側延出板233の左右方向の長さがネジ132を差し込むことができる長さである場合には、既設縦枠23の室内側X2においてネジ132を室内外方向に差し込んで既設縦枠23の室内側延出板233とU字枠433とを固定し(第1固定作業)、又は、図4に示す第2実施形態のように室内側延出板233aの左右方向の長さがネジ135を差し込むことができる長さではない場合には、既設縦枠23の室内側X2においてネジ135を左右方向(見付方向)に差し込んで既設縦枠23とU字枠433を固定する(第2固定作業)ことを、選択可能である。
図4に示すように、第2実施形態においては、既設縦枠23の室内側延出板233aの左右方向(見込方向)の内側への突出長さが、室内側延出板233aとU字枠433とをネジを室内外方向に差し込んで固定するには左右方向の長さが短いため、U字枠433は、ネジ135を左右方向に差し込むことにより、既設縦枠23に固定される。ネジ135は、左右方向に延びた状態で配置される。ネジ135(第2ネジ)は、頭部135a(第2頭部)と、左右方向に延びる軸部135b(第2軸部)と、を有する。ネジ135は、頭部135aが、既設縦枠23のU字枠433の開放側の端部において、アタッチメント縦枠43の室内外方向延在板431の室内側X2の端部及びアタッチメント縦枠43の室内側端部延出部434の室外側X1の端部に当接して配置され、軸部135bが、左右方向の内側から外側に向けて順に、U字枠433の閉鎖部433b及び既設縦枠23の室内外方向延在板231を貫通する。このようにして、ネジ135が、U字枠433のU字の開口に挿入されて、U字枠433のU字の閉鎖部433b及び既設縦枠23を貫通して配置された状態で、U字枠433は、ネジ135により、既設縦枠23に固定される。ネジ135は、頭部135aが左右方向の内側に配置され、軸部135bが頭部135aから左右方向の外側に延びた状態で配置される。
これにより、ネジ135は、U字枠433の閉鎖部433b及び既設縦枠23の室内外方向延在板231を共締めにより固定することで、U字枠433を既設縦枠23に固定する。よって、作業者は、左右方向の内側から、ネジ135により、U字枠433を既設縦枠23に容易に固定できる。
本実施形態においては、ネジ135がU字枠433のU字の開口に挿入されてU字枠433のU字の閉鎖部433b及び既設縦枠23を貫通して配置された状態で、U字枠433は、ネジ135により、既設縦枠23に固定される。ネジ135は、既設縦枠23及びU字枠433の固定状態において、アタッチメント縦枠43の左右方向の内側に配置される頭部135aと、頭部135aから左右方向の外側に延びる軸部135bと、を有する。
これにより、アタッチメント縦枠43の見込面において、改装建具1の左右方向の内側から、ネジ135により、アタッチメント縦枠43を既設縦枠23に容易に固定できる。よって、施工時間を減らすことができる。また、アタッチメント縦枠43を、アタッチメント縦枠43の室内側X2の見込面において左右方向の内側からネジ135で固定できるため、既設縦枠23が額縁部材に隠れるように収容されて取り付けられるような納まりの場合においても、アタッチメント縦枠43を既設縦枠23に容易に固定できる。
以上、本開示の好ましい一実施形態について説明したが、本開示は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、前記実施形態においては、アタッチメントの突出部を、U字形状のU字枠433により構成したが、これに限定されない。突出部433はU字形状でなくてもよく、前記実施形態のU字枠433における室外側見付方向延出部433aもしくは閉鎖部433bのみで構成された一定の厚みを有する平板としてもよい。
例えば、前記実施形態においては、改装建具1を引違い窓タイプの改装サッシに適用した場合について説明した。しかし、これに限定されない。改装建具を、例えば、回転軸を中心に戸体が回転して開閉する開閉式の改装建具や、縦辷り出し式の改装建具に適用してもよい。また、改装建具を、例えば、枠に対して開閉しないで固定してガラスが取り付けられるFIX式の改装建具に適用してもよい。
1 改装建具、2 既設枠、3 新設枠、4 アタッチメント、11 開口部、21 既設上枠(既設枠)、23 既設縦枠(既設枠)、31 新設上枠(新設枠)、33 新設縦枠(新設枠)、41 アタッチメント上枠(アタッチメント)、43 アタッチメント縦枠(アタッチメント)、100 建物、132 ネジ(第1ネジ)、132a 頭部(第1頭部)、132b 軸部(第1軸部)、135 ネジ(第2ネジ)、135a 頭部(第2頭部)、135b 軸部(第2軸部)、412 突出片(第1固定部)、413 室内側端部延出部(室内側延出部、第2固定部)、432 L字片(第1固定部)、433 U字枠(第2固定部、突出部)、434 室内側端部延出部(室内側延出部)

Claims (5)

  1. 建物の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠の内周側に配置される新設枠と、を備える改装建具であって、
    前記既設枠及び前記新設枠の間に配置されるアタッチメントを備え、
    前記アタッチメントは、室内外方向に延びると共に、室内側の端部において室内外方向に延びる室内側延出部を有して構成され、前記既設枠及び前記新設枠の少なくともいずれかに固定される第1固定部と、前記第1固定部よりも室内側に配置され前記既設枠及び前記新設枠の少なくともいずれかに固定される第2固定部と、を有する、改装建具。
  2. 前記第2固定部は、見付方向の外側に突出する突出部を有し、
    室内外方向に延びる第1ネジが前記突出部及び前記既設枠を貫通して配置された状態で、前記第1ネジにより前記既設枠に固定され、
    前記第1ネジは、前記既設枠及び前記第2固定部の固定状態において、前記アタッチメントの室内側に配置される第1頭部と、前記第1頭部から室外側に延びる第1軸部と、を有する、請求項1に記載の改装建具。
  3. 前記突出部は、前記既設枠側に凹むU字枠である、請求項2に記載の改装建具。
  4. 前記第2固定部は、前記既設枠側に凹むU字枠を有し、
    見付方向に延びる第2ネジが前記U字枠のU字の開口に挿入されて前記U字枠のU字の閉鎖部及び前記既設枠を貫通して配置された状態で、前記第2固定部は、前記第2ネジにより、前記既設枠に固定され、
    前記第2ネジは、前記既設枠及び前記第2固定部の固定状態において、前記アタッチメントの見付方向の内側に配置される第2頭部と、前記第2頭部から見付方向の外側に延びる第2軸部と、を有する、請求項1に記載の改装建具。
  5. 建物の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠の内周側に配置される新設枠と、を備える改装建具の施工方法であって、
    前記既設枠及び前記新設枠の間に、室内外方向に延びると共に室内側の端部において室内外方向に延びる室内側延出部を有して構成されるアタッチメントを配置する工程と、
    前記アタッチメントにおける第1固定部を、前記既設枠及び前記新設枠の少なくともいずれかに固定する第1固定工程と、
    前記アタッチメントにおける前記第1固定部よりも室内側に配置される第2固定部を、前記既設枠及び前記新設枠の少なくともいずれかに固定する第2固定工程と、を含み、
    前記第2固定工程において、前記既設枠の室内側に形成され見付方向に延びる室内側延出板の長さに応じて、前記既設枠の室内側においてネジを室内外方向に差し込んで前記既設枠と前記第2固定部とを固定する第1固定作業、又は、前記既設枠の室内側においてネジを見付方向に差し込んで前記既設枠と前記第2固定部とを固定する第2固定作業を選択可能である、改装建具の施工方法。
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