JP7480456B2 - 空調ユニット及び空調モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、空調服に使用するための空調ユニット及び空調モジュールに関する。
従来の空調服に使用する空調ユニットには、熱電モジュールの両側面にヒートシンクをそれぞれ配設し、第1送風機により外気を一方のヒートシンクを通るように循環させ、かつ第2送風機により、衣服内の空気を他方のヒートシンクを通るように循環させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、単一の送風機より送られてきた外気を、箱型の本体ケース内の仕切板によって仕切られた2つの空間(A)(B)に同時に送り込むようにし、一方の空間(A)は被服の取り入れ口に連通させ、他方の空間(B)は外気に連通させ、上記仕切板に、一方の空間内の空気の熱を吸熱し、他方の空間内の空気を発熱させる吸熱・発熱素子を設けたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005-23506号公報 特開平08-232104号公報
しかし、特許文献1に記載されているものにおいては、複数の送風機を必要とするだけでなく、装置全体が大型化、厚肉化し、しかも構造が複雑化する等の問題がある。
また、特許文献2に記載されているものにおいては、装置全体が大型化、厚肉化するという問題がある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、単一の送風機のみにより複数の通風路を形成することができ、しかも装置全体の小型化、薄型化、構造の簡素化を図ることができるようにした空調ユニット及び空調モジュールを提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)空調ユニットが、筒形のケースと、前記ケースの一端に設けられ、前記ケース内にファンの回転により空気を送給する送風機と、前記ケースの他端を閉塞する端部カバーと、前記ファンの回転軸方向と直交するようにして、かつ前記端部カバーから離間するようにして前記ケース内に設けられ、前記ケース内を送風機側の第1室と前記端部カバー側の第2室とに区画する仕切壁と、前記仕切壁に形成した保持孔に設けられ、前記第1室内の空気と前記第2室内の空気との間の熱移動を行うための熱電ディバイスと、前記第1室と前記ケースの外部とを連通し、前記送風機から送給された空気の一部を前記第1室内の熱電ディバイスを通って前記ケースの外周に設けた第1排気口に導くための第1通風路を形成するダクトと、前記仕切壁の一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記第2室に導くための通気口と、前記端部カバーの一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記通気口より前記第2室内の熱電ディバイスを通って前記端部カバー外に導くための第2通風路を形成する第2排気口と、を備えているものとする。
このような構成によると、単一の送風機のみにより薄型の複数の通風路を形成することができ、装置全体の小型化、薄型化、構造の簡素化を図ることができる。
(2)上記(1)項において、前記ケースの第1室内に、前記熱電ディバイスにおける前記送風機側の部分を覆う送風ガイドが設けられており、この送風ガイドの一部には空気取り入れ口が設けられており、かつ前記送風ガイドにおける前記空気取り入れ口から離れた部分に前記ダクトが連設されているものとする。
このような構成によると、第1通風路を通る空気の大部分が第1室内の熱電ディバイスと接触することができ、熱効率を高めることができる。
(3)上記(1)または(2)項において、前記ケースが、前記送風機が一端に設けられ、かつ他端に外形より小寸の雄ねじ筒部を有するケース本体と、前記ケース本体の雄ねじ筒部と螺合する雌ねじ部を内面に有する締付リングと、前記締付リングと相対回転可能かつ軸線方向に相対移動不能として嵌合され、かつ前記仕切壁および端部カバーが固着された筒体とを備えているものとする。
このような構成によると、ケース本体と締付リングとの間に、空調服等の衣服その他の被装着物(発明の構成要素外)を挟み込んで、空調ユニットを被装着物に容易に取り付けることができる。
(4)上記(2)項を引用する上記(3)項において、前記送風ガイドが前記仕切壁に固着されており、前記ダクトが前記ケース本体と前記仕切壁とのいずれか一方に固着されており、前記ケース本体の外周面と前記筒体の外周面とに、前記送風ガイドとダクトとケース本体との位置関係が適正位置にあることを示すマークが付設されているものとする。
このような構成によると、マークを合わせてケース本体と筒体とを結合することにより、外から視認しづらいダクトと送風ガイドまたはケース本体との接続を、目視することなく行うことができ、操作性が向上する。
(5)上記(1)または(2)項において、前記ケース内における前記送風機と前記仕切壁との間に筒形の隔壁を設け、前記隔壁の内側を前記第1室として前記第1通風路の一部とし、かつ前記隔壁と前記ケースとの間の空間を前記通気口に連通させて前記第2通風路の一部とし、前記送風機から送給される空気を前記隔壁の内外に分流して、前記第1通風路と第2通風路とに導くようにする。
このような構成によると、装置全体の薄型化に寄与することができるとともに、送風機から送給される空気を有効に利用することができ、熱効率を高めることができる。
(6)上記(5)項において、前記隔壁における前記送風機側の端部が、前記ダクトに対向する部分が他部より前記送風機に近接するように斜めにカットされているものとする。
このような構成によると、隔壁における仕切壁から送風機に向かう立上り寸法がダクトに対向する部分ほど大となっているので、送風機より筒形の隔壁内に送られてきた空気が、仕切壁に当接した後、ダクトに向かって円滑に案内される。したがって、装置全体の薄型化をさらに助長しうるとともに、熱効率の向上に寄与することができる。
(7)上記(1)から(6)項のいずれかにおいて、前記熱電ディバイスが、前記仕切壁に設けられた保持孔に嵌合されたペルティエ素子と、前記ペルティエ素子の前記第1通風路側に設けられた第1ヒートシンクと、前記ペルティエ素子の前記第2通風路側に設けられた第2ヒートシンクとを備えているものとする。
このような構成によると、第1通風路内の空気から吸熱した熱量を、第2通風路内の空気へ、または第2通風路内の空気から吸熱した熱量を、第1通風路内の空気へ、効率よく伝達することができる。
(8)上記(1)から(7)項のいずれかにおいて、前記ペルティエ素子に供給する電力の電圧を昇圧するための昇圧回路を更に備え、前記昇圧回路は、前記第1室又は前記第1通風路に設けられるものとする。
このような構成によると、第1室又は第1通風路を通る空気により昇圧回路の温度の昇温を抑制し、昇圧回路の電圧の昇圧特性を高めることができる。
(9)上記(1)から(7)項のいずれかにおいて、前記ペルティエ素子に供給する電力の電圧を昇圧するための昇圧回路を更に備え、前記昇圧回路は、前記第2室又は前記第2通風路に設けられるものとする。
このような構成によると、第2室又は第2通風路を通る空気により昇圧回路の温度の昇温を抑制し、昇圧回路の電圧の昇圧特性を高めることができる。
(10)上記(1)から(9)項のいずれかにおいて、前記送風機および熱電ディバイスに配線をもって接続された電源およびコントローラを備えており、前記コントローラは、前記熱電ディバイスに供給する電源の極性を切り換える極性切換スイッチを有しているものとする。
(11)また、空調モジュールが、ファンの回転により空気を送給する送風機を取り付けて空調ユニットを構成するための空調モジュールであって、一端に前記送風機を設けるための筒形のケースと、前記ケースの一端に設けられ、前記ケース内にと、前記ケースの他端を閉塞する端部カバーと、前記ファンの回転軸方向と直交するようにして、かつ前記端部カバーから離間するようにして前記ケース内に設けられ、前記ケース内を送風機側の第1室と前記端部カバー側の第2室とに区画する仕切壁と、前記仕切壁に形成した保持孔に設けられ、前記第1室内の空気と前記第2室内の空気との間の熱移動を行うための熱電ディバイスと、前記第1室と前記ケースの外部とを連通し、前記送風機から送給された空気の一部を前記第1室内の熱電ディバイスを通って前記ケースの外周に設けた第1排気口に導くための第1通風路を形成するダクトと、前記仕切壁の一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記第2室に導くための通気口と、前記端部カバーの一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記通気口より前記第2室内の熱電ディバイスを通って前記端部カバー外に導くための第2通風路を形成する第2排気口と、を備えているものとする。
このような構成によると、空調モジュールに既存の送風機を装着することで、単一の送風機のみにより薄型の複数の通風路を形成することができ、装置全体の小型化、薄型化、構造の簡素化を図ることができる。
このような構成によると、極性切換スイッチを切り換えることにより、第2通風路の第2排気口から冷風を送り出したり、温風を送り出したりすることができる。
本発明によると、単一の送風機のみにより薄型の複数の通風路を形成することができ、装置全体の小型化、薄厚化、構造の簡素化を図ることができるようにした空調ユニットを提供することができる。
本発明の空調ユニットの第1の実施形態の正面図である。 同じく、左側面図である。 図1のIII-III線より見た縦断側面図である。 図2のIV-IV線より見た縦断正面図である。 本発明の空調ユニットの第1の実施形態の分解斜視図である。 本発明の電気系統の一例を示すブロック図である。 本発明の空調ユニットに用いるコントローラを示す概略正面図である。 本発明の空調ユニットにおける電気系統の他の例を示すブロック図である。 本発明の空調ユニットに用いる端末装置を示す概略正面図である。 本発明の空調ユニットの第2の実施形態における、図3と同様の縦断側面図である。
以下、本発明の空調ユニットの実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1から図5は、本発明の空調ユニットの第1の実施形態を示す。
図1から図5に示すように、この空調ユニット1は、図面上において上下方向を向くように示した円筒形のケース2と、ケース2の下端に設けられ、ケース2内に空気を送給する送風機3と、ケース2の上端を閉塞する伏椀形の端部カバー4とを備えている。
ケース2は、送風機3が下端に設けられ、かつ上端に外形より小径とした雄ねじ筒部5aを有する円筒形のケース本体5と、このケース本体5の雄ねじ筒部5aの外周の雄ねじ部6と螺合する雌ねじ部7を内面に有する締付リング8と、締付リング8と相対回転可能かつ軸線方向に相対移動不能として嵌合され、かつ上端が端部カバー4により閉塞された筒体9とを備えている。端部カバー4、ケース本体5、締付リング8および筒体9は、いずれも硬質合成樹脂材料により形成するのが望ましいが、その一部を金属材料により形成することもある。
送風機3は、拡径鍔部10aを有するファンケース10内に、モータ11およびファン12を設けたものよりなり、拡径鍔部10aがケース本体5の下端に当接するようにして、ファンケース10における空気排出口側の部分をケース本体5内に嵌合し、かつファンケース10の一部に設けた弾性係合爪10bがケース本体5の内面に設けた係合突部5bに係合することにより、ケース本体5に取付けられている。送風機3は、ファン12が回転することにより、主にファンの回転軸方向に空気を送給するものである。
なお、送風機3は、ファンケース10の外周面に設けた雄ねじ部(図示略)を、ケース本体5の内面に設けた雌ねじ部(図示略)に螺合させることによりケース本体5に取付けられることもある(図10参照)。
ケース本体5の外周面の一部には、後述するダクト31と連通する第1排気口13が設けられている。この第1排気口13の形状は、ケース本体5の円周方向に長い楕円形としてあるが、ダクト31の開口部の形状に合わせて円形その他の形状とすることもある。
締付リング8は、内面に雌ねじ部7が設けられている筒部8aの下端に拡径フランジ8bを有している。空調服等の衣服その他の被装着物(図示略)に設けた取付孔(図示略)にケース本体5の雄ねじ筒部5aを挿入し、かつ上記締付リング8の拡径フランジ8bとケース本体5の上端の段部5cとの間に被装着物を挟み込んで、締付リング8を雄ねじ筒部5aに締め付けることにより、空調ユニット1を被装着物に容易に取り付けることができるようになっている。図1から図4に示す1点鎖線は、被装着物の挾み込み位置Eを示している。
締付リング8における筒部8aの上端部の外周には環状突条8cが設けられており、この環状突条8cが筒体9の下端部内面に設けた内向き段部9aの上端に係合することにより、筒体9は、締付リング8に対して相対回転可能かつ軸線方向に相対移動不能となっている。
なお、環状突条8cを筒体9の内向き段部9aの上端に係合させる代わりに、環状突条8cを筒体9の下端部内面に設けた環状溝(図示略)に係合させたり、筒体9の下端に設けた内向きの弾性係合爪(図示略)を締付リング8における筒部8aの外周面に設けた環状溝(図示略)に係合させたりすることもある。
ケース2における筒体9の上端部には、ケース2の中心軸線L(図3)と直交する方向を向く仕切壁14が、端部カバー4から中心軸線L方向に離間するようにして設けられている。
すなわち、仕切壁14は、ケース2の中心軸線Lと同一方向を向く送風機3の送風方向と直交する方向を向き、ケース2内を送風機3側の第1室Aと端部カバー4側の第2室Bとに区画している。このように、仕切壁14を送風機3の送風方向と直交する方向を向くようにしてケース2内に設け、第1室Aと第2室Bとをケース2の中心軸線L方向に並ぶように設けたことにより、ケース2の薄型化を図りつつ、仕切壁14に後述する熱電ディバイス17を設置するための広いスペースを確保することができる。ひいては狭いケース2内に多くの熱電ディバイス17を設置することができ、熱効率を高めることができる。
なお、仕切壁14は、送風機3の送風方向、またはケース2の中心軸線Lに対して正確に直交させる必要はなく、ある程度の傾斜を持たせることもできる。
この実施形態においては、仕切壁14の外周部下面を筒体9の上端面に接着剤をもって固着し、かつ伏せ椀状とした端部カバー4の外周部が仕切壁14の外周部上面に当接するようにして、端部カバー4を仕切壁14に小ねじ15(図4参照)をもって固着してあるが、仕切壁14を、筒体9の内面の中位部に固着し、筒体9の上端に端部カバー4を着脱可能として取付けることもある。
仕切壁14の中央には、左右1対の方形の保持孔16(図4参照)が設けられており、各保持孔16には、第1室A内の空気とB内の空気との間の熱移動を行う熱電ディバイス17における方形板状のペルティエ素子18が嵌合され、保持されている。ペルティエ素子18は、電気を通電することにより、ペルティエ素子の表裏に差熱を生じさせることができる素子であり、通電する極性を切り換えることにより、上面を吸熱面かつ下面を放熱面とし、逆に上面を放熱面かつ下面を吸熱面とすることができるようにしたものである。保持孔16の下端開口部には小寸の内向フランジ16aが設けられており、この内向フランジ16aの上にペルティエ素子18の周縁部が載置されるようになっている(図4参照)。
各熱電ディバイス17は、上記ペルティエ素子18と、その下面に設けられた銅製の放熱フィンよりなる第1ヒートシンク19と、ペルティエ素子18の上面に設けられた銅製の放熱フィンよりなる第2ヒートシンク20とを備えている。ペルティエ素子18と第1ヒートシンク19は、変性シリコーンに金属フィラーや金属酸化物フィラー等を添加した放熱グリスを介して接触する。同様に、ペルティエ素子18と第2ヒートシンク20も、熱伝導性に優れた放熱グリスを介して接触する。接触界面に放熱グリスを充填することにより、ペルティエ素子18、第1ヒートシンク19及び第2ヒートシンク20それぞれの接触面の表面粗等に起因する熱伝導のロスを軽減し、熱伝導の効率を高めることができる。なお、放熱グリスに変えて、放熱シートを用いても構わない。各熱電ディバイス17は、ペルティエ素子18を備えるものに限定されるものではなく、第1室A内の空気と第2室B内の空気との間の熱移動を行うことができるものであればどのような形式のものでもよい。
図3に示すように、仕切壁14の上面には、複数の通風口21が設けられた前後1対のガイド片22が、左右2個の熱電ディバイス17を前後から挟むようにして設けられている。
また、図4に示すように、仕切壁14の上面における左右の保持孔16の間と、左右の保持孔16の外側の部分とには、上端にねじ孔23aが設けられたボス部23が設けられている。
左右2個の熱電ディバイス17の上方には、左右方向を向く押え板24が配設されており、その中央部を、中央のボス部23のねじ孔23aに螺合する小ねじ25をもって仕切壁14にねじ止めすることにより、左右2個の熱電ディバイス17におけるペルティエ素子18と第2ヒートシンク20は、仕切壁14と押え板24とにより挟まれて保持されている。
また、押え板24の両側部は、端部カバー4と押え板24とを貫通して、左右のボス部23のねじ孔23aに螺合する上述の小ねじ15をもって仕切壁14にねじ止めすることにより、端部カバー4とともに仕切壁14に固着されている。
図3に示すように、仕切壁14の下面には、左右の熱電ディバイス17における下方のヒートシンク19を覆う送風ガイド26が、前後1対の小ねじ27をもって固着されている。
この送風ガイド26は、図5に示すように、第1ヒートシンク19における送風機3側の面を覆う底片26aと、第1ヒートシンク19の左右の側面を覆う側片26bと、第1ヒートシンク19の前面を覆う前片26cとを備えている。また、送風ガイド26における左右方向の中央部には、上端にねじ孔28が設けられた前後1対のボス部26d、26eが設けられており、各ねじ孔28に仕切壁14を貫通する上記小ねじ27を螺合することにより、送風ガイド26は仕切壁14に固着されている。
送風ガイド26における底片26aの中央部には、後部のボス部26eより前方に向かうリブ26fが設けられている。このリブ26fは、送風ガイド26を仕切壁14の下面に取り付けたとき、左右の第1ヒートシンク19の間に位置するようになっている。
また、送風ガイド26における底片26aの上面はほぼ水平をなしているのに対して、下面はわずかに後方に向かって下向き傾斜している。すなわち、底片26aは、肉厚が後方に向かって厚くなる楔状をなしている。
送風ガイド26の後面におけるボス部26e以外の部分は開放しており、この部分が送風ガイド26内への空気取り入れ口29をなしている(図5参照)。
送風ガイド26における空気取り入れ口29から前方に離れた底片26aの前部には左右方向に長い楕円形のダクト接続孔30が設けられており、ここに楕円形断面のダクト31の先端部が下方より嵌合されて接続されている。
ダクト31は、図3に示すように、前方に向かって下向き傾斜し、基端部がケース本体5と一体的に形成され、ケース本体5の第1排気口13に開口している。
このダクト31により、ケース2の第1室A内における送風ガイド26内とケース2の外部とを連通し、送風機3から送給された空気の一部を第1室A内の熱電ディバイス17を通って第1排気口13よりケース2の外部に導く第1通風路Cが形成されている。
仕切壁14の後部には、送風機3から送給された空気の他部を第2室Bに導く左右方向に長い楕円形の通気口32が設けられている。
また、通気口32から前方に離間した端部カバー4の前部には、通気口32に流入した空気を第2室B内の熱電ディバイス17を通って端部カバー4外に導く左右方向に長い楕円形の第2排気口33が設けられている。
この通気口32と第2排気口33により、送風機3から送給された空気の他部を通気口32より第2室B内の熱電ディバイス17を通って端部カバー4外に導く第2通風路Dが形成されている。
図1に示すように、ケース本体5の前面には上向きの矢印(マーク)34が付設されている。また筒体9の前面には、筒体9がそれと一体をなす送風ガイド26のダクト接続孔30がケース本体5と一体をなすダクト31の先端部に嵌合しうる適正位置に位置しているときに上記上向きの矢印34と整合するようにした下向きの矢印(マーク)35が付設されている。
この両矢印34、35を設けたことにより、ケース本体5と締付リング8との間に衣服等の被装着物(図示略)を挟んで、締付リング8を雄ねじ筒部5aに締め付ける際に、ダクト31が外部から視認できなくとも、両矢印34、35を目印にして、筒体9をケース本体5に対する適正位置に保持することにより、送風ガイド26のダクト接続孔30とケース本体5と一体をなすダクト31の先端部との嵌合部分を目視することなく、それらを互いに嵌合させて、筒体9をケース本体5と結合させることができ、操作性が向上する。
図6は、空調ユニットにおける電気系統の一例を示してある。図1から図5においては、空調ユニット1における配線その他の電気系統は図示を省略してあるが、図6に示すように、上述の各熱電ディバイス17におけるペルティエ素子18は、電源46(バッテリ)に、電源スイッチ38、昇圧回路47、ペルティエ制御回路37Aを介して接続されている。また、送風機3におけるモータ11は、電源46(バッテリ)に、電源スイッチ38、モータ制御回路37Bを介して接続される。電源スイッチ38は、電源46から供給される電力をペルティエ素子18及びモータ11に供給/遮断するためのスイッチである。
ペルティエ制御回路37Aは、ペルティエ制御回路37Aに接続される電圧調整つまみ41を操作することにより、ペルティエ素子18に供給する電力を調整し、それによりペルティエ素子18の両面の差熱を調整する機能を有する。すなわち、電圧調整つまみ41を操作することにより熱電ディバイス17の特性を調整することができる。また、ペルティエ制御回路37Aは、ペルティエ制御回路37Aに接続される極性切換スイッチ40を切り替えることにより、ペルティエ素子18に供給する電力の極性を切り替える機能を有する。
モータ制御回路37Bは、モータ制御回路37Bに接続される風量調整つまみ39を操作することにより、モータの回転数を調整する機能を有する。すなわち、風量調整つまみ39を操作することにより送風機3の風量を調整することができる。
昇圧回路47は、電源46から供給される電力の電圧を昇圧する回路であり、例えば5Vから12Vに昇圧する回路である。昇圧回路47は、インダクタとトランジスタを含む回路である。昇圧回路47で、電源46からペルティエ素子18に供給する電力の電圧を昇圧するため、ペルティエ素子18の表裏の差熱を、昇圧をしない場合に比較して大きくすることができる。そのため、ペルティエ素子18の吸熱、放熱特性を高めることができる。
昇圧回路47は、昇圧を行うことで回路が発熱するため、冷却して使用することが望ましい。昇圧回路47を、第2室B内に配置することにより、送風機3から送給される第2室Bを通過する空気により、昇圧回路47が冷却され、昇圧回路47の昇圧特性を長時間にわたり維持することができる。なお、昇圧回路47は、第2通風路D内に配置しても構わない。その場合、例えば極性切換スイッチ40を「正」としたときは、送風機3から送給され、熱電ディバイス17で冷却された空気により、昇圧回路47がより冷却され、昇圧回路47の昇圧特性を長時間にわたりより効果的に維持することができる。また、極性切換スイッチ40を「逆」としたときは、送風機3から送給され、熱電ディバイス17で冷却された空気により、昇圧回路47がより冷却され、昇圧回路47の昇圧特性を長時間にわたりより効果的に維持することができる。
また、昇圧回路47を、第1室A内や、第1通風路Cに配置しても構わない。送風機3から送給される第1室A又は第1通風路Cを通過する空気により、昇圧回路47が冷却され、昇圧回路47の昇圧特性を長時間にわたり維持することができる。その場合、昇圧回路47を冷却した空気、すなわち加温された空気が第2通風路D内に流入しないため、例えば極性切換スイッチ40を「正」としたときに、第2通風路Dの第2排気口33から送り出される冷風の温度を低く維持することができる。
コントローラ36は、ペルティエ制御回路37A、極性切換スイッチ40、電圧調整つまみ41、モータ制御回路37B及び風量調整つまみ39を含んで構成される。なお、ペルティエ制御回路37A、極性切換スイッチ40及び電圧調整つまみ41と、モータ制御回路37B及び風量調整つまみ39は、それぞれ物理的に別のコントローラとして構成しても構わない。また、電源46は、それぞれのコントローラに対応する物理的に分離した2つのバッテリで構成されていても構わない。なお、各電気部品は、アルミホイル(図示略)等の導電性部材で覆うことにより、電圧を上げたときに生じる電波障害を防止するように構成しても構わない。
次に、図6に示す電気系統のブロック図に基づいて、空調ユニット1の作用について説明する。なお、空調ユニット1の動作態様はシンプルであるのでフローチャートは省略する。
電源スイッチ38をONにすると、モータ11およびペルティエ素子18に通電される。
モータ11への通電は、風量調整つまみ39により設定された風量になるように制御される。
ペルティエ素子18への通電は、極性切換スイッチ40により設定された極性となるように、また電圧調整つまみ41により設定された電圧となるように制御される。
例えば、極性切換スイッチ40を「正」としたときは、極性表示器44が「正」と表示し、ペルティエ素子18は第2通風路D側の空気の熱を吸収し、第1通風路C側の空気に放熱するようにし、極性切換スイッチ40を「逆」としたときは、極性表示器44が「逆」と表示し、ペルティエ素子18は第1通風路C側の空気の熱を吸収し、第2通風路D側の空気に放熱するようにする。
送風機3の作動により、空気がケース2内に送給され、その一部は第1通風路Cを通って第1排気口13からケース2外に排出され、その他部は第2通風路Dを通って端部カバー4に設けられた第2排気口33から外部に排出される。
極性切換スイッチ40が「正」のときは、第2通風路Dを通る空気が熱電ディバイス17により吸熱され、その吸熱された熱量は第1通風路Cを通る空気に放熱される。したがって、第1排気口13より排出される空気の温度は送風機3により送給されたときの空気の温度より高くなり、端部カバー4の第2排気口33より排出される空気の温度は送風機3により送給されたときの空気の温度より低くなる。
また、極性切換スイッチ40が「逆」のときは、第1通風路Cを通る空気が熱電ディバイス17により吸熱され、その吸熱された熱量は第2通風路Dを通る空気に放熱される。したがって、第1排気口13より排出される空気の温度は送風機3により送給されたときの空気の温度より低くなり、端部カバー4の第2排気口33より排出される空気の温度は送風機3により送給されたときの空気の温度より高くなる。
空調ユニット1を、端部カバー4が衣服の内側、送風機3が衣服の外側にくるようにして空調服(図示略)に装着した場合は、極性切換スイッチ40を「正」にしておくと、衣服内に外気より低温の空気が送給され、衣服内を冷房することができる。このとき、ダクト31からは外気より高温の空気が排出される。
この状態から、極性切換スイッチ40を「逆」に切り換えると、衣服内に外気より高温の空気が送給され、衣服内を暖房することができる。このとき、ダクト31からは外気より低温の空気が排出される。
電源スイッチ38をOFFにすると、モータ11およびペルティエ素子18への通電が停止される。
本発明の空調ユニットの第1の実施形態は以上のような構成としてあるので、次のような具体的な効果を奏することができる。
(1)単一の送風機3のみにより薄型の複数の通風路C、Dを形成することができ、装置全体の小型化、薄型化、構造の簡素化を図ることができる。
(2)送風ガイド26とダクト31とを設けてあるので、第1通風路Cを通る空気の大部分が第1室A内の熱電ディバイス17と接触することができ、熱効率を高めることができる。
(3)筒体9を締付リング8に対して相対回転可能かつ軸線方向に相対移動不能として嵌合してあるので、ケース本体5と締付リング8との間に、空調服等の衣服その他の被装着物を挟み込んで、空調ユニット1を被装着物に容易に取り付けることができる。
(4)ケース本体5の外周面と筒体9の外周面とに、送風ガイド26とダクト31とケース本体5との位置関係が適正位置にあることを示すマーク34、35を付設してあるので、このマークを合わせてケース本体5と筒体9とを結合することにより、外から視認しづらいダクト31と送風ガイド26との接続を、目視することなく行うことができ、操作性が向上する。
なお、図10に示す本発明の空調ユニットの第2の実施形態のように、ダクト31が送風ガイド26と一体的に形成されており、そのダクト31の先端部をケース本体5の第1排気口13に嵌合するようにした場合においても、マーク34、35を合わせてケース本体5と筒体9とを結合することにより、外から視認しづらいダクト31とケース本体5の第1排気口13との接続を、目視することなく行うことができ、操作性が向上する。
(5)熱電ディバイス17が、ペルティエ素子18と第1ヒートシンク19と第2ヒートシンク20とを備えるものとしてあるので、第2通風路D内の空気から吸熱した熱量を、第1通風路C内の空気へ、効率よく伝達することができる。
(6)送風機3および熱電ディバイス17に配線をもって接続された電源46およびコントローラ36を備えており、コントローラ36は、熱電ディバイス17に供給する電源の極性を切り換える極性切換スイッチ40を有しているものとしてあるので、極性切換スイッチ40を切り換えることにより、第2通風路Dの第2排気口33から冷風を送り出したり、温風を送り出したりすることができる。
(7)また、昇圧回路47を、第2室B内に配置することにより、送風機3から送給される第2室Bを通過する空気により、昇圧回路47が冷却され、昇圧回路47の昇圧特性を長時間にわたり維持し、ペルティエ素子18の特性を維持することができる。
なお、コントローラ36は、図7で示すように、風量調整つまみ39、極性切換スイッチ40、電圧調整つまみ41に加えて、コントローラ36に接続された温度センサからの温度情報を服内温度と外気温度として示す表示部を備えていても構わない。ユーザが服内温度や外気温度を見ながら、風量調整つまみ39や電圧調整つまみ41を調整することができる。ここで、図7は、本発明の空調ユニット1に用いるコントローラ36を示す概略正面図である。
図8は、空調ユニットにおける電気系統の他の例を示す。
図8に示すように、コントローラ36は、制御回路37をCPU等の汎用の中央処理装置を用いて構成しても構わない。コントローラ36は、制御回路37に接続された電源スイッチ38、風量調整つまみ39、極性切換スイッチ40、電圧調整つまみ41、電源表示ランプ42、風量表示器43、極性表示器44、電圧表示器45を含んで構成される。電源表示ランプ42は、電源スイッチ38をオンにした際に点灯するインジケータである。極性表示器44は、ペルティエ素子18に通電する極性を表示するインジケータである。
上述の各熱電ディバイス17におけるペルティエ素子18は、電源46(バッテリ)に、昇圧回路47、パワー半導体48Aを介して接続されている。また、送風機3におけるモータ11は、電源46(バッテリ)に、パワー半導体48Bを介して接続される。パワー半導体48A、48BはFET等のトランジスタであり、それぞれ制御回路37と接続され、制御回路37からの信号により、ペルティエ素子18、モータ11に電源46からの電力を制御し供給する。
モータ11への通電は、風量調整つまみ39により設定された風量になるように制御され、その風量は風量表示器43に、例えば指針(図示略)が小から大の目盛の中の対応する値を示すように表示される。
ペルティエ素子18への通電は、極性切換スイッチ40により設定された極性となるように、また電圧調整つまみ41により設定された電圧となるように制御される。
例えば、極性切換スイッチ40を「正」としたときは、極性表示器44が「正」と表示し、ペルティエ素子18は第2通風路D側の空気の熱を吸収し、第1通風路C側の空気に放熱するようにし、極性切換スイッチ40を「逆」としたときは、極性表示器44が「逆」と表示し、ペルティエ素子18は第1通風路C側の空気の熱を吸収し、第2通風路D側の空気に放熱するようにする。
それらのペルティエ素子18の通電電圧は、電圧調整つまみ41により設定され、その電圧は電圧表示器45に表示される。その表示の仕方は、例えば指針(図示略)が弱~強の目盛の中の対応する値を示すようなものとすることができる。
なお、パワー半導体48A、48Bも、動作によって発熱するために、パワー半導体48A、48Bを、第2室B内に配置しても構わない。そのような構成により、送風機3から送給される第2室Bを通過する空気により、パワー半導体48A、48Bが冷却され、パワー半導体48A、48Bの特性(スイッチング特性等)を長時間にわたり維持することができる。なお、パワー半導体48A、48Bは、第2通風路D内に配置しても構わない。その場合、例えば極性切換スイッチ40を「正」としたときは、送風機3から送給され、熱電ディバイス17で冷却された空気により、パワー半導体48A、48Bがより冷却され、パワー半導体48A、48Bの特性を長時間にわたりより効果的に維持することができる。また、極性切換スイッチ40を「逆」としたときは、送風機3から送給され、熱電ディバイス17で冷却された空気により、パワー半導体48A、48Bがより冷却され、パワー半導体48A、48Bの特性を長時間にわたりより効果的に維持することができる。
また、パワー半導体48A、48Bを、第1室A内や、第1通風路Cに配置しても構わない。送風機3から送給される第1室A又は第1通風路Cを通過する空気により、パワー半導体48A、48Bが冷却され、パワー半導体48A、48Bの特性を長時間にわたり維持することができる。その場合、パワー半導体48A、48Bを冷却した空気、すなわち加温された空気が第2通風路D内に流入しないため、例えば極性切換スイッチ40を「正」としたときに、第2通風路Dの第2排気口33から送り出される冷風の温度を低く維持することができる。
以上、空調ユニット1における電気系統の他の例の説明を行ったが、コントローラ36の機能の一部を、端末装置60に持たせても構わない。図9は、本発明の空調ユニットに用いる端末装置60を示す概略正面図である。例えば、コントローラ36の風量調整つまみ39.電圧調整つまみ41の機能を端末装置60に備えることができる。
端末装置60は、例えばスマートフォンやタブレット等の汎用のコンピュータ端末を用いることができる。端末装置60とコントローラ36は、ブルートゥース(登録商標)等の無線規格にて接続することができる。
端末装置60は、図9で示すように、画面内に、コントローラ36に接続された温度センサからの温度情報を服内温度、外気温度として表示し、また、風量調整つまみに対応する「ファン出力」のゲージをスライドさせることで、モータ11への通電が、設定された風量になるように制御される。
また、設定温度を入力することにより、制御回路37は、外気温度や服内温度の情報に基づいて、ペルティエ素子18の極性を適宜切換へ、そしてペルティエ素子18へ供給される電力の電圧を調整することで、服内温度を自動調整しても構わない。
図10は、本発明の空調ユニットの第2の実施形態を示す。なお、第1の実施形態におけるのと同一または類似の部材には、同一の符号を付して図示するに止め、それらについての詳細な説明は省略する。
この空調ユニット1は、ケース2のケース本体5における下端部内面に雌ねじ孔50を設け、この雌ねじ孔50に、送風機3のファンケース10における拡径鍔部10aの上部に設けた雄ねじ部51を螺合することにより、送風機3をケース2の下端に着脱可能として取付けるようにしてある。
したがって、空調服等の衣服その他の被装着物(図示略)に設けた取付孔(図示略)に送風機3のファンケース10における空気排出口側の部分を挿入し、かつケース本体5の下端と送風機3のファンケース10における拡径鍔部10aとの間に被装着物を挟み込んで、ファンケース10の雄ねじ部51をケース本体5の雌ねじ孔50に締め付けることにより、空調ユニット1を被装着物に容易に取り付けることができる。図10に示す下方の1点鎖線は、被装着物の挾み込み位置E1を示している。
また、ケース本体5の上端における雄ねじ筒部5aの外周の雄ねじ部6に締付リング8の雌ねじ部7を螺合し、締付リング8の拡径フランジ8bとケース本体5における雄ねじ筒部5aの下端に設けた拡径フランジ5dとの間に被装着物を挟み込んで、締付リング8を雄ねじ筒部5aに締め付けることにより、空調ユニット1を被装着物に容易に取り付けることができるようになっている。この点は第1の実施形態と同様である。図10に示す上方の1点鎖線は、被装着物の挾み込み位置E2を示している。したがって、被装着物の状況に応じて、被装着物の挾み込み位置を、E1とE2のいずれかに選択することができる。なお、被装着物の挾み込み位置を、E1とした場合には、第1通風路Cに接続するダクト(不図示)を用いて、被装着物の外に空気を排出するようにしても構わない。
第2の実施形態においては、ケース本体5の雄ねじ筒部5aの上端と、締付リング8の上端に設けた内向きフランジ8dとの間に、仕切壁14の外周部と端部カバー4の外周部とを挟んで締着することにより、仕切壁14と端部カバー4とをケース本体5に固着してある。
なお、締付リング8の拡径フランジ8bとケース本体5の拡径フランジ5dとの間に被装着物を挟み込み、締付リング8を雄ねじ筒部5aに締め付けて、空調ユニット1を被装着物に取付ける際には、その被装着物の厚さと同じ厚さのシム(図示略)を、締付リング8の内向きフランジ8dの内側に装着しておくようにするのがよい。
ダクト31は、送風ガイド26と一体的に形成し、ダクト31の先端部をケース本体5における第1排気口13に嵌合してある。
なお、ダクト31は、可撓性のある軟質合成樹脂材料により形成し、その上端を、硬質合成樹脂材料または金属材料により形成した送風ガイド26の下面に固着することもある。
また、第2の実施形態においては、ケース本体5内における仕切壁14の下面に、ケース本体5と同心状をなす円筒形の隔壁52を設け、仕切壁14における隔壁52より外側の部分に通気口32を設けることにより、隔壁52内を第1室Aとし、送風機3から送給された空気の一部を、第1室A内の熱電ディバイス17を通ってダクト31よりケース2の外部に導く第1通風路Cが形成され、かつ送風機3から送給された空気の他部を、隔壁52とケース本体5との間の空間、通気口32、第2室B内の熱電ディバイス17、および端部カバー4の第2排気口33を通って端部カバー4外に導く第2通風路Dが形成されるようにしてある。
このようにケース本体5内に円筒形の隔壁52を同心状をなすように設け、送風機3から送給される空気を隔壁52の内外に分流して、第1通風路Cと第2通風路Dとを形成するようにしたことにより、装置全体の薄型化に寄与することができるとともに、送風機3から送給される空気を有効に利用することができ、熱効率を高めることができる。
隔壁52における送風機3側の端部は、ダクト31に対向する部分が他部より送風機3に近接するように斜めにカットされている。
このような構成としたことにより、隔壁52における仕切壁14から送風機3に向かう立上り寸法がダクト31に対向する部分ほど大となり、送風機3より筒形の隔壁52内に送られてきた空気が、仕切壁14に当接した後、送風ガイド26の空気取り入れ口29(図5参照)より送風ガイド26内に入り、ダクト31に向かって円滑に案内される。したがって、装置全体の薄型化をさらに助長しうるとともに、熱効率の向上に寄与することができる。
その他の構造および作用は、図1から図6に示す第1の実施形態におけるものと同一であるので、それらについての詳細な説明は省略する。なお、第1の実施形態における筒体9に相当するものは、第2の実施形態においては省略してある。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような幾多の変形した態様での実施が可能である。
(1)ケース本体5の雄ねじ筒部5aおよび締付リング8の雌ねじ部7以外のケース2の外形を、多角形その他の非円形とする。
(2)熱電ディバイス17を1個、または3個以上とする。
(3)図10に示す第2の実施形態において、ケース本体5の雄ねじ筒部5aの上端と仕切壁14の下面との間、および仕切壁14の上面と端部カバー4の下面との間に、それらの円周方向の位置決めのための互いに係合する突部と凹部(図示略)を設ける。
また、以上、空調ユニットについて説明したが、送風機3は汎用のものを用い、本発明に係る空調モジュールと送風機3を取り付けることにより、空調ユニットを構成しても構わない。
A 第1室
B 第2室
C 第1通風路
D 第2通風路
E、E1、E2 被装着物の挾み込み位置
L 中心軸線
1 空調ユニット
2 ケース
3 送風機
4 端部カバー
5 ケース本体
5a雄ねじ筒部
5b係合突部
5c段部
5d拡径フランジ
6 雄ねじ部
7 雌ねじ部
8 締付リング
8a筒部
8b拡径フランジ
8c環状突条
8d内向きフランジ
9 筒体
9a内向き段部
10 ファンケース
10a拡径鍔部
11 モータ
12 ファン
13 第1排気口
14 仕切壁
15 小ねじ
16 保持孔
16a内向フランジ
17 熱電ディバイス
18 ペルティエ素子
19 第1ヒートシンク
20 第2ヒートシンク
21 通風口
22 ガイド片
23 ボス部
23aねじ孔
24 押え板
25 小ねじ
26 送風ガイド
26a底片
26b側片
26c前片
26d、26e ボス部
26fリブ
27 小ねじ
28 ねじ孔
29 空気取り入れ口
30 ダクト接続孔
31 ダクト
32 通気口
33 第2排気口
34 上向きの矢印(マーク)
35 下向きの矢印(マーク)
36 コントローラ
37 制御回路
37A ペルティエ制御回路
37B モータ制御回路
38 電源スイッチ
39 風量調整つまみ
40 極性切換スイッチ
41 電圧調整つまみ
42 電源表示ランプ
43 風量表示器
44 極性表示器
45 電圧表示器
46 電源
47 昇圧回路
48A、48B パワー半導体
50 雌ねじ孔
51 雄ねじ部
52 隔壁
60 端末装置

Claims (11)

  1. 筒形のケースと、
    前記ケースの一端に設けられ、前記ケース内にファンの回転により空気を送給する送風機と、
    前記ケースの他端を閉塞する端部カバーと、
    前記ファンの回転軸方向と直交するようにして、かつ前記端部カバーから離間するようにして前記ケース内に設けられ、前記ケース内を前記送風機側の第1室と前記端部カバー側の第2室とに区画する仕切壁と、
    前記仕切壁に形成した保持孔に設けられ、前記第1室内の空気と前記第2室内の空気との間の熱移動を行うための熱電ディバイスと、
    前記第1室と前記ケースの外部とを連通し、前記送風機から送給された空気の一部を前記第1室内の前記熱電ディバイスを通って前記ケースの外周に設けた第1排気口に導くための第1通風路を形成するダクトと、
    前記仕切壁の一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記第2室に導くための通気口と、
    前記端部カバーの一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記通気口より前記第2室内の前記熱電ディバイスを通って前記端部カバー外に導くための第2通風路を形成する第2排気口と、
    を備え
    前記ケースの前記第1室内に、前記熱電ディバイスにおける前記送風機側の部分を覆う送風ガイドが設けられており、この送風ガイドの一部に空気取り入れ口が設けられており、かつ前記送風ガイドにおける前記空気取り入れ口から離れた部分に前記ダクトが連設されていることを特徴とする空調ユニット。
  2. 筒形のケースと、
    前記ケースの一端に設けられ、前記ケース内にファンの回転により空気を送給する送風機と、
    前記ケースの他端を閉塞する端部カバーと、
    前記ファンの回転軸方向と直交するようにして、かつ前記端部カバーから離間するようにして前記ケース内に設けられ、前記ケース内を前記送風機側の第1室と前記端部カバー側の第2室とに区画する仕切壁と、
    前記仕切壁に形成した保持孔に設けられ、前記第1室内の空気と前記第2室内の空気との間の熱移動を行うための熱電ディバイスと、
    前記第1室と前記ケースの外部とを連通し、前記送風機から送給された空気の一部を前記第1室内の前記熱電ディバイスを通って前記ケースの外周に設けた第1排気口に導くための第1通風路を形成するダクトと、
    前記仕切壁の一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記第2室に導くための通気口と、
    前記端部カバーの一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記通気口より前記第2室内の前記熱電ディバイスを通って前記端部カバー外に導くための第2通風路を形成する第2排気口と、
    を備え、
    前記ケースが、前記送風機が一端に設けられ、かつ他端に外形より小径の雄ねじ筒部を有するケース本体と、前記ケース本体の雄ねじ筒部の外周の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を内面に有する締付リングと、前記締付リングと相対回転可能かつ軸線方向に相対移動不能として嵌合され、かつ前記仕切壁および前記端部カバーが固着された筒体とを備えていることを特徴とする空調ユニット。
  3. 筒形のケースと、
    前記ケースの一端に設けられ、前記ケース内にファンの回転により空気を送給する送風機と、
    前記ケースの他端を閉塞する端部カバーと、
    前記ファンの回転軸方向と直交するようにして、かつ前記端部カバーから離間するようにして前記ケース内に設けられ、前記ケース内を前記送風機側の第1室と前記端部カバー側の第2室とに区画する仕切壁と、
    前記仕切壁および前記端部カバーが固着された筒体と、
    前記仕切壁に形成した保持孔に設けられ、前記第1室内の空気と前記第2室内の空気との間の熱移動を行うための熱電ディバイスと、
    前記第1室と前記ケースの外部とを連通し、前記送風機から送給された空気の一部を前記第1室内の前記熱電ディバイスを通って前記ケースの外周に設けた第1排気口に導くための第1通風路を形成するダクトと、
    前記仕切壁の一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記第2室に導くための通気口と、
    前記端部カバーの一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記通気口より前記第2室内の前記熱電ディバイスを通って前記端部カバー外に導くための第2通風路を形成する第2排気口と、
    を備え、
    前記ケースの前記第1室内に設けられた前記熱電ディバイスにおける前記送風機側の部分を覆う送風ガイドが前記仕切壁に固着されており、前記ダクトがケース本体と前記仕切壁とのいずれか一方に固着されており、前記ケース本体の外周面と前記筒体の外周面とに、前記送風ガイドと前記ダクトと前記ケース本体との位置関係が適正位置にあることを示すマークが付設されていることを特徴とする空調ユニット。
  4. 筒形のケースと、
    前記ケースの一端に設けられ、前記ケース内にファンの回転により空気を送給する送風機と、
    前記ケースの他端を閉塞する端部カバーと、
    前記ファンの回転軸方向と直交するようにして、かつ前記端部カバーから離間するようにして前記ケース内に設けられ、前記ケース内を前記送風機側の第1室と前記端部カバー側の第2室とに区画する仕切壁と、
    前記仕切壁に形成した保持孔に設けられ、前記第1室内の空気と前記第2室内の空気との間の熱移動を行うための熱電ディバイスと、
    前記第1室と前記ケースの外部とを連通し、前記送風機から送給された空気の一部を前記第1室内の前記熱電ディバイスを通って前記ケースの外周に設けた第1排気口に導くための第1通風路を形成するダクトと、
    前記仕切壁の一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記第2室に導くための通気口と、
    前記端部カバーの一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記通気口より前記第2室内の前記熱電ディバイスを通って前記端部カバー外に導くための第2通風路を形成する第2排気口と、
    を備え、
    前記ケース内における前記送風機と前記仕切壁との間に筒形の隔壁を設け、前記隔壁の内側を前記第1室として前記第1通風路の一部とし、かつ前記隔壁と前記ケースとの間の空間を前記通気口に連通させて前記第2通風路の一部とし、前記送風機から送給される空気を前記隔壁の内外に分流して、前記第1通風路と前記第2通風路とに導くようにしたことを特徴とする空調ユニット。
  5. 前記隔壁における前記送風機側の端部が、前記ダクトに対向する部分が他部より前記送風機に近接するように斜めにカットされていることを特徴とする請求項記載の空調ユニット。
  6. 前記熱電ディバイスが、前記仕切壁に設けられた保持孔に嵌合されたペルティエ素子と、前記ペルティエ素子の前記第1室側に設けられた第1ヒートシンクと、前記ペルティエ素子の前記第2室側に設けられた第2ヒートシンクとを備え
    前記送風機および前記熱電ディバイスに配線をもって接続された電源およびコントローラを備えており、前記コントローラは、前記熱電ディバイスに供給する電源の極性を切り換える極性切換スイッチを有している、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の空調ユニット。
  7. 前記ペルティエ素子に供給する電力の電圧を昇圧するための昇圧回路を更に備え、
    前記昇圧回路は、前記第1室前記第1通風路、前記第2室又は前記第2通風路に設けられることを特徴とする請求項に記載の空調ユニット。
  8. ファンの回転により空気を送給する送風機を取り付けて空調ユニットを構成するための空調モジュールであって、
    一端に前記送風機を設けるための筒形のケースと、
    前記ケースの一端に設けられ、前記ケース内にと、
    前記ケースの他端を閉塞する端部カバーと、
    前記ファンの回転軸方向と直交するようにして、かつ前記端部カバーから離間するようにして前記ケース内に設けられ、前記ケース内を前記送風機側の第1室と前記端部カバー側の第2室とに区画する仕切壁と、
    前記仕切壁に形成した保持孔に設けられ、前記第1室内の空気と前記第2室内の空気との間の熱移動を行うための熱電ディバイスと、
    前記第1室と前記ケースの外部とを連通し、前記送風機から送給された空気の一部を前記第1室内の前記熱電ディバイスを通って前記ケースの外周に設けた第1排気口に導くための第1通風路を形成するダクトと、
    前記仕切壁の一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記第2室に導くための通気口と、
    前記端部カバーの一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記通気口より前記第2室内の前記熱電ディバイスを通って前記端部カバー外に導くための第2通風路を形成する第2排気口と、
    を備え
    前記ケースの前記第1室内に、前記熱電ディバイスにおける前記送風機側の部分を覆う送風ガイドが設けられており、この送風ガイドの一部に空気取り入れ口が設けられており、かつ前記送風ガイドにおける前記空気取り入れ口から離れた部分に前記ダクトが連設されていることを特徴とする空調モジュール。
  9. ファンの回転により空気を送給する送風機を取り付けて空調ユニットを構成するための空調モジュールであって、
    一端に前記送風機を設けるための筒形のケースと、
    前記ケースの一端に設けられ、前記ケース内にと、
    前記ケースの他端を閉塞する端部カバーと、
    前記ファンの回転軸方向と直交するようにして、かつ前記端部カバーから離間するようにして前記ケース内に設けられ、前記ケース内を前記送風機側の第1室と前記端部カバー側の第2室とに区画する仕切壁と、
    前記仕切壁に形成した保持孔に設けられ、前記第1室内の空気と前記第2室内の空気との間の熱移動を行うための熱電ディバイスと、
    前記第1室と前記ケースの外部とを連通し、前記送風機から送給された空気の一部を前記第1室内の前記熱電ディバイスを通って前記ケースの外周に設けた第1排気口に導くための第1通風路を形成するダクトと、
    前記仕切壁の一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記第2室に導くための通気口と、
    前記端部カバーの一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記通気口より前記第2室内の前記熱電ディバイスを通って前記端部カバー外に導くための第2通風路を形成する第2排気口と、
    を備え、
    前記ケースが、前記送風機が一端に設けられ、かつ他端に外形より小径の雄ねじ筒部を有するケース本体と、前記ケース本体の雄ねじ筒部の外周の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を内面に有する締付リングと、前記締付リングと相対回転可能かつ軸線方向に相対移動不能として嵌合され、かつ前記仕切壁および前記端部カバーが固着された筒体とを備えていることを特徴とする空調モジュール。
  10. ファンの回転により空気を送給する送風機を取り付けて空調ユニットを構成するための空調モジュールであって、
    一端に前記送風機を設けるための筒形のケースと、
    前記ケースの一端に設けられ、前記ケース内にと、
    前記ケースの他端を閉塞する端部カバーと、
    前記ファンの回転軸方向と直交するようにして、かつ前記端部カバーから離間するようにして前記ケース内に設けられ、前記ケース内を前記送風機側の第1室と前記端部カバー側の第2室とに区画する仕切壁と、
    前記仕切壁および前記端部カバーが固着された筒体と、
    前記仕切壁に形成した保持孔に設けられ、前記第1室内の空気と前記第2室内の空気との間の熱移動を行うための熱電ディバイスと、
    前記第1室と前記ケースの外部とを連通し、前記送風機から送給された空気の一部を前記第1室内の前記熱電ディバイスを通って前記ケースの外周に設けた第1排気口に導くための第1通風路を形成するダクトと、
    前記仕切壁の一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記第2室に導くための通気口と、
    前記端部カバーの一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記通気口より前記第2室内の前記熱電ディバイスを通って前記端部カバー外に導くための第2通風路を形成する第2排気口と、
    を備え、
    前記ケースの前記第1室内に設けられた前記熱電ディバイスにおける前記送風機側の部分を覆う送風ガイドが前記仕切壁に固着されており、前記ダクトがケース本体と前記仕切壁とのいずれか一方に固着されており、前記ケース本体の外周面と前記筒体の外周面とに、前記送風ガイドと前記ダクトと前記ケース本体との位置関係が適正位置にあることを示すマークが付設されていることを特徴とする空調モジュール。
  11. ファンの回転により空気を送給する送風機を取り付けて空調ユニットを構成するための空調モジュールであって、
    一端に前記送風機を設けるための筒形のケースと、
    前記ケースの一端に設けられ、前記ケース内にと、
    前記ケースの他端を閉塞する端部カバーと、
    前記ファンの回転軸方向と直交するようにして、かつ前記端部カバーから離間するようにして前記ケース内に設けられ、前記ケース内を前記送風機側の第1室と前記端部カバー側の第2室とに区画する仕切壁と、
    前記仕切壁に形成した保持孔に設けられ、前記第1室内の空気と前記第2室内の空気との間の熱移動を行うための熱電ディバイスと、
    前記第1室と前記ケースの外部とを連通し、前記送風機から送給された空気の一部を前記第1室内の前記熱電ディバイスを通って前記ケースの外周に設けた第1排気口に導くための第1通風路を形成するダクトと、
    前記仕切壁の一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記第2室に導くための通気口と、
    前記端部カバーの一部に設けられ、前記送風機から送給された空気の他部を前記通気口より前記第2室内の前記熱電ディバイスを通って前記端部カバー外に導くための第2通風路を形成する第2排気口と、
    を備え、
    前記ケース内における前記送風機と前記仕切壁との間に筒形の隔壁を設け、前記隔壁の内側を前記第1室として前記第1通風路の一部とし、かつ前記隔壁と前記ケースとの間の空間を前記通気口に連通させて前記第2通風路の一部とし、前記送風機から送給される空気を前記隔壁の内外に分流して、前記第1通風路と前記第2通風路とに導くようにしたことを特徴とする空調モジュール。
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