JP7480169B2 - 3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法 - Google Patents

3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7480169B2
JP7480169B2 JP2021556252A JP2021556252A JP7480169B2 JP 7480169 B2 JP7480169 B2 JP 7480169B2 JP 2021556252 A JP2021556252 A JP 2021556252A JP 2021556252 A JP2021556252 A JP 2021556252A JP 7480169 B2 JP7480169 B2 JP 7480169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diol
methyl
ene
methylpent
methylenepentane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021556252A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022525530A (ja
Inventor
ケラー,アンドレアス
カマスズ,マルティン
グラーラ,ガブリエーレ
ミンゲス,ローラント
ブルンナー,ベルンハルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2022525530A publication Critical patent/JP2022525530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7480169B2 publication Critical patent/JP7480169B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/36Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring increasing the number of carbon atoms by reactions with formation of hydroxy groups, which may occur via intermediates being derivatives of hydroxy, e.g. O-metal
    • C07C29/38Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring increasing the number of carbon atoms by reactions with formation of hydroxy groups, which may occur via intermediates being derivatives of hydroxy, e.g. O-metal by reaction with aldehydes or ketones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/60Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by elimination of -OH groups, e.g. by dehydration
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/74Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/74Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C29/76Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
    • C07C29/80Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by distillation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/74Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C29/76Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
    • C07C29/86Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by liquid-liquid treatment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

特許請求される本発明は、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れから、該流れをイソブテン及び水で処理することによって3-メチル-3-ブテン-1-オールを回収する方法に関する。
2-メチルプロパ-1-エン及びホルムアルデヒドの反応からの3-メチル-3-ブテン-1-オールの合成は、文献から周知であり、工業規模において使用されている。3-メチル-3-ブテン-1-オールは、ポリマー、樹脂、可塑剤及び合成潤滑剤の製造のための重要な出発物質であり、シトラール等の物質の生産における化学的中間体としても使用されている。
3-メチレン-1,5-ペンタンジオール、及び3-メチル-2-ペンテン-1,5-ジオールの2つの幾何異性体の混合物が、3-メチル-3-ブテン-1-オールとは別の合成の間に得られることもまた、当技術分野では周知である。
US. 4,079,088は、(E/Z)-3-メチル-2-ペンテン-1,5-ジオール及び3-メチレン-1,5-ペンタンジオールの混合物から、イソブテンの存在下で200℃から450℃の間の温度にてジオールの混合物を加熱することによって、3-メチル-3-ブテン-1-オールを製造する方法を記載している。しかしながら、そのような方法は、3-メチル-3-ブテン-1-オールの、わずか10mol%~32mol%を範囲とする不良な収率をもたらす。そのため、該方法は特に3-メチル-3-ブテン-1-オールの大規模生産には好適でない。
したがって、特許請求される本発明の目的は、先行技術文献に記載されている欠点に対処し、工業的な実施が容易であり、3-メチル-3-ブテン-1-オールの高い総選択率及び収率をもたらす3-メチル-3-ブテン-1-オールの改善された合成方法を提供することである。
驚くべきことに、ジオールの混合物のイソブテンとの反応において水を添加することにより、43mol%~47mol%の範囲にある回収された3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの増大した収率をもたらすことが見出された。更に、回収された3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの選択率もまた改善された。
そのため、一態様では、特許請求される本発明は、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法であって、少なくとも
a) (Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れをイソブテン及び水と接触させて、混合物を得るステップ、
b) ステップa)において得られた混合物を≧200℃~≦450℃の範囲の温度に加熱して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む処理済み混合物を得るステップ、並びに
c) ステップb)において得られた処理済み混合物から3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収するステップ
を含む方法に関する。
別の態様では、特許請求される本発明は、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを提供する方法であって、
少なくとも
A) 2-メチルプロパ-1-エン及びホルムアルデヒドを反応させて、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、ホルムアルデヒド、メタノール、水、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む混合物を得るステップ、
B) ステップA)において得られた混合物を、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む有機相と、水、及び水性相の総重量に対して≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、好ましくは≧2.0~≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む水性相とに分離するステップ、並びに
C) ステップB)において得られた有機相を≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを得るステップ
を含む方法に係るものである。
更に別の態様では、特許請求される本発明はまた、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを製造する方法であって、少なくとも
AA) 2-メチルプロパ-1-エン及びホルムアルデヒドを反応させて、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、ホルムアルデヒド、メタノール、水、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む混合物を得るステップ、
BB) ステップAA)において得られた混合物を、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む有機相と、水、及び水性相の総重量に対して≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、好ましくは≧2.0~≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む水性相とに分離するステップ、
CC) ステップBB)において得られた有機相を≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを得るステップ、並びに
DD) ステップCC)において得られた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを、特許請求される本発明による回収方法によって得られた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと合わせて、合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを得るステップ
を含む方法にも係るものである。
以下の詳細な説明は、本質的に単なる例示的なものであり、特許請求される本発明、又は特許請求される本発明の適用及び使用を限定することは意図されない。さらに、先行する技術分野、背景、概要、又は以下の詳細な説明で提示された理論に拘束されることを意図していない。
本明細書で使用される用語「含むこと(comprising)」、「含む(comprises)」及び「からなる(comprised of')」は、「含むこと(including)」、「含む(includes)」又は「含有すること(containing)」、「含有する(contains)」と同義であり、包含的又はオープンエンドであり、追加の、列挙されていないメンバー、要素又は方法ステップを排除しない。本明細書で使用される用語「含むこと(comprising)」、「含む(comprises)」及び「からなる(comprised of')」が、用語「からなること(consisting of)」、「なる(consists)」及び「からなる(consists of)」を含むことが認められる。
更に、本明細書及び特許請求の範囲における用語「(a)」、「(b)」、「(c)」、「(d)」などは、類似の要素の間を区別するために使用され、必ずしも逐次順又は発生順で記載するためには使用されない。そのように使用される用語が、適当な状況下で互換性であること、及び本明細書に記載されている主題の実施形態が、本明細書に記載されている又は例示されている以外の他の順序において実施可能であることが理解される。用語「(A)」、「(B)」及び「(C)」、又はAA)、BB)及びCC)、又は「(a)」、「(b)」、「(c)」、「(d)」、「(i)」、「(ii)」などが方法若しくは使用若しくはアッセイのステップに関する場合、ステップ間に時間又は時間間隔に一貫性はなく、即ち、本明細書で上に又は以下に記載されている適用において別段の指定がない限り、該ステップは同時に実施されてもよく、又はこのようなステップ間に、数秒、数分、数時間、数日、数週、数か月又は更には数年の時間間隔が存在してもよい。
以下の文章では、主題の異なる態様がより詳細に定義される。そのように定義される各態様は、反対に明確に示されていない限り、任意の他の態様と組み合わされてもよい。特に、好ましい又は有利であると示されている任意の特徴は、好ましい又は有利であると示されている任意の他の特徴(複数可)と組み合わされてもよい。
本明細書にわたる「一実施形態」又は「実施形態」又は「好ましい実施形態」への言及は、実施形態との関連で記載されている特定の特徴、構造又は特性が、特許請求される本発明の少なくとも1つの実施形態中に含まれることを意味する。そのため、本明細書の様々な場所における「一実施形態では」又は(文頭の)「好ましい実施形態では」又は(文中の)「好ましい実施形態では」という語句の出現は、必ずしも全てが同じ実施形態を参照するわけではないが、同じ実施形態を参照することもある。更に、1つ以上の実施形態において、特徴、構造又は特性は、本開示から当業者に明らかであるように、任意に好適に組み合わせてもよい。更に、本明細書に記載のいくつかの実施形態が他の実施形態に含まれるいくつかの特徴は含むが他の特徴は含まない一方で、当業者によって理解されるように、異なる実施形態の特徴の組み合わせは主題の範囲内にあり、また異なる実施形態を形成することを意味する。例えば、添付の特許請求の範囲において、任意の特許請求されている実施形態が任意の組み合わせで使用される。
更に、本明細書にわたって定義されている範囲は両端値も含む、即ち1~10の範囲は1及び10の両方がこの範囲内に含まれることを意味する。疑義を避けるために、出願人は適用される法律に従ってあらゆる等価物を得る権利を有するものとする。
一実施形態では、特許請求される本発明は、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを提供する方法であって、少なくとも
A) 2-メチルプロパ-1-エン及びホルムアルデヒドを反応させて、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、ホルムアルデヒド、メタノール、水、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む混合物を得るステップ、
B) ステップA)において得られた混合物を、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む有機相と、水、及び水性相の総重量に対して≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、好ましくは≧2.0~≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む水性相とに分離するステップ、並びに
C) ステップB)において得られた有機相を≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを得るステップ
を含む方法を提供する。
ステップA)において使用されるホルムアルデヒドは、気体状の形態で、ポリマー形態で又は水溶液の形態で使用される。ホルムアルデヒドはそれ自体として使用されてもよいが、溶媒中に溶解されたホルムアルデヒドもまた使用することができる。その中にホルムアルデヒドを溶解する溶媒は特に限定されないものの、溶媒は、容易に入手可能であるという観点から、好ましくは水である。
好ましい実施形態では、水性ホルムアルデヒドが使用される。加えて、体積効率の観点から、ホルムアルデヒドの濃度がより高いことが好ましい。しかしながら、ホルムアルデヒドの濃度が高すぎる場合、沈着の問題が引き起こされ、その取扱いが難しくなる。ホルムアルデヒド溶液の濃度は、好ましくは10~70重量%、より好ましくは30~60重量%、更により好ましくは35重量%~55重量%である。
別の好ましい実施形態では、1.0molのホルムアルデヒドに対して、1.0~60.0mol、より好ましくは2.0~30.0mol、更により好ましくは3.0~30.0mol、最も好ましくは2.0~15.0mol、及び特に3.0~15.0molの2-メチルプロパ-1-エンが、ステップA)において使用される。
別の実施形態では、ステップA)は、溶媒の存在下又は非存在下で実施される。好ましい実施形態では、ステップa)は、一切の溶媒の非存在下で実施される。
別の実施形態では、ステップA)は、アミンの存在下又は非存在下で実施される。好ましい実施形態では、ステップA)は、アミンの存在下で実施される。アミンは、トリメチルアミン、ジメチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、トリイソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、1-プロピルアミン、ブタン-2-アミン、メチルプロパン-2-アミン、エタン-1,2-ジアミン、ウロトロピン、ピリジン及びピペリジンからなる群から選択される。より好ましい実施形態では、アミンはウロトロピンである。
別の好ましい実施形態では、ステップA)における反応温度は、200℃~350℃の範囲、好ましくは220℃~300℃の範囲、より好ましくは240℃~280℃の範囲である。
別の好ましい実施形態では、ステップA)における反応圧力は、200バール~300バールの範囲、好ましくは50バール~280バールの範囲、より好ましくは100バール~280バールの範囲、更により好ましくは150バール~250バールの範囲である。
好ましい実施形態では、ステップA)の反応は、バッチモード、半バッチモード又は連続モードで実施される。ステップA)は、より好ましくは連続モードで実施される。
好ましい実施形態では、2-メチルプロパ-1-エン及びホルムアルデヒド水溶液を所与の比で含有する混合溶液が、所与の温度にて加熱される反応容器中に供給される。反応圧力は制御され、所与の圧力に保持される。前述の混合溶液は、約0.025時間~約5.0時間、好ましくは0.05時間~約2.0時間、より好ましくは約0.05時間~約1.5時間の所与の時間の間、反応容器内に保持されて反応混合物を得る。反応混合物は冷却される。
別の好ましい実施形態では、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、ホルムアルデヒド、メタノール、水、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む混合物が、ステップA)から得られる。ステップA)から得られた混合物は、3-メチル-ブタ-3-エニルホルメート及び3-メチル-ブタ-2-エナールを更に含む。ステップA)から得られた混合物の凝縮物は、2つの相、即ち上部の有機相と下部の水性相からなる。ステップA)から得られた混合物は、ステップB)において、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む有機相と、水、及び水性相の総重量に対して≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、好ましくは≧2.0~≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む水性相とに分離される。
ステップB)において得られた有機相を、蒸留塔中、≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む高沸点留分から、水及びメタノールを含む軽沸点留分を分離する。
別の好ましい実施形態では、ステップB)において得られた有機相は、≧50~≦300ミリバールの範囲の圧力で、≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供されて、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、並びに(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを得る。
別の実施形態では、ステップB)において得られた水性相は、少なくとも水、及び水性相の総重量に対して≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、好ましくは≧2.0~≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む。
更に別の実施形態では、ステップB)からの水性相は、水及びメタノールを含むステップC)の軽沸点留分と合わされる。3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールは、ステップB)からの水性相、並びに水及びメタノールを含むステップC)の軽沸点留分を合わせたものから蒸留によって単離される。
更に別の実施形態では、ステップB)において得られた、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む高沸点留分を、蒸留塔中、≧50~≦150ミリバールの範囲の圧力で、≧120℃~≦165℃の範囲の温度に供して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、並びに(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを得る。
一実施形態では、特許請求される本発明は、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法であって、少なくとも
a) (Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れをイソブテン及び水と接触させて、混合物を得るステップ、
b) ステップa)において得られた混合物を≧200℃~≦450℃の範囲の温度に加熱して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む処理済み混合物を得るステップ、並びに
c) ステップb)において得られた処理済み混合物から3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収するステップ
を含む方法を提供する。
好ましい実施形態では、ステップa)~c)は、バッチモード、半バッチモード及び連続モードで実施される。より好ましい実施形態では、ステップa)~c)は、連続モードで実施される。別の好ましい実施形態では、ステップa)~c)は、同時に実施される。
好ましい実施形態では、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れは、蒸留塔中、≧1~≦10ミリバールの範囲の圧力で、≧115℃~≦170℃の範囲の温度に供されて、流れの総重量に対して≧75.0重量%~≦99.0重量%の範囲、より好ましくは≧80.0重量%~≦95.0重量%の範囲の量で(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを得る。
別の好ましい実施形態では、流れは、流れの総重量に対して、それぞれ(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオールを≧15重量%~≦30重量%の範囲の量で、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオールを≧15重量%~≦30重量%の範囲の量で、及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを≧35重量%~≦55重量%の範囲の量で含む。
更に別の好ましい実施形態では、流れは、重量%の量が流れの総重量に対して、且つ合計して100重量%で、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオールを≧15重量%~≦30重量%の範囲の量で、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオールを≧15重量%~≦30重量%の範囲の量で、及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを≧35重量%~≦55重量%の範囲の量で、3-メチルペンタ-4-エン-1,3-ジオールを≦5重量%の量で、3-メチルブタン-1,3-ジオールを≦3重量%の量で、3(2-ヒドロキシエチル)ペンタ-2-エン-1,5-ジオールを≦2重量%の量で更に含む。
好ましい実施形態では、イソブテンが、ステップa)において、流れの総重量に対して、≧75重量%~≦90重量%の範囲、より好ましくは≧80重量~≦90重量%の範囲の量で添加される。
更に別の好ましい実施形態では、水が、ステップa)において、≧75.0重量%~≦99.0重量%の範囲の量で(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れの総重量に対して、≧5重量%~≦70重量%の範囲、より好ましくは≧7重量%~≦65重量%の範囲の量で添加される。
好ましい実施形態では、ステップa)において得られた混合物は、≧60バール~≦260バールの範囲の圧力で、≧200℃~≦450℃の範囲、より好ましくは≧220℃~≦440℃の範囲の温度に加熱されて、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む処理済み混合物を得る。更に別の好ましい実施形態では、ステップa)において得られた混合物は、≧60バール~≦260バールの範囲の圧力で≧200℃~≦450℃の範囲の温度に加熱されて、≧12.0重量%~≦20.0重量%の範囲の量で(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを更に含む処理済み混合物を得る。
更に別の好ましい実施形態では、ステップa)は、0.25時間~5時間にわたり、より好ましくは0.5時間~4時間にわたり、更により好ましくは1.0時間~3時間にわたり、特に1.0時間~2.5時間にわたり実施される。
別の好ましい実施形態では、ステップc)は、少なくとも
A’) ステップb)において得られた処理済み混合物を、有機相の総重量に対して少なくとも≧60重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールメタノールを含む有機相と、水、及び水性相の総重量に対して、≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、好ましくは≧2.0~≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む水性相とに分離するステップ、並びに
B’) ステップA’)において得られた有機相を≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供するステップ
を含む。
更に別の好ましい実施形態では、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを≧12.0重量%~≦20.0重量%の範囲の量で更に含む処理済み混合物は、ステップA)又はステップB)へと戻って再利用される。
一実施形態では、特許請求される本発明は、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを製造する方法であって、少なくとも
AA) 2-メチルプロパ-1-エン及びホルムアルデヒドを反応させて、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、ホルムアルデヒド、メタノール、水、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む混合物を得るステップ、
BB) ステップAA)において得られた混合物を、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む有機相と、水、及び水性相の総重量に対して、≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、好ましくは≧2.0~≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む水性相とに分離するステップ、
CC) ステップBB)において得られた有機相を≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを得るステップ、並びに
DD) ステップCC)において得られた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを、特許請求される本発明による回収方法によって得られた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと合わせて、合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを得るステップ
を含む方法を提供する。
好ましい実施形態では、ステップc)において回収された3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールは、ステップCC)から得られた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと合わされる。合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールは精製方法に供されて、精製された合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを得る。
別の好ましい実施形態では、精製方法は、ろ過、蒸発、蒸留及びクロマトグラフィーから選択され、より好ましくは精製方法は蒸留である。
更に別の好ましい実施形態では、合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの精製のための蒸留を≧120℃~≦160℃の範囲の温度で実施して、精製された3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを得る。精製された3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールは≧98.0重量%の純度を有する。
以下では、本開示を以下に記載された特定の実施形態に限定することを意図することなく、本開示をさらに説明するための実施形態のリストが提供される。
実施形態1. 少なくとも
a) (Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れをイソブテン及び水と接触させて、混合物を得るステップ、
b) ステップa)において得られた混合物を≧200℃~≦450℃の範囲の温度に加熱して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む処理済み混合物を得るステップ、並びに
c) ステップb)において得られた処理済み混合物から3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収するステップ
を含む3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法。
実施形態2. 連続方法である、実施形態1による方法。
実施形態3. ステップa)~c)が、同時に実施される、実施形態1又は2による方法。
実施形態4. 流れが、流れの総重量に対して、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを≧75.0重量%~≦99.0重量%の範囲の量で含む、実施形態1による方法。
実施形態5. 流れが、それぞれ流れの総重量に対して、
≧15重量%~≦30重量%の範囲の量の(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、
≧15重量%~≦30重量%の範囲の量の(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、及び
≧35重量%~≦55重量%の範囲の量の3-メチレンペンタン-1,5-ジオール
を含む、実施形態1から4のいずれかによる方法。
実施形態6. ステップa)において、イソブテンが、流れの総重量に対して≧75重量%~≦90重量%の範囲の量で添加される、実施形態1による方法。
実施形態7. ステップa)において、水が、実施形態1による流れの総重量に対して≧5重量%~≦70重量%の範囲の量で添加される、実施形態1による方法。
実施形態8. ステップb)が、≧60バール~≦260バールの範囲の圧力で混合物を加熱することを更に含む、実施形態1による方法。
実施形態9. ステップc)が、少なくとも
A’) ステップb)において得られた処理済み混合物を、有機相の総重量に対して少なくとも≧60重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールメタノールを含む有機相と、水、及び水性相の総重量に対して≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、好ましくは≧2.0~≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む水性相とに分離するステップ、並びに
B’) ステップA’)において得られた有機相を≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供するステップ
を含む、実施形態1による方法。
実施形態10. ステップa)の流れが、少なくとも
A) 2-メチルプロパ-1-エン及びホルムアルデヒドを反応させて、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、ホルムアルデヒド、メタノール、水、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む混合物を得るステップ、
B) ステップA)において得られた混合物を、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む有機相と、水、及び水性相の総重量に対して≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む水性相とに分離するステップ、並びに
C) ステップB)において得られた有機相を≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを得るステップ
を含む方法によって得られる、実施形態1から9のいずれか1つによる方法。
実施形態11. ステップA)において、温度が、≧200℃~≦350℃の範囲である、実施形態10による方法。
実施形態12. ステップA)において、圧力が、≧200バール~≦300バールの範囲である、実施形態10による方法。
実施形態13. ステップC)において、圧力が、≧50~≦300ミリバールの範囲である、実施形態10による方法。
実施形態14. 3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを製造する方法であって、実施形態10による方法によって得られた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを、実施形態1~9のいずれかによる方法によって得られた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと合わせて、合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを得るステップを含む方法。
実施形態15. 合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを精製方法に供して、≧98.0重量%の純度の合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを得るステップを更に含む、実施形態14による方法。
実施形態16. 精製方法が、蒸留である、実施形態15による方法。
本発明を説明してきたが、例示のみの目的で本明細書中に提供されるある特定実施例を参照することによって更なる理解を得ることができる。これらの実施例は、特に明記されていない限り、限定を意図したものではない。
実施例のそれぞれにおけるガスクロマトグラフィー分析を以下の条件下で実施した。
装置: Agilent 7890B
使用したカラム: DB Wax 30m、内径0.32mm、フィルム厚さ0.25μm
分析条件: 50℃、5分の等温線-230℃まで加熱速度6℃/分-230℃、30分の等温線
[実施例1a]
2-メチルプロパ-1-エン(2053g)、水性ホルムアルデヒド(200g、50重量%)及びウロトロピン1.4gをオートクレーブ中に載置した。オートクレーブを密封し、撹拌し、270℃に加熱し、このようにして内部圧は100バールに上昇した。オートクレーブを窒素で250バールに加圧した。反応混合物を270℃及び250バールで1時間撹拌した。反応混合物を25℃に冷却し、圧力を解放した。2-メチルプロパ-1-エンの流れを回収し、水を分離し、2-メチルプロパ-1-エンを再利用した。液状反応混合物を検量して分析した。
上部の有機相: 370g
69%= 255g 3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール
0.9%= 3.3g ホルムアルデヒド
20.8%= 77g 水
2%= 7.4g メタノール
1.1%= 4.1g 3-メチル-ブタ-3-エン-1-イルホルメート
1.2%= 4.4g 3-メチル-ブタ-2-エナール
5%= 5.5g C6-ジオールの混合物=(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオール
下部の水性相: 29g
8%= 2.3g 3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール
4%= 1.16g メタノール
2%= 0.56g 副生成物
86%= 24.9g 水
[実施例1b]
連続方法
連続撹拌50mlオートクレーブ中に、イソブテン100g/時間、及び水性ホルムアルデヒド9.2g(49%)+ウロトロピン0.012gの予混合溶液を添加した。オートクレーブを270℃の温度及び240~250バールの圧力で操作した。反応器出口物(reactor outlet)を150℃に冷却し、6バールの圧力及び155~160℃の液だめ温度(sump temperature)で動作する連続蒸留に供給した。イソブテンを塔頂流(distillate head stream)として除去し、水性相を除去するための相分離の後、このイソブテンを合成において再使用した。液だめ流のGCクロマトグラフィーによる分析(重量%)は以下の組成を明らかにした:
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール=66.6%
メタノール=2.2%
3-メチル-ブタ-3-エン-1-イルホルメート=1.04%
3-メチル-ブタ-2-エナール=1.1%
C6-ジオールの混合物=(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、3-メチレンペンタン-1,5-ジオール=4.9%
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの単離及び精製のために、液だめ流を、更なる蒸留ステップへと移した。
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを精製する一般方法
蒸留1: 使用したのは連続蒸留塔であり、反応の実施例1の反応器出口物を、1013ミリバールの圧力で、130~135℃の液だめ温度及び93~96℃の塔頂温度で蒸留した。蒸留流れのための還流比を5:1に調整した。
水、3-メチル-ブタ-3-エン-1-イルホルメート、メタノール及び他の低沸点物質を、塔頂流と共に除去した。
蒸留2: 3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、3-メチル-ブタ-2-エナール、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを有する蒸留1の液だめ流を、蒸留塔中、120ミリバールの圧力で、160~165℃の液だめ温度及び75℃~80℃の塔頂温度で精製して、≧98.0%の純粋な3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、並びに(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを得た。
蒸留3(ショートパス蒸留): (Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを、蒸留ブリッジを有する蒸留装置中に供給した。
蒸留を、5ミリバールの圧力、130~170℃の液だめ温度で操作した。
110℃~140℃の凝縮温度にて、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを、流れの総重量に対して≧75.0重量%~≦90重量%の範囲の量で含む流れを得た。この流れを、更なる精製なしに、実施例2において使用した。
(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れをイソブテンと接触させ、実施例2a及び2bで説明したように処理した。反応を、撹拌機、イソブテン/窒素のためのガスインジェクション管、温度及び圧力制御機を備えた、ガラスインライナーを有する300mlの鋼製オートクレーブ中で行った。反応混合物を、内部標準及び重量%較正を伴うガスクロマトグラフィーによって分析した。
実施例2a/2bの反応器出口物を蒸留1において使用し、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを蒸留2において単離した。
[実施例2]
イソブテン及び水の存在下で3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法
a) オートクレーブ(300ml)に、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールの混合物15.0g(83重量%)、ウロトロピン0.02g、水3.75g並びにイソブテン90.0gを装入した。オートクレーブを密封し、270℃に加熱し、270℃及び196バールの圧力にて2時間撹拌した。オートクレーブを25℃に冷却し、大気圧へと緩めた。液状単相残留物(21.0g)をオートクレーブから単離した。GCクロマトグラフィーによる分析(重量%)は以下の組成を明らかにした:
メタノール-1.1%、
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール-40.5%、
(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、
(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び
3-メチレンペンタン-1,5-ジオールの混合物-14.6%。
ジオール混合物の転換率-75%
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの収率-46.1%
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの選択率-61.2%。
b) オートクレーブ(300ml)に、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールの混合物15.0g(83重量%)、ウロトロピン0.02g、水3.75g並びにイソブテン90.0gを装入した。オートクレーブを密封し、270℃に加熱し、270℃及び190バールの圧力にて2時間撹拌した。オートクレーブを25℃に冷却し、大気圧へと緩めた。液状単相残留物(21.2g)をオートクレーブから単離した。GCクロマトグラフィーによる分析(重量%)は以下の組成を明らかにした:
メタノール-1.1%、
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール-39.4%、
(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、
(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び
3-メチレンペンタン-1,5-ジオールの混合物-13.6%。
ジオール混合物の転換率-77%
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの収率-45.3%
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの選択率-58.9%。
特許請求される本発明の範囲外の実施例
[実施例3]
イソブテンの存在下で3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法
オートクレーブ(300ml)に、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールの混合物15.0g(83重量%)、ウロトロピン0.02g並びにイソブテン90.0gを装入した。オートクレーブを密封し、270℃に加熱し、270℃及び156バールの圧力にて2時間撹拌した。オートクレーブを25℃に冷却し、大気圧へと緩めた。液状単相残留物(18.5g)をオートクレーブから単離した。GCクロマトグラフィーによる分析(重量%)は以下の組成を明らかにした:
メタノール-0.96%、
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール-39.2%、
(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、
(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び
3-メチレンペンタン-1,5-ジオールの混合物-17.3%。
ジオール混合物の転換率-75%
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの収率-39.3%
3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの選択率-52.5%。
これらの実施例は、水の添加が、より高い選択率、より高い収率で3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールの回収へと導くことを明らかに実証している。

Claims (15)

  1. 3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法であって、少なくとも
    a) (Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れをイソブテン及び水と接触させて、混合物を得るステップ、
    b) ステップa)において得られた混合物を≧200℃~≦450℃の範囲の温度に加熱して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む処理済み混合物を得るステップ、並びに
    c) ステップb)において得られた処理済み混合物から3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収するステップ
    を含む方法。
  2. 連続方法である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップa)~c)が、同時に実施される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 流れが、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを、流れの総重量に対して≧75.0重量%~≦99.0重量%の量で含む、請求項1に記載の方法。
  5. 流れが、それぞれ流れの総重量に対して、
    ≧15重量%~≦30重量%の範囲の量の(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、
    ≧15重量%~≦30重量%の範囲の量の(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、及び
    ≧35重量%~≦55重量%の範囲の量の3-メチレンペンタン-1,5-ジオール
    を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ステップa)において、イソブテンが、流れの総重量に対して≧75重量%~≦90重量%の範囲の量で添加される、請求項1に記載の方法。
  7. ステップa)において、水が、請求項1に記載の流れの総重量に対して≧5重量%~≦70重量の範囲の量で添加される、請求項1に記載の方法。
  8. ステップb)が、≧60バール~≦260バールの範囲の圧力で混合物を加熱することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. ステップc)が、少なくとも
    A’) ステップb)において得られた処理済み混合物を、有機相の総重量に対して少なくとも≧60重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールメタノールを含む有機相と、水、及び水性相の総重量に対して≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む水性相とに分離するステップ、並びに
    B’) ステップA’)において得られた有機相を≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供するステップ
    を含む、
    請求項1に記載の方法。
  10. ステップa)の流れが、少なくとも
    A) 2-メチルプロパ-1-エン及びホルムアルデヒドを反応させて、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、ホルムアルデヒド、メタノール、水、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む混合物を得るステップ、
    B) ステップA)において得られた混合物を、少なくとも3-メチル-ブタ-3-エン-1-オール、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む有機相と、水、及び水性相の総重量に対して≦10重量%の3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを含む水性相とに分離するステップ、並びに
    C) ステップB)において得られた有機相を≧120℃~≦160℃の範囲の温度に供して、3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと、(Z)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール、(E)-3-メチルペンタ-2-エン-1,5-ジオール及び3-メチレンペンタン-1,5-ジオールを含む流れを得るステップ
    を含む方法によって得られる、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. ステップA)において、温度が、≧200℃~≦350℃の範囲である、請求項10に記載の方法。
  12. ステップA)において、圧力が、≧200バール~≦300バールの範囲である、請求項10に記載の方法。
  13. ステップC)において、圧力が、≧50~≦300ミリバールの範囲である、請求項10に記載の方法。
  14. 3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを製造する方法であって、請求項10に記載の方法によって得られた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法によって得られた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールと合わせて、合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを得るステップを含む方法。
  15. 合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを精製方法に供して、≧98.0重量%の純度の合わせた3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを得るステップを更に含む、請求項14に記載の方法。
JP2021556252A 2019-03-21 2020-03-18 3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法 Active JP7480169B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP19164238 2019-03-21
EP19164238.8 2019-03-21
PCT/EP2020/057363 WO2020187953A1 (en) 2019-03-21 2020-03-18 Process to recover 3-methyl-but-3-en-1-ol

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022525530A JP2022525530A (ja) 2022-05-17
JP7480169B2 true JP7480169B2 (ja) 2024-05-09

Family

ID=66102852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021556252A Active JP7480169B2 (ja) 2019-03-21 2020-03-18 3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US11618725B2 (ja)
EP (1) EP3941894B1 (ja)
JP (1) JP7480169B2 (ja)
CN (1) CN113646290B (ja)
BR (1) BR112021018420A2 (ja)
ES (1) ES2970359T3 (ja)
MX (1) MX2021011477A (ja)
WO (1) WO2020187953A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114349598B (zh) * 2022-01-18 2023-01-13 万华化学集团股份有限公司 一种制备3-亚甲基-1,5-戊二醇和3-甲基-2-戊烯-1,5-二醇的方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4139556A (en) 1976-04-29 1979-02-13 Chevron Research Company Mono-ol from diol and improved citric acid process
WO2018143104A1 (ja) 2017-01-31 2018-08-09 株式会社クラレ γ,δ-不飽和アルコールの製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1279014B (de) * 1967-02-25 1968-10-03 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Alkenolen
CH509241A (de) * 1967-02-25 1971-06-30 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Verbindungen mit Alk-3-en-1-ol-Struktur
US4079088A (en) * 1974-12-23 1978-03-14 Chevron Research Company Mono-ol from diol and improved citric acid process
DE102006031964A1 (de) * 2006-07-11 2008-01-17 Oxeno Olefinchemie Gmbh Verfahren zur Herstellung von 3-Methylbut-1-en

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4139556A (en) 1976-04-29 1979-02-13 Chevron Research Company Mono-ol from diol and improved citric acid process
WO2018143104A1 (ja) 2017-01-31 2018-08-09 株式会社クラレ γ,δ-不飽和アルコールの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20220169586A1 (en) 2022-06-02
MX2021011477A (es) 2021-10-22
CN113646290A (zh) 2021-11-12
WO2020187953A1 (en) 2020-09-24
EP3941894A1 (en) 2022-01-26
EP3941894C0 (en) 2023-11-08
CN113646290B (zh) 2024-05-07
JP2022525530A (ja) 2022-05-17
US11618725B2 (en) 2023-04-04
BR112021018420A2 (pt) 2021-11-23
EP3941894B1 (en) 2023-11-08
ES2970359T3 (es) 2024-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9834499B2 (en) E-1-chloro-3,3,3-trifluoropropene production process from 1,1,3,3-tetrachloropropene
ES2891855T3 (es) Procedimiento de producción de E-1-cloro-3,3,3-trifluoropropeno a partir de 1,1,3,3-tetracloropropeno
CN111807929B (zh) 一种2-甲基-3-丁炔-2-醇的分离方法
JP2013537536A5 (ja)
JP7480169B2 (ja) 3-メチル-ブタ-3-エン-1-オールを回収する方法
US7465832B2 (en) Method of producing xylylenediamine
CN112739675B (zh) 回收高品质3-甲基-丁-3-烯-1-醇的方法
JP5531101B2 (ja) トリメチロールプロパンの色数を改善する方法
KR20030078038A (ko) 디아민의 제조 방법
DK153543B (da) Fremgangsmaade til fremstilling af 2',6'-dialkyl-n-alkoxymethyl-2-chlor-acetanilider
WO2002076944A1 (fr) Procede de purification de n-(2-hydroxyethyl)-2-pyrrolidone
JP2008184409A (ja) アルキルアミン含有混合物の蒸留法及びアルキルアミン類の製造方法
JPH06234689A (ja) ジメトキシエタナールの工業的製造のための連続方法
US6992227B1 (en) Process for producing 1, 1-bis(4-hydroxyphenyl)-3,3,5-trimethylcyclohexane
JP2015212252A (ja) ペルフルオロアルケニルオキシ基含有ビニル化合物の製造方法
US6881865B2 (en) Method for preparing cyclohexyl phenyl ketone from 1,3-butadiene and acrylic acid
EP0484742B1 (en) 2-Chloropropionaldehyde trimer and production process thereof
JPS61186349A (ja) アミノアルコ−ル類の精製方法
JPH02229182A (ja) テトラヒドロフランの精製
JPH03246247A (ja) アセトアルデヒドジアリルアセタールの製造方法
JPH03123748A (ja) アリルビニールエーテルの製造法
JPS61189235A (ja) 純粋なメタリルベンゼンおよび/またはイソブテニルベンゼンおよびそれらのp‐置換アルキル‐誘導体の製造方法
JPS60193980A (ja) テトラヒドロフランの製法
JP2005272344A (ja) イソボルニルアクリルアミドの製造法
JPH07133246A (ja) 4−ハロジフルオロメトキシネオフィル3−フェノキシベンジルエーテル類の改良された精製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7480169

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150